JPH0229922Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229922Y2
JPH0229922Y2 JP12835985U JP12835985U JPH0229922Y2 JP H0229922 Y2 JPH0229922 Y2 JP H0229922Y2 JP 12835985 U JP12835985 U JP 12835985U JP 12835985 U JP12835985 U JP 12835985U JP H0229922 Y2 JPH0229922 Y2 JP H0229922Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
endoscope
tip
forceps channel
cap body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12835985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6236701U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12835985U priority Critical patent/JPH0229922Y2/ja
Publication of JPS6236701U publication Critical patent/JPS6236701U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229922Y2 publication Critical patent/JPH0229922Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、体腔内等に発生した癌等の治療の
際、内視鏡で患部を観察しながら、放射性物質よ
りの放射線で照射ができるように、内視鏡の先端
部に装着固定し、内視鏡の鉗子チヤンネルを通し
て挿入した放射性物質の放射線放射位置設定用に
供するキヤツプに関するものである。
(従来の技術) 周知の如く、内視鏡は操作部本体とこれに連設
せられた体腔内への挿入部を備え、操作部本体よ
り挿入部の先端部に達した鉗子チヤンネルを通し
て鉗子やその他の処置具を挿入し、イメージガイ
ドを介して体腔内の患部を観察しながら処置具で
治療をしていた。
(考案が解決しようとする課題) ところが、最近に至たり、この種内視鏡の鉗子
チヤンネルを利用し、各種これまでの処置具に代
つて放射性物質を送込み、体腔内に発生した癌等
の患部を観察しながら、鉗子チヤンネルを利用し
て挿入した放射性物質よりの放射線を患部に照射
する治療法が要望されるに至つた。
本考案は、単に内視鏡の先端部に装着固定しさ
えすれば、患部を観察しながら、鉗子チヤンネル
を通して挿入した放射性物質を体腔内の内壁等に
直接接触せしめることなく、その放射線放射用の
位置を定め、放射性物質よりの放射線を患部に適
確に照射せしめることのできるキヤツプを提供せ
んとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案に係る内
視鏡に挿入使用する放射性物質の放射線放射位置
設定用キヤツプは、中心が内視鏡の先端部に開口
せしめられた鉗子チヤンネルの軸芯と略一致せし
めることのできるキヤツプ部取付け用孔の外、前
記先端部に設けられた照明用窓や観察用窓、それ
に送気・送水用口や吸引用口等の作用を妨害しな
いための透し孔が端壁に設けられ、かつ前記先端
部に被冠可能な蓋状のキヤツプ部支持体部におけ
る前記キヤツプ部取付け孔に、一方が端壁にて閉
鎖され、かつ前記鉗子チヤンネルを通して挿入さ
れた放射性物質を挿入し、その放射線放射位置の
設定用に供せられる筒状のキヤツプ部の他方の開
口端側を挿入固定してなるキヤツプ本体と、内周
面に前記内視鏡の先端部に被冠せしめられたキヤ
ツプ本体との係着用部、および前記先端部に設け
られた固定用部との係着用部を備えたキヤツプ本
体固定用環体とで構成したことを特徴とするもの
である。
(作用) 本考案に係る内視鏡に挿入使用する放射性物質
の放射線放射位置設定用キヤツプは、上述の如く
構成されているので、これが使用にあたつては、
キヤツプ本体を内視鏡の先端部に被冠し、キヤツ
プ本体形成用のキヤツプ部支持体部の端壁に設け
られたキヤツプ部取付け用孔の中心が、前記内視
鏡の先端部に開口せしめられた鉗子チヤンネルの
軸芯と略一致するように調節して、そのキヤツプ
