JPH02296107A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JPH02296107A
JPH02296107A JP11699289A JP11699289A JPH02296107A JP H02296107 A JPH02296107 A JP H02296107A JP 11699289 A JP11699289 A JP 11699289A JP 11699289 A JP11699289 A JP 11699289A JP H02296107 A JPH02296107 A JP H02296107A
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JP
Japan
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image
images
sensor
optical system
amount
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Application number
JP11699289A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Otsuka
大塚 康信
Tatsuo Inahata
達雄 稲畑
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、たとえばオートフォーカス(AF)カメラ
などに用いられるM1距装置に関する。
【従来の技術] 従来より、カメラに用いられる測距装置としては、たと
えば特公昭25−3815号公報にて開示される写真機
用連動式距離計がある。この写真機用連動式距離計は、
第32図に示すように、基線長だけ離れた2つの光軸f
11.I)2上の像をミラーなどを用いて重ね合わせ、
たとえば重ね合わせた2つの像のずれがなくなったとき
のミラーの角度から被写体までの距離を求めるものであ
った。
しかしながら、上記のような距離計の場合、2組の光学
系を必要とするため、これが装置の大型化を招く要因と
なっていた。
そこで、たとえば実公昭56−30807号公報に示さ
れるような合焦装置が提案されている。
この合焦装置は、1つの光学系中の瞳を、瞳面に複数の
穴の開いたマスク(絞り)により分割して多重像を作り
、その多重像が光学系の合焦面において合致することを
利用して、上記多重像が合致したときの光学系の繰り出
し量からall距または光学系のピント合わせを行うよ
うにしたものである。
その他、自動距離検出や自動デフォーカス量検出おける
自動化技術としては、上述した瞳の分割によってできる
複数の像を、各分割された瞳ごとに時分割、または画面
分割、あるいは画素ごとの分割により分離して検出し、
像どうしのずれ量から距離や光学系のデフォーカス量を
自動的に求める方法などの提案が種々なされており、た
とえば特開昭55−45031号公報、特開昭52−8
2419号公報には複数の再結像光学系を用いた方法が
示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、従来の自動距離検出や自動デフォーカ
ス量検出においては、複数の像のずれ量を求めることに
より行っている。この場合、上記複数の像のずれ量を、
たとえばミラーの角度を変えたり、デイレ−回路を用い
てハード的に、または像をデータとして取込み、演算プ
ログラムによってソフト的に、検出した像どうしをずら
しながらその一致度を71−1定することで求めるよう
になっていた。
このような方法の場合、検出する像の数だけセンサを必
要とするため、これがセンサ面積の増大などによる装置
の大型化の要因となっていた。このことは、広範囲の像
情報を扱うものにおいて、その製品化にあたり、非常に
大きな問題となっている。
このセンサ面積の増大を解決するものとして、6瞳の像
を時分割で検出したり、フィルタなどを用いて面分割に
より検出することが考えられている。しかし、6瞳の像
を時分割で検出ものでは時間を要するし、フィルタなど
を用いて面分割により検出するものでは検出画素が粗(
なるばかりか、構成が複雑化するなどの欠点があった。
そこで、この発明は、簡単な構成で、しかもセンサ面積
