JPH0229A - 光波長変換方法 - Google Patents
光波長変換方法Info
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- JPH0229A JPH0229A JP22575088A JP22575088A JPH0229A JP H0229 A JPH0229 A JP H0229A JP 22575088 A JP22575088 A JP 22575088A JP 22575088 A JP22575088 A JP 22575088A JP H0229 A JPH0229 A JP H0229A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/35—Non-linear optics
- G02F1/37—Non-linear optics for second-harmonic generation
- G02F1/377—Non-linear optics for second-harmonic generation in an optical waveguide structure
- G02F1/383—Non-linear optics for second-harmonic generation in an optical waveguide structure of the optical fibre type
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、光源から発生させた基本波を光波長変換素子
によって172の波長の第2高調波に変換する光波長変
換方法に関するものである。
によって172の波長の第2高調波に変換する光波長変
換方法に関するものである。
(従来の技術)
従来より、非線形光学材料による第2高調波発生を利用
して、レーザー光を波長変換(短波長化)する試みが種
々なされている。このようにして波長変換を行なう光波
長変換素子として具体的には、例えば「光エレクトロニ
クスの基礎J A、YARIV著、多田邦雄、神谷武志
訳(丸善株式会社)のp200〜204に示されるよう
なバルク結晶型のものがよく知られている。またJ、
Appl 。
して、レーザー光を波長変換(短波長化)する試みが種
々なされている。このようにして波長変換を行なう光波
長変換素子として具体的には、例えば「光エレクトロニ
クスの基礎J A、YARIV著、多田邦雄、神谷武志
訳(丸善株式会社)のp200〜204に示されるよう
なバルク結晶型のものがよく知られている。またJ、
Appl 。
Phys 、 Vo1.55. p85 (19g4)
にはYaoらによって、2軸性結晶であるKTPの位相
整合方法に関する内容が詳細に記述されている。
にはYaoらによって、2軸性結晶であるKTPの位相
整合方法に関する内容が詳細に記述されている。
上述のようなバルク結晶型の光波長変換素子を形成する
非線形光学材料として従来より、無機材料ではLiNb
03やKTP、有機材料では例えば特開昭6.0−25
0334号公報等に示されるMNA (2−メチル−4
−ニトロアニリン)、−J、Opt、Soc、Am、B
、に記載されていーるNPP (N−(4−ニトロフェ
ニル)−L−プロリノール) 、NPAN (N−(4
−ニトロフェニル)−N−メチルアミノアセトニトリル
)等が知られている。このMNAやNPP等の有機の非
線形光学材料は、liNb03やKTP等の無機の非線
形光学材料と比べると、非線形光学定数が大きいので波
長変換効率が高い、誘電破壊しきい値が大きい、光損傷
が小さい等の長所を有している。 − (発明が解決しようとする問題点) ところが、これら有機の非線形光学材料の吸収端は、例
えばMNAで450nm、NPPで480nm近辺に存
在するので、青色領域の第2高調波を発生させることは
困難となっている。さらに無機材料であるKTP、Li
Nb03等は、吸収端が400nm以下であり、青色領
域の第2高調波を得ることはできるが、その波長変換の
性能指数が有機材料に比べて1桁以上低いことが欠点と
なっていた。≠た同様にして、緑、赤等の長波長領域の
−第′2高調波を得る際にも、その性能指数が小さいた
め波長変換効率が低いという欠点があった。
非線形光学材料として従来より、無機材料ではLiNb
03やKTP、有機材料では例えば特開昭6.0−25
