JPH02305504A - 据置式収納家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はｌＩ笥類２食器棚類、書架類１本棚等の据置式
収納家具の改良に関する。

（従来の技術） 従来、上記したような据置式収納家具は、少なくとも天
板、底板、左右の側板からなる家具本体の内部に収納部
が形成されており、室内所望箇所に据置かれている。

（発明が解決しようとする課題） 上述したような従来の収納家具によれば、揺動。

震動などに対して安定的な据置を可能ならしめる手段、
即ち螺子止め、接着等の固定手段を何ら備えず単に床面
上に据置かれているだけなので、その据置安定性に優れ
ているとは言い難かった。

また、上記螺子止め、接着等の固定手段を別途用いて家
具本体を床面、天井、室壁等に取付けることも考えられ
るが、この場合これら室壁等の材質に合った適宜な固定
手段を選ばなければならず、さらにその取付は作業が面
倒であるばかりか、前記室壁等を傷付けたり、−庇取付
けてしまうと取外しが困難になるという不具合が生じて
いた。

本発明は上述したような従来事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とする処は、家具本体の外周部分を、
床面、天井、室壁等に押し付けることで、これら室壁等
の間にわたって家具本体を係止できるようにして、据置
安定性に優れ、なおかつ室内床面、天井、室壁等を傷付
けることなく家具本体を容易に取付け、取外しすること
ができる新規な据置式収納家具を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 以上の目的を達成するために、本発明の据置式収納家具
は、家具本体の天板上面と底板下面、又は天板上面と底
板下面及び少なくとも一方の側板外面に、進退可能な張
出し部材を設けたことを特徴とする。

（作用） 以上の手段によれば、張出し部材を前進させ、床面、天
井、室壁、隣接する家具の側面等に当接させることによ
り、家具本体をこれら床面、天井。

室壁、隣接する家具の側面等の間にわたって係止する。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面に基いて説明する。

第１図〜第８図において、据置式収納家具（Ａ）は家具
本体（１〉を台輪（２）上に載置すると共に、この家具
本体（１）における天板（１１）上面に上側張出し部材
（３）を、底板（１２）下面に下側張出し部材（４）を
、一方（図面では右側）の側板（１３）外面に側方張出
し部材（５）を、他方（図面では左側）の側板（１４）
外面には化粧板（６）を設けてなり、室内の床面（ｂ＋
）、天井（ｂｚ＞、室壁（ｂｚ）により外周面３方を囲
まれるようにして据置かれている。

家具本体（１）は台輪（２）上に載置されて床面（ｂｌ
）から天井（ｂｌ）近傍に至る高さを備え、天板（１１
）、底板（１２）、左右の側板（１３）（１４）で囲ま
れた内部に収納部（１５）を形成するとともに、この収
納部（１５）の前面に開閉Ｒ（１６）を設けて収納品を
出入れ可能に構成しである。

上側張出し部材（３）は、家具本体（１）の両側端に至
る長さを備えた基板（３１）をその前端部分が天板（１
１）から突出するよう天板（１１）前縁に螺子止め（３
２）Ｌ、この基板（３１）の前縁全長には天井（ｂｌ）
に向けて立上がる目隠し板（３３）を取付け、基板（３
１）上面には目隠し板（３３）との間に所望の間隙（３
４）を残してガイド板（３５）を立設する。また基板（
３１）の前端部分には、前記間隙（３４）に連通ずる縦
孔（３６）を適宜間隔をおいて複数開穿すると共に、こ
の縦孔（３６）の上縁に固着した座金（３７）を介して
調整螺子（３８）を縦孔（３６）内に向けて進退可能に
設ける。さらに前記間隙（３４）には目隠し板（３３）
上縁から天井（ｂｌ）までに至る＾さ及び家具本体（１
）両側端に至る長さを備えた横杆（３９）を活動可能に
嵌合せしめる。この横杆（３９）下面には前記調整螺子
（３８）の先端が当接する位置に係合溝（３９ａ）を設
けである。（第４図）。

そうして、開閉１７（１６）を開くことにより開放され
る縦孔（３６）下側からの作業により調整螺子（３８）
を進退させ、これにより横杆（３９）を押し上げて天井
（ｂｌ）に当接させる。その際、適宜箇所の調整螺子（
３８）を任意に進退させることにより、天井〈ｂｌ）の
アンジュレーションに合わせて横杆（３９）長手方向に
おける押し上げ母を適宜に調節する。

下側張出し部材（４）は、台輪（２）の前側両隅縁に、
上下の水平面（４１ａ）　（４１ｂ）を備えたＬ形アン
グル材（４１）を取付け、前記下水平面（４１ｂ）には
螺子孔（４２）を開穿し、下水平面（４１ａ）にはこの
螺子孔（４２ａ）に連絡する通孔（４２ｂ）を開穿する
。そして前記螺子孔（４２ａ）には、下端に接地板（４
３ａ）を備えた高さ調整ボルト（４３）を螺合せしめで
ある（第５図及び第６図）。

