JPH04157430A - 光波長変換方法 - Google Patents

光波長変換方法

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JPH04157430A
JPH04157430A JP2282355A JP28235590A JPH04157430A JP H04157430 A JPH04157430 A JP H04157430A JP 2282355 A JP2282355 A JP 2282355A JP 28235590 A JP28235590 A JP 28235590A JP H04157430 A JPH04157430 A JP H04157430A
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wavelength
sum frequency
dmnt
fundamental wave
wave length
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JP2282355A
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English (en)
Inventor
Kazumi Kubo
久保 和美
Yoji Okazaki
洋二 岡崎
Hiroaki Hiuga
浩彰 日向
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光源から発生させた2つの基本波を光波長変
換素子によって和周波に変換する光波長変換方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来より、互いに異なる波長λ1、λ2の2種の基本波
を非線形光学材料に入射させ、波長λ。
(1/λ3−1/λ1+1/λ2) の和周波を取り出す試みが種々なされている。このよう
にして波長変換を行なう光波長変換素子として具体的に
は、バルク結晶型のものがよく知られている。なおJ、
 Appl 、  Phys 、 Vol、 55゜p
 65 (In2)にはYaoらによって、2軸性結晶
であるKTPによる第2高調波発生時の位相整合方法に
関する内容が詳細に記述されている。
上述のようなバルク結晶型の光波長変換素子を形成する
非線形光学材料として従来より、無機材料ではLiNb
O3やKTP、有機材料では、例えば特開昭80−25
0334号公報等に示されるMNA(2−メチル−4−
ニトロアニリン)、  J、  Opt、Soc、Am
、B、  に記載されているNPP (N−(4−ニト
ロフェニル)−L−プロリノール) 、NPAN (N
−(4−ニトロフェニル)−N−メチルアミノアセトニ
トリル)等が知られている。このMNAやNPP等の有
機の非線形光学材料は、LiNbO3やKTP等の無機
の非線形光学材料と比べると、非線形光学定数が大きい
ので波長変換効率が高い、誘電破壊しきい値が大きい、
光損傷が小さい等の長所を有している。
(発明が解決しようとする課題) ところが、これらの有機非線形光学材料の吸収端は、例
えばMNAで450 nm、NPPでは480nm近辺
に存在するので、青色領域の和周波を発生させることは
困難となっている。さらに無機材料であるKTP、L 
1Nb03等は、吸収端が4゜Onm以下であり、青色
領域の和周波を得ることはできるが、その波長変換の性
能指数が有機材料に比べて1桁以上低いことが欠点とな
っていた。
また同様にして、緑、赤等の長波長領域の和周波を得る
際にも、その性能指数が小さいため波長変換効率が低い
という欠点があった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、高い波長変換効率が得られ、その−男前色領域の和周
波も容易に得ることができる光波長変換方法を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の光波長変換方法は、先に述べたようなバルク結
