JPH02296407A - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

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JPH02296407A
JPH02296407A JP11833989A JP11833989A JPH02296407A JP H02296407 A JPH02296407 A JP H02296407A JP 11833989 A JP11833989 A JP 11833989A JP 11833989 A JP11833989 A JP 11833989A JP H02296407 A JPH02296407 A JP H02296407A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric substrate
vibration
polarized
piezoelectric
region
Prior art date
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Pending
Application number
JP11833989A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Miyamoto
宮本 良夫
Yuji Shigeta
繁田 祐二
Ario Tsukiyama
築山 有男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 籠!上り且里豆M 本発明は圧電振動子、より詳細には圧電基板と該圧電基
板に配設された振動電極とを備えた圧電振動子に関する
従迷]支術 従来のこの種厚み縦振動を利用した圧電振動子は、例え
ば特開昭58−1381)5号公報などに開示されてい
る。これら一般の厚み縦振動を利用した圧電振動子の外
観を第1図に示す。10は厚み縦振動を利用した圧電振
動子である。1)は正電振動子10の外装としての熱硬
化性樹脂であり、12は圧電振動子IO内部に形成され
た電極に電圧を印加するためのリード端子である。
ここで、これら一般の圧電振動子10の製造工程を第5
図に基づいて説明する。13は圧電基板であり、この圧
電基板13を所定の厚みに研削した後、該圧電基板13
の表裏両面にそれぞれ電極材料14・14を蒸着形成す
る(a)、電極材料14を蒸着させた圧電基板13のX
、−X、線断面図を(al)に示す。そして、これら電
極材料14・14間に所定の直流電圧を印加して圧電基
板13に分極処理を施す。次に、第5図(dl)に示す
ような振動電極15と同一形状のエツチングレジスト1
6を前記分極処理を行なった圧電基板13の表裏両面に
スクリーン印刷機などを用いてそれぞれ塗布する(b)
、この後エツチングを行ないエツチングレジスト16・
16が塗布されていない電極材料14部分を表裏両面と
もそれぞれ除去し、さらにエツチングレジスト16を除
去して振動電極15・・−を形成する(C)、この圧電
基板13を表裏−対の振動電極15を単位としてカット
したものが1個の圧電振動子10分となる(d)、この
カットされた圧電基板13を拡大して示したのが(d、
lである。この(dl)における表裏一対の振動電極1
5にリード端子12をそれぞれ半田付けなどによって接
着し、振動用の空隙19(第2図)を設けて熱硬化性樹
脂1)でモールドすると第1図に示すような圧電振動子
10が製作される。
が ゛しようとする課題 ところが上記従来の圧電振動子lOの製造方法において
は、第5図(alに示すように圧電基板13の分極工程
が、圧電基板13の表裏それぞれの全面に塗布された電
極材料14・14によって行なわれているため、1個の
圧電振動子10分として圧電基板13をカットした場合
、このカットされた圧電基板13は、全体的に分極され
ている。そして、上記した製造方法によって作成した圧
電振動子10は、第6図に示すように共振点と反共振点
との間にリップルと呼ばれるインビータンスの乱れが生
じる事が普通であった。このため、第7図に示す一般的
な発振回路であるコルピッツ形発振回路に前記の圧電振
動子10を用いると1発振周波数が所望の周波数となら
ないとか発振周波数が一定せず不安定になるなど製品の
信頼性に問題が生じていた。ここで第7図における30
は反転増幅器、31は帰還抵抗、32は負荷容量である
本発明は上記した問題点に鑑み発明されたものであって
、圧電振動子を用いて所望の発振周波数を確実に発信す
ることができ、かつ、発振周波数の安定した信頼性の高
い圧電振動子を供給することを目的としている6 ・8を ′するための 上記した目的を達成するために、本発明に係る圧電振動
子は、圧電基板と該圧電基板の表面及び裏面に対向して
振動電極が配設された圧電振動子において、これら振動
電極間の圧電基板部分及びその近傍が分極されているこ
とを特徴とするものである。
m里 上記した構成によれば、表裏に対向した振動電極間およ
びこの振動電極間の周辺部の圧電基板部分のみが分極さ
れている。すなわち、1個の圧電振動子を構成する圧電
基板の中に分極された領域と分極されていない領域とが
存在し、この分極された領域は表裏に対向して配設され
ている振動電極間とその周辺部のみであり、他の部分は
分極されていない領域となっている。
したがって、前記振動電極間に所定の電圧を印加した場
合、圧電基板上の振動を誘発する領域(分極領域)が前
言己振動電極よりも少し大きいため、振動を阻害すると
