JPH02307478A - 使い捨て注射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は医療行為並びにその関連分野などで使用され
る使い捨て注射器、より詳しくは機能的に再使用をする
ことができないようにした使い捨て注射器に関する発明
である。

〔従来の技術〕

従来から注射器を介する病気の感染を防止するため、注
射針や注射器を使い捨てとすることが行なわれている。

ところが、従来の使い捨て注射器は第２１図に示すよう
に基端の取付部（１ａ）にテーパ孔を有する注射針（１
）を、第２２図に示す注射筒（２）の注射針装着部（２
ａ）に着脱自在とし、注射筒（２）内には注射液を射出
するためのプランジャを設けている。このプランジャは
第２３図に示すプランジャ（３）のプランジャヘッド（
３ａ）に、第２４図に示す盲筒状のガスケット（４）が
しっかりと固定されるものであった。

上記従来の使い捨て注射器は基本的な構造において繰り
返し使用される注射器と変るものではなく、使用しよう
とすれば再使用が可能であるとともに、善意の第３者が
知らずに再使用をする可能性があった。したがって、外
観あるいは機能的に使用済みか否かを確認する簡単な手
段が無いまま、生産され市場に流通しているため、注射
行為による病気の感染を完全に防止できないのが実情で
ある。このような従来の使い捨て注射器の主な欠点を列
記すると次の通りである。

■　一度使用された注射器及び注射針の再使用が可能で
あり、特に故意の再使用を防止することはできない。例
えば、多量の注射液を注射筒内に吸入しておき、多人数
に対し少量ずつ注射することもできる。

■　外観から、あるいは筒車な方法で使用済であるか否
かの判別ができないため、善意の使用者によって再使用
がなされ、病気の感染を生じる可能性がある。

■　使用された注射器の流出、再使用防止のため、保管
、管理、廃棄に対し厳格な管理が必要である。

■　注射器の生産から廃棄に至る全過程に及ぶ保管、管
理のために多大な費用を要する。

〔発明が解決しようとする課題〕

この発明は、前記従来の使い捨て注射器の欠点を解決し
、使い捨て注射器本来の目的を完全に達成するためにな
されたもので、一度使用された注射器を再使用しようと
しても、注射器としての機能を果さず使用することがで
きないものとする。好ましくは、同一人または複数人に
対し、注射筒内の注射液を少量ずつに分けて注射するこ
とや、注射針のみを取外して流用することをも防止する
。これにより本発明は外観による判別はもとより、注射
器としての機能から使用されたか否かの判別が容易に行
なえるものとし、、従来の使い捨て注射器の場合に必要
とした再使用防止のための保管や管理費用を必要としな
いものとすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

注射筒（２）内を移動するプランジャ（３）のプランジ
ャヘッド（３ａ）に盲筒状のガスケット（４）を装着す
る。このガスケット（４）には掛止部（４ａ）を設はプ
ランジャヘッド（３ａ）から脱落しないようにし、かつ
プランジャヘッドに対し軸方向へ一定寸法移動可能とす
るとともに、前面部には栓（５）によって閉塞される貫
通孔（６）を穿設する。この栓（５）はプランジャヘッ
ド（３ａ）の前進によってその一部に係合し、後退によ
って貫通孔（６）から抜脱されるものとする。さらに、
プランジャ（３）には貫通孔（６）の解放によってガス
ケット（４）の前方と器外とが連通ずる通気路を形成す
る。

ガスケット（４）にはプランジャヘッド（３ａ）の前方
への移動に際し、注射液とともに吸入された空気を放出
するための小さな前方への押圧力に対し相対的な移動を
阻止し、注射のための大きな押圧力に対しては乗り越え
て前方への移動を許容する突起（７）をプランジャヘッ
ドとの滑動面（４ｂ）に設けることや、プランジャヘッ
ド（３ａ）と栓（５）との保合位置からプランジャヘッ
ドを相対的に後方−４位置せしめる復帰手段を設けるこ
と、注射筒に装着された注射針（１）を取外し不能とす
ることは有効な手段となる。

ガスケット（４）前方と器外とが連通ずる通気路を形成
するため、ガスケット（４）の貫通孔（６）に装着した
栓（５）をプランジャヘッド（３ａ）との保合によって
抜脱させる方法に代え、貫通孔（６）にはこれを閉塞す
る薄膜部０…を形成しておき、薄膜部θ印をプランジャ
ヘッド前端に設けた針（１９）で貫通させるものとする
こともできる。

