JPH02301439A - 印刷機のインキ供給装置 - Google Patents

印刷機のインキ供給装置

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JPH02301439A
JPH02301439A JP12402589A JP12402589A JPH02301439A JP H02301439 A JPH02301439 A JP H02301439A JP 12402589 A JP12402589 A JP 12402589A JP 12402589 A JP12402589 A JP 12402589A JP H02301439 A JPH02301439 A JP H02301439A
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JP
Japan
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ink
roller
rollers
source
mixing
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JP12402589A
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Toshimitsu Okuda
奥田 俊光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、印刷機のインキ供給装置に関する。
従来の技術および発明の課題 印刷機のインキ供給装置として、第7図に示すようなも
のが知られている。
第7図において、インキ壷(1)の底を構成するインキ
量調節板(ドクタブレード)(2)に近接するインキ元
ローラ(3)と複数のインキ練りローラのうちの最初の
インキ練りローラ(4)との間に、インキ元ローラ(3
)とインキ量調節板(2)の間からインキ元ローラの表
面に出たインキをインキ練りローラ(4)に移すための
インキ呼出しローラ(イン率渡し装置、) (5)が設
けられている。インキ呼出しローラ(5)は、一定の支
点(A)を中心に揺動させられる揺動アーム(図示路)
に取付けられ、アームの揺動により、鎖線で示すように
インキ元ローラ(3)に接触してインキ練りローラ(4
)に接触しない位置と、実線で示すようにインキ練りロ
ーラ(4)に接触してインキ元ローラ(3)に接触しな
い位置とに切換えられる。そして、インキ呼出しローラ
(5)がインキ元ローラ(3)に接触したときにインキ
元ローラ(3)からインキ呼出しローラ(5)にインキ
が移され、インキ呼出しローラ(5)がインキ練りロー
ラ(4)に接触したときにインキ呼出しローラ(5つか
らインキ練りローラ(4)にインキが移される。インキ
練りローラ(4)に移されたインキは、さらに複数のイ
ンキ練りローラなどを経て、印刷面に供給される。
このような従来のインキ供給装置では、インキ元ローラ
(3)とインキj1調節板(2)との隙間の大きさを調
節することによってインキ元ローラ(3)の表面に出る
インキ量を調節するともに、インキ呼出しローラ(5)
がインキ元ローラ(3)およびインキ練りローラ(4)
と接触している時間を調節することによってインキ練り
ローラ(4)に移されるインキ量を調節することができ
、これらによって印刷面に供給されるインキ量を調節す
ることができる。
ところで、印刷機においては、上記のように印刷面に供
給されるインキ量を調節する必要があるのはもちろんで
あるが、絵柄によっては印刷面の幅方向の位置によって
インキ量を変えることが必要な場合もある。
このため、上記のようなインキ呼出しローラ(5)をイ
ンキ元ローラ(3)の長さ方向に複数の部分に分割し、
各部分について、インキ元ローラ(3)およびインキ練
りローラ(4)と接触している時間を調節することによ
って印刷面に供給されるインキ量をその幅方向の位置に
よって変えるようにすることが提案されている。
ところが、このようにした場合にも、次のような問題が
ある。
すなわち、まず、インキ呼出しローラ(5)は、インキ
元ローラ(3)とインキ練りローラ(4)に交互に接触
し、両方に同時に接触することができないので、インキ
元ローラ(3)からインキ呼出しローラ(5)にインキ
を移しているときにはインキ呼出しローラ(5)からイ
ンキ練りローラ(4)にインキを移すことができず、逆
に、インキ呼出しローラ(5)からインキ練りローラ(
4)にインキを移しているときにはインキ元ローラ(3
)からインキ呼出しローラ(5)にインキを移すことが