0334号公報等に示されるMNA (2−メチル−4
−ニトロアニリン)、−J、Opt、Soc、Am、B
、に記載されていーるNPP (N−(4−ニトロフェ
ニル)−L−プロリノール) 、NPAN (N−(4
−ニトロフェニル)−N−メチルアミノアセトニトリル
)等が知られている。このMNAやNPP等の有機の非
線形光学材料は、liNb03やKTP等の無機の非線
形光学材料と比べると、非線形光学定数が大きいので波
長変換効率が高い、誘電破壊しきい値が大きい、光損傷
が小さい等の長所を有している。 − (発明が解決しようとする問題点) ところが、これら有機の非線形光学材料の吸収端は、例
えばMNAで450nm、NPPで480nm近辺に存
在するので、青色領域の第2高調波を発生させることは
困難となっている。さらに無機材料であるKTP、Li
Nb03等は、吸収端が400nm以下であり、青色領
域の第2高調波を得ることはできるが、その波長変換の
性能指数が有機材料に比べて1桁以上低いことが欠点と
なっていた。≠た同様にして、緑、赤等の長波長領域の
−第′2高調波を得る際にも、その性能指数が小さいた
め波長変換効率が低いという欠点があった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、高い波長変換効率が得られ、その一方青色領域の第2
高調波も容易に得ることができる光波長変換方法を提供
することを目的とするもの ′である。
、高い波長変換効率が得られ、その一方青色領域の第2
高調波も容易に得ることができる光波長変換方法を提供
することを目的とするもの ′である。
(問題点を解決するための手段)
本発明の光波長変換方法は、先に述べたようなバルク結
晶型の光波長変換素子として下記の分子式 で示される非線形光学材料(3,5−ジメチル−1−(
4−ニトロフェニル)ピラゾールi以下PRAと称する
)の単結晶を用いた上で、波長が900〜4000nm
の直線偏光した基本波をこのバルク単結晶に入射し、タ
イプ1′の角度位相整合を取ることによらて、その第2
高調波を得ることを特徴とするものであ8゜ (作 用) 上記PRAは、本願出願人による特開昭62−2104
32号公報に開基されているものやあり、非線形光学効
果を有することも該明細書中に赤されているが、実際に
バtkり結晶型の光波長変換素子を形成して利用する王
÷、とのよろにすれば基本波と第2高調波との間で良好
に位相整合が取れるかは、不明であった。一 本発明方法にお−一では、上述のタイプ1の角度位相整
合が取れるようになる。”以下、この点について説明す
る。前記PRAの結晶構造を第2−A12Bおよび2C
図に示す。また第3図1は、そのバルク結晶構造を示す
。巳のPRAの結晶番j斜方品系をなし、魚群はm m
2である。したがって非線形光学定数のチンソルは、
0 0 0 0 dls。
晶型の光波長変換素子として下記の分子式 で示される非線形光学材料(3,5−ジメチル−1−(
4−ニトロフェニル)ピラゾールi以下PRAと称する
)の単結晶を用いた上で、波長が900〜4000nm
の直線偏光した基本波をこのバルク単結晶に入射し、タ
イプ1′の角度位相整合を取ることによらて、その第2
高調波を得ることを特徴とするものであ8゜ (作 用) 上記PRAは、本願出願人による特開昭62−2104
32号公報に開基されているものやあり、非線形光学効
果を有することも該明細書中に赤されているが、実際に
バtkり結晶型の光波長変換素子を形成して利用する王
÷、とのよろにすれば基本波と第2高調波との間で良好
に位相整合が取れるかは、不明であった。一 本発明方法にお−一では、上述のタイプ1の角度位相整
合が取れるようになる。”以下、この点について説明す
る。前記PRAの結晶構造を第2−A12Bおよび2C
図に示す。また第3図1は、そのバルク結晶構造を示す
。巳のPRAの結晶番j斜方品系をなし、魚群はm m
2である。したがって非線形光学定数のチンソルは、
0 0 0 0 dls。
d= 0 0 0 dxao Odisd3
zd3i0 0 0 となる。ここでdllは、第3図に示すように結晶軸a
、b、cに対して定まる光学軸X、Y%2を考えたとき
、X方向に直線偏光しf光(以下、X偏光という。Y%
2についても同様。)を基本波として入射させて2偏光
の第2高調波を取り出す場合の非線形光学定数であり、
同様にd32はY偏光の基本波を入射させて2偏光の第
2高調波を取り出す場合の非線形光学定数、dllは2
