JPH06266984A - プラント監視用音声警報装置 - Google Patents

プラント監視用音声警報装置

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JPH06266984A
JPH06266984A JP5056793A JP5679393A JPH06266984A JP H06266984 A JPH06266984 A JP H06266984A JP 5056793 A JP5056793 A JP 5056793A JP 5679393 A JP5679393 A JP 5679393A JP H06266984 A JPH06266984 A JP H06266984A
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JP
Japan
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alarm
message
voice
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plant
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Application number
JP5056793A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Tanikoshi
浩一郎 谷越
Masayuki Tani
谷  正之
Kimiya Yamatari
公也 山足
Harumi Uchigasaki
晴美 内ヶ▲崎▼
Masayasu Futagawa
正康 二川
Masato Hotta
正人 堀田
Atsuhiko Nishikawa
敦彦 西川
Atsuhiko Hirota
敦彦 廣田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、プラントの状態変化を検知する警報
検知手段と、前記状態変化の種類を識別する警報種別判
定手段と、少なくとも1つ以上の警報メッセージを保持
する警報メッセージ保持手段と、前記警報メッセージ保
持手段よりメッセージを取り出し属性を変更するメッセ
ージ属性変更手段と、警報を発生する警報発生手段とか
らなる。 【効果】本発明により、少ないデータ量でプラントの状
況に応じた音色や抑揚を付けた音声メッセージを監視員
に提供することができ、プラントの進行状況や状態に応
じた音声メッセージを発声することができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント監視の分野に
おいて音声による警報メッセージを使用するプラント監
視用音声警報装置に関し、特に、メッセージの内容を変
化させるのではなく、音色や発話者などメッセージの属
性をプラントの状況によって変化させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラントの監視システムにお
いてはシステムに異常が生じたり、センサ値の変化が生
じた場合には、ランプなどの点滅やブザーなどの鳴動、
さらに人間の音声などにより、監視員に状況の変化を知
らせてきた。また、自動化されたプラントではシステム
の作業進行状況を音声で伝えたり、人間の判断を仰ぐメ
ッセージを発声して操作を促したりする場合があった。
このように人間の音声を用いた警報は、監視員の注意を
引きやすく、プラント監視の安全性を高める効果が高い
と考えられていた。
【0003】こういった音声を利用した警報のシステム
では、デジタル処理で音声を人工的に発声させたり、あ
るいはテープやICやCD−ROMなどに録音されたも
のを再生することで音声を発生させていた。
【0004】しかしこの場合、メッセージ内容とそれに
対応する具体的な音声データとが1つの組になっている
為、例えば同じメッセージに違う抑揚で発音させようと
した場合には、同じメッセージ内容に対して複数の音声
発声用のデータを持たねばならなかった。
【0005】一方、こういったプラント設備では警報が
まとまって一度に大量に発生するケースがあり、複数の
警報音声が立て続けに発声されるという状況があった。
このとき警報をわかりやすくするために音声の音色や抑
揚などを変化させることが考えられるが、そのためには
前述の通り大量の音声データが必要となるため、実際に
はすべての場合で同じデータが使われていた。
【0006】このため変化に乏しい警報音声を発声させ
ることになり、注意を引くべきはずである警報音声も逆
に監視者が慣れてしまい注意を引くことができない、と
いうデメリットが生じていた。
【0007】さらに同じ警報音声でも、プラントの状況
を定期的に報告するタイプのものも存在する。こういっ
