JPH0230030Y2 - - Google Patents
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- JPH0230030Y2 JPH0230030Y2 JP1986001527U JP152786U JPH0230030Y2 JP H0230030 Y2 JPH0230030 Y2 JP H0230030Y2 JP 1986001527 U JP1986001527 U JP 1986001527U JP 152786 U JP152786 U JP 152786U JP H0230030 Y2 JPH0230030 Y2 JP H0230030Y2
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Links
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Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、ロータ剪断式破砕機に関し、特に
たとえば、都市ゴミ流動床焼却炉に投入される廃
棄物の剪断・破砕、あるいは廃棄物からの資源の
回収工程等に用いられるロータ剪断式破砕機に関
する。
たとえば、都市ゴミ流動床焼却炉に投入される廃
棄物の剪断・破砕、あるいは廃棄物からの資源の
回収工程等に用いられるロータ剪断式破砕機に関
する。
従来技術
現在都市ゴミは、一般にポリエチレン等の合成
樹脂フイルムの袋、ダンボール箱等に詰められて
家庭から排出されている。これら袋詰め、箱詰め
等の都市ゴミを焼却炉、特に流動床焼却炉で焼却
処理する場合には、袋や箱を破り、その中に詰め
込まれているゴミをほぐして連続的に炉内に投入
することが焼却効率を高めるうえで必要である。
そして、そうすることが焼却ガス量の変動を小さ
くし、排ガス処理設備をコンパクトにすると共
に、焼却制御を容易にする。
樹脂フイルムの袋、ダンボール箱等に詰められて
家庭から排出されている。これら袋詰め、箱詰め
等の都市ゴミを焼却炉、特に流動床焼却炉で焼却
処理する場合には、袋や箱を破り、その中に詰め
込まれているゴミをほぐして連続的に炉内に投入
することが焼却効率を高めるうえで必要である。
そして、そうすることが焼却ガス量の変動を小さ
くし、排ガス処理設備をコンパクトにすると共
に、焼却制御を容易にする。
そこで、従来、ゴミの詰まつた袋、箱等を破
袋、粗破砕して、定量供給する装置としての爪の
ついた2つのローラの間を通し、あるいは爪のつ
いた1つのローラと他の固定物との間を通し、噛
み込ませて破袋、粗破砕する装置が提供されてい
る。
袋、粗破砕して、定量供給する装置としての爪の
ついた2つのローラの間を通し、あるいは爪のつ
いた1つのローラと他の固定物との間を通し、噛
み込ませて破袋、粗破砕する装置が提供されてい
る。
第5図及び第6図に、このような装置であつ
て、2軸式タイプのロータ剪断式破砕機(以下、
破砕機という)を示す。たとえば、このような破
砕機1で上述した廃棄物を破砕処理する場合、ケ
ーシング1a内に投入された廃棄物Aは、まず、
第1軸2aを回転中心として回動するロータ2、
及び第2軸3aを回転中心として回動するロータ
3の外周面に適宜設けられた複数の爪4,4,…
に引つかけられる。
て、2軸式タイプのロータ剪断式破砕機(以下、
破砕機という)を示す。たとえば、このような破
砕機1で上述した廃棄物を破砕処理する場合、ケ
ーシング1a内に投入された廃棄物Aは、まず、
第1軸2aを回転中心として回動するロータ2、
及び第2軸3aを回転中心として回動するロータ
3の外周面に適宜設けられた複数の爪4,4,…
に引つかけられる。
次いで、廃棄物Aは、複数の爪4,4,…で引
つかけたものをロータ間に取り込む方向に回転す
る両ロータ2及び3の回転により引き込まれて圧
縮される。圧縮された廃棄物Aは、ロータ2及び
3を構成する円板状のものであつて、第1軸2a
及び第2軸3aの各軸方向に沿つて交互に嵌まり
合うべく、適宜間隔を隔てて配置された両ロータ
2,3の複数のサイドブレード5,5,…(第6
図参照)により挟持され且つ剪断される。
つかけたものをロータ間に取り込む方向に回転す
る両ロータ2及び3の回転により引き込まれて圧
