JPH06977U - 車載用機器 - Google Patents

車載用機器

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JPH06977U
JPH06977U JP4530692U JP4530692U JPH06977U JP H06977 U JPH06977 U JP H06977U JP 4530692 U JP4530692 U JP 4530692U JP 4530692 U JP4530692 U JP 4530692U JP H06977 U JPH06977 U JP H06977U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動アームの揺動動作により機器本体をケー
スから突出させる車載用機器において、車体振動などに
より駆動アームおよび機器本体の支持部などががたつく
のを防止する。 【構成】 機器本体を支持する支持部材が駆動アーム8
の揺動によりケース外方へ突出移動させられた時点で、
この支持部材に搭載された駆動源により機器本体が立ち
上がるように駆動される。このとき前記駆動源により歯
車34と共に押圧部材45が回動し、拘束部材38がこ
の押圧部材45によりA1方向へ移動させられる。そし
て拘束部材38に形成された凹部38gにより、駆動ア
ーム8の先部のピン部材8aに設けられたローラ8cが
拘束される。よって駆動アーム8はその回動支点とピン
部材8aの両端位置にて固定され、車体振動などによる
がたつきを防止できるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車のコンソールパネルなどに装着され、テレビモニタな どの機器本体がコンソールパネル内外に移動する構造を備えた車載用機器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用機器を図12に示す。図12は、従来の車載用機器の概略上面図 である。 図示車載用機器1は、自動車のコンソールパネルの一部に固定される固定用ケ ース2と、この固定用ケース2の両側部に設けられた図示しないガイド部材によ って矢印A1,A2方向に摺動自在に支持された支持部材3と、この支持部材3 に回動自在に取り付けられた機器本体としてのテレビモニタ4と、上記支持部材 3をA1又はA2方向へ移動させる駆動機構部5とを備えたものである。
【0003】 上記駆動機構部5は、モータ6と、このモータ6の駆動力を伝達する複数の歯 車を噛合させてなる減速機構部7と、この減速機構部7の出力側に配置され、図 示上面に駆動アーム8が固定された揺動歯車9とが備えられている。 この駆動アーム8の解放端部にはピン部材8aと、このピン部材8aの解放端 部に取り付けられたストップリング8bが固定されている。一方、上記支持部材 3の裏面側には上記ピン部材8aが挿入されるA1−A2方向と直交する方向に 形成されたガイド溝部3aが形成されている。
【0004】 以上の構造では、モータ6が一方向に回転駆動されると、この駆動力は減速機 構部7を構成する複数の歯車を介して、駆動アーム8が固定された揺動歯車9に 伝達される。駆動アーム8は、この揺動歯車9の回動に伴って揺動し、この開放 端部に取り付けられた支持部材3がA1又はA2方向へ移動させられる。これに より支持部材3に取り付けられているテレビモニタ4は紙面に沿う水平姿勢のま ま固定用ケース2の内外に移動されることになる。なお、図中(イ)は支持部材 3とテレビモニタ4が固定用ケース2内に収納された位置を示し、(ロ)は支持 部材3とテレビモニタ4が固定用ケース2の外部に突出した位置を示す。 このテレビモニタ4は、水平姿勢にて固定用ケース2の外部の(ロ)で示す位 置へ突出した後、上記支持部材3に搭載された図示しない回動機構部により所定 角度立ち上がるように回動され、これによりテレビモニタ4の画面が車室内方へ 向けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した支持部材3を移動させる駆動機構部5には、モータ6の回転を減速さ せるための複数の歯車を使用しているが、この各噛合状態にある歯車相互間には バックラッシュが存在する。このため、たとえば駆動機構部5のモータ6が停止 し動力が伝達されない状態において、上記揺動歯車9は各歯車のバックラッシュ の累積により時計方向又は反時計方向にわずかに回動がたが生じる状態となって いる。