の小型化が図れる測距装置を提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 上記のl」的を達成するために、この発明のA−1距装
置にあっては、被写体距離に応じて相対位置の異なる複
数の像を結像する多重像結像光学系と、この多重像結像
光学系によって結像された多重像を検出するイメージセ
ンサと、このイメージセンサの出力から前記多重像にお
ける3像の相対距離を演算する演算手段とから構成され
ている。
[作用] この発明は、上記した手段により、複数の像が同時に結
像されるイメージセンサからの出力を用いて像のずれ量
そのものを検出するようにしているため、多重像結像光
学系によって結像される像の数にかかわらず、イメージ
センサの数を1つに削減できるようになるものである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図および第2図はこの発明の測距装置の概略を示す
ものである。第1図において、1は光軸に対して偏心し
た位置に複数(実施例では2つ)の瞳を有する多重像結
像光学系、2は上記多重像結像光学系1からの光束LI
+  L2によって像が結像されるイメージセンサであ
る。
今、それぞれの瞳からの像を同時にイメージセンサ2上
へ結像させると、多重像結像光学系1が合焦位置にある
場合、上記イメージセンサ2からは、第2図(a)に示
すような合成出力が得られる。一方、非合焦時には、第
2図(b)に示すような合成出力が得られる。そこで、
上記センサ2からの出力を、後述する6A算手段3にお
いて解析することで2像のずれ量そのものを検出して距
離やデフォーカス量の検出を行うようにしている。
すなわち、合焦時における2つの瞳からの光束L1.L
2は、第3図(a)に示すように、光軸に対する垂直な
平面上の任意な位置1において、ガウス面(無収差光学
系としたときの焦点)上で完全に重なり合い、Siとい
う強度分布を持つ。
また、ガウス面から外れた非ガウス面においては、位置
iに対して±aだけずれた位置(i+a)。
(i−a)に、それぞれDiなる強度分布を持つ同じ像
が形成される。この場合、上記2つの像は、瞳径が充分
に絞られることにより、非ガウス面においても像検出の
ための深度内とされる。
一方、第4図(a)に示すように、ガウス面上において
2aずれた位置に2つの像がある場合、第4図(b)に
示すように、非ガウス面上においては非合焦時に2つに
別れる像の片方どうしが重なり合う。この場合の、重な
り合った像(光束り、、L2による多重像データ)の非
ガウス面上での強度分布Diは、ガウス面上での強度分
布をSi1位置を11ずれ量を±aとすると、Di=S
(i −a) +S(i+a)        +++
 (1)で表現することができる。
この(1)式より逆にガウス面上での強度分布Siを求
めると、 Si−” (i+2a) +D (i+a)     
  ”・(2)Si−−8(i−2a) +D(i−a
)         ”1(3)の2つの式ができる。
上記(2)式には、S(1+2a)が残っているので、
同t71に、 5i=S(i+4a)   (i+3a) +D(i十
a)−〇 と、無限にStの項が残った型で続く。これを、無限を
入れた式で表わすと、 Si−Σ(−1×D(i+(2o+1)a))・・・(
4) となる。ただし、nは整数である。
一方、上記(3)式には、5(i−2a)っているので
、同様に、 S′−3(i−4a)   (i −5a) +D(i
−a)−り が残 と、無限にSiの項が残った型で続く。これを、無限を
入れた式で表わすと、 S i −Σ(−1nxD n”0      (i+(2n−1) a) )・・
・(5) となる。ただし、nは整数である。
上記(5)式を書換えると、 一5t−Σ(”  XD(i+(2n+1)a) )・
・・(6) となり、カッコの中が上記(4)式と同じになる。
上記(4)式と(6)式を足し合わせると、5i−3i
−Σ”  XD(i+(2n+1)a) )”’ (7
)ローl5oa となる。
この(7)式は、2aだけ離れたがウス面上の2つの像
が、非ガウス面上でそれぞれ像ずれにより2aだけ離れ
た時にのみ成り立つものである。
したがって、像ずれ瓜の不明な2つの縁データについて
、ずれ量としての変数aの値を麦化させながらそれぞれ
の位置iに対する Σ (”  xD(i+(2n+1)a) )ローー閃 を求め、すべての値が「0」に近付く変数aを見つけて
像ずれ量を検出することにより、2つの像のずれ量を測
