JPH02307711A - 加硫ゴム製品の製造法 - Google Patents

加硫ゴム製品の製造法

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JPH02307711A
JPH02307711A JP1129232A JP12923289A JPH02307711A JP H02307711 A JPH02307711 A JP H02307711A JP 1129232 A JP1129232 A JP 1129232A JP 12923289 A JP12923289 A JP 12923289A JP H02307711 A JPH02307711 A JP H02307711A
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JP
Japan
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polyvinyl chloride
rubber
mold
base fabric
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1129232A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nishi
西 秀男
Akira Ukai
鵜飼 暁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekaicho Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sekaicho Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekaicho Rubber Co Ltd filed Critical Sekaicho Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は加硫ゴム製品に関するものである。
更に詳しくは、半硬質ポリウレタン製品、合成樹脂製品
或は加硫ゴム製品、皮革製品等との接着性に優れた加硫
ゴム製品例えば靴底の接地面用ゴム片等並びに当該加硫
ゴム製品の製造法に関するものである。
〈従来の技術並びに問題点〉 例えば、靴の接地底面に使用した場合の激しい外力にも
耐えられるように、加硫ゴム素材と半硬質ポリウレタン
製品とを強力に接着処理するには、加硫ゴム素材を一旦
プレス加硫成型したのち、その接着面をパフ掛けして層
面化し、その面を塩素化処理、続いてプライマー処理し
、更に接着剤処理を行う等極めて複雑な前処理工程を必
要とするものである。
従来この問題点を解決するため特公昭63−28021
号に開示された手段が実施されていた。
すなわち成型用金型内に未加硫ゴム組成物を装填し、そ
の少なくとも一面に特定の組成と物性を持った熱可塑性
ポリウレタンの有孔フィルムを装填した後、一定の熱圧
をかけて両者を積層一体化し、ゴム製品の表面に予めポ
リウレタン層を形成することにより半硬質ポリウレタン
、合成樹脂製品等との接着力を上げようとするものであ
る。
しかしこの製造法をとった場合、次のような問題点があ
った。
1)、加熱加圧の際、未加硫ゴム組成物が成型用金型内
キャビティに沿って動きながら賦形される時、ゴム組成
物に密接し、ているポリウレタンフィルムに裂は目を生
じる。それを防ぐためフィルムをある程度以上厚くシ、
て強靭性を持たせる必要がある(成型後の厚みで0.0
2〜1.00mm>、このように厚いフィルムが積層さ
れた加硫ゴム製品は、ゴムの柔軟性が阻害されるのみな
らず、ポリウレタンフィルムとゴム組成物との収縮率の
違いの影響を受けて、製品に反りを生じ易い。
2)、得られた加硫ゴム製品の表面に形成されたポリウ
レタン層の面の状態が平滑なため、これを半硬質ポリウ
レタン、合成樹脂製品あるいは皮革製品等と接着すると
きにアンカー効果がはたらかないから、両者の接着力を
上げるためには接着剤の選定並びに煩雑な接着作業が必
要である。
3)、加熱加圧時に加硫ゴム製品に付帯して生ずるパリ
の除去に余分の工数がかかる。とりわけ、金型内での加
熱加圧により得られるこの種の加硫ゴ′ム製品のパリは
、金型のパーティングラインの箇所で厚さ0.01−〜
0.1na程度の薄い箔状を呈するなめ、その除去には
、鋭利な刃物による倉入すな手作業を必要とする。
4)、成型用金型内において、ポリウレタンフィルムが
直接金型に接触したま才加熱加圧を受けるから、金型表
面の錆、汚れ等がフィルム面に付着しそれが接着を阻害
する原因になる。
本発明は、これらの問題点を一挙に解決するものである
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、成型用金型内に未加硫ゴム組成物を装填し、
