JPH0230628A - 石英ガラス用原料の精製方法 - Google Patents

石英ガラス用原料の精製方法

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JPH0230628A
JPH0230628A JP17824588A JP17824588A JPH0230628A JP H0230628 A JPH0230628 A JP H0230628A JP 17824588 A JP17824588 A JP 17824588A JP 17824588 A JP17824588 A JP 17824588A JP H0230628 A JPH0230628 A JP H0230628A
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Kiyoshi Katafuchi
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C1/00Ingredients generally applicable to manufacture of glasses, glazes, or vitreous enamels
    • C03C1/02Pretreated ingredients
    • C03C1/022Purification of silica sand or other minerals

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ICやLSIプラスチックパッケージ用フィ
ラー剤として使用される高純度石英ガラスの製造に際し
て不可欠な、純度の高い石英ガラス用原料を精製する方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、高純度の石英ガラスは、石英、水晶。
けい石などの天然に存在するシリカ質原料を、いわゆる
ベルヌーイ法などの溶融法を適用して、高純度溶融石英
ガラスとしている。
この従来方法は、天然ガラス質原料を、粉砕しただけで
そのままハロゲンを含む調整雰囲気中で処理し、その後
酸処理を施す方法であるから、該天然ガラス質原料中に
含まれるFeやNa、 Kなどのアルカリ金属、あるい
はウランなどの不純物がそのまま残留することが多い。
その結果、例えば、この原料を使った石英ガラスを半導
体用に供給した場合には、不純物として含む上記放射性
元素などの影響によりソフトエラーが起こるという問題
点があった。
こうした実情に鑑み、従来、上記問題点を解決するため
の幾つかの提案がなされている。例えば、特開昭62−
30632号公報では、天然シリカ質粉末原料を、まず
ハロゲンもしくはその化合物を含む雰囲気中で高温加熱
処理し、次に弗化水素酸と硝酸との混合溶液で浸漬処理
するという順序で精製する方法を提案している。
〔発明が解決しようとする課題〕
この特開昭62−30632号公報に記載の従来技術は
、それまで大きな問題点とされていた、アルカリ金属や
ウランなどの不純物をある程度は低下することができた
。しかしながら、純化の程度は前述のソフトエラーを完
全に克服するまでには至っていないのが実情である。
とくに、天然シリカ質原料中のアルカリ金属が500p
pH1以上、ウラン500ppm以上という極端に高い
不純物含有量の原料を出発材料とする場合には、この不
純物含有量の低下はそれほど期待できない。
しかも、この傾向は、上記従来技術による限り、上記不
純物含有量が50ppmと低い原料を出発原料とすると
きにも、同じように、目標とするレベル(アルカリ金属
<0.1、ウラン<1ppb)の石英ガラス用原料とな
らないという問題点を抱えていた。
本発明の目的は、天然シリカ質原料中の不純物;とりわ
けウラン等の放射性元素やアルカリ元素などを可能な限
り除去することにより、従来品に比べてより高純度の石
英ガラス用原料を調整することのできる精製技術を確立
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、不純物含有量が極端に高いか低い天然シリカ
質原料であっても、高純度の石英ガラスを製造するのに
好適な、いわゆるアルカリ金属が1 ppm以下でウラ
ン等の放射性元素が0.3PPb以下の石英ガラス用原
料を調整する方法であって、天然シリカ質粉末原料を調
整雰囲気中で加熱すると共に酸処理して原料の精製を行
うに当り、前記天然シリカ質原料を、まず500〜70
0℃の温度で加熱後急冷し、ひきつづき得られた焼成物
を60〜200メツシュに粉砕する工程、次に、上記焼
成粉砕物を、弗化水素酸と塩酸との混合溶液に浸漬する
工程、そして、上記浸漬処理粉砕物を、ノ\ロゲンもし
くはその化合物を含む調整雰囲気中で、1000〜12
00℃の温度で加熱処理する工程、を、順次に行うこと
を特徴とする石英ガラス用原料の精製方法、 である。
〔作 用〕
本発明において処理対象となる天然シリカ質原料として
は、石英、水晶、けい石などを用いる。
本発明では、第1段階の工程として、まずこの天然シリ
カ質原料を加熱炉中に装入し、500〜700℃の温度
にて過熱(焼成)し、ついで水中などに投入することに
より急冷する。このように、上記原料をまず加熱−急冷
する理由は、後につづく酸処理や雰囲気加熱処理の段階
で不純物を低下させやすくするためである。これはおそ
らく、−旦加熱した後に急冷することで、本来は除去の
難しい天然シリカ質原料中の不純物、すなわち、三次元
網状構造中に直接配位していて除去しにくくなっている
不純物を変成することができるためと考えられる。
そして、この工程では、さらに急冷した焼成物(シリカ
質原料)を、60〜200メツシュの大きさにに粉砕し
、分級する。ここで、この焼成原料を60〜200メツ
シュの大きさに粉砕1分級する理由は、粒子径を60メ