定することができる。
実際に、ずれ量をJFI定する場合には、計算を無限ま
で繰り返えすことはできないので、あるデータの範囲で
実質上の処理が終わるようにしなければならない。その
ためには、範囲外のデータを、加算に対して影響のない
rOJとして扱えるようにする必要がある。この実施例
では、2像のイメージデータを、移動平均からの差を取
る、つまりバイアス成分をカットすることで対応してい
る。
すなわち、第5図(a)に示すような2像があったとす
ると、データの範囲からr想される範囲外データは図示
破線で示すように平らでなければならない。そこで、移
動平均からの差を取ると、第5図(b)に示すように、
データの範囲外を「0」として扱うことができるように
なる。このため、ずれ量をΔF!定する場合の計算は、
データの範囲だけで良くなる。
像ずれ量を求める計算では、像ずれ量と変数aの値とが
一致すると、前記(7)式における任意の位置iについ
ての値がすべて「0」となる。それ以外では、像ずれ量
と変数aの値とが離れるにつれてその変動が大きくなる
。そこで、変動分を標準偏差などを用いて計算し、その
標準偏差が最小となる変数aの値を求めるか、像ずれ量
と変数aの値とが一致したときの前記(7)式における
11意の位置iについての値の変動が最小となることを
利用して、隣の値との差の和が最小となる、たとえば差
をΔとしたときの1/(Δ2+1)の和が最大となる変
数aの値を求めることにより、像ずれ量の検出が行える
以下に、この発明の第1の実施例について説明する。
第6図は、この発明にかかる多重像結像光学系1の一例
を示すものである。第6図において、11は図示しない
被写体からの光が入射される撮像光学系、12はコンデ
ンサレンズ、13は再結像レンズ、14は再結像レンズ
13の瞳面近傍にL(数(実施例では4つ)の瞳を有す
る瞳マスク(絞りともいう)であり、2はイメージセン
サである。
上記瞳マスク14には、第7図に示すように、非合焦時
にたとえば上下(子牛断面上)に開口中心を持つ1組の
M14a、14bと、左右(球欠断面上)に開口中心を
持つ1組の瞳14c。
14dとが形成されている。上記上下のM14a。
14bはただの開口孔であり、左右の瞳14a。
14dには光の屈折率の大きなガラスなどが装召されて
いる。これにより、瞳14a、14bと、1Ma14c
、14dとを通過するそれぞれの光の光路長が変更され
るようになっている。
今、被写体からの光は、撮像光学系11によりコンデン
サレンズ12の近傍に結像される。上記撮像光学系11
によって結像された像■1は、再結像レンズ13および
瞳マスク14によりイメージセンサ2上にリレー結像さ
れ、2組の21蒙12゜■3、つまり4つの像となって
結ばれる。すなイ)ち、上記瞳14a、14bを通過し
た光は、第6図(a)の実線、および光軸を中心として
90度回転して示す第6図(b)の実線のように集光さ
れることにより、イメージセンサ2上にそれぞれ再結像
される。また、1a14c、14dを通過した光は、図
示破線のように集光されることにより、イメージセンサ
2上にそれぞれ再結像される。したがって、イメージセ
ンサ2上には、2組の2像12.1.がそれぞれの合焦
点位置を少しずらして形成されるようになっている。
第8図は、上記瞳マスク14によって作られる像のデフ
ォーカス量と像ずれ量との関係、および左右方向の像ず
れ量と上下方向の像ずれ口との差を示すものである。こ
の場合、上下方向に対するデフォーカス量と像ずれ量と
の関係を破線で、左右方向のデフォーカスmと像ずれ量
との関係を実線で、さらに左右方向の像ずれ量と上下方
向の像ずれ量との差を一点鎖線でそれぞれ示している。
第9図は、この発明にかかる演算手段3の一例を示すも
のである。第9図において、31は前記イメージセンサ
2を駆動するセンサドライバ32はセンサドライバ31
を介して供給される映像信号をデジタル信号に変換する
A/Dコンバータ、3゛うはA/Dコンバータ32から
のデジタルに5号などを記憶するメモリ、34は上記各
部31゜32.33を制御するとともに、メモリ33に
記憶されたメモリ値をもとに像ずれ瓜の演算などを4j
うCPU (セントラルφプロセシング・ユニット)で
ある。
次に、上記した構成の動作について、第10図に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
たとえば今、前記第6図に示す光学系1により、デフォ