できない。このため、インキ元ローラ(3)からインキ
練りローラ(4)にインキを移すことができる時間の全
運転時間に対する割合は、最大でも1/2である。した
がって、インキの使用量が少ない軽量印刷の場合には、
十分にインキを供給できるが、インキの使用量が多い重
量印刷の場合には、必要量のインキが供給できず、イン
キの濃度が出ずに印刷仕上りが悪くなるという大きな問
題が発生している。また、印刷速度が高速になると、軽
量印刷においてもインキ供給量が不足するという問題が
生じる。
次に、従来のインキ供給装置においては、インキ量(1
)に保有されたインキの特性の問題上、インキ元ローラ
(3)は、インキ練りローラ(4)より表面速度がかな
り小さくなるように減速して回転させられる。そして、
このような表面速度の異なる2つのローラ(3) (4
)の間に配置されてこれらに交互に接触させられるイン
キ呼出しローラ(5)は、インキ元ローラ(3)に接触
している間は摩擦によってこれと同じ低表面速度で従動
回転させられ、インキ練りローラ(4)と接触している
間は摩擦によってこれと同じ高表面速度で従動回転させ
られる。ところが、インキ呼出しローラ(5)がインキ
練りローラ(4)に接触してインキ元ローラ(3)より
大きい表面速度で回転している状態から、位置が切換え
られてインキ元ローラ(3)に接触した場合には、イン
キ練りローラ(4)の高表面速度に従動して高表面速度
で回転しているインキ呼出しローラ(5)が低表面速度
で回転しているインキ元ローラ(3)に接触した瞬間に
、これらの間の摩擦により、インキ呼出しローラ(5)
が急速に減速されようとする現象が発生する。そして、
2つのローラ(3) (5)の表面速度差により発生す
る回転モーメントのために、インキ元ローラ(3)とイ
ンキ呼出しローラ(5)の表面間にスリップが発生する
このスリップ現象により、2つのローラ(3)(5)が
接触しているローラ表面部がドクタ現象となって、イン
キをかき取り、このかき取られたインキがローラ(3)
(5)の端面部から逃げて流出する。このスリップは、
回転モーメントが減少してインキ呼出しローラ(5)が
インキ元ローラ(3)の表面速度に追従して従動回転し
始めるまでの間は発生している。そして、このスリップ
をしだローラ表面長部分では、インキ呼出しローラ(5
)にインキ元ローラ(3)の表面のインキが転移しなく
なり、正確に必要量のインキが供給されなくなる。
インキ元ローラ(3)およびインキ練りローラ(4)の
表面速度は、印刷機の印刷速度に比例して変化させられ
る。このような場合、印刷速度が大きくなると、インキ
元ローラ(3) とインキ練りローラ(4)の表面速度
が大きくなって、これらの表面速度差も大きくなり、イ
ンキ呼出しローラ(5)がインキ元ローラ(3)とイン
キ練りローラ(4)に交互に接触することにより発生す
る回転モーメントもこの表面速度差分だけ大きくなって
、不安定になる。このため、インキ洪給量はさらに不安
定になり、極度に印5り速度が大きくなると、インキ供
給分に対してスリップ量の比率が大きくなり、インキの
必要絶対量が不足して、印刷不可能になる。
インキ呼出しローラ(5)が複数の部分に分割されてい
る場合、機械の構造上、ローラ部分相互間にたとえば3
〜10m+*程度の隙間が生じ、この隙間の部分では、
インキ練りローラ(4)にインキを供給することができ
ないので、インキ練りローラ(4)のインキ流れ方向に
インキが供給されない縦筋ができて、インキ練りローラ
(4)表面のインキ膜厚に不均一が生じる。このインキ
膜厚の不均一は複数のインキ練りローラを通る間に減少
するが、それでも、印刷面に供給されるインキの厚さが
一定にならず、印刷仕上りが不安定になることがある。
この発明の目的は、上記の問題を全て解決した印刷機の
インキ供給装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による印刷機のインキ供給装置は、インキ量の
インキ元ローラとこれより大きい表面速度で回転するイ
ンキ練りローラの間に、インキ量からインキ元ローラの
表面に出たインキをインキ練りローラに移すためのイン
キ渡し装置が設けられている印刷機において、インキ渡
し装置が、 インキ元ローラの長さ方向に分割されて、インキ元ロー
ラとインキ練りローラの間に配置された複数のインキ渡
しローラと、 インキ渡しローラをインキ元ローラの長さ方向に往復移
動させる往復移動装置と、 各インキローラをインキ練りローラと等しい速度で回転
させる駆動装置と、 各インキ渡しローラをインキ練りローラに常に接触した