〔作　用〕

注射筒（２）内に注射液を吸入するためプランジ中（３
）を後退させるときは、プランジャヘッド（３ａ）とガ
スケット（４）とは掛止部（４ａ）に係合している。注
射をするため、プランジ中（３）を前方へ押圧するとプ
ランジャヘッド（３ａ）はガスケット（４）内の前方へ
移動しその一部が栓（５）と係合する。

プランジャ（３）を押し続ける限り注射針の先端から注
射液が噴出し続けるが、注射を終えてプランジャを後退
させると貫通孔（６）から栓（５）が抜脱される。この
状態でガスケット前方の注射筒内に注射液を吸入しよう
としても、ガスケット前方にはプランジャの通気路から
外気が流入し、注射針（１）の先端から注射液を吸入す
る負圧を生じない。また、注射筒内にある注射液を注射
するためにプランジャ（３）を押圧すると、注射液はプ
ランジャの通気路を通って器外に噴出し注射することが
できない。

〔実施例〕

以下、本発明使い捨て注射器の実施例を添付の図面に基
づいて説明する。

第１図は全体の縦断面図、第２図は注射針の、第３図は
注射筒前端にある注射針装着部の構造を示す。

注射筒（２）の前端にある注射針装着部（２ａ）は先細
のテーパ筒状とし、その先端には円錐形の爪（８）を形
成する一方、注射針（１）の取付部（１ａ）には孔の内
奥に爪（８）が係合する段部（９）が形成されている。

これにより、一旦装着された注射針（１）を容易に取外
すことができない。円錐形の爪（８）部分には、注射針
の取付部（１ａ）挿入し、段部（９）に係合させ易く、
かつ取外し難いように第３図（Ｂ）または（Ｃ）に示す
如く、３ないし４箇所にスリット状の切込みｑ中を設け
るのが好ましい。

第４図（Ａ）　、　（Ｂ）はそれぞれプランジャヘッド
に装着されるガスケットの実施例を示すもので、その内
部においてプランジャヘッド（３ａ）が相対的に軸方向
へ移動し得る寸法の盲筒状に成型し、ガスケット（４）
の前端面には貫通孔（６）が、後部にはプランジャヘッ
ド（３ａ）との掛止部（４ａ）が成型されている。第４
図（Ａ）に示す実施例ではその内周面をプランジャヘッ
ドが滑り易い滑動面（４ｂ）とし、その途中に小さな突
起（７）を、ガスケット後端には弾性片０１）を突出さ
せている。第４図（Ｂ）に示す実施例ではガスケットの
途中に蛇腹状の縮径部Ｑ２１が形成されている。ガスケ
ット（４）の貫通孔（６）に装着される栓（５）はプラ
ンジャヘッド（３ａ）と係合し得るものであれば任意形
状とすることができるが、第５図に示す実施例では栓（
５）を円柱状の栓体部（５ａ）とガスケット内へ向けて
突出する円錐状の構部（５ｂ）とで形成し、栓体部（５
ａ）外周面に環状突起面を、ガスケット（４）の貫通孔
（６）には栓体部（５ａ）の環状突起側が嵌合する溝０
４設け、一旦外された栓を故意に再装着し難いものとし
ている。

第６図（Ａ）　、　（Ｂ）はそれぞれプランジャの実施
例を示すもので、第６図（Ａ）に示す実施例ではプラン
ジャヘッド（３ａ）前端に栓（５）と係合するテーパ状
の係合孔０ωを設け、中心軸（３ｂ）を貫通させてプラ
ンジャヘッド（３ａ）から基端に貫通する主通路（１６
）と、主通路ｑＯから側方へ開口する副通路（１７）を
設けている。この副通路（１７）は第７図、第８図にも
示されるように、プランジャヘッド（３ａ）の他中心軸
（３ｂ）の各所に穿設されている。

そして、プランジャヘッドの後方には鍔（３ｃ）が形成
され、鍔（３ｃ）の後方には十字状にリブ（３ｄ）を立
設している。第６図（Ｂ）に示す実施例は鍔（３ｃ）よ
りも後方をリブ（３ｄ）だけで構成し、主通路００が鍔
（３ｃ）の直後において開口されるようにしている。

