JPH0230417Y2 - - Google Patents

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JPH0230417Y2
JPH0230417Y2 JP11038087U JP11038087U JPH0230417Y2 JP H0230417 Y2 JPH0230417 Y2 JP H0230417Y2 JP 11038087 U JP11038087 U JP 11038087U JP 11038087 U JP11038087 U JP 11038087U JP H0230417 Y2 JPH0230417 Y2 JP H0230417Y2
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molded body
tile
baking
tile molded
glaze
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイル焼成用の焼台に関し、詳しく
は施釉されたタイル成形体を焼成するための焼台
に関する。
(従来の技術) 施釉タイルは、所定形状に成形されたタイル成
形体の表面に釉薬を施し、そしてこれを焼成炉内
で焼成することによつて製造される。例えば第3
図に示すくの字形状の施釉役物タイルの場合、タ
イル成形体100をメツシユベルト102の上に
載せ、同ベルトにてタイル成形体100を移動さ
せつつその表面にスプレー装置104等にて釉薬
を施し、そしてこれを第5図A及びBに示すよう
な匣鉢106,108の上に並べた焼台110の
上に載せて匣鉢ごと焼成炉内に搬入し、焼成す
る。
(問題点を解決するための手段) ところで、従来の焼台は第5図Cに示すように
その上面にタイル成形体100の裏面が密着する
形態であり、これに起因して次のような不具合が
生じていた。即ちタイル成形体100の裏面が密
着するために、施釉時に成形体の端部裏面に回り
込んだ釉薬112が焼台110の上面に付着し、
一方においてタイル成形体100は焼成によつて
1割程度収縮するために、その収縮時に釉薬11
2のバインダ作用によつてタイル成形体100の
素地が焼台110の側に削り取られたり、逆に焼
台の表面部分がタイル成形体の側に削り取られて
減耗したりし、また場合によつてタイル成形体1
00の収縮力及び釉薬112のバインダ作用によ
つて焼台110上のタイルに歪が生じ、焼成後タ
イルを焼台から取り外すときにその歪に基づいて
タイルが割れたり欠けたりするのである。
タイル成形体100の表面に施釉する方法とし
ては、上記の外に第4図に示すようにタイル成形
体100をロープ114の上に載せてロープ11
4とともに連続移動させ、その表面に釉薬を吹き
付けることも行われている。而してこの場合に
は、成形体裏面側のロープ114による被支持部
にも釉薬が付着し、そしてこの部位の釉薬と成形
体端部から裏面に回り込んだ釉薬とが、成形体1
00を焼台110に載せたときかかる焼台の上面
に付着して上述した焼台の減耗やタイルの損耗を
惹起する。
(問題点を解決するための手段) 本考案の焼台はこのような問題点を解決するた
めに案出されたものであり、その要旨は、表面に
釉薬の施されたタイル成形体を焼成するに際して
その裏面を自身の上面に載せて支持するタイル焼
成用の焼台であつて、該上面の該タイル成形体の
端部裏面に対応する部位又は該端部裏面と前記施
釉時におけるタイル成形体の裏面側被支持部に対
応する部位とが空所として形成されたことにあ
る。
(作用) かかる本考案によれば、タイル成形体裏面の釉
薬の存在部位に対応する焼台の上面所定部位が予
め空所として形成されているため、施釉されたタ
イル成形体を焼台に載せても、かかる成形体の釉
薬が焼台に付着することがない。従つて焼成時に
焼台上のタイル成形体が自由に収縮できるように
なつて変形が抑制される外に、釉薬のバインダ作
用に基づく焼台の減耗やタイル成形体の損傷、割
れ等が防止される。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図において、10はくの字形状をなす役物
タイル成形体であつて、搬送手段としてメツシユ
ベルトを用いる前記第3図に示す方法により表面
に釉薬が施されている。12は、この役物タイル
成形体10を上面に載せ且つ自身は匣鉢14の上
に並べられて焼成炉内に搬入される焼台であつ
て、タイル成形体10の各折片18,18を支持
する上面(傾斜面16,16)を有している。各
傾斜面16はタイル成形体10の折片18よりも
一定寸法短く形成されており、そして折片18の
端よりも一定距離引き込んだ傾斜面16の端から
壁面20が垂直下方に延びている。即ちこの焼台
12は、折片18の端部22の裏面に対応する部
位が空所24として形成されている。
従つて、図示のように施釉されたタイル成形体
10を焼台12の上面に載せた場合、その端部2
2の裏面に回り込んだ釉薬は焼台12には付着し
ない。このためタイル成形体10を焼台12に載
せて焼成した場合、同成形体10は釉薬のバイン
ダ作用に基づく抵抗を受けることなく自由に収縮
できて変形も少なく、また釉薬のバインダ作用に