偏光の基本波を入射させて2偏光の第2高調波を取り出
す場合の非線形光学定数、d24はYと2偏光の基本波
を入射させてY偏光の第2高調波を取り出す場合の非線
形光学定数、ds−siiXと2偏光の基本波を入射さ
せてX偏光の第2高調波を取り出す場合の非線形光学定
数である。各非線形光学定数の大きさを下表に示す。
zd3i0 0 0 となる。ここでdllは、第3図に示すように結晶軸a
、b、cに対して定まる光学軸X、Y%2を考えたとき
、X方向に直線偏光しf光(以下、X偏光という。Y%
2についても同様。)を基本波として入射させて2偏光
の第2高調波を取り出す場合の非線形光学定数であり、
同様にd32はY偏光の基本波を入射させて2偏光の第
2高調波を取り出す場合の非線形光学定数、dllは2
偏光の基本波を入射させて2偏光の第2高調波を取り出
す場合の非線形光学定数、d24はYと2偏光の基本波
を入射させてY偏光の第2高調波を取り出す場合の非線
形光学定数、ds−siiXと2偏光の基本波を入射さ
せてX偏光の第2高調波を取り出す場合の非線形光学定
数である。各非線形光学定数の大きさを下表に示す。
なお下の表において■はX線結晶構造解析による値、■
はMarker Fringe法による実測値であり、
単位は双方とも[X104e s ulである。
はMarker Fringe法による実測値であり、
単位は双方とも[X104e s ulである。
Id、、126+ 11diz l
160 1 240±14011d、、126+
1この値よりLiNb03のd31と
性能指数を比較するとPRAのd32は260倍となる
。
160 1 240±14011d、、126+
1この値よりLiNb03のd31と
性能指数を比較するとPRAのd32は260倍となる
。
またPRAは斜方晶系で2軸性結晶となっているので、
光の偏光面が光学軸であるX軸(結晶軸でC軸)方向で
あるときの屈折率n8と、このX軸に直角なY軸(結晶
軸でb軸)方向であるときの屈折率ny、およびxlY
両軸に直角な2輪(結晶軸でa輪)方向であるときの屈
折率n8を有する。これらの屈折率n* 、ny 、n
zの波長分散を第4図に示す。
光の偏光面が光学軸であるX軸(結晶軸でC軸)方向で
あるときの屈折率n8と、このX軸に直角なY軸(結晶
軸でb軸)方向であるときの屈折率ny、およびxlY
両軸に直角な2輪(結晶軸でa輪)方向であるときの屈
折率n8を有する。これらの屈折率n* 、ny 、n
zの波長分散を第4図に示す。
常温での角度位相整合の下限波長は950nmであるが
、バルク結晶の温度を変化させることにより、この下限
波長は50nm程度変動する。それにより、本発明にお
いては、光波長変換素子に入射させる基本波の波長下限
値は900nmとする。一方、基本波の波長が4000
nmを超えるとPRA分子の振動準位にかかり、PRA
分子による基本波の吸収が生じると予想できる。それに
より、本発明においては、基本波の波長上限値を400
0nmとする。 一 次に、2軸性結晶における位相整合方法に関しては、前
述のYao等による論文に詳細な記載がなされている。
、バルク結晶の温度を変化させることにより、この下限
波長は50nm程度変動する。それにより、本発明にお
いては、光波長変換素子に入射させる基本波の波長下限
値は900nmとする。一方、基本波の波長が4000
nmを超えるとPRA分子の振動準位にかかり、PRA
分子による基本波の吸収が生じると予想できる。それに
より、本発明においては、基本波の波長上限値を400
0nmとする。 一 次に、2軸性結晶における位相整合方法に関しては、前
述のYao等による論文に詳細な記載がなされている。
すなわち、第9図に示すようにφを光の進行方向と結晶
の光学軸2とのなす角度とし、θを光学軸X%Yを含む
面においてX軸からの光の進行方向の角度とする。ここ
で、任意の角度で入射したときの基本波および第2高調
波の屈折率をn” % n″とじ、各軸の基本波および
第2高調波の屈折率をそれぞれ”X 、””Y 、n”
j 、nτ、1マ、n1とする。次に、 k、 −sinφ” cos θ ky−sInφ・sinθ kz−cosφ としたとき、kl zky
2 上記(1−1)および(1−2)式の解が位相整合条件
となる。
の光学軸2とのなす角度とし、θを光学軸X%Yを含む
面においてX軸からの光の進行方向の角度とする。ここ
で、任意の角度で入射したときの基本波および第2高調
