JPH02307869A - 窒化けい素焼結体の製造方法 - Google Patents

窒化けい素焼結体の製造方法

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JPH02307869A
JPH02307869A JP1125909A JP12590989A JPH02307869A JP H02307869 A JPH02307869 A JP H02307869A JP 1125909 A JP1125909 A JP 1125909A JP 12590989 A JP12590989 A JP 12590989A JP H02307869 A JPH02307869 A JP H02307869A
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JP
Japan
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sintered body
silicon nitride
pressure
hip
temperature
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Pending
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JP1125909A
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Inventor
Isao Ikeda
功 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は高密度で高均質な窒化けい素焼結体を製造する
製造方法に関する。
(従来の技術) 窒化けい素焼結体は安定な物質であり、耐熱性に優れて
いることから機械部品として広く使用されており、例え
ば高温条件下で使用する玉軸受の球体に使用されている
一般にこのような窒化けい素焼結体を焼結するためには
、圧粉体を予礒焼結して焼結体を作成し、この焼結体に
HI P (llot l5O8tat+e Pres
sing)処理を施す予備焼結HIP法が採用されてい
る。
この方法は、圧粉体を焼結して相対密度95%以上の予
備焼結体を作成し、この予備焼結体を窒素ガスやアルゴ
ンガスなどのガスを圧媒として1(IP処理することに
より、ち密で特性のバラツキの少ない焼結体製品を得よ
うとする方法である。
従来、この予備焼結体HIP法のHIP処理においては
、予め処理炉内に圧媒ガスを封入して炉内の圧力を高い
状態にしておき、その後炉内の温度を上昇させることに
より、ボイルーシャルルの法則に従い炉内の圧力を上昇
させ、この結果炉内を高温高圧雰囲気にして予備焼結体
をち密化させるパターンをもって処理を行なう圧力先行
型HIP法が採用されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような圧力先行型HIPによって製
作した窒化けい素焼結体は内部に密度ムラを生じて不均
質な製品が得られることがある。
例えば従来のHIPで製作された玉軸受用の球体を玉軸
受に組込んで使用している時に、球体の表面が部分的に
剥離して使用が困難になることがある。
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、密度ムラ
のない高密度で高均質な窒化けい素゛焼結体を得ること
ができる製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明の発明者は予備焼結HIP法において均質な窒化
けい素焼結体を製造する方法について研究を行なってき
た。この過程で従来のHIPにおいて焼結体に密度ムラ
が発生原因を見出した。
すなわち、窒化けい素を製作する場合には焼結助剤とし
てY2O3、Ag2O3、MgOなどの焼結助剤を10
%程度添加する。そして、HIPの列部過程において窒
化けい素が再収縮を起す前の1000℃付近で焼結体に
含まれる液相成分である焼結助剤すなわちガラス質が軟
化を始める。ところが圧力先行型HIPでは、第2図に
示すようにこの時点で炉内の圧力が上昇しているので、
その圧力により軟化したガラス質が予備焼結体に存在す
るボアに浸入してボアの部分に偏析を生じる。
この偏析は窒化けい素焼結体で玉軸受の球体形成する場
合には、特に影響が大きく使用中に偏析部分を起点とし
て剥離を起し球体としての寿命を大きく縮める原因とな
っている。
発明者はこれらの知見から、第1図に示すようにHIP
の温度上昇過程において予備焼結体の窒化けい素が収縮
する温度までを炉内の圧力を低く保持し、それ以降は温
度が所定の処理温度に上昇するまでに急速に圧力を上昇
させる温度先行型HIP法の処理パターンを採用するこ
とにより偏析をおさえ焼結体の密度ムラの発生を防止で
きることを見出した。すなわち、温度上昇過程において
予備焼結体に含まれるガラス質が軟化した時に炉内の圧
力が低いために、軟化したガラス質が予備焼結体のボア
に浸入する度合いが大変小さく偏析の発生を抑制するこ
とができる。そして、予備焼結体の窒化けい素が収縮す
る温度は1500〜1600℃であり、軟化したガラス
質が焼結体のボアに浸入することがない炉内の圧力は1
0〜20気圧であることも見出した。 。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものである
本発明の窒化けい素焼結体の製造方法は、窒化けい素粉
末からなる圧粉体を焼結して予備焼結体を得、次に温度
1500〜1600℃までは圧力を10〜20気圧とし
、その後温度および圧力を上昇して処理を行なう処理パ
ターンをもってHIP処理を行なうことを特徴とするも
のである。
本発明の窒化けい素焼結体の製造方法について説明を加
える。
圧粉体を予備焼結する工程では、相対密度98〜99.
5%の予備焼結体を作成する。