【0006】 この状態で揺動歯車9のがた変動は、この揺動歯車9上に固定されている駆動 アーム8自体にも伝達されることになり、このがた変動は支持部材3が取り付け られている駆動アーム8の解放端部では回転中心からの距離が大きくなるために 増幅される。また駆動アーム8の先端のピン部材8aは支持部材3のガイド溝部 3aに自由状態に連結されているため、駆動機構部5が停止したときに、位置( イ)や(ロ)で示す位置に移動されている支持部材3が、前記駆動アーム8のが た変動に応じてA1又はA2方向でがたつく状態にあることを意味する。
【0007】 よって、上記の構造では車体に加えられる振動若しくはこれに伴う共振現象等 によって、揺動歯車9や駆動アーム8と支持部材3との係合部分から雑音が発生 するとともに、特に(ロ)の位置に突出移動したテレビモニタ4が車体振動など によりがたがたと振動することになり、商品的価値が低下する問題があった。
【0008】 そこで本考案は、機器本体の振動及び雑音の発生を防止できる車載用機器を提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は、車体に固定されるケースと、この ケースの内外方向に移動自在に支持され且つ機器本体を支持する支持部材と、ケ ース内の支点を介して揺動自在に支持され且つその先部が前記支持部材に連結さ れた駆動アームと、この駆動アームを揺動させて前記支持部材をケース内外方向 へ移動させる駆動源と、前記支持部材が所定位置に移動した時点で前記駆動アー ムの先部を拘束する拘束機構部とが設けられていることを特徴とするものである 。
【0010】
【作用】
上記の構成を備えた本考案の作用は、支持部材が駆動アームの揺動により所定 位置に移動された時点で、駆動源により拘束機構部が動作し、駆動アームの先部 が支持部材に対して拘束される。よって駆動アームはその回動支点と前記拘束機 構部とでその両端位置が固定され、歯車のバックラッシュなどが生じても駆動ア ームが動かない状態となり、車体振動などにより機器本体や支持部材が振動する のを防止できるようになる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は、一実施例と しての車載用機器の概略構造を示す分解斜視図、図2は、図1に示す支持部材の 裏面側の構成を中心として示す斜視図、図3は、図2に示す支持部材の裏面側に 取り付けられる本体駆動部の概略構造を示す分解斜視図、図4は、上記本体駆動 部の詳細な構造を示す上面図、図5は、図4に示す本体駆動部の正面図である。 図1に示す車載用機器11は、自動車のコンソールパネルの一部などに固定さ れる固定用ケース12と、この固定用ケース12の両側部の起立内壁面に固定さ れた一対のガイド部材13,13と、このガイド部材13,13によって矢印A 1,A2方向に摺動自在に支持された支持部材24と、この支持部材24上に支 持された機器本体としてのテレビモニタ4と、矢印A1,A2方向に摺動自在に 上記固定用ケース12の底面12a上に配置された移動部材14と、この移動部 材14の先端部にヒンジ14b,14bを介して揺動自在に取り付けられた扉部 材15と、この扉部材15の裏面に固定された連結部材16と、一方の端部がこ の連結部材16に取り付けられた開閉部材17とを有している。
【0012】 上記移動部材14は、上面から見た形状がほぼE字状からなる板状体であり、 底面12aとの当接面には長穴18乃至20が形成され、この各長穴18乃至2 0には底面12a上に立設されたスタッド(図示しない)が遊挿され、これによ り移動部材14はA1又はA2方向へ摺動自在となっている。移動部材14の一 方の側端部14a側には、引張スプリング21の一端部が係止され、スプリング 21の他端部は上記固定用ケース12の起立内壁面に係止されている。このスプ リング21により、この移動部材14は常時A1方向に付勢された状態となって いる。さらに、この移動部材14の図示上面にもスタッド22,22が突設され 、ここに上述した開閉部材17が摺動自在に遊挿されている。
