JPH0230261Y2 - - Google Patents

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JPH0230261Y2
JPH0230261Y2 JP5205884U JP5205884U JPH0230261Y2 JP H0230261 Y2 JPH0230261 Y2 JP H0230261Y2 JP 5205884 U JP5205884 U JP 5205884U JP 5205884 U JP5205884 U JP 5205884U JP H0230261 Y2 JPH0230261 Y2 JP H0230261Y2
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JP
Japan
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air vent
mold
metal
hole
detection device
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JP5205884U
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JPS60165878U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エアベント側に周囲と電気的に絶縁
されたメタルを設け、正常なときには固定金型と
前記メタルに微少電気が流れ、エアベントに目詰
りが発生すると自動的に電気が遮断され、エアベ
ント側の目詰りを検知すると同時に金型を保護す
るエアベントの検知装置に関する。
金型が完全に閉止し、キヤビテイ内へ溶融樹脂
が射出されると、キヤビテイ内の空気や、前記溶
融樹脂材料から発生するガスなどをキヤビテイ外
に速やかに放出しないと成形品(製品)に焼け、
気泡などの外観欠陥がおきるので、従来金型の分
割面(パーテイングラインまたはパーテイング面
ともいう。)に、エアベントとよばれる浅い溝を
設ける。
上記キヤビテイ内の空気やガス等の放散を容易
にするため、該ベント溝を普通0.02〜0.03mm位の
深さに形成し、幅は製品の形状にもよるが約5〜
10mm位に形成され、該ベント溝の位置はゲートよ
りなるべく遠い部分に設けることが好しいとされ
ている。
ところが、熱硬化性樹脂材料を使用する金型に
おいて、上記パーテイング面にバリが形成される
と、製品に焼け、気泡などが生ずるかあるいはバ
リによつては金型を損傷せしむることになる。
そこで、運転を一時停止し、数10分かけて該バ
リを除去する。
したがつて、金型の安全が確保できないと同時
に作業能率の低下がまぬかれず、熱硬化性樹脂用
射出成形機の完全自動化の開発を妨げている。
本考案の技術的課題は金型のパーテイング面に
バリが形成されたことを射出成形時に検出し、開
放時に該バリを取り除くことにより、金型の保護
と、射出成形機の完全自動化を可能ならしめたエ
アベント目詰り検知装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決する本考案の構成すなわ
ち技術的手段はエアベント側に通ずる孔あるいは
凹部を一方の金型に形成し、該孔に絶縁材を介し
てメタルを設け、該メタルの先端を他方の金型に
接触可能に形成し、他端を弾性的に保持せしめて
なるエアベント目詰り検知装置にある。
上記技術的手段により、金型の閉止後、キヤビ
テイに溶融樹脂材料が充填されメタルの先端が他
方、すなわち固定側の金型のパーテイング面に接
触していることは、とりもなおさず両金型間が通
電しているため、ランプは点燈し、エアベント側
に何も介在されていないことが確認され、同時に
キヤビテイ内の空気や溶融樹脂材料から発生する
ガスはエアベントを通じて外部へ排出されている
ことがわかり、繰返し射出成形を行うことができ
る。
ところが、キヤビテイに溶融樹脂材料がエアベ
ント側に流出し、メタルを反対方向に押圧するこ
とによりメタルの先端が固定側金型のパーテイン
グ面より離れると、両金型間の通電が遮断される
とともにブザーなどによりエアベント側に異物す
なわちバリができていることが検知される。
直ちに運転は自動的に停止する。
次に、金型が開き、エアベント側に目詰りした
バリを取り除き正常状態に復帰せしむる。
これにより金型の保護と射出成形機の完全自動
化が可能になる。
以下図面に基いて本考案の一実施例を説明す
る。射出成形機の射出機構並びに型締め機構は周
知にして本考案の要旨外であるから、それらの図
示並びに説明を省略する。
可動側型板10は射出成形機の可動盤(図示せ
ず)に取付けられ、キヤビテイ部11に連通する
パーテイング面12に比較的浅いエアベント溝1
3が形成される。
該エアベント溝13に一端を開口し、他端をエ
ゼクタプレート14側に開口する孔すなわち貫通
孔15を形成し、該貫通孔15内に絶縁ブツシユ
16を嵌挿固定する。
該絶縁ブツシユ16内を摺動自在に挿通したメ
タルすなわち導電性ピン17はその先端18が金
