JPH02297504A - イメージファイバの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、工業用あるいは医療用などとして使用される
コンジットタイプのイメージファイバの製造法に関し、
特にイメージ伝送部とチャンネル管およびライトガイド
を備えたプリフォームを溶融線引きすることにより、多
機能を有し、かつ外径の小さなイメージファイバが得ら
れるようにするものである。

［従来の技術］ 従来、コンジットタイプのイメージファイバを製造する
方法の一つとして、第２図に示したようなプリフォーム
を溶融線引きする方法がある。この方法は、多数本の素
線ファイバ１．ｌ・・・を外部ジャケット２内に詰め込
んでプリフォーム３ａを形成した後、このプリフォーム
３ａを溶融線引きするものであって、この方法により得
られるイメージファイバ３は、多数のコアｌ　ａ、　Ｉ
　ａ・・を有し、かつクラッドｔｂを共有してなる断面
構造を有するしのである。

このようにして得られたイメージファイバ３のうち、特
に上記素線ファイバＩｊ・・・が石英系ガラスから構成
されてなる石英系イメージファイバでは、長尺化および
細径化が可能であることから、原子炉の検査用内視鏡な
どの工業用、あるいは血管内視鏡などの医療用などとし
て、種々の分野への応用が期待されている。

ところが、このようなイメージファイバ３を−Ｆ記用途
に応用する場合、画像伝送機能の他にも種々のｌａ能を
持つことが要求される。例えば医療用内視鏡に応用する
場合には、照明用あるいは視野確保用の光を伝送する機
能か必要であり、また生体内を観察しながらこれを治療
に適用する場合などには、さらに鉗子等の医療器具など
を患部に送る機能や洗浄用液体あるいは治療用薬剤など
を患部に送りフラッシュする機能などが必要となってく
　る　。

このようにイメージファイバ３に多機能を持たせるため
には、第３図に示したように、上記イメージファイバ３
を中心として、これにさらに目的に応じて、照明用ライ
トガイドや、あるいは鉗子チャンネル、液体フラッシュ
チャンネルなどの種々の機能を持つチャンネル６．６・
・・を付随させて束ね、これをさらにジャケット等に収
容させるなどしてスコープ化する必要があった。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、このように種々の機能を持つチャンネル６．
６・・・をイメージファイバ３に付随させてスコープ化
しようとすると、必然的に外径が大きくなってしまう不
都合を生じ、またこのため、適用分野によっては取扱性
が悪くなってしまう欠点があった。またいくつものチャ
ンネル６．６・・・を付随させてスコープ化する作業は
複雑で面倒なうえに、費用が高くつく欠点らあった。

本発明では、このような課題を解消し、外径を小さく維
持しつつ、多機能を仔するイメージファイバを製造する
イメージファイバの製造法を提供することを目的として
いる。

し課題を解決するための手段］ 本発明では、多数本の素線ファイバを光遮蔽管内に詰め
込んでイメージ伝送部を作成し、次にこのイメージ伝送
部と、内部が貫通した孔となっている１本以上のチャン
ネル管とを、外部ジャケット内に収容した後、外部ジャ
ケット内の他の部分に、光を導波する多数本のライトガ
イドを詰め込んでプリフォームを作成し、次いでこのプ
リフォームを溶融線引きして一体化することを解決手段
とした。

［作用　］ このような製造法によれば、イメージ伝送部と、内部が
貫通した孔となっている１本以上のチャンネル管および
ライトガイドを備えｔこプリフォームを一体的に溶融線
引きするので、所望に応じて、イメージファイバの外径
を小さくすることができ、いかなる分野への応用に際し
ても扱い易い利点がある。また従来のように既に線引き
されて完成したイメージファイバに、改めて種々のｍ能
を持つチャンネルを付随させてスコープ化する手間を必
要としない簡便さもあり、コスト的にも安く抑えること
ができる。また目的や用途に応じてチャンネルに適宜の
機能を持たせることができ、イメージファイバの持つ本
来の画像伝送機能に加えて種々の機能を備えた多機能イ
メージファイバを得ることができる。具体的には例えば
、このイメージファイバを医療用内視鏡に用いる場合、
チャンネルに治療用薬剤をフラッシュしたり、鉗子を通
したり、あるいはレーザ用光ファイバを通したりするこ
とによって、画像伝送機能の他に、治療に係わる種々の
機能を付随させることができる。

以下、本発明を実施例により詳しく説明する。

［実施例］ まず、多数本の素線ファイバ！、！・・・を用徴し、こ
れらを光遮蔽管４内に詰め込んで、イメージ伝送部５ａ
を作成する。また個々の素線ファイバ１゜Ｉ・・・は公
知の構造のものでよく、純粋の石英ガラスあるいはリン
やゲルマニウムなどの酸化物をドープした石英ガラスな
どからなる断面円形状のコアｌ　ａ、　ｌ　ａ・・・と
、そのコアｌ　ａ、　ｌ　ａ・・・の外周がコアよりも
低屈折率の材料からなるクラッドｔ　ｂ、　＋　ｂ・・
・により被覆されてなるものが好適に使用される。

また光遮蔽管４は、光を遮蔽してイメージサークルが鮮
明な画像を伝送できるように作用するらのであればよく
、通常石英製のもの、例えば石英ガラスに酸化チタンや
酸化鋼等をドープしてなるものが好適に使用される。