状態でインキ元ローラに接触する作動位置とインキ元ロ
ーラから離れる被作動位置に個別に切換える切換え装置
とを備えていることを特徴とするものである。
作   用 インキ量からインキ元ローラの表面に出たインキは、イ
ンキ渡しローラが作動位置に切換えられている間に、そ
のインキ渡しローラに移され、各インキ渡しローラに移
されたインキは、これと常に接触しているインキ練りロ
ーラに移される。そして、各インキ渡し、ローラごとに
作動位置に切換えられている時間を調節することにより
、印刷面に供給されるインキ量がその幅方向の位置によ
って変えられる。
インキ渡しローラは、インキ練りローラに常に接触して
いるので、作動位置に切換えられたときにはインキ練り
ローラとインキ元ローラの両方に同時に接触することに
なる。このため、インキ元ローラからインキ練りローラ
にインキを移すことができる時間の全運転時間に対する
割合は、最大で1にすることができる。
複数のインキ渡しローラが、インキ元ローラの長さ方向
に往復移動させられるので、インキ渡しローラ相互間の
隙間により発生していたインキ練りローラ表面の縦筋す
なわちインキ膜厚の不均一がならされ、インキ膜厚が均
等になる。
インキ渡しローラが駆動装置によって駆動されずに、イ
ンキ練りローラとの摩擦によって従動回転させられてい
ると仮定した場合、次のような問題が生じる。すなわち
、インキ渡しローラが作動位置に切換えられたときに、
インキ元ローラより大きい表面速度で回転しているので
、インキ元ローラとの間にスリップを生じながら、イン
キ元ローラの表面からインキをかき取ることになる。こ
のとき、インキ渡しローうには、これより小さい表面速
度で回転しているインキ元とローラの表面から摩擦抵抗
が作用し、これによってインキ練りローラとの間でもス
リップが発生する。このため、インキ渡しローラの回転
が不安定になり、インキ量を正確に供給することができ
なくなる。
これに対し、この発明の場合には、駆動装置によりイン
キ渡しローラがインキ練りローラと等しい表面速度で強
制的に回転させられているので、その回転が不安定にな
ることがなく、インキ量が正確に供給される。
実  施  例 以下、第1図〜第4図を参照して、この発明の詳細な説
明する。なお、これらの図面において、第7図の従来例
と同じ部分には同一の符号を付している。
第1図は、この発明によるインキ供給装置を従来例に対
応させて概略的に示したものである。
第1図において、インキ元ローラ(3)とインキ練りロ
ーラ(4)との間に、従来例のインキ呼出しローラ(5
)に対応するインキ渡し装置(10)が設けられている
従来例の場合と同様、インキ練りローラ(4)はインキ
元ローラ(3)より大きい表面速度で回転し、かつこれ
らの表面速度は印刷速度に比例して変化させられる。
インキ渡し装置(10)は、後述するように、インキ元
ローラ(3)の長さ方向(以下ローラ長方向という)に
分割された複数のインキ渡しローラ(11)を備えてい
る。
インキ渡しローラ(11)は、後述する往復移動装置(
12)によって一体となってローラ長方向に往復移動さ
せられる。また、各インキ渡しローラ(11)は、後述
する駆動装置(13)によってインキ練りローラ(4)
と等しい表面速度で強制的に回転させられる。さらに、
各インキ渡しローラ(11)は、後述する切換え装置(
14)により、インキ練りローラ(4)に常に接触した
状態で、第1図に鎖線で示すようにインキ元ローラ(3
)に接触する作動位置と、同図に実線で示すようにイン
キ元ローラ(3)から離れる非作動位置とに切換えられ
る。
インキ元ローラ(3)のイン牛壷(1)内のインキは、
インキ量調節板(2)との隙間を通ってインキ元ローラ
(3)の表面に出る。このとき、インキ元ローラ(3)
とインキ量調節板(2)との隙間の大きさを調節するこ
とにより、インキ元ローラ(3)の表面に出るインキの
膜厚すなわちインキ量を調節することができる。
インキ元ローラ(3)の表面に出たインキは、インキ渡
しローラ(11)が作動位置に切換えられている間に、
そのインキ渡しローラ(11)に移され、各インキ渡し
ローラ(11)に移されたインキは、これと常に接触し
ているインキ練りローラ(4)に移される。そして、各
インキ渡しローラ(11)ごとに作動位置に切換えられ
ている時間を調節することにより、印刷面に供給される
インキ量がその幅方向の位置によって変えられる。
インキ渡しローラ(11)は、インキ練りローラ(4)
に常に接触しているので、作動位置に切換えられたとき
にはインキ練りローラ(4)とインキ元ローラ(3)の
両方に同時に接触することになる。このため、インキ元
