JPH02308210A - コンバータレンズ内蔵型ビデオカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コンバータレンズ内蔵型ビデオカメラに関す
るものである。

〔従来の技術〕

普及型のビデオカメラには、撮影光学系として６倍程度
の変倍比をもつズームレンズが用いられている。このよ
うなビデオカメラの中には、例えば前群レンズの前面に
コンバータレンズをマニュアルで装着したり、あるいは
前群レンズを取り外すことによって、通常のズーム範囲
における広角端を越えた超広角状態を得ることができる
ようにしたものがあり、撮影画角に大きな変化を与える
点で効果的である。

また、上記のような超変倍を簡略に行うことができるよ
うにするために、ズームレンズ鏡筒内にコンバータレン
ズを挿脱自在に組み込み、カメラボディ側に設けた超変
倍用のブツシュボタン等の操作によって、自動的にコン
バータレンズを撮影光路に対して挿脱するようにしたも
のも試みられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、マニュアル操作によってコンバータレンズを挿
脱するものは、録画姿勢を維持したままでコンバータレ
ンズの挿脱操作を行うことができない。また、超変倍切
り換え用のボタンをカメラボディに設けたものにおいて
も、ズーミング用のシーソーノブを操作して通常のズー
ミング操作を行った後に引き続いて超変倍状態に移行さ
せる場合には、両手操作が余儀なくされ、一定の撮影姿
勢を維持したままその操作を行おうとすると、カメラぶ
れが生じやすいという欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明は、通常のズーミング操作から超変倍操作への移
行を円滑に行うことができるようにしたコンバータレン
ズ内蔵型ビデオカメラを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、シーソーノブのよ
うな通常のズーミング操作に用いられるズーミング操作
部を超変倍への切り換え操作部に兼用するようにしたも
のである。すなわち、ズームレンズが広角端（ワイド端
）もしくは望遠端（テレ端）の一方の変倍状態にあると
きに、前記ズーミング操作部によりさらに前記一方便へ
の変倍操作が所定時間継続して行われたことを検出し、
超変倍のために前記コンバータレンズを光路内に挿脱さ
せる信号を発生する超変倍信号発注手段を用いるように
したものである。

〔作用〕

上記によれば、通常のズーム範囲における広角端もしく
は望遠端においても倍率に不満があるときには、さらに
そのズーム端方向のズーミング操作を一定時間継続させ
れば、引続きコンバータレンズの挿脱が自動的に行われ
、一定の撮影姿勢を維持したままでも簡単に超変倍状態
に移行させることができるようになる。

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

〔実施例〕

本発明を適用したビデオカメラの外観を示す第３図にお
いて、カメラボディ１０の前面には鏡筒１１が設けられ
、鏡筒１１には光軸７をもつズームレンズが内蔵されて
いる。カメラボディ１ｏの一方の側面にはグリップ８が
設けられ、その上面にはズーミング操作用のシーソーノ
ブ１４、背面には録画ボタン９が設けられている。した
がって、グリップ８を把持した右手だけで、ズーミング
操作及び録画操作を行うことができる。なお、詳しくは
後述するように、シーソーノブ１４は通常のズーミング
操作の他に、超変倍操作を行うときにも兼用される。ま
た、符号１６はファインダ接眼部を示す。

ズームレンズ機構の概略を示す第２図において、ズーム
レンズ１３は前玉レンズ１２．変倍レンズ１７、補正レ
ンズ１８、及びレンズ１９．２１からなるリレーレンズ
２２、さらに絞り２３等から構成されている。変倍レン
ズ１７はシーソーノブ１４の操作の方向に応じて光軸７
上を進退し、変倍を行う、補正レンズ１８は変倍レンズ
１７の移動に伴うピント面の変動を補正するために、変
倍レンズ１７の移動に応じて光軸７上を進退する。

なお、この補足レンズ１８は上記した変倍時のピント面
変動の補正の他に、被写体距離に応じたフォーカシング
のためにも移動される。そして、変倍レンズ１７．補正
レンズ１８の各々は、モータ２９．２６により駆動され
、各々の位置はボテンシゴメータ３１．２７によって検
出されるようになっている。モータ２９，２６は各々ド
ライバ２８．２４からの駆動信号により回転され、ドラ
イバ２８．２４の作動はコントローラ３３によって管制
されている。