次に、第１図に示したように、上記イメージ伝送部５ａ
に、２本のチャンネル管６ａ、６ａを添設し、このイメ
ージ伝送部５ａおよびチャンネル管６ａ。

６ａを、外部ジャケット２内に収容する。チャンネル管
６ａ、６ａには、内部が貫通した孔となっている石英ガ
ラスなどからなる内径５〜２０ｘｍ程度のバイブか好適
に用いられる。また外部ジャケット２には、主に石英ガ
ラス製のものが使用され、その大きさは上記イメージ伝
送部５ａおよびチャンネル管６　ａ、　６　ａを収容で
きる大きさであれば特に限定されない。

この例では、２本のチャンネル管６　ａ、　６　ａを用
いる例を述べたが、目的に応じてこれ以外の本数であっ
てもよい。

次いで、この外部ジャケット２とイメージ伝送部５ａお
よびチャンネル管６　ａ、　６　ａとの間に形成された
隙間に、多数本のライトガイド７．７・・・を詰め込ん
で、プリフォーム３ａを作成する。このライトガイド７
．７・・・は、照明用の光を導波するためのらので、通
常の石英系光ファイバなどが用いられて、上記外部ジャ
ケット２内のイメージ伝送部５ａおよびチャンネル管６
　ａ、　６　ａがぐらつかないように、これらの間の隙
間を埋めるべく、多数本を充填する。

次に、こうして得られたプリフォーム３ａを線引き装置
の加熱炉内に送り、不活性ガス雰囲気下で高温に加熱し
、一定の線径となるように制御しながら、５０〜８ＯＮ
／分程度の速度で線引きして、イメージファイバを得る
。

このようにして製造されたイメージファイバにあっては
、上記の溶融線引きによって、光遮蔽管４内の各素線フ
ァイバ１．１が溶着一体化することにより、クラッドを
共有しかつ多数のコアを持つ断面構造となり、画像を伝
送する機能を発現するイメージサークルとなる。また上
記チャンネル管６　ａ、　６　ａは、この溶融線引きに
よって、種々の機能を持たせることのできるチャンネル
となるものである。

さらに、必要に応じてこのイメージファイバの端部を処
理する。具体的には例えば、対物側の端部においては、
イメージサークルの端部に孔をあけた後研磨して、この
孔部に対物レンズを埋め込むことによって行う。一方接
眼側の端部の処理は特に限定されないが、画像検出部に
接合させて使用することもできるし、あるいは一部をエ
ツチング除去したり他のイメージファイバと接合したり
することによって分岐を行うことも可能である。

このような方法によれば、予めイメージ伝送部５ａとチ
ャンネル管６　ａ、　６　ａおよびライトガイド７゜７
・・・を備えたプリフォーム３ａを作成し、このプリフ
ォーム３ａを溶融線引きして一体化することによりイメ
ージファイバを製造するので、従来のように溶融線引き
して既に完成したイメージファイバ３に、改めて種々の
機能を持つチャンネルを付随さけて束ねスコープ化する
方法に比べて、イメージファイバの外径を格段に小さく
することができる。したがって、いかなる分野に応用す
る場合にも扱い易く、また従来のようなスコープ化の手
間がなくなるうえに、コスト的にも安く抑えることがで
きる。

またイメージサークルの本来持つ画像伝送機能に加え、
目的や用途に応じて、チャンネルに任銀の機能を持たせ
ることができる。具体的には例えば、このイメージファ
イバを医療用内視鏡などに適用する場合には、チャンネ
ルの一つには、そ６内部に鉗子を挿入し、別のチャンネ
ル内には、治療用薬剤をフラッシュし、あるいは別のチ
ャンネル内には、レーザ用光ファイバを挿入してレーザ
メスなどとしての使用に供するなどという多くの機能を
同時に発現させることが可能である。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明のイメージファイバの製造
法は、多数本の素線ファイバを光遮蔽管に詰め込んでイ
メージ伝送部を作成し、次にこのイメージ伝送部と、内
部が貫通した孔となっている１本以上のチャンネル管と
を、外部ジャケット内に収容した後、外部ジャケット内
の他の部分に、光を導波する多数本のライトガイドを詰
め込んでプリフォームを作成し、次いでこのプリフォー
ムを溶融線引きして一体化するものであるので、イメー
ジファイバの外径を小さくすることができ、いかなる分
野に応用する場合にも扱い易くなる利点がある。また従
来のように、線引きされて既に完成したイメージファイ
バに改めて種々の機能を持つチャンネルを付随させて束
ねスコープ化する方法に比べ、簡便であり、コスト的に
も安く抑えることができる。

またイメージサークルの本来持つ画像伝送機能に加え、
目的や用途に応じて、上記チャンネルに任意の機能を持
たせることができ、多機能イメージファイバとすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の製造法において用いられるプリフォ
ームの一例を示す略断面図であり、第２図は、従来の製
造法において用いられるプリフォームの一例を示す概略
断面図であり、第３図は、従来のイメージファイバの使
用例を示す概略断面図である。 １・・・素線ファイバ、 ２・・外部ジャケット、 ３ａ・・・プリフォーム、 ４・・・光遮蔽管、 ５ａ・・・イメーノ伝送部、 ６ａ・・チャンネル管、 ６・・・チャンネル、 ７・・・ライトガイド。 出顆人　藤倉電線株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数本の素線ファイバを光遮蔽管内に詰め込んでイメー
   ジ伝送部を作成し、次にこのイメージ伝送部と、内部が
   貫通した孔となっている１本以上のチャンネル管とを、
   外部ジャケット内に収容した後、外部ジャケット内の他
   の部分に、光を導波する多数本のライトガイドを詰め込
   んでプリフォームを作成し、次いでこのプリフォームを
   溶融線引きして一体化することを特徴とするイメージフ
   ァイバの製造法。