JPS6151851B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6151851B2
JPS6151851B2 JP54049258A JP4925879A JPS6151851B2 JP S6151851 B2 JPS6151851 B2 JP S6151851B2 JP 54049258 A JP54049258 A JP 54049258A JP 4925879 A JP4925879 A JP 4925879A JP S6151851 B2 JPS6151851 B2 JP S6151851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
water
starch
chitosan
edible
Prior art date
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Expired
Application number
JP54049258A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55141171A (en
Inventor
Toshiro Taniguchi
Tsutomu Makimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP4925879A priority Critical patent/JPS55141171A/ja
Publication of JPS55141171A publication Critical patent/JPS55141171A/ja
Publication of JPS6151851B2 publication Critical patent/JPS6151851B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures

Landscapes

  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は冷水または熱水中においても溶解する
ことなく適度の強度を保持する可食性澱粉系フイ
ルムに関するものである。更に詳しくは澱粉系物
質の水溶液にキトザン塩を混合溶解したのちこれ
を製膜し、その後アルカリ処理することを特徴と
する可食性澱粉系フイルムの水不溶化方法に関す
るものである。 澱粉フイルムは可食性であり、酸素、炭酸ガス
等に対する通気性が小であり耐油性が大なる為各
種の食品包装フイルムまたは食品のコーテイング
剤として研究されている。 一般に水溶性可食性シート、フイルム、チユー
ブ等の押出成形体の用途は食品及びその添加剤、
餌料、医薬、農薬等の包装の面より見直され需要
は増大しつつある。水溶性可食性フイルムの主要
な応用分野は可食性物質の小分け包装を行い水溶
性可食性包装体としてインスタント食品、インス
タント飼料、釣用餌、製菓製パン用配合剤等への
適用がある。従来はこのような可食性包装体は内
容物を可及的に乾燥した状態で水溶性フイルム製
の袋中に充填しシールするのが普通であつた。し
かし一般に食品、餌料などは自然のまま、または
調理時、使用時の状態でかなり含水量が大きいも
のであり、内容物を予め乾燥して用いると変質、
変色をひきおこしたり、風味を減ずる恐れがある
上コストも高くなるので望ましくないことが多
い。従つて可食性、ヒートシール性やその他のフ
イルム物性、加工性は可及的に保持しつつ、適宜
用途に応じた水不溶化の程度の異るものが得られ
るならば、従来の水溶性可食性フイルムでは不可
能とされていた含水量の大きいものまで包装可能
となりその実用可能範囲は画期的に拡大されるこ
とになる。 例えばめん類、スープなどのダシ、ソース、ケ
チヤツプ、マヨネーズ、みそ、醤油、からし、ジ
ヤム、マーガリン、漬物類、ハンバーグ、シユー
マイ、ハム、ソーセージ、かまぼこ、水産ねりも
の類、すり身、釣用のねり餌、、まき餌、寄せ餌
などの各種の応用分野において可食性シート、フ
イルムの水不溶化の程度を冷水乃至熱水不溶にな
るまで適宜不溶化を施したものはその衛生性、迅
速調理性、経済性、量産性の面より極めて有利な
新規な形態の商品開発に寄与することができるの
で業界で待望されていたものである。 従来この種のものとしては水不溶化処理を施し
たコラーゲンフイルムがあるがコストが高いこと
褐色不透明であることなどのためにケーシングが
主な用途であり、ごく限定された範囲内で実用化
されているに過ぎなかつた。また多糖類を主体と
する水溶性可食フイルム、シートとしてアルギン
系、澱粉系、プルラン系のものなどが従来より知
られているが、これらの素材については可食のま
まで水不溶化されたもの及びその技術については
従来満足なものは全く知られていなかつた。 本発明者らは食品衛生法で使用を許可されてい
ない薬品を使うことなく可食性を保つたまま、冷
水、熱水に不溶な澱粉系フイルムを製造しようと