前記ボテンシッメータ２８．２４で検出された位置信号
は、ＡＤ変換器３２でデジタル化されてから各々のレン
ズ位置信号としてコントローラ３３に入力される。変倍
レンズ１７は、ドライバ２８が駆動するモータ２９によ
って移動され、そのレンズ位置は常時ポテンショメータ
３１によって検出されている。両ポテンショメータ２７
．３１からの信号は、Ａ／Ｄ変換器３２によってデジタ
ル化され、レンズ位置信号としてコントローラ３３に供
給される。

ズームレンズ１３は、さらにコンバータレンズ４４を内
蔵している。コンバータレンズ４４は、モータやソレノ
イド等を利用した挿脱装置４８の作動により、光軸７か
ら退避した位置と、二点鎖線で示したように光軸７上に
挿入された位置とをとり得る。そして、コンバータレン
ズ４４を退避させた状態で変倍レンズ１７を移動させる
ことによって通常のズーム範囲での変倍が行われ、変倍
レンズ１７をワイド端に移動させた状態でコンバータレ
ンズ４４を挿入すると、ズームレンズ１３は通常のズー
ム範囲では得られない超広角状態になる。なお、検出器
４３はコンバータレンズ４４が退避位置にあるか挿入位
置にあるかを識別するために設けられている。

ズーミング信号発生部３９はシーソーノブ１４の操作を
検出し、その操作の方向が広角側であるきにはワイド信
号を、望遠側であるときにはテレ信号を出力する。また
、ズーミング操作を停止したときにはシーソーノブ１４
は中立位置をとり、ワイド信号、テレ信号の出力も停止
される。ワイド信号はアナ口、グスイッチ４６を介して
コントローラ３３あるいは計時回路４７のいずれかに入
力され、テレ信号はアナログスイッチ４１を介してコン
トローラ３３あるいはテレ信号検出器４２のいずれかに
供給される。

前記アナログスイッチ４６は通常はコントローラ３３側
にスイッチングされており、変倍レンズ１７がワイド端
に達したときにコントローラ３３からの指令により計時
回路４７側にスイッチングされる。変倍レンズ１７がワ
イド端に達したことは、ポテンシロメータ３１からのレ
ンズ位置信号によって検出することができる。この計時
回路４７は、ワイド信号が供給されている間クロックパ
ルスを計数し、変倍レンズ１７がワイド端に位置した状
態で、さらにシーソーノブ１４がワイド側に操作されて
いる時間を計時する。そして、この計時時間が例えば３
秒に達した時点でコンバータ信号を出力する。

他方のアナログスイッチ４１は、通常はコントローラ３
３側にスイッチングされており、検出器４３によってコ
ンバータレンズ４４が実線で示した退避位置に存在しな
いことが検知されたときにテレ信号検出器４２側にスイ
ッチングされる。

ズームレンズ１３の後方にはＣＣＤ３４が配置されてい
る。このＣＣＤ３４は、ズームレンズによって結像され
た光学画像を光電信号に変換し、その光電信号はＡＦ回
路３６及び映像信号処理回路４０に供給される。ＡＦ回
路３６は、前記光電信号に基づいてＣＣＤ３４に結像さ
れた光学画像の合焦状態を評価する。すなわち、最適合
焦状態で光学画像のコントラストが最も高くなり、光学
画像のもつ空間周波数の高周波成分の積分値も大きくな
ることを利用して合焦状態を評価し、その評価信号をＡ
／Ｄ変換器３７を介してコントローラ３３に入力する。

コントローラ３３は、この評価信号を受けてドライバ２
４に制御信号を出力し、モータ２６を介して補正レンズ
１８を移動調節する。

映像信号処理回路４０は、ＣＣＤ３４からの光電信号を
ＮＴＳＣ方式に準拠した映像信号に変換し、ＣＲＴ３８
及び磁気ヘッド等を含む周知の記録系に供給する。ＣＲ
Ｔ３８は前記映像信号により画像表示を行い、その画像
はファインダ接眼部１６を通して観察される。また、記
録系は録画ボタン９の操作により作動して、映像信号を
ビデオカセットに磁気記録する。

以下、第１図のフローチャートに基づいて本実施例の作
用について説明する。

通常のズーム範囲で使用するときには、コンバータレン
ズ４４は第２図に実線で示した退避位置にある。この状
態では、変倍レンズ１７がワイド端あるいはテレ端に位
置していない限り、シーソーノブ１４の操作により変倍
レンズ１７を移動させ、任意の方向へのズーム操作を行
うことができる。なお、ズーム操作によって変倍レンズ
１７が移動するときには、そのレンズ位置信号に基づい
てコントローラ３３は補正レンズ１８の位置制御を行い
、ズーミングに伴うピント面の変動を補正すると同時に
、ＡＦ回路３６からの評価信号を参照してフォーカシン
グのために補正レンズ１８の位置制御を行う。