部と鉗子チヤンネルとが一連状となるようにな
し、これに嵌装したキヤツプ本体固定用環体に設
けられた内視鏡の先端部の固定用部への係着用部
を係着する際、前記環体に設けられたキヤツプ本
体形成用のキヤツプ部支持体部との係着用部を係
着させ、該環体によつてキヤツプ本体を内視鏡の
先端部に固定する。
このように、内視鏡の先端部にキヤツプを装着
固定しても、該キヤツプを構成しているキヤツプ
本体形成用のキヤツプ部支持体部の端壁には、前
記先端部に設けられた照明用窓や観察用窓、それ
に送気・送水用口や吸引用口等の作用を妨害しな
いための透し孔が設けられているので、体腔内等
への挿入部の挿入にあたつては、従来と同様、体
腔内等を観察しながらの挿入ができ、所望の位置
まで挿入したら、鉗子チヤンネルを通して、例え
ば先端にコバルト等の放射性物質を収納したカプ
セルを保持した放射線照射用処置具を挿入し、鉗
子チヤンネルと一連状に配置せられたキヤツプ部
内へとさらに挿入すれば、放射性物質は体腔内等
に直接接触せしめられることなく、その位置が定
められることとなる。
そこで、内視鏡を操作して放射性物質よりの放
射線の放射方向を定め、放射線で癌等の患部を適
確に照射することができるようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて詳細に説
明することとする。ただし、本考案における放射
性物質の放射線放射位置設定用のキヤツプを取付
け使用する内視鏡は、本出願前より普通に使用さ
れている内視鏡であるから、これについての図示
と説明は、前記キヤツプと関連のある部分のみに
とどめることとする。
図において、Aは内部に鉗子チヤンネル2の
外、図示は省略したが、ライトガイドやイメージ
ガイドは勿論のこと、送気・送水用管や吸引用管
等が内装せしめられている内視鏡であり、Xは前
記内視鏡Aの先端部1に装着固定せしめ、該内視
鏡Aの鉗子チヤンネル2を通して挿入せしめた放
射性物質の放射線放射位置を定めるキヤツプ、す
なわち放射性物質の放射線放射位置設定用キヤツ
プである。
そして、上記放射性物質の放射線放射位置設定
用キヤツプXは、鉗子チヤンネル2を通して挿入
せしめられた放射性物質が放射線を放射するため
の位置を定めるキヤツプ部16と、該キヤツプ部
16が固定され、かつ先端部1への被冠用に供す
るキヤツプ部支持体部11とよりなるキヤツプ本
体10と、前記先端部1に被冠したキヤツプ本体
10を該先端部1に固定するためのキヤツプ本体
固定用環体20または20′とよりなつている。
ところで、上記キヤツプ本体10形成用のキヤ
ツプ部16は、第6図に示したように、一方の端
部が端壁17で閉鎖された筒状をなし、その開口
端側の外周面には後記のキヤツプ部支持体部11
への嵌入固定用小径部18と嵌入度合規定用段壁
19とが形成されてなり、これが内径は、第2図
および第3図に示したように、前記先端部1に開
口せしめられている鉗子チヤンネル2の外径と略
同一径となされている。
また、同じく上記キヤツプ本体10形成用のキ
ヤツプ部支持体部11は、第5図に示したよう
に、内視鏡Aの先端部1に外嵌可能な内径を有す
る蓋状をなし、その端壁12には、中心が内視鏡
Aの先端部1に開口せしめられた鉗子チヤンネル
2の軸芯と略一致し、前記キヤツプ部16の小径
部18の嵌入固定用に供するためのキヤツプ部取
付け用孔13と、前記先端部1に設けられた照明
用窓3や観察用窓4、それに送気・送水用口5や
吸引用口6等の作用を妨害しないための透し孔1
4が設けられている外、その外周部には、後記す
るキヤツプ本体固定用環体20または20′との
係着用段壁15が形成されている。この係着用段
壁15を設けずに、これに代つてキヤツプ部支持
体部11自体の肩部を利用することもできる。
そして、キヤツプ本体10は、第4図に示した
ように、キヤツプ部16の嵌入固定用小径部18
に接着剤等を塗布し、蓋状をなせるキヤツプ部支
持体部11の端壁12に設けられたキヤツプ部取
付け用孔13に嵌入度合規定用段壁19を利用し
て嵌入固定することによつて形成される。
また、上記キヤツプXを構成するためのキヤツ
プ本体固定用環体20は、第7図に示したよう
に、短かい筒体の一方の開口端内周には、前記係
着用段壁15に係合係着する係着用突条21が、
他方の開口端内周には、内視鏡Aの先端部1の外
周に設けられたフード取付け用螺子7に螺合する
螺糸22が施されてなるものである。
また、第8図において、20′なる符号を付し
て示したものは、上記キヤツプ本体固定用環体2
0を所謂フード形となし、前記環体20の構成部