晶型の光波長変換素子として下記の分子式 で示される非線形光学材料(3,5−ジメチル−1−(
4−ニトロフェニル)−1,2,4−トリアゾール:以
下、DMNTと称する)の単結晶を用いた上で、それぞ
れ波長が450〜4000nmの間にある直線偏光した
基本波をこのバルク単結晶に入射し、タイプIの角度位
相整合を取ることによって、その和周波を得ることを特
徴とするものである。
(作  用) 上記DMNTは、特開昭62−210432号公報に開
示されているものであり、非線形光学効果を有すること
も該公報中に示されているが、実際にバルク結晶型の光
波長変換素子を形成して利用する上で、どのようにすれ
ば基本波と和周波との間で良好に位相整合が取れるかは
、不明であった。
本発明方法においてタイプIの角度位相整合か取れる点
等について、以下に説明する。前記DMNTの結晶構造
を第2A、2Bおよび20図に示す。また第3図には、
そのバルク結晶構造を示す。
このDMNTの結晶は斜方晶系をなし、魚群はmm2で
ある。したがって非線形光学定数のテンソルは、 となる。ここで631は、第3図に示すように結晶軸a
、bScに対して定まる光学軸x、ySzを考えたとき
、X方向に直線偏光した光(以下、X偏光という。Y、
Zについても同様。)を基本波として入射させてX偏光
の和周波を取り出す場合の非線形光学定数であり、同様
にd32はY偏光の基本波を入射させてX偏光の和周波
を取り出す場合の非線形光学定数、d33はX偏光の基
本波を入射させてX偏光の和周波を取り出す場合の非線
形光学定数、d24はYと2偏光の基本波を入射させて
Y偏光の和周波を取り出す場合の非線形光学定数、d1
5はXとX偏光の基本波を入射させてX偏光の和周波を
取り出す場合の非線形光学定数であなおこの表における
非線形光学定数の値は、X線結晶構造解析による値であ
り、単位はcxto−sesu]である。
この値よりKTPの実効的非線形定数d、1.と性能指
数を比較するとDMNTのd3□は約70倍となる。
またDMNTは斜方晶系で2軸性結晶となっているので
、光の偏光面が光学軸であるX軸(結晶軸でb軸)方向
であるときの屈折率nxと、このX軸に直角なY軸(結
晶軸でa軸)方向であるときの屈折率nY、およびXS
7両軸に直角なZ軸(結晶軸でC軸)方向であるときの
屈折率n2を有する。これらの屈折率nX SnY S
nzの波長分散を第4図に示す。
基本波の波長が4000n mを超えるとDMNT分子
の振動準位にかかり、DMNT分子による基本波の吸収
が生じると予想できる。それにより、本発明においては
、基本波の波長上限値を4000nmとする。一方後述
するように、DMNTは波長400nmよりも低波長の
光を多く吸収してしまうから、得られる和周波の波長λ
3は400nm以上としなければならない。そこで安全
を見て和周波波長λ3の下限値を405nmとすると、
このとき−方の基本波の波長λ1は最大で上記上限値−
4000nmであり、その場合他方の基本波の波長λ2
は約450rzn(小数点以下切捨て)となる。和周波
の波長λ3を上記の下限値−405nm以上とするため
には、基本波波長λ2を450nmよりも下げると、一
方の基本波波長λ1を4000nmよりも高く設定せざ
るを得ないことになる。そこで本発明では、基本波の波
長下限値を450nmとする。
2軸性結晶による第2高調波発生時の位相整合方法に関
しては、前述のYao等による論文に詳細な記載がなさ
れているが、これを基に、和周波発生の場合の位相整合
を以下の式に展開して説明する。すなわち第5図に示す
ように、φを結晶内の光の進行方向と結晶の光学軸Zと
のなす角度とし、θを光学軸XSYを含む面においてX
軸からの上記進行方向の角度とする。ここで、任意の角
度で入射したときの各基本波に対する屈折率をn′1、
n“2、和周波に対する屈折率をn w 3として、各
軸の基本波および和周波に対する屈折率をそれぞれnマ
゛、nマ”、n蔓゛、n笑′、nマ′、nプ′およびn
餐゛、nYsnZとする。次に、 kx−sinφ” cos θ ky−s1nφφs1nθ )(z−cosφ      としたとき、十□翼U 