た警報音声では定期的に音声が流れるために、つい聞き
逃しがちになる傾向がある。
【0008】これについても、音声の音色や抑揚をプラ
ントの状況に応じて変化させることにより、監視員の注
意を引くことができるのだが、同様に音声データの量の
問題から同じ警報音声を使用せざるを得なかった。
【0009】また、プラントでは複数の種類の監視員が
役割分担をしながら同時に働いている場合があるが、こ
のときも音声データ量の関係から同じ警報音声を用いて
いた。そのため警報音声がどの種類の監視員に対して発
声されたものかということがわかりずらかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように音声を利用
した警報システムでは、人間に新しみやすいメッセージ
形態であるがゆえに、単調であるとかえって聞き流しや
すく警報としての意味をなさなくなってしまう。また単
調さを防ぐためにメッセージを増やそうとすると、音声
データが膨大になってしまう。
【0011】本発明は、音声データを増やさずにさまざ
まな警報音声を使い分け、監視員にとってわかりやすい
音声警報を提供することを課題とする。
【0012】さらに本発明では、さまざまなプラントの
状況を音声メッセージに反映し、監視員の注意を引くよ
うな警報音声を提供することを課題とする。
【0013】またさらに本発明では、さまざまの種類の
監視員に対して、それぞれに別々の属性の警報音声を提
供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
発明は、プラントの状態変化を検知する警報検知手段
と、前記状態変化の種類を識別する警報種別判定手段
と、少なくとも1つ以上の警報メッセージを保持する警
報メッセージ保持手段と、前記警報メッセージ保持手段
よりメッセージを取り出し属性を変更するメッセージ属
性変更手段と、警報を発生する警報発生手段とからな
る。
【0015】
【作用】本発明では、プラントの状態変化を警報検知手
段により検知し、前記状態変化の種別を警報種別判定手
段で判定し、前記種別に対応するメッセージをメッセー
ジ保持手段から読みだし、メッセージ属性変更手段によ
り前記メッセージの属性を変更し、それを警報発音手段
に送り、前記メッセージの内容と属性に応じて警報音声
を発声させる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明によるプラント監視用音声発
声装置を用いてプラント監視を行う例である。
【0017】101は監視用コンピュータ、102はプ
ラント設備、103はネットワーク、104はセンサ、
105は警報種別判定手段、106は警報属性変更手
段、107は警報メッセージ保持手段、108は警報発
声手段、109はスピーカである。
【0018】プラント監視装置は図1のようなさまざま
な設備102から構成されている。さらにこれら設備に
は、内部にある液体や製造物などの状態を調べるセンサ
類104が取付けてある。さらに機器そのものの状態を
調べる温度センサや振動センサなども付けられている。
【0019】これらのセンサから得られた情報は、現場
が離れている場合は図1のようにネットワーク103を
通じて監視用のコンピュータ101に集められる。
【0020】さらにプラント設備には、プラントを運転
するためにモータやポンプなどの設備が取付けられてい
る。これらの設備は制御を行うコンピュータより制御信
号が送られている。
【0021】制御を行うコンピュータと監視を行うコン
ピュータは、同じ場合もあるし別々のものの場合もあ
る。別々の場合でもネットワークでお互いが結ばれてい
る。
【0022】監視用のコンピュータには監視員がプラン
トの状況を把握できるように情報を提示するディスプレ
イ装置が付られている場合もある。監視用のコンピュー
タはこのディスプレイにグラフィックスを用いてさまざ
まな情報を表示している。
【0023】監視用のコンピュータにはさまざまな警報
に対応する音声メッセージが警報メッセージ保持手段1
07の中に蓄えられている。
【0024】プラントに異常が起こった場合について図
2に示すフローチャートに従い説明する。
【0025】まず、センサによりその異常値が監視用の
コンピュータに伝えられる。監視用のコンピュータでは
その値がどのような異常であるか警報種別判定手段10
5にて判定を行う。
【0026】異常の種類が判定された後は、対応する警
報のメッセージを警報メッセージ保持手段から読み上げ
る。
【0027】この時に警報属性変更手段106が図3に
示すようなテーブルに従い、警報音声の属性を決定す
る。このテーブルは各センサがどの設備に関するものか
というグループ分けを示している。まず発生したセンサ
のグループをこれで調べ、まだ警報音声の属性が登録さ
