JPH02302324A - 伝導性フィルムの形成方法及びその方法により製造された製品 - Google Patents

伝導性フィルムの形成方法及びその方法により製造された製品

Info

Publication number
JPH02302324A
JPH02302324A JP2115305A JP11530590A JPH02302324A JP H02302324 A JPH02302324 A JP H02302324A JP 2115305 A JP2115305 A JP 2115305A JP 11530590 A JP11530590 A JP 11530590A JP H02302324 A JPH02302324 A JP H02302324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bismuth
alkaline earth
metal
lead
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2115305A
Other languages
English (en)
Inventor
Mark Lelental
マーク レレンタル
Henry J Romanofsky
ヘンリー ジョセフ ロマノフスキ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH02302324A publication Critical patent/JPH02302324A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/80Constructional details
    • H10N60/85Superconducting active materials
    • H10N60/855Ceramic superconductors
    • H10N60/857Ceramic superconductors comprising copper oxide
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment
    • H10N60/0268Manufacture or treatment of devices comprising copper oxide
    • H10N60/0296Processes for depositing or forming copper oxide superconductor layers
    • H10N60/0324Processes for depositing or forming copper oxide superconductor layers from a solution

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は伝導性製品及びそれらの形成方法に関する。特
に、本発明は高い超伝導性転移温度を示すフィルムを含
有する製品の形成方法に関する。
〔従来の技術〕
用語「超伝導性」は、材料が示す測定不可能に低い電気
抵抗の現象に適用される。最近までは、超伝導性は絶対
零度の近辺の温度においてのみ再現性をもって現われた
。超伝導性を示すことができる材料を冷却するに従い、
更なる温度低下の関数として抵抗が顕著に降下し始める
(伝導性は増加し始める)温度に到達する。これを超伝
導オンセット転移温度又は、超伝導性の研究の分野では
単にオンセット臨界温度(Tc)と呼ぶ。Tcは、超伝
導性の開始を見定めかつ異なる材料での超伝導性の温度
の位置づけをするための、便宜上確認されかつ一般に受
は入れられている参考点を提供するものである。ある材
料において超伝導性(すなわち、抵抗がゼロ)が測定で
きる最高の温度をオンセット超伝導温度(TO)と呼ぶ
エイチ・マエダ(H,Maeda) 、ワイ・タナ力(
Y。
Tanaka) 、エム・ツクモト(MJukumot
o)及びワイ・アサノ(Y、Asano) 、“A N
ew )ligh Tc 5uperconduc−t
or Without a Rare Earth E
lement”、 JapaneseJournal 
of Applied Physics、第27巻、第
2、L209jJヒL210頁が、ビスマス、ストロン
チウム、カルシウム、銅及び置素の少なくとも1つの化
合物が超伝導性であることが判明したと初めて報告した
最も高い到達可能温度で超伝導である、ビスマス混合ア
ルカリ土類銅酸化物のフィルム形成を試みる際におこる
難点の1つは、その伝導性フィルムが異なる結晶相の混
合体で構成されていることである。研究によれば、少な
くとも2つのビスマス混合アルカリ土M#R酸化物結晶
相が存在し、その両者は結晶格子a軸及びb軸は5.4
人であるが、それらの結晶格子C軸の長さが異る偽正方
晶系結晶構造を有することが示唆されている。
Tc85χを示すこれらの相はあまり望ましいものでは
ないが、比率Bi*5rzCaCuzでビスマス−スト
ロンチウム−カルシウム−銅を含有する酸化物から形成
されているようである。このより低いオンセットTc超
伝導相はまたB5CC0−2212相とも呼ばれる。こ
の結晶相は結晶格子30.7人C軸及び(002)線に
ついてのX線回折角度5.8°により固定することがで
きる。アルカリ土類元素に対する銅の比率が0.67で
あることに注意されたい。
110’にのより高いTcを示す、より望ましい相は、
比率BizSr、Ca、Cu3でビスマス−ストロンチ
ウム−カルシウム−銅を含有する酸化物から形成されて
いるようである。このより高いTa相はまたB5CC0
−2223相とも呼ばれる。この結晶相は、結晶格子3
7人C軸及び(002)線についてのX線回折角度4.
