JPH02304549A - ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法

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JPH02304549A
JPH02304549A JP12628589A JP12628589A JPH02304549A JP H02304549 A JPH02304549 A JP H02304549A JP 12628589 A JP12628589 A JP 12628589A JP 12628589 A JP12628589 A JP 12628589A JP H02304549 A JPH02304549 A JP H02304549A
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JP
Japan
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gelatin
layer
layers
contg
silver halide
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JP12628589A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Okada
哲明 岡田
Toru Yoshida
透 吉田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀写真感光材料(以下、感材と記す
)の製造方法に関し、特に膜物性が改良された感材の製
造方法に関する。
(従来の技術) 感材は一般に支持体の少なくとも一方の側にゼラチンを
バインダーとする層(以下、ゼラチン含有層と記す)を
有して成る。かかるゼラチン含有層は温度変化に対して
伸縮し易い欠点を有している。特に支持体の片面のみに
ゼラチン含有層を有する感材の低湿下でのカールはカメ
ラ部内での搬送不良を引き起こす原因となる。f!度変
化によるゼラチン含有層の伸縮を防ぐためにバインダー
を柔軟にする技術が知られている。かかる技術の例とし
て特公昭39−4272.同39−17702明細書等
に記載されている如くポリマーラテックスをバインダー
中に含有せしめる方法が知られている。しかしながらポ
リマーラテックスを含有したバインダーよりなるゼラチ
ン含有層は高湿の雰囲気下で接着性又は粘弾性が増し他
の物体と接触することにより容易にそれと接着し易くな
る。
ゼラチン層を接着し難くする(耐接着性を良くする)た
めにその層に平均粒子サイズ1〜5μの微粉末(以下マ
ット剤と称す)例えばシリカ、酸化マグネシウム、ポリ
メチルアクリレートの微粒子を存在せしめてコロイド層
表面の粗さを増加させ云わゆるマット化させる技術が知
られている。
しかしながら充分な耐接着性が得られる程度にマット剤
を存在さしめると場合によっては感光性ハロゲン化銀粒
子の圧力力ブリ発生、写真乳剤面の受光の散乱により光
透過性を防げる等の問題を生じる。
(発明の目的) 従って本発明の目的は、写真画像の透明性を損うことな
く低湿下(30%RH以下)でのカールが少なくかつ耐
接着性の良好なハロゲン化銀写真感光材料の製造方法を
提供することにある。
(発明の開示) 本発明の目的は、支持体の少なくとも一方の側に2層以
上のゼラチン含有層を有する感材の製造方法に於いて、
その少なくとも一方の側に於いてゼラチン含有層(好ま
しくは最外層より支持体に近い層)にポリマーラテック
スを含有せしめ、かつ該ゼラチン含有層用塗布液を塗布
する時の温度を35°C以下好ましくは33℃以下にし
て塗布することにより達成された。
35°C以下で塗布する層は支持体のポリマーラテック
スを含有した層の存在する全ての層であることが好まし
い。
ここで言う塗布時の温度とは塗布時の塗布液の温度を意
味し、塗布液の温度を下げる方法としては塗布液調製時
又は調製後下げる方法及び送液中に保温温度を下げる方
法等が考えられるが好ましくは塗布液調製後に下げる方
法が好ましい。
本発明に用いられるポリマーラテックスの好ましい例と
してはアクリル酸のアルキルエステル、ヒドロキシアル