考えられる分極されていない領域は前記振動電極間には
存在しない、他方、上記構成によれば従来の圧電振動子
のように圧電基板全体が分極されておらず、振動電極間
に所定の電圧を印加した場合にも、振動は圧電基板の分
極された領域のみで起こり、このためリード端子の接合
部および熱硬化性樹脂などで表面が覆われた部分は、振
動を誘発する領域から分離される結果となり、リード端
子を介して侵入する外部の影響や熱硬化性樹脂などの振
動への係わりなど、前記振動を不安定にする要因が除去
されていると考えられる。このため、リップルと呼ばれ
るインピーダンスの乱れが生じる事がなくなり、圧電振
動子を用いて所望の発振周波を確実に発振させることが
できるようになる。
!且ヨ 以下本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。な
右、本実施例における圧電振動子の外観と従来の圧電振
動子の外観とは同一であるため外観図(第1図)は共用
する。また、共通する部品名は共通の符合を使用する。
第1図および第2図において、圧電振動子40は圧電基
板41にリード端子12が接続され、これら圧電基板4
1とリード端子12の上から外装としての熱硬化性樹脂
1)がモールドされて形成されている。圧電基板41部
分は、圧電基板41とこの圧電基板41の表裏両面にそ
れぞれ対向して配設された振動電極15とから形成され
ており、圧電基板41は分極された領域17と分極され
ていない領域18とから構成されている。そして、熱硬
化性樹脂1)のモールドと圧電基鈑41および振動電極
15との間には振動のための空隙19が確保されている
次に、この圧電振動子40の製造方法を第3図に基づい
て説明する。
まず、所定の厚みに圧電基板41を研削し、この圧電基
板41の表面および裏面に電極材料14を蒸着させる(
第3図(a))。(a)におけるX、−X2線断面図を
示したものが(a、)図である。
次に蒸着したそれぞれの電極材料14の上に分極用型t
421形成のためのエッヂングレジス]・20をスクリ
ーン印刷機などを用いて塗布する(h)、この分極用電
極のエツチングレジスト20のパターンを(t〕、)に
示す。この後、エツチングを行ないエツチングレジスト
20・20で覆われた部分以外の電極材料14を除去し
、さらにエツチングレジスト20を除去して分極用電極
21を形成する(C)、そして、表面および裏面に形成
された分極用電極21に所定の直流電圧を印加して圧電
基板41の表面および裏面に対向形成された分極用電極
21・21間部分のみに分極処理を施す。
次いで、圧電基板41の表裏両面に形成されている分極
用型@21をエツチングなどによって除去する(d)、
この分極処理を施した圧電基板41の表面および裏面全
面にそれぞれ振動電極材f422を蒸着形成する(e)
、このtel におけるX、−X3線断面図が(e、)
である。この後、振動電極15を形成するためのエツチ
ングレジスト16を表裏両面にそれぞれスクリーン印刷
機などを用いて塗布する(f)、そして1表裏両面のエ
ツチングレジスト16で覆われた部分以外の振動電極材
料22をエツチングなどによって除去し、さらにエツチ
ングレジスト16を除去して振動型1)5を形成する(
g)、圧電基板41を表裏一対の振動電極15を単位と
してカットしたものが(1))であり、(h)を拡大し
た平面図が(hl)である、ここで23はリード端子1
2を接続するための接続電極、24は振動電極15と接
続電極23を接続するための引出し電極である。すなわ
ち、カットされた1個の圧電振動子40となる圧電基板
41において、表裏−対の振動電極15が対向して配設
され重なり合っており、これらの振動電極15の中心と
圧電基板41上の分極された領域17の中心とは一致さ
せられており、振動電極15よりも分極された領域17
の方が幾分大きく形成されている((h+le照)。接
続電極23にそれぞれリード端子12を半固相けなどに
よって固着し、振動電極15部分における振動を確保す
るため、空隙19を形成するためのペーストを塗布、し
た後、熱硬化性樹脂1)でモールドすると第1図に示す
ような圧N振動子40が製造できる。
以」二のようにして製造された圧電振動子40と従来の
方法によって製造された圧電振動子10とは圧電基板4
1.圧電基板13への分極処理の方法が根本的に異なっ
ている。すなわち圧電振動子を構成する圧電基板全体が
分極されているか、振動電極15に挟まれた圧電基板4
1の部分とその周辺部分とのみが分極され、他の部分は
分極されていない部分として残されているかという基本
的な構成上の違いを有している。
このような基本的な構成上の違いによって、本実施例に
よる圧電振動子40と従来の方法によって製造された圧
電振動子lOとは電気的特性にも以下に述べるような大
きな違いを有している。
すなわち、従来の方法により製造された圧電振動子IO
は第6図に示すように、共振点と反共振点との間にリッ
プルと呼ばれるインピーダンス曲線上に乱れを生じる頻
度が高かった。この原因としては、圧電基板13全体が
分極されているため、この圧電基板13の周囲に固着さ
れ、全体を覆っている熱硬化性樹脂1)などのモールド
や振動電極15に半田付けなどによって接着されたリー
ド端子12などによって圧電、基IH13の振動に外部
からの影響が誘引されることと、これらの熱硬化性樹脂
1)およびリード端子12自体の固有振動などが圧電基
板13の振動に重なり、あるいは制限などを与えること
とが考えられる。
他方、本実施例における製品の分極された領域17の直
径と振動[1)5の直径との比を横軸に、縦軸にリップ