ツシュ以下とすると不純物が除去できず、また200メ
ツシュ以上だと後処理での溶解損失が大きいことと、ベ
ルヌーイ法などの方法により溶融石英ガラスを製造する
際に、歩留りが悪くなるためである。
次に、本発明における第2段階の工程は、前工程で得ら
れた焼成天然シリカ質原料粉を、弗化水素酸と塩酸(硝
酸)との混合溶液中に浸漬処理することである。この酸
化処理に当たって用いる弗化水素酸と塩酸の混合溶液は
、弗化水素酸を5〜20vo1%、塩酸を10〜3Q 
vo1%の範囲で混合したものとすることが望ましい。
また、この酸中への浸漬処理の時間は、画一的には決め
られないが、混合液への浸漬処理により生ずる原料の溶
解損失(重量減少)を考慮し、酸溶液中に焼成天然シリ
カ質原料が5〜20−t%溶解するような処理時間とす
ることが好ましい。すなわち、このような処理時間とし
た理由は、焼成天然シリカ質原料が酸溶液中に20−L
%以上溶解しても不純物除去にこれ以上の効果がなく、
一方では溶解損失が大きく経済的に不利となるためであ
る。
また、5wt%以下では不純物が除去しきれないためで
ある。
最後に、本発明における第3段階の工程は、前工程まで
に得られた浸漬処理後の天然シリカ質原料を、さらにハ
ロゲンもしくはその化合物を含む高温雰囲気中の100
0〜1200℃の温度で加熱処理を施すことである。
本発明において用いるハロゲンもしくはその化合物とし
ては、弗素ガス、塩素ガス、臭素ガスのほか、塩化水素
や四塩化けい素などハロゲン化合物を用いることができ
るが、塩素、塩化水素などのガスを用いることが有利で
ある。なお、これらのガスまたはその化合物は、空気ま
たは不活性ガスの担体ガスとして混合して使用すること
ができる。ここで温度を1000〜1200℃とすルの
は、1000℃未満では不純物の除去が困難であり1.
また1200℃を超える温度では不純物除去についての
効果が変わらないためである。
このような調整雰囲気過熱を施すことにより、本発明で
は、アルカリ金属を1 ppm以下、ウランを5 pp
m以下の石英ガラス用原料を精製することができる。要
するに、本発明は、最後にハロゲンなどの雰囲気中で高
温加熱処理することとしたので、その前段階の浸漬処理
でも除去できなかった内部にある不純物も極めて効率的
にかつ経済的に除去できるのである。
〔実施例および比較例〕
ブラジル3級水晶(A :  27.Oppm、 Fe
 : 10.0Ppa+。
Na : 20.Oppts、 K : 15.Opp
m、  U : 10ppb)を、700℃にて3時間
加熱焼成し、次いで水中に投下して急冷し、その急冷焼
成物を乾燥、粉砕2分級して60〜200メツシュの大
きさにした。
次に、かような処理によって得られた焼成粉体1Kgを
、弗化水素酸5 vo1%、塩酸15vo1%の混合溶
液1000−に3時間浸漬し、その後蒸留水にて充分洗
浄してから乾燥した。
次に、この焼成−酸処理後の粉体を、石英るつぼの中に
入れ、高温加熱炉中にセットし、塩素ガス5 vo1%
含有する窒素ガス中に入れて1000℃。
3時間の雰囲気加熱処理を行った。
処理後(上述の如き処理工程を経て得られた石英ガラス
用原料)の不純物量を第1表に示す。
これに対し、比較例として、塩素ガスを含有しない窒素
ガス中で加熱処理し、他の処理は実施例1と同様に行っ
た例(比較例1)、 弗化水素酸5 vo1%液のみで浸漬処理し、他の処理
は実施例1と同様に行った例(比較例2)、塩素ガス処
理した後に酸処理を施した例(比較例3)、加熱処理せ
ずに粉砕機によって粉砕し、60〜200メツシュに分
級した例(比較例4)、及び出発原料の不純物含有量が
A132ppm、 Fe 12.Oppm。
Na 200ppm、 K 250ppm、 U 50
0ppbのものを、実施例1と同様の処理を行ったもの
(実施例2)および、実施例2と同様の原料を用い、加
熱急冷処理を行うことなく直接に粉砕機で粉砕し、60
〜200メツシュに分級し、実施例1と同様の処理を施
したもの(比較例5)を併せて同表に示す。
第1表から、本発明の処理を行うことによって鉄、アル
ミニウム、アルカリ金属およびウランを望ましい量にま
で低下させることができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明方法によれば、天然シリカ
質原料の鉄、アルカリ金属、ウランなどの不純物を極め
て低くすることができる。とくに、本発明においては、
出発原料中のアルカリ金属が500ρPffit ウラ
ンが500ppbという極端に高い含有量であるもの、
およびアルカリ金属が50PP!1 、ウラン50pp
bという低い含有量のものについて、これらの不純物を
半導体や光学の分野で使うのに十分な高純度の石英ガラ
ス用原料(アルカリ金属くlppm、  ウラン< 0
.3ppb)とし得るまで低下させるのに有用である。
特許出願人 日本重化学工業株式会社 代理人 弁理士  小 川 順 玉 量  弁理士  中 村 盛 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、天然シリカ質粉末原料を調整雰囲気中で加熱すると
    共に酸処理して原料の精製を行うに当り、前記天然シリ
    カ質原料を、まず500〜700℃の温度で加熱後急冷
    し、ひきつづき得られた焼成物を60〜200メッシュ
    に粉砕する工程、次に、上記焼成粉砕物を、弗化水素酸
    と塩酸との混合溶液に浸漬する工程、 そして、上記浸漬処理粉砕物を、ハロゲンもしくはその
    化合物を含む調整雰囲気中で、1000〜1200℃の
    温度で加熱処理する工程、 を、順次に行うことを特徴とする石英ガラス用原料の精
    製方法。
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