9 ’により同定することができる。アルカリ土類元素
に対する銅の比率がより高いことに注意されたい。
エイチ・ノブマサ(H,Nobumasa)、ケイ・シ
ミズ(K、Shimizu) 、ワイ・キタノ(Y、K
itano)及びティー・カワイ(T、Kawai) 
、’旧gh Tc Phase of B1−5r−C
a−Cu−O5uperconductor″、 用匹
匣並Journa1M^V旦閃乃1肛姐、第27巻、第
5.1988年5月、L846頁〜L848頁、は超伝
導特性を有するかさ高のビスマス−ストロンチウム−カ
ルシウム−銅−酸化物の製造に成功したことを報告して
いる。用いた旧: Sr : Ca : Cuの原子比
は1:1:1:2であった。炉の加熱時間を80時間ま
で延ばすと、110’KTc相へ完全転移することが報
告されている。
ティー、・ヨシタケ(T、Yoshitake) 、テ
ィー・サトウ(T、5atoh)、及びエイチ・イガラ
シ(l(、Igarashi)、”Preparati
on of Th1n Films by Coeva
poratfonand  Phase  Ident
ification  in  BBl−3r−Ca−
Cu−O3yste”、 ハL匹赳Journal o
f j躬j吋助Σ佳姐、第27巻、第6.1988年6
月、L1089頁〜L1091頁、は蒸着による超伝導
性ビスマス−ストロンチウム−カルシウム−銅−酸化物
フィルムの形成に成功したことを報告している。Big
、osrl、 5caz、 3cut、 =Oxの組成
をもつフィルムが100%以上で超伝導性を示すことが
報告されている。
〔解決すべき課題〕
基板上に形成された、少なくとも110″にのTcを有
する結晶相の比率が高い、ビスマス混合アルカリ土類銅
酸化物伝導性フィルムを提供することが本発明の課題で
ある。
〔課題を解決するための手段〕
1実施態様において本発明は、比例式:%式% 〔上式中、IIAはアルカリ土類元素原子を表す〕を満
足するビスマス混合アルカリ土類銅酸化物を基板上に形
成し、 前記ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物の少なくとも一
部を、5.4人、5.4人及び37人の結晶格子a、b
及びC結晶軸をそれぞれ示す結晶性伝導相へ転化させる
ことを含んでなる、少な(とも110″にのTcを有す
る伝導性フィルムを基板上に形成する方法に向けられる
。本方法は、前記ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物中
の、ビスマスの比率又は鉛と組合せたビスマスの比率を
高くして金属比: M : Cu > 1.00 〔上式中、Mはビスマス及びビスマスと鉛の合計量を基
にして0〜50%の鉛〕 を満足させることにより、前記37人の結晶性伝導相が
占めるフィルムの比率を高めることを特徴とする。
もう一つの実施態様において本発明は、比例式:%式% 〔上式中、mAはアルカリ土類元素原子を表す〕を満足
するビスマス混合アルカリ土類銅酸化物を含有し、 前記酸化物の少なくとも一部が、5.4人、5.4人及
び37人の結晶格子a、b及びC結晶軸をそれぞれ示す
結晶性伝導相として存在する、少なくとも110’にの
Tcを有する伝導性フィルムをを担持する基板を含んで
なる製品に向けられる。
前記製品は、銅に対するビスマス又はビスマスと鉛の合
計量の比率が比例式: %式% 〔上式中、Mはビスマス及びビスマスと鉛の合計量を基
にして0〜50%の鉛〕 を満足することを特徴とする。
本発明は、基板上にビスマス混合アルカリ土類銅酸化物
フィルムをその組成を変えて製造する方法及びその方法
により製造される製品に関する。
ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物フィルムにおける、
高オンセット転移超伝導相(Tc=110’K、偽結晶
格子C軸=37人、 (002)線についてのX線回折
角度4.9°〕の、低オンセット転移超伝導相(Tc=
85’K、偽結晶格子C軸=30.7人、 (002)
線についてのX線回折角度=5.8°〕に対する比率は
、金属酸化物混合体のその伝導性結晶形ヘヘ転化を達成
するための焼成以前に存在する、金属酸化物混合体中の
銅に対する、ビスマス又はビスマスと鉛の合計量の比率
を高めることにより高めることができることが発見され
ている。(特に断らない限り、用語「伝導性」は「電気
的伝導性」を意味する。) ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物、代表的なものとし
ては、BSCCの高オンセット転移相は2223の理論
的化学量論量を示すことが認められているので、本発明
より以前の実施法では、おおよそB5CC0−2223
の比率でビスマス−ストロンチウム−カルシウム−銅−
酸化物を混合する。従って、比率: (1)  Cu : IIA>0.70〔上式中、II
Aはアルカリ土類元素原子を表す〕はB5CC0−22
12(この相ではCu:IIAの比率が0.67に過ぎ
ない]におけるより高い。
高オンセット転移相の形成は、焼成以前の酸化物混合体
中の銅に対するビスマスの原子比率を高くすることによ
り高められるということが本発明の第一の発見である。
(特に断らない限り、本開示を通して、すべての比率及
びパーセンテージは原子を基にしている)特に、本発明
の混合金属酸化物は関係式: %式% を満足する。
換言すれば、本発明では、理論的なり5CCO−222
3化学量論を満足するのに必要な量より33%を上回る
過剰のビスマスを用いる。
継続研究において、ビスマスの一部を鉛で置き換えると
高オンセット転移相の有意の高揚が実現できることが発
見された。従って、更に一般的な形では、本発明の混合
金属酸化物が関係式=(III)  M : Cu >
1.00〔上式中、Mはビスマス及びビスマスと鉛の合
計量を基にして0〜50%の鉛である〕 を満足するときに本発明の利点が実現する。
以下の例において実証するように、鉛の存在は、ビスマ
スと鉛の合計比率が増加する場合、高オンセット転移相
の形成を最・大にすることができる結晶化条件の範囲を
増加させるという利点を有する。
ビスマスと組合せて鉛をこのように用いることにより、
伝導性フィルムは85χより高い温度で超伝導性(To
)を示すことが可能であることが測定により示されるが
、このことは高オンセット転移相の比率が、この相自身
が伝導性フィルム中に連続的電流伝導igを形成する程
度まで増加していることを示すものである。鉛の存在は
、関係式■が満足された場合、製造条件の範囲を拡げ、
フィルムは856により高い温度で超伝導性(To)も
しくはほぼ超伝導性を示す結果となる。関係式■を満足
する場合、結晶化に先立って、混合金属酸化物組成物中
に鉛とビスマスを基にして少なくとも5モル%の鉛を含
有せしめることは特に好ましい。最適には、混合金属酸
化物は、鉛とビスマスを基にして10〜40モル%の鉛
を含有する。関係式■を満足していない場合には、鉛の
添加は伝導性フィルム中の高転移相の比率を僅かに低減
させる。
上記の関係式■において、M:Cuの好ましい比は3.