れていなければ、テーブルに現われていない適当な音声
属性を登録し、それを使用する。もし、すでにそのグル
ープに音声属性が登録されていたならば、その属性を使
用する。
【0028】音声属性とは例えば、男性や女性といった
そのメッセージをしゃべる話者の指定や、しゃべる大き
さ,スピード,抑揚,音程といったものである。これを
変化させることによって1つのメッセージ内容でも複数
の種類の音声を得られる。
【0029】メッセージとその属性とは警報発声手段1
08に送られ、音声合成される。警報発生手段では、各
種の音色に対応する音声データが単音毎あるいは単語毎
に蓄えられている。属性で指定された音色のデータを用
いて、メッセージの内容から音声データを組み立ててい
く。最終的に組み上がった音声データを、スピードや大
きさや抑揚に応じて変形する。例えば音の大きさを大き
くするには音声データの振幅を大きくする。こうして変
形を終えた後、スピーカ109を通じて監視員に伝えら
れる。
【0030】このような仕組みによれば、もしテーブル
にすでに登録されていると同じ設備に関する警報が生じ
た場合には、テーブルを調べる時点で登録済みであるの
がわかるので、以前のものと同じ音声属性が使用され
る。これにより、監視員は同じ設備に関する警報は同じ
音声属性の音声を聞くことができるため、多くの警報が
立て続けに起こったとしても混乱することなく、きちん
と設備毎に区別して情報を得ることができる。
【0031】次は、ある警報以前に起こった情報を利用
して音声属性を変化させる例である。
【0032】ある時点までの警報は例えば図4に示すよ
うなテーブル形式で保存することにする。つまり各設備
でどのような警報が何回起こり、時間間隔はどれくらい
で起こっているかといった情報が蓄えられている。
【0033】警報が発生してメッセージの属性を変更す
る段階でこのテーブルの内容に基づき、メッセージの属
性を変化させる。例えばメッセージの内容が、“設備A
のセンサ値が異常です”で、音色属性が“女性A”の普
通の声で、アクセントが標準で、大きさが普通で、スピ
ードが普通、といったものである場合を考える。
【0034】メッセージにはどの設備に関するものかと
いう情報が付けられている。この場合“設備A”に関す
るメッセージということがわかると、今度は設備Aのそ
の時点までの重要度を計算する。具体的には図#に示す
テーブルの内容を用いて点数を付けている。例えば警報
回数がある一定回数以上である場合は+1点、警報間隔
が短い場合にはさらに+1点、という具合である。
【0035】この点数をもとに音色属性を決定する。音
色属性は点数が低いものでは普通の音声、高くなるに従
い徐々に音質が堅い目立つ音色のものになる。また、ア
クセントも“設備A”の部分に強く掛かるようになり、
音量も大きくなり、スピードは遅くなる。
【0036】この音色属性とメッセージ本体が音声合成
装置に送られ、警報音声が発声される。
【0037】このようにして、同じ内容のメッセージで
もプラントの以前の状況に応じて音色やアクセントなど
が異なるため、監視員は注意を促され危険を避けること
ができる。
【0038】この音色属性の変化のさせかたによる反応
は人さまざまで、監視員の性格によっては堅い女性の音
色よりは、低く太い男性の音色の方がかえって注意を引
く場合がある。このような場合に対処するには監視員別
にあらかじめ注意を引く音色のデータベースを作ってお
き、これに近づくように音色属性を変化させるという対
応が考えられる。
【0039】さらに、この実施例では以前の状態をテー
ブルに蓄えてそれをもとに音声属性を決定していたが、
メッセージの種類によっては自動的に属性を判定するこ
ともできる。例えば警報種別判定手段においてシミュレ
ータを用いて、与えられたセンサの値が饗される範囲か
ら急速にはずれている、というような状況が判断できた
のなら、警報属性変更手段に対してあらかじめ“緊急”
の属性を付けるように指示する。
【0040】指示を受けた警報属性変更手段は与えられ
た警報から警報メッセージを取りだし、緊急時の音声属
性、例えば“大きな女性の声”といったものを付けて警
報発声手段に送る。警報発声手段は与えられたメッセー
ジと属性を用いた警報音声を発声する。
【0041】このように自動的に警報の種類を判定しそ
れにあった音声属性を付加することによって、監視員は
的確にプラントの状況を理解することができる。
【0042】次の図5は、本発明を用いたプラント監視
用音声発声装置を用いてプラントの自動運転を行う例で
ある。
【0043】501は自動運転用コンピュータ、502
は電磁バルブである。
【0044】プラントの自動運転は、自動運転用コンピ
ュータ501中にあらかじめ仕込まれたプログラムの動
きに従って進行する。自動運転用コンピュータは図5に
示すようにネットワークを介して電磁バルブ502など