分と同一または均等な構成部分には、同一の符号
を付した別形のキヤツプ本体固定用環体で、この
環体20′における延出筒部23は、第3図に示
したように、この環体20′によつて、内視鏡A
の先端部1に被冠したキヤツプ本体10を固定し
たとき、その先端部はキヤツプ本体10における
キヤツプ部16の先端部と同一または少しばかり
突出する程度の長さとなされている。
本考案によつて構成せられた、内視鏡に挿入使
用する放射性物質の放射線放射位置設定用キヤツ
プXは、上述の如く、キヤツプ本体10とキヤツ
プ本体固定用環体20または20′とよりなるを
もつて、これが使用にあたつては、キヤツプ本体
10を内視鏡Aの先端部1に被冠し、キヤツプ本
体10形成用のキヤツプ部支持体部11の端壁1
2に設けられたキヤツプ部取付け用孔13の中心
が、先端部1に開口せしめられた鉗子チヤンネル
2の軸芯と一致するように調節して、そのキヤツ
プ部16と鉗子チヤンネル2とが一連状となるよ
うになし、これに嵌装したキヤツプ本体固定用環
体20または20′の螺糸22を先端部1のフー
ド取付け用螺子7に螺合せしめ、キヤツプ本体1
を形成しているキヤツプ部支持体部11に設けら
れている係着用段壁15とキヤツプ本体固定用環
体20または20′に設けられている係着用突条
21とを係合係着せしめることによつて、第2図
または第3図に示したように、キヤツプXを内視
鏡Aの先端部1に装着固定する。
第2図または第3図に示したように、先端部1
にキヤツプXを装着固定した内視鏡Aを利用し
て、体腔内等に発生した癌等の治療にあたつて
は、先端部1にキヤツプXを装着固定した内視鏡
Aの挿入部を、キヤツプXを構成するキヤツプ本
体10形成用のキヤツプ部支持体部11に設けら
れた透し孔14で作用が妨害されない観察用窓4
を通して体腔内を観察しながら所望の位置まで挿
入したりした後などに、鉗子チヤンネル2を通し
て、例えば先端にコバルト等の放射性物質を収納
したカプセルを保持した放射線照射用処置具を、
鉗子チヤンネル2と一連状態に配置せられたキヤ
ツプ部16に挿入し、その位置を定め、内視鏡A
を操作して放射性物質よりの放射線の放射方向を
定め、放射線で患部を適確に照射することができ
るようになる。
したがつて、キヤツプ部16は放射線を透過さ
せる材料であればよいが、端壁17のみを放射線
が透過する材料としたり、該端壁17をレンズ状
となしてもよい。また、キヤツプ本体固定用環体
20′はフード形をなしているので、放射線を遮
蔽する材料で作れば、体腔内の患部以外を放射線
で照射することがなくなる。これにしたがつて、
内視鏡Aの挿入部や鉗子チヤンネル2等も放射線
が外へ漏れにくい材質とするとよい。
(考案の効果) 以上の記載から明らかなように、本考案によれ
ば、内視鏡の鉗子チヤンネルを通して挿入した放
射性物質を患者に直接接触せしめることがなく、
その放射線を放射する位置を確実に定め放射線を
患部に適確に照射せしめることができるという実
に優れた実用上の効果を奏し得る内視鏡に挿入使
用する放射性物質の放射線放射位置設定用キヤツ
プの提供が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る内視鏡に挿入使用する放射
性物質の放射線放射位置設定用キヤツプの実施例
を示すもので、第1図は放射性物質の放射線放射
位置設定用キヤツプを装着した内視鏡の先端部の
端面図、第2図は第1図中の−O−線に沿つ
た切断面図、第3図はキヤツプ本体固定用環体の
別の例を用いた場合の第2図と同様の切断面図、
第4図はキヤツプ本体の斜面図、第5図のイ図は
キヤツプ部支持体部の平面図で、ロ図はイ図中の
−O−線に沿つた切断面図、第6図はキヤツ
プ部の一部切断側面図、第7図はキヤツプ本体固
定用環体の一部切断側面図で、第8図はキヤツプ
本体固定用環体の別の例の一部切断側面図であ
る。なお、図中の同一符号は同一または均等な構
成部分または構成部材である。 A…内視鏡、1…先端部、2…鉗子チヤンネ
ル、7…フード取付け用螺子、X…放射性物質の
放射線放射位置設定用キヤツプ、10…キヤツプ
本体、11…キヤツプ部支持体部、12…端壁、
13…キヤツプ部取付け用孔、14…透し孔、1
5…係着用段壁、16…キヤツプ部、17…端
壁、18…嵌入固定用小径部、19…嵌入度合規
定用段壁、20,20′…キヤツプ本体固定用環
体、21…係着用突条、22…螺糸、23…延出
筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心が内視鏡の先端部に開口せしめられた鉗子
    チヤンネルの軸芯と略一致せしめることのできる