上述した実施例の作動状態を第９図ないし第１５図によ
って説明する。

第９図は未使用の状態を示し、ガスケット（４）前面の
貫通孔（６）は栓（５）によって閉塞されている。

注射筒内に注射液を吸入するため、プランジャ（３）を
後退させると第１Ｏ図に示すようにプランジャヘッド（
３ａ）はガスケット内を後方へ移動し、掛止部（４ａ）
に係合して後方へ引っ張られ、ガスケットよりも前方の
注射筒内に注射液が吸入される。注射液とともに吸入さ
れた空気を放出するために、ゆっくりと小さな力でプラ
ンジャ（３）を押圧すると、プランジャヘッド（３ａ）
はガスケット内の滑°動面（４ｂ）を滑って前方に移動
し、小さな突起（力に係合する。このとき、注射筒の前
方は開放されているため、第１１図に示す状態のままガ
スケットが注射筒の前方に移動し注射液とともに吸入さ
れた空気が放出される。続いて注射をするためにプラン
ジャ（３）を前方へ押圧すると、第１２図に示すように
プランジャヘッドがガスケット内の前方へ移動し、栓（
５）とプランジャヘッドの係合孔（１５）とが係合した
状態で注射が行なわれる。

プランジャ（３）を押圧する力は注射筒内に吸入された
空気を放出するための力αと、筋肉や血管内に注射する
ための力βに分けられるが、力αは力βに比較して大で
ある。そして突起（７）によってプランジャヘッドの移
動を支受し得る力ｒはαよりも大きくβよりも小さなも
の、っまりα＜ｆ＜βの関係となるように突起（７）の
大きさ、強度が設定される。

第１２図に示す注射状態では、プランジャヘッド前端に
おいて栓（５）の構部（５ｂ）が係合孔（＋５１に係合
している一方、ガスケット後端に突出させた弾性片００
がプランジャの鍔（３ｃ）によって圧縮された状態にあ
る。注射が終了し、あるいは途中で中止しプランジャの
押圧力を解除すると、弾性片０１）の発展力によって第
１３図に示すように相対的にプランジャが少し後退させ
られ、栓（５）が貫通孔（６）から抜脱される。つまり
、ガスケット（４）よりも前方の注射筒の空間は、貫通
孔（１６）、プランジャの副通路（１７）、主通路００
によって外気と連通ずる。したがって、再度注射液を吸
入しようとしてプランジャを後退させても、第１５図に
示すように主通路ｑＯや副通路Ｇη、慣通孔（６）によ
って形成される通気路から空気を吸い込むばかりで注射
液を吸入することができない。

また、第１４図に示すように注射筒内に残っている注射
液を改めて注射しようと、プランジャ（３）を前進させ
ても注射液に高圧を発生させること、すなわち注射針を
通して注射することができない。注射液は貫通孔（６）
や主通路０ω、副通路（１７）といった通気路を通うて
ガスケット内部やプランジャの後方へ噴出してしまう、
つまり、改めて注射液を吸入することや、一度吸入した
注射液を小分けにして同一人または複数の看者に注射す
ることができないものとなる。このとき、プランジャに
は主通路（１６）だけでなく副通路（１７）が形成しで
あるため、主通路を手指で塞いでも副通路による通気路
があるため注射器の機能を回復させることができない。

また、第６図（Ｂ）に示すように、プランジャの主体部
をリブ（３ｄ）で構成しプランジャヘッド部分の主通路
０ωが注射筒内で開口されるものとした場合も、通気路
を手指で塞ぐことができない。

第４図（Ｂ）に示すガスケット（４）は、第４図（Ａ）
のガスケットのように突起（７）や弾性片θ１）が形成
されていない。しかしなから、盲筒状のガスケット（４
）の途中に蛇腹状の縮径部０２）が形成されている。こ
の縮径部０２１の後面と掛止部（４ａ）の間に、プラン
ジャヘッドの一部が嵌合し、蛇腹状の縮径部０２）が弾
性変形を生じない力と弾性変形を生じる力の差を、第４
図（Ａ）のガスケットにおける突起（７）に支受される
力と乗り越える力の差と同じように機能させるとともに
、蛇腹状の縮径部の弾性力を、弾性片θ０の弾発力と同
等に機能させている。さらに、蛇腹状の縮径部における
伸縮によってガスケット（４）とプランジャヘッド（３
ａ）の相対的な軸方向移動、位置変化を実現し、この軸
方向移動、位置変化によってプランジャヘッドと栓の保
合、栓の抜脱を可能としている。

以上述べた実施例においては突起（７）や弾性片００を
省略することも可能である０例えば、突起（７）による
プランジャヘッドの支受力は、栓（５）をプランジャヘ
ッドの係合孔（１９に係合させるのに要する力で実現さ
せることもできる。また、弾性片０Ｄを設けないもので
あっても、注射液の再吸入をすることができず、一度・
使用された注射器が再利用されるのを防止することがで
きる。