波の屈折率をn” % n″とじ、各軸の基本波および
第2高調波の屈折率をそれぞれ”X 、””Y 、n”
j 、nτ、1マ、n1とする。次に、 k、 −sinφ” cos θ ky−sInφ・sinθ kz−cosφ としたとき、kl zky
2 上記(1−1)および(1−2)式の解が位相整合条件
となる。
Bl −kl2 (bt +ct )
ky2 (al +c1 )
kz 2 (al +bl )
C1−kz ” bl Cl +ky ” al C1
+kz zalbl B2fi−k工2 (bz+cz) −ky 2 (az +c2 ) kz 2 (az +bz ) C2m kl2 bz C2+kY” a2
cz+kz z a2 b。
+kz zalbl B2fi−k工2 (bz+cz) −ky 2 (az +c2 ) kz 2 (az +bz ) C2m kl2 bz C2+kY” a2
cz+kz z a2 b。
al W (n−x ) −” a2− (n”
) −2、kl −(ne ) −” b2 =
(n”y ) −2tit = (nz )−zC2−
(n”F) −2とおいたとき(1−1)および(1−
2)式の解は、(復号はi−lのとき+、1m2のとき
ー)となる。
) −2、kl −(ne ) −” b2 =
(n”y ) −2tit = (nz )−zC2−
(n”F) −2とおいたとき(1−1)および(1−
2)式の解は、(復号はi−lのとき+、1m2のとき
ー)となる。
タイプ1の位相整合条件は
n 、x=n +j ++++++
(1−3)タイプ■の位相整合条件は 1/2(n11+nω 、)myl 、□となる。
(1−3)タイプ■の位相整合条件は 1/2(n11+nω 、)myl 、□となる。
そこで本発明の場合は、(1−8)式を満たす角度φと
θとが存在するときに、タイプ1の位相整合が取れるこ
とになる。
θとが存在するときに、タイプ1の位相整合が取れるこ
とになる。
ここで説明を簡単にするために、以下φ−900の場合
について説明する。第4図に示されるようにPRAにお
いては、上記の波長900〜4000nmの領域で常に
、 0z < n m < n v となっている。したがってこの場合、前記X軸方向とY
軸方向の中間的な方向に偏光面を傾けて基本波を入射さ
せて、その場合の基本波に対する屈折率na)とnγの
中間的な屈折率n?、を、第2高調波に対する屈折率n
〒と一致させれば、角度位相整合が取れることになる。
について説明する。第4図に示されるようにPRAにお
いては、上記の波長900〜4000nmの領域で常に
、 0z < n m < n v となっている。したがってこの場合、前記X軸方向とY
軸方向の中間的な方向に偏光面を傾けて基本波を入射さ
せて、その場合の基本波に対する屈折率na)とnγの
中間的な屈折率n?、を、第2高調波に対する屈折率n
〒と一致させれば、角度位相整合が取れることになる。
つまり
n?wn?、 ・−(1)
とすればよい。ここで、X−Y面上における光の進行方
向と光学軸Xとのなす角(X軸からY軸側へなす角)を
θとすると、 である。そこで、第4図より基本波波長−950nmの
場合のn、、n、を求めるとそれぞれ1゜521.1.
775であり、またその1/2の波長475nmに対す
るn8を求めると1. 775であるので、これらの値
で上記(1)、■式を満たすθを求め名と、約06とな
る。この場合のnτ、11、n、丁、およびn7の関係
を第5図に示す。
向と光学軸Xとのなす角(X軸からY軸側へなす角)を
θとすると、 である。そこで、第4図より基本波波長−950nmの
場合のn、、n、を求めるとそれぞれ1゜521.1.
775であり、またその1/2の波長475nmに対す
るn8を求めると1. 775であるので、これらの値
で上記(1)、■式を満たすθを求め名と、約06とな
る。この場合のnτ、11、n、丁、およびn7の関係
を第5図に示す。
一方第4図より、基本波波長−1200nmの場合のn
11、flfはそれぞれ1.519.1.767であり
、また波長600nmに対するn8は1.725である
ので、これらの値で上記(1)、(2)式を満たすθを
求めると、約22″となる。同様にして、基本波の波長
が1200nmの場合と4000nmの場合とで、その
屈折率はほとんど変化しないので、上記(1)、■式を
満たすθは必ず存在する。この場合のn′:、n;、n
で、およびnt、amの関係を第6図に示す。なおこの
