JPH02298596A - アルミニウム材の温間成形加工用潤滑剤 - Google Patents

アルミニウム材の温間成形加工用潤滑剤

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JPH02298596A
JPH02298596A JP11936089A JP11936089A JPH02298596A JP H02298596 A JPH02298596 A JP H02298596A JP 11936089 A JP11936089 A JP 11936089A JP 11936089 A JP11936089 A JP 11936089A JP H02298596 A JPH02298596 A JP H02298596A
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JP
Japan
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lubricant
particle size
tetrafluoroethylene resin
resin powder
water
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JP11936089A
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English (en)
Inventor
Yuji Abe
佑二 阿部
Masakatsu Yoshida
吉田 正勝
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Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアルミニウム材の温間成形加工時に使用する潤
滑剤に関するものである。
なお、本明細書においてアルミニウム材とは工業用純ア
ルミニウム材だけでなく種々のアルミニウム合金材を含
むものとする。
また、本明細書において温間成形加工とは、金型や工具
、ロールと接触しながら所定の形状に成形する加工であ
って、少なくとも材料が成形を受ける時点で室温以上再
結晶温度以下となっている加工をいう。ただし温間成形
の効果を顕著に得るには180℃以上300℃以下の温
度が好ましい。
(従来の技術) 軟鋼に変えてアルミニウム材を使用できれば大幅な重量
軽減が可能となる。しかし、アルミニウム材のうち軟鋼
相当の強度を持つものは軟鋼に比べて延性に乏しく通常
の室温での成形加工では成形性が劣っている。そこで、
アルミニウム材の成形性向上するための各種の成形法が
検討され、アルミニウム材の温間成形法もその一つとし
て様々な方法が検討されてきた。
温間成形法は周知の通り、被加工物を室温以上に加熱し
て成形加工を行なうものであるが、その際いかに成形性
を高め、かつ焼付きやそれによるかじりを防止できるか
ということが課題となる。そこで潤滑剤が問題となるが
、従来知られた潤滑剤は、大豆油、テトラフルオロエチ
レン(通称テフロン:商品名)製のシート・ポリマー中
にグラファイトを混入させたもの、あるいはグリースや
鉱油中にグラファイトや二硫化モリブデンや雲母を混入
させたもの、等がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら未だアルミニウム材の温間成形加工におい
ては、十分な成形性を有したうえで、焼き付き、かじり
の点で満足できるものは得られておらず実用化にはほど
遠い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、アルミニウ
ム材の温間成形に用いて、焼き付き、かじりをおこさず
に良好な成形性(潤滑剤からみれば潤滑性)を有する潤
滑剤を提供することを目的とするものである。
(課題を解決をするための手段) 発明者らは、この問題解決のため種々の検討の結果、カ
ーボン数C=12〜18のアルキル基よりなる脂肪酸の
石鹸であって水に対する溶解度が20%に達する温度1
     が50℃未満のもの2.5%〜20%、およ
び粒度0゜1〜20μmの四弗化エチレン樹脂粉末5%
〜30%を水に分散含有させたアルミニウム材の温間成