次に、第１６図ないし第２０図に基づいて別の実施例を
説明する。

第１６図はガスケット、第１７図ないし第１９図はプラ
ンジャヘッドの一例を示している。

プランジャヘッド（３ａ）に装着される盲筒状のガスケ
ット（４）の前面には、少なくとも注射液を吸入する吸
入圧力に耐え得る薄膜部０８）によって閉塞される貫通
孔（６）を設ける。第１８図に示すように、プランジャ
ヘッドの前端には、前記ガスットの薄膜部０８）を貫通
させる針θ■を前方に向けて突出させている。プランジ
ャヘッド（３ａ）の基端には基板部（３ｅ）を形成し、
これより後方のプランジャ主体をリブ（３ｄ）で構成す
るとともに、プランジャヘッド（３ａ）には先端から基
板部（３ｅ）にかけて４個の通気孔（２Ｉを穿設してい
る。

第１６図（Ａ）に示すガスケット（４）は全体を一体成
形によって製造するものであるが、第１６図（Ｂ）は２
つの部材によって製造する実施例を示している。すなわ
ち、第１６図（Ｂ）に示すガスケットは前面部に大きな
貫通孔である取付孔（２１）を設けておき、この取付孔
（２１）に盲筒状の筒部材（２２）を装着しである。そ
して筒部材（２２）の筒内を貫通孔（６）とし、筒部材
（２１）に薄膜部（１４）を形成する。

第１６図ないし第１９図に示された使い捨て注射器の作
動状況を第２０図によって説明する。

第２０図（Ａ）は注射筒内に全てがセットされた状態を
示し、ガスケット（４）内にプランジャヘッド（３ａ）
が位置する。注射液を吸入する為にプランジャを後退さ
せると、第２０図（Ｂ）に示すようにガスケット（４）
の掛止部（４ａ）にプランジャへ・ンドが係合し、ガス
ケット（４）はプランジャヘッドに引っ張られて後方へ
移動し、注射筒内に注射液が吸入される。注射のために
プランジャ（３）を前進させると、第２０図（Ｃ）に示
すようにプランジャヘッドに突出させた針（１９）がガ
スケットの薄膜部０８）を貫通し、続けてプランジャを
押し進めると注射液が注射針から噴出し注射が完了する
。第２０図（Ｃ）に示す状態で、注射液を完全に排出さ
せた後、注射液を再度吸入するため、プランジャ（３）
を後退させると、第２０図（Ｄ）に示すようにガスケッ
ト（４）はプランジャヘッド（３ａ）に係合して後方へ
移動するが、このとき通気孔（至）および針（１９）に
よって薄膜部が破られた貫通孔（６）を通って外気がガ
スケット前方の注射筒内に流入する。つまり、プランジ
ャを後退させても注射液を吸入する負圧が発生せず、注
射液の再吸入が不可能となる。

なお、第１６図ないし第１９図に示された実施例に、ガ
スケット内の突起や蛇腹状の縮径部として示されるプラ
ンジャヘッドの前方への移動に対する抵抗手段を付加し
得ること勿論である。

［発明の効果］ 請求項１記載の本発明使い捨て注射器によれば、一度使
用された注射器は再使用のために新たな注射液を吸入す
ることができないものとなる。従って、使用済の注射器
が、例えば外観上わからないように包装されたものであ
っても、注射器の外観から使用されたものか否か識別可
能であるとともに、機能的に再使用ができないため、注
射器を介しての病気感染を確実に防止することができる
。このことは医師や医療機関に対する信ｎを増し、故意
による再使用だけではなく間違って再使用される可能性
をなくすることができる。

近年、麻薬常習者などに注射器の再使用によるエイズ感
染が問題となっているが、市場に本発明による注射器だ
けを供給すればエイズなどの蔓延を効果的に防止するこ
とができる。

請求項２記載の発明によれば、注射に先立ち注射液とと
もに吸入された空気を放出する操作が円滑に行われる。

請求項３記載の発明によれば、注射液を吸入し一度注射
を行なえば、例え注射筒に注射液が残っていてもこれを
再度注射することができない。つまり、複数人に少量ず
つ注射したり、同一人に対する反覆使用を防止すること
ができる。