その上面に予めポリ塩化ビニル面にゴム糊を塗布した塩
ビレザーを当該ポリ塩化ビニル面を内側にして置き、金
型を閉じ加熱加圧して未加硫ゴム組成物を加硫するとと
もに、塩ビレザーのポリ塩化ビニル層をゴム面に接着さ
せ、金型を開けた後塩ビレザーの基布を剥ぎ取ることを
特徴とする加硫ゴム製品の製造法である。
本発明で使用されるゴムは、靴その他のゴム製品の成型
材料に汎用されるゴムであって、天然ゴム、スチレン−
ブタジェン共重合体(SBR)、アクリロニ■・リルー
ブタジエン共重合体(NBR)、イソプレンゴム(IR
,)、ブタジェンゴム(BR)等の合成ゴムから選ばれ
た少なくとも1種類の未加硫ゴムである。
これらの未加硫ゴムには汎用の充填剤、架橋剤、その他
酸化防止剤、柔軟剤、顔料等を配合して未加硫ゴム組成
物とする。当該組成物中のゴム含有率は通常20〜90
重量%である。
本発明で使用される塩ビレザーとは、通常本発明の技術
の属する分野で呼称されているいわゆる塩ビレザー及び
これと同効のシート状物をいい、基布にポリ塩化ビニル
を積層したものである。ここで基布とは、天然繊維、合
成繊維等の繊維からなる織布若しくは不織布、又はメリ
ヤス等の編成物等をいう。予めフィルム状にしたポリ塩
化ビニルに同質又は類似した組成の溶剤型接着剤を塗布
しこれらの基布にラミネートしてもよい。 ポリ塩化ビ
ニルの厚みは0.01mm〜0.5++++a程度、好
ましくは0.1〜0.3mmである。
本発明で使用されるゴム糊とは、未加硫ゴムとポリ塩化
ビニルとの汎用の接着剤をいい、好ましくはニトリルゴ
ム系接着剤若しくはこれと同効の接着剤である。
次に本発明の構成と作用とを1実施例を示す第1図〜第
4図を用いて詳述する。
成型用下金型(4)内に未加硫ゴム組成物(2)を予め
慣用技術に基づきゴムのパリが出る程度の量を秤量して
装填し、その上面に、ポリ塩化ビニルフィルムの面にゴ
ム糊を塗布した塩ビレザー(1)を当該ポリ塩化ビニル
フィルム(11)の面を内側にして置き(第1図)、上
金型(3)を閉じて金型温度120℃〜180℃プレス
圧100kg/−〜2QQkg/=程度で3分〜10分
間程度熱圧をかけて塩ビレザーのポリ塩化ビニルフィル
ム(11)をゴム(2)上に接着させる。このとき余剰
の未加硫ゴム組成物(2)並びにポリ塩化ビニルフィル
ム(11)は上・下金型+31  +4+のパーティン
グ面を通ってパリミゾ(6)部にパリゴム(21)を生
ずるとともに、ポリ塩化ビニルフィルム(11)とゴム
(2)とが上・下金型+3) 、+4+のパーティング
面に残留する=  6 − 結果、バリゴム(21)とつながって厚さ0.01mm
〜0.1mm程度の薄い箔状部if)ができる(第2図
)。
止金型(3)を開けた後塩ビレザーのバリゴム(21)
の絡んだ基布(10)を剥ぎ取ると、上記した箔状部(
f)は基布(10)に絡まってゴム製品から完全に分離
される(第3図)。
また、このようにして得られたゴム(2)上に積層接着
されたポリ塩化ビニルフィルム(11)の表面には、基
布(10)の面が転写されて細かい凹凸(5)が形成さ
れるのである(第4図)。
〈発明の効果〉 本発明は、以上の構成並びに作用を有するので以下のよ
うな効果をもたらすものである。
1)、加熱加圧の際、未加硫ゴム組成物が成型用金型内
キャビティに沿って動いても、ゴム組成物に密接してい
るポリ塩化ビニルフィルムは基布(10)によって支持
されているから゛、薄いフィルムであっても裂は目を生
じるようなことはない。したがって従来のようにフィル
ムを必要以上に厚くして強靭性を持たせる必要もなくな
った。その結果、成型後の加硫ゴム製品は、ゴムの柔軟
性が阻害されることがなく、またポリ塩化ビニルフィル
ムの収縮率の影響を受けて製品に反りを生じるようなこ
ともなくなった。
2)、基布(10)を剥ぎ取ると、ゴム(2)上に接着
されたポリ塩化ビニルフィルム(11)の表面には、基
布(10)の面が転写されて細かい凹凸(5)が形成さ
れるので、得られた加硫ゴム製品を靴底の接地面用等に
用いるべく、半硬質ポリウレタン、合成樹脂製品あるい
は皮革製品等と接着するときにアンカー効果がはたらく
結果、画素材の接着力が著しく向上し、従来のような接
着剤の選定並びに煩雑な接着作業を省略することも可能
である。
3)、バリゴム(21)の絡んだ基布を掴み代にして剥
ぎ取ると、上記した箔状部if)は基布(10)に絡ま
ってゴム製品から完全に分離されるから、従来技術的に
大きな問題となっていた厚さ0,011m〜0゜1鵬の
箔状バリの除去を極めて容易に実施することができる。
4)、加熱加圧の際、成型用金型内において、ポリ塩化
ビニルフィルム(11)は基布(10)によって保護さ
れるから直接金型に接触しない。したがって金型表面の
錆、汚れ等がフィルム面に付着し接着を阻害することも
なくなった。
5)、また、加熱加圧の際、基布(10)の布目がガス
抜きの作用をするから、成型用金型とポリ塩化ビニルフ