θの値は、PRA結晶の温度に応じて3°程度変動しう
る。
11、flfはそれぞれ1.519.1.767であり
、また波長600nmに対するn8は1.725である
ので、これらの値で上記(1)、(2)式を満たすθを
求めると、約22″となる。同様にして、基本波の波長
が1200nmの場合と4000nmの場合とで、その
屈折率はほとんど変化しないので、上記(1)、■式を
満たすθは必ず存在する。この場合のn′:、n;、n
で、およびnt、amの関係を第6図に示す。なおこの
θの値は、PRA結晶の温度に応じて3°程度変動しう
る。
したがって、前述したようにPRA結晶温度による角度
位相整合の下限波長の変動を5Qnm考慮して、基本波
の波長900〜4000nmにおいて、タイプ1の位相
整合が取れる角度θが必ず存在する。同様にφ−90@
だけでな(、ある特定の角度φにおいても、タイプ■の
位相整合が取れる角度θ、φの組合せが、900〜40
00nmの基本波波長に対して存在することになり、こ
のような波長の基本波の第2高調波を得ることが可能と
なる。
位相整合の下限波長の変動を5Qnm考慮して、基本波
の波長900〜4000nmにおいて、タイプ1の位相
整合が取れる角度θが必ず存在する。同様にφ−90@
だけでな(、ある特定の角度φにおいても、タイプ■の
位相整合が取れる角度θ、φの組合せが、900〜40
00nmの基本波波長に対して存在することになり、こ
のような波長の基本波の第2高調波を得ることが可能と
なる。
また、PRAの200μmの薄膜の透過スペクトルを第
8図に示すが、図示されるようにこのPRAは、波長4
00nm近辺の光を多(吸収することがない。したがっ
て、このPRAのバルク結晶を用いた光波長変換素子に
よれば、青色領域の第2高調波を効率良く発生させるこ
とができる。
8図に示すが、図示されるようにこのPRAは、波長4
00nm近辺の光を多(吸収することがない。したがっ
て、このPRAのバルク結晶を用いた光波長変換素子に
よれば、青色領域の第2高調波を効率良く発生させるこ
とができる。
(実 施 例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
する。
〈第1実施例〉
第1図は、本発明の方法によって基本波を172の波長
の第2高調波に変換する−装置を示している。最初に、
バルク単結晶型の光波長変換素子10を作成する方法に
ついて説明する。素子10は通常のブリッジマン法によ
り作成することができる。
の第2高調波に変換する−装置を示している。最初に、
バルク単結晶型の光波長変換素子10を作成する方法に
ついて説明する。素子10は通常のブリッジマン法によ
り作成することができる。
まず、融液状態のPRAを適当な型に流し、次いで急冷
させると、このPRAが多結晶化する。その後このPR
Aを、その融点102℃より高い温度(例えば105℃
)に保たれた炉内から、該融点より低い温度に保たれた
炉外に徐々に引き出すことにより、溶融状態のPRAを
炉外への引出し部分から単結晶化させる。それにより、
50mm以上もの長い範囲に亘って単結晶状態となり、
結晶方位も一定に揃ったPRAが形成され、光波長変換
素子10を十分に長(することができる。周知のように
この種の光波長変換素子の波長変換効率は素子の長さの
2乗に比例するので、光波長変換素子は長いほど実用的
価値が高くなる。
させると、このPRAが多結晶化する。その後このPR
Aを、その融点102℃より高い温度(例えば105℃
)に保たれた炉内から、該融点より低い温度に保たれた
炉外に徐々に引き出すことにより、溶融状態のPRAを
炉外への引出し部分から単結晶化させる。それにより、
50mm以上もの長い範囲に亘って単結晶状態となり、
結晶方位も一定に揃ったPRAが形成され、光波長変換
素子10を十分に長(することができる。周知のように
この種の光波長変換素子の波長変換効率は素子の長さの
2乗に比例するので、光波長変換素子は長いほど実用的
価値が高くなる。
以上述べたようにして形成したPRA単結晶を、光学軸
Yと2軸(結晶軸ではb軸とa軸)を含むY−z面でカ
ットし、X軸(結晶軸ではC軸)方向に厚さ2mmに切
り出して、バルク単結晶型の光波長変換素子10を形成
した。
Yと2軸(結晶軸ではb軸とa軸)を含むY−z面でカ
ットし、X軸(結晶軸ではC軸)方向に厚さ2mmに切
り出して、バルク単結晶型の光波長変換素子10を形成