ローラ(3)からインキ練りローラ(4)にインキを移
すことができる時間の全運転時間に対する割合は、最大
で1にすることができる。
複数のインキ渡しローラ(11)が、インキ元ローラ(
3)の長さ方向に往復移動させられるので、インキ渡し
ローラ(If)相互間の隙間により発生していたインキ
練りローラ(4)表面の縦筋すなわちインキ膜厚の不均
一がならされ、インキ膜厚が均等になる。
また、駆動装置(13)によりインキ渡しローラ(11
)がインキ練りローラ(4)と等しい表面速度で強制的
に回転させられているので、その回転が不安定になるこ
とがなく、インキ量が正確に供給される。
インキ渡しローラ(11)の配置、往復移動装置(12
)、切換え装置(14)および駆動装置(13)の構成
などは任意であるが、次に、第2図〜第4図を参照して
、その1例を説明する。
第2図は、往復移動装置(12)の構成を示している。
インキ元ローラ(3)とインキ練りローラ(4)の間の
上方に、ローラ長方向にのびる断面長方形の往復移動棒
(15)が配置されている。移動棒(15)の両端部は
、図示しないフレームに固定されたコ字状のガイド部材
(16)に受けられている。各ガイド部材(18)には
ガイドビン(17)が固定されており、移動棒(15)
にはこれらのガイドビン(17)がはまる長穴(18)
が形成されている。
そして、移動棒(15)は、ガイド部材(16)および
ガイドビン(17〉に案内されて、ローラ長方向にのみ
移動しつるようになっている。フレームの適当箇所に往
復移動用電動モータ(19)が設置されており、このモ
ータ(19)の回転がクランク機構(20)によって移
動棒(15)のローラ長方向の往復直線運動に変換され
るようになっている。なお、移動棒(15)の往復スト
ロークは隣接するインキ渡しローラ(1■)相互間の隙
間より大きく、前述のインキ膜厚の均一化が確実になる
ようになっている。また、移動棒(15)すなわちイン
キ渡しローラ(11)の往復移動速度も、印刷速度に比
例して変化させられる。第2図にはインキ渡しローラ(
11)相互間の隙間を誇張して大きく示しているが、こ
の隙間は小さい方が好ましい。
しかしながら、機構上、この隙間をなくすことはできず
、実際は、たとえば3〜10mm程度になっている。第
2図には、インキ渡しローラ(11)を3個示したが、
その数は任意である。また、往復移動装置(12)の構
成も、第2図のものに限らない。
移動棒(15)に切換え装置(14)を介してそれぞれ
インキ渡しローラ(11)が取付けられており、切換え
装置(14)の詳細が第3図および第4図に示されてい
る。
移動棒(15)の上面にソレノイド(21)のケース(
22)が取付けられており、このケース(22)と移動
棒(15)を鉄心(23)が移動自在に貫通している。
移動棒(15)より突出した鉄心(23)の下端に二股
状のローラ支持部材(24)が固定状に設けられており
、この支持部材(24)の先端部間にわたし止められた
ローラ支持軸(25)にインキ渡しローラ(11)が取
付けられている。ケース(22)内の鉄心(z3)・の
部分に、ソレノイド(21)の上方を少し上下に移動し
うるようにフランジ(2B)が一体に形成されている。
ケース(22)より突出した鉄心の上端部に、ばね受は
兼用調整ナツト(27)がねじ込まれており、このナツ
ト(27)とケース(z2)の上面との間に、鉄心(2
3)を上向きに付勢する圧縮コイルばね(28)が取付
けられている。ソレノイド(21)は、電、t! (2
9)を介して、図示しない制御装置に接続されている。
ソレノイド(21)への通電を制御することにより、イ
ンキ渡しローラ(11)が、インキ練りローラ(4)に
常に接触した状態で、作動位置と非作動位置とに切換え
られる。ソレノイド(21)に通電されていない間は、
鉄心(23)はばね(28)により上端まで移動させら
れ、これにより、インキ渡しローラ(11)は非作動位
置に切換えられている。このとき、鉄心(23)のフラ
ンジ(2B)がケース(22)の頂壁に当たることによ
ってインキ渡しローラ(11)の位置が規制される。ソ
レノイド(21)に通電されると、鉄心(23)がこれ
に吸引されて下端位置まで移動し、これにより、インキ
渡しローラ(11)が作動位置に切換えられる。このと
き、調整ナツト(27)がケース(22)の上面に当た
ることによってインキ渡しローラ(11)の位置が規制
され、このナツト(27)の位置を調整することによっ
て、インキ渡しローラ(11)の作動位置の調整ができ
る。第1図および第3図において、インキ渡しローラ(
