JPH02300010A - 部品供給機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の同形状の凹所を形成させたパレットの前
記凹所に部品を収容させて次工程に該部品を供給するよ
うにした部品供給機に関する。

［従来の技術及びその問題点］ 産業界の動向は少品種多量生産より多品種少量生産に移
行してきているが、この種部品供給機においては特に多
品種に対応する為の要求が増大している。これに対応す
るものとしていわゆる振込機すなわちパレットに部品を
充填して、次工程に供給する部品供給機が開発され多品
種に対応しているが、パレットに部品を充填するのはバ
ッチ方式であるから自ずから生産能力に限界がある。第
５図はこの種振込機の従来例を示すものであるが１図に
おいて振込枠（１）の凹所（ｌａ）には板状のパレット
（２）が矢印で示す如く嵌合配置される。

パレット（２）には次工程に供給すべき部品の形状に応
じて多数の凹所（３）が形成されている。振込枠（１）
には矢印すに示すような上下方向に振動力を与える為の
一対の振動電動機（４１（４）が固定−され、又、一側
方には電動機（５）、小プーリ−（７ｂ）、大プーリ−
（７ａ）、これらに巻装されるベルト（６）及び駆動軸
（８）で駆動される揺動駆動機構（９）からなる駆動装
置が取付けられている。電動機（５）の駆動により振込
枠ｍに矢印ａで表わすような揺動運動を与える。すなわ
ち振込枠（１）は上下運動及び揺動運動を行うことによ
り、パレット（２）の多数の凹所（３）に係合し得るよ
うな部品を安定に充填させる働きをする。

すなわち実際の使用状態においては、作業者がパレット
（２）をまず振込枠（１）に嵌合配置する。

この後、多量の部品を過剰ぎみにバレ・ソト（２）上に
散布する。この後、振動電動機（４１（４１及び揺動運
動機構（９）を駆動することにより上下運動及び揺動運
動を行い、ある時間の後には過剰ぎみに供給されていた
パレット（２）上の部品は多数の凹所（３）にこの数だ
け係合する。すなわち収容される。そして収容しきれな
かった部品は作業者の手で、若しくは何らかのスィーブ
手段により、パレット（２）上から外部へと除去するよ
うにしている。この後、作業者によりあるいは何らかの
機械的手段により、パレット（２）は上方へと振込枠（
１１から取外し次工程へと搬送する。そして次に、同種
の部品であればパレット（２）を空にして振込枠（１）
に再び配置嵌合させるようにしてもよいが、更に別のパ
レット（２）を嵌合配置してもよい。このようにしてパ
レット（２）の凹所（３）に係合し得る部品を次工程に
整列供給することができるのであるが、部品の種類すな
わち形状の異なる部品に変更したい場合には、同様に根
状のパレットであるが、凹所（３）とは形状の異なる新
しい部品の形状に係合し得るような凹所を多数形成させ
たパレットが用意される。これが振込枠（１）の凹所（
ｌａ）に嵌合配置される。この後上述と同様な操作を行
い、この時のパレットに収容された多数の部品を次工程
に整列供給するようにしている。

すなわち第５図の振込機はバッチ方式であるが、一つの
パレットに部品を収容するごとに振込枠（１）にパレッ
トを嵌合配置しなければならず、部品を過剰ぎみに供給
した後直線運動及び揺動運動により、すべての凹所に部
品を係合すなわち収容させた後に収容しきれなかった部
品は、作業者の手で又は何らかのスィーブ手段により外
部へとスイープして部品を収容させているパレットを次
工程へと供給するようにしている。以上述べたように、
従来の振込機ではバッチ方式でありかつ整列供給し得る
個数が限定されるので整列供給の為の能率が非常に低（
、又、スィーブ手段すなわち過剰ぎみに供給されて収容
しきれなかった部品を外部に排除する操作も面倒である
。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上述の問題に鑑みてなされ、パレットで部品を
整列供給する部品供給機の整列供給効率を従来より一段
と向上させ得ることを目的とする。

