JPH02296871A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH02296871A JP11822589A JP11822589A JPH02296871A JP H02296871 A JPH02296871 A JP H02296871A JP 11822589 A JP11822589 A JP 11822589A JP 11822589 A JP11822589 A JP 11822589A JP H02296871 A JPH02296871 A JP H02296871A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定の加水分解性シリル基含有ビニル系重合
体の混合物および硬化触媒からなり、とくにコーティン
グ剤として有用な硬化性組成物に関する。
[従来の技術] 加水分解性シリル基を含有するビニル系重合体が常温硬
化性を有し、コンクリート、ガラス、鋼板、アルミニウ
ムなどの無機物に対する密む性が良好で、耐候性の優れ
た硬化物となり、コーティング剤として有用であること
が見出され、特許出願されている(特開昭54−363
95号公報など)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、コーティング剤として使用するばあいに
は、たとえば硬度と耐衝撃性および密着性、耐ブロッキ
ング性と凍結融解性、伸びと耐汚染性などの相反する2
つ以上の物性をいずれも満足するようにすることが要求
されるので、従来技術では物性のバランスをとるのが難
しく、用途が限定されることがあった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記の間層を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、 ガラス転移点(Tg)が20℃以上差のある少なくとも
28以上の重合体の混合物および硬化触媒からなり、前
記重合体のいずれもが主鎖が実質的にビニル系重合鎖か
らなり、末端および(または)側鎖に加水分解性基と結
合したケイ素含有基を1分子中に少なくとも1個有する
シリル基含有ビニル系重合体である硬化性組成物に関す
る。
[実施例] 本発明の組成物には、主鎖が実質的にビニル系重合鎖か
らなり、末端および(または)側鎖に加水分解性基と結
合したケイ素含有基(加水分解性シリル基)を1分子中
に少なくとも1個有するビニル系重合体(以下、加水分
解性シリル話合をビニル系重合体ともいう)の混合物が
含有せしめられている。
前記加水分解性シリル基含有ビニル系重合体は、その主
鎖が実質的にビニル系重合鎖からなるために耐候性、耐
薬品性などに優れ、また、共重合組成を変更することに
より軟質から硬質まで幅広い樹脂設計が可能である。ま
た、加水分解性基と結合したケイ素含有基は架橋反応を
行なうための基であり、該ケイ素含有基を末端および(
または)側鎖に1分子中に少なくとも1個、好ましくは
2個以上有するため、コーティングすると空気中の湿分
で縮合反応がおこり、シロキサン結合を形成し安定な塗
膜となる。
加水分解性シリル基含有ビニル系重合体の分子量にはと
くに限定はないが、作業性、安定性、外観性、耐溶剤性
、耐薬品性などの点から数平均分子m 3G00〜30
000程度のものが好ましく、さらには4000〜25
000程度のものが好ましい。
加水分解性シリル基含有ビニル系重合体のガラス転移点
についてもとくに限定はないが、塗膜としての必要物性
の点がら−20−100’cが好ましい。
本発明においては少なくとも2種以上の前記加水分解性
シリル基含有ビニル系重合体の混合物が使用されるが、
該混合物は、ガラス転移点が20℃以上、好ましくは2
0〜100”C異なる2種以上、好ましくは2〜5種の
加水分解性シリル基含有ビニル系重合体の混合物である
。ガラス転移点が20℃以上異なる加水分解性シリル基
含有ビニル系重合体の特性(たとえば硬度、耐衝撃性、
密着性、耐ブロッキング性、凍結融解性、伸び、耐汚染
性など)の差は大きく、それらを少なくとも2種以上ブ
レンドすることによりえられる混合物は、それぞれの重
合体の特性、たとえばTgの低い重合体の耐衝撃性、密
着性、凍結融解性、伸びという特性およびTgの高い重
合体の硬度、耐ブロッキング性、耐汚染性という特性を
引き出した単一系中は“満たしえない物性バランスを存
する混合物となる。ガラス転移点の差が20℃未満では