11)の中心(B)がその上を移動する直線(C)から
インキ練りローラ(4)の中心(D)までの距離は、イ
ンキ渡しローラ(11)の半径とインキ練りローラ(4
)の半径を合わせたものにほぼ等しく、インキ練りロー
ラ(4)の中心(D)から上記直線(C)におろした垂
線(E)の足を(P)とすると、(P)は、作動位置の
インキ渡しローラ(11)の中心(B)と非作動位置の
インキ渡しローラ(11)の中心(B)の間にある。
このようにすることにより、インキ渡しローラ(11)
を常にインキ練りローラ(4)に接触した状態で作動位
置と非作動位置に切換えることが可能になる。
このようなインキ渡しローラ(11)の切換えおよび作
動位置に切換えられている時間の制御は、予め設定され
ている情報に基づいて、制御装置によって行なわれる。
第1図および第3図にはインキ渡しローラ(11)が非
作動位置に切換えられたときのインキ元ローラ(3)と
の隙間を誇張して大きく示しているが、実際はもっと小
さく、たとえば1 mm程度である。切換え装置(14
)の構成は、第2図〜第4図のものに限らない。この実
施例の場合、インキ渡しローラ(11)が直線状に移動
して切換えられるが、インキ渡しローラ(11)を揺動
アームなどに取付けて、円弧状に移動させて切換えるよ
うにしてもよい。また、切換え装置(14)の駆動手段
として、エアシリンダなどを使用してもよい。
第4図に詳細に示すように、インキ渡しローラ(11)
は、金属など硬質材料製の内側円筒部(30)とゴムな
どの弾性材料製の外側円筒部(31)とからなる二重構
造をなし、内側円筒部(30)の両端部が転がり軸受(
32)によって支持軸(25)に回転支持されている。
内側円筒部(30)と支持軸(25)との間に、駆動装
置(電動モータ) (ig)が内蔵されている。この駆
動装置(13)は、支持軸(25)に取付けられたステ
ータ(33)と、内側円筒部(30)の内側に取付けら
れたロータ(34)とからなり、ステータ(33)が電
線(35)を介して図示しない制御装置に接続されてい
る。そして、ステータ(33)に通電することによって
、インキ渡しローラ(11)が回転させられる。このと
き、@rI8装置により、インキ渡しローラ(11)の
表面速度がインキ練りローラ(4)のそれと等しくなる
ように、駆動装置(13)が制御される。
第4図の場合、駆動装置(13)がインキ渡しローラ(
11)に内蔵されているが、駆動装置は、インキ渡しロ
ーラを外部から駆動するものであってもよい。
インキ元ローラ(3)の表面に出たインキの膜にインキ
渡しローラ(11)が接触したとき、これらのローラ(
3) (11)の間の圧力によってインキがインキ渡し
ローラ(11)の両端から外に流れ、インキ渡しローラ
(11)に移されるインキの膜厚が小さくなって、イン
キ渡しローラ(11)からインキ練りローラ(4)に移
されるインキ量が少な(なることがある。このような現
象が問題になる場合には、これを解決するために、第5
図および第6図に示すようなインキ渡しローラ(36)
(37)を使用することができる。
第5図の場合、インキ渡しローラ(36)の硬質材料製
内側円筒部(38)の外周面に、断面台形の環状みぞ(
39)が形成され、このみぞ(39)の中に弾性材料製
外側円筒部(40)が巻かれている。このようにすると
、外側円筒部(40)の両端の内側円筒部(38)の鍔
状部分(38a)によってインキ(G)の流出が防止さ
れ、弾性材料製外側部材(40)がインキ(G)に押さ
れて変形するため、その表面にインキを十分に保有して
、正確なインキ供給ができる。
第6図の場合、インキ渡しローラ(37)の硬質材料製
内側円筒部(41)は前記実施例のものと同じであり、
弾性材料製外側円筒部(42)の外周面に、複数の環状
みぞ(43)が形成されている。このようにすると、イ
ンキ渡しローラ(37)がインキ元ローラ(3)のイン
キ(G)の膜に接触したときに、インキがこれらのみぞ
(43)に押入り、正確な量のインキが供給できるよう
になる。
発明の効果 この発明のインキ供給装置によれば、上述のように、イ
ンキ渡しローラがインキ練りローラに常に接触している
ので、インキ元ローラからインキ練りローラに移すイン
キ量を多くすることができ、したがって、重量印刷や高
速印刷の場合でもインキ供給量が不足しないようにする
ことができる。また、インキ渡しローラが駆動装置によ
りインキ練りローラと等しい表面速度で強制的に回転さ
せられているので、インキ渡しローラの回転が安定し、
インキ量が正確に供給できるようになる。また、インキ
渡し装置が複数のインキ渡しローラを備え、各インキ渡