ーカス量に応じたずれ量の2組の2像(4像)がイメー
ジセンサ2上に結像されているとする。すると、まず、
非ガウス面上の強度分6rに対応する像データD (i
)の入力が行われる。すなわち、上記イメージセンサ2
に結像された像は、センサ2によって映像信号に変換さ
れる。この映像信号は、センサドライバ31を介してA
/Dコンバータ32に送られる。A/Dコンバータ32
に送られた映像信号は、ここでCPU34が扱えるデジ
タル信号に変換される。そして、このデジタル信号が像
データD (i)としてメモリ33に蓄えられる。メモ
リ33に蓄えられた像データD(i)は、実際の計算に
適した型、つまり移動平均からの2が求められた後、再
びメモリ33内に記憶される。こうして、第11図に示
す像データD (i)の人力が行われる。
続いて、メモリ33に記憶されたメモリ値、つまり移動
平均からの差の値によりガウス面上の強度分布に対応す
る相関値S (i)が算出される。
この#Iノ関値S (i)は、第12図のフローチャー
トに示すように、前記(7)式の変数aに相当する仮定
ずれ量をAとして、標準偏差の大小で求めるものである
。すなわち、標準偏差を求めるために、2乗和をSS、
和をSX1データの数をnとし、仮定ずれmAを1から
順に増加させていく。
まず、仮定ずれflilAが「1」にリセットされた後
、2乗和SS、和SX、データ数nにそれぞれrOJが
セットされる。また、センサ2の画素位置に対応するメ
モリ33のアドレスを示すiが「1」にリセットされる
。そして、上記アドレスiについての整数変数mをデー
タの範囲(i−1〜アドレス終了)内において必要なだ
け変え、前記第(7)式に対応するSが次式により計算
される。
S−Σ”  XD(i+ (2m+1)  A) )ま
た、求められたSをもとに、2乗和SS1和SXが計算
されるとともに、データの数nおよびアドレスlがr+
1」される。以上の計算は、アドレスlがΔに1距エリ
ア内のとき、繰り返えし行われるようになっている。
こうして、仮定ずれmAが「1」で、アドレスiが[1
〜アドレス終了まで」変化されたときのS、2乗和SS
1和SXが順次求められると、標や偏差S   が次式
により計算される。
(A) 上記のようにして、仮定ずれmAが「1」のときの標準
偏差S   が求められると、(Ji定ずれ(A) JIIAが1つ加算される。そして、同様にして、次の
仮定ずれ口AでのSの変動量が求められる。
このように、仮定ずれmAがあらかじめ決めておいた値
になるまで上記計算が繰り返えされることにより、結果
として、第13図に示すようなデータが得られる。
続いて、像ずれ量の演算が行われる。この像ずれ量の演
算は、前記標準偏差S   の最小とな(A) る仮定ずれff1Aの値を求めるものである。すなわち
、像ずれ量の演算では、たとえば第14図のフローチャ
ートに示すように、第12図のフローチャートにおける
仮定ずれmAに対応する相関アドレスiが「1」、最小
値Mがメモリ33の表現できる最大の値、たとえばrl
ooooJにそれぞれリセットされる。そして、相関ア
ドレスiの値を1つずつ増加させながら、相関値S (
i)が最小となるアドレスiのにMAが求められる。
こうして、相関@5(i)が最小となるアドレスiの値
MAが求められると、この値MAより1つアドレスの小
さいS(MA−1)と1つアドレスの大きいS(MA+
1)とが比較される。この比較0結果・S(〜IA−1
)    (MA+1)な≧ S らば、補間した最小相関アドレスの像ずれff1Aは次
式により計算される。
また・S(MA−1)    (MA+1)”な1す≧
 S れば、補間した最小相関アドレスの像ずれmAは次式に
より計算される。
このようにして、補間された像ずれ量へを求めることか
できる。しかし、求められるのはずれ量のみである。こ
のため、合焦位置の前(前ピン)か、後(後ピン)かは
不明である。
上記の方法では、直交している上下と左右方向でそれぞ
れ別々にずれ量の検出が可能である。これにより、上下
と左右方向で合焦点、つまり像ずれロー〇となる点をず
らして構成すると、デフ4−−カス量と像ずれ量との関
係が前記第8図に示すようになる。したがって、左右方
向の像ずれmAと上下方向の像ずれmAとの差を求める
ことにより、−点鎖線で示す如く、その符号と大きさと
によって前ピンか後ピンかの区別ができる。
上記したように、多重像結像光学系によって結像される
