JPH0231297A - 音声出力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は緊急事態の発生を監視し、緊急事態の探知時に
その旨の音声メツセージを報知出力する音声出力装置本
体の動作テストを効果的に行なうことのできる音声出力
装置に関する。

（従来の技術） 近時、種々の警報システムが開発され、幅広く用いられ
ている。この種の警報システムは、基本的には火災やガ
ス漏れ等を監視し、これらの緊急事態の探知時にブザー
を鳴動する等して関係者（当事者）に注意を喚起するも
のである。しかしブザー音等だけではその緊急事態の内
容が不明確なことから、最近では緊急事態の探知時にそ
の旨の音声メツセージを報知出力することで上記緊急事
態の意味的内容を通知し、適切な対応を講じ得るように
したシステム（音声出力装置）が開発されている。この
音声メツセージの出力は、例えば録音編集方式により所
定の音声メツセージを生成出力したり、或いは規則合成
方式による音声合成により所定の音声メツセージを生成
出力することによって行なわれる。

ところがこのようなシステムの動作テスト時や訓練時等
にそのまま上記音声メツセージを報知出力すると徒に混
乱を招く虞れがある。そこで従来では、上記動作テスト
時や訓練時には上記緊急事態の意味的内容を示す所定の
音声メツセージに代えて、テストや訓練である旨の音声
メツセージを報知出力することが考えられている。

然し乍ら、このようにして実稼働時（通常の監視状態時
）とテストや訓練時とにおいて報知出力する音声メツセ
ージを切替えるには、装置（システム）構成が徒に複雑
化し、設備コストが嵩むと云う問題がある。しかもこの
ようにしてテスト時にその旨の音声メツセージを報知出
力するようにした場合には、緊急事態の探知時にその本
来の音声メツセージが確実に報知出力されるか否かをテ
ストすることができないと云う問題が生じる。この為、
従来では専らテストや訓練に先立って、放送設備等を用
いてその旨を通知するようにしているのが実情である。

（発明が解決しようとする課題） このように緊急事態の発生を探知し、その旨の音声メツ
セージを報知出力する従来の音声出力装置においては、
徒な混乱を招来することなくそのテストを行なうには装
置構成の複雑化と設備コストの増大を招き、しかもその
本来の音声出力機能を効果的にテストすることができな
いと云う問題があった。

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、緊急事態の発生を探知してその
旨の音声メツセージを報知出力する音声出力機能を、徒
な混乱を招来することなしに効果的にテストすることの
できる実用性の高い音声出力装置を提供することにある
。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明に係る音声出力装置は、緊急事態を発生を監視し
て緊急事態の探知時にその旨の音声メツセージを報知出
力する音声出力装置本体に対し、そのテスト時には上記
音声出力装置本体から報知出力される音声メツセージに
テストである旨の音声メツセージを付加して出力する手
段を設けたことを特徴とするものである。

（作用） 本発明によれば、緊急事態の探知時に音声出力装置本体
から報知出力される緊急事態の発生を示す旨の音声メツ
セージにテストである旨の音声メツセージ、或いは訓練
である旨の音声メツセージが付加されて報知出力される
ので、音声出力装置のテスト時や音声出力装置を用いた
訓練時に徒な混乱が生じる虞れがない。しかも緊急事態
の探知時に報知出力される本来の所定の音声メツセージ
にテストや訓練である旨の音声メツセージを付加して出
力するだけなので、音声出力装置本体が持つ本来の機能
を全く損うことなく、その動作テストを効果的に行なう
ことができ、また訓練も効果的に行なうことが可能とな
る。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する
。第１図は本発明の一実施例に係る音声出力装置の概略
構成図であり、１は緊急事態の発生を監視し、緊急事態
の探知時にその旨の音声メツセージを報知出力する音声
出力装置本体である。この音声出力装置本体１は、基本
的には熱や煙、ガス等を検知して異常事態の発生を探知
するセンサ２と、このセンサ２による緊急事態の探知時
に所定の音声メツセージを生成出力する音声合成器３．
この音声メツセージを入力し、スピーカ４を介して報知
出力する音声増幅器５を備えて構成される。上記音声合
成器３は、例えば種々のメツセージ情報を文字コード列
として持ち、センサ２による緊急事態の探知状況に応じ
て上記文字コード列を選択的に読出して規則合成法によ
り所定の音声メツセージを音声合成して出力する機能を
備えて構成される。具体的には、この音声出力装置本体
ｌはセンサ２により熱と煙が探知されたとき、 「火災が発生しました。」 なる音声メツセージを音声合成器３にて生成し、この音
声メツセージをスピーカ４を介して報知出力する如く構
成される。