ィルム(11)ないしは未加硫ゴム組成物(2)との接
触面に空気やガス溜りを生じることは全くない。また、
基布(10)が介在するなめ型離れが極めて円滑で゛あ
る。
なお、通常下金型(4)に設けられている意匠の彫りこ
みが緩慢な場合、バリゴム(21)の絡んだ基布を掴む
とゴム製品が容易に下金型(4)より取り出されてくる
ことがある。
このような場合には、取り出しながら直ちに、バリゴム
(21)の絡んだ基布とゴム製品の端末とを各々掴み引
き剥がすことにより、上述のゴム製品が得られる。
〈実施例〉 次に、本発明の実施例を挙げる。
ポリウレタンフォームのグイレフトソーリング法により
運動靴を製造するに際し、その靴底の最も摩耗の激しい
踏付は部にゴム片を接着するべく、第1表に記載した配
合割合で通常の加工方法により厚さ5+++mの未加硫
ゴム組成物のシートを得た。
このシートからゴムのバリが出る程度の容量の未加硫ゴ
ム組成物片(2)を切取って加硫成型用下金型(4)内
に装填した。別に、市販の塩ビレザー(アテナスAS;
バンドー化学■製塩ビレザーの商品名)(1)のポリ塩
化ビニルフィルム(11)の面に予めエバーボンドC(
世界長■製ポリ塩化ビニル用プライマーの商品名)を薄
く塗布し、下金型(4)を覆う程度の大きさに裁断し、
プライマー塗布面を内側にして上記ゴム組成物片(2)
の上に置き(第1図)、止金型(3)を閉じて金型温度
150′C、プレス圧150kg/aaで5分間ゴムを
加硫した。
このとき余剰の未加硫ゴム組成物(2)は上・下金型F
3)  +41のパーティングラインを通ってバリゴム
(21)を生じな。また、同パーティングライン部では
、ポリ塩化ビニルフィルム(11)とゴム(2)とが0
.01 m〜0.1 nm程度の薄い箔状部(f)とな
って、基布(10)に絡みバリゴム(21)と連続した
状態を呈した(第2図)。
上金型(3) を開けた後製品の温度が下がらない内に
塩ビレザーのバリゴム(21)を掴み、これに連続した
基布(10)を容易に剥ぎ取ることができたく第3図)
このとき、上記した箔状部(flは基布(101に絡ま
ってゴム製品から完全に分離され、ゴム(2)上にはポ
リ塩化ビニルフィルムfillが均−一体に積層接着さ
れて残っていた。またポリ塩化ビニルフィルム(11)
の表面には、基布(10)の凹凸に対応して細かい凹凸
(5)が転写されていたく第4図)。
このようにして目的とする加硫ゴム片を得な。
このゴム片を靴底用モールドの所定の箇所におき、ダイ
レクトツーリング法による運動靴製造に際し汎用される
ポリウレタンの発泡性原液を常法に従い注型し硬化させ
た。JISK6301に規定する試験法で両材料の剥離
強度を測定した結果、−11= 3.0kg/amの値を示し材料破壊となった。
第1表 SBR50,O重量% NBR20,0 硫黄        1.4 酸化亜鉛      1.8 加硫促進剤     1.7 活性剤       0.7 ステアリン酸    1.3 ホワイトカーボン 14.0 ナフテンオイル   3.0 酸化チタン     5.0 老化防止剤     0.7 [図面の簡単な説明] 第1図〜第4図は、本発明の1実施例を工程順に説明す
る断面図。
(1)・・・ 塩ビレザー (10)・・・ 基布 (11)・・・ ポリ塩化ビニルフィルム(2)・・・
 ゴム組成物片 (21)・・・ バリゴム (3)・・・ 上金型 (4)・・・ 下金型 (5)・・・ 細かい凹凸 if)・・・ 箔状部 (6)・・・ バリミゾ 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 成型用金型内に未加硫ゴム組成物を装填し、その上面に
    予めポリ塩化ビニル面にゴム糊を塗布した塩ビレザーを
    当該ポリ塩化ビニル面を内側にして置き、金型を閉じ加
    熱加圧して未加硫ゴム組成物を加硫するとともに、塩ビ
    レザーのポリ塩化ビニル層をゴム面に接着させ、金型を
    開けた後塩ビレザーの基布を剥ぎ取ることを特徴とする
    加硫ゴム製品の製造法
JP1129232A 1989-05-23 1989-05-23 加硫ゴム製品の製造法 Pending JPH02307711A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020018848A (ko) * 2000-09-04 2002-03-09 임재영 신발 밑창의 제조 방법 및 그 밑창
CN100411560C (zh) * 2006-03-01 2008-08-20 黄伟兵 复合鞋帮及其制作方法以及使用该鞋帮的鞋
CN106220910A (zh) * 2016-08-24 2016-12-14 际华三五三七制鞋有限责任公司 热硫化胶鞋用海绵中底布新型橡胶浆及其制备方法及应用

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