ｒ問題点を解決するための手段〕 上記目的は、複数の同形状の凹所を形成させたパレット
の前記凹所に部品を収容させて次工程に該部品を供給す
るようにした部品供給機において、一側方に向って下向
きに傾斜した移送面を振動させ、該移送面上で前記パレ
ットを移送しながら上方から部品を該パレット上に導入
し、前記凹所に収容されなかった部品は下方へと落下さ
せるようにしたことを特徴とする部品供給機によって達
成することができる。

〔作　　　用〕

パレットは一側方に向って下向きに傾斜した移送面を振
動によりこれに沿って移送されるので、連続的な部品供
給が可能である。すなわちこの移送面の長さに応じて複
数のパレットを同時に振動により移送し、この移送途上
において他側方の上方から各パレットの複数の凹所にこ
れに係合し得る部品を過剰ぎみに供給する。その移送途
上において過剰ぎみに供給されるのであるが、移送作用
と共に振動作用を受けるのでこの振動により、従来例の
第５図の装置では直線運動及び揺動運動によりすべての
凹所に充填させる作用を得ていたが、本発明によれば振
動による移送と同時に充填作用を得ることができ、所定
の長さの移送面を移送される途上において各パレットの
凹所はすべて部品が収容され、又これに過剰ぎみに供給
されて収容されなかった部品は、一側方に向って下向き
に移送面と共にパレットも傾斜しているので、この面に
沿って一側方に向って滑落し外部へと排除される。従っ
て移送面からパレットが排出されるときにはすべての凹
所に部品を収容させた状態で次工程に供給することがで
き、しかも連続的に順次部品を収容させたパレットを次
工程に供給することができ、この次工程に供給する段階
においてはパレットに収容された部品を次工程に整列供
給する為の転換機構により、各パレットの凹所を空にし
た後、再びこの移送面の上流側へと導入させることが可
能であるので、連続的にしかも複数のパレットに常時上
述の作用を行わせて、次工程に各部品を整列供給させる
ことにより生産能率を従来より一段と向上させることが
できる。

〔実　施　例１ 以下、本発明の実施例による部品供給機について第１図
乃至第４図を参照して説明する。

第１図は本実施例による部品供給機の全体を示すもので
あるが、同種の部品を多量に貯蔵した貯蔵ホッパ（ｌｌ
ａ）　ｆｌｌｂ）　（ｌｌｃｌが並設され、これから第
２図にその構造が明示される切り出し用の電磁振動フィ
ーダ（１２ａｌ　（１２ｂ）　（１２ｃ）が連接され、
更に同じく第２図にその構成が明示される整送用の電磁
振動フィーダｆ１３ａ）　（１３ｂ）　（１３ｃ）が連
設されている。そしてそれら整送用フィーダ（１３ａ）
　（１３ｂ）ｆ１３ｃ）の排出端部に直交するようにそ
の排出端の下方に近接して振込用の振動フィーダ（１４
１（その構成は第３図に明示される）が配設されている
。

振込用フィーダ（１４）の構成については更に後に詳述
するが、これに並列に一側方で下方には回収用のベルト
コンベア（１５）が配設されており、この排出端には転
送用のベルトコンベア（１６）が配設されている。この
ベルトコンベア（１６）の排出端には受は箱（１７）が
配設されている。

又、振込用振動フィーダ（１４）の排出端には方向転換
装置ｆ　（７０）を介してこれに連接し、かつ直交する
方向に移送するパレット移送ベルトコンベア（１８）が
配設され、この排出端にはパレット移送方向転換装置（
１９）　（これには次工程にパレットに収容された部品
を整列供給する為の手段も備えているものとする）が配
設されている。

パレット移送方向転換装置（１９）には返還ベルトコン
ベア（２０）が接続されており、この排出端には移送方
向転換装置（２１）を介して上述の振込用振動フィーダ
（１４）に平行してパレット移送ベルトコンベア（２２
）が配設されており、又この排出端には更に移送方向転
換装置（２３）、転換ベルトコンベア（２４）、移送方
向転換装置（２５）、転換ベルトコンベア（２６）を介
して上述の振込用フィーダ（１４）の上流側に空のパレ
ットＭを供給するようにしている。