鋭意研究を重ねた結果、澱粉系物質にキトザン塩
を混合して製膜すると、熱水にも殆ど不溶なフイ
ルムとなる事実を見出し、本発明に到達したもの
である。 すなわち本発明は澱粉系物質の水溶液にキトザ
ン塩を混合溶解したのちこれを製膜し、その後ア
ルカリ処理を行うことを特徴とする水に不溶な可
食性澱粉系フイルムの製造方法を提供するもので
ある。 以下、本発明を詳しく述べる。 本発明でいう澱粉系物質としては穀類、豆類、
いも類より得られる未変性澱粉ばかりでなくデキ
ストリン、酸化澱粉、a化澱粉、ハイアミロース
澱粉、ハイアミロペクチン澱粉等の澱粉系物質等
をも意味する。更にこれらにエーテル化、エステ
ル化、燐酸化等を行つた加工澱粉系物質について
も可食性である限り、本発明の目的に適合する。 キトザンは通常、かに、えびあるいはおきあみ
などの甲殻類の外皮より炭酸カルシウムなどの無
機物および蛋白質を除去して得られる天然産キチ
ンに、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム水
溶液を加えて加熱し、脱アセチル化することによ
つて得られる。キトザン塩はこのキトザンを酢
酸、塩酸、蟻酸等の酸に溶解させれば得られる。
キトザン塩の水溶液は濃厚溶液の場合粘度が極め
て高く取扱いが困難であるので通常5%以下が好
適である。 製膜用原液の調製は澱粉系物質の水溶液(もし
くは糊)にキトザン塩もしくはキトザン塩水溶液
を混合溶解することによつてなされる。 製膜するには脱泡した混合液を流延して乾燥さ
せる。乾燥は室温放置によつてもよいが、熱風乾
燥法によつてもよい。この時乾燥温度が高い程水
不溶性も大きい。 アルカリ処理は膜をアルカリ水溶液に浸漬する
簡単な操作で実行することができる。アルカリ処
理を施さない場合は水膨潤性の大きいフイルムと
なつてしまう。 本発明の方法により得られる澱粉とキトザンの
ブレンドフイルムの機械的強度は乾燥時には勿論
大きいが、湿潤時においても市販コラーゲンフイ
ルム並の強度を有し、食する時適度の歯ごたえを
感じさせる。また本発明の方法により得られる澱
粉とキトザンのブレンドフイルムは冷水に不溶の
みならずブレンド比を適当に選ぶと沸騰水に1時
間以上浸漬しても溶け出す部分は殆どないという
驚くべき性質を有する。澱粉系物質以外の水溶性
ポリマー、例えばポリビニルアルコールとキトザ
ンのブレンドフイルムではこのような性質はなく
沸騰水中に浸漬すると30分以内に大部分のポリビ
ニルアルコールが溶出してしまうものである。 上述の例のごとく本発明の方法により得られる
澱粉系物質とキトザンのブレンドフイルムはその
ブレンド比を適当に変えることによつて水不溶性
の程度を適宜変化させることも可能である。ブレ
ンドするキトザン塩量を少くする程フイルムの水
不溶性は小さくなる。ただしあまりブレンドされ
るキトザン塩量が少なすぎると、澱粉系物質単独
のフイルムの物性に近くなり不都合な場合もあ
る。例えば澱粉系物質としてコーンスターチを用
いた場合、キトザン塩のブレンド量が少なすぎる
と得られるフイルムはコーンスターチ単独のフイ
ルムに性質が似かよつてくるが、このフイルムは
もろいフイルムであり可撓性はない。キトザン塩
のブレンド量は澱粉系物質として具体的にどのよ
うな材料を用いるかによつて変わつてくるが、上
述の如き考察に鑑み、フイルム全体の5%以上が
好ましい。 本発明は上記の如く簡単な操作により、適宜、
水不溶化された可食性澱粉系フイルムを製造する
方法を提供するものであり、原料も安価に入手す
ることができる。 本発明によつて得られる澱粉系物質−キトザン
のブレンドフイルムはまた、可食性のみならずす
ぐれた透過特性をも持ち合わせており透析膜、限
外過膜等の分野への応用に極めて有利なものと
考えられる。 また、このようにして水不溶化された可食性フ
イルム、シートをセロフアン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、セルローズアセ
テート等、各種の他のフイルムとラミネートして
用いることも可能である。 以下、実施例につき、本発明を説明する。 実施例 1 市販コーンスターチ3gを水100gに添加し90
℃に加熱して溶解した。市販キトザン3gを1.5
%酢酸100g中に添加し、室温で約1時間撹拌す
ることにより十分溶解させた。コーンスターチ溶
液1に対しキトザン塩溶液1の割合でよく混合し
たのち、ナイフコーターを用いてマイラーフイル
ム上に所要量を均一に流延した。80℃の熱風で乾
燥させると約20μ程度の厚さのフイルムが得られ
る。このフイルムを2%水酸化ナトリウム水溶液
に2時間浸漬した後よく水洗することによりコー
ンスターチ、キトザンブレンドフイルムを得た。
室温かつ相対湿度50%以下での引張強度を測定し
たところ704Kg/cm2であり伸度4%であつた。また
このフイルムを室温で1昼夜水中に浸漬した後の
引張強度は16Kg/cm2、伸度は61%であり市販コラ
ーゲンケーシングの湿潤時強伸度に近い値を示し
た。このフイルムを沸騰水中に30分浸漬後の重量