 ・・・・・・(1−3) (n″3)−2(nz ) −2 上記(1−1)、(1−2) 、および(1−3)式の
解が位相整合条件となる。
B1 =  kx2 (bl+CI )ky2 (ax
 +cl ) kx2 (a1+b1) C1−k)+2bI C1+ky2al  C1+kz
2a1bl B2−−kx2 (b2 +02 ) −ky 2 (B2 +C2) −に、z 2 (B2 +b2 ) C2−kx2b2 CZ +kY2a2c2十kz 2
a2 b2 B3−−kZ2 (b3 +c3 ) −ky2  (B3 +c3) kZ 2 (B3 +b3 ) C3−kx2b3 C3+ky2a3 C3十kz2a
3b3 al−(n ;’)−2a2−(n″x2)−zbl−
(n″Y’) −”   b2 = (n ;2) −
2c1− (nz’)−2C2−(n;2)−2a3−
 (nx3)−2 b3− (n;’)−2 C3= (nx3) −z とおいたとき(1−1)、(1−2) 、および(1−
3)式の解は、 (復号はi m lのとき+、i −2のとき−)とな
る。
タイプIの位相整合条件は n # + 、 2/λ1 +n ”、 2/λz −
n ”、 r/λ3・・・・・・(1−4)となる。
したがって本発明の場合は、(1−4)式を満たす角度
φとθが存在するときに、タイプIの位相整合が取れる
ことになる。そこで第4図に示されるDMNTの屈折率
を用いることで、(1−4)式を満たすような2つの基
本波およびその和周波における位相整合角θ、φを決定
することができる。
また、DMNTの200μmの薄膜の透過スペクトルを
第6図に示すが、図示されるようにこのDMNTは、波
長400nm近辺の光を多く吸収することがない。した
がって、このDMNTのバルク結晶を用いた光波長変換
素子によれば、青色領域の和周波を効率良く発生させる
ことができる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
く第1実施例〉 第1図は、本発明の方法によって、2つの基本波を和周
波に変換する装置を示している。最初に、バルク単結晶
型の光波長変換素子10を作成する方法について説明す
る。素子10は通常のブリッジマン法により作成するこ
とができる。まず、融液状態のDMNTを適当な型に流
し、次いで急冷させると、このDMNTが多結晶化する
。その後このDMNTを、その融点156℃より高い温
度(例えば158℃)に保たれた炉内から、該融点より
低い温度に保たれた炉外に徐々に引き出すことにより、
溶融状態のDMNTを炉外への引出し部分から単結晶化
させる。それにより、50mm以上もの長い範囲に亘っ
て単結晶状態となり、結晶方位も一定に揃ったDMNT
が形成され、光波長変換素子10を十分に長くすること
ができる。周知のようにこの種の光波長変換素子の波長
変換効率は素子の長さの2乗に比例するので、光波長変
換素子は長いほど実用的価値が高くなる。
以上述べたようにして形成したDMNT単結晶を、光学
軸YとZ軸(結晶軸ではa軸とa軸)を含むY−Z面で
カットし、X軸(結晶軸ではb軸)方向に厚さ2mmに
切り出して、バルク単結晶型の光波長変換素子10を形
成した。
この光波長変換素子10には、第1図図示のようにして
基本波15が入射される。本例においては、基本波を発
生する光源として半導体レーザー11とYAGレーザ−
21とが用いられ、それらから各々発せられた波長λ1
 = 830 n m sλz −10B4nmのレー
ザー光(基本波) 15A、 15Bは、ビームスプリ
ッタ22で合波された上で光波長変換素子10に入射さ
れる。この際、両基本波15A、 15Bは、入射方向
がDMNT結晶内部でX軸からY軸側に0.6”(−θ
)傾く状態にして入射される。また本実施例ではφ−9
0″である。
第4図に示すDMNTの屈折率の波長分散より、波長8
30nmの光に対しては、 nx=1.51 ny−1,80 nz =1.70 であり、波長10G4nmの光に対しては、nx=1.