縮される。圧縮された廃棄物Aは、ロータ2及び
3を構成する円板状のものであつて、第1軸2a
及び第2軸3aの各軸方向に沿つて交互に嵌まり
合うべく、適宜間隔を隔てて配置された両ロータ
2,3の複数のサイドブレード5,5,…(第6
図参照)により挟持され且つ剪断される。
そして、ここで剪断され且つ破砕された廃棄物
Aは破砕片A′となつて、第6図に示すように、
サイドブレード5と各ブレード間に装着されたス
ペーサ6との協働により形成された隙間から排出
される。
Aは破砕片A′となつて、第6図に示すように、
サイドブレード5と各ブレード間に装着されたス
ペーサ6との協働により形成された隙間から排出
される。
ところで、このような破砕機1では、破砕の
際、廃棄物Aを圧縮して剪断・破砕するために、
廃棄物の種類によつては、廃棄物Aがロータ2,
3の各スペーサ6にこびりつき、廃棄物Aの剪断
あるいは破砕が進むにつれて、漸次そのこびりつ
きが増大していく場合がある。これでは、サイド
ブレード5とスペーサ6とで形成された隙間が小
さくなり、ついには隙間が潰されることとなつて
破砕片A′が排出されず、ここに過負荷が生じて
破砕機1を停止させてしまうことになる。
際、廃棄物Aを圧縮して剪断・破砕するために、
廃棄物の種類によつては、廃棄物Aがロータ2,
3の各スペーサ6にこびりつき、廃棄物Aの剪断
あるいは破砕が進むにつれて、漸次そのこびりつ
きが増大していく場合がある。これでは、サイド
ブレード5とスペーサ6とで形成された隙間が小
さくなり、ついには隙間が潰されることとなつて
破砕片A′が排出されず、ここに過負荷が生じて
破砕機1を停止させてしまうことになる。
また、剪断・破砕の際、廃棄物Aを圧縮するた
め、爪4は廃棄物Aを突き破りロータ2,3の回
転によつても外れず、場合によつては、廃棄物A
が爪4に引つかけられたまま共回りし、爪4とス
ペーサ6との間で大きな抵抗となり、ここでも過
負荷が起こるということになる。
め、爪4は廃棄物Aを突き破りロータ2,3の回
転によつても外れず、場合によつては、廃棄物A
が爪4に引つかけられたまま共回りし、爪4とス
ペーサ6との間で大きな抵抗となり、ここでも過
負荷が起こるということになる。
そこで、このような形で過負荷が発生すると、
破砕機1は安定した運転ができなくなるので、従
来、廃棄物A及び破砕片A′等のロータ2,3へ
のこびりつき、及び爪4への絡みつきなどによる
共回り等を防止するため、ケーシング1aには、
先端をロータ2,3の近傍に延ばした2個のスク
レーパ7,7が固定されている。
破砕機1は安定した運転ができなくなるので、従
来、廃棄物A及び破砕片A′等のロータ2,3へ
のこびりつき、及び爪4への絡みつきなどによる
共回り等を防止するため、ケーシング1aには、
先端をロータ2,3の近傍に延ばした2個のスク
レーパ7,7が固定されている。
従来技術の問題点
ところが、このような破砕機では、廃棄物のス
ペーサ部分への付着、こびりつき等を防止するた
め、及び廃棄物の爪との共回りを防止するための
スクレーパをケーシング等の固定部分に固着して
用いていたので、たとえば、 廃棄物の種類によつては、ロータのスペーサ
部分とスクレーパとによつて形成される新たな
隙間に、この廃棄物の付着、こびりつきが生
じ、ここにも、上述と同じような過負荷が起こ
り、破砕機の運転が停止する。
ペーサ部分への付着、こびりつき等を防止するた
め、及び廃棄物の爪との共回りを防止するための
スクレーパをケーシング等の固定部分に固着して
用いていたので、たとえば、 廃棄物の種類によつては、ロータのスペーサ
部分とスクレーパとによつて形成される新たな
隙間に、この廃棄物の付着、こびりつきが生
じ、ここにも、上述と同じような過負荷が起こ
り、破砕機の運転が停止する。
また、スクレーパに、紐状、帯状の廃棄物、
特にビニール紐、繊維紐等が引つ掛かつても、
運転中であれば除去することができず、ロータ
側へ巻きつくこととなつてここでも過負荷が生
じることになる。実際には、スクレーパ等に引
つかかつた廃棄物は人手によつて、運転停止後
除去されている。
特にビニール紐、繊維紐等が引つ掛かつても、
運転中であれば除去することができず、ロータ
側へ巻きつくこととなつてここでも過負荷が生