形加工用潤滑剤を発明したものである。
本願発明の基剤はアルキル基を有する(飽和)脂肪酸の
石鹸(おもにナトリウムまたはカリウム塩)の水溶液で
ある。
一般に石鹸と称されているものの中には、不飽和脂肪酸
の石鹸(おもにナトリウムまたはカリウム塩)もあるが
これは水に対する溶解性に優れている反面、温間成形時
焼き付きが生じやすく成形品品質が悪化する欠点があり
、また温間成形時分解し煙を発生しパラフィンの臭気が
強く作業環境が悪くなる。
このほか鉱物油や合成油(ポリブデン)を基剤とする潤
滑剤では200℃以上の温度では分解し煙を発生し作業
環境が悪化しまた潤滑性が低下しかじり性も悪化する、
250℃以上では引火することもある。グリースは18
0℃〜300℃の温度ではアルミニウム材と反応し成形
加工後の脱脂が困難になる。
アルキル基のカーボン数Cが12未満では潤滑性が劣り
、かじりも生じ易い欠点がある、またカーボン数Cが1
8を越えるとアルミニウム材への付着性が悪く、塗布む
らを生じやすくかじり性のバラツキが発生し易く、また
焼き付き性が悪化し実使用に適しない。
また石鹸の水に対する溶解度が20%に達する温度が5
0℃以上のものでは、均一塗布するためには塗布時にア
ルミニウム材または石鹸と水を含む潤滑剤を加熱する必
要が生じる。アルミニウム材は石鹸を含む水溶液と高温
で接触させると腐食状の汚れが発生し成形加工製品表面
の商品価値が低下してしまう。また、余分な加熱工程の
付加は加工コストを上昇させる。
上記のような石鹸の水溶液濃度が2.5%未満では潤滑
性に劣り、かじりも発生し易い、また20%を越えると
焼き付き性が悪化し製品表面の商品価値を低下させる。
よって本願発明の基剤は、カーボン数C=12〜18の
アルキル基よりなる脂肪酸の石鹸であって水に対する溶
解度が20%に達する温度が50℃未満のものを2゜5
%〜20%の水溶液とする。
上記したような石鹸の水溶液はなにも添加しなくてもア
ルミニウム材の温間成形加工の潤滑剤として良好な性能
を有する。
しかし上記石鹸の水溶液単体では、アルミニウム材また
は金型や工具、ロール温度が180℃〜300℃となる
加工ではかじりが発生し易く連続加工が難しい。
そこでさらに鋭意研究の結果、上記石鹸の水溶液にたい
して粒度0. 1〜20μmの四弗化エチレン樹脂粉末
5%〜30%を分散含有させることにより高温側での連
続かじり性は大幅に改善し連続加工が可能となることを
見いだした。
四弗化エチレン樹脂粉末の粒度が0. 1μm未満では
かじりが発生し易く添加効果がない、また20μmを越
えてもその添加によるかじりに対する効果は変わら無い
が、四弗化エチレン樹脂粉末が高価となり経済性が悪化
するだけでなく塗布乾燥後剥離し易くなり効果が安定し
なくなる欠点がある。
四弗化エチレン樹脂粉末の含有量が5%未満では添加に
よるかじりに対する効果がなく、また30%を越えると
経済性が悪化するだけでなく塗布乾燥後剥離し易くなり
効果が安定しなくなる欠点がある。
よって、上記石鹸の水溶液にたいして粒度0. 1〜2
0μmの四弗化エチレン樹脂粉末を5%〜30%分散含
有させるのである。
また、四弗化エチレン樹脂粉末とともに、タルク等の粉
末を共存させても有効である。
さらに、高温に強い硫黄系、りん系、塩素系などの極圧
添加剤、例えばディフェニルディサルファイド(dip
henyl  disulfide)、 トリラウリル
ホスファイト(trilauryl  ph−osph
ite)、モノクロロベンゼン(monochloro
benzene)、を添加すれば対荷重能が向上して好
ましい。
本発明に係わる潤滑剤の使用時には十分攪拌して均一な
状態で塗布できるようにすることが望ましい。
また温間成形加工は成形金型や工具、ロールを加熱して
おいて接触したアルミニウム材を間接加熱して成形す1
    る場合、アルミニウム材自体を予め熱しておく
場合およびその両方の場合があるが、いずれの場合でも
本発明の潤滑剤をアルミニウム材に予め室温で塗布・乾
燥した後、温間成形加工に供する。また成形金型や工具
、ロールの表面にも予め塗布・乾燥しておくとその効果
はさらに安定する。
(実施例) 以下実施例に基づき本願発明の効果を詳細に説明する。
JIS5182−0材の板厚0.8mmのアルミニウム
材を用い、下記の条件で温間成形加工を行なった。