プラント設備102に付けられている制御可能な機器に
対して指令が送られるようになっている。この自動運転
用コンピュータは独立に存在する場合が多いが、監視用
コンピュータ101と共用される場合もある。
【0045】例えば、プラントを起動するためには各種
複数の設備を決められた順序で、決められた状態まで運
転していかねばならない。さらにプラントの安全を期す
ためには完全に自動的に進むのではなく、途中で監視員
の指示を仰いだり、確認を促したりすることが必要にな
る。
【0046】また、このように自動的に設備が起動され
ていく場合には、その設備に付けられた主たるセンサの
値を定期的に監視員に知らせて、手順が順調に進んでい
ることを知らせる必要もある。
【0047】このような手順の操作の指示/確認/セン
サ値の告知などが自動運転の際に必要になり、これに対
して音声を用いて行うことが考えられる。しかし、単純
にこれらの音声を立て続けに発声しては監視員がどのカ
テゴリに属する音声なのかがわからなくなる。そこでカ
テゴリごとに音声の属性を変えることにする。例えば指
示は男性の声で少し高めの音程にし、確認は別の男性の
声でずゆっくりのスピードでとし、センサ値の告知は女
性の声でといった具合である。
【0048】具体的に、図6に示す様な手順を行う際の
動作について説明する。
【0049】まず電磁バルブを開く。自動運転用コンピ
ュータはネットワークを通じて電磁バルブに指令を送
り、電磁バルブを開かれる。
【0050】次にバルブが開いたことを告知する。これ
は自動運転用コンピュータから監視用コンピュータに対
して、メッセージの内容“電磁バルブを開きました”
と、これが“確認”であることを示すフラグが送信され
る。これを受け取った監視用コンピュータは“確認”に
対する音声属性“男性の声でゆっくり”を採用し、その
属性と警報メッセージ保持手段より取り出された音声メ
ッセージを警報発声手段108に送る。警報発声手段は
与えられた音声メッセージと属性を元に音声を合成しス
ピーカを鳴らす。
【0051】次の手順で、監視員に次のステップに進ん
でよいのか判断するように指示を出す。今度は指示であ
ることを示すフラグとともにメッセージが監視用コンピ
ュータに送られる。
【0052】監視用コンピュータは、“指示"に相当す
る属性である“男性の声で少し高め"を採用し、警報発
声手段に音声メッセージと属性を送り、警報発声手段は
指示のとおり発声する。
【0053】指示を受けた監視員は、キーボード操作な
どにより次のステップに進むかどうかの判断を監視用コ
ンピュータに入力する。
【0054】入力を受けた監視用コンピュータは、判断
の結果を自動運転用コンピュータに送る。このような自
動運転の手順の最中に並列的に監視用コンピュータはセ
ンサを定期的にモニターしており、センサから読み取っ
た値に相当するメッセージ、例えば“現在の設備Aの温
度XXです。”といったものを告知の属性である“女性
の声”と一緒に警報発声装置に送っている。警報発声装
置はその指示に従い定期的にセンサ値の告知を女性の声
で行う。
【0055】このように、指示/確認/告知といった別
々の機能を持つ音声に対して別々の音声の属性を割り当
てることによって、自動運転のように警報音声が頻繁に
生じるような場合でも、監視員はプラントの状況や自動
運転の状況を的確に区別して判断することができる。
【0056】さらに以上の例では自動運転用コンピュー
タから監視用コンピュータにメッセージを送る際に確認
/指示といった種別のフラングを付けて送信していた
が、メッセージが決まればその種別も決定するような場
合には、この必要はない。
【0057】その場合には音声メッセージを蓄えている
警報メッセージ保持手段107の中に音声メッセージの
属性をどのように変更するか、という手順を一緒に保持
することで解決する。自動運転用コンピュータからメッ
セージのみ送られた監視用コンピュータは、相当する音
声メッセージを検索すると共にそれに伴う属性の変更の
手順も検索する。
【0058】取り出された属性変更の手順に従い、音声
メッセージの属性を変更し、それを警報発声手段に送
る。警報発声手段は与えられたデータで音声を発声す
る。
【0059】このようにすれば、属性が固定された音声
メッセージの場合には自動運転コンピュータの方でメッ
セージの種類を管理する手間を省くことができる。
【0060】次の図7は複数の監視員に対して音声の属
性を使い分ける例である。
【0061】701は監視員別属性保持手段で、702
は監視員である。
【0062】監視員702はお互いに担当の分野が決め
られている。例えば右側の監視員をA、左側をBとする
と、Aは燃焼関係の設備担当でBは循環水関係の設備担
当という具合である。この時、各々の監視員に対して別
々の音声属性を監視員別属性保持手段701に用意す
る。