このような音声出力装置本体Ｉに対して本装置では、動
作テスト時や訓練時に上記緊急事態発生の旨を示す音声
メツセージにテストや訓練である旨の音声メツセージを
付加する為の音声合成器６、およびこの音声合成器６の
動作を制御する制御部７等を備えて構成される。この制
御部７はモード設定器８からの指示を受けてその動作モ
ードが設定されて動作するものであり、前記センサ２に
よる緊急事態の発生検知出力を監視する機能、音声合成
器７を駆動する機能、センサ２による緊急事態検知出力
に代る擬似検知出力を前記音声出力装置本体ｌの音声合
成器３に与える機能を備えて構成される。このような制
御部６に対して前記モード設定器８は、具体的には、例
えば■通常（監視）モード、■テスト・モードＡ、■テ
スト・モードＢ、■訓練モードＡ、■訓練モードＢなる
５つのモードを選択的に設定するものとなっている。

尚、タイマ９は、上述したテスト・モードや訓練モード
が設定されてから上記通常モードに復帰設定されないと
き、その経過時間を計測して自動的にその動作モードを
通常（監視）モードに復帰設定する如く機能する。

しかして制御部６は上記テスト・モードや訓練モードが
設定されたとき、第２図（ａ）（ｂ）に示すように動作
して前述した機能を用いて音声合成器７を駆動し、前記
音声出力装置本体１の音声合成器３により生成出力され
る音声メツセージに所定の音声メツセージを付加して報
知出力する。

具体的には、制御部Ｂはテスト・モードや訓練モードが
設定されたとき、第２図（ａ）に示すように先ず音声合
成器７を付勢して所定の補助メツセージ（テストや訓練
である旨の音声メツセージ）を生成しくステップａｌ）
　、これを前記音声増幅器５に入力してスピーカ４より
報知出力した後、音声出力装置本体ｌの音声合成器３に
対して擬似センシング信号を出力する（ステップａ２）
。この擬似センシング信号の出力によって音声合成器３
が動作し、そのセンシング結果に応じた所定の音声メツ
セージを音声合成して報知出力する（ステップａ３）。

この結果、音声合成器７にて音声合成された、例えば 「只今、装置のテスト中です。」 「これは訓練です。」 等の音声メツセージが報知出力され、その後、音声出力
装置本体ｌの音声合成器３がら、例えば「火災が発生し
ました。」 等の音声メツセージが音声合成されて報知出力される。

従ってスピーカ４がらは、 「只今、装置のテスト中です。

火災が発生しました。　　　」 「これは訓練です。火災が発生しました。」等の、テス
トや訓練である旨のメツセージが付加された音声メツセ
ージが報知出力されることになる。