【0013】 この開閉部材17は、上記移動部材14との接触端面に長穴23,23が形成 され、この各長穴23,23に上記移動部材14上のスタッド22、22が遊挿 される。開閉部材17の先端端部には摺動方向と直交する向きにピン状の突出部 17aが設けられ、この突出部17aが上記連結部材16に形成されている溝1 6a内に挿入される。また、開閉部材17の後端部には支持部材24の後端面に 当接する起立片17bが形成されている。さらに、この開閉部材17と上記移動 部材14との間には図1に示す引張スプリング25が張設されており、これによ りこの開閉部材17も常時A1方向に付勢された状態となっている。
【0014】 前記支持部材24は、図2に示すように両起立壁24a,24bの図示先端部 側にテレビモニタ4を回動自在に支持する回動軸26,26が突出して形成され 、この回動軸26,26にはテレビモニタ4を背面側から支持するモニタ支持部 材27が取り付けられている。従って、上記テレビモニタ4は回動軸26を中心 として、支持部材24に対して相対的に回動自在となっている。 上記モニタ支持部材27であって上記回動軸26が取り付けられた折曲片27 aには、平行リンク28,28の一端部が軸支されており、この平行リンク28 ,28の他端部は、一方の起立壁24aの内面に回動自在に取り付けられている 歯車29に軸支されている。歯車29がいずれか一方に駆動されると、平行リン ク28,28を介してモニタ支持部材27およびこれに支持されたテレビモニタ 4が回動する。
【0015】 歯車29は、平歯車部29aとかさば歯車部29bとを組み合わせたもので、 後述する伝達ユニットを介して、この支持部材24の裏面に固定されているモー タ30の駆動力が伝達される。この支持部材24には図3乃至図5に示す構造の 伝達ユニットが取り付けられる。 図示伝達ユニット31のケース33は、底部33hと起立壁33eないし33 gが形成され、これらの起立壁33eないし33gの上端にはそれぞれ鍔部33 a乃至33cが折曲げ形成されている。またケース33の図示左端には鍔部33 dが形成されている。このケース33の底部33h上には歯車群32と、底部3 3h上に配置された拘束部材38とが設けられている。このケース33は、上記 鍔部33a乃至33dを介して支持部材24の下面にねじ止めなどの手段で固定 される。
【0016】 ケース33上に搭載されている歯車群32は、歯車34乃至37が互いに噛合 状態に配置されたもので、このうち出力側の歯車34には、図5に示すようにか さば歯車部34aが形成され、このかさば歯車部34aが、図2に示す前記かさ ば歯車部29bと噛合わされる。また、入力側の歯車37には連結部37aおよ びスリップ機構を介してウォームホイール39が連結されており、このウォーム ホイール39が図2に示したモータ30の駆動軸に設けられたウォームギヤ30 aと噛合わされる。モータ30の駆動力は、ウォームギヤ30a、ウォームホイ ール39、歯車37、歯車36、歯車35、歯車34さらにかさば歯車部34a から歯車29に伝達される。この歯車29の動力により平行リンク28,28を 介して上記テレビモニタ4が回動させられる。
【0017】 本実施例では、上記モータ30、歯車群32、歯車29及び平行リンク28, 28によって、テレビモニタ4を支持部材24に対して相対移動させる機器本体 駆動部50が構成されている。 上記底部33h上には、上記歯車群32が搭載されると共に、図3及び図4に 示す駆動アーム8の解放端部に形成されたピン部材8aが摺動自在に挿入される ガイド溝43が形成されるとともに、図4に示すように円柱状のガイド部材40 ,40が立設されている。上記拘束部材38は、このガイド部材40,40に沿 ってA1又はA2方向に摺動自在に配置されている。
