JPH02308760A - 可食性フイルム及びその製造方法 - Google Patents

可食性フイルム及びその製造方法

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JPH02308760A
JPH02308760A JP1129386A JP12938689A JPH02308760A JP H02308760 A JPH02308760 A JP H02308760A JP 1129386 A JP1129386 A JP 1129386A JP 12938689 A JP12938689 A JP 12938689A JP H02308760 A JPH02308760 A JP H02308760A
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JP
Japan
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film
polyhydric alcohol
polysaccharide
water
weight ratio
Prior art date
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JP1129386A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Ninomiya
弘文 二宮
Shoji Suzuki
鈴木 晶二
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はヒートシール可能な可食性フィルム及びその製
造方法に関する。
(従来の技術) 一般に即席ラーメン、カップ麺の粉末スープ、調味オイ
ル、乾燥野菜等は品質維持、形態維持のために各種の包
装材料、例えばアルミニウムーポリエチレンラミネート
、セロファン−ポリエチレンラミネートや各種プラスチ
ックフィルムに封入されている。
又、カップ麺の場合は乾燥野菜等の具が無包装で入って
いる場合もある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、粉末スープ、調味オイル、乾燥野菜等が包装さ
れた状態で入っている場合は、調理の際−々包装を破っ
て内容物を取り出す必要があり煩雑であるば、かりでな
く、内容物が粉末や液状物の場合は包装を破る際にこぼ
し易いという問題があった。
又、無包装で入っている場合は香りが抜は易い、品質維
持が困難になるという問題があるばかりでなく、形態維
持に支障があり、又、輸送、取扱等で揺られた時に具等
が下の方にマイグレートして、カップ麺の蓋を開けた時
に具の存在が確認できなくなる等の問題があった。
このような問題を解決する方法として、可食性で、かつ
、熱水で溶解する材料で上記内容物を包装すれば輸送時
、保存時には内容物が包装されているので品質や形態の
維持ができ、調理時にはそのままお湯をかければ包装が
溶けるので包装を一々破る必要がないので、このような
材料で包装したいという要請がある。
このような材料としては包装時、取り扱い時包装が破れ
て中身がこぼれないようにフィルム強度を充分に有して
いる必要があり、かつ、包装の作業性の点からヒートシ
ール可能であることが要望されているが、従来知られて
いる可食性フィルムではこのような性能を有しているも
のはないのが現状である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはこのような状況に鑑み、包装材料としての
性能を備え、ヒートシール可能で熱水溶解性のある可食
性フィルムにつき鋭意検討した結果、本発明に到達した
即ち、本発明の要旨はカラギーナンを主成分とする多糖
類と多価アルコールと水とを主成分とし、水分率が25
%以下、好ましくは20重量%以下であり、多糖類/多
価アルコールの重量比率が1/l乃至5/1であるヒー
トシール可能な可食性フィルムニアリ、かつ、水/多価
アルコールの重量比率が99.810.2乃至80/2
0である多価アルコール水溶液にカラギーナンを主成分
とする多糖類を溶解した溶液からフィルムを賦形した後
乾燥することにより水分率を25%以下とする該フィル
ムの製造方法にある。
本発明の可食性フィルムにおいて水分率が25重量%を
越えるとフィルムの耐ブロッキング性が低下するので好
ましくない。又、フィルム中の多糖類と多価アルコール
との重量比率が1/1より小さくなると耐ブロッキング
性が低下するばかりでな(フィルム強度も著しく低下し
、又、フィルム巻取り時しわになり易くなる。又、該重
量比率が5/1より太き(なるとフィルムがもろくなり
、かつ、フィルム製造時の支持体からのフィルム剥離性
が悪くなる。
本発明で用いる多糖類はカラギーナンを50重量%以上
含有しているものであり、カラギーナン100%であっ
てもよ(、カラギーナンと他の多糖類との混合物であっ
てもよい。カラギーナンと混合できる多糖類の例として
はアルギン酸及びその塩、ファーセレラン、寒天、ペク
チン、タマリンドガム、キサンタンガム、グアガム、タ
ラガム、ローカストビーンガム、アラビアガラククン、
アラビアガム、プルラン、キトサン、スターチ、デキス
トリン、可食水溶性セルロース誘導体及びこれらの2種
以上の混合物を挙げることができる。
多価アルコールとしては−−ヶ ブロビレングリコール、グリセリン及びソルビトール、
マンニトール、マルチトール、キシリトール、還元澱粉
糖化物等の糖アルコール、グルコース、フラクトース、
ガラクトース、キシロース等の単糖類、サッカロース、
マルトース、ラクトース等の三糖類、澱粉の分解物等の
オリゴ糖を例示できる。
本発明の可食性フィルムには多糖類より少ない量であれ
ば水溶性蛋白質、食用色素等を含有していてもよい。
本発明のフィルムの厚みは特に限定されるものではない
が、包装を目的とする場合は10〜100μmであるこ
とが好ましい。
以上のような構成にすることにより、強度物性に優れ、
熱水に溶解し、かつ、ヒートシール性を有し、対ブロッ
キング性に優れる可食性フィルムとなる。
本発明のフィルムは、水/多価アルコールの重量比率が
99.810.2乃至80/20である多価アルコール