1 : 3〜10:3の範囲であり、最適には3.15
:3〜6:3の範囲である。銅に対して化学量論的に過
剰のビスマスが有害であるということは認められていな
い。ビスマスの化学量論的過剰量は、焼成の際の揮発に
より少なくとも部分的には除去することができると信じ
られている。
混合アルカリ土類酸化物は、常用の高オンセット転移相
ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物結晶性材料を形成す
るのに従来用いられてきたのと同一の銅に対する比率で
選択し使用することができる。代表的には、混合アルカ
リ土類酸化物はストロンチウム酸化物及びカルシウム酸
化物の混合物であるが、バリウムとストロンチウムの合
計量を基にして0〜10%のバリウムをストロンチウム
と置き換えることができる。ストロンチウム並びにスト
ロンチウム及びバリウムの混合物は、高オンセット転移
結晶性相においては多少カルシウムと相互交換可能であ
る。
好ましい態様においては、焼成以前に存在する混合金属
酸化物は金属関係式: %式% 〔上式中、Mは先に定義した通りであり;aは3.1〜
10、好ましくは3.15〜6であり;nAは1:3〜
3:1の比率のアルカリ土類元素A及びCaの組合せで
あり; Aは、ストロンチウム及びバリウムとストロンチウムの
合計量を基にして0〜10%のバリウムであり;かつ bは3.5〜4.3である〕 を満足することができる。
結晶化のために基板上にビスマス、アルカリ土類及び銅
酸化物の混合体を形成するために従来教示された任意の
常用技法が、本発明のビスマス混合又はビスマス及び鉛
混合アルカリ土類銅酸化物(以下M−II A−C−0
とも呼ぶ)層の形成のために使用することができる0例
えば、先に引用したヨシタケ(Yoshitake) 
%ティー・サトウ(T、5atoh)、ワイ・クボ(Y
Jubo)及びエイチ・イガラシ(H。
Igarashi) 、”Preparation o
f Th1n Fifes byCoevaporat
ion and Phase Identificat
ion in B1−3r−Ca−Cu−OSyste
m l鼾y1銭Journal of AHA±1乃1
江餞、第27巻、第6.1988年6月、L1089頁
〜L1091頁の金属酸化物析出法を用いることができ
る。
本発明は、本出願人の特訓子1−33825号(S L
rom +1989年12月28日出願)の明細書に開
示された、厚手(〉5声)フイルムトI[A−C−0超
伝導性型品の製造方法に十分に応用可能である。Str
omの方法を使用するには、先に検討した組成について
の調整をしさえすればよい。
M−II A−C−0層を製造するための好ましい操作
法は、M−n A−C−0を希土類アルカリ土類銅酸化
物(ここではまたRACとも呼ぶ)と置き換えかつ焼成
条件及び冷却条件を後述するように変える以外はミル(
Mir)等、米国特許第4.880,770号に述べら
れているのと同様である。
ト■^−C−〇層を形成するためのこれらの好ましい操
作法は、先に注釈したような組成上の改良以外は、重プ
ニクチド混合アルカリ土類銅酸化物(本明細書ではまた
PACとも呼ぶ)層の形成のためのアゴスティネリ(A
gostinelli)等、1989年3月24日に出
願された特願平1−70792号明細書に記載されてい
る操作法と同様である。選択された基板上に前駆体層を
形成するためには、揮発可能なフィルム形成溶媒及び少
なくとも1つの熱分解性リガンドを含有する金属M、H
A及びCuのそれぞれの金属−リガント化合物から実質
的になる溶液を塗布する。溶媒及びリガンドは酸素の存
在下で加熱することにより基板から除去されて金属の初
期混合物を形成するが、この混合物は酸化物又は酸化物
中間体(例えば炭酸塩)の形であるかもしれない。次に
高温まで加熱して中間体の酸化物への転化を完了させつ
いで得られたM−11^−〇−0層を所望の伝導性結晶
形へと転化する。
伝導性製品の製造のための第一工程はもちろん基板の選
択である。好ましい基板はM−n A−C−0層と不活
性であるもの又は少なくとも最少の相互活性をもつもの
である。ベロブスキー結晶形と同−又は同様の結晶形を
示す材料の中から基板を選択することが一般に好ましい
。ランタンガレート(LaGaOs)、ランタンアルミ
ネート(LaA IL Os )及びタンタル酸カリウ
ム(KTaOa)はベロジスキー結晶性基板の例である
。アルカリ土類酸化物及びジルコニアは特に好ましい種
類の基板である。それらは、一般にその形成中、M−I
I A−C−0層との相互作用が限定されている、比較
的不活性な耐火材である。酸化マグネシウム及びチタン
酸ストロンチウム(ペロブスキー)は容易に入手しうる
