JPH02300177A - トランス―2,3,5―トリ置換―4―チアゾリジノの製造方法 - Google Patents

トランス―2,3,5―トリ置換―4―チアゾリジノの製造方法

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JPH02300177A
JPH02300177A JP12202189A JP12202189A JPH02300177A JP H02300177 A JPH02300177 A JP H02300177A JP 12202189 A JP12202189 A JP 12202189A JP 12202189 A JP12202189 A JP 12202189A JP H02300177 A JPH02300177 A JP H02300177A
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JP12202189A
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Akira Tanabe
陽 田辺
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はトランス−2,3,5−)す置換−4−チアゾ
リジノンの製造方法に間し、詳しくは2−メルカプトカ
ルボン酸エステル類にチタン酸エステル類の存在下、N
−アリーリチンアミン類を作用させることによるトラン
ス−2,3,5−トリ置換−4−チアゾリジンの製造方
法に関するものである。
〈従来の技術〉 2.3.5−)す置換−4−チアゾリジノンは種々の生
理活性を示すことが知られており、その製造方法として
は、例えば ■ 2−メルカプトカルボン酸類にN−アリーリチンア
ミン類、もしくはアリールアルデヒドとアミン類を作用
させる方法が提案されている(例えば、J、Org、 
Chew、、 48.494(1983)、特開昭63
−225373号公報)。
〈発明が解決しようとするin> 本発明者らは、2,3.5−)す1f換−4−チアゾリ
ジノンの幾何異性体について種々検討を行い、トランス
体とシス体では生理活性に大きな差異があり、例えば、
抗PAF (抗血小板活性化丙子)作用においては、ト
ランス体がより優れることを見出すとともに、トランス
体の製法として■ 2.3−ジ置換−4−チアゾリジノ
ンにリチウムジイソプロピルアミドを作用させ、次いで
ハロゲン化アルキル等を作用させる方法を提案している
(例えば、特)頭昭63−119025号、第3回国F
9!PAF学会(東京1989.5.8)要旨集P94
)。
しかしながら、前記■の方法ではトランス体の生成量が
シス体のそれに対し1/2〜1/8であるという問題が
あり、また■の方法ではリチウムジイソプロピルアミド
などの高価なアルカリ金属アミドを多量使用するという
問題の他に、望ましくない5.5−ジアルキル体が相当
量副生するのみならず、該副生物と目的物の分離が煩雑
であるという問題等があった。
<!iIJ!を解決するための手段〉 本発明者らは、トランス−2,3,5−トリ置換−4−
チアゾリジノンの優れた製造方法を開発すべく鋭意検討
を重ねた結果、2−メルカプトカルボン酸エステル類に
、チタン酸エステルの存在下、N−アリーリチンアミン
類を作用させることにより、2,3.5−)り置換−4
−チアゾリジノンのトランス体がシス体に優先して得ら
れることを見出すとともに、更に種々の検討を加え、本
発明を完成した。
すなわち本発明は、一般式(1) (式中、R1は鎖中に酸素原子を含むこともある全炭素
数1〜10のアルキル基、もしくはハロゲン原子で置換
されていることもあるフェニル基を表わし、Xは低級ア
ルキル基、もしくはベンジル基を表わす、) で示される2−メルカプトカルボン酸エステル類にチタ
ン酸エステルの存在下、一般式(11)〔式中、R3は
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、も
しくはニトロ基で置換されていることもあるアリール基
を表わし、R2は低級アルキル基、アリル基もしくはジ
低級アルキルアミノエチル基を表わす、〕 で示されるN−アリーリチンアミン類を作用させること
を特徴とする一般式(III) 〔式中、R1,R1,R3は前記と同じ意味を表わす、
〕 で示されるトランス−2,3,5−)す置換−4=チア
ゾリジノンの工業的に優れた製造方法を提供するもので
ある。
以下、本発明について詳細に説明する。
一般式(1)で示される2−メルカプトカルボン酸エス
テル類は、R’ として鎖中に酸素原子を含むこともあ
る全炭素数1〜lOのアルキル基、もしくはハロゲン原