減少率は2.5%、60分後のそれもほぼ同じ値であ
り、沸騰水に長く浸漬しても容易に溶けない性質
を示した。透水率は1/hr.m2.atm.であり、市
販キユプロフアンフイルムの値と近いものであつ
た。 実施例 2 流延後の乾燥を室温放置で行う以外は実施例1
と全く同じ方法でコーンスターチとキトザンのブ
レンドフイルムを作つた。室温で1昼夜水中に浸
漬した後の引張強度は15Kg/cm2伸度は60%であ
り、実施例1の場合とほぼ同じ値を示した。この
フイルムを沸騰水中に30分間浸漬すると2.5%の
重量減少があり、60分間浸漬すると2.8%の重量
減少があつた。実施例1で得られたフイルムより
僅かに溶け易くなつているがその差は極めて小さ
い。 実施例 3 流延後の乾燥を110℃で8時間かけて行う以外
は実施例1と全く同じ方法でコーンスターチとキ
トザンのブレンドフイルムを作つた。室温で1昼
夜水中に浸漬した後の引張強度は20Kg/cm2、伸度
は49%であつた。乾燥温度が高いと最終フイルム
の引張強度が僅かに増大しているのがわかる。 比較例 1 実施例1においてアルカリ処理を施さない場合
そのフイルムは極めて水膨潤性であり、湿潤後、
忽ち強度を失つてしまつた。 比較例 2 コーンスターチのみよりなるフイルムは極めて
もろく、可撓性はなく曲げると折れ易い。又、水
に浸漬すると忽ち膨潤して形態が崩れ、沸騰水中
では溶解糊化してしまう。 実施例 4 実施例1と同様にしてコーンスターチとキトザ
ン塩のブレンド比を変えてフイルムを製造した。
引張強度、伸度、沸騰水中での重量減少率を次表
に示す。
【表】 表よりわかるようにコーンスターチとキトザン
のブレンドフイルムにおいてキトザンの含有率が
小さくなると引張強度が下り、かつ沸騰水への溶
け易さが増してゆくのがわかる。 比較例 3 コーンスターチの代りにポリビニルアルコール
(平均重合度1700、鹸化度98%)を用いる以外は
実施例1と全く同じ方法でポリビニルアルコール
とキトザンのブレンドフイルムを作つた。このフ
イルムは沸騰水に30分浸漬すると26%という大き
な重量減少を示した。ポリビニルアルコール−キ
トザンブレンドフイルムに比べコーンスターチ−
キトザンフイルムの方が水不溶性に優れているこ
とが明らかである。 比較例 4 コーンスターチの代りにプルランを用いる以外
は実施例と全く同じ方法でプルランとキトザンの
ブレンドフイルムを作つた。このフイルムはアル
カリ処理中にほぼ40%の重量減を示し、キトザン
をブレンドすることの水不溶化効果は殆どないこ
とを示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 澱粉系物質の水溶液にキトザン塩を混合溶解
    したのちこれを製膜し、その後アルカリ処理を行
    うことを特徴とする澱粉系フイルムの水不溶化方
    法。
JP4925879A 1979-04-20 1979-04-20 Process for insolubilizing edible starch film Granted JPS55141171A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4925879A JPS55141171A (en) 1979-04-20 1979-04-20 Process for insolubilizing edible starch film

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4925879A JPS55141171A (en) 1979-04-20 1979-04-20 Process for insolubilizing edible starch film

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JPS55141171A JPS55141171A (en) 1980-11-04
JPS6151851B2 true JPS6151851B2 (ja) 1986-11-11

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ID=12825800

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4925879A Granted JPS55141171A (en) 1979-04-20 1979-04-20 Process for insolubilizing edible starch film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431493U (ja) * 1987-08-20 1989-02-27
JPH0460250U (ja) * 1990-10-02 1992-05-22

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