した。
この光波長変換素子10には、第1図図示のようにして
基本波15が入射される。本例においては、基本波を発
生する光源としてYAGレーザ−11が用いられ、そこ
から発せられた波長1064nmのレーザー光(基本波
) 15は、光波長変換素子10に入射される。この際
基本波15は、その入射方向がX軸からY軸側に15″
傾く状態にして入射される。この角度15@は、前記(
1)および(2)式と、第4図に示した各屈折率n、、
n、、nよの波長分散に基づいて、前述と同様にして求
めた値である。なお、この場合のn ”: % n ′
:、n :Jyおよびn〒の関係を第7図に示す。
基本波15が入射される。本例においては、基本波を発
生する光源としてYAGレーザ−11が用いられ、そこ
から発せられた波長1064nmのレーザー光(基本波
) 15は、光波長変換素子10に入射される。この際
基本波15は、その入射方向がX軸からY軸側に15″
傾く状態にして入射される。この角度15@は、前記(
1)および(2)式と、第4図に示した各屈折率n、、
n、、nよの波長分散に基づいて、前述と同様にして求
めた値である。なお、この場合のn ”: % n ′
:、n :Jyおよびn〒の関係を第7図に示す。
このようにしてPRAからなる光波長変換素子10に入
射された基本波15は、波長が1/2 (−532nm
)の第2高調波15°に変換される。したがって光波長
変換素子10からは、この第2高調波15°と基本波1
5が混合したビームが出射する。この出射ビームは、5
32nmの第2高調波15°は良好に透過させる一方、
1064nmの基本波15は吸収するバンドパスフィル
ター13に通され、第2高調波15°のみが取り出され
る。この第2高調波15°は、2偏光であることが確認
された。したがって本例では、前述の(1)式が満たさ
れて、基本波15と第2高調波15°との位相整合が取
られている。そして非線形光学定数としては、前述した
ように高い値のd32が利用されていることになる。
射された基本波15は、波長が1/2 (−532nm
)の第2高調波15°に変換される。したがって光波長
変換素子10からは、この第2高調波15°と基本波1
5が混合したビームが出射する。この出射ビームは、5
32nmの第2高調波15°は良好に透過させる一方、
1064nmの基本波15は吸収するバンドパスフィル
ター13に通され、第2高調波15°のみが取り出され
る。この第2高調波15°は、2偏光であることが確認
された。したがって本例では、前述の(1)式が満たさ
れて、基本波15と第2高調波15°との位相整合が取
られている。そして非線形光学定数としては、前述した
ように高い値のd32が利用されていることになる。
以上はφ−90@の場合について説明したが、φ−90
″の場合のみでなく、第10図に示すように、位相整合
の取れる角度θ、φが存在する。
″の場合のみでなく、第10図に示すように、位相整合
の取れる角度θ、φが存在する。
比較例として、厚さ2mmのLiNb03のバルク単結
晶を形成し、第1図の装置と同じ装置でYAGレーザー
光を基本波として入射させ、第2高調波を発生させた。
晶を形成し、第1図の装置と同じ装置でYAGレーザー
光を基本波として入射させ、第2高調波を発生させた。
この比較例と上記実施例における第2高調波15° (
バンドパスフィルター13を通過したもの)の光強度を
測定したが、上記実施例における第2高調波の光強度は
、比較例のものに比べて1桁以上高かった。
バンドパスフィルター13を通過したもの)の光強度を
測定したが、上記実施例における第2高調波の光強度は
、比較例のものに比べて1桁以上高かった。
〈第2実施例〉
第1実施例におけ−のと同様にして、PRAのバルク単
結晶を作成した。出力約100mWの光通信用半導体レ
ーザーから出射した波長1300nmのレーザー光を基
本波とし、位相整合する任意の角度θ、φを選んでこの
基本波を上記バルク単結晶に入射させたところ、約0.
1μWの波長650nmの第2高調波を得ることができ
た。すなわち、非常に低パワーの基本波から第2高調波
を発生させることができたので、このことから、本結晶
の波長変換効率が十分に高いことが証明された。
結晶を作成した。出力約100mWの光通信用半導体レ
ーザーから出射した波長1300nmのレーザー光を基
本波とし、位相整合する任意の角度θ、φを選んでこの
基本波を上記バルク単結晶に入射させたところ、約0.