子で置換されていることもあるフェニル基、Xとして低
級アルキル基、もしくはベンジル基を有するものである
が、R1としては例えばメチル、エチル、n−プロピル
、iso −プロピル、n−ブチル、1so−ブチル、
5ec−ブチル、む−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシルなどのアルキル基、
2−メトキシエチル、2−ヘキソキシエチル、2−オク
トキシエチル、3−メトキシプロピル、3−オクトキシ
プロピル、3−(2−メトキシエトキシ)プロピル、3
−(2−エトキシエトキシ)プロピル、3−(2−プロ
ポキシエトキシ)プロピル、3− (2−イソプロポキ
シエトキシ)プロピル、3− (2−(2−メトキシエ
トキシ)エトキシ)プロピルなどの酸素原子を鎖中にl
〜3 (lI含ムアルキル基、フェニル、フロロフェニ
ル、クロロフェニル、ブロモフェニルナトノハロケン置
換または無置換フェニル基等が挙げられる。
またXとしては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブ
チルなどの低級アルキル基、ベンジル、p−メチルベン
ジルなどのベンジル基が挙げられる。
具体的な化合物としては、例えば2−メルカプトプロピ
オン酸メチル、2−メルカプトプロピオン酸エチル、2
−メルカプトプロピオン酸プロピル、2−メルカプトプ
ロピオン酸ベンジル、2−メルカブトブタン酸エチル、
2−メルカプト−3−メチルブタン酸メチル、2−メル
カプトオクタン酸ブチル、2−メルカプトデカン酸メチ
ル、2−メルカプト−4−メトキシブタン酸メチル、2
−メルカプト−5−メトキシペンクン酸エチル、2−メ
ルカプト−5−(2−メトキシエトキシ)ペンタン酸ベ
ンジル、2−メルカプト−5−(2−インプロポキシエ
トキシ)ペンタン酸メチル、2−メルカプト−5−(2
−イソプロポキシエトキシ)ペンタン酸ベンジル、2−
メルカプト−2−フェニル酢酸メチル、2−メルカプト
−2−(4−クロロフェニル)酢酸メチル、2−メルカ
プト−2−(3−フルオロフェニル)酢酸エチル、2−
メルカプト−2−(3−ブロモフェニル)酢酸ベンジル
、(R)−2−メルカプトプロピオン酸メチル、(S)
−2−メルカプト−2−(4−クロロフェニル)酢酸メ
チルなどが挙げられる。
かかる2−メルカプトカルボン酸エステル類は、例えば
対応する2−メルカプトカルボン酸類を常法によりエス
テル化するか、あるいは、例えば2−ハロカルボン酸エ
ステル類とチオ酢酸アルカリ塩との反応生成物である、
2−アセチルチオカルボン酸エステル類を脱アセチル化
することによつて製造できる。光学活性体が必要な場合
は、上記方法において、光学活性な原料すなわち光学活
性な2−メルカプトカルボン酸、あるいは2−ハロカル
ボン酸エステル類を用いれば良い。
また一般式〔■〕で示されるN−アリーリチンアミン類
はRzとして、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、ニトロ基などで1換されていることもある
アリール基を、R3として低級アルキル基、アリル基、
ジ低級アルキルアミノエチル基を有するものであるが、
R8としての具体例としては、例えばピリジル基、フェ
ニル基、ナフチル基などのアリール基、およびその上記
の置換基で置換されているアリール基などが挙げられる
。ここで置換されているアリール基を置換フェニル基で
示すと、例えばフッ素、塩素、臭素などが置換したハロ
フェニル基、メチル、エチル、プロピル、ブチルなどが
置換した低級アルキルフェニル基、メトキシ、エトキシ
、プロポキシ、ブトキシなどの低級アルコキシフェニル
基、ニトロフェニル基などが挙げられる。
またR2 としては、例えばメチル、エチル、プロピル
、ブチルなどの低級アルキル基、アリール基、ジメチル
アミノエチル、ジエチルアミノエチル、ジプロピルアミ
ノエチル、ジブチルアミノエチルなどのジ低級アルキル
アミノエチル基が挙げられる。
具体化合物としては、例えば、N−(3−ピリジルメチ
リデン)メチルアミン、N−(3−ピリジルメチリデン
)エチルアミン、N−(3−ピリジルメチリデン)−n
−プロピルアミン、N−(3−ピリジルメチリデン)−
iso−ブチルアミン、N−(3−ピリジルメチリデン
)アリルアミン、N−(3−ピリジルメチリデン)−2
−(ジメチルアミノ)エチルアミン、N−(3−ピリジ
ルメチリデン) −2−(ジブチルアミノ)工チルアミ
ン、N−(2−ピリジルメチリデン)メチルアミン、N
−(4−ピリジルメチリデン)メチルアミン、N−(ベ
ンジリデン)メチルアミン、N−(2−フロロベンジリ
デン)メチルアミン、N−(4−クロロベンジリデン)
メチルアミン、N−(3−ブロモベンジリデン)メチル
