JPH02305757A - ウエブ移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は定寸に切断された紙ナフキン等をロールの回り
に吸着し移送するウェブ移送装置に関する。

従来技術 従来のナフキン加工装置等におけるウェブ移送手段とし
ては、ロールの周面に咬え爪を開閉可に組付け、該咬え
爪でウェブを咬持してロール回転方向へ移送すると共に
、所定の回転位置において咬え爪を開きウェブを解放す
るように構成されていた。

発明が解決しようとする問題点 黙しながら、上述した従来のウェブ移送手段は、ロール
の周面に開閉可に設けた咬え爪であったため、該咬え爪
の開閉動作時に騒音が発生するとか、咬え爪の開閉動作
の速度には限界があり、ウェブ移送の高速化が望めない
とか、咬え爪が開ｒＡ動作により摩耗してウェブの咬え
不良が発生する等の種々の問題があった。

そこで本発明は、上述した各問題点に鑑みてなされたも
のであって、ロールに形成された常時吸引状態にある１
ａ続吸引孔に対し、ウェブ吸着部材に形成した断続吸引
孔を接離する方向に移動して、断続吸引孔の継続吸引孔
に対する連通の断続を行なって上記ウェブの吸着と移送
並びに解放とを行なうようにしたウェブＢ送装置を）是
供するものである。

問題点を解決するための手段 上記手段として、常時吸引状態にある継続吸引孔を有す
るロールに、上記継続吸引孔との連通を断続する断続吸
引孔を有するウェブ吸着部材を備え、該ウェブ吸着部材
を上記ロールに断続吸引孔が継続吸引孔に対し接離する
ように移動可に組付け、該ウェブ吸着部材の移動により
断続吸引孔の継続吸引孔に対する連通の断続が行なわれ
るように構成したものである。

作用 本発明はウェブ吸着部材に形成した断続吸引孔をロール
に穿設した常時吸引状態にある継続吸引孔に対し接離す
るように移動することにより連通と非連通状態が形成さ
れ、連通時には上記吸引により断続吸引孔の開口部に吸
着力が得られ、非連通時には同吸着力が解除され、ロー
ルの吸引孔を常時吸引状態におき、これに対し断続吸引
孔を有するウェブ吸着部材を接離する簡素な構造にてウ
ェブの吸着、移送並びに解放が高速度に行なうことがで
き、従来の紙咬え爪部式の摩耗、騒音、加工速度の限界
等の問題を一掃できる。

実施例 以下本発明に係るウェブ穆送装置の構成を実施例図に基
き説明する。

第１図乃至第３図において、１は矢印方向に回転するよ
うに設けられた移送ロールで、該移送ロールｌには軸線
方向の吸引路２と連通する径方向の継続吸引孔３が設け
られ、この継続吸引孔３の１部は上記ロール外周面に形
成した切欠部Ａ＆：ＩＪ口されている。

６はウェブ吸着部材で、このウェブ吸着部材６は上記切
欠部Ａに組込み移送ロール１の外面を軸線方向に延在さ
せて切欠部Ａの底面に接離するように配し、該ウェブ吸
着部材６に該接離により上記継続吸引孔３と連通又は連
通解除される断続吸引孔８を設け、該断続吸引孔８が開
口する外面を移送ロール１の外周面に同調する形態とす
る。

又該ウェブ吸着部材６と一体に回転方向と反対方向へ回
動アーム４を延ばし、この回動アーム４の端部を支軸５
で回動自在に軸支し、該支軸５を支点として上記ウェブ
吸着部材６の上記接離方向への移動を得るようにする。

Ｓはウェブ吸着部材６の底面を切欠部Ａの底面側に密着
するよう弾持するバネである。７は上記ウェブ吸着部材
６の側面に回転自在に設けられた転子、Ｃはウェブ吸着
部材６の開閉用固定カムであり、移送ロール１の回転に
つれこの固定カムＣの山部に転子７が案内されてウェブ
吸着部材６を切欠部Ａの底面から離間するように移動し
、転子７が固定カムＣの谷部にならい転勤することによ
り、バネＳの張力に従いウェブ吸着部材６を切欠部Ａの
底面に接近する方向に移動し同吸着部材底面を切欠部Ａ
の底面に密着状、聾とする。