1μWの波長650nmの第2高調波を得ることができ
た。すなわち、非常に低パワーの基本波から第2高調波
を発生させることができたので、このことから、本結晶
の波長変換効率が十分に高いことが証明された。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明の光波長変換方法におい
ては、PRA結晶に入射させる基本波の偏光方向を適切
に設定したことにより、基本波と第2高調波との角度位
相整合が取れるので、この方法によれば、PRAが有す
る高い非線形光学定数を実際にバルク結晶型の非線形光
学材料において利用可能であるので、極めて高い波長変
換効率を実現できる。またPRAは400nm近辺に吸
収端を有するものであるからミこのPRAのバルク単結
晶を用いる本発明方法によれば、青色領域の第2高調波
を効率良(取り出すことも可能となる。
ては、PRA結晶に入射させる基本波の偏光方向を適切
に設定したことにより、基本波と第2高調波との角度位
相整合が取れるので、この方法によれば、PRAが有す
る高い非線形光学定数を実際にバルク結晶型の非線形光
学材料において利用可能であるので、極めて高い波長変
換効率を実現できる。またPRAは400nm近辺に吸
収端を有するものであるからミこのPRAのバルク単結
晶を用いる本発明方法によれば、青色領域の第2高調波
を効率良(取り出すことも可能となる。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を示す概略
図、 第2A、2Bおよび20図はそれぞれ、本発明に用いら
れるPRAのC軸、a軸、b軸方向の結晶構造図、 第3図は上記PRAのバルク結晶構造図、第4図は上記
PRAの屈折率の波長分散を示すグラフ、 第5.6および7図は、本発明方法における基本波と第
2高調波の角度位相整合を説明する説明図、 第8図は上記PRAの透過スペクトルを示すグラフ、 第9図は、本発明に係わる基本波進行方向と光学軸2と
がなす角度φ、および基本波進行方向と光学軸Xとがな
す角度θを説明する説明図、第10図は上記の角度φと
θとの組合せ例を示すグラフで、ある。 i−o−・・光波長変換素子 11・・−YAGレー
ザー15・・・基本波 15°・・−第2高
調波θ10 tI11/ ^ n。 ″=11 2″″′l l \{ゝ 1 Illl ノ ー/、1 曙≦命 第6図 し ″′]・ 〜\
゜ \ \e −zz [□い 第7ρ1 ] 71゜へ
図、 第2A、2Bおよび20図はそれぞれ、本発明に用いら
れるPRAのC軸、a軸、b軸方向の結晶構造図、 第3図は上記PRAのバルク結晶構造図、第4図は上記
PRAの屈折率の波長分散を示すグラフ、 第5.6および7図は、本発明方法における基本波と第
2高調波の角度位相整合を説明する説明図、 第8図は上記PRAの透過スペクトルを示すグラフ、 第9図は、本発明に係わる基本波進行方向と光学軸2と
がなす角度φ、および基本波進行方向と光学軸Xとがな
す角度θを説明する説明図、第10図は上記の角度φと
θとの組合せ例を示すグラフで、ある。 i−o−・・光波長変換素子 11・・−YAGレー
ザー15・・・基本波 15°・・−第2高
調波θ10 tI11/ ^ n。 ″=11 2″″′l l \{ゝ 1 Illl ノ ー/、1 曙≦命 第6図 し ″′]・ 〜\
゜ \ \e −zz [□い 第7ρ1 ] 71゜へ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記の分子式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される非線形光学材料のバルク単結晶に直線偏光し
た基本波を入射させて、波長が1/2の第2高調波に変
換させる光波長変換方法において、波長が900〜40
00nmの基本波を前記非線形光学材料に入射し、タイ
プ I の角度位相整合を取ることによって、その第2高
調波を得ることを特徴とする光波長変換方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22575088A JPH0229A (ja) | 1987-09-14 | 1988-09-09 | 光波長変換方法 |
DE3887719T DE3887719T2 (de) | 1987-09-14 | 1988-09-14 | Verfahren zur Umwandlung der optischen Wellenlänge und optischer Wellenlängen-Konverter-Modul. |
US07/244,211 US4909595A (en) | 1987-09-14 | 1988-09-14 | Optical wavelength conversion method and optical wavelength converter module |
EP88115039A EP0307896B1 (en) | 1987-09-14 | 1988-09-14 | Optical wavelength conversion method and optical wavelength converter module |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-230660 | 1987-09-14 | ||
JP23066087 | 1987-09-14 | ||
JP22575088A JPH0229A (ja) | 1987-09-14 | 1988-09-09 | 光波長変換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0229A true JPH0229A (ja) | 1990-01-05 |
Family
ID=26526810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22575088A Pending JPH0229A (ja) | 1987-09-14 | 1988-09-09 | 光波長変換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0229A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62210432A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 非線形光学材料 |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP22575088A patent/JPH0229A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62210432A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 非線形光学材料 |
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