、前記のごとき特徴は充分えられない。
なお、2i1i以上の加水分解性シリル基含有ビニル系
重合体の混合物のガラス転移点(Tgm)はIII Faxの式’  Tg      Tg。
纏Σ ― (Tg;i成分のガラス転移点、II   l成分の重
量分率)で計算することができる。
たとえば前記2種の加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体からなる混合物のばあい、その配合割合は、用途に
より大きくかわるが、Tgの低いものと高いものの割合
は重量比で1ノ9〜9/lが好ましい。
前記加水分解性シリル基含有ビニル系重合体は、たとえ
ばビニルモノマーと加水分解性シリル基含有モノマーと
を共重合させることによりえられ、主鎖が実質的にビニ
ル系重合鎖からなるかぎり主鎖または側鎖の一部として
ウレタン結合、シロキサン結合などを含んでいてもよい
前記ビニルモノマーにはとくに限定はなく、たとえばメ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(
メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アクリ
レート、ペンタフロロプロピル(メタ)アクリレート、
ポリカルボン酸(マレイン酸、フマル酸、イタコン酸な
ど)の炭素数1〜20の直鎖または分岐を有するアルコ
ールとのジエステルまたはハーフエステルなどの不飽和
カルボン酸のエステル;スチレン、α−メチルスチレン
、クロロスチレン、スチレンスルホン酸、4−ヒドロキ
シスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族炭化水素系ビ
ニル化合物;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジアリ
ルフタレートなどのビニルエステルやアリルエステル化
合物; (メタ)アクリロニトリルのようなニトリル基
含有ビニル化合物;グリシジル(メタ)アクリレートな
どのエポキシ基含有ビニル化合物;ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ
)アクリレート、ビニルピリジン、アミノエチルビニル
エーテルなどのアミノ基含有ビニル化合物; (メタ)
アクリルアミド、イタコン酸ジアミド、α−エチル(メ
タ)アクリルアミド、クロトンアミド、マレイン酸ジア
ミド、フマル酸ジアミド、N−ビニルピロリドン、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメ
チルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、アク
リロイルモルホリンなどのアミド基含有ビニル化合物;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
エチルビニルエーテル、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、アロニクス5700 (東亜合成■製) 、
Placcol PA−1%Placcel PA−4
、PlaccelPH−ISPlaccel PH−4
(以上ダイセル化学■製)などの水酸基含有ビニル化合
物; (メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸などの酸、それらの塩(アルカリ金属塩、アン
モニウム塩、アミン塩など);無水マレイン酸などの不
飽和カルボン酸の酸無水物;ビニルメチルエーテル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、クロロプレン、プロピレン
、ブタジェン、イソプレン、マレイミド、N−ビニルイ
ミダゾール、ビニルスルホン酸などのその他のビニル化
合物などがあげられる。
前記加水分解性シリル基含有モノマーの具体例としては
、たとえば ?+13 CH2= Cll5I (OC113) 2  、 C
H2−CILSI(C)b )  C12、C)12−
 Cll5I(OC113) s  、 CH2−Cl
l5IC# s  、CH2−ClIC0O(C112
) 5CH2−ClIC0O(C112) 5CH2−
ClIC0O(C112)コ CH2皺ClIC0O(0112) s81 (OC1
13) 2 . 5l(OC113) s  、 5l(C)Is )  C12 SiCl2 、 CH2−C(C1li) C00(C112) s91