51 n Y −1,78 n z = 1.69 である。そしてθ−0,8” 、φ−90’であるとき
、波長λ1 =880 nmの基本波15Aはnxとn
yの中間的な屈折率を感じ、 n”’−1,80 となる。波長λz =1084nmの基本波15Bもn
xとnyの中間的な屈折率を感じ、 n”2−1.78      となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子10に
入射された基本波15A、 15Bは、波長が468n
mの和周波15°に変換される。したがって光波長変換
素子■0からは、この和周波15′ と基本波15A、
 15Bが混合したビームが出射する。この出射ビーム
は、波長488nmの和周波15°は良好に透過させる
一方、波長830nmの基本波15Aと波長10B4n
mの基本波15Bは吸収するバンドパスフィルター13
に通され、和周波15′ のみが取り出される。この和
周波15′ は、Z偏光であることが確認された。した
がって本例では、前述の(1−4)式が満たされて、基
本波15A、15Bと和周波15′との位相整合が取ら
れている。そして非線形光学定数としては、前述したよ
うに高い値の632が利用されていることになる。
第4図に示すDMNTの屈折率の波長分散より、波長4
68nmの光に対しては、 nx”=1.56 ny −1,95 nz =1.79 であり、この場合、和周波15゛ はZ偏光であるから
、波長λ3 =468 nmの和周波15゛ に対しで
は、nm3−nz =1.79     である。
以上示したλ1−830 nm、λ2 =1064nm
λ3 =466 nm、およびn”−1,80、n ”
2−1.78、nm3−1.79の値は、先に説明した
(1−4)の位相整合条件式を満足する。
以上はφ−90″の場合について説明したが、φ−90
°の場合のみでなく、その他にも位相整合の取れる角度
θ、φが存在する。
比較例として、厚さ2mmのKTPのバルク単結晶を形
成し、第1図の装置と同じ装置でこのバルク単結晶に基
本波15A、15Bを入射させ、和周波を発生させた。
この比較例と上記実施例における和周波15° (バン
ドパスフィルター13を通過したもの)の光強度を測定
したが、上記実施例における和周波の光強度は、比較例
のものに比べて1桁以上高かった。
く第2実施例〉 第1実施例におけるのと同様にして、DMNTのバルク
単結晶を作成した。基本波を発生する光源としてHe−
Neレーザーと半導体レーザーとを用い、それらから各
々発せられた波長λ11−633n、λz =1550
nmのレーザー光(基本波)を光波長変換素子10に入
射させた。この際両基本波について、θ−2,28’ 
、φ−90°である。波長633nmの光に対しては、 nx−1,52 ny−1,83 nz =1.72 であり、波長1550nmの光に対しては、n x =
 1.50 Fly=1.76 nz=1.88 である。そして、上記のようにθ−2,28’ 、φ−
90″であるとき、波長λ1−633 nmの基本波は
nx、l!:nyの中間的な屈折率を感じ、n”−1,
83 となる。波長λ22−1550nの基本波も、nxとn
yの中間的な屈折率を感じ、 n”2−1.76     となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子10に
入射された基本波は、波長λ3−449 nmの和周波
に変換される。波長449nmの光に対しては、 nx =1.56 ny =1.98 nz ””1.81 である。この場合和周波はZ偏光となり、したがっテ波
長λ3−449 nmの和周波に対しては、n ′3=
 n z = 1.81     テアル。
上述したλ11λ2、λ3およびnm1、nm2、nm
3の値も、先に説明した(1−4)の位相整合条件式を
満足する。
く第3実施例〉 第1実施例におけるのと同様にして、DMNTのバルク
単結晶を作成した。そして基本波を発生する光源として
色素レーザーと赤外レーザーを用い、それらから各々発
せられた波長λ1−450 nm1λ22−4000n
のレーザー光(基本波)を光波長変換素子10に入射さ
せた。この際両基本波について、θ−10.56°1φ
−90″である。波長450nmの光に対しては、 nx =1.56 ny−1,99 nz−1,81 であり、波長4000nmの光に対しては、nz冨1.