じることになる。実際には、スクレーパ等に引
つかかつた廃棄物は人手によつて、運転停止後
除去されている。
次いで、廃棄物の供給量が多すぎて過負荷と
なつた場合には、たとえば、ロータを逆回転さ
せてこの過負荷の解除をする操作方法もとられ
るが、スクレーパ上に廃棄物が残留している場
合には、この逆回転によつても除去することは
できず、過負荷の解消策とはなつていない。
なつた場合には、たとえば、ロータを逆回転さ
せてこの過負荷の解除をする操作方法もとられ
るが、スクレーパ上に廃棄物が残留している場
合には、この逆回転によつても除去することは
できず、過負荷の解消策とはなつていない。
などの問題点が生じていた。
考案の目的
それゆえに、この考案の主たる目的は、破砕機
が運転されている途中であつても、ロータ側とス
クレーパ側との間の隙間調整を可能とし、廃棄物
のロータ等への付着及びこびりつき等を防止する
ロータ剪断式破砕機を提供することである。
が運転されている途中であつても、ロータ側とス
クレーパ側との間の隙間調整を可能とし、廃棄物
のロータ等への付着及びこびりつき等を防止する
ロータ剪断式破砕機を提供することである。
また、この考案の他の目的は、スクレーパに引
つかかつた紐状、帯状の廃棄物等をこのスクレー
パからはずし易くし、作業能率を向上させるロー
タ剪断式破砕機を提供することである。
つかかつた紐状、帯状の廃棄物等をこのスクレー
パからはずし易くし、作業能率を向上させるロー
タ剪断式破砕機を提供することである。
考案の構成
上記目的を達成するために、この考案が採用す
る主たる手段は、外周面に円板状のサイドブレー
ド及び投入された被処理物を引つかける複数の爪
を有する回転ロータ部材と、前記回転ロータ部材
に近接して配置され、前記被処理物を前記回転ロ
ータ部材のサイドブレードと協働して破砕する対
向部材と、前記回転ロータ部材の近傍に延ばさ
れ、前記被処理物を前記回転ロータ部材からかき
落とすスクレーパとを具備してなるロータ剪断式
破砕機において、前記スクレーパが、前記回転ロ
ータ部材に対して移動可能に設けられると共に、
該スクレーパを外部から適宜移動駆動し得るアク
チユエータを備えてなる点である。
る主たる手段は、外周面に円板状のサイドブレー
ド及び投入された被処理物を引つかける複数の爪
を有する回転ロータ部材と、前記回転ロータ部材
に近接して配置され、前記被処理物を前記回転ロ
ータ部材のサイドブレードと協働して破砕する対
向部材と、前記回転ロータ部材の近傍に延ばさ
れ、前記被処理物を前記回転ロータ部材からかき
落とすスクレーパとを具備してなるロータ剪断式
破砕機において、前記スクレーパが、前記回転ロ
ータ部材に対して移動可能に設けられると共に、
該スクレーパを外部から適宜移動駆動し得るアク
チユエータを備えてなる点である。
作 用
たとえば、スクレーパが後退し、このスクレー
パ側とロータ側との間隔が拡大すると、このスク
レーパ側とロータ側との間に詰まり、あるいはス
クレーパ側に引つ掛かつて絡み付き、ロータ側に
過負荷を生じさせていた塊状、紐状等の廃棄物が
除去され、あるいは排出されて、ここでの過負荷
が解消される。
パ側とロータ側との間隔が拡大すると、このスク
レーパ側とロータ側との間に詰まり、あるいはス
クレーパ側に引つ掛かつて絡み付き、ロータ側に
過負荷を生じさせていた塊状、紐状等の廃棄物が
除去され、あるいは排出されて、ここでの過負荷
が解消される。
考案の効果
この考案によれば、ロータ側に対するスクレー
パ側の隙間調整が可能となるので、廃棄物のロー
タ等への付着及びこびりつき等を防止することが
できる。
パ側の隙間調整が可能となるので、廃棄物のロー
タ等への付着及びこびりつき等を防止することが
できる。
また、スクレーパ側に引つかかつた紐状、帯状
の廃棄物等がこのスクレーパから外れ易くなるの
で、作業能率を向上させることができる。
の廃棄物等がこのスクレーパから外れ易くなるの
で、作業能率を向上させることができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴及
び利点は図面を参照して行う以下の実施例の詳細
な説明から一層明らかとなろう。
び利点は図面を参照して行う以下の実施例の詳細
な説明から一層明らかとなろう。
実施例