アルカリ土類酸化物の基板材の例である。ここで用いた
ように、用語「アルカリ土類酸化物基板」をアルカリ土
類酸化物から構成された基板を表すのに用いる。鉛を含
有せしめることにより可能となった低温焼結はまた多結
晶性及び単結晶性アルミナの使用も好ましいものにする
バリヤ一層を使用しそして/又はフィルム形成を連続し
て繰り返して先に形成された層が実際には後に形成され
たM−I[A−C−0層の基板として役立つようにする
ことにより、基板を巾広く選択することができることが
認められている。これら変形の両者は先に引用したミル
(Mir)等、米国特許第4.880.770号により
教示されている。他のバリヤ一層の配列、例えばアゴス
ティネリ(Agostinelli )等、特願昭63
−199773号、1988年8月10日出願、された
ものもまた特に意図している。例えば、基板として珪素
を用いた場合には、ジルコニア;アルカリ土類酸化物、
例えば、マグネシア;金及び銀をバリヤ一層の材料とし
て用いることを特に意図している。好ましい組合せは、
珪素の基板並びに3組のバリヤ一層、すなわち珪素基板
に最も近接したバリヤ一層がシリカ;珪素基板から最も
遠く離れたバリヤ一層が第4族金属の酸化物(好ましく
はジルコニア)及び介在バリヤ一層がシリカとジルコニ
アの混合物である3&Ilのバリヤ一層により得られる
前駆体層を形成するためには、フィルム形成溶媒、ビス
マス化合物、場合によっては鉛化合物、少なくとも2つ
のアルカリ土類金属化合物及び銅化合物の溶液を調製す
る。各化合物は金属イオン及び1個又は複数個の揮発性
リガンドからなる。
最も有用な金属−リガント化合物(例えば、金属有機化
合物)は熱分解して金属酸化物を生成する。
金属化合物、特にアルカリ土類有機化合物には分解して
金属炭酸塩を生成することができるものもあり、それら
は次に結晶化温度まで加熱する間に酸化物に転化するこ
とができる。金属に直接結合しているリガンド酸素原子
はM−II A−C−0層の金属と共に保持されること
が多いが、他のりガント酸素原子は通常除去される。代
表的には、リガンド及び酸素以外のそれら成分原子は6
00″C未満の温度で脱気される。一方、金属−リガン
ト化合物の最初の塗布を行う前又は塗布中の材料の損失
を避けるためには、リガンドの周囲温度での揮発性は例
えあるとしても限定されたものであることが好ましい。
分解温度より低い温度でかなりの揮発性を有する金属−
リガント化合物は避けることが好ましい。
金属有機(金属−有機及び有機金属を包含する)化合物
、例えば金属アルカリ類金属アルコキシド類及び金属β
−ジケトン誘導体類、並びに有機酸類、例えば、カルボ
ン酸の金属塩類はPAC前駆体塗布液を調製するのに好
ましい金属−リガント化合物となる。有機リガンド中の
炭素原子数は広範囲に変動しうるが、代表的には、金属
イオンの存在率の不必要な減少を避けるために、炭素原
子30個未満に限定する。カルボキシレートリガンドは
金属−リガントの溶解性を促進するので特に都合がよい
。単純な有機リガンド、例えば、修酸塩リガンド及び酢
酸塩リガンドを、フィルム形成溶媒及び他の金属−リガ
ント化合物の選択次第で1個又は複数個の金属−リガン
ト化合物に用いることができるが、一般には少なくとも
4個の炭素原子を含有する有機リガンドを選択すること
が好ましい。この理由は金属−リガント化合物の結晶化
を避けかつ溶解性を改良するためである。フィルム形成
溶媒及びリガンドを除去するために加熱を開始すると、
溶媒は通常リガンドを除去するのに要する温度よりはる
かに低温で容易に蒸発する。
この結果、金属−リガント化合物が基板表面上に残留す
る。リガンドが僅かな炭素原子しか有しないか、又はあ
る場合には直線状の炭素原子鎖を有する場合には、金属
−リガント化合物の結晶化がおこる。極端な場合には、
結晶化は室温でも認められる。このことは、溶液塗布に
より求められている、重プニクチド、アルカリ土類及び
銅の分子レベルの均一性に不利に作用する。4個又はそ
れ以上の炭素原子、好ましくは少なくとも6個の炭素を
有する有機リガンド、その上好ましくは分枝炭素原子鎖
を含有するリガンドを選択すると分子の空間対称性を減
じて十分に結晶化を回避する。
最適には、有機リガンドは約6〜20個の炭素原子を含
有する。分子のかさ高を増加するか又は、有機リガンド
の鎖配列を変えて、溶媒除去の際の金属有機化合物の結
晶化の傾向を回避することの代りに用いることができる
他の技法は、フィルム形成溶媒中にフィルム促進剤とし
て作用する別の化合物、例えば、より高分子量の分枝鎖
有機化合物を包含せしめることである。この化合物は、
例えば、分枝鎖炭化水素又は置換炭化水素、例えば、約
10〜30個の炭素原子を有するテルペンの形をとって
もよい。