46 ny−1,64 n2菖1,61 である。そして上記のようにθ−10,5G ’ 、φ
−90°であるとき、波長λ1−450 nmの基本波
は、nXとnyの中間的な屈折率を感じ、 n″’−1,98 となる。波長λ2 =4000nmの基本波も、nxと
nyの中間的な屈折率を感じ、 n”−1,63となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子10に
入射された基本波は、波長λ3−400 nmの和周波
に変換される。波長400nmの光に対しては、 nz −1,60 ny −2,15 nz−1,93 である。この場合和周波はZ偏光となり、したかって波
長λ3−400 nmの和周波に対しては、n ”3−
 n z −1,93である。
上述したλ1、λ2、λ3およびn”1、n 2、nm
3の値も、先に説明した(1−4)の位相整合条件式を
満足する。
く第4実施例〉 第1実施例におけるのと同様にして、DMNTのバルク
単結晶を作成した。基本波を発生する2つの光源として
それぞれ半導体レーザーを用い、それらから発せられた
波長λ1−830 nm、λ2=1500nmのレーザ
ー光(基本波)を光波長変換素子10に入射させた。こ
の際両基本波について、θ−19,8°、φ−90°で
ある。波長830nmの光に対しては、 nx〜1.51 ny−1,80 nz −1,70 であり、波長1500nmの光に対しては、n x =
 1.50 ny=1.76 nz−1,68 である。そして、上記のようにθ−19,8″、φ−9
0°であるとき、波長λ1 =830 nmの基本波は
nxとn、の中間的な屈折率を感じ、 n ”−1,76 となる。波長λ2 =1500nmの基本波も、nxと
nyの中間的な屈折率を感じ、 nm2−1.73     となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子lOに
入射された基本波は、波長λ3 =534 nmの和周
波に変換される。波長534nmの光に対しては、 nx−1,54 ny −1,88 nz =1.75 である。この場合、和周波はZ偏光であり、波長λ3−
534 nmの和周波に対しては、n″’ l!nz 
−1,75である。
上述したλ1、λ2、λ3およびn −m l、n“2
、n w 3の値も、先に説明した(1−4)の位相整
合条件式を満足する。
〈第5実施例〉 第1実施例におけるのと同様にして、DMNTのバルク
単結晶を作成した。基本波を発生する2つの光源として
それぞれ半導体レーザーを用い、それらから発せられた
波長λ1 =900 nm、λ2−−1300n mの
レーザー光(基本波)を光波長変換素子10に入射させ
た。この際両基本波について、θ−18,88” 、φ
−90@である。波長900nmの光に対しては、 n x = 1.51 n y  ”= 1.79 nz−1,70 であり、波長1300nmの光に対しては、n x =
 1.5(1 n Y −1,77 nz−1,88 である。そして上記のようにθ−18,88°、φ−9
0°であるとき、波長λl−900nmの基本波は、n
)(とnyの中間的な屈折率を感じ、n”’−1.75 となる。波長λ22−1300nの基本波も、nXとn
yの中間的な屈折率を感じ、 n”2−1.74     となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子10に
入射された基本波は、波長λ3−532 nmの和周波
に変換される。波長532nmの先に対しては、 nx=1.54 ny−1,88 nz−1,75 である。この場合、和周波はZ偏光であり、波長λ3 
=532 nmの和周波に対しては、n”=nz ””
1.75     である。
上述したλ工、λ2、λ3およびn w l、nm2、
n・3の値も、先に説明した(1−4)の位相整合条件
式を満足する。
く第6実施例〉 第1実施例におけるのと同様にして、DMNTのバルク
単結晶を作成した。基本波を発生する2つの光源として
それぞれ半導体レーザーを用い、それらから発せられた
波長λ1 =1200nm、λ22−1300nのレー
ザー光(基本波)を光波長変換素子10に入射させた。
この際両基本波について、θ−18,88°、φ−90
9である。波長1200nmの光に対しては、 nzll、51 ny−1,77 n2菖1.69 であり、波長1300nmの光に対しては、nX−1,
50 ny  ””1.77 n z  = 1.68 である。そして上記のようにθ−18,88°、φ−9
0°であるとき、波長λ11−1200nの基本波は、