次に第２図を参照して上述の貯蔵ホッパ（ｌｌａ）から
部品を切り出す為の電磁振動フィーダ（１２ａｌについ
てその詳細を説明する。他の電磁振動フィーダ（１２ｂ
）　（１２ｃ）は同一の構成であるのでこの（１２ａ）
を代表的に説明するものとする。第２図において直線的
なトラフ（２７）は下方のベースブロック（２９）と前
後一対の傾斜重ね板ばね（３０）　（３０）により結合
されており、又、ベースブロック（２９）上にはコイル
（３６）を巻装した電磁石（３５）が固定されており、
これはトラフ（２７）の底部に固定され下方に垂下する
可動コア（３４）と空隙をおいて対向している。すなわ
ちコイル（３６）に交流を通電すると可動コア（３４）
との間に交番磁気吸引力が発生し、これによりトラフ（
２７）は板ばね（３１１１’の延在方向に対してはメ垂
直方向に直線運動をするようになっている。そして切り
出し電磁振動フィーダｆ１２ａｌの全体は防振ゴム（４
１）により基台（４３）上に支持されている。

上述の切り出し用の電磁振動フィーダｆ１２ａ）の排出
端部にはこれにオーバーラツプして、下方にその下流側
端部が配設されるトラフ（３１）が上流側の切り出し用
の電磁振動フィーダ（１２ａ）と同じ様に、ベースブロ
ック（３２）と前後一対の傾斜板ばねｆ４０１　（４０
）により結合されており、ベースブロック（３２）上に
はコイル（３７）を巻装した電磁石（３８）が固定され
ている。これはトラフ（３１）の底部に固定された扱ば
ね取付は用のブロック（３３）に下方に垂下して取付け
られた可動コア（３９）と空隙をおいて対向している。

そしてこの全体は防振ゴム（４２）により上述の共通の
基台（４３）上に支持されている。なおこれに並設され
る他の整送フィーダ（１３ａ）　ｆ１３ｂ）も同一の構
成を有するのでその説明は省略する。

なお整送フィーダｆ１３ａ）　ｆ１３ｂ）　（１３ｃ）
においては第４図に明示されるようにトラフ（３１）に
部品の方向を整列させる為の隔壁（４６）　ｆ４６）　
（４６）が形成されている。すなわち本実施例によれば
三列で整列して下流側の振込用フィーダ（１４）に部品
を供給するようにしている。

次に振込用フィーダ（１４）について特に第３図及び第
４図を参照して説明する。このフィーダ（１４）におい
ては第２図に示すように移送方向に関し一側方に向って
下向きに傾斜する板状の移送トラック（４５）が設けら
れており、この上縁部は整送用の電磁フィーダｆ１３ａ
）　（１３ｂ）　（１３ｃ）の排出端にオーバーラツプ
してその下方側に位置している。又、移送トラック（４
５）の下方側の縁部には第４図に明示されるようにパレ
ットＭを支持する為の帯状の支持部材ｆ４４）　（４４
）　（４４１が形成されている。すなわち各パレットＭ
は第４図に明示されるように下端をこの支持部材（４４
１Ｆ４４１　ｆ４４１に支持されながら、振動により移
送トラック（４５）の延在方向に移送されるように構成
されている。

振込用フィーダ（１４）の振動駆動機構は従来公知であ
るが、第３図を参照してこれを説明すると、移送トラッ
ク（４５）はベースブロック（５１）と複数のレバー（
５２）により結合されて、すなわちそのレバーの上端部
及び下端部において枢着されている。そしてこれの延在
方向に対しは譬垂直方向にコイルばね（５３）が移送ト
ラック（４５）とベース（５１）を結合しており、ベー
ス（５１）のは譬中央部にはクランク駆動機構が設けら
れている。これは電動機（５４）の回転軸に固定される
クランク軸（５５）が、一対の扱ゴムからなる衝げき吸
収用及び振動伝達用の弾性手段（５５）を介してトラッ
ク（４５）に結合されている。このクランク機構の電動
機（５４）の駆動によりクランク軸（５５）は回転運動
を直線運動に変換し、トラック（４５）をばね（５３）
の延在方向に振動させるようにしている。これにより第
３図に示すように矢印Ａの方向にパレットＭを振動移送
させる。