(QC9II3) 2 CH2−C(C113) C00(C112) s 8
1 (OCI+3) s  、CH2−C(0113)
 C00(C112) s  5l(CHs)  Cl
 z  、CH2−C(C113) C00(C112
) s  SIC# 3 、CH2−C(0113) 
C00(CI+2) )  81(OC2)Is )3
、C)12− C(C113) C00(C112) 
3 31 (OC2)Is )2などがあげられる。
これら加水分解性シリル基含有モノマーとビニルモノマ
ーとの共重合体の製法にはとくに限定はなく、たとえば
特ISR昭54−36395号公報、同57−3810
9号公報、同58−157810号公報などに示される
方法によればよく、とくにアゾビスイソブチロニトリル
などのアゾ系ラジカル開始剤を用いた溶液重合法による
のが好ましい。
また必要に応じて、たとえばn−ドデシルメルカプタン
、t−ドデシルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン
、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルメチルジェトキシシラン、 (CH30)391−9−9−91 (OCHs )3
、(C1(30)3 !3l−8s −9i (OCH
s >sなどの連鎖移動剤を用いることにより、分子量
を調節することができる。とくに加水分解性シリル基を
分子中に有する連鎖移動剤、たとえばγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシランを用いればビニル系重合体の
末端に加水分解性シリル基を導入することができる。
重合溶剤は、たとえばトルエン、キシレン、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサンなどの炭化水素類;酢酸エチル、酢
酸ブチルなどの酢酸エステル類;メタノール、エタノー
ル、イソプロパツール、n−ブタノールなどのアルコー
ル類:エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソル
ブアセテートなどのエーテル類;メチルエチルケトン、
アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、ジアセトンアル
コール、メチルイソブチルケトン、アセトンなどのケト
ン類のごとき非反応性の溶剤であればとくに限定はない
2種以上の加水分解性シリル基含有ビニル系重合体を混
合する際の方法にはとくに限定はないが、高分子量の樹
脂を用いたばあいでも均一に混合することができる、安
定した物性の発現が可能である、ブレンド用装置も必要
なく経済的であるなどの点から、一方の加水分解性シリ
ル基含有ビニル系重合体の重合後該重合体が存在する系
で引き続きガラス転移点(Tg)が20℃以上差のある
別の加水分解性シリル基含有ビニル系重合体となるもの
を重合させる方法が好ましい。
本発明に用いる硬化触媒の具体例としては、たとえばジ
ブチルスズジラウレート、ジブチルスズジラレ−ト、ジ
オクチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラレ−ト
、オクチル酸スズなどの有機スズ化合物;リン酸、モノ
メチルホスフェート、モノエチルホスフェート、モノブ
チルホスフェート、モノオクチルホスフェート、モノデ
シルホスフェート、ジメチルホスフェート、ジエチルホ
スフェート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフ
ェート、ジデシルホスフェートなどのリン酸またはリン
酸エステル;アルキルチタン酸塩;有機アルミニウム;
マレイン酸、p−トルエンスルホン酸などの酸性化合物
;ヘキシルアミン、ジー2−エチルヘキシルアミン、N
、N−ジメチルドデシルアミン、ドデシルアミンなどの
アミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのア
ルカリ性化合物などがあげられる。これらの硬化触媒は
単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
前記加水分解性シリル基含有ビニル系重合体の混合物1
00部(重量部、以下同様)に対する硬化触媒の添加量
は、硬化性と可使時間のバランス、耐候性、外観性など
の点から、一般に0°、01〜20部、好ましくは0.