ワイド方向へのズーム操作を継続して行うことによって
、変倍レンズ１７はワイド端まで移動する。変倍レンズ
１７がワイド端まで移動したことがポテンショメータ３
１からのレンズ位置信号で確認されると、コントローラ
３３はアナログスイッチ４６にスイッチング信号を出力
し、これによりアナログスイッチ４６は計時回路４７側
に接続される。この状態で３秒以上ワイド方向へのズー
ム操作が継続されると、計時回路４７はコントローラ３
３にコンバータ信号を出力する。

コントローラ３３は、このコンバータ信号を受けると挿
脱装置４８に挿脱信号を出力する。これにより挿脱装置
４８が作動し、退避位置にあるコンバータレンズ４４は
光軸７上に挿入される。この結果、このズームレンズ１
３は超広角状態となり、通常のズーム範囲でのワイド端
の焦点距離が１０ｍｍ程度であるとすると、例えば６ｍ
ｍ程度の焦点距離が得られるようになる。そして、コン
バータレンズ４４が光軸７上に挿入されたときには、検
出器４３からアナログスイッチ４１に検出信号が供給さ
れ、これによりアナログスイッチ４１はテレ信号検出器
４２側に接続される。

超広角状態でシーソーノブ１４をテレ側に操作すると、
ズーミング信号発生部３９からのテレ信号はテレ信号検
出器４２に入力される。テレ信号検出器４２は、テレ信
号を受けて退避信号をコントローラ３３に供給する。こ
れによりコントローラ３３は挿脱装置４８を作動させ、
コンバータレンズ４４を光軸７上から退避させる。コン
バータレンズ４４の退避移動が完了すると、検出器４３
からの検出信号によってアナログスイッチ４６゜４１の
それぞれは、を再びコントローラ３３側に切り換えられ
る。この結果、超広角状態から通常のズーム状態に復元
される。したがって、それ以後に引続きシーソーノブ１
４をテレ側に操作すると、変倍レンズ１７がテレ側に移
動してズーム操作が行われる。もちろん、コンバータレ
ンズ４４を退避させた直後に、シーソーノブ１４をワイ
ド側に３秒以上操作したときには、再び超広角状態を得
ることができる。

以上、図示した実施例に基づいて説明してきたが、超広
角用のコンバータレンズ４４に代えて超望遠用のコンバ
ータレンズを用いたり、超広角用及び超望遠用の２種の
コンバータレンズを用いることも可能である。また、コ
ンバータレンズを挿入する代わりに、ズームレンズを構
成している一部のレンズを光路内から退避させることに
よって超変倍状態を得るようにすることも可能である。

さらに、超変倍状態にした後に、変倍レンズを所定範囲
で移動可能にしておき、超変倍状態にも適当な変倍範囲
が与えられるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上詳説したように、本発明によれば、ズームレンズが
通常のズーム範囲の端部における変倍状態となっている
ときに、その端部側に向かって引続きズーミング操作部
が所定時間継続して操作されると自動的にコンバータレ
ンズが光路に挿脱され、超変倍状態を得ることができる
ようになる。

したがって不慣れな撮影者でも、通常のズーミング操作
から超変倍状態への移行操作を簡単に行うことができ、
カメラぶれも確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の動作の流れを示すフローチャ
ートである。 第２図は、本発明を用いたズームレンズ装置の概略構成
図である。 第３図は本発明の実施例に係るビデオカメラの外観図で
ある。 １０・・カメラボディ １３・・ズームレンズ １４・・シーソーノブ １７・・変倍レンズ １８・・補正レンズ ４１．４６・・アナログスイッチ ４４・・コンバータレンズ ４７・・計時回路 ４８・・挿脱装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）通常のズーム範囲を規定する広角端と望遠端との
   間でズームレンズの変倍を行う際に操作されるズーミン
   グ操作部と、前記通常のズーム範囲を越えた超変倍を行
   うときに光路内に挿脱されるコンバータレンズと、ズー
   ムレンズが前記広角端もしくは望遠端の一方の変倍状態
   にあるときに、前記ズーミング操作部によりさらに前記
   一方側への変倍操作が所定時間継続して行われたことを
   検出し、超変倍のために前記コンバータレンズを光路内
   に挿脱させる信号を発生する超変倍信号発生手段とを備
   えたことを特徴とするコンバータレンズ内蔵型ビデオカ
   メラ。