フィルム形成溶媒は広範囲の揮発性液体から選択するこ
とができる。溶媒の第一の機能は選択された金属有機化
合物の分子レベルの混合を可能にする液相を提供するこ
とである。この液体はまた、基板を均一に被覆するその
能力のためにも選択される。従って、最適のフィルム形
成溶媒の選択はある程度選択された基板により決定され
る。一般には、より粘稠な溶媒及び基板だけをより容易
に湿潤させるものと共にあるとき、又は界面活性剤のよ
うな包含された湿潤剤と共にあるとき、より望ましいフ
ィルム形成特性が認められる。
広範囲の様々なリガンド、フィルム形成剤及びフィルム
形成溶媒が入手可能であり、かつ実質的に数限りない組
合せの組成を選択して一緒に存在させることができるこ
とが理解される。
金属有機化合物のための好ましい例示有機リガンドとし
ては、金属2−エチルヘキサノエート類、金属ナフチネ
ート類、金属ネオデカノエート類、金属ブトキシド類、
金属イソプロポキシド類、金属ロジネート類(例えば、
アビエテート頻)、金属シクロヘキサンブチレート類及
び金属アセチルアセトネート類が挙げられ、ここで金属
はM−n A−Cu−0層に包含せしめるべきM、I[
A又はCuのいずれであってもよい。好ましい例示フィ
ルム形成剤としては2−エチルヘキサン酸、ロジン(例
えば、アビエン酸)、エチルラクテート、2−エトキシ
エチルアセテート及びピネンが挙げられる。
好ましい例示フィルム形成溶媒としてはトルエン、2−
エチルヘキサン酸、ニーブチルアセテート、エチルラク
テート、プロパツール、ピネン及びミネラルスピリット
が挙げられる。
先に述べたように、金属−リガント化合物は最終の結晶
性PAC層において所望の比率でフィルム形成溶媒中に
包含せしめる。ビスマス、鉛、アルカリ土類及び銅は各
々同一のりガント形成化合物と又は別々のリガンド形成
化合物と反応することがある。金属−リガント化合物は
フィルム形成溶媒に、周囲温度でのそれらの飽和限界ま
での任意の都合のよい濃度で包含せしめることができる
一般には、一連の工程にとって所望の厚さのトII A
−Cu−ONが得られる濃度を選ぶ。基板の幾何学的状
況が許すならば、塗布後、塗布されている基板表面に対
して垂直な軸のまわりに基板を回転させることにより、
金属−リガントの塗布の均−性及び厚さを制御すること
ができる。スピン塗布の重要な利点は、回転の終了点で
の塗布の厚さは塗布組成物の接触角度及び粘度並びに回
転の速度及び時間により決定され、これらのすべては厳
密に制御することができることである。基板に塗布され
る塗布組成物の量の差異は最終塗布の厚さに反影されな
い。回転により生じる遠心力が過剰材料を製品から周辺
へはねのけさせる。
所望の高オンセット転移相(Tcは少なくとも110’
K、結晶格子C軸は37人)の形成は焼成温度及び焼成
時間を適切に選択することにより増強することができる
。840〜910°Cの範囲の焼成温度(場合により8
50〜900’C)及び2〜200時間(場合により6
〜100時間)の範囲の焼成時間を採用することが好ま
しい。焼成の時間と温度はある程度相互に補足しあうも
のである。従って、より高い焼成温度ではより短い焼成
時間を一般に採用し、より低い焼成温度ではより長い焼
成時間を採用する。焼成の目的は組形成、結晶成長及び
配向を容易にする、平衡状態にある液相及び固相の固相
線混合物を形成することである。
M−II A−C−0層の結晶化は、   −゛酸素、
又は適当な担体、例えば、アルゴンもしくは空気に含有
される酸素をはじめとする任意の適当な酸化雰囲気中で
行われる。結晶性M−II A−C−0層は、結晶形成
に続く冷却及び/又は焼き入れにおける変動に対してほ
とんど応答を示さない。
〔実施例〕
本発明は、本発明の次の具体的実施態様を参考にするこ
とにより、より良く理解することができる。
土」−けU乱と 第一前駆体溶液P 1 (Bi :Sr:Ca:Cu=
2 : 2 :2:3)を次の材料から調製した: 18.6重量%のビスマスを含有する酢酸ビスマス〔塩
の原料:アルフy (Alfa) #17574 、商
品名〕の2−エチルヘキサン酸溶液2.6g。
2.0重量%のカルシウムを含有する2−エチルヘキサ
ン酸カルシウム〔塩の材料:イーストマン・コダック(
Eastman Kodak) #10124 、商品
名)の2−エチルヘキサン酸溶液4.6 g 。
6.4重量%の銅を含有する酢酸銅(塩の原料:ジェー
・ティー・ベーカー(J 、T、 Baker) 17
66−1、商品名〕の2−エチルヘキサン酸溶液3.5
g;19.4重量%のストロンチウムを含有するシクロ
ヘキサン酪酸ストロンチウム粉末゛〔原料、イーストマ
ン・コダック(Eastman Kodak) #10