そうして、台輪（２）を床面（ｂｌ）に設置する際、通
孔（４２ｂ）を介して高さ調整ボルト（４３）を進退さ
せて接地板（４３ａ）を突出させ、これにより台輪（２
）上に載置され、る家具本体（１）の水平度を調節する
。

側方張出し部材（５）は、一方の側板（１３）の前縁よ
りに、側板（１３）内面から外面に至る調整孔（５１）
を適宜間隔をおいて複数開穿すると共に、この調整孔（
５１）外端に固着した座金（５２）を介して調整螺子（
５３）を外方に向けて進退可能に設ける。さらに、側板
（１３）外面と室壁（ｂｚ）との間には、家具本体（１
）の上下端に至る長さの縦杆（５４）を室壁（ｂｚ）に
向けて進退可能に設ける。縦杆（５４）側面には調整螺
子（５３）先端が係合する係合溝（５５）を設けである
。尚、（５６）は調整螺子（５３）内端を塞ぐキャップ
である（第６図）。

そうして、調整螺子（５３）を進退させ、これにより縦
杆（５４）を室壁（ｂ３）方向に押し出して室壁（ｂ３
）に当接させる。

化粧板（６）は他方の側板（１４）外面と略同じ大きさ
の矩形状に形成されていて、その外面を化粧仕上げして
あり、家具本体の内側から取外し可能に螺子止め（６１
）する。

以上の構成によれば、上側張出し部材（３）。

下側張出し部材（４）、側方張出し部材（５）が、夫々
天井（ｂ２）、床面（ｂ＋）、室壁（ｂ３）に当接する
ことにより、家具本体（１）がこれら天井（ｂ２）、床
面（ｂ＋）、室壁（ｂ３）の間にわたって係止される。

また化粧板（６）により他方の側板（１４）が室内に露
呈することを防いで家具本体（１）の美観を向上させる
。

尚、上記説明においては、据置式収納家具（Ａ）を、家
具本体（１）の右側に室壁（ｂ３）が隣り合うように据
置いたが、本発明はこれに限定するものではなく、据置
式収納家具（Ａ）を、家具本体（１）の左側に室壁（ｂ
３）が隣り合うよう据置くことも可能である。この場合
には上述した一方の側板（１３）外面に化粧板（６）を
取付け、他方の側板（１４）外面に側方張出し部材（５
）を設ける。

また、家具本体（１）の左右両側に室壁（ｂ３）又は隣
り合うように設置された家具等がある場合には、上記一
方の側板（Ｂ）、他方の側板（１４）両者に側方張出し
部材（５）を設けることにより、家具本体（１）の据置
安定性により向上できる。

さらに、第９図に示すように、家具本体（１）の外寸に
合わせた取付凹部（Ｂ）を室壁（ｂ３）に凹設し、この
凹部（Ｂ）内に据置式収納家具（Ａ）を据置く際には、
必ずしも左右の側板（１３）（１４）に張出し部材（５
）を設けずとも、上下の張出し部材（３）（４）だけで
上記と同等の効果を得ることができる。尚、この場合、
側板（１３）及び（１４）に側方張出し部材（５）を設
ければ、家具本体（１）の据置安定性をさらに向上でき
るばかりか、上側張出し部材（３）と側板張出し部材（
５）とで家具本体（１）と取付凹部（Ｂ）間口との寸法
誤差を吸収することもできる。これにより、家具本体（
１）と取付凹部（Ｂ）の形成にかかる手間を大幅に低減
することが可能になる。

（発明の効果） 本発明は以上説明したように構成したので、以下に記載
されるような効果を有する。

張出し部材によって床面、天井、室壁、隣接する家具の
側面等の間にわたって家具本体を係止して、地震等の際
にも倒れる虞れのない、安定的な据置が可能な据置式収
納家具を提供し得る。

さらに、螺子止め、接着等の強固な固定手段を用いるこ
となく前記効果を得ることができ、家具本体の取付は及
び取外し作業を容易に行えるばかりか、室内床面、天井
、室壁等を傷付ける心配もない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は据置式収納家
具の正面図、第２図は同側面図、第３図は同平面図、第
４図は第１図の（４）−（４）縮拡大断面図、第５図は
第１図の（５）−（５）縮拡大断面図、第６図は第１図
の（６）−（６）縮拡大断面図、第７図は第１図の（７
）−（７）縮拡大断面図、第８図は台輪の斜視図、第９
図は他の実施例に係る据置式収納家具の平面図である。 尚、図中、 （１）・・・家具本体 （１１）・・・天板 （１２）・・・底板゛ （１３）　　（１４）・・・側板 （３）・・・上側張出し部材 （４）・・・下側張出し部材 （５）・・・側方張出し部材 特　許　出　願　人　　川田木工株式会社第１図　　　
　　第２区 第３図 第５図 第７図 第６図 〕６−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 家具本体の天板上面と底板下面、又は天板上面と底板下
   面及び少なくとも一方の側板外面に、進退可能な張出し
   部材を設けてなる据置式収納家具。