次に特に第４図を参照して回収用のベルトコンベア（１
５）についてその詳細を説明する。本ベルトコンベア（
１５）においではゴムでなるベルト（４８）が駆動ロー
ラー（５０）により、第４図に示すように矢印方向に駆
動され、この上方に位置する振込用フィーダ（１４）か
ら滑落する部品Ｗを受けて矢印で示す方向に移送する。

又、このベルト（４８）の延在方向に沿って一対の支持
部材（４７ａ）　（４７ｂ）が第２図に明示されるよう
に逆への字形で配設され、これにより安定に振込用フィ
ーダ（１４）から溢流する部品Ｗを受けて受は箱（１７
）へと搬送するようにしている。支持部材（４７ａ）　
（４７ｂ）は基台に固定される支柱（４９）により支持
されている。すなわちベルト（４８）に対しその動きに
干渉しないように配設されている。

第１図に示すように回収用のベルトコンベア（１５）の
排出端にはこれに直交して方向転換用のベルトコンベア
（１６）が配設されてるが、これは第３図に明示される
ように振込用フィーダ（１４）の移送トラック（４５）
の下方に位置しており、回収用ベルトコンベア（１５）
と同様に構成されているが、同様に支柱により駆動ロー
ラー（５８）が支持されていて、この駆動ローラー（５
８）の回転により第１図に明示されるように矢印方向に
部品Ｗを移送する。

そしてこの排出端には受は箱（１７）が配設されこ−に
部品Ｗが排出される。なお図示せずどもこの受は箱（１
７）から貯蔵ホッパ（ｌｌａ）　（ｌｌｂ）　（ｌｌｃ
）に何らかの移送手段を接続し、自動的に貯蔵ホッパｆ
ｌｌａ）　（ｌｌｂ）　（ｌｉｅ）に回収するようにし
てもよい。

本発明の実施例による部品供給機は以上のように構成さ
れるが、次にこの作用について説明する。

各電磁振動フィーダ（１２ａ）　（１２ｂ）　（１２ｃ
）　（１３ａ）（１３ｂ）　ｆ１３ｃ）、振込用フィー
ダ（１４）各ベルトコンベア（１５１（１８１（２０）
　（２２１ｆ２４）　（２６１が同時に駆動される。貯
蔵ホッパ（ｌｌａ）　（ｌｌｂｌ　（ｌｌｃ）には同種
の部品Ｗが図示せずども多量に貯蔵されているが、これ
から切り出し用の電磁振動フィーダ（１２ａ）　（１２
ｂ）（１２ｃ）により順次切り出され、これに後続する
整送用のフィーダ（１３ａ）　ｆ１３ｂ）　（１３ｃ）
に供給される。

これらフィーダにおいては第４図に明示されるような隔
壁ｆ４６）　（４６）　（４６）により一列で方向を整
列させて、過剰ぎみに振込用の振動フィーダ（１４）の
移送トラック（４５）へと供給される。振込用振動フィ
ーダ（１４）の移送トラック（４５）においてはある間
隔をおいて複数のパレットＭが振巾により移送されてお
り、この移送途上において整送用フィーダ（１３ａ）　
（１３ｂ）　（１３ｃ）の下流側端部の下方に至ると、
過剰ぎみに部品Ｗが整列状態で供給される。そしてこれ
ら部品ＷはパレットＭの各凹所りのすべてを覆うような
状態で供給されるのであるが（図を簡略化するために散
在的に部品を示す）、トラ・ツク（４５）の振動により
移送されながらこの振動力を受けてすべての凹所りに部
品Ｗが係合し収容し得る作用を受ける。そして収容しき
れなかった部品Ｗは各パレットＭが移送トラック（４５
）の移送面に沿って傾斜していることにより、下方へと
滑落し回収用のベルトコンベア（１５）上に落下する。