しローラが個別に作動位置と非作動位置に切換えられる
ので、印刷面に供給されるインキ量をその幅方向の位置
によって変えることができる。
そして、インキ渡しローラがインキ元ローラの長さ方向
に往復移動させられるので、インキ渡しローラが複数設
けられているにもかかわらず、インキ渡しローラ相互間
の隙間によるインキ膜の不均一をならして、均一化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すインキ供給装置の概略
側面図、第2図はインキ渡しローラおよびその往復移動
装置を示す斜視図、第3図はインキ渡しローラの切換え
装置の部分を切欠いて示すインキ供給装置の一部切欠き
側面図、第4図は第3図TV−IV線の断面図、第5図
はインキ渡しローラの変形例を示す一部切欠き正面図、
第6図はインキ渡しローラの他の変形例を示す一部切欠
き正面図、第7図は従来例を示す第1図相当の図面であ
る。 (1)・・・インキ壷、(3)・・・インキ元ローラ、
(4)・・・インキ練りローラ、(10)・・・インキ
渡し装置、(11)(3B) (37)・・・インキ渡
しローラ、(12)・・・往復移動装置、(13)・・
・駆動装置、(14)・・・切換え装置。 第4図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 インキ壺のインキ元ローラとこれより大きい表面速度で
    回転するインキ練りローラの間に、インキ壷からインキ
    元ローラの表面に出たインキをインキ練りローラに移す
    ためのインキ渡し装置が設けられている印刷機において
    、 インキ渡し装置が、 インキ元ローラの長さ方向に分割されて、インキ元ロー
    ラとインキ練りローラの間に配置された複数のインキ渡
    しローラと、 インキ渡しローラをインキ元ローラの長さ方向に往復移
    動させる往復移動装置と、 各インキローラをインキ練りローラと等しい表面速度で
    回転させる駆動装置と、 各インキ渡しローラをインキ練りローラに常に接触した
    状態でインキ元ローラに接触する作動位置とインキ元ロ
    ーラから離れる被作動位置に個別に切換える切換え装置
    とを備えていることを特徴とする印刷機のインキ供給装
    置。
JP12402589A 1989-05-17 1989-05-17 印刷機のインキ供給装置 Pending JPH02301439A (ja)

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JP12402589A JPH02301439A (ja) 1989-05-17 1989-05-17 印刷機のインキ供給装置

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JP12402589A JPH02301439A (ja) 1989-05-17 1989-05-17 印刷機のインキ供給装置

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JP12402589A Pending JPH02301439A (ja) 1989-05-17 1989-05-17 印刷機のインキ供給装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994022672A1 (en) * 1992-01-10 1994-10-13 I. Mar Planning Inc. Ink supplying apparatus of printer
DE4314426A1 (de) * 1993-05-03 1994-11-10 Roland Man Druckmasch Verfahren zur Farbmengeneinstellung bei Heberfarbwerken von Druckmaschinen, insbesondere Bogenoffsetdruckmaschinen, sowie entsprechend ausgebildetes Heberfarbwerk

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038160A (ja) * 1983-07-07 1985-02-27 エム・アー・エヌ‐ローラント・ドルツクマシーネン・アクチエンゲゼルシヤフト 書籍印刷並びにオフセツト印刷機用のインキ調量装置

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