413 、商品名) 1.06g ;及び ロジン2.0g 前駆体溶液P1の調製は1分間の還流、室温への冷却、
次いで1.2趨フイルターを用いての濾過により完了し
た。
前駆体溶液P1の塗布液を単結晶性マグネシマウェファ
の(100)面上に40Orpmで20秒間スピン塗布
した。このP1塗布物を空気中で450°Cまでホット
プレート上で加熱し、次に酸素中で650″Cまでフィ
ッシャー・モデル(Fisher Model)495
TM(商品名)アラシン夛炉中で加熱してPlの有機成
分を揮発させた。塗布と加熱を全体で5回続けて行った
得られた、混合酸化ビスマス、炭酸ストロンチウム、炭
酸カルシウム及び酸化銅層を、酸素中で900°Cまで
アッシング炉中で加熱することにより電気伝導性の結晶
ビスマス−ストロンチウム−カルシウム−銅−酸化物(
BSCCO)超伝導性フィルムへ転化した。試料をこの
温度で12時間保持し、次に1分間に6°Cの速度で徐
冷した。室温へ冷却後、試料を酸素中で450°Cまで
加熱し、この温度で1時間焼き入れのために放置し、次
に1分間6°Cの速度で徐冷した。
このB5CC0のX線回折図を第1図に示す。5.8゜
の回折ピークは、30.7人のC軸結晶格子寸法及び8
5\のオンセット転移温度中〇をもつ偽正方晶系層構造
の相により占められる(002 )線に相当する。
標準4プローブ技法を用いて、温度の関数としてのフィ
ルム抵抗を測定した。接触は全有機金属前駆体〔原料:
エンブレハード・リキッド・ブライト・ゴールド(En
glehard Liquid Bright Gol
d)、商品名〕の熱分解により作製された全結合バッド
を用いて行った。
第2図は、上記のようにして製造された伝導性製品につ
いて、温度(K)に対する正規化抵抗の曲線である。1
60°′Kから第1のオンセット転移温度Tcへ延びる
曲線の第1線分は、温度の関数として抵抗率がゆるやか
な直線的降下を示す。更に冷却すると、Tcから点2へ
延びる、曲線の線分Bにより示されているように、抵抗
は先ず急速に降下する。なお更に冷却すると、曲線の線
分Cの直線部分により示されているように、再び直線的
な降下を続け、Tcより高温での降下速度に近づき、つ
いには85χの近傍に現われている第2のオンセット転
移温度(明確には定められない)まで降下する。
曲線に示された2つの異なるオンセット転移温度から、
伝導性製品のB5CC0層は少なくとも2相からつくら
れていることは明らかである。更に、高オンセット転移
相は、それ自身が連続的伝導路をもつ程十分な比率では
存在しない。もしそうでなければ、B5CC0相対抵抗
は第2の851オンセット転移温度より上の温度でゼロ
まで下がるはずである。B5CC0フィルムの電流伝導
性への高オンセット転移相の寄与は、Tcでのフィルム
の相対抵抗と、高オンセット転移相は超伝導性になって
いるが、低オンセット転移相はそのオンセット転移温度
に達していないようなより低い温度でのフィルムの相対
抵抗を比較することにより評価することができる。これ
は、点線C1により示されているように、曲線線分Cの
直線状部分から温度Tcまで外挿することにより行われ
る。Tc及びC1の交点の間にある抵抗画分!(転移の
深さとも呼ぶ)は、総抵抗すなわち!(外挿C1より上
の抵抗画分もしくは転移の深さ)及び上(外挿C1より
下の抵抗画分)の和の僅か19%を占めているにすぎな
い、転移の深さが低ければ低い程、高オンセット転移相
の電流伝導性への寄与がより低い。
斑lユ豆皿り ルミ:Sr:Ca:Cu=2.6 : 2 : 2 :
 3を満足するようにビスマスの比率を増加した前駆体
溶液P2を用いた他は例1(対照)を繰り返した。回折
曲線は第1図と同様であった。第2図について述べたも
のと同様に、正規化抵抗に対する温度曲線を解析すると
、高オンセット転移相の転移の深さは僅か34%である
ことがわかった。
猶」」」廿す− 第3の前駆体溶液P 3 (Bi :Sr:Ca:Cu
=2.3 :2 : 2 : 3)を次の材料から調製
した:20.9重量%のビスマスを含有する酢酸ビスマ
ス〔塩の原料:アルファ(^1fa) #17574 
、商品名〕の2−エチルヘキサン酸溶液3.11g15
重量%のカルシウムを含有する2−エチルヘキサン酸カ
ルシウム〔塩の原料:イーストマン・コダッグ(Eas
tman Kodak) #10124 、商品名〕の
2−エチルヘキサン酸溶液2.15g;6.4重量%の
銅を含有する酢酸銅(塩の原料:ジェー・ティー・ベー
カ−(J、T、Baker)1766−1、商品名)の
2−エチルヘキサン酸溶液4.0g;19.4重量%の
ストロンチウムを含有するシクロヘキサン酪酸ストロン
チウム〔原料:イーストマン・コダック(Eastma
n Kodak) #10413 、商品名〕粉末1.
