JPH02298012A - アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents
アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法Info
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- JPH02298012A JPH02298012A JP1119005A JP11900589A JPH02298012A JP H02298012 A JPH02298012 A JP H02298012A JP 1119005 A JP1119005 A JP 1119005A JP 11900589 A JP11900589 A JP 11900589A JP H02298012 A JPH02298012 A JP H02298012A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子機器等に用いられるアルミ電解コンデン
サ用電極箔の製造方法に関するもので、特にアルミ電解
コンデンサ用電極箔の化成法に関するものである。
サ用電極箔の製造方法に関するもので、特にアルミ電解
コンデンサ用電極箔の化成法に関するものである。
従来の技術
従来のこの種のアルミ電解コンデンサ用電楔箔は、塩酸
等の塩素イオンを含む水溶液中でエツチングを行なって
表面を粗面化させ、そして誘電性酸化皮膜を形成する化
成工程は、純水中でホイルを行なって表面に水和酸化物
(凝ベーマイト)を ′形成し念後、ホウ酸、リ
ン酸、アジピン酸、クエン酸あるいはこれらの塩を含む
化成可能な水溶液中において陽極酸化を行なっていに0
前述した純水ホイル処理によって表面に水和酸化物を形
成することにより、化成時の電気エネルギーを削減でき
るとともに、単位面積あたジの静電容量も2Q%程度増
大させることができるものである。
等の塩素イオンを含む水溶液中でエツチングを行なって
表面を粗面化させ、そして誘電性酸化皮膜を形成する化
成工程は、純水中でホイルを行なって表面に水和酸化物
(凝ベーマイト)を ′形成し念後、ホウ酸、リ
ン酸、アジピン酸、クエン酸あるいはこれらの塩を含む
化成可能な水溶液中において陽極酸化を行なっていに0
前述した純水ホイル処理によって表面に水和酸化物を形
成することにより、化成時の電気エネルギーを削減でき
るとともに、単位面積あたジの静電容量も2Q%程度増
大させることができるものである。
発明が解決しようとする課題
前述し乏純水ホイルは、処理時間が長い程、表面に形成
される凝ベーマイト皮膜1も多くなり、そtに伴って静
電容量も増加する。
される凝ベーマイト皮膜1も多くなり、そtに伴って静
電容量も増加する。
ところが、純水ホイルの処理時間が長くなるということ
は、化成時間の増加につながるため、化成の生産性を低
下させてしまう。また純水ホイルの処理時間が長くなる
とアルミ箔の機械的強度が弱くなるという欠点がある。
は、化成時間の増加につながるため、化成の生産性を低
下させてしまう。また純水ホイルの処理時間が長くなる
とアルミ箔の機械的強度が弱くなるという欠点がある。
実用的には、10分〜20分の純水ホイルの処理時間が
一般的に用いられている。
一般的に用いられている。
本発明はこのような従来の課題を解消するもので、短時
間で族ベーマイト皮膜を形成することができるアルミ電
解コンデンサ用電極箔の製造方法を提供することを目的
とするものである。
間で族ベーマイト皮膜を形成することができるアルミ電
解コンデンサ用電極箔の製造方法を提供することを目的
とするものである。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するtめに本発明は、粗面化されたアル
ミ箔を弱アルカリ水溶液中でホイルし、その後、ホウ酸
、リン酸、アジピン酸、クエン酸あるいはこれらの塩を
含む水溶液中で化成を行なうようにし友ものである。
ミ箔を弱アルカリ水溶液中でホイルし、その後、ホウ酸
、リン酸、アジピン酸、クエン酸あるいはこれらの塩を
含む水溶液中で化成を行なうようにし友ものである。
作用
熱水中でホイルした場合の凝ベーマイトの成長速度はp
Hによって異なるもので、中性の純水中よVも、弱アル
カリ水溶液中でホイルしt方が、族ベーマイト皮膜の成
長速度は速く、また弱アルカリ水溶液として用いられる
ホウ酸あるいはリン酸のアンモニウム塩あるいはすトリ
ウム塩は化成に用いられる薬品であるため、化成皮膜に
侵入あるいは付着しても特性上は全く無害であり、した
がって、本発明のように粗面化されたアルミ箔を弱アル
カリ水溶液中でホイルすれば、化成皮膜には全く無害で
、族ベーマイト皮膜の成長速度を速めることができるた
め、化成の生産性を向上させることができるとともに、
アルミ箔の機械的強度も向上させることができる。
Hによって異なるもので、中性の純水中よVも、弱アル
カリ水溶液中でホイルしt方が、族ベーマイト皮膜の成
長速度は速く、また弱アルカリ水溶液として用いられる
ホウ酸あるいはリン酸のアンモニウム塩あるいはすトリ
ウム塩は化成に用いられる薬品であるため、化成皮膜に
侵入あるいは付着しても特性上は全く無害であり、した
がって、本発明のように粗面化されたアルミ箔を弱アル
カリ水溶液中でホイルすれば、化成皮膜には全く無害で
、族ベーマイト皮膜の成長速度を速めることができるた
め、化成の生産性を向上させることができるとともに、
アルミ箔の機械的強度も向上させることができる。
実施例
以下、本発明の実施例を第1図にもとづいて説明する。
第1図はホイル時間と、ホイルにより形成される皮膜重
量の関係を示したもので、この場合のホイル温度は96
℃で行なった。
量の関係を示したもので、この場合のホイル温度は96
℃で行なった。
第1図において、(1)は従来例を示したもので、粗面
化されたアルミ箔を純水中でホイルし友ものである。(
2)は本発明の一実施例を示したもので、粗面化された
アルミ箔を0.1%のホウ酸塩であるホウ砂を含むpH
8,8の弱アルカリ水溶液中でホイルしたものである。
化されたアルミ箔を純水中でホイルし友ものである。(
2)は本発明の一実施例を示したもので、粗面化された
アルミ箔を0.1%のホウ酸塩であるホウ砂を含むpH
8,8の弱アルカリ水溶液中でホイルしたものである。
(3)は本発明の他の実施例を示したもので、粗面化さ
れたア・ルミ箔を0.1%のリン酸塩であるリン酸/水
素アンモンを含むpH9,2の弱アルカリ水溶液中でホ
イルしたものである。
れたア・ルミ箔を0.1%のリン酸塩であるリン酸/水
素アンモンを含むpH9,2の弱アルカリ水溶液中でホ
イルしたものである。
この第1図のグラフからも明らかなように、(1)の従
来例においては約10分のホイルで得られるアルミ箔表
面の皮膜重量が、 <2) 、 (3)の本発明の実施
例においては、約2公租度で得られるため、化成のホイ
ル時間を約見に短縮することができる。
来例においては約10分のホイルで得られるアルミ箔表
面の皮膜重量が、 <2) 、 (3)の本発明の実施
例においては、約2公租度で得られるため、化成のホイ
ル時間を約見に短縮することができる。