よってこのトラック（４５）からはベルトコンベア（１
８）に部品Ｗを収容させたパレットＭが矢印で示す方向
に移送されるのであるが、収容しきれなかった部品は回
収用のベルトコンベア（１５）上を移送され、更に転換
用のベルトコンベア（１６）で移送されて受は箱（１７
）上に排出される。なお本実施例によれば三列の整送フ
ィーダ（１３ａ）　（１３ｂ）　（１３ｃ）から移送ト
ラック（４５）上を移送される途上において、部品Ｗが
その都度供給されることにより部品Ｗが確実にすべての
凹所りに収容されて方向転換用のベルトコンベア（１８
）に供給され、そして溢流した部品Ｗは受は箱（１７）
に排出される。すべての凹所りを収容されたパレットＭ
は移送方向転換装置（１９）上に導かれ、こ＼で整列状
態で部品Ｗはすべて次工程に供給され、空にされたパレ
ットＭは転換用のベルトコンベア（２０）を移送され、
転換部（２１）、ベルトコンベア（２２）、転換部（２
３）、転換用のフィーダ（２４）、転換部（２５）、転
換フィーダ（２６）を介して、振込用フィーダ（１４）
のトラック（４５）の上流側に導かれる。そして上述と
同様な作用を受けて再びこの下流側端部から転換用のベ
ルトコンベア（１８）に供給される。

以上、本発明の実施例について説明したが、勿論、本発
明はこれに限定されることなく本発明の技術的思想に基
いて種々の変形が可能である。

例えば、以上の実施例では連続的に振込用のパレットＭ
に部品Ｗが供給され次工程に整列供給されるのであるが
、各貯蔵ホッパｆｌｌａ）　（ｌｌｂ）　（ｌｌｃ）が
空になった後には異種の部品を次工程に供給する為に、
移送方向転換装置（１９）において新しいパレットをこ
１で供給し、第１図に示すような移送工程を経て振込用
フィーダ（１４）に供給するようにしてもよい。

又、以上の実施例では貯蔵ホッパ（ｌｌａ）　（ｌｌｂ
）（ｌｌｃ）の数に応じて三列で振込用フィーダ（１４
）に供給するようにしたが、更にこの並列数を増加させ
てかつ振込用のトラック（４５）の長さを太き（し、更
にパレットの移送数を増大して大量生産を可能とするよ
うにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の部品供給機によれば従来と
比ベバッチ式ではなく連続式であるので、生産能率を一
段と向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による部品供給機の全体を示す
平面図、第２図は第１図におけるＩＩ　−ＩＩ線方向の
側面図、第３図は第２図におけるＩＩＴ　−ＩＩＩ線方
向断面図、第４図は第１図における要部の拡大斜視図及
び第５図は従来例の部品供給機の斜視図である。 なお図において、 （１３ａ）　（１３ｂ）　（１３ｃ）　４！送用電磁振
動フイーダ（１４）・・・・・・・・・・・・振込用振
動フィーダ（１５）・・・・・・・・・・・・回収用ベ
ルトコンベア（４５）・・・・・・・・・・・・移　　
送　　ト　　ラ　　ッ　　りＭ　−・・・・・・・・・
・・・・パ　　　　し　　　　ッ　　　　　トｈ・・・
・・・・・・・・・・・凹　　　　所代　　　理　　　
人 飯　　阪　　　泰　　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の同形状の凹所を形成させたパレットの前記凹所に
   部品を収容させて次工程に該部品を供給するようにした
   部品供給機において、一側方に向って下向きに傾斜した
   移送面を振動させ、該移送面上で前記パレットを移送し
   ながら上方から部品を該パレット上に導入し、前記凹所
   に収容されなかった部品は下方へと落下させるようにし
   たことを特徴とする部品供給機。