22g;及び ロジンO,82g。
前駆体溶液P3の調製は1分間の還流、室温への冷却、
次いで1.2 ttmフィルターを用いての濾過により
完了した。
前駆体溶液P3の塗布及び加熱は例1(対照)において
述べたように行って厚さ2趨の結晶性フィルムを形成し
たが、酸素中の900°Cまでのアッシング炉での加熱
は12時間から167時間まで延長した。
X線回折曲線は、第1図のものと同様に、5.8゜回折
角度でピークを呈したが4.9°にはピークはなかった
第2図について述べたものと同様に、正規化抵抗に対す
る温度曲線を解析すると、高オンセット転移相の転移の
深さは僅か10%であることが分かった。
■土 比重:Sr:Ca:Cu=3.2 : 2 : 2 :
 3を満足するようにビスマスの比率を増加した前駆体
溶液P4を用いた他は例3(対照)を繰り返した。
B5CC0のX線回折パターンは第1図のものとは異り
、4,9°に際立った回折ピークを示している。
このピークは、37人のC軸結晶格子寸法及び110重
の高オンセット転移温度Tcを有する偽正方晶系層構造
の相により占められる(002)線に相当する。
第2図について述べたものと同様に、正規化抵抗に対す
る温度曲線を解析すると、高オンセット転移相の転移の
深さは87%まで増加していることがわかった。換言す
れば、高オンセット転移相が超伝導性になった場合、B
5CC0層の抵抗の87%が削減された。
IL二工 焼成時間を900″Cで6時間に減じかつビスマスの比
率を下記第1表に示したように増加させた他は例3(対
照)を繰り返した。
第1表 53.10 2 2 3 43 6 3.33 2. 2 3 60 7 4.0 2 2 3 100 転移の深さが各場合、Bt:Cuが上記対照における1
、00以下である場合に見られるものより大きいことに
注目されたい。
例7は、高オンセット転移相がそれ自身でB5CC0フ
イ、シム中に連続伝導路をつくるに十分な量存在すると
いう点で他の塗布物とは異なった。従って、高オンセッ
ト転移相をその超伝導温度まで冷却すると、すべての電
流が高オンセット転移相によりつくられたゼロ抵抗伝導
路を流れた。
■工 焼成前に塗布及び加熱を4回だけ繰り返しかつ900℃
での焼成時間を12時間とした以外は例4を繰り返した
。転移の深さは100%であると認められ、高オンセッ
ト転移相の比率が増加していることを示している。この
ことはX線解析により確認された。第3図を参照すると
、最強の回折ピークは4.9 ’であり、このピークは
、37人のC軸結晶格子寸法及び110’にの高いオン
セット転移温度Tcを有する偽正方晶形層構造の相によ
り占められる(002)線に相当する。
劃」ニュLり1乱と 例8を繰り返したが、ビスマス、ストロンチウム、カル
シウム及び銅はBi:Sr:Ca:Cu=2.O:2:
2:3の比率で存在する。次の結果が認められた: 第2表 五韮91]ヨじ0− 規羞1」−0つ一側遷二ヱしけ口
0− 例8を繰り返したが、ビスマス、鉛、ストロンチウム、
カルシウム及び銅はM(Bi +Pb) : Sr :
 Ca :Cu=2.0 (1,6+0.4)  : 
2 : 2 : 3の比率で存在しかつ焼成温度を変え
た。鉛は、酢酸鉛〔原料:イーストマン・コダック・イ
ー’y−−(Eastmanにodak EK) 19
75、商品名〕を2−エチルヘキサン酸と化合させるこ
とにより生成した2−エチルヘキサン鉛の形で供給され
た。転移の深さは873゜880、888.894.9
00及び907°Cの焼成温度で5%未満のままであっ
た。鉛の導入はこのように例9−11(対照)において
得られた結果に対して有害で実際悪化させているようで
あった。
■J二U 例12−IT (対照)を繰り返したが、ビスマス、鉛
、ストロンチウム、カルシウム及び銅がM(Bi+Pb
) :Sr:Ca:Cu=4.8 (3,2+1.6)
  : 2 : 2 :3の比率で存在しかつ焼成温度
を変えた。
第4図を参照すると、855〜885°Cの焼成温度で
は、転移の深さはほぼ100%のま〜であり、その超伝
導温度での高オンセット転移相の形成がB5CC0フィ
ルム電流のほとんどすべてを搬送したことを示している
。配合物から鉛を削除すると、100%近い転移の深さ
が焼成温度900°Cでは達成したが、より高温及びよ
り低温の両者の焼成温度では転移の深さが相当量減少し
た。このように、Bi  : Cu >1.00材への
鉛の添加効果は100%及び100%近い転移の深さを
達成することができる焼成温度の範囲を広げかつ最適の
焼成温度を下げることであった。転移の深さが100%
の場合、超伝導性(To)は85χより高温で認められ
た。
〔発明の効果〕
結晶性伝導性ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物の基板
上への形成において、5.4人、5.4人及び37人の
結晶格子a、b及びC結晶格子をそれぞれ示す結晶性伝
導性相により占められる前記酸化物の比率を、金属比: M : Cu > 1.00 を満足するように、前記混合アルカリ土類銅酸化物中の
ビスマスの比率又は鉛と組合せたビスマスの比率を増加
させることにより、増加させることができ、それにより
、伝導性が高められることが実証された。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は、(002)線からの回折角度に対
して相対強度をプロットしたものであり;第2図は、温
度に対して相対抵抗をプロットしたものであり;及び 第4図は焼成温度(C)に対して1106にでの転移の
深さをプロットしたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、比例式: Cu:IIA>0.70 〔上式中、IIAはアルカリ土類元素原子を表す〕を満足
    するビスマス混合アルカリ土類銅酸化物を基板上に形成
    し、 前記ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物の少なくとも一
    部を、5.4Å、5.4Å及び37Åの結晶格子a、b
    及びc結晶軸をそれぞれ示す結晶性伝導相へ転化させる
    ことを含んでなる、少なくとも110°KのTcを有す
    る伝導性フィルムを基板上に形成する方法において、前
    記ビスマス混合アルカリ土類銅酸化物中の、ビスマスの
    比率又は鉛と組合せたビスマスの比率を高くして金属比
    : M:Cu>1.00 〔上式中、Mはビスマス及びビスマスと鉛の合計量を基
    にして0〜50%の鉛〕 を満足させることにより、前記37Åの結晶性伝導相が
