JPH02303667A - 射出プランジャ機構のかじり度合検出方法 - Google Patents

射出プランジャ機構のかじり度合検出方法

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JPH02303667A
JPH02303667A JP12355689A JP12355689A JPH02303667A JP H02303667 A JPH02303667 A JP H02303667A JP 12355689 A JP12355689 A JP 12355689A JP 12355689 A JP12355689 A JP 12355689A JP H02303667 A JPH02303667 A JP H02303667A
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克弥 田村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明はダイカストマシン等に用いられる射出プランジ
ャ機構におけるスリーブ内のプランジャチップのか゛じ
り度合を検出する方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、ダイカストマシンでは、第3図に示す如き固定
金型11と可動金型12とで構成される金型10のキャ
ビティ13へ溶湯を充填して製品を成形するに際し、先
ず溶湯を射出スリーブ15内に供給し、該射出スリーブ
15内に摺動自在に設けたプランジャチップ■7をシリ
ンダI8により低速及び高速で前進させることにより溶
湯をキャビティ13に射出している。
ところで、該射出装置を長時間にわたり運転し、溶湯の
射出を繰り返すと、プランジャチップ17に摩耗が生じ
、又、射出スリーブ15内に固化した金属粒が存在する
ことが生じ、安定した所定の射出速度が達成できなくな
り、射出速度が波打つ様に変化する等のいわゆるかじり
が発生する。
この様なかじりは、溶湯温度の低下を生じさせ、又、溶
湯へ空気を巻き込むことが有り、キャビティ13への湯
まわりの悪化や製品における巣の発生等の欠陥を生じさ
せることになる。
従って、この様な欠陥を生じさせるプランジャ機構のか
じりを早期に発見し、射出スリーブ15とプランジャチ
ップ17との保守を行なうことは製品の高品質を維持す
る為、又、ダイカストマシンの破損防止や安全維持の為
に重要であり、従来から種々の方法によるかじり検出方
法が採用されている。
このかじり度合の検出は、油圧回路の油圧変化を測定す
る方法が多く採用され、又、プランジャチップ17の前
進速度と加速度の変化率とを検出して判別することも行
なわれている。
[発明が解決しようとする課題] 上記射出成形装置は、金型におけるキャビティの大きさ
や形状等によって射出圧力が変化する為、金型を変更す
る毎にかじり度合の基準をも変更しなければならないに
も拘らず、従来の判定基準は、金型に応じた基準への変
更設定が煩雑となる欠点が有った。
又、油圧回路における油圧変化を測定することによりプ
ランジャ機構のかじり度合を判別する方法は、サージ圧
等のかじり以外の原因による油圧変動が生じていること
も有り、射出速度自体は大きく変動していない場合の変
化も検出することが有り、正確な判定が困難であった。
そして、プランジャチップの前進速度及び加速度の変化
によりかじり度合を判定する方法は、速度から加速度を
算出することが必要であり、且つ、連続した速度変化の
値によるデータ量が厖大となり、判定基準を定めること
が困難であった。
[課題を解決するための手段] 本発明はプランジャチップの移動範囲内に検出区間を設
定することにより溶湯の低速射出時における射出速度を
検出し、該検出区間を所定の判定時間Tを有する多数(
n)11のブロックに分割し、各ブロックにおける最高
速度と最低速度との速度差を算出し、この算出速度差と
設定速度差とを比較し、前記検出区間内での算出速度差
が設定速度差を越えた回数によりプランジャ機構のかじ
り度合を判定することとする。
[作用] 本発明に係る検出方法は、検出区間を多数のブロックに
分割し、各ブロックにおける最高速度と最低速度との速
度差を算出する故、射出速度の変動を容易に検出するこ
とができ、この算出した速度差と設定速度差との比較に
より変動幅を検知するものであり、設定速度差を越えた
大きな変動の回数によりかじり度合を知ることができる
[実施例] 本発明の実施例は、第2図に示す様に、射出プランジャ
16にマグネットスケール21を取り付け、マグネット
スケール21の移動に従ってパルス信号を出力す粂磁気
ヘッド25により射出プランジャ1Bの移動速度を検出
し得る様にし、磁気ヘッド25から出力されるパルス信
号をパルスカウンタ回路31でカウントし、カウント値
及びパルス間隔を記憶装置33に記憶させ、射出絆了後
、第1データ処理装置32により溶湯を射出したときの
射出プランジャ1Bの移動速度を算出させるものであり
データ設定装置3Bにより設定される検出区間、判定時
間としての各ブロックの時間幅T、設定速度差、更に変
動幅が設定速度差を越える回数の許容回数N、を第2デ
ータ処理装置35を介して記憶装置33に記憶させるも
のである。
上記検出区間としての測定範囲の設定は、射出プランジ
ャ18が低速射出速度に充分到達する様に、第1図に示
す如く射出プランジャ16の停止位置から所定の距離文
1だけ前進した位置から低速射出区間Vt内で設定する