01〜10部である。
本発明の常温硬化性組成物には脱水剤は用いても用いな
くてもよいが、長期間にわたる安定性、くり返し使用し
ても問題のない安定性を確保するためには、脱水剤を用
いる方が好ましい。
前記脱水剤の具体例としては、たとえばオルトギ酸メチ
ル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、オルト酢酸
エチル、メチルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、メチルシリケート、エチルシリケートなどの加水
分解性エステル化合物があげられる。これらの加水分解
性エステル化合物は加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体の重合前に加えてもよく、また重合後に加えてもよ
い。
本発明の組成物にはさらに、用途に応じて各種顔料、染
料、紫外線吸収剤、沈降防止剤、しベリング剤などの添
加剤;ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレ
ートなどの繊維索系樹脂;アルキド樹脂、アクリル樹脂
、塩化ビニル系樹脂、塩素化プロピレン系樹脂、塩化ゴ
ム、ポリビニルブチラールなどの樹脂を添加することが
できる。
前記のごとき本発明の組成物は、たとえば硬度と耐衝撃
性および密着性、耐ブロッキング性と凍結融解性、伸び
と耐汚染性などの物性を満足させる特徴を有する組成物
であり、重防食用途、金属または窯業系基材のライン用
、防水形複層仕上塗材の上塗などの塗料に好適に使用し
うる。
つぎに本発明の組成物を実施例に基づき説明する。
合成例1 撹拌装置、温度計、チッ素導入管、滴下ロートおよび冷
却管を備えた反応器にキシレン360gを仕込み、11
0℃に加熱した。この反応器に、ブチルアクリレート3
56g、メチルメタクリレート499g、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン138g、アクリル
アミド9gおよびアゾビスイソブチロニトリル15gよ
りなる溶液を3時間かけて連続添加した。モノマー添加
終了後、別に用意したアゾビスイソブチロニトリル2g
およびトルエン140 gの溶液をさらに1時間かけて
添加し、さらに1時間後重合を行ない、加水分解性シリ
ル基含有ビニル系重合体(a−1)をえた。
えられた重合体の溶液の不揮発分濃度は65%であり、
キシレンで希釈して50%に調整した。
また% FOILの式によるTgは20℃であり、GP
C法による数平均分子量は約tooooであった。
合成例2〜6 単量体およびアゾビスイソブチロニトリルの使用割合を
第1表に示したように変更した以外は合成例1と同様に
して加水分解性シリル話合存ビニル系重合体(a−2)
〜(a−6)の50%溶液をえた。
合成例7 合成例1と同様にして、ブチルアクリレート419 g
、 fifhfiタクリレート05 g、7− )タク
リロキシブロピルトリメトキシシラン9g。
アクリルアミド7gおよびアゾビスイソブチロニトリル
0.8 、よりなる混合液を2時間かけて添加して第1
段の重合を行なったのち、30分撹拌後引き続いてブチ
ルアクリレート128g、メチルメタクリレート154
g、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
5g1アクリルアミド3gおよびアゾビスイソブチロニ
トリル5gよりなる混合液を1時間かけて添加して第2
段の重合を行ない、加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体(a−7)をえた。ここで、第1段の混合液中のモ
ノマーと、第2段の混合液中のモノマーの重量比は7:
3であった。
えられた重合体の溶液の不揮発分濃度を合成例1と同様
にして5096にした。
なお、第1表には、第1段の重合に用いる原料の混合液
、第2段の重合に用いる原料の混合液をそれぞれ別々に
重合してえられた重合体のガラス転移点、数平均分子量
を示した。
合成例8 単量体およびアゾビスイソブチロニトリルの使用割合を
第1表に示したように変更した以外は合成例1と同様に
して、加水分解性シリル基含有ビニル系重合体(a−8
)の50%溶液をえた。
〔以下余白〕
実施例1および比較例1〜3 厚さOJms+のアルミ板(日本テストパネル工業■の
A3052P)をアセトン脱脂したのち、第2表に示す
組成になるように調製した組成物をスプレー粘度(イワ
タカップ法で12〜15秒程度)になるまでキシレンで
希釈したものを乾燥後の膜厚が30虜となるように塗装
して常温で保存し、7日日に鉛筆硬度、デュポン衝撃性