アミン、N−(2−メチルベンジリデン)メチルアミン
、N−(3−メチルベンジリデン)メチルアミン、。
N−(4−ブチルベンジリデン)メチルアミン、N−(
4−メトキシベンジル)メチルアミン、N−(4−ニト
ロベンジリデン)メチルアミン、N−(α−ナフチルメ
チリデン)メチルアミンなどが例示できる。
N−アリーリデンアミン[(n)の使用量は2−メルカ
プトカルボン酸エステル[(1)に対して、通常0.9
〜3モル倍、好ましくは1〜2モル倍である。
本発明はチタン酸エステルの存在下に前記2−メルカプ
トカルボン酸エステルM〔!〕とN−アリーリチンアミ
ン類を反応せしめるものであるが、チタン酸エステルと
しては、例えばテトラメトキシチタン、テトラエトキシ
チタン、テトラ−n −プロポキシチタン、テトラ−1
so−プロポキシチタン、テトラブトキシチタン、テト
ラペントキシチタン、テトラヘキソキシチタン、テトラ
−2−エチルヘキソキシチタンなどのテトラアルコキシ
チタン、テトラベンジルオキシチタンなどのテトラアル
コキシチタン等が挙げられる。アルコキシ部分は同一で
なくてもよい0通常はテトラ−1so−プロポキシチタ
ン、テトラブトキシチタン、テトラベンジルオキシチタ
ンなどが用いられる。
該チタン酸エステルの使用量は、2−メルカプトカルボ
ン酸エステルII(+)に対し、通常0.5〜2モル倍
、好ましくは1〜1.5モル倍である。
反応は通常、溶媒の存在下に実施される。かかる溶媒と
しては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン系溶媒が通常用
いられるが、場合によってはへキサン、ベンゼン、トル
エン等の炭化水素系溶媒あるいは、これ等とハロゲン系
溶媒との混合溶媒も使用できる。
その使用量は、通常2−メルカプトカルボン酸エステル
類〔!〕に対して2〜50wt倍である。
反応温度は一り0℃〜溶媒の沸点であり、通常0〜50
℃で実施される6反応に要する時間は、通常1〜10時
間程度で充分である。
このようにして、目的とするトランス−2,3゜5−ト
リ置換−4−チアゾリジノン(III)が生成するが、
このものは通常、反応マスより無機物を除去後、育機溶
媒で抽出、水洗、溶媒留去を行うことにより取出すこと
ができる。
得られた目的物は、例えば再結晶、カラムクロマトグラ
フィーあるいは蒸留などを行うことによって、精製する
こともできる。
また、2−メルカプトカルボン酸エステル類(1)とし
て光学活性体を用いると、不斉誘導によって、対応する
光学活性な目的物を得ることができる。すなわち、(R
)の2−メルカプトカルボン酸エステル類からは(2R
,SR)の目的物(I[[)を、(S)の2−メルカプ
トカルボン酸エステル類からは(2S、5S)の目的物
(I[[)を製造する巳とができる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、目的とするトランス−2,3゜5−ト
リ置換−4−チアゾリジノンを容易に゛、しかも高収率
で得ることができる。
そのうえ、リチウムジイソプロピルアミドの如き高価な
試剤を必要としないのみならず、操作も簡便となるので
本発明は工業的に掻めて有利である。
゛ 以下、実施例、および比較例により本発明をより詳
細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるもの
ではない。
実施例1 2−メルカプトプロピオン酸メチル(240g。
2mmol)及びチタン酸イソフ゛ロビル(568g。
25eal )を4mのジクロロメタンに溶解した後、
窒素気流下、室温で撹拌しなカーらN−(3−ピリジリ
デン)メチルアミン(240■、  2mmol)のジ
クロロメタン溶液(lId)を加えて同温度で2時間撹
拌を続けた。
次いで、反応混合物をに水20戚を加え、ジクロロメタ
ン20dを用いセライト濾過した後、分液を行なった。
有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒留去を行なった。
得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:ヘキサン/ジクロロメタン/2−プロパノ
−ルー4/1/1)で精製を行い、3.5−ジメチル−
2−(3−ピリジル)−1゜3−チアゾリジン−4−オ
ン320■(収率77%を得た。異性体比をNMRより
求めたところ、トランス:シス−4:1であった。
実施例2 2−メルカプトプロピオン酸ベンジル(392■、  
2si+ol )及びチタン酸イソプロピル(710■
、 2.5a+mol)を4dのトルエンに溶解した後
、アルゴン雰囲気下、0°Cで撹拌しなからN−(3−