第1図はこの考案の一実施例に係るロータ剪断
式破砕機の概略縦断面図、第2図は第1図示の
−矢視断面図、第3図は第1図示の実施例装置
の変形例を示す要部断面図、第4図はこの考案の
他の実施例に係るロータ剪断式破砕機の概略縦断
面図である。
式破砕機の概略縦断面図、第2図は第1図示の
−矢視断面図、第3図は第1図示の実施例装置
の変形例を示す要部断面図、第4図はこの考案の
他の実施例に係るロータ剪断式破砕機の概略縦断
面図である。
なお、以下の実施例はこの考案の一具体例に過
ぎず、この考案の技術的範囲がこの実施例によつ
て限定されるものではない。また、第5図で説明
した個所と共通する要素には同一の符号を使用し
て説明する。
ぎず、この考案の技術的範囲がこの実施例によつ
て限定されるものではない。また、第5図で説明
した個所と共通する要素には同一の符号を使用し
て説明する。
第1図において、破砕機10は、上部に廃棄物
Aの投入口10bを有するケーシング10aを具
備する。ケーシング10a内部には、水平に配置
された回転軸12を回転中心として回動するドラ
ム14(回転ロータ部材)が配置されている。ド
ラム14には、その外周面に軸方向に一定の間隔
を隔てて並べられ、且つドラム14の半径方向に
指向する複数の円板状サイドブレード5,5,…
(回転刃)が取り付けられている。そして、この
各サイドブレード5,5,…には、その周方向に
沿つて適当な間隔を隔てて突出する複数の爪4,
4,…が設けられている。
Aの投入口10bを有するケーシング10aを具
備する。ケーシング10a内部には、水平に配置
された回転軸12を回転中心として回動するドラ
ム14(回転ロータ部材)が配置されている。ド
ラム14には、その外周面に軸方向に一定の間隔
を隔てて並べられ、且つドラム14の半径方向に
指向する複数の円板状サイドブレード5,5,…
(回転刃)が取り付けられている。そして、この
各サイドブレード5,5,…には、その周方向に
沿つて適当な間隔を隔てて突出する複数の爪4,
4,…が設けられている。
これら複数の爪4,4,…は、上方から投入さ
れてくる廃棄物Aを引つかけてドラム14が回転
する方向(矢印C)に回していくものである。ド
ラム14の一方側近傍であつて、ドラム14の回
転につれて爪4が上方から下方に降りてくる適当
位置には、第2図に示すように、複数の固定刃1
6,16,…をドラム14側に突出させた可動板
18(対向部材)が設けられている。
れてくる廃棄物Aを引つかけてドラム14が回転
する方向(矢印C)に回していくものである。ド
ラム14の一方側近傍であつて、ドラム14の回
転につれて爪4が上方から下方に降りてくる適当
位置には、第2図に示すように、複数の固定刃1
6,16,…をドラム14側に突出させた可動板
18(対向部材)が設けられている。
この場合、これら複数の固定刃16,16,…
は、第2図からわかるように、可動板18の幅方
向に一定の間隔を隔てて平行に並べられており、
たとえば、1個の固定刃16が1個のサイドブレ
ード5の一方側面に隣接して重なるように設けら
れている。これにより、爪4によつて上方から引
き降ろされてくる廃棄物Aは、サイドブレード5
と固定刃16との協働作業により剪断され破砕さ
れる。
は、第2図からわかるように、可動板18の幅方
向に一定の間隔を隔てて平行に並べられており、
たとえば、1個の固定刃16が1個のサイドブレ
ード5の一方側面に隣接して重なるように設けら
れている。これにより、爪4によつて上方から引
き降ろされてくる廃棄物Aは、サイドブレード5
と固定刃16との協働作業により剪断され破砕さ
れる。
なお、可動板18は、その上端部18aがケー
シング10a内の上部に水平に設けられた支持ピ
ン19に軸支され、この支持ピン19を回転中心
として揺動可能に設けられており、可動板18の
下端部18bは、可動板18の傾斜角度が調整可
能となるように油圧シリンダ20により支持され
ている。
シング10a内の上部に水平に設けられた支持ピ
ン19に軸支され、この支持ピン19を回転中心
として揺動可能に設けられており、可動板18の
下端部18bは、可動板18の傾斜角度が調整可
能となるように油圧シリンダ20により支持され
ている。
一方、ドラム14の他方側近傍であつて、ドラ
ム14の回転につれて、爪4が下方から上方にせ