    キヤツプ部取付け用孔の外、前記先端部に設けら
    れた照明用窓や観察用窓、それに送気・送水用口
    や吸引用口等の作用を妨害しないための透し孔が
    端壁に設けられ、かつ前記先端部に被冠可能な蓋
    状のキヤツプ部支持体部における前記キヤツプ部
    取付け孔に、一方が端壁にて閉鎖され、かつ前記
    鉗子チヤンネルを通して挿入された放射性物質を
    挿入し、その放射線放射位置の設定用に供せられ
    る筒状のキヤツプ部の他方の開口端側を挿入固定
    してなるキヤツプ本体と、内周面に前記内視鏡の
    先端部に被冠せしめられたキヤツプ本体との係着
    用部、および前記先端部に設けられた固定用部と
    の係着用部を備えたキヤツプ本体固定用環体とよ
    りなることを特徴とする内視鏡に挿入使用する放
    射性物質の放射線放射位置設定用キヤツプ。
JP12835985U 1985-08-24 1985-08-24 Expired JPH0229922Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12835985U JPH0229922Y2 (ja) 1985-08-24 1985-08-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12835985U JPH0229922Y2 (ja) 1985-08-24 1985-08-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6236701U JPS6236701U (ja) 1987-03-04
JPH0229922Y2 true JPH0229922Y2 (ja) 1990-08-13

Family

ID=31023955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12835985U Expired JPH0229922Y2 (ja) 1985-08-24 1985-08-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0229922Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3722529B2 (ja) * 1995-11-10 2005-11-30 オリンパス株式会社 内視鏡による放射線照射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6236701U (ja) 1987-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2267281T3 (es) Implante dental individual endooseo.
JPH0741082B2 (ja) レ−ザプロ−ブ
US4419987A (en) Laser endoscope
JPH04297280A (ja) 光力学的治療のための気管支照射装置
JPS63124952U (ja)
JPH0229922Y2 (ja)
JPS61129616A (ja) 内視鏡
KR100879798B1 (ko) 치과용 리트랙터
RU96123581A (ru) Средство улучшения циркуляции крови в теле человека, действующее от нажатия пальцем
US672317A (en) Speculum.
JPH0326993B2 (ja)
DE3772348D1 (de) Roentgenstrahler, insbesondere zur anfertigung von intraoralen zahnaufnahmen.
JP2579649B2 (ja) レーザプローブ
JPH0330125Y2 (ja)
JPH0532138Y2 (ja)
JPS6033930Y2 (ja) 外科用レ−ザプロ−ブ
JPH039687Y2 (ja)
KR200243941Y1 (ko) 치과 진료용 거울
SU1553143A1 (ru) Устройство дл облучени полых органов
JPS6340972Y2 (ja)
JPS6327692Y2 (ja)
JPH0220501U (ja)
JPS607044Y2 (ja) 歯科治療用レ−ザ−ハンドピ−スのホルダ−
JPH0325804Y2 (ja)
JPH0341691Y2 (ja)