【0063】図8は監視員別属性保持手段に登録されて
いる属性の例である。監視員Aには“男性の声”、Bに
は“女性の声”というようになっている。さらに監視員
Aが燃焼関係の設備担当で、Bが循環水関係の設備担当
であるが、という担当設備情報が登録されている。
【0064】設備に付けられたセンサ情報がネットワー
クを介して監視用コンピュータに送られると、警報種別
判定手段は監視員別属性保持手段を中の担当設備情報を
調べ、もしその警報が監視員Aの担当の設備で起こって
いたならば、監視員A用の音声属性“男性の声”を取り
だし警報属性変更手段に送る。
【0065】警報属性変更手段は送られてきた警報より
警報メッセージを警報メッセージ保持手段より取りだ
し、属性と共に警報発声手段に送る。警報発声手段は送
られてきた警報メッセージと属性により音声合成し、そ
れをピーカにより発声する。
【0066】逆に監視員Bが担当している循環水関係の
設備での警報が来た場合には、音声属性“女性の声”が
採用され、警報は女性の声で行われる。
【0067】もし、担当がどちらでもない、あるいはど
ちらの担当でもあるような設備に関する警報であったの
なら、音声属性とした別の第3者の音声にする。
【0068】このように監視員が複数いる場合でも、警
報のメッセージが混乱することなく、担当の設備の情報
を伝えることができる。
【0069】さらに、この例では監視員を設備毎に分担
させていたが、責任の分担により分担する場合もある。
例えば、監視員Aは実際の実務担当者で監視員Bは当直
責任者である場合には、監視員Bは実際の機器の操作は
行わない。そこで、普段の警報音声は監視員A,Bとも
共通とし操作を伴う警報音声のときには別の音声属性を
割り当てることにする。
【0070】これは、監視員別属性保持手段に警報の種
別毎に音声属性を登録することで同様に実現できる。こ
れにより監視員が実際の操作のタイミングをまちがえた
りすることが無くなる。
【0071】次の図9の本発明をプラント監視ではなく
ビル監視に用いた例である。
【0072】901は監視用センサで、902はネット
ワークで、903は監視用コンピュータで、904は警
報発声手段で、905はスピーカで、906は監視者で
ある。
【0073】ビルの監視においてもプラント監視と同様
にさまざまなセンサ情報901が監視室に集められてい
る。センサ情報として考えられるのは例えばエレベータ
の振動センサや火炎探知器の情報,侵入者センサや、使
用電力量のセンサなどである。
【0074】これらの設備のセンサ情報はネットワーク
902を介して中央の監視室に集められる。ここで、監
視用コンピュータ903に伝えられ、あるものはディス
スプレイに表示され、あるものは音声でその値が報告さ
れる。
【0075】音声メッセージは普段は“女性の声”で行
われているとする。
【0076】例えば火炎が生じセンサ値が以上を示した
場合、監視用コンピュータはこの情報に対し緊急のメッ
セージを流す必要があると判断する。そこで、緊急用の
音声属性である“大きな男性の声”で音声メッセージを
流すように警報発声手段904に指示する。
【0077】警報発声手段は指示通りに“大きな男性の
声”でスピーカ905にメッセージを流し、監視員90
6はすぐに異常事態に気づくことができる。
【0078】このように本発明はプラント監視のみなら
ず、設備情報を常に監視しているような監視業務に応用
し、音声警報を設備情報に応じて変化させることにより
監視員の注意を引き、あるいは監視員の種別毎に分けて
警報を伝えることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明により、少ないデータ量でプラン
トの状況に応じた音色や抑揚を付けた音声メッセージを
監視員に提供することができ、プラントの進行状況や状
態に応じた音声メッセージを発声することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラント監視用音声発声装置を用
いてプラナト監視を行う例を示す図である。
【図2】本発明を利用しプラント監視を行う際の、動作
を示したフローチャートである。
【図3】プラントの設備毎の音声属性の表を示す図であ
る。
【図4】プラントの設備毎の警報の履歴の表を示す図で
ある。
【図5】本発明でプラントの自動運転を行う例を示す図
である。
【図6】自動運転用手順の一部の例を示す図である。
【図7】複数の監視員に対して音声属性を使い分ける例
を示す図である。
【図8】監視員別属性保持手段に保持されている属性の
表を示す図である。
【図9】本発明をビル監視業務に応用した例を示す図で
ある。
【符号の説明】
101…監視用コンピュータ、102…プラント設備、
103…ネットワーク、104…センサ、105…警報
種別判定手段、106…警報属性変更手段、107…警