また或いは前記制御部６はテスト・モードや訓練モード
が設定されたとき、第２図（ｂ）に示すように動作する
。この場合には、意図的にセンサ２に緊急事態発生時と
同様な条件を与え、センサ２によりその状態を検知させ
ることにより行なわれる。しかしてこの場合には、制御
部６においてセンサ２から異常状態の探知信号が出力さ
れることを検知する（ステップｂｌ）。このセンサ２が
らの出力によって前記音声合成器３が作動し、所定の警
報メツセージを音声出方することがら（ステップｂ２）
、制御部５では音声合成器３の出力を監視し、該音声合
成器３がら所定の音声メツセージが出力されたことを検
出する（ステップｂ３）。そしてこの音声メツセージの
出力終了を検出したとき、前記音声合成器７を起動して
補助メツセージ（テストや訓練である旨の音声メツセー
ジ）を生成出力させる（ステップｂ４）。この結果、セ
ンサ２がらの出力を受けて音声出力装置本体１の音声合
成器３から、例えば 「火災が発生しました。」 等の音声メツセージが音声合成されて報知出力された後
に音声合成器７が付勢され、例えば「只今、装置のテス
ト中です。」 「これは訓練です。」 等の音声メツセージが報知出力される。従ってスピーカ
４からは、 「火災が発生しました。

只今、装置のテスト中です。」 「火災が発生しました。これは訓練です。」等の、テス
トや訓練である旨のメツセージが付加された音声メツセ
ージが報知出力されることになる。

尚、このような第２図（ａ）または第２図（ｂ）に示す
処理制御の選択は、前述したモードＡ、Ｂの選択的な設
定に応じて行なわれ、音声合成器３以降の機能をテスト
するか、センサ２を含めた機能の全てをテストするかに
よって選択設定される。

かくしてこのように構成された本装置によれば、音声メ
ツセージにより緊急事態の発生を報知するシステムにお
いて、テスト時や訓練時には緊急事態の発生を報知する
音声メツセージに加えてテストや訓練である旨を示す補
助的な音声メツセージが報知出力されるので、その内容
を適確に通知することができ、徒な混乱を招くことを効
果的に回避することができる。しかも放送設備等を利用
して一々テストや訓練である旨を通知する必要がないの
で、テストや訓練での処理（操作）負担を大幅に緩和す
ることができる。

またこのように構成された本装置によれば、音声出力装
置本体１が持つ機能をそのまま作用させてテストや訓練
を行なわせるので、その動作テストを確実に行なうこと
ができる。即ち、従来のようにテスト・モード時には本
来報知出力する音声メツセージに代えてテストである旨
の音声メツセージを報知出力するようにした装置では、
緊急事態の探知時に本来の音声メツセージが報知出力さ
れるか否かを確実にテストすることができないと云う不
具合がある。換言すれば、緊急事態の探知時であっても
テストである旨の音声メツセージが報知出力される虞れ
がある。

この点、本装置ではセンサ２の出力にて音声合成器３を
作動さて、或いは擬似センシング信号を用いて音声合成
器３を作動させて所定の音声メツセージを報知出力させ
ながら、この音声メツセージにテストや訓練である旨の
音声メツセージを付加するので、音声出力装置本体Ｉが
持つ機能を変更することなく、その機能をそのままテス
トすることができ、その本来のテスト目的を効果的に達
成することができる等の効果が奏せられる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば音声メツセージのｄ力形態（メツ（ＩＦ　−シ
文）や、その報知出力の形態はシステムに要求される仕
様に応じて定めれば良いものであり、要は本発明はその
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することがで
きる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、音声出力装置本体
が持つ機能をそのまま生かしながら、この音声出力装置
本体から報知出力される音声メツセージにテストや訓練
である旨の補助的な音声メツセージを付加してテストや
訓練を行なうことができるので、徒な混乱を招来するこ
となしにそのテストや訓練を効果的に実行することがで
きる等の実用上多大なる効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る音声出力装置の概略構
成図、第２図は実施例装置の動作手順を示す図である。 ■・・・音声出力装置本体、２・・・センサ、３・・・
音声合成器、４・・・スピーカ、５・・・音声増幅器、
６・・・制御部、７・・・音声合成器、８・・・モード
設定器、９・・・タイマ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　緊急事態を発生を監視し、緊急事態の探知時にその旨
   音声メッセージを報知出力する音声出力装置本体と、こ
   の音声出力装置本体のテスト時には上記音声出力装置本
   体から報知出力される音声メッセージにテストである旨
   の音声メッセージを付加する手段とを具備したことを特
   徴とする音声出力装置。