像の数にかかわらず、イメージセンサの数を1つに削減
できるようになるため、構成の簡素化が図れるとともに
、装置としての小型化が可能となるものである。
また、上記実施例によれば、標準偏差より像ずれ量を求
めるようにしているため、 Σ(”  xD(i+(2m+1)A) )の変動を数
値化することができ、よって正確なAl1定が可能であ
る。
さらに、前ピンか後ピンかの判別に上下方向と左右方向
の像ずれ量の差を用いているため、たとえば一定範囲外
のときはどちらか一方が誤った値であることになるので
、誤a>+距の判定の一つに用いることもできる。
なお、上記実施例においては、瞳マスクを用いて多重像
を結像させるようにしたが、これに限らず、たとえば複
数枚の再結像レンズを用いることによって多重像を作り
出すようにしても良い。または、合焦点が少しずれるよ
うな、レンズの子牛断面と球欠断面とでパワーの異なる
再結像レンズを用いることも可能である。
また、上下方向と左右方向とで像ずれ量に差を付けるこ
とにより前ピンか後ピンかを区別するようにしたが、た
とえばイメージセンサを配置する位置を常に前ピンか後
ピンとなる位置にずらして配置するように構成しても良
い。この場合、検出したずれ量からセンサをずらした分
を引(ことにより、その正負の符号で前ピンまたは後ピ
ンを示すことができる。
また、撮像光学系の無限遠から至近までの範囲で、像ず
れ量−〇のところがないようにすれば、1組の開口像で
も検出できる。
また、ずれ量−〇となる点の間隔は、イメージセンサか
らの映住信号へのエリアジングが小さくなる値、たとえ
ば一方がずれ量−〇のとき、もう一方はずれ量−1エレ
メント(素子)となるように構成すれば、よりエリアジ
ングの影響が出にくくなる。
また、第15図に示すように、センサ2の画素のならび
方向に対して、図示矢印方向に回転した向きにずれるよ
うにすれば、さらに大きな効果が期待できる。
さらに、上記実施例では、 により標準偏差を求めるようにしたが、第16図のフロ
ーチャートに示す のように標Q(&Ii差を平均の絶対値で除算したもの
、または のように標準偏差を平均と2像データの平均との和によ
って除算したものを用いることもできる。
第17図乃至第22図は、この発明の第2の実施例を示
すものである。この第2の実施例では、仮定したずれm
Aと実際のずれ量とが一致してくると S′″Σ(−1XD(i+(2m+1)A)’の各アド
レスiについてのSの変動が小さくなることに着口し、
1つ前のSの値BTとの差がrOJニ近付<ト大キ<ナ
ル式1/1(BT−S) 2+11を用いて相関値S 
(i)を計算するようにしたものである。この場合、仮
定したずれmAと実際のずれ量とが一致したとき、(B
T−S) 2は常に「0」となる。そこで、分母にrl
Jを加えることにより、差に重み付けした型で「1〜0
」の値になるようにしている。
すなわち、相関値5(i)の計算では、第17図のフロ
ーチャートに示すように、4カ1距エリア内のデータに
ついて、アドレスiの値が1〜アドレス終了まで順に変
えられ、前記(7)式に対応するSの値が繰り返えし求
められる。
また、同様に、al距エリア内のデータに対して、1/
 ((BT−S) 2+1)の和が求められる。
この結果、第18図および第19図にそれぞれ示すよう
に、仮定ずれff1AについてのSとTとのデータが得
られる。このSとTとを、あらかじめ定めておいた仮定
ずれff1Aの範囲についてそれぞれ求めることにより
、最終的に相関値S (i)が算出される。
一方、像ずれ量の演算では、第20図のフローチャート
に示すように、上記相関値5(t)の計算により求めら
れたTの最大値が検出されるようになっている。すなオ
〕ち、第2の実施例における像ずれ量は、相関値S (
i)の最大のもの、つまり第21図に示すTの最大値が
一番確からしい像ずれ量を示すようになっている。この
ため、先に説明した第1の実施例とは逆に、相関値S 
(i)が最大値Mより小さいか否かが判断されるように
なっている。なお、他の処理については、第1の実施例
と同様である。
この第2の実施例によれば、標■偏差を用いる第1の実
施例に比べ、式が単純なので演算が簡単になり、高速化
が図れる。
また、第1の実施例についても言えるが、の計算は、す
べてのアドレスiについて行う必要はなく、その値はず
れEIAで決まる長さの繰り返えしとなるため、1周期
分について計算するのみでも良い。この場合の1周期は