り上つてくる適当位置には、第2図に示すよう
に、ドラム14側に突出する複数のスクレーパ2
2,22,…が配備されている。この場合、複数
のスクレーパ22,22,…は、たとえば、ドラ
ム14の軸方向に沿つて一定の間隔を隔てて平行
に並べられており、1個のスクレーパ22がドラ
ム14の外周面に設けられている各サイドブレー
ド5,5間の1つの隙間に入り込むように設定さ
れている。これにより、爪4に絡みつきあるいは
引つかけられ、またドラム14やサイドブレード
5の外面にこびりついて下方から上方に引き上げ
られてくる廃棄物がかき落されて除去される。
ム14の回転につれて、爪4が下方から上方にせ
り上つてくる適当位置には、第2図に示すよう
に、ドラム14側に突出する複数のスクレーパ2
2,22,…が配備されている。この場合、複数
のスクレーパ22,22,…は、たとえば、ドラ
ム14の軸方向に沿つて一定の間隔を隔てて平行
に並べられており、1個のスクレーパ22がドラ
ム14の外周面に設けられている各サイドブレー
ド5,5間の1つの隙間に入り込むように設定さ
れている。これにより、爪4に絡みつきあるいは
引つかけられ、またドラム14やサイドブレード
5の外面にこびりついて下方から上方に引き上げ
られてくる廃棄物がかき落されて除去される。
そして、この実施例装置の特徴的構成要素とし
ては、第1図に示すように、これら複数のスクレ
ーパ22,22,…の各下端部22bが、ケーシ
ング10aの外部下部に水平に設けられた一本の
支持ピン24に一体的に軸支され、スクレーパ2
2がこの支持ピン24を回転中心として揺動可能
に設けられると共に、上端部22aがケーシング
10a側に下端を回動可能に係着した油圧シリン
ダ26(アクチユエータ)により支持される。
ては、第1図に示すように、これら複数のスクレ
ーパ22,22,…の各下端部22bが、ケーシ
ング10aの外部下部に水平に設けられた一本の
支持ピン24に一体的に軸支され、スクレーパ2
2がこの支持ピン24を回転中心として揺動可能
に設けられると共に、上端部22aがケーシング
10a側に下端を回動可能に係着した油圧シリン
ダ26(アクチユエータ)により支持される。
上記油圧シリンダ26は、例えば外部の制御装
置からの指令信号により、上記スクレーパ22,
22,…を適宜揺動駆動するものである。
置からの指令信号により、上記スクレーパ22,
22,…を適宜揺動駆動するものである。
しかも、ケーシング10aの下部には、これら
各スクレーパ22がケーシング10aの側壁を通
して、その内側及び外側に渡つて揺動できるよう
に(矢印D方向)、スクレーパ22の揺動範囲に
応じた開口部10cが形成されている。
各スクレーパ22がケーシング10aの側壁を通
して、その内側及び外側に渡つて揺動できるよう
に(矢印D方向)、スクレーパ22の揺動範囲に
応じた開口部10cが形成されている。
次に、このような構成をとるロータ剪断式破砕
機の機能について説明する。まず、第1図に示す
ように、投入口10bより供給された廃棄物Aが
図中矢印C方向に回転する爪4に引つかけられ、
固定刃16を備えた可動板18の位置の所まで送
られてくると、廃棄物Aはこの固定刃16とサイ
ドブレード5との協働により剪断され、且つ破砕
される。このとき、廃棄物Aは可動板18とドラ
ム14との間で圧縮されるので、場合により、廃
棄物Aの一部は、爪4に引つかかりあるいは爪4
に突きささつてドラム14と共回りし、また他の
一部はドラム14の外周面に付着し且つこびりつ
いて漸次増大していく。
機の機能について説明する。まず、第1図に示す
ように、投入口10bより供給された廃棄物Aが
図中矢印C方向に回転する爪4に引つかけられ、
固定刃16を備えた可動板18の位置の所まで送
られてくると、廃棄物Aはこの固定刃16とサイ
ドブレード5との協働により剪断され、且つ破砕
される。このとき、廃棄物Aは可動板18とドラ
ム14との間で圧縮されるので、場合により、廃
棄物Aの一部は、爪4に引つかかりあるいは爪4
に突きささつてドラム14と共回りし、また他の
一部はドラム14の外周面に付着し且つこびりつ
いて漸次増大していく。
これに応じて、固定刃16とドラム14との隙
間が縮小され、あるいは爪4に突きささつて回転