上記の如く断続吸引孔８の一端開口部はウェブ吸着部材
６の外面に開口され、他端開口部はバネＳの弾力により
ウェブ吸着部材６の底面が切欠部Ａの底面と接触し、Ｎ
Ｍ吸引孔３と連通するように配置されており、上記ウェ
ブ吸着部材６のバネＳに抗する離間方向への移動により
、上記継続吸引孔３との連通を断つように配置されてい
る。

９はｆ記ロール１と相対回転するように配置されたカッ
ターロールで、ロール１．９のウェブ導入側にはロール
９の回転刃１１と対をなす固定刃１５が設けられている
。１０は上記ロール９に設けられたウェブ腰折ブレード
で、このウェブ腰折ブレードｌＯは上死点に達した上記
断続吸引孔８に吸着されているウェブ１４の吸着部を移
送方向と直交する方向に折り曲げる作用を有する。

１２．１３は長尺のウェブ１４を上記切断部へ送り出す
送りロールである。１６は上記ロール１と同期回転する
第２２の移送ロールで、このロール１６には常時吸引状
態にある継続吸引孔１７が穿設されており、この継続吸
引孔１７でロール１から解放された短く切断されたウェ
ブ１４°をロール１６へ転着する。１９はロール１６の
下部において支軸２０を中心として回動可に設けられた
ウェブ１４″の剥離アームで、この剥離アーム１９で強
制剥離されたウェブ１４゛は規制板２１．２２で規制さ
れつつ積み上げられるように構成されている。

次に上述のように構成された本発明装置の動作を第３図
に基き説明する。

第３図イはウェブ１４を送りロール１２゜１３で移送ロ
ールｌとカッターロール９との間へ送り出す直前の状態
を示し、Ｎ３図口、第１図に示すように、このウェブ１
４は送りロール１２゜１３でロール１．９間を通って所
定長送り出され、移送ロールｌの上死点に達した互いに
連通状態にある継続吸引孔３と断続吸引孔８により上記
ウェブ１４を吸着すると共に、ロール９の下死点に達し
たウェブ腰折ブレード１０で上記ウェブ１４の吸着部を
押圧し移送方向と直交する方向に曲げ癖を付ける。

第３１八に示すように移送ロール１が引続き回転するこ
とにより、第３図口において移送ロール１側に吸着され
たウェブ１４を同ロール１の回転方向に移送しつつ腰折
を行ない、該移送により更にウェブ１４が所定長引出さ
れた時、第３１二に示すようにカッターロール９の回転
刃１１と固定刃１５とが衝合し、上述の吸着ウェブ１４
を送りロール１２．１３の出口側で切断する。斯くして
第３図ホ及び第２図に示すように、定寸に切断された腰
折りウェブ１４°が形成され、第２の移送ロール１６の
回転に伴ないウェブ吸着部材６の断続吸引孔８が継続吸
引孔！７の開口部と連通する位置に達すると、第２図に
示すカムＣの山部の案内により、ウェブ吸着部材６をバ
ネＳの弾力に抗し径外へ押上げ、この結果同吸着部材６
の底面が切欠部Ａの底面より離間する方向に移動されて
、断続吸引孔８の継続吸引孔３に対する連通を断ち、上
記吸着力を解除して腰折ウェブ１４°を解放すると同時
に、ウェブ吸着部材６の外面で同ウェブ１４°を１！続
吸引孔１７の開口部に押しやり、同開口部に発生する吸
着力にて′ｓ２の移送ロール１６に転着する。

斯くして第３図へに示すように、回転につれ転子フがカ
ムＣの高所より外れて谷部に移行し、これによってウェ
ブ吸着部材６がバネＳの弾力により接近方向へ復元し、
その底面が切欠部＾の底面に密着し、断続吸引孔８と継
続吸引孔３とが連通し開口部に吸着力を発生させて次回
のウェブ吸着に備える。上記腰折りウェブ１４’は第２
の移送ロール１６により、同ロール１６の回りを下死点
方向へと移送され、剥離アーム１９により所定位置に積
み重ねられるに至る。