ずれHAの4倍となる。また、整数変数mは4−1距エ
リア内、アドレス1はAI距エリアと重なるずれ量への
4倍の幅を持った範囲となる。
なお、上記第2の実施例では、API距エリア内のデー
タに対して1/ 1(BT−3) 2+11 の相を求
めるようにしたが、たとえば第22図のフローチャート
に示すように、1/1(BT−8)’+11の和を2乗
の平均などで除算することにより、適正な重み付けを行
って相関値S (t)を求めるようにしても良い。
第23図乃至第28図は、この発明の第3の実施例を示
すものである。
たとえば今、前記第6図に示すような光学系1によって
イメージセンサ2上に2組の21象が結像されているも
のとする。すると、上シ己センザ2から出力される映像
信号は、第23図に示す如く、センサドライバ31を介
して取出される。
上記センサドライバ31によって取出された映像信号は
、第24図に示す如く、バッファ回路35に供給され、
コンデンサ36と抵抗37とからなる微分回路により移
動平均からの差と等価な信号(移動平均差信号)に変換
される。この移動平均差信号は、第25図に示す如く、
スイ・ソチ38を介して、ずれmAの2倍にデイレ−量
を変えられる2Aデイレ−回路39、および差回路40
にそれぞれは給される。この差回路40に供給された信
号は、ここで上記2Aデイレ−回路′う9で2A分遅ら
された信号との差が取られる。
上記差回路40の出力は、和回路41と4Aデイレ−回
路42とによって4A分の繰り返えし積分が行われた後
、信号Sとして出力される。なお、上記スイッチ38は
、/ip+距エリア内の信号だけを取込むように動作さ
れる。
信号Sは、第26図に示す々U<、変動分検出回路なる
2乗検波などの検波回路43に送られて検波される。こ
の検波回路43からの検波信号は、積分回路44に送ら
れてアナログmとして検出され、さらにA/Dコンバー
タ45に送られてデジタルデータに変換される。
以上の回路構成により、上述したそれぞれの実施例にお
いて、相関値S (i)の計算で求めたS   の算出
に相当する演算が行われる。した(A) かって、上記デジタルデータを用いて、相関値S (i
)の計算以外のアルゴリズムを上述の第1または第2の
実施例と同様に行うことで、像ずれfiiAを求めるこ
とができる。この結果、回路による演算が可能となるた
め、高価で、また回路規模の増大の要因となり得る高速
のA/Dコンバータ32やメモリ33を不要とすること
ができるばかりか、CPU34の負担を軽減できるので
、より速い演算が可能となる。
なお、第3の実施例においては、移動平均差信号を微分
回路を用いて検出するようにしたが、たとえば第27図
に示すようなりC成分除去回路、つまりバッファ回路4
6、抵抗47.48とコンデンサ49とからなる移動平
均回路、および抵抗50.51とオペアンプ52とから
なる差回路によって求めるようにしても良い。
また、第25図に示したスイッチ38.2人デイレ−回
路39、差回路40:、和回路41、および4Aデイレ
−回路42からなる Σ (”  xD(i+ (2m+1)A) )用演算
回路を、第28図に示すように構成しても良い。この場
合、 S′″Σ(”  xD(i+(2m+1)A) )式の
整数変数mの偶数分が、和回路41と4Aデイレ−回路
42とによって計算される。または、整数変数mは、偶
数の分と奇数の分とが上記式より2Aずれた位置にある
ので、2人デイレ−回路39で2人ずらした後に差回路
40で減算することにより、信号Sを検出するようにし
ても良い。
第29図乃至第31図はこの発明の第4の実施例として
の、前記多重像結像光学系1の他の構成例を概略的に示
すものである。この場合、多重像結像光学系1は、第2
9図に示すように、図示しない被写体からの光によって
像■4を結像する撮影レンズ53と、この撮影レンズ5
3の瞳伝達光学系54と、上記撮影レンズ53により結
像された像!、1を結像する像伝達光学系55とが、そ
れぞれ同一光軸上に配置されて構成されている。
撮影レンズ53によって結像された像1.1は、像伝達
光学系55により図示しないイメージセンサなどの受光
素子上に再結像される。これにより、受光素子上に像1
5が結ばれる。
一方、撮影レンズ53の瞳像、つまり主光線りが光軸と
交わる点を通り、光軸と垂直な面上の像は、瞳伝達光学
系54により像伝達光学系55上に結像される。すなわ
ち、像伝達光学系55上において、再び主光線りが光軸