よつて焼台12の表面が削り取られたり、逆にタ
イル成形体10の素地が焼台12の側に削り取ら
れて焼台12の上に少しずつ重なつて行くような
こともない。
尚、タイル成形体10の端部22は特に収縮量
の多い部位であり、従つてかかる端部22に対応
する部位を空所24としておくと、釉薬の付着に
よる弊害を効果的に防止できるが、タイル成形体
への施釉が前記第4図の方法によつて行われる場
合には、ロープ114による被支持部に対応する
部位をも空所としておくと良好である。第2図は
その一例を示している。図示のように本例の焼台
26は、タイル成形体10の端部22の裏面に対
応する部位と、ロープ114による被支持部に対
応する部位とが夫々凹所28,30,32とさ
れ、タイル成形体10の端部22の裏面に回り込
んだ釉薬の外、施釉時にロープ114による被支
持部においてタイル成形体10の裏面に付着した
釉薬も焼台26に付着しないようにされている。
本例の焼台26を用いた場合、タイル成形体1
0の焼成時に同成形体10が焼台26への釉薬付
着に基づく収縮抵抗を受けないのみならず、タイ
ル成形体10と焼台26との接触面積が少なくな
つて、収縮時の抵抗が更に減じられ、かかる収縮
抵抗に基づくタイルの変形も抑制される利点が生
ずる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば上例は何れもタイル成形体がくの字形状
の役物タイルの場合であるが、本考案はその他
種々の形状のタイル成形体用の焼台に対して適用
することが可能であるし、また前述したのとは異
なつた方法でタイル成形体に施釉することもでき
るし、その際タイル成形体裏面の被支持部の位置
が前記の位置と異なつて来れば、これに応じて焼
台の空所位置も変化させられることなる。
その外、本考案はその主旨を逸脱しない範囲に
おいて、当業者の知識に基づき様々な変更を加え
た形態で構成することができる。
(考案の効果) このように、本考案は焼台上面におけるタイル
成形体の端部裏面に対応する部位又は同部位を含
む所定部位を空所として形成したものである。
これにより、施釉されたタイル成形体を焼台上
に載せたとき、タイル成形体の裏面に付着した釉
薬が焼台に付着するのが回避され、以て焼台が減
耗したり、逆にタイル成形体の素地が削り取られ
て焼台に徐々に堆積したり、タイル成形体が変
形、損傷したりするのが防止される等優れた効果
が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である焼台をタイル
成形体、匣鉢とともに示す正面図(一部断面図)
であり、第2図は本考案の他の実施例である焼台
をタイル成形体とともに示す正面断面図である。
第3図及び第4図は夫々タイル成形体に施釉する
方法を説明するための説明図であり、第5図A,
Bはタイル成形体を焼成する際に従来用いられて
いる匣鉢及び焼台を示す斜視図であり、同図Cは
その焼台をタイル成形体及び匣鉢とともに示す正
面図(一部断面図)である。 10:タイル成形体、12,26:焼台、2
2:端部、24:空所、28,30,32:凹
所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に釉薬の施されたタイル成形体を焼成する
    に際してその裏面を自身の上面に載せて支持する
    タイル焼成用の焼台であつて、該上面の該タイル
    成形体の端部裏面に対応する部位又は該端部裏面
    と前記施釉時におけるタイル成形体の裏面側被支
    持部に対応する部位とが空所として形成されたこ
    とを特徴とするタイル焼成用焼台。
JP11038087U 1987-07-17 1987-07-17 Expired JPH0230417Y2 (ja)

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JP11038087U JPH0230417Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

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JP11038087U JPH0230417Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

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JPS6414140U JPS6414140U (ja) 1989-01-25
JPH0230417Y2 true JPH0230417Y2 (ja) 1990-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0645833Y2 (ja) * 1989-12-28 1994-11-24 株式会社イナックス 焼成用焼台

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JPS6414140U (ja) 1989-01-25

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