【0018】 この拘束部材38の詳細な構造を図6乃至図8に示す。図6は、拘束部材の上 面図、図7は図6に示す拘束部材の正面図、図8は、図6に示す拘束部材の側面 図である。 図示拘束部材38は、図6に示すように上面から見た形状がほぼロ形状に形成 されたばね性を有する金属板材からなるものであり、図示上側端部の中央部分と 下側端部の中央部分には、上記底部33h上に立設されたガイド部材40,40 が遊挿される長穴38a,38aが形成されている。また、上側端部の開口部に 臨む縁部には、本実施例では三つの半円形状の拘束用の凹部38f乃至38hが 形成されている。
【0019】 この凹部38f乃至38hは、上記駆動アーム8のピン部材8aに回動自在に 取り付けられたローラ8c(図3参照)の外径の曲率にほぼ一致させたもので、 上記ガイド溝43に遊挿されるピン部材8aは、この拘束部材38がA1方向に 移動した状態にて、各拘束用凹部38f乃至38hのいずれかにローラ8cを介 して拘束される。 この拘束部材38の一方の端部(図示左端部)には、上面から見た形状がL字 状の弾性起立片38bが形成され、この解放端部は図6に矢印で示すように固定 端部をほぼ中心として弾性的に変形可能となっている。
【0020】 この弾性起立片38bの固定端部には、引張スプリング41の一端部を係止す る係止部38c(図8参照)が形成され、また引張スプリング41の他端部は、 前記ケース33の起立壁33eに形成された図示しない係止孔に係止される。こ の引張スプリング41によって、拘束部材38は常時A2方向に付勢された状態 となっている。また、弾性起立片38bの解放端部側には補強用の引張スプリン グ42の一端部を係止する係止孔38dが形成され、この係止孔38dと対向す る位置には引張スプリング42の他方の端部を係止する係止部38eが形成され ている。この引張スプリング42により弾性起立片38bの図6の図示下方への 変形時の補助がなされている。
【0021】 上記底部33h上に設けられた歯車34の下部には図9(A),(B)にも示 すような押圧部材45が一体に形成されている。この押圧部材45の先部には前 記歯車34の回動角度によって上記弾性起立片38bの解放端部に当接する当接 部45aが形成されている。本実施例では、押圧部材45、拘束部材38及び引 張スプリング41により、上記本体駆動部50によるテレビモニタ4の駆動によ り駆動アーム8と支持部材24との相対移動を拘束する拘束機構部51が構成さ れている。 なお、上述した支持部材24を固定用ケース12の内外に駆動する駆動機構部 については、上記図12において説明したものと同様であるので、ここではその 説明を省略する。
【0022】 以上の構成を備えた車載用機器の動作について、図10及び図11をも参照し て説明する。 図10は、支持部材24が図12において(イ)近傍に位置したとき、すなわ ちテレビモニタ4が水平姿勢のまま固定用ケース12の内部に収納されていると きの伝達ユニット31の状態を示している。このとき、駆動アーム8のピン部材 8aはガイド溝43の図示右端部近傍に移動している。 またテレビモニタ4は水平状態であり、伝達ユニット31内の歯車34の下部 に固定されている押圧部材45は図10の図示左向きとなっており、押圧部材4 5の当接部45aは弾性起立片38bから離れている。そのため、上記拘束部材 38は引張スプリング41によって矢印A2方向に移動して位置(ハ)に停止し ている。この位置(ハ)に拘束部材38が移動しているときには、拘束部材38 に形成されている拘束用凹部38f乃至38hはガイド溝43の側部から大きく 後退した位置にあり、このガイド溝43内に摺動自在に挿入されているピン部材 8aは非拘束状態となっている。
【0023】 テレビモニタ4を固定用ケース12から突出させるための操作釦を押すなどす ると、図12に示したモータ6の動力により揺動歯車9が反時計方向へ駆動され 、駆動アーム8が反時計方向へ回動する。そして駆動アーム8の先端部のピン部 材8aは、伝達ユニット31のケース33に形成された前記ガイド溝43内を摺 動し、支持部材24が駆動アーム8の動力によりA1方向へ移動させられる。こ の支持部材24の移動によりこれに支持されているテレビモニタ4は水平姿勢の まま固定用ケース12の外方へ突出する。このとき駆動アーム8のピン部材8a はガイド溝43に沿って図示左方向に相対的に移動し、途中から今度は右方向に 移動する。