ものとし、測定範囲は測定開始位置から一定の距離又は
任意の距離として設定し、各ブロックを定める時間幅T
は例えば数十乃至数百m5ecの一定時間幅として十乃
至数十個のブロックを形成する。
尚、検出区間を射出プランジャ16が通過する時間を時
間幅Tで分割し、時間幅Tに満たない最終ブロックは判
定対象から除外する。又、測定範囲の最終位置は、測定
範囲の開始位置から距離によって定める場合のみでなく
、射出成形装置における低速射出速度から高速射出速度
に切換える電気信号等により測定を完了させることとし
、切換信号の出力時を測定終了時として測定範囲を設定
することもできる。
この様に、検出区間を時間幅Tで分割することにより時
間幅Tを有する多数(n)個のブロックを形成し、この
各ブロックの時間幅Tを判定時間とし、各ブロックにお
ける最高速度と最低速度との差ΔV−が一定の値Vd以
下であれば、かじりによるプランジャチップ17の速度
変動が無いと見做すものであり、この速度差の許容値V
dをJジ定速度差としてデータ設定装置36から入力し
、又、前記判定時間T及び算出速度差ΔV、が設定速度
差Vdを越える許容回数Nもデータ設定装置36から入
力しておく。
そして、第1データ処理装M32には、パルスカウンタ
回路31からのパルス信号により射出プランジャ16の
前進速度及び前進距離をデータとし入力しつつ、前記低
速射出速度区間中の検出区間を判定時間Tにより多数個
のブロックに分割し、各ブロックの最低速度と最高速度
との差ΔVmを算出させ、この算出速度差Δ■−と前記
設定速度差Vdとを比較させ、算出速度差ΔV、が設定
速度差Vdよりも大きいブロックの個数をカウントさせ
る。
従って、前記第1データ処理装N32では2この低速射
出区間における射出プランジャ16の移動速度が算出さ
れ、この移動速度の算出に際し、移動速度の検出開始か
ら判定時間T内における移動速度の最高値と最低値との
差を算出し、各算出速度差ΔVl 、・・・・・・、Δ
V、−、、Δv、、Δvas1゜・・・・・・、Δvn
と、設定速度差Vdとを比較し、算出速度差ΔV @ 
 (st = 1−n)が設定速度差Vdを越えた回数
が許容回数Nに達すると第2データ処理装置35を介し
てディスプレイ37に警告を表示させる。
尚、第2データ処理装置は警告の表示のみならず、各種
の設定値や射出装置のデータをディスプレイ37に表示
させ、又プリンタ38により各データを打ち出させるも
のである。
本実施例は、上述の如く低速射出区間を一定の時間幅T
で区切り、この所定時間内における最高速度と最低速度
との差を求める故、比較減算により容易に射出速度の変
動を検出することができ、設定速度差を越えるブロック
の数により低速射出区間における射出速度の変動である
脈打ちの程度を検出することができる。
尚、検出区間を射出プランジャ18の前進距離で設定し
、この検出区間を判定時間Tでブロック分けする為に、
射出プランジャ16の前進によっては、最終ブロックが
判定時間Tに満たない場合が生じる。この最終ブロック
は、他のブロックと時間幅が異なる故、前記の様に検出
対象から除外することもできるが、この最終ブロックに
おいても移動速度の最高値と最低値との差を算出し、各
算出速度差67口と設定速度差Vdとを比較することに
より検出区間の全域でかじりを検出することにより検出
精度を高めることができる。
[発明の効果] 本発明は検出区間を任意に設定できる故、高速射出への
切換等による速度変化を除く様に検出区間を設定するこ
とが容易であり、検出区間を判定時間Tにより一定の時
間幅に区切る故、プランジャチップの脈動を確実に検出
することができる方法であって、検出区間としての測定
範囲、判定時間としての各ブロックを形成する時1に’
J輻T、速度変動幅として許容し得る設定速度差Vd及
び変動の許容回数Nを定めるのみである故、基準の設定
が容易であり、金型交換等に際する設定変更が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は測定例を示すグラフにして、 第2図は検出装置の概要を示す図であり、第3図は射出
成形装置の概要を示す図である。 io=金型、   15=射出スリーブ、   1B=
射出プランジヤ、   17=プランジヤチツプ、21
=マグネツトスケール、  25=磁気ヘツド、   
31=パルス力ウンタ回路、   32=第1データ処
理装置、  33=:記憶装置、35=第2データ処理
装置、  3G=データ設定装置、   37=デイス
プレイ、  38=プリンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プランジャチップの移動範囲内に検出区間を設定し、該
    検出区間を所定の判定時間Tを有する多数のブロックに
    分割し、各ブロックにおける最高速度と最低速度との速
    度差を算出し、この算出速度差と設定速度差とを比較し
    、前記各ブロックにおける算出速度差が設定速度差を越
    えたブロックの個数によりプランジャ機構のかじり度合
    を判定することを特徴とする射出プランジャ機構のかじ
    り度合検出方法。
JP12355689A 1989-05-17 1989-05-17 射出プランジャ機構のかじり度合検出方法 Expired - Lifetime JP2611834B2 (ja)

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