と交わる。
通常、銀塩カメラの場合には保1 、rtにフィルム而
が、ステイルビデオなどのビデオカメラの場合には素子
面が配置されるようになっている。そこで、撮影レンズ
53と瞳伝達光学系54との間に、ハーフミラ−または
可動ミラーなどからなる光路分割部材56が少なくとも
1つは配置されている。
また、像伝達光学系55の瞳等価面上には、後述する瞳
分割部材としての絞りマスク57が配置されている。こ
の絞りマスク57は、非合焦時に、少なくとも1組以上
の2像を結像させるためのものである。
第30図は、上記@伝達光学系54および像伝達光学系
55を、具体的にレンズを用いて構成した場合の例を示
すものである。ここでは、上記瞳伝達光学系54が、両
凸レンズからなるコンデンサレンズによって構成されて
いる。また、像伝達光学系55は、入射側より順に、両
凸レンズと両凹レンズと両凸レンズの3枚のレンズから
なる再結像レンズによって構成されている。
レンズデータを以下に示す。
rl−61,3452(非球面) dl−13,0000 nl sml、 492 シ1−57.50 r2−−54.3617 d2−95.1046 rl ’w  8.1056 (非球面)d3−3.9
463 nl ml、492 シ3−57.50 r4 −−16. 2637 d4−0. 5758 r5  ”−13,9291 d5 −2. 0000 n5 −1. 584 シラー30.3フ rt、−10,8766 at、−1,1289 r7 =   14. 8061 d7−3.0083 07 ■1. 492 シアー57.50 rB−−11,9571(非球面) d8 −2. 0000 f 9−CIIO(絞り) d9−0. 0000 ただし、rl+’2.・・・は各レンズ面の曲率半径、
d l *  d2 r−・・は各レンズ面の間隔、n
l。
口2.・・・は各レンズの屈折率、シ1.シ2.・・・
は各レンズのアツベ数である。
また、このレンズ系において用いられている非球面は、
以下の式で与えられる。
ここで、X軸は光軸と一致、y軸は光軸に垂直、原点は
光すtと而との交点、Rはその面の光軸までの曲率゛ト
径、E、F、Gはそれぞれ4次、6次。
8次の非球面係数である。
第1面 P−1,0000 E−−0,28548xlO−’ F−−0,83180X10−纂0 G−0,66213xlO−13 第3面 P−1,0000 E−−0,15256xlO−3 F−−0,50427xlO= G−−0,11867X10−’ 第8面 P−1,0000E−0,28341X10→F−−0
,53730X10−’ G−0,24215X10−’ 第31図は、前記絞りマスク57の一例を示すものであ
る。この絞りマスク57は、たとえば4つの@57a、
57b、57c、57dを(4L、瞳57a、57bで
1組、瞳57c、57dで1組、計2組の絞りを備えて
いる。上記1組の瞳57a、57bには、厚さ0.5m
m、iJ屈折率1.492、アツベ数57.5の薄板が
嵌め込まれている。また、他の1組の瞳57c、57d
は、開口された状態となっている。
絞りマスク57の1kii57a、57bおよび瞳57
c、57dを通過した光束は、合焦点時には1点に集光
される。また、非合焦時には2組の重心光束は分散され
、受光素子上において2組の2重像となり、重なった状
態で検出される。
この絞りマスク57としては、上記のような一体形成部
品を用いることが、コストおよび薄板の答理よ、望まし
い。
上記したように、複数の像に分離されて結像される多重
像を1つのセンサで検出し、そのセンサからの出力によ
り像ずれ量が検I11できるようにしている。これによ
り、光学系が簡単になるばかりか、像を検出するセンサ
の数が1つで済むとともに、その大きさを小さくできる
。したがって、受光而積および画素数の減少にともなっ
て、検出像の性能を満たすだけの光学系も小さくするこ
とが可能となるので、より一層の小型化が実現できる。
また、段数の像が重なって結像されるので、像を別々に
分離して検出する場合゛よりも大きなセンサ而照度が得
られる。このため、S/Nが良くなるので、暗いところ
まで対応可能となるとともに、積分時間で光量のダイナ
ミックレンジに対応するタイプのセンサにとっては映1
象信号を出力するまでの時間が短縮できるようになるの
で、速い検出が可能である。
その他、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、発明の要旨を変えない範囲において、種々変型実施