請求項４記載の発明によれば、上記請求項２および３記
載の発明の効果を簡単な構造で実現することができる。

請求項５記載の発明によれば、プランジャの通気路を手
指で塞ぎ、不十分なから注射器の機能を維持させる可能
性をなくし、故意による再使用を完全に防止する。

請求項６記載の発明によれば、再使用を不能とするため
ガスケットの貫通孔に装着された栓を円滑かつ確実に抜
脱させることができる。

請求項７記載の発明によれば、一旦装着された注射針を
外して注射針のみを再使用することも防止する。

請求項８記載の発明によれば請求項７記載の発明におい
て注射針の装着を容易とし、より取外し難いものとする
。

請求項９記載の発明によれば、ガスケットの一部に形成
した薄膜部をプランジャヘッド前端に設けた針によって
貫通させる簡単な構造で、請求項１記載の発明と同等の
効果を奏する。

請求項１０記載の発明によれば、請求項９記載の発明を
実施するに際し、その製造を容易とする。

【図面の簡単な説明】

添付図面の第１図ないし第１５図は本発明使い捨て注射
器の第１の実施例を、第１６図ないし第２０図は第２の
実施例を示すもので、第１図は注射器全体の縦断面図、 第２図は注射針の断面図、 第３図（Ａ）は注射筒先端部の断面図、第３図（Ｂ）は
注射筒先端にある注射針装着部の斜視図及び側面図、 第３図（Ｃ）は同じく注射針装着部の変形実施例の斜視
図及び側面図、 第４図（Ａ）　、　（Ｂ）はそれぞれ変形実施例を示す
ガスケットの断面図、 第５図は栓の実施例を示すもので、第５図（Ａ）は断面
図、第５図（Ｂ）は左側面図、第５図（Ｃ）は右側面図
、 第６図（Ａ）　、　（Ｂ）はそれぞれプランジャの実施
例を示す断面図、 第７図は第６図（Ａ）に示すプランジャヘッド部分の左
側面図、 第８図（Ａ）　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）　、　（Ｄ）　
、　（Ｅ）はそれぞれ第６図のＡ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線、Ｃ
−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線＜Ｅ−Ｅ線に沿った断面図、 第９図確ないし第１５図はガスケットとプランジャの作
動状態を作動順に示す断面図、第１６図（Ａ）　、　（
Ｂ）はそれぞれ変形実施例を示すガスケットの断面図、 第１７図は第１６図（Ａ）のＦ−Ｆ線に沿った断面図、 第１８図はプランジャの前半部のみの断面図、第１９図
（Ａ）　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）はそれぞれ第１８図の
Ｇ−Ｇ線、Ｈ−Ｈ線、Ｉ−１線に沿った断面図、 第２０図（Ａ）ないしくＤ）は第２の実施例におけるガ
スケットとプランジャの作動状態を作動順に示す断面図
、 第２１図は従来の注射針の断面図、 第２２図は従来の注射器の注射筒前端部の断面図、 第２３図は従来の注射器におけるプランジャヘッド部分
の断面図、 第２４図（Ａ）は従来の注射器におけるガスケットの断
面図、第２４図（Ｂ）は第２４図（Ａ）に示すガスケッ
トの左側面図、 である。 （１）・−・注射針、　（Ｉａ）−取付部、　（２）−
・注射筒、（２ａ）−一一注射針装着部、　（３）・−
プランジャ、（３ａ）・−・プランジャヘッド、　（４
）−ガスケット、（４ａ）・−掛止部、　（４ｂ）−滑
動面、　（５）−栓、（５ａ）−一栓体部、　（５ｂ）
−・−楔部、　（６）−・−貫通孔、（７）−一突起、
　（８）・・−爪、　（９）・一段部、　０ω・・・切
込み、　（１１）−・・弾性片、　０り一縮径部、　側
〜環状突起、　圓−・−溝、　（１５）−係合孔、　０
ω−主通路、ａカー副通路、　側−薄膜部、　Ｏｇ）−
針、　１２Ｏ−通気孔、　（２１＞−取付孔、（２２）
−筒部材。 特許出廓人　キム　キュファン （ほか１名） 第４図 第６図 第８図 第９図 １７　　　　　　　　１７　　　ＪＣ 第１０図 筒１１図 ＋７　　　　　　　　　１７　　　　１７第１２図 第１３図 第１４図 第１６図 ２２８筒部材 第１７図 ＊　ｉｃ＋図 〜２゜ 第２０図 第２１図 ２０１通気孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前端に注射針が装着される注射筒と、前端部にガス