    占めるフィルムの比率を高めることを特徴とする方法。 2、請求項1記載の方法により製造された伝導性製品。
JP2115305A 1989-05-04 1990-05-02 伝導性フィルムの形成方法及びその方法により製造された製品 Pending JPH02302324A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US34760489A 1989-05-04 1989-05-04
US347604 1989-05-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02302324A true JPH02302324A (ja) 1990-12-14

Family

ID=23364431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2115305A Pending JPH02302324A (ja) 1989-05-04 1990-05-02 伝導性フィルムの形成方法及びその方法により製造された製品

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0396478A3 (ja)
JP (1) JPH02302324A (ja)
CA (1) CA2015018A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0490784A3 (en) * 1990-12-07 1992-11-19 Eastman Kodak Company A process of forming a high temperature superconductor on a metal substrate surface
CA2076279A1 (en) * 1991-09-06 1993-03-07 Liang-Sun Hung Superconductive layer on monocrystalline substrate and process for its preparation
CA2076277A1 (en) * 1991-09-06 1993-03-07 Liang-Sun Hung Increased grain size superconductive thin films and process for their preparation

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989007579A1 (en) * 1988-02-12 1989-08-24 Mitsubishi Kasei Corporation Superconducting oxide and method of producing the same
EP0347770B1 (en) * 1988-06-20 1996-03-27 Daikin Industries, Limited Process of producing a bismuth system oxide superconductor

Also Published As

Publication number Publication date
CA2015018A1 (en) 1990-11-04
EP0396478A3 (en) 1991-03-27
EP0396478A2 (en) 1990-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02107503A (ja) 導電性物品及びそれらの製造方法
US5240903A (en) Oxide superconductor comprising babo3 dispersions (where b is zr, sn, ce or ti)
US5204313A (en) Process of forming a high temperature superconductor on a metal substrate surface
JPH027307A (ja) シリコン基板上の導電層のためのバリヤー層配列
US4994434A (en) Method of forming a barrier layer arrangement for conductive layers on silicon substrates
JP4694965B2 (ja) 酸化物超電導線材用金属基板の製造方法及び酸化物超電導線材の製造方法
JPH02302324A (ja) 伝導性フィルムの形成方法及びその方法により製造された製品
US5082688A (en) Processes of forming Ag doped conductive crystalline bismuth mixed alkaline earth copper oxide films
JPH0328122A (ja) 酸化物超伝導材料を含む物体の製造方法
US5665682A (en) Method of manufacturing an oxide superconductor with high critical current density
US5118662A (en) Article comprising conductive film of crystalline bismuth mixed alkaline earth oxide containing silver
JPH06305891A (ja) 酸化物超電導体薄膜の作製方法およびその方法に使用するターゲット
JPH0288422A (ja) 導電性被膜を有する物品及びそれらの製造方法
JPH04317417A (ja) 金属支持体の表面上に高温超伝導体を形成する方法
JPH0421521A (ja) Ni基材を備えたBi系超電導体の製造方法
JP3181642B2 (ja) 酸化物超電導線材の製造方法
JPH02258626A (ja) 導電性フィルム形成用被覆組成物
JPH0745357B2 (ja) 超電導繊維状単結晶およびその製造方法
JPH0238359A (ja) 超電導体の製造方法
JP2822328B2 (ja) 超伝導体の製造方法
JP2567416B2 (ja) 超電導薄膜の作製方法
JPS63303810A (ja) セラミックス超電導体
JPH0714818B2 (ja) 超電導繊維状結晶およびその製造方法
JPH01278449A (ja) 酸化物超電導体の製造方法
EP0531236A2 (en) Improved superconductive layer on monocrystalline substrate and process for its preparation