JPH02305313A - エンジンの冷却水及び潤滑油用機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はディーゼルエンジンなどに採用される潤滑油及
び冷却水用の機器に関し、より具体的には、冷却水用の
ドレンコックと潤滑油の油圧検知用機器をエンジンの適
当な位置に取り付ける設けるための構造に関する。

［従来の技術］ 従来、一部の多気筒ディーゼルエンジンでは、燃料噴射
ポンプやガバナーの他に、潤滑油タンクがエンジン本体
の外側に設けである。この潤滑油タンクはセミドライサ
ンプ式のエンジンに採用されるもので、エンジン各部を
潤滑した後の潤滑油をそこに一時的に溜め、そこからオ
イルパンに戻すようになっている。

そして、上記潤滑油タンクや燃料噴射ポンプ及びガバナ
ーはシリンダブロックの一方の側面に互いに隣接した状
態で配置されることか多い。又、エンジン本体の外部に
は、上述の比較的大形の機器の他に冷却水用のドレンコ
ックや潤滑油用の油圧スイッチ及び油圧センダー（油圧
を検知して浦圧メーターに電気信号を送るための機器）
が設けられる。それらの機器は小形であるので、従来構
造では、上述の比較的大形の機器の間などに設けられる
。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、最近ではエンジンの高出力化に伴い、上述の
燃料噴射ポンプやガバナー及び潤滑油ポンプが大形化さ
れてきており、そのために、それらの間にドレンコック
や油圧スイッチなとの小形機器を設置するだけのスペー
スを確保することが困難である。

又、仮に上記大形の機器の間においてシリンダブロック
の外面にドレンコックや油圧スイッチなどを設置できた
としても、その周囲のスペースが狭いので、ドレンコッ
クを操作しにくいという不具合や、油圧機器用の配管を
設置しにくいという問題もある。

更に、従来構造では、油圧関係のスイッチ及びセンダー
と冷却水用ドレンコックとか互いに離れた場所に設置さ
れるので、それらの組立や保守点検が容易ではないとい
う不具合もある。

本発明は上記不具合を解決した構造を提供しようとする
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、エンジンブロックの一方の端面に隣接させて
フライホイールハウジングを設け、エンジンブロックの
一方の側面の下半部の外側に潤滑油タンクを設け、上記
一方の側面の上半部の外側に燃料噴射ポンプを設け、燃
料噴射ポンプとフライホイールハウジングとの間におい
て上記一方の側面の上半部の外側にガバナーを設け、潤
滑油タンクとフライホイールハウジングとの間において
上記一方の側面の外側に取付台を設け、該取付台に、人
口がエンジンの冷却水ジャケットに接続する冷却水通路
と、入口がエンジンのオイルギヤラリ−に接続する潤滑
油通路とを設け、上記取付台に上記冷却水通路に接続す
るドレンコックと、上記潤滑油通路に接続する油圧検知
用機器とを取り付けたことを特徴としている。

［実施例コ 第１図は本考案実施例の一部切欠正面略図であり、第２
図は第１図の構造を採用したエンジンの一部切欠正面略
図、第３図は第２図のエンジンの■−■矢視略図である
。第２図及び第３図において、図示のエンジンはシリン
ダ及びクランクケースを一体に形成するシリンダブロッ
ク１を備え、シリンダブロック１の上端にシリンダヘッ
ド２が固定され、下端にオイルパン（図示せず）が固定
される。第２図の如く、シリンダブロック１のシリンダ
壁部の内部には冷却水ジャケット３及びオイルギヤラリ
−４が形成されている。シリンダブロック１の一方の側
面の外側には、潤滑油タンク５と燃料噴射ポンプ６とガ
バナー７が配置されている。

第３図から明らかなように、潤滑油タンク５はシリンダ
ブロック１の下半部の外側を概ねその全長にわたってク
ランク軸１１と平行に延びている。

潤滑油タンク５は、前述の如く、エンジン各部からオイ
ルパンへ戻される潤滑油を一時的に溜めるためのもので
ある。又、図示されていないが、潤滑油タンク５で覆わ
れるシリンダブロック１の側面部分には、エンジン内部
の保守点検用の開口が設けてあり、潤滑油タンク５はそ
の開口を閉鎖する蓋としても機能している。

燃料噴射ポンプ６はエンジンの長手方向中間部において
、シリンダブロック］の上半部の外側に位置している。

エンジンの一方の端部（第３図で右側の端部）にはフラ
イホイールハウジング８が配置されており、前記ガバナ
ー７は、燃料噴射ポンプ６とフライホイールハウジング
８の間において、シリンダブロック１の上半部の外側に
配置されている。