   ケットが装着され注射筒内を移動するプランジャとで構
   成される注射器において、プランジャ（３）の前端部に
   あるプランジャヘッド（３ａ）に盲筒状のガスケット（
   ４）をプランジャヘッドと相対的に軸方向移動可能に装
   着し、このガスケット（４）の一部にはプランジャヘッ
   ドからの脱落を防止する掛止部（４ａ）を形成し、かつ
   ガスケット（４）の前面部には栓（５）によって閉塞さ
   れる貫通孔（６）を穿設し、栓（５）はプランジャヘッ
   ド（３ａ）の前進によってその一部に係合し後退によっ
   て貫通孔から抜脱されるものとするとともに、プランジ
   ャ（３）には貫通孔（６）の解放によってガスケット前
   方と器外とが連通する通気路を形成したことを特徴とす
   る使い捨て注射器。 ２、ガスケット（４）内にはプランジャヘッドと滑らか
   に摺動し軸方向への移動を容易とする滑動面（４ｂ）を
   形成し、滑動面（４ｂ）の途中にはプランジャヘッドの
   前方への移動に対し注射液とともに吸入された空気を放
   出するための前方への押圧力に耐え、注射液を注射する
   押圧力に対してはプランジャヘッドが乗り越え前方へ移
   動する突起（７）を設けたことを特徴とする請求項１記
   載の使い捨て注射器。 ３、ガスケット（４）にはプランジャヘッド（３ａ）の
   貫通孔に装着された栓（５）との係合位置から栓（５）
   が抜脱される位置への復帰手段を設けたことを特徴とす
   る請求項１記載の使い捨て注射器。 ４、ガスケット（４）の一部にプランジャヘッドの前面
   が当接し、プランジャの押圧力によって圧縮される蛇腹
   状の縮径部（１２）を形成し、縮径部（１２）の伸縮に
   よってプランジャヘッド（３ａ）とガスケットとが相対
   的に軸方向移動可能としたことを特徴とする請求項１記
   載の使い捨て注射器。 ５、貫通孔（６）の解放によってガスケット前方と器外
   とが連通するプランジャ（３）の通気路は、プランジャ
   （３）を貫通しプランジャヘッド（３ａ）部分において
   ガスケット（４）内に開口する主通路（１６）と、主通
   路（１６）から側方へ開口する副通路（１７）とで構成
   されることを特徴とする請求項１記載の使い捨て注射器
   。 ６、栓（５）はガスケット（４）の貫通孔に嵌入される
   栓体部（５ａ）と、栓体部からガスケット内へ向けて突
   出する楔部（５ｂ）とで形成され、楔部（５ｂ）がプラ
   ンジャヘッド（３ｂ）の前端に形成した係合孔（１５）
   に係合し得るものとするとともに、栓体部（５ａ）の外
   周面には環状突起（１３）を、貫通孔（６）内面には環
   状突起（１３）が嵌合する溝（１４）を形成したことを
   特徴とする請求項１記載の使い捨て注射器。 ７、注射筒（２）前端の注射針装着部（２ａ）にはその
   先端に円錐形の爪（８）を、注射針（１）基端の取付部
   （１ａ）には前記円錐形の爪（８）が係合し、装着した
   注射針の取外しを不能とする段部（９）を形成したこと
   を特徴とする請求項１記載の使い捨て注射器。 ８、円錐形の爪（８）には軸方向に複数の切込み（１０
   ）を設けたことを特徴とする請求項７記載の使い捨て注
   射器。 ９、前端に注射針が装着される注射筒と、前端部にガス
   ケットが装着され注射筒内を移動するプランジャとで構
   成される注射器において、プランジャ（３）前端部のプ
   ランジャヘッド（３ａ）に盲筒状のガスケット（４）を
   プランジャヘッドと相対的に軸方向移動可能に装着し、
   ガスケットにはプランジャヘッド（３ａ）からの脱落を
   防止する掛止部（４ａ）を、ガスケットの前面部には注
   射液を吸入させる吸入圧力に耐え得る薄膜部（１８）に
   よって閉塞される貫通孔（６）を設けるとともに、プラ
   ンジャヘッド（３ａ）の前端部にはプランジャ（３）の
   前方への移動によって前記薄膜部（１８）を貫通させる
   針（１９）を設けたことを特徴とする使い捨て注射器。 １０、ガスケット前端の貫通孔を閉塞する薄膜部（１８
   ）はガスケットの取付孔（２１）に別体の筒部材（２２
   ）を装着し、この筒部材（２２）に薄膜部（１８）が形
   成されることを特徴とする請求項９記載の使い捨て注射
   器。