HIPは温度先行型HIP法として次の処理パターンで
行なう。処理炉内部に封入する圧媒としては窒素ガスを
使用する。まず、処理炉の内部の温度が処理開始時から
予備焼結体の窒化けい素が収縮する温度である1500
〜1600℃に上昇するまでの間、炉内の圧力を軟化し
たガラス質が焼結体のボアに浸入することがない低い気
圧である10〜20気圧に保持する。その後、炉内と度
を1500℃以上、具体的には1700〜2000℃に
上昇させるとともに、炉内圧力を300〜2000気圧
に上昇させて処理を行なう。この温度先行型HIP処理
により相対密度99.896以上の高密度焼結体を製造
する。
この温度先行型HIP処理においては、炉内温度が予備
焼結体の窒化けい素が収縮する温度に上昇するまでは炉
内圧力を低い気圧に保持するので、窒化けい素が収縮す
る前にガラス質が軟化しても焼結体のボアの内部に浸入
することを抑制し偏析の発生を極力押さえることができ
る。従って、HIP処理を施した焼結体は全体が高密度
で、高均質であり、その内部の密度ムラは2/1000
  g/cc以下となり、また焼結体の内部のガラス質
すなわち焼結助剤の偏析の大きさは5趨以下となる。
本発明は機械部品などの窒化けい素からなる種々の部品
を製造する場合に適用できるが、特に直径が6〜30m
m程度の玉軸受用球体を製造する場合に適している。こ
の製造方法により製造した球体は長い期間使用していて
も使用中に表面が剥離することがなく長い寿命を有して
いる。
(実施例) 本発明を玉軸受用球体を製造する場合に適用した実施例
について説明する。
焼結助剤としY 203 、Aρ2Q3、MgOを重量
比で10%添加した窒化けい素をプレスにより加圧して
第7図に示すように球状をなす直径13++vの圧粉体
を成形した。この圧粉体はプレス用金型の関係上全体が
球体にならず、両端部は球面部2.2となっているが、
金型の接合部に対応する中央部全周にわたり帯部3が形
成される。
次に圧粉体に温度で700℃で脱脂処理した後、予備焼
結を行なった。そして、予備焼結体における球面部およ
び帯部の密度を調べた。その結果を第3図に示す。
次に各予備焼結体に対して圧力先行型によるHIP処理
と温度先行型によるHIP処理を夫々行なって焼結体を
製造した。冬型のHIP処理後に各焼結体における球面
部と帯部の密度を調べた。
その結果を第4図に示す。
しかして、第7図に示す圧粉体1は加圧成形上の関係か
ら球面部2.2の密度に比較して帯部3の密度の方が低
(、この状態は予備焼結体にも継続される。そこで、予
備焼結体に第2図に示す処理パターンを持って圧力先行
型のHIP処理を行なうと、液相成分であるガラス質の
焼結助剤による偏析が予備焼結体に発生するために、前
記密度のムラがより一層助長される。このことは第3図
に示す予備焼結体の状態と第4図に示すHIP焼結体の
状態とを比較すれば分る。また、圧力先行型HIP処理
を行なった焼結体には第6図の顕微鏡写真に示されるよ
うに10−程度の大きな偏析が生じる。
これに対して第1図に示すように温度先行型のHIP処
理を行なった焼結体は密度ムラがほとんどなくなった。
このことは第3図の表に示す予備焼結体の状態と第4図
の表に示すHIP焼結体の状態とを比較すれば分る。ま
た、温度先行型HIP処理を行なった焼結体には第5図
の顕微鏡写真に示すように偏析も21程度の小さなもの
に押えることができた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の窒化けい素焼結体の製造方
法によれば、予備焼結体に得度先行型の処理パターンを
もってHIP処理を施すことにより、偏析の発生を押え
密度ムラのない高密度で高均質な窒化けい素焼結体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度先行型HIP法の処理パターンを示す線図
、第2図は圧力先行型HIP法の処理パターンを示す線
図、第3図は予備焼結体の状態を示す図、第4図はHI
P処理した焼結体の状態を示す図、第5図は温度先行型
HIP処理した焼結体の結晶構造を示す顕微鏡写真、第
6図は圧力先行型HIP処理した焼結体の結晶構造を示
す顕微鏡写真、第7図は玉軸受用球体を製造するために
使用する圧粉体を示す図である。 1・・・圧粉体。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦 □ミζ 一幅裾 □)ミぐ □幅部 11% 第3図 第4図 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)窒化けい素粉末からなる圧粉体を焼 結して予備焼結体を得、次に温度1500〜1600℃
    までは圧力を10〜20気圧とし、その後温度および圧
    力を上昇させる処理パターンをもってHIP処理を行な
    うことを特徴とする窒化けい素焼結体の製造方法。
  2. (2)HIP処理された焼結体の密度むらは2/100
    0g/cc以下である請求項1記載の窒化けい素焼結体
    の製造方法。
  3. (3)HIP処理された焼結体のガラス質の偏析は5μ
    m以下である請求項1記載の窒化けい素焼結体の製造方
    法。
JP1125909A 1989-05-19 1989-05-19 窒化けい素焼結体の製造方法 Pending JPH02307869A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04346828A (ja) * 1991-05-22 1992-12-02 Kozo Ishizaki 見かけ無重量下での材料の処理方法
JP2007308368A (ja) * 2007-07-13 2007-11-29 Toshiba Corp 窒化けい素製耐摩耗性部材の製造方法

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