ま念(21、(3)の本発明の実施例で2分ホイルして
化成を行なったものと、(1)の従来例で10分ホイル
して化成全行なったもののアルミ箔の機械的強度を測定
した結果、本発明の実施例の方が、その耐折強度は2倍
に向上し友。この場合、得られたアルミ箔の静電容量は
(1)の従来例と同じであつ念。
化成を行なったものと、(1)の従来例で10分ホイル
して化成全行なったもののアルミ箔の機械的強度を測定
した結果、本発明の実施例の方が、その耐折強度は2倍
に向上し友。この場合、得られたアルミ箔の静電容量は
(1)の従来例と同じであつ念。
またこれらの化成箔をアルミ電解コンデンサに組み込ん
でその特性を測定した結果、(1)の従来例と、(2)
、 <31の本発明の実施例とでは、差はなかった。
でその特性を測定した結果、(1)の従来例と、(2)
、 <31の本発明の実施例とでは、差はなかった。
なお、アルミ箔の化成は、粗面化され穴アルミ箔をホイ
ルし、ホウ酸、リン酸、アジピン酸、クエン酸あるいは
これらの塩を含む水溶液中で行なうものである。
ルし、ホウ酸、リン酸、アジピン酸、クエン酸あるいは
これらの塩を含む水溶液中で行なうものである。
発明の効果
以上のように本発明によれば、粗面化されたアルミ箔の
化成処理を行なう場合、粗面化され念アルミ箔を弱アル
カリ水溶液中でホイルするようにしているため、化成皮
膜には全く無害で、族ベーマイト皮膜の成長速度を速め
ることができ、その結果、化成の生産性を向上させるこ
とができるとともに、アルミ箔の機械的強度も向上させ
ることができるものである。
化成処理を行なう場合、粗面化され念アルミ箔を弱アル
カリ水溶液中でホイルするようにしているため、化成皮
膜には全く無害で、族ベーマイト皮膜の成長速度を速め
ることができ、その結果、化成の生産性を向上させるこ
とができるとともに、アルミ箔の機械的強度も向上させ
ることができるものである。
第1図はホイル時間とホイルにより形成される皮膜重量
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
Claims (2)
- (1)粗面化されたアルミ箔を弱アルカリ水溶液中でホ
イルし、その後、ホウ酸,リン酸,アジピン酸,クエン
酸あるいはこれらの塩を含む水溶液中で化成を行なうこ
とを特徴とするアルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方
法。 - (2)弱アルカリ水溶液として、ホウ酸あるいはリン酸
のアンモニウム塩あるいはナトリウム塩を用いることを
特徴とする請求項1記載のアルミ電解コンデンサ用電極
箔の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1119005A JP2814551B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1119005A JP2814551B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02298012A true JPH02298012A (ja) | 1990-12-10 |
JP2814551B2 JP2814551B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=14750639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1119005A Expired - Lifetime JP2814551B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814551B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214371A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 陽極体とその製造方法、および固体電解コンデンサ |
CN111863454A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-10-30 | 凯普松电子科技(包头)有限公司 | 一种超高压高容量化成铝箔的多级制造方法 |
WO2023054585A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 日本ケミコン株式会社 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243717A (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-14 | Shinei Tsushin Kogyo Kk | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP1119005A patent/JP2814551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243717A (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-14 | Shinei Tsushin Kogyo Kk | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214371A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 陽極体とその製造方法、および固体電解コンデンサ |
JP4650833B2 (ja) * | 2006-02-09 | 2011-03-16 | 三洋電機株式会社 | 陽極体とその製造方法、および固体電解コンデンサ |
US7990682B2 (en) | 2006-02-09 | 2011-08-02 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Anode element, method of manufacturing the same, and solid electrolytic capacitor |
TWI451460B (zh) * | 2006-02-09 | 2014-09-01 | Sanyo Electric Co | 陽極體及其製造方法,以及固體電解電容器 |
CN111863454A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-10-30 | 凯普松电子科技(包头)有限公司 | 一种超高压高容量化成铝箔的多级制造方法 |
WO2023054585A1 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 日本ケミコン株式会社 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2814551B2 (ja) | 1998-10-22 |
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