ビリジリデン)メチルアミン(300■、2.5mmo
l)のトルエン溶液(lId)を加えて同温度で5時間
撹拌を続けた0次いで、反応混合物をに水20−を加え
、酢酸エチル20tnlを用いセライト濾過した後、分
液を行なった。実施例1と同様に処理・精製して3.5
−ジメチル−2−(3−ピリジル)−1,3−チアゾリ
ジン−4−オン341tagc収率82%)を得た。異
性体比をNMRで求めたところ、トランス:シス−41
であった。
実施例3 2−メルカプトブタン酸エチル(439■、 2.97
e++5ol) 、N −(3−ピリジリデン)メチル
アミン(356■、 2.97anol) 、チタン酸
イソ、プロピル(842tsg、 2.971層01)
を用いて実施例1と同様な方法にて反応、後処理、精製
を行い、5−エチル−3−メチル−2−(3−ピリジル
)−1,3−チアゾリジン−4−オン488■(収率7
4%)を得た。異性体比を高速液体クロマトグラフィー
により求めたところ、トランス:シス−7,3=1であ
った。
実施例4 2−メルカプト−3−メチルブタン酸メチル(2001
1g、  1.35gmol) 、N   (3−ピリ
ジリデン)メチルアミン(1781g、 1.48an
ol) 、チタン酸イソプロピル(420ltg、 1
.48g+nol)を用いて実施例1と同様な方法にて
反応、後処理、精製を行い、5−エチル−3−メチル−
2−(3−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4−オ
ン229■(収率72%)を得た。異性体比を高速液体
クロマトグラフィーにより求めたところ、トランス:シ
ス−13:1であった。
実施例5 2−メルカプト−3−メチルブタン酸メチル(200■
、 1.35anol)及びチタン酸イソプロピル(4
20■、 1.48gmol)を3.0t!のジクロロ
メタンに溶解した後、アルゴン雰囲気下、室温で撹l牢
しなからN−(3−ピリジリデン)−2−(ジメチルア
ミノ)エチルアミン(26211g、 1.48mm。
■)のジクロロメタン溶液(1+d)を加えて同温−で
5時間撹拌を続けた0次いで、反応混合物をに水10I
iを加え、ジクロロメタン10allを用いたセライト
濾過した後、分液を行なった。
ジクロロメタン層を水、飽和食塩水で順次洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒留去を行なった。
得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:ヘキサン/2−プロパツール/アンモニア
水−100/I O/1 )で精製を行い、5−イソプ
ロピル−3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−
(3−ピリジル)−1゜3−チアゾリジン−4−オン2
97(収率75%)を得た。異性体比をNMRで求めた
ところトランス:シス−5atであった。
実施例6 2−メルカプトデカン酸メチル(200■、 0.92
anol)、及びチタン酸イソプロピル(216mg。
0.92m+mol )を4dの1.2−ジクロロエタ
ンに溶解した後、アルゴン雰囲気下、50°Cで撹拌し
なからN−(3−ビリジリデン)−2−(ジメチルアミ
ノ)エチルアミン(178■、 1.01anol)の
1.2−ジクロロエタンを容?ff1(o、5IR1)
を力Uえて同温度で1時間撹拌を続けた0次いで実施例
5と同様の方法で後処理、精製を行い、5−デカニル−
3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−(3−ピ
リジル)−1,3−チアプリジン−4−オン230g(
収率69%)を得た。異性体比をNMRで求めたところ
、トランス:シス調3:1であった。
実施例7 2−メルカプト−5−(2−(2−プロポキシ)エトキ
シ)ペンタン酸メチル(30に、 1.20+**ol
) 、N−(3−ピリジリデン)−2−(ジメチルアミ
ノ)エチルアミン(254mg、 1.44anol)
、チタン酸イソプロピル(375■、 1.32s+5
ol)を用いて実施例5と同様な方法にて反応、後処理
、精製を行い、3− (2−(ジメチルアミノ)エチル
l −5−(3−(2−(2−プロポキシ)エトキシ)
プロピル)−2−(3−ピリジル)−1゜3−チアゾリ
ジン−4−オン2461g(収率52%)を得た。異性
体比をNMRで求めたところ、トランス:シス−2:1
であった。
実施例日 2−メルカプト−2−フェニル酢酸メチル(200ai
g、 1.10anol) 、N −(3−ピリジリデ
ン)メチルアミン(132■、 1.10ml1ol)
 、チタン酸イソプロピル(312■、 1.10+m