キルエステルまたはグリシジルエステル、あるいは、メ
タアクリル酸のアルキルエステル、ヒドロキシアルキル
エステル、またはグリシジルエステルをモノマ一単位と
して持ち、平均分子量が10万以上、特に好ましくは3
0万〜50万のポリマーであり、具体例は次式で示され
る。
ポリマー1    (CHz  CH)−nCOOC4
Hs ポリマー2    (CHl  CHhnCOOCs 
H? ポリマー3   妖CHz  C旧1 COOCt  Hs ポリマー4         CHs 霊 (CHz  C+−n COOC4Hs ポリマー5 CHl 鵞 ポリマー6 Hs H 本発明に用いられるポリマーラテックスは平均粒径が2
0mμ〜200mμの水不溶性ポリマーの水分散物で、
好ましい使用量はバインダーとして用いられているゼラ
チン1.0に対して乾燥重量比でo、oi〜1.0で特
に好ましくは0,1〜0.8である。
さちに、ポリマーラテックスに関しては前記、特公昭4
5−5331号、米国特許第2,852゜386号、同
3,062,674号、同3.411.911号、同3
,411,912号明細書の記載等を参考にすることが
出来る。
本発明に用いられるポリマーラテックスはハロゲン化銀
乳剤層、バック層、中間層等のゼラチン含有層のうちの
少なくとも一層に含有させるがより支持体に近い層に含
有せしめることが好ましい。
本発明の感材のゼラチン含を層としてはハロゲン化銀乳
剤層、バック層、保護層、中間層等があるがこれらの層
にはゼラチンが用いられる。ゼラチンとしては、云わゆ
る石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチ
ン、及びゼラチン誘導体、変成ゼラチン等、当業界で一
般に用いられているものはいづれも用いることが出来る
が、中でも石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチンが好まし
く用いられる。
又、ゼラチンの他にコロイド状アルブミン、カゼインな
どの蛋白質、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等のセルロース化合物;寒天、アルキ
ン酸ソーダ、でんぷん誘導体等の糖誘導体:合成親水性
コロイド、例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−ビ
ニルピロリドンポリアクリル酸共重合体、ポリアクリル
アミドまたはこれらの誘導体および部分加水分解物等を
用いることが出来る。必要に応じてこれらのコロイドの
二つ以上の混合物を使用することが出来る。
ハロゲン化銀乳剤層は、感光性ハロゲン化銀、化学増感
剤、分光増感剤、カブリ防止剤、ゼラチン硬化剤、界面
活性剤など膜物理性改良剤、増粘剤、等を含有すること
が出来る。これらについては、リサーチ・ディスクロー
ジャー誌、176巻17643項(1978年12月)
の記載、及び特開昭52−108130号、同52−1
14328号、同52−121321号、53−321
7号、同53−44025号明細書の記載等を参考にす
ることが出来る。
特に本発明において好ましく用いられる界面活性剤は特
公昭5B−9412号公報に記載された分子量600以
上のポリアルキレンオキサイド類である。
表面保護層はゼラチンの如き親水性コロイドをバインダ
ーとする厚さ0.3〜3μ、特に0.5〜1.5μの層
であり、その中に、ポリメチルメタアクリレートの微粒
子の如きマット剤、コロイド状シリカ、及び必要により
ポリスチレンスルホン酸カリウムの如き増粘剤、ゼラチ
ン硬化剤、界面活性剤、すべり剤、Uv吸収剤などを含
有して成る。
本発明の感材は公知のカブリ防止剤または安定剤を含有
してよい。含有しうるカブリ防止剤又は安定剤としては
、メルカプト類、ベンゾチアゾリウム塩、ニトロインダ
ゾール類、ニトロベンズイミダゾール類、クロロベンズ
イミダゾール類、プロモヘンズイミダゾール類、アミノ
トリアゾール類、ベンズトリアゾール類、ニトロベンズ
) IJテアゾール類ベンゼンチオスルホン酸類、ベン
ゼンスルフィン酸、ベンゼンスルホン酸アミド、アザイ
ンデン類〔例えばトリアザインデン類、テトラアザイン
デンR(特に4−ヒドロキシ置換(1゜3.3a、?)