する廃棄物が可動板18との隙間を無理に通過し
ようとするため、そこに過負荷が起こり、ドラム
14の円滑な回動が阻止される。
間が縮小され、あるいは爪4に突きささつて回転
する廃棄物が可動板18との隙間を無理に通過し
ようとするため、そこに過負荷が起こり、ドラム
14の円滑な回動が阻止される。
このとき、支持ピン24を回転中心として揺動
するスクレーパ22が、ドラム14側に向かつて
せり出されると、このスクレーパ22によりその
ドラム14の外周面に付着あるいはこびりついて
いた廃棄物等がかき落されて除去される。
するスクレーパ22が、ドラム14側に向かつて
せり出されると、このスクレーパ22によりその
ドラム14の外周面に付着あるいはこびりついて
いた廃棄物等がかき落されて除去される。
一方、スクレーパ22がケーシング10aの外
部に後退すると、ドラム14側との隙間が大きく
なり、スクレーパ22に引つかかつていた紐状、
帯状の廃棄物が除去され易くなると共に、ケーシ
ング10aの側壁にこすられて更に容易に除去さ
れ得る。
部に後退すると、ドラム14側との隙間が大きく
なり、スクレーパ22に引つかかつていた紐状、
帯状の廃棄物が除去され易くなると共に、ケーシ
ング10aの側壁にこすられて更に容易に除去さ
れ得る。
第3図に、第1図示の実施例装置の変形例を示
す。この変形例では、第1図に示す破砕機10に
比べて、揺動運動を行うスクレーパではなく、水
平面上での往復運動を行うスクレーパ22′を採
用した点で異なる。これによつても、油圧シリン
ダ26によりスクレーパ22′が後退する際には、
ケーシング10aの側壁に、このスクレーパ22
に絡みつきあるいは引つかかつた紐状、帯状の廃
棄物がこすり取られることになり、スクレーパ2
2からの廃棄物の除去が容易に行われ得る。
す。この変形例では、第1図に示す破砕機10に
比べて、揺動運動を行うスクレーパではなく、水
平面上での往復運動を行うスクレーパ22′を採
用した点で異なる。これによつても、油圧シリン
ダ26によりスクレーパ22′が後退する際には、
ケーシング10aの側壁に、このスクレーパ22
に絡みつきあるいは引つかかつた紐状、帯状の廃
棄物がこすり取られることになり、スクレーパ2
2からの廃棄物の除去が容易に行われ得る。
なお、以上の実施例では、この考案の適用例と
して、1軸式タイプのロータ剪断式破砕機につい
て説明した。しかしながら、この他に、たとえ
ば、第4図に示すように、前記第5図において示
した2軸式タイプのロータ剪断式破砕機に適用す
ることも可能である。この場合、第1軸2a′及び
第2軸3a′の回りを回転するドラム14a′,14
b′には、それぞれ、第1図において示したのと同
様の適宜位置に、同じく同様の機能を有するスク
レーパ22″が近接して配備されることになる。
して、1軸式タイプのロータ剪断式破砕機につい
て説明した。しかしながら、この他に、たとえ
ば、第4図に示すように、前記第5図において示
した2軸式タイプのロータ剪断式破砕機に適用す
ることも可能である。この場合、第1軸2a′及び
第2軸3a′の回りを回転するドラム14a′,14
b′には、それぞれ、第1図において示したのと同
様の適宜位置に、同じく同様の機能を有するスク
レーパ22″が近接して配備されることになる。
第1図はこの考案の一実施例に係るロータ剪断
式破砕機の概略縦断面図、第2図は第1図示の
−矢視断面図、第3図は第1図示の実施例装置
の変形例を示す要部断面図、第4図はこの考案の
他の実施例に係るロータ剪断式破砕機の概略縦断
面図、第5図はこの考案の背景となるロータ剪断
式破砕機の概略縦断面図、第6図は第5図示の
−矢視断面図である。 符号の説明、4……爪、5……サイドブレー
ド、10……破砕機、14……ドラム、22……
スクレーパ。
式破砕機の概略縦断面図、第2図は第1図示の
−矢視断面図、第3図は第1図示の実施例装置
の変形例を示す要部断面図、第4図はこの考案の
他の実施例に係るロータ剪断式破砕機の概略縦断
面図、第5図はこの考案の背景となるロータ剪断
式破砕機の概略縦断面図、第6図は第5図示の
−矢視断面図である。 符号の説明、4……爪、5……サイドブレー
ド、10……破砕機、14……ドラム、22……