以上の第３図イから７４３図へまでの一連の動作の繰り
返しにより、腰折りウェブ１４°は移送ロール１によっ
て次段の移送ロール１６又はコンベア、或は直接積み皿
ね位置へと移送されるに至る。

第４図及び第５図は上述した本発明装置の他側を示し、
′！Ｊ４図において２３は移送ロール１の外周面を一定
角度に亘り同ロールと同調する円軌跡を以って切欠した
切欠部で、この切欠部２３にロール軸線方向へ亘るウェ
ブ吸着部材２４を配すると共に、該ウェブ吸着部材２４
を切欠部２３に沿い周方向へ延びる弾性変位板２４′で
一体に支持し、その端部を螺子２５又は鋲等にてロール
１に固定する。２６はウェブ吸着部材２４の側縁に突成
したカム受は片である。前記と同様、上記ウェブ吸看部
、材２４はカムＣにより弾性変位板２４′の変位を伴な
いつつ所定のタイミングで開閉動され、前記継続吸引孔
３と断続吸引孔８との連通。

非連通状態を形成する。上記ウェブ吸着部材２４と弾性
変位板２４°の両者を弾性を有する板金にて一体加工し
ても良い。

又箪５図においては、移送ロール１の外周面に軸線方向
に亘って切欠した切欠部２７に棒状のウェブ吸着部材２
８を組み込み、この棒状ウェブ吸着部材２８の例えば両
端に取付部２９を形成し、この取付部２９において棒状
ウェブ吸着部材２８を例えば螺子３０にて径方向へ移動
可にロールｌに取付けると共に、バネ３１にて同吸着部
材２８の底面を切欠部２７の底面に押し付けるように弾
持し、該弾力に抗して同底面より離間するように配置し
、よって吸着部材２８に設けた断続吸引孔８と移送ロー
ル１に設けた継続吸引孔３との連通状態又は非連通状態
を形成している。

発明の効果 本発明においては、移送ロールの吸引孔を常時吸引状態
におきウェブ吸着部材を接離方向に移動するのみでウェ
ブの吸着と吸着解除とを適正に遂行することができる。

ロールの吸引孔を常時吸引状態におぎ、これに対し断続
吸引孔を有するウェブ吸着部材を接離する簡素な構造に
てウェブの吸着、移送並びに吸着解除が行なえるので、
ロールの吸引孔をタイミング的に開閉する制御機構を不
要とし、構造を簡素にして且つ高速度化を達成すること
ができる。又従来の紙咬え爪部式の如き摩耗、騒音等の
問題を一擾できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明装置の一実施例を示し、第１
図はカムを省略して示すウェブ移送装置におけるウェブ
吸着状態の側面図、Ｎ２図はウェブ移送装置においてウ
ェブの吸着を解除し転着した状態を示す側面図、第３図
イ乃至へはカムを省略して示すウェブ移送装置の動作を
順を追って説明する側面図、第４図は本発明の他例を示
すウェブ移送装置側面図、第５図は更に他例を示す同側
面図でみる。 １・・・移送ロール、３・・・常時吸引状態にある継続
吸引孔、４・・・回動アーム、６・・・ウェブ吸着部材
、８・・・断続吸引孔、Ｃ・・・カム、Ｓ・・・バネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 定長に切断されたウェブの移送手段として、常時吸引状
   態にある継続吸引孔を有するロールに、該継続吸引孔と
   の連通を断続する断続吸引孔を有するウェブ吸着部材を
   備え、該ウェブ吸着部材を上記ロールに断続吸引孔が継
   続吸引孔に対し接離するように移動可に組付け、上記ウ
   ェブ吸着部材の接近方向への移動により断続吸引孔を継
   続吸引孔に連通して断続吸引孔にウェブ吸着力を得るよ
   うに構成すると共に、同離間方向への移動により断続吸
   引孔の継続吸引孔に対する連通を断って上記吸着力を解
   除するように構成したことを特徴とするウェブ移送装置
   。