【0024】 テレビモニタ4が固定用ケース12外の所定位置(ロ)(図12参照)まで移 動し、この移動位置が固定用ケース12に設けられたリミットスイッチにより検 出されると、図12に示すモータ6が停止し、支持部材24のA1方向への前進 動作が停止する。図11は伝達ユニット31が支持部材24と共に前記(ロ)の 位置へ移動した状態を示している。前記リミットスイッチからの信号により支持 部材24が(ロ)の位置へ移動したことが検出されると、続いて支持部材24に 固定されたモータ30が始動する。上記モータ30の駆動によって図4などに示 す歯車34が駆動され、かさば歯車部34aと29bを介して歯車29が回転駆 動される。この歯車29の回転によって上記テレビモニタ4は平行リンク28, 28によって起立する方向に回動される。
【0025】 上記のテレビモニタ4の起立動作の際、前記歯車34の下部に固定されている 押圧部材45が、歯車34と共に図示反時計方向に回転させられ、所定角度だけ 回動した時点から、押圧部材45の当接部45aが拘束部材38の弾性起立片3 8bの解放端部を付勢する状態となる。この付勢力により、拘束部材38は引張 スプリング41のA2方向への付勢力に抗してA1方向に摺動し、この摺動によ ってガイド溝43の側部から大きく後退した位置にあった拘束用凹部38f乃至 38hがガイド溝43に接近する。
【0026】 テレビモニタ4が図1に示すように所定の角度回動して完全に起立した時点で 、押圧部材45の当接部45aは図11に示すように弾性起立片38bを介して 拘束部材38をA1方向へ完全に移動させる。また支持部材24が固定用ケース 12から所定量だけ突出した時点では、駆動アーム8の先端に設けられたピン部 材8aがいずれかの拘束用凹部38f乃至38hに対向する位置に移動している 。よってテレビモニタ4が完全に立ち上がり、前記押圧部材45により拘束部材 38がA1方向へ押し出されると、弾性起立片38bの弾性力を介していずれか の凹部38f乃至38hがピン部材8aに設けられたローラ8cに嵌合し、ピン 部材8aが拘束される。この拘束状態では、ピン部材8aがガイド溝43内で摺 動できず、従って駆動アーム8はピン部材8aと図12に示す基部回動支点9a の両端部において拘束されることになる。よって駆動アーム8と支持部材24は 完全に固定された状態となり、図12に示す歯車のバックラッシュによるがたが 駆動アーム8に伝達されない。よって車体振動などにより駆動アーム8と支持部 材24ががたつくことがなくなる。
【0027】 なお前記拘束部材38には3箇所に凹部38f乃至38hが形成されているが 、これは駆動アーム8が回動したときの停止位置が3段階で、支持部材24なら びにテレビモニタ4の突出位置が3段階に調整できることを想定しているもので ある。この調整により支持部材24の固定用ケース12からの突出位置は3段階 に変えられるが、この3段階の停止位置のいずれにおいても、駆動アーム8のピ ン部材8aがいずれかの拘束用凹部に対向するようになっている。 また、この拘束部材38のいずれかの拘束凹部によってピン部材8aのローラ 8cが拘束されているとき、テレビモニタ4にA2方向に押圧する無理な力が作 用する場合を想定する。この押圧力は、たとえば子供等の誤った操作などにより 生じる。
【0028】 図11に示す位置にて支持部材24ならびに伝達ユニット31にA2方向への 無理な押圧力が作用し、支持部材24がA2方向に移動しようとしたとき、駆動 アーム8のピン部材8aには拘束部材38のいずれかの拘束用凹部内の拘束から 離脱しようとする方向に分力が発生する。この分力によって拘束部材38にはA 2方向へ分力が発生し、これにより拘束部材38はA2方向に移動しようとする 。この移動は上記引張スプリング42によって補強されている弾性起立片38b の弾性変形により許容され、この変形量が拘束用凹部38f乃至38h内からピ ン部材8aが離脱できる程度となったとき、ピン部材8aは拘束用凹部から離脱 する。このように、本実施例では位置(ロ)に移動されているテレビモニタ4が 所定の押圧力でA2方向へ押圧されたときに、ピン部材8aが拘束用凹部38f 乃至38h内から離脱し、この拘束機構部を構成する部品の破損を防止できるよ うになっている。