そして図示の構造によると、ガバナー７の下側かつ、潤
滑油タンク５とフライホイールハウジング８との間には
狭い空間９しか残されていないが、その空間９に取付台
１０が配置されている。取（−Ｊ台１０は板状の部材で
、上下方向及びエンジン幅方向（第２図で左右方向）の
１Ｊ法が比較的大きく、エンジン長手方向の寸法が小さ
い。第２図から明らかなように、取付台１０のクランク
軸１１と反対側の先端はフライホイールハウジング８の
外周に対して概ねクランク軸長手方向に並んでおり、換
言すれば、取付台１０はフライホイールハウジング８と
概ね同じ位置までエンジン幅方向に突出している。潤滑
油タンク５は取飼台１ｏよりもエンジン幅方向に突出し
ている。

第１図から明らかなように、取（＝Ｊ台１０は全体が単
一の板状ブロックで構成されており、シリンダブロック
１側の端部に設けた上向き及び下向きの脚部２０．２１
がボルト２２によりシリンダブロック１の外面に固定さ
れている。

取（＝１台１０の上面２３には２個の継手２４．２５と
油圧スイッチ２６とがエンジン幅方向（上面２３の長手
方向）に並んだ状態で取り付けである。

取付台１０の先端面３０には油圧センダー３１とドレン
コック３２が上下に並んだ状態で取り付けである。これ
らの機器は取付台１ｏの内部に設けた冷却水通路３３又
は潤滑油通路３４の端部のねじ部に固定されている。

冷却水通路３３はドレンコック３２に接続する水平部分
と、その水平部分のシリンダブロック１側の端部から上
方へ延びて継手２４に接続する垂直部分とを備えており
、継手２４を介して冷却水通路３３には冷却水パイプ４
０の出口端部が接続している。冷却水パイプ４０の図示
されていない入口端部は第２図の冷却水ジャケット３の
下端部に接続している。

従って、ドレンコック３２を開くことにより、冷却水ジ
ャケット３内の冷却水を冷却水パイプ４０、継手２４、
冷却水通路３３を介して排出することができる。

潤滑油通路３４は継手２５と油圧スイッチ２６及び油圧
センダー３１を互いに接続している。継手２５には潤滑
油パイプ４１の出口端部が接続している。潤滑油パイプ
４１の入口端部は第１図のオイルギヤラリ−４に接続し
ている。従って、潤滑油通路３４には潤滑油パイプ４１
及び継手２５を介してオイルギヤラリ−４の油圧が導入
され、油圧スイッチ２６はその油圧を検知して、油圧が
所定値を越えた場合に、図示されていないランプ又はブ
ザーにより警報を発するようになっている。

油圧センダー３１は潤滑油通路３４の油圧を検知し、そ
れを電気信号に変えて図示されていない油圧メーターへ
送るようになっている。

［発明の効果］ 以上説明した構造によると、シリンダブロック１の外面
に固定した取付台１ｏ上に、油圧スイッチ２６や油圧セ
ンダー３１、ドレンコック３２、ならびに、それらに併
設される継手２４．２５をまとめることができるので、
それらの機器及びパイプ４０．４１を集中化して全体を
コンパクト化できる。従って、潤滑油タンク５や燃料噴
射ポンプ６、ガバナー７が大形である高性能エンジンに
おいても、それらの小形機器を、設置場所に苦慮するこ
となく配置することができ、しがちそれらの組立作業や
保守点検作業を簡単化することができる。

更に、ドレンコック３２をエンジンの側方へ張出した位
置に配置することができるので、フライホイールハウジ
ング８や潤滑油タンク５などに邪魔されることなく、冷
却水の水抜き作業を容易に行なうことができる。又、こ
の種のエンジンは船舶に使用されることが多く、その場
合にエンジンはフライホイールハウジング８が他方の端
部よりも多少低い位置となるように傾斜姿勢で設置され
るが、図示の構造では、ドレンコック３２がフライホイ
ールハウジング８の近傍、即ち、エンジンの低い位置を
占める端部に設置されるので、この点においても水抜き
作業を容易に行なうことができる。換言すれば、舶用エ
ンジンでは、ドレンコック３２をフライホイールハウジ
ング８の近傍に設置することが必要であるが、上述の構
造によると、そのような位置にドレンコック３２を問題
なく設置することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の一部切欠正面略図、第２図は第
１図の構造を採用したエンジンの一部切欠正面略図、第
３図は第２図のエンジンの■−■矢視略図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンブロックの一方の端面に隣接させてフライホイ
   ールハウジングを設け、エンジンブロックの一方の側面
   の下半部の外側に潤滑油タンクを設け、上記一方の側面
   の上半部の外側に燃料噴射ポンプを設け、燃料噴射ポン
   プとフライホイールハウジングとの間において上記一方
   の側面の上半部の外側にガバナーを設け、潤滑油タンク
   とフライホイールハウジングとの間において上記一方の
   側面の外側に取付台を設け、該取付台に、入口がエンジ
   ンの冷却水ジャケットに接続する冷却水通路と、入口が
   エンジンのオイルギャラリーに接続する潤滑油通路とを
   設け、上記取付台に上記冷却水通路に接続するドレンコ
   ックと、上記潤滑油通路に接続する油圧検知用機器とを
   取り付けたことを特徴とするエンジンの冷却水及び潤滑
   油用機器。