5ol)を用いて実施例1と同様な方法にて反応、後処
理、精製を行い、5−フェニル−3−メチル−2−(3
−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4−オン223
+ng〔収率75%)を得た。異性体比を高速液体クロ
マトグラフィーにより求めたところ、トランス:シス−
20:1であった。
実施例9 2−メルカ7”)−2−(4−クロロフェニル)酢酸メ
チル(432■、  2vwo+) 、N−(3−ビリ
ジリデン)メチルアミン(240■、  2w5ol)
、チタン酸イソプロピル(568mg、  2ssol
)を用いて、実施例1と同様な方法にて反応、後処理、
精製を行い、5−(4−クロロフェニル)−3−メチル
−2−(3−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4−
オン475■(収率78%)を得た。
異性体比を高速液体クロマトグラフィーにより求めたと
ころ、トランス:シス−2071であった。
実施例10 (R)−2−メルカプトプロピオン酸メチル([α] 
”+51.5° ; 4 B 011g、  4m5o
l)及びN−(3−ビリジリデン)メチルアミン(48
0mg。
4 ll1ool )チタン酸イソプロピル(1,13
g、  4s+5ol)を用いて実施例1°と同様な方
法にて反応、後処理を行なった。得られた粗生成物をN
MRにより分析したところ、トランス;シス−4コ1で
あった。
粗生成物からトランス体を分離するため、フラッシュシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン
/ジクロロメタン/2−プロパノ−ルー4/1/1 )
で精製を行い、トランス−(2R,5R)−3,5−ジ
メチル−2−(3−ピリジル)チアゾリジン−4−オン
((crl ”十131.8°)150■を得た。
実施例11 (R)−2−メルカプト−2−(4−クロロフェニル)
酢酸/ チル((α) ” −83,0’  ; 21
6K、  1+5ol) 、N −(3−ビリジリデン
)メチルアミン(120g、  1ms+ol) 、チ
タン酸イソプロピル(284■、  1ssol)を用
いて実施例10と同様な方法にて反応、後処理を行った
。得られた粗生成物を高速液体クロマトグラフィーによ
り分析したところ、トランス:シス−201であった。
この粗生成物からトランス体を分寵するため、実施例1
0と同様な方法で精製を行い、トランス−(2R,5R
)−5−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−(
3−ピリジル)チアゾリジン−4−オン(〔α) ”+
50.9°)155■を得た。
実施例12 (R)−メルカプト−5−(2−(2−プロポキシ)エ
トキシ)ペンタン酸メチル(〔α〕■+36.5° ;
 250ffig、  1a+mol) 、N −(3
−ピリジリデン)−2−(ジメチルアミノ)エチルアミ
ン(177■、  l a++sol ) 、チタン酸
イソプロピル1284■、  1ssol)を用いて実
施例5と同様な方法にて反応、後処理を行なった。得ら
れた粗生成物をNMRにより分析したところ、トランス
:シス−2:1であった。
この粗生成物からトランス体を分離するため、フラッシ
ュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ン容出液:ヘ
キサン/2−プロパツール/アンモニア水−100/1
0/l)で精製を行い、トランス−(2R,5R)−3
−(2−(ジメチルアミノ)エチルl −5−(3−(
2−(2−プロポキシ)エトキシ)プロピル)−2−(
3−ピリジル)チアゾリジン−4−オン(〔α”+36
.5@)112mgを得た。
実施例13 2−メルカプトブタン酸エチル(148mg、1mmo
l) 、N −(3−ピリジリデン)メチルアミン(1
20■、lso+ol)、チタン酸エチル(228■、
  l mmol )を用いて、実施例1と同様な方法
にて反応、後処理、精製を行い、5−エチル−3−メチ
ル−2−(3−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4
−オン166■(収率74%)を得た。
異性体比を高速液体クロマトグラフィーにより求めたと
ころ、トランスニシスー7.0:1であった。
実施例14 2−メルカプト−5−(2−(2−プロポキシ)エトキ
シ)ペンタン酸ベンジル(100ag。
0.31m5+ol) 、N −(3−ピリジリデン)
メチルアミン(55mg、 0.31mmof) 、チ
タン酸ベンジル(146■、 0.31vwol)を用