【0029】 なお、駆動アーム8により支持部材24がA1方向へ駆動されるときには、こ れに追従して図1に示す移動部材14と開閉部材17がそれぞれスプリング21 と25の付勢力によりA1方向へ移動させられ、扉部材15が開放される。逆に 駆動アーム8により支持部材24がA2方向へ駆動されるときには支持部材24 の後端が開閉部材17の起立片17bに係合して、開閉部材17がA2方向へ引 き込まれ、同時にスプリング25を介して移動部材14がA2方向へ引き込まれ る。よってテレビモニタ4が水平姿勢(ロ)に戻されてケース13内に収納され た後に、開閉部材17の引き込み力により扉部材9が回動しケース開口部が閉鎖 される。
【0030】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、支持部材が所定位置へ移動し、たとえば支持部 材に設けられた機器本体駆動部により機器本体が立ち上がるなどの動作をすると きに、駆動アームの先部が拘束され、駆動アーム及び支持部材が完全に固定され た状態になる。よって外部振動などにより駆動アームおよび支持部材ががたつく 等の問題が生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての車載用機器の概略構
造を示す分解斜視図。
【図2】図1に示す支持部材の裏面側の構成を中心とし
て示す斜視図。
【図3】図2に示す支持部材の裏面側に取り付けられる
機器本体駆動部の概略構造を示す分解斜視図。
【図4】上記機器本体駆動部の詳細な構造を示す上面
図。
【図5】図4に示す機器本体駆動部の正面図。
【図6】図4及び図5に示す拘束部材の上面図。
【図7】図6に示す拘束部材の正面図。
【図8】図6に示す拘束部材の左側面図。
【図9】(A),(B)は押圧部材が固定された歯車の
構造を示すそれぞれ上面図,正面図。
【図10】拘束部材の動作を示す説明図。
【図11】拘束部材の動作を示す説明図。
【図12】車載用機器の駆動アームの駆動部を示す上面
図。
【符号の説明】
4 機器本体としてのテレビモニタ 6 駆動アームを揺動するモータ 8 駆動アーム 8a ピン部材 8c ローラ 12 固定用ケース 24 支持部材 30 機器本体を動作させるモータ 31 伝達ユニット 34 歯車 38 拘束部材 38f,38g,38h 拘束用凹部 43 ガイド溝 45 押圧部材 50 機器本体駆動部 51 拘束機構部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されるケースと、このケース
    の内外方向に移動自在に支持され且つ機器本体を支持す
    る支持部材と、ケース内の支点を介して揺動自在に支持
    され且つその先部が前記支持部材に連結された駆動アー
    ムと、この駆動アームを揺動させて前記支持部材をケー
    ス内外方向へ移動させる駆動源と、前記支持部材が所定
    位置に移動した時点で前記駆動アームの先部を拘束する
    拘束機構部とが設けられていることを特徴とする車載用
    機器。
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231577A (ja) * 1988-07-20 1990-02-01 Alpine Electron Inc デイスプレイ装置
JP3119878U (ja) * 2005-11-26 2006-03-16 陽之 大瀬 1枚の紙を3つ折りにして作る簡易スタンド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0231577A (ja) * 1988-07-20 1990-02-01 Alpine Electron Inc デイスプレイ装置
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