型の閉じているさいに、固定側型板19のパーテ
イング面20に接触しているように後端部には例
えばフランジ21を形成する。
該導電性ピン17の後端部に嵌挿したコイルス
プリング22の一端を前記フランジ21に当接
し、他端を前記エゼクタプレート14の凹部23
に挿入する。
図面中符号24はリターンピン、25,26は
エゼクタピン、27は電源、28はリレー、29
はリード線である。
作用について、 まず、射出成形機のシリンダ中で加熱流動化
(溶融)された熱硬化性樹脂材料が高圧により、
固定側型板19より可動側型板10のキヤビテイ
11内に射出される。
該キヤビテイ11内の空気とともに上記溶融材
料からガスがエアベント溝13をへて外部へ排出
されている時は導電性ピンの先端が固定側型板の
パーテイング面に接しているので通電されている
が、何らかの原因によつて溶融材料が前記エアベ
ント溝13に流れ込んでくると、該エアベント溝
13内の溶融材料はコイルスプリング22の弾性
に抗して導電性ピン17をエゼクタプレート14
側へ押圧する。
したがつて、該導電性ピン17は矢印a方向に
移動することになり、該導電性ピン17の先端1
8が固定側型板19のパーテイング面20より離
れ通電が瞬時に遮断される。
エアベント溝に流れ込んだ材料は固化してしま
うので通常成形品取出時に同時に排出されなけれ
ばならないが、残留しているとつぎの型締時に通
電が遮断されたままになつているので、エアベン
トの目詰まりが確認できる。
第3図は検出部の他の実施例を示す断面図であ
る。
191は固定側型板19のパーテイング面12
に形成された凹部で、該凹部191の内面に絶縁
材料192を内張りし、該絶縁材料192により
囲まれた室内にメタルすなわちベリリウムプレー
トの如き板ばね193を配し、さらに該板ばね1
93に一端を接し、他端を可動側型板10のエア
ベント溝13に当接せしむる導電性メタル194
を重設する。
前記板ばね193とはリード線を介して上述実
施例同様リレーに接続する。
溶融材料がエアベント溝に流れ込んでくると、
導電性メタル194を押圧し、通電を遮断するこ
とになり、上述実施例同様射出成形機の運転を自
動的に停止することができる。
なお、絶縁材を貫通孔にブツシユとして嵌挿す
る代りに被覆電線を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の縦断正面図、第2図は第
1図の要部拡大断面図、第3図は本考案の他の実
施例を示す要部拡大断面図である。 15:貫通孔、16:絶縁材、17:ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エアベント側に通ずる孔あるいは凹部を一方
    の金型に形成し、該孔あるいは凹部に絶縁材を
    介してメタルを設け、該メタルの先端を他方の
    金型に接触可能に形成し、他端を弾性的に保持
    せしめてなることを特徴とするエアベントの目
    詰り検知装置。 (2) メタルが導電性ピンかあるいは板ばねである
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のエアベントの目詰り検知装置。
JP5205884U 1984-04-11 1984-04-11 エアベントの目詰り検知装置 Granted JPS60165878U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205884U JPS60165878U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 エアベントの目詰り検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205884U JPS60165878U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 エアベントの目詰り検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60165878U JPS60165878U (ja) 1985-11-02
JPH0230261Y2 true JPH0230261Y2 (ja) 1990-08-15

Family

ID=30571664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5205884U Granted JPS60165878U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 エアベントの目詰り検知装置

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JP (1) JPS60165878U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60165878U (ja) 1985-11-02

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