スクレーパ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 外周面に円板状のサイドブレード及び投入さ
れた被処理物を引つかける複数の爪を有する回
転ロータ部材と、 前記回転ロータ部材に近接して配置され、前
記被処理物を前記回転ロータ部材のサイドブレ
ードと協働して破砕する対向部材と、 前記回転ロータ部材の近傍に延ばされ、前記
被処理物を前記回転ロータ部材からかき落とす
スクレーパとを具備してなるロータ剪断式破砕
機において、 前記スクレーパが、前記回転ロータ部材に対
して移動可能に設けられると共に、該スクレー
パを外部から適宜移動駆動し得るアクチユエー
タを備えてなるロータ剪断式破砕機。 2 前記対向部材が、前記回転ロータ部材側に突
出する固定刃を備え且つ前記回転ロータ部材側
に対して移動可能に設けられた板状部材である
実用新案登録請求の範囲第1項記載のロータ剪
断式破砕機。 3 前記対向部材が、前記回転ロータ部材を該1
軸側とする第2軸側の回転ロータ部材を具備し
てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載のロ
ータ剪断式破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986001527U JPH0230030Y2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986001527U JPH0230030Y2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62114636U JPS62114636U (ja) | 1987-07-21 |
JPH0230030Y2 true JPH0230030Y2 (ja) | 1990-08-13 |
Family
ID=30779517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986001527U Expired JPH0230030Y2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0230030Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0131317Y2 (ja) * | 1986-03-10 | 1989-09-26 | ||
KR100916972B1 (ko) * | 2009-02-16 | 2009-09-14 | 주식회사 삼원에스티지 | 파쇄기 자동 클리닝 장치 |
JP6579792B2 (ja) * | 2015-05-11 | 2019-09-25 | トッパン・フォームズ株式会社 | プラスチックフィルム用シュレッダ |
CN111936238A (zh) * | 2018-03-29 | 2020-11-13 | 科沃施种子欧洲股份两合公司 | 用于将块根作物粉碎和确定块根作物中成分的装置和方法 |
CN110949803A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-04-03 | 江苏贝尔机械有限公司 | 一种生活垃圾破包机 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586502U (ja) * | 1981-07-02 | 1983-01-17 | 日産自動車株式会社 | 給電閉塞制御システムの自走車輌 |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP1986001527U patent/JPH0230030Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586502U (ja) * | 1981-07-02 | 1983-01-17 | 日産自動車株式会社 | 給電閉塞制御システムの自走車輌 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62114636U (ja) | 1987-07-21 |
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