ルなしの割合および従来品のインピーダンス曲線での山
と谷との比(P/V)を表示したグラフを第4図に示す
。白丸は本実施例における製品、黒丸は従来の製造方法
による製品を表わす、また、P/Vは第6図における共
振点でのインピーダンスをRo、反共振点でのインピー
ダンスなRAとした場合に次式(1)で算出される値で
ある。
P/ V =  20jog+o (RA/ Ro) 
 ’= ”・”’ (1)この(P/V)値は一般に圧
電振動子を発振回路に組み込んだ場合の発振出力の大き
さと正の相関があることが知らハている。
第4図からも判るようにリップルなしの割合は分極され
た領域17が振動電極15に比して大きくなると減少し
ているのが判る。
したがって、本実施例のように、圧電基板41上に分極
された領域17と分極されていない領域18とを設け、
振動電極15のある部分及びその近傍のみを分極し、周
囲の分極されていない領域18に熱硬化性樹脂1)を固
着してモールドし、またリード端子12も分極されてい
ない領域で半田付けなどにより接着すれば、振動電極1
5部分での振動電極15自体の不規則な振動の発生が抑
えられるとともに、熱硬化性樹脂1)やリード端子12
などの固有振動が振動電極15部分の振動に侵入し、重
なり合ったり、制限を与えるようなこともなくなると考
えられる。そして、最も良好な範囲は横軸における1、
25〜1.50の値である。この範囲では第6図に示す
ような共振点と反共振点との間でのリップルと呼ばれる
インピーダンス曲線上の乱れがなくなる。
及匪Ω苅呈 以上の説明により明らかなように、本発明に係る圧電振
動子は圧電基板と該圧電基板の表面及び裏面に対向して
振動電極が配設された圧電振動子において、これら振動
電極間の圧電基板部分及びその近傍が分極されているの
で圧電基板上での振動領域をこの圧電基板の分極された
領域内に限定することができ、振動に有害と考えられる
樹脂などのモールド及びリード端子などを分極されてい
ない領域に設けることができ、振動においてこれらモー
ルドやリード端子の影響を排除することができる。また
、振動電極からの振動エネルギーもこの分極された圧電
基板上の領域内で使用されるので、振動エネルギーの有
害な分散もなくなり、インピーダンス曲線上に乱れを生
ずることがな(なる。したがって、良好な安定した電気
的特性を有する圧電振動子が得られ、発振回路に組み込
んで使用する場合にも所望の発振周波数が確実に得られ
、製品の信頼性を白下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明及び従来例に係る圧電振動子の外観を示
す正面図、第2図は第1図におけるII −II線断面
図、第3図における(al 、 (bl、(cL(d)
、(e)、(f)、(gl は本実施例に係る圧M、振
動子の製作過程を示す斜視図、(a、)及び(e、)は
(al及び(e)におけるX2−X2 、X、−X、線
断面図、(b、)はエツチングレジストパターンのみを
示した斜視図、(hl は圧電基板からカッティングさ
れた1個の圧電基板の斜視図、(hl)はこの(hlを
拡大した平面図、第4図は本発明における圧電基板上の
分極領域と分極されてれていない領域との直径の比と、
従来品のP/Vを基準にした場合のP/Vと、リップル
の発生しない割合とを表示したグラフ、第5図における
[al、(bl 、 (cl 、 (dlは従来の圧電
振動子の製作過程を示す斜視図、(al)は(a)図に
おけるX、−X、線断面図、(dl)は(di図の拡大
平面図、第6図は従来の圧電振動子の周波数とインピー
ダンス曲線図、第7図は一般の発振回路であるコルピッ
ツ形発振回路の回路図である。 15・・・振動電極、17・・・分極された領域、18
・・・分極されていない領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電基板と該圧電基板の表面及び裏面に対向して
    振動電極が配設された圧電振動子において、これら振動
    電極間の圧電基板部分及びその近傍が分極されているこ
    とを特徴とする圧電振動子。
JP11833989A 1989-05-10 1989-05-10 圧電振動子 Pending JPH02296407A (ja)

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JP11833989A JPH02296407A (ja) 1989-05-10 1989-05-10 圧電振動子

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JP11833989A JPH02296407A (ja) 1989-05-10 1989-05-10 圧電振動子

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JPH02296407A true JPH02296407A (ja) 1990-12-07

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ID=14734230

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JP11833989A Pending JPH02296407A (ja) 1989-05-10 1989-05-10 圧電振動子

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