いて実施例1と同様な方法にて反応、後処理、精製を行
い、3−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−5−(3
−(2−(2−プロポキシ)エトキシ)プロピル〕−2
−(3−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4−オン
45■を得た。異性体比をNMRより求めたところ、ト
ランス:シス−10:1であった。
実施例15 2−メルカプト−3−メチルブタン酸メチル(1481
g、  1.00amol) 、N −(3−ピリジリ
デン)エチルアミン(134■、 1. OOmmol
)、チタン酸イソプロピル(284■、 1. OOn
+wol)を用いて、実施例1と同様な方法にて反応、
後処理、精製を行い、3,5−ジエチル−2−(3−ピ
リジル)−1,3−チアゾリジン−4−オン178■(
収率72%)を得た。異性体比を高速液体クロマトグラ
フィーにより求めたところ、トランス:シス−12:1
であった。
実施例16 2−メルカプト−2−(4−クロロフェニル)酢酸メチ
ル(216gl、 1. Ommol)’、N−(3−
ピリジリデン)アリルアミン(1461g、 1.Om
mol)、チタン酸イソプロピル 用いて、実施例1と同様な方法にて反応、後処理、精製
ヲ行い,5− (4−クロロフェニル)−3−アリル−
2−(3−ピリジル)−1.3−チアゾリジン−4−オ
ン155■(収率51%)を得た。
異性体比を高速液体クロマトグラフィーにより求めたと
ころ、トランス:シス−23:1であった。
実施例17 2−メルカプトプロピオン酸メチル(0.24g。
2+wmol) 、N− (4−クロロベンジリデン)
メチルアミン(0.3 1 g,  2ms+ol) 
、チタン酸イソプロピル(0.5 7 g.  2a+
mol)を用いて、実施例1と同様な方法にて反応、後
処理、精製を行い、2−(4−70口フェニル)−3.
5−ジメチルチアゾリジン−4−オン0.34g(収率
81%)を得た.異性体比をNMRより求めたところ、
トランス:シス−4:1であった。
実施例18 2−メルカプト−2−’(4−クロロフェニル)酢酸メ
チル(108■, 0.5maol)、(4−メチルベ
ンジリデン)メチルアミン(100■, 0.75Il
llo1)、チタン酸イソプロピル(213■, 0.
75wool)を用いて実施例1と同様な方法にて反応
、後処理、精製を行い、5−(4−クロロフェニル)−
3−メチル−2−(p−1リル)チアゾリジン−4−オ
ン86■(収率54%)を得た.異性体比をNMRより
求めたところ、トランス:シス−tS:tであった。
実施例19 2−メルカプトプロピオン酸メチル(0.24g。
2amol) 、N − (4−メトキシベンジリデン
)メ千ルアミン(0,30g、  3asol) 、チ
タン酸イソプロピル(0,85g、  3asol)を
用いて、実施例1と同様な方法にて反応、後処理、精製
を行い、3.5−ジメチル−2−(4−メトキシフェニ
ル)チアゾリジン−4−オン0.25g(収率62%)
を得た。異性体比をNMRより求めたところ、トランス
:シス=l+3=1であった。
実施例20 2−メルカプトプロピオン酸メチル(0,24g。
2asol) 、N −(4−ニトロベンジリデン)メ
チルアミン(0,33g、2−一〇り、チタン酸イソプ
ロピル(0,57g 、 2asol)を用いて、実施
例1と同様な方法にて反応、後処理、精製を行い、2−
(4−ニトロフェニル)−3,5−ジメチルチアゾリジ
ン−4−オン0.24gを得た。異性体比をNMRより
求めたところ、トランス:シス−4:1であった。
実施例21 2−メルカプトプロピオン酸メチル(0,24g。
2asol) 、N−(α−ナフチルメチリデン)メチ
ルアミン(0,47g 、  3m5ol) 、チタン
酸イソプロピル(0,57g+  2asol)を用い
て、実施例1と同様な方法にて反応、後処理、精製を行
い、3゜5−ジメチル−2−(α−ナフチル)チアゾリ
ジン−4−オン0.32g(収率72%)を得た。異性
体比を高速液体クロマトグラフィーにより求めたところ
、トランス:シス−91であった。
比較例1 実施例1において、ジクロルメタンの代りにトルエンを
用い、かつチタン酸イソプロピルを用いない以外は実施
例1と同様に反応を行った0反応マスをTLCで分析し
たところ殆ど反応が進行していなかったので、昇温し、
トルエン還流110時間撹拌した0次いで、反応混合液
からトルエンを減圧下濃縮し、得られた粗生成物を実施
例1と同様な方法にて精製を行い、3.5−ジメチル−
2−(3−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4−オ