金型 ポンチ60 my X 60皿×2本のダブルシ
ンクポンチ間距離  60mm ブランクホルダー力 1000kg1 00O℃にて1分保持 成形深さ 最大 60I1w11 また、結果は下記の判断基準で評価した。
作業環境:実使用時の臭気、発煙の状況。
−臭気強く、発煙多く視界不良を生ずるほど。
士 臭気やや強く、発煙多しあり。
+ 臭気弱く、発煙ごくわずか。
かじり性:バウデン摩擦試験(於;300℃)のかじり
発生限界数。
−5回以下。
± 6回以上10回以下。
+ 10回超電 成形性 :割れを発生せずに成形できる高さ。
(装置の制限で最大60III11) −20mm以下。
± 21mm以上59m1以下。
+  60mm。
焼き付き:大気中アルミニウム材上(於;300℃)で
発生するスティンの強さ。
−強。
土  中。
十 弱。
付着性 :乾燥後、プレスまでの潤滑材の付着、脱落性
−付着悪く脱落有り。
士 付着 生状態。
+ 付着良好で脱落無し。
予備実験 基剤の性能比較 種々の基剤で温間成形性を調査した。結果を第1表に示
す。
第1表よりわかるように、不飽和脂肪酸の石鹸水溶液(
No、1)、合成油(No、3)、アルキル基よりなる
脂肪酸の石鹸でも水にたいする溶解度が低いものの水溶
液(No、 2 )、アルキル基よりなる脂肪酸の石鹸
で水にたいする溶解度が高くてもC数や濃度が本願請求
項1の範囲をはずれるものの水溶液(No、4〜7)は
いずれかの評価項目で「−」の評価を受けてしまう。一
方本願請求項の範囲をすべて満足する基剤(No、 8
 )は、かじり性で「±」の評価があるものの他はすべ
て「+」評価でアルミニウム材の温間成形用潤滑剤とし
て優れた性能を有している。
実施例 固形成分添加時の性能比較 法に予備実験No、8の基剤にさらに四弗化エチレン樹
脂粉末を添加した場合の粒度と含有量の影響を調べた。
結果を第2表に示す。なお、作業環境と潤滑性はすべて
「第1表 基剤の性能比較 石鹸の種類、石鹸水溶液濃度を示しである。
第2表 固形成分添加時の性能比較 性; 「粒度 含有量」欄には上段に添加する四弗化エ
チレン樹脂の粒度、下段に四弗化エチレン樹脂の含有量
を示す。
+」の評価なので表には掲げない。
本願請求項の範囲をみたす粒度と含有量の四弗化エチレ
ン樹脂粉末を添加した場合(No、2〜3)はさらにか
しり性の向上がみられ連続加工が容易となる。四弗化エ
チレン樹脂粉末の粒度が大きすぎたり含有量が多すぎる
と付着性が悪くなる。
(発明の効果) 以上詳細に説明し、実施例にも示した様に、本発明の潤
滑剤は、 (1)アルミニウム材が室温以上再結晶温度
以下となる高温でも良好なかじり性があり、 (2)良
好な潤滑性があり、 (3)良好な製品表面品質が得ら
れ、(4)良好な作業環境が得られ、 (5)良好な成
形性が得られるため、従来から加工上の利点は確認され
ていたが、潤滑剤の性能が不十分なため、工業化されな
かったアルミニウム材の温間成形用潤滑剤として優れた
性能を有している。
以上 ′:l寺許’A’、fi%k   スηイγlレミニウ
ムν禾W全社−12=

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カーボン数C=12〜18のアルキル基よりなる脂
    肪酸の石鹸であつて水に対する溶解度が20%に達する
    温度が50℃未満のもの2.5%〜20%、および粒度
    0.1〜20μmの四弗化エチレン樹脂粉末5%〜30
    %を水に分散含有させたアルミニウム材の温間成形加工
    用潤滑剤。
JP11936089A 1989-05-12 1989-05-12 アルミニウム材の温間成形加工用潤滑剤 Pending JPH02298596A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06106129A (ja) * 1992-09-30 1994-04-19 Kobe Steel Ltd 水系潤滑剤を溶接用ワイヤ材表面に塗布する方法
JPH06172779A (ja) * 1991-12-03 1994-06-21 Kobe Steel Ltd ワイヤ送給及び伸線用潤滑剤

Cited By (3)

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