可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、簡iitな構
成で、しかもセンサ面積の小型化が図れる7]111距
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の概略について説明するために示す構
成図、第2図は同じく概略を説明するために示す図、第
3図はこの発明の詳細な説明するための合焦点時の強度
分布を示す図、第4図は同じく非合焦時の強度分布を示
す図、第5図は計算に用いられるデータの範囲を示す図
、第6図は多重像結像光学系の一例を概略的に示す構成
図、第7図は第6図における瞳マスクの一例を示すIV
而面、第8図は像ずれ量とデフォーカス量との関係を示
す図、第9図は演算手段の一構成例を概略的に示すブロ
ック図、第10図は動作を説明するために示すフローチ
ャート、第11図は第10図における像データの入力動
作を説明するために示すフローチャート、第12図は第
10図における相閉鎮の=1算例を説明するために示す
フローチャート、第13図は相関値の計算により得られ
るデータ例を示す図、第14図は第10図における像ず
れ量の演算例を説明するために示すフローチャート、第
15図はセンサの画素のならび方向に対するずれ方向の
例を示す図、第16図は相関値の他の計算例を説明する
ために示すフローチャート、第17図乃至第22図はい
ずれもこの発明の第2の実施例を説明するために示す図
、第23図乃至第28図はいずれもこの発明の第3の実
施例を説明するために示す図、第29図乃至第31図は
いずれもこの発明の第4の実施例を説明するために示す
図であり、第32図は従来技術とその問題点を説明する
ために示す図である。 1・・・多ffl像結像光学系、2・・・イメージセン
サ、3・・・演算手段、11・・・撮像光学系、12・
・・コンデンサレンズ、13・・・再結像レンズ、14
・・・瞳マスク、31・・・センサドライバ、32・・
・A/Dコンバータ(高速用) 33・・・メモリ1.
34・・・C20,39・・・2Aデイレ−回路、40
・・・差回路、41・・・和回路、42・・・4Aデイ
レ−回路、43・・・検波回路、44・・・積分回路、
45・・・A/Dコンバータ、52・・・オペアンプ、
53・・・撮影レンズ、54・・・瞳伝達光学系、55
・・・像伝達光学系、56・・・光路分割部材、57・
・・絞りマスク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被写体距離に応じて相対位置の異なる複数の像を
    結像する多重像結像光学系と、 この多重像結像光学系によって結像された多重像を検出
    するイメージセンサと、 このイメージセンサの出力から前記多重像における各像
    の相対距離を演算する演算手段と を具備したことを特徴とする測距装置。
  2. (2)前記演算手段は、前記多重像における各像の相対
    距離を、多重像のデータをDiとしたときの ▲数式、化学式、表等があります▼ の値が、前記イメージセンサの画素位置iにおいて最少
    となる像ずれ量Aの値より求めるものであることを特徴
    とする請求項(1)記載の測距装置。
JP11699289A 1989-05-10 1989-05-10 測距装置 Pending JPH02296107A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010026178A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Canon Inc 位相差検出装置、撮像装置、位相差検出装置の信号レベル補正方法、信号レベル補正プログラム
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JP2014235237A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社ニコン 焦点検出装置および焦点調節装置
JP2017060010A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム

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