水溶液にカラギーナンを主成分とする多糖類を溶解し、
この溶液からフィルムを成形し、次いでこれを乾燥して
水分率を25%以下にすることにより製造される。多価
アルコール水溶液に溶解する多糖類の濃度は20重量以
下とすることが好ましく、10重量%以下であることが
より好ましい。多糖類濃度が20重量%を越えると多糖
類の完全溶解が困難となる。
フィルムの乾燥にあたって多価アルコールは実質的に蒸
発しないでフィルム中に実質的にほぼ全量残るので、こ
の水溶液に溶解する多糖類の濃度と目的とする多糖類/
多価アルコールの比率を勘案して多価アルコール水溶液
中の多価アルコールの濃度を決定すればよい。他糖類の
多価アルコール水溶液中への溶解にあたっては70℃以
上に加熱して溶解を促進することが好ましい、こうして
得られる溶液な脱泡後ドラム、スチールベルト、ポリテ
トラフルオロエチレン含浸ガラス織物、各種プラスチッ
クフィルム・シート等の支持体上に所定の厚みになるよ
うに流延し、支持体側からの電熱、熱風あるいは赤外線
輻射等により可食性フィルム中の水分率が25重量%以
下、好ましくは20重量%以下となるように乾燥する。
こうして得られたフィルムは連続してロール状に巻取っ
てもブロッキングを起こすことが11とんとない。
(実施例) 以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。
なお、各評価は紙管に巻取ったフィルムからサンプルを
切り出し、室温で測定した。
引張強度及び引張伸度:JIS  Z17Q7に準拠し
た。
ヒートシール強度:富士インパルス ポリシーラー21
0E型、目盛り7でヒー トシール実施し、JIS Z 023gに準拠して測定した。
突刺強度:JAS(レトルトパウチに関する規格)に準
拠した。
ブロッキング性二紙管に巻取ったフィルムを手で巻き出
した時 抵抗なく巻き出しできた 場合を   優 少し抵抗があるが問題な く巻き出しできた場合を  良 抵抗が強(、フィルムに 破れ等が発生した場合を 不良 とした。
熱水溶解性:砂糖2gを封入した3cmX3cmの小袋
をヒートシールにより作成し、 80℃の熱水200g中にこれを投 入、硝子棒を用いて緩やかに撹拌し、 3分以内に完全溶解したものを 良 3分では未溶解物が残存する場合を 不良 とした。
実施例1 カッパーカリウムカラギーナン7部をグリセリン3部と
水100部の混合液中に分散させ、85℃に昇温して6
0分間攪拌してカラギーナンを溶解させた。こうして得
られた溶液を温度85℃に保ったまま減圧脱泡した後内
部に95℃の熱水を循環することにより加熱したドラム
の上に連続的に流延し、ドラム上への滞在時間4分で紙
管に巻取って水分16%、厚さ49μmのフィルムを得
た。多糖類と多価アルコールの重量比率は7:3であっ
た。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第1表に示す。
実施例2 多価アルコール水溶液としてソルビトール6部と水10
0部とからなる混合液を用いた以外は実施例1と同様に
して水分14%、厚さ47μmのフィルムを得た。多糖
類と多価アルコールの重量比率は7:6であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第1表に示す。
実施例3 多糖類としてカッパカリウムカラギーナン5部とタマリ
ン・ドガム2部との混合物、多価アルコール水溶液とし
てグリセリン4部と水100部とからなる混合液を用い
た以外は実施例1と同様にして水分15%、厚さ50 
lt mのフィルムを得た。
多糖類と多価アルコールの重量比率は7:4であった。
ドラムからのフィルムの剥離性、紙管への巻取り性とも
に良好であった。
フィルム物性を第1表に示す。
比較例1 加熱ドラムへのフィルムの滞在時間を3分間とした以外
は実施例1と同様にして水分28%、厚さ55μmのフ
ィルムを得た。加熱ドラムからのフィルムの剥離性は良
好であったが、フィルムのブロッキング性が著しく、巻
取り時に多量のしわが発生した。フィルム物性を第1表
に示す。
比較例2 多価アルコール水溶液としてグリセリン8部と水100
部とからなる混合液を用いた以外は実施例1と同様にし
て水分18%、厚さ51μmのフィルムを得た。多糖類
と多価アルコールの重量比率は7:8であった。
加熱ドラムからの剥離性は良好であったがフィルムのブ
ロッキング性が著しく、巻取り時に多量のしわが発生し
た。フィルム物性を第1表に示す。
比較例3 多価アルコール水溶液としてグリセリン1部と水100
部とからなる混合液を用いた以外は実施例1と同様にし
て水分14%、厚さ47μmのフィルムを得た。多糖類
と多価アルコールの重量比率は7:1であった。
このフィルムは乾燥調整が困難であり、ドラムからの剥
離時フィルムの破れが多発した。又、ヒートシール性も
充分とは言えないものとなった。
第1表 (発明の効果) 本発明のフィルムは可食性で、ヒートシール可能であり
、熱水に溶解し、しかもラーメン等の具や調味料等を封
入する袋に要求される強度特性を有しているので各種イ
ンスタント食品の包装材料として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)カラギーナンを主成分とする多糖類と多価アルコー
    ルと水とを主成分とし、水分率が25%以下であり、多
    糖類/多価アルコールの重量比率が1/1乃至5/1で
    あるヒートシール可能な可食性フィルム。 2)水/多価アルコールの重量比率が99.810.2
    乃至80/20である多価アルコール水溶液にカラギー
    ナンを主成分とする多糖類を溶解した溶液からフィルム
    を賦形した後乾燥することにより水分率を25%以下と
    する多糖類/多価アルコールの重量比率が1/1乃至5
    /1であるヒートシール可能な可食性フィルムの製造方
    法。
JP1129386A 1989-05-23 1989-05-23 可食性フイルム及びその製造方法 Pending JPH02308760A (ja)

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