テトラアザインデン類)〕などがある。
゛ 本発明の感材はハロゲン化銀乳剤と支持体の間に染
料を有することのないゼラチン層を有することが好まし
い。
かかるゼラチン層にはゼラチンの他にハイドロキノン及
びその誘導体、レゾルシン、カテコール、DIR−ハイ
ドロキノン類などを含有せしめることができ、その膜厚
は0.5〜1.5μmであることが好ましい。
本発明の感光材料のバック層には帯電防止剤、マット剤
などを含有せしめることが好ましい。
帯電防止剤としては導電性金属酸化物微粒子(たとえば
アンチモンをドープしたSnO,など)、含フツ素界面
活性剤、導電性ポリマーなどが好ましく、マット剤とし
ては粒子サイズ1〜10μmのPMMA、S i Ox
などが好ましい。
本発明の製造方法の特徴は塗布時の温度が35°C以下
であることにあり、その他の塗布・乾燥条件に関しては
特に制限はなく公知の方法をいづれも用いることができ
る。
写真乳剤層その他のゼラチン含有層の塗布には、たとえ
ばディップ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、
押し出し塗布法などの公知の種々の塗布法を利用するこ
とができる。特に米国特許第2681294号、同第2
761791号、同第3526528号および同第35
08947号等に記載された塗布法によって、多層を同
時に塗布することが好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。
実施例1 1)評価方法 イ)低温におけるカールの評価 塗布、乾燥後の試料を5閣XIQ51gに切断し、25
°CS 13%RHの雰囲気下で第1図の様な方法でカ
ールの測定を行う。
口)接着面積測定方法 塗布、乾燥後の試料を40閣X50mに切断し、40°
C175%の雰囲気下で数枚積み重ね、1゜2kg重の
荷重を12時間かけた後、接着面積を調べた。
ii )試料の作成 下塗りを施したポリエチレンテレフタレートフィルム(
厚さ175μ)上の一方の側に下記処方(+)の第1表
の組み合せに従ってハロゲン化銀乳剤層を塗布し、処方
(2)の第2表の組み合せに従って中間層を、さらに処
方(3)の第3表の組み合せに従って保護層を塗布し、
(1)、(2)、(3)、(4)の試料を得た。
処方(1)ハロゲン化銀乳剤層処方 ゼラチン  1.8g/イ 沃臭化銀 (Br:97.5モル%、I:2゜5モル%
) 平均粒子サイズ0.33μm 硬111剤  1.3−ビニルスルホニル2−プロパツ
ール0.04g/ポ 処方(2)中間層処方 ゼラチン ;  1.  Ig/nf  (アルカリ処
理ゼラチン) ポリマーラテックス ; ポリエチルアクリレ−)0.8g/イ 処方(3)保護層処方 ゼラチン ;  0.3g/rd  (アルカリ処理ゼ
ラチン) マット剤 ; 平均粒子径160μの硫酸バリウムスト
ロンチウム 0.06g/ポ 試料0)〜(4)について、低湿下のカール、耐接着性
及びコントロール試料の感度に対する試料(2)〜(4
)の感度変動中を示した。
なお試料の感度は試料をEGG社製キセノン電光計で電
光像現像液MD−285(富士フィルム製)を用い30
°C,18秒で現像、処理後濃度1.2における感度を
測定した。
第4表かられかるように中間層にポリマーラテックスを
添加し塗布温度を33°Cとした試料(3)、(4)は
試料(11コントロール、試料(2)に比べ低温下のカ
ール及び耐接着性に優れている。またさらに乳剤液調製
後の保存温度を33°Cとした試料(4)は試料(2)
、(3)に比較し感度変動中の少ないこともわかる。
実施例2 下塗りを施したポリエチレンテレフタレートフィルム(
厚さ175μ)上の一方の側に下記処方(4)の第5表
の組み合せに従ってハロゲン化銀乳剤層を塗布し、処方
(5)の第6表の組み合せに従って中間層を、さらに処
方(6)の第7表の組み合せに従って保護層を塗布し、
(5)、(6)、(7)、(8)の試料を得た。
処方(4)ハロゲン化銀乳剤層処方 ゼラチン  1.8g/ポ 沃臭化銀  (Br:97.5モル%、!:2゜5モル
%) 平均粒子サイズ0.33μm 硬tll剤   1.3−ビニルスルホニル2−プロパ
ツール0.04g/nl 処方(5)中間層処方 ゼラチン ;  1.  Ig/nf  (酸処理ゼラ
チン ポリマーラテックス ; ポリエチルアクリレート 0゜ 8g/ボ 処方(6)保護層処方 ゼラチン i  0.3g/rrf  (酸処理ゼラチ
ン) マント剤 ; 平均粒子径1. 0μの硫酸バリウムス
トロンチウム g / nf コロイド状シリカ;  50g/100gゼラチン 硬膜剤  ;  1,3−ビニルスルホニル2−プロパ
ツール 0.04g/ポ 試料(5)、(6)、(7)、(8)について低温下で
のカール、耐接着性及びコントロール試料の感度に対す
る試料(6)〜(8)の感度の変動中を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図はカール測定方法を模式的に示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体の一方の側に2層以上のゼラチン含有層を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法において、該ゼラ
    チン含有層の少なくとも1層中にポリマーラテックスを
    含有せしめ、かつ該ゼラチン含有層の塗布温度が35℃
    以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
    の製造方法。
JP12628589A 1989-05-19 1989-05-19 ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法 Pending JPH02304549A (ja)

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