nXとnyの中間的な屈折率を感じ、 n″’−1,75 となる。波長λ22−1300nの基本波も、nxとn
yの中間的な屈折率を感じ、 n ”−1,74となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子10に
入射された基本波は、波長λ3 =624 nmの和周
波に変換される。波長624nmの光に対しては、 nx−1,52 ny =1.83 nz−1,72 である。この場合波長λ3−624 nmの和周波は、
Z偏光であり、 n”’−1.72     となる。
上述したλ1、λ2、λ3およびnm1、n ′2、n
”3の値も、先に説明した(1−4)の位相整合条件式
を満足する。
く第7実施例〉 第1実施例におけるのと同様にして、DMNTのバルク
単結晶を作成した。基本波を発生する2つの光源として
それぞれ半導体レーザーを用い、それらから発せられた
波長λ1 = 1200 n m s λ2=1500
nmのレーザー光(基本波)を光波長変換素子10に入
射させた。この際両基本波について、θ−18,88°
、φ−90°である。波長1200nmの光に対しては
、 nz−1,51 ny =1.77 nz−1,69 であり、波長1500nmの光に対しては、nx−1,
50 ny=1.76 nz−1,68 である。そして上記のようにθ−18,88°、φ−9
0°であるとき、波長λ11−1200nの基本波は、
nzとnyの中間的な屈折率を感じ、 n″’−1,75 となる。波長λ22−1500nの基本波も、nXとn
yの中間的な屈折率を感じ、 n“2−1.74     となる。
このようにしてDMNTからなる光波長変換素子10に
入射された基本波は、波長λ3 =667 nmの和周
波に変換される。波長667nmの光に対しては、 n x = 1.52 ny −1,82 nz−1,71 である。この場合波長λ3 =667 nmの和周波は
、2偏光であり、 n”3−1.71     となる。
上述したλ11λ2、λ3およびnm1、n ′2、n
m3の値も、先に説明した(1−4)の位相整合条件式
を満足する。
以上7つの実施例について説明したが、基本波波長λ1
1λ2の組合わせは上記実施例におけるものに限られる
ことなく種々設定可能であり、例えば以下のように設定
しても、タイプIの角度位相整合が可能である。なお、
各場合の和周波波長λ3も併せて示す。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の光波長変換方法におい
ては、DMNT結晶に入射させる基本波の偏光方向を適
切に設定したことにより、基本波と和周波との角度位相
整合が取れるので、この方法によれば、DMNTが有す
る高い非線形光学定数を実際にバルク結晶型の非線形光
学材料において利用可能であり、極めて高い波長変換効
率を実現できる。またDMNTは400nm近辺に吸収
端を有するものであるから、このDMNTのバルク単結
晶を用いる本発明方法によれば、青色領域の和周波を効
率良く取り出すことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を示す概略
図、 第2A、2Bおよび20図はそれぞれ、本発明に用いら
れるDMNTのb軸、C軸、a軸方向の結晶構造図、 第3図は上記DMNTのバルク結晶構造図、第4図は上
記DMNTの屈折率の波長分散を示すグラフ、 第5図は、本発明に係わる結晶内部での基本波進行方向
と光学軸Zとがなす角度φ、および基本波進行方向と光
学軸Xとがなす角度θを説明する説明図、 第6図は上記DMNTの透過スペクトルを示すグラフで
ある。 10・・・光波長変換素子  11・・・半導体レーザ
ー15A、15B・・・基本波  15°・・・和周波
21・・・YAGレーザー 第1図 Y 第2A図 b(X) 第2B図 第2C図 ℃(

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  1. 【特許請求の範囲】 下記の分子式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される非線形光学材料のバルク単結晶に直線偏光し
    た2つの基本波を入射させて、それらの和周波に変換さ
    せる光波長変換方法であって、波長が450〜4000
    nmの間にある基本波を前記非線形光学材料に入射し、
    タイプ I の角度位相整合を取ることによって、和周波
    を得ることを特徴とする光波長変換方法。
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