ン0.76g(収率73%)を得た。異性体比をNMR
により求めたところ、トランス:シス−1:2であった
比較例2 2−メルカプトプロピオン酸(1,06■、10ano
りをジクロロメタン20dに溶解させ、N−(3−ピリ
ジリデン)メチルアミン(1,20g。
10+u+ol)を室温で加えて同温度で5時間撹拌し
た。
次いで、比較例1と同様な方法にて精製、後処理を行い
、3.5−ジメチル−2−(3−ピリジル)−1,3−
チアゾリジン−4−オン1.68g(収率81%)を得
た。異性体比をNMRにより求めたところ、トランス:
シス−1:4であった。
比較例3 2−メルカプト−2−(4−クロロフェニル)酢酸(4
04■、  2 mmol )をテトラヒドロフラン4
dに溶解させ、N−(3−ピリジリデン)メチルアミン
(2401g、  2m5ol)を室温で加えて同温度
で5時間撹拌した。
次いで、比較例1と同様な方法にて、後処理、精Hを行
い、5−(4−クロロフェニル)−3−メチル−2−(
3−ピリジル)−1,3−チアゾリジン−4−オン41
6■(収率77%)を得た。
異性体比をNMRより求めたところ、トランス:シス−
1:4であった。
比較例4 2−メルカプトデカン をジクロロメタン2dにi8解させ、N−(3−ビリジ
リデン)−2− (ジメチルアミノ)エチルアミン(1
77■,  l mmol )のジクロロメタン゛溶液
(1m)を室温で加えて同温度で10時間撹拌した。
次いで、反応混合液からジクロロメタンを減圧下濃縮し
、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(t9出液:ヘキサン/2−プロパツール/アンモ
ニア水−1 0 0/1 0/1 )で精製を行い、5
−デカニル−3− (2− (ジメチルアミノ)エチル
)−j−(3−ピリジル)−1、3−チアゾリジン−4
−オン250g(収率69%)を得た.異性体比率をN
MRより求めたところ、トランス:シス−1:4であっ
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1は鎖中に酸素原子を含むこともある全炭
    素数1〜10のアルキル基、もしくはハロゲン原子で置
    換されていることもあるフェニル基を表わし、Xは低級
    アルキル基、もしくはベンジル基を表わす。〕 で示される2−メルカプトカルボン酸エステル類にチタ
    ン酸エステルの存在下、一般式〔II〕▲数式、化学式、
    表等があります▼〔II〕 〔式中、R^2はハロゲン原子、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、もしくはニトロ基で置換されていること
    もあるアリール基を表わし、R^3は低級アルキル基、
    アリル基もしくはジ低級アルキルアミノエチル基を表わ
    す。〕 で示されるN−アリーリデンアミン類を作用させること
    を特徴とする一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 〔式中、R^1、R^2、R^3は前記と同じ意味を表
    わす。〕 で示されるトランス−2,3,5−トリ置換−4−チア
    ゾリジノンの製造方法。
  2. (2)請求項第1項の製造方法において、一般式〔 I
    〕で示される2−メルカプトカルボン酸エステルとして
    光学活性体を用いることを特徴とする光学活性なトラン
    ス−2,3,5−トリ置換−4−チアゾリジノンの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8642786B2 (en) 2008-02-29 2014-02-04 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for producing thiophene compound and intermediate thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8642786B2 (en) 2008-02-29 2014-02-04 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for producing thiophene compound and intermediate thereof
JP5440490B2 (ja) * 2008-02-29 2014-03-12 日産化学工業株式会社 チオフェン化合物及びその中間体の製造方法

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