報メッセージ保持手段、108…警報発声手段、109
…スピーカ、501…自動運転用コンピュータ、502
…電磁バルブ、701…監視員別属性保持手段、702
…監視員、901…監視用センサ、902…ネットワー
ク、903…監視用コンピュータ、904…警報発声手
段、905…スピーカ、906…監視者。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内ヶ▲崎▼ 晴美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 二川 正康 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 堀田 正人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 西川 敦彦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 廣田 敦彦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一内容のメッセージに複数の発音パター
    ンを用意し、プラントの状態に応じて使い分けることを
    特徴とするプラント監視用音声警報装置。
  2. 【請求項2】プラントの状態に応じてメッセージの発話
    者の種類,抑揚,スピード,音程,大きさを変化させる
    ことを特徴とするプラント監視用音声警報装置。
  3. 【請求項3】プラントの状況変化を検知する警報検知手
    段と、前記状態変化の種類を識別する警報種別判定手段
    と、少なくとも1つ以上の警報メッセージを保持する警
    報メッセージ内容保持手段と、前記警報種別判定手段に
    よって判定された警報種別に基づき前記警報メッセージ
    保持手段よりメッセージを取りだし属性を変更するメッ
    セージ属性変更手段と、前記メッセージ属性変更手段に
    よって属性の変えられた警報メッセージに従い警報を発
    生する警報発生手段とからなることを特徴とするプラン
    ト監視用音声警報装置。
  4. 【請求項4】請求項3のプラント監視用音声警報装置に
    おいて、前記警報メッセージ保持手段内に警報メッセー
    ジごとに前記メッセージ属性変更手段を変化させる拡張
    変更手段を保持することを特徴とするプラント監視用音
    声警報装置。
  5. 【請求項5】請求項3のプラント監視用音声警報装置に
    おいて、前記メッセージ属性変更手段がプラントの状況
    に応じて警報メッセージの発話者の種類,抑揚,スピー
    ド,音程,大きさのうちの少なくとも1つ以上の属性を
    変更することを特徴とするプラント監視用音声警報装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5のプラント監視用音声警報装置に
    おいて、前記メッセージ属性変更手段はオプラント設備
    の状態を調べメッセージ中に異常状態の設備がある場合
    には、対応するメッセージの部分の属性を変化させるこ
    とを特徴とするプラント監視用音声警報装置。
  7. 【請求項7】請求項5のプラント監視用音声警報装置に
    おいて、同時に2種類以上の警報が発生した場合に、各
    々の警報メッセージの種類毎に属性を変化させることを
    特徴とするプラント監視用音声警報装置。
  8. 【請求項8】請求項5のプラント監視用音声警報装置に
    おいて、メッセージの対象とする少なくとも2種類以上
    の監視員毎に属性を変化させることを特徴とするプラン
    ト監視用音声警報装置。
  9. 【請求項9】請求項3のプラント監視用音声警報装置に
    おいて、警報メッセージを確認/指示/告知に分類し各
    々に応じ音声属性を変更することを特徴とするプラント
    監視用音声警報装置。
  10. 【請求項10】設備の状態を感知して、それに応じて音
    声メッセージの音声属性を変化させることを特徴とする
    設備監視用音声警報装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006018614A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Oki Electric Ind Co Ltd 入場者案内システムおよび係員端末機
JP2009205526A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Toshiba Corp 監視装置

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