および密着性を調べた。結果を第2表に示す。
(鉛筆硬度) JIS K 5400に準じ、硬度の異なる鉛筆(三菱
鉛筆■製のユニ)を用い、塗膜用鉛筆引っかき試験機を
用いて塗膜表面をこすり、傷がつく最低硬度の鉛筆の硬
度を表示した。
(デュポン衝撃性) デュポン衝撃試験機を使用し、径172インチの錘上に
1 kgまたは300gの重りをのせ、塗膜上に落下さ
せたとき、塗膜割れを生じない落下高さ(C鳳)および
重りの重さを表示した。
(密着性) 基板目クロスカットセロテープ剥離試験(1軸角100
個)を行ない、全く剥離しないものをlOとし、すべて
剥離したものをOとした。
[以下余白] 実施例2および比較例4 (a−4)  : (a−5)が4 : 6 (ffi
m比)の混合物を用いて塗料固形分濃度80%、PVC
40%となるように酸化チタン(基原産業■製のCR9
0)を分散させ、白エナメルを調製した。分散はガラス
ピーズを用い、ペイントシェーカーで2時間行なった。
なお、PvCとは 顔料重量+樹脂固形分■量 を意味する。
えられた白エナメルに、該白エナメル中の樹脂固形分量
10部に対して1部の割合でジオクチルスズマレエート
を添加し、スプレー粘度(イワタカップ法で12〜15
秒程度)までキシレンで希釈してモルタル板(JIS 
R5201の標準砂を用いて作成したもの(日本テスト
パネル工業■製)70X 70X 20鰭)に乾燥後の
膜厚が40JIfnとなるように塗装し、常乾30分後
に80℃で30分間焼付してサンプルをえ、耐ブロッキ
ング性および凍結融解性を調べた。耐ブロッキング性は
サンプルをえたのちただちに行なった。凍結融解性は焼
付後、常温で1週間放置後に試験を開始した。
結果を第3表に示す。
比較のために(a−4)と(a−5)との混合物を(a
−0)にかえた他は、前記と同様にして塗料を調製し、
評価した。結果を第3表に示す。
(耐ブロッキング性) 80℃で30分間焼付けたのち、冷えて55℃になった
時点で2つのサンプルの塗装面と塗装面とを合わせて、
5kg/c−の圧力で20分間プレスしたのち、サンプ
ルをはがして表面状態を観察した。まったく問題のない
ものを01少しでもツヤびけを生じたばあいをXとして
判定した。
(凍結融解性) サンプルの塗装モルタル板を水に全没させたまま、−2
0℃で3時間保持したのち60℃で3時間保持する操作
を1サイクルとして、繰り返し試験を行ない、表面状態
を観察した。
実施例3および比較例5 (a−7)を用イテ塗料固形分濃度80%、PWC30
%となるように酸化チタン(基原産業■製のCR−90
)を分散させ、白エナメルを調製した。分散はガラスピ
ーズを用い、ペイントシェーカーで2時間行なった。
えられた白エナメルに、該白エナメル中の樹脂固形分1
0部に対して1部の割合でジオクチルスズマレエートを
添加し、スプレー粘度(イヮタカッフ法で12〜15秒
程度)までキシレンで希釈して、ポリエチレンシート上
およびアルミ板上にそれぞれ膜厚が50遍となるよに塗
装して、常乾1週間後に伸びおよび耐汚染性の試験を行
なった。結果を第4表に示す。
比較のために(a−7)を(a−8)にかえた他は、前
記と同様にして塗料を調製し、評価した。結果を第4表
に示す。
(伸び) 自エナメルフィルムをポリエチレンシートよりはがし、
オートグラフにて引張り速度200 am/*Inで測
定した。
(耐汚染性) 日本住宅公団の耐汚染性試験に準じて試験を行ない、汚
染回復率(%)を求めた。
第    4    表 [発明の効果] 本発明の組成物は、たとえば鉛筆硬度と耐衝撃性および
密着性、耐ブロッキング性と凍結融解性、伸びと耐汚染
性などの相反する物性バランスのとれた硬化性組成物で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス転移点(Tg)が20℃以上差のある少なく
    とも2種以上の重合体の混合物および硬化触媒からなり
    、前記重合体のいずれもが主鎖が実質的にビニル系重合
    鎖からなり、末端および(または)側鎖に加水分解性基
    と結合したケイ素含有基を1分子中に少なくとも1個有
    するシリル基含有ビニル系重合体である硬化性組成物。 2 請求項1記載のシリル基含有ビニル系重合体の混合
    物が、シリル基含有ビニル系重合体の重合後該重合体が
    存在する系で引き続きガラス転移点(Tg)が20℃以
    上差のある別のシリル基含有、ビニル系重合体となるも
    のを重合させてえられる混合物である請求項1記載の硬
    化性組成物。
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