JPH0894923A - 焦点検出装置 - Google Patents
焦点検出装置Info
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- JPH0894923A JPH0894923A JP22778594A JP22778594A JPH0894923A JP H0894923 A JPH0894923 A JP H0894923A JP 22778594 A JP22778594 A JP 22778594A JP 22778594 A JP22778594 A JP 22778594A JP H0894923 A JPH0894923 A JP H0894923A
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- Japan
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- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本来の撮像用の固体撮像素子を焦点検出に使
用可能で、高速で高精度の焦点検出が可能な装置の提供
を目的としている。 【構成】 撮影レンズ系からの光束を受光する撮像素子
と、撮影レンズ系の異なる複数領域を通過する光束を時
分割で選択して撮像素子に取込む光分割手段と撮像素子
から得られる時分割の映像データ群を比較して相関を評
価する相関値演算手段と相関値から合焦を判定する合焦
判定手段を具備する。
用可能で、高速で高精度の焦点検出が可能な装置の提供
を目的としている。 【構成】 撮影レンズ系からの光束を受光する撮像素子
と、撮影レンズ系の異なる複数領域を通過する光束を時
分割で選択して撮像素子に取込む光分割手段と撮像素子
から得られる時分割の映像データ群を比較して相関を評
価する相関値演算手段と相関値から合焦を判定する合焦
判定手段を具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばカメラの自動焦点
装置に用いられる焦点位置検出装置に関し、特に固体撮
像素子等を撮像体として用いる時に、該撮像体を測距用
のセンサとして用いた焦点検出装置に関する。
装置に用いられる焦点位置検出装置に関し、特に固体撮
像素子等を撮像体として用いる時に、該撮像体を測距用
のセンサとして用いた焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像素子等を用いたビデオカ
メラや電子スチルビデオカメラの為の自動焦点検出装置
は、種々のものが広く知られている。
メラや電子スチルビデオカメラの為の自動焦点検出装置
は、種々のものが広く知られている。
【0003】大別すると焦点面又は焦点面相当の位置に
測距用のセンサーを配置し、対象の映像を受けてそのボ
ケを検出するか又はズレを検出するかのいずれかの方法
による。
測距用のセンサーを配置し、対象の映像を受けてそのボ
ケを検出するか又はズレを検出するかのいずれかの方法
による。
【0004】ボケ検出方式の代表的な例は、測距用セン
サーとして撮像素子そのものを用いて、そこから得られ
る映像信号の中・高周波成分の高低を検出する所謂TV
信号AFである。
サーとして撮像素子そのものを用いて、そこから得られ
る映像信号の中・高周波成分の高低を検出する所謂TV
信号AFである。
【0005】この方式の利点はTTL方式でありながら
構成が簡略化でき、尚かつ撮像面に近い径の小なるレン
ズを合焦レンズとして用いるリヤーフォーカスズームレ
ンズと相性が良い等である。
構成が簡略化でき、尚かつ撮像面に近い径の小なるレン
ズを合焦レンズとして用いるリヤーフォーカスズームレ
ンズと相性が良い等である。
【0006】一方、このボケ方式の不利な点は、ボケ量
からディフォーカス量、または合焦レンズの移動量を予
測するのが困難で、通常閉ループ制御のシステムとな
り、高速の応答性が得にくい。又、ボケの方向検知を行
う為に、CCD又はフォーカスレンズを微少振動させる
必要がある。
からディフォーカス量、または合焦レンズの移動量を予
測するのが困難で、通常閉ループ制御のシステムとな
り、高速の応答性が得にくい。又、ボケの方向検知を行
う為に、CCD又はフォーカスレンズを微少振動させる
必要がある。
【0007】他方のズケ検出方式には、アクティブタイ
プとパッシブタイプの両方が知られており、共に三角測
距が基本である。近赤外光を照射し、その反射光の位置
ズレから焦点検出を行うアクティブタイプは、用いる測
距センサーの種類によって絶対距離の検出が可能か否か
が決定される。
プとパッシブタイプの両方が知られており、共に三角測
距が基本である。近赤外光を照射し、その反射光の位置
ズレから焦点検出を行うアクティブタイプは、用いる測
距センサーの種類によって絶対距離の検出が可能か否か
が決定される。
【0008】アクティブタイプの特徴は、測距の精度が
被写体の反射率には依存するが、被写体のコントラスト
にはあまり依存せず、前述のTV信号の焦点検出(以
下、AF)が苦手とする低コントラスト被写体、又は細
かい被写体に対して、強い点である。逆に欠点としては
遠距離物点に対して、近赤外光の到達距離に限界がある
ことである。
被写体の反射率には依存するが、被写体のコントラスト
にはあまり依存せず、前述のTV信号の焦点検出(以
下、AF)が苦手とする低コントラスト被写体、又は細
かい被写体に対して、強い点である。逆に欠点としては
遠距離物点に対して、近赤外光の到達距離に限界がある
ことである。
【0009】一方、ズレ方式でのパッシブタイプは、撮
影レンズ系の異なる領域を通過した2像の合致度を比較
するもので、特にTTLの場合、撮影光束からAF光束
を分岐する為の光路分割手段が必要であり、かつ分割手
段より測距センサー側で光束を分ける為に視野マスクや
AF結像レンズ等を配置しなければならない。
影レンズ系の異なる領域を通過した2像の合致度を比較
するもので、特にTTLの場合、撮影光束からAF光束
を分岐する為の光路分割手段が必要であり、かつ分割手
段より測距センサー側で光束を分ける為に視野マスクや
AF結像レンズ等を配置しなければならない。
【0010】しかしながらズレ検出方式はボケ検出方式
に比較して、ズレ量から方向判別、プレディクション検
出が可能な点で優れており、この特長をいかせば、高速
のAF応答性を達成しうる。
に比較して、ズレ量から方向判別、プレディクション検
出が可能な点で優れており、この特長をいかせば、高速
のAF応答性を達成しうる。
【0011】図2に、パッシブタイプのズレ検出方式従
来例の構成図を示す。図中21は変倍撮影レンズ系全体
を示し、以下物体側より順に、ズーミング中固定のフォ
ーカシングレンズ群22、変倍の為に光軸上移動可能な
バリエータレンズ群23、ズーミング中焦点位置を一定
に保持する為に光軸上移動可能なコンペンセータレンズ
群24、射出光束を略平行とするアフォーカルレンズ群
25、絞り26、ズーミング中固定のマスターレンズ群
27を配する。上記変倍撮影レンズ系21を通過した光
束は、光学的ローパスフィルター28を通し、撮像体2
9上の結像点30に被写体像を形成する。自動焦点検出
装置31の構成は以下の如くである。前記アフォーカル
レンズ群25と絞り26の中間に焦点検出用光束をとり
出す為に、光軸に対して45°の傾きで配置された分割
用金反射ミラー32、前記変倍撮影レンズ系の異なる領
域からの光束をとりこみ少なくとも2つの像を生成する
為のAF結像レンズ33a、33b、該AF結像レンズ
に対応して光学像を光電変換する少なくとも2つ以上の
センサーアレイ34a、34bを有する。
来例の構成図を示す。図中21は変倍撮影レンズ系全体
を示し、以下物体側より順に、ズーミング中固定のフォ
ーカシングレンズ群22、変倍の為に光軸上移動可能な
バリエータレンズ群23、ズーミング中焦点位置を一定
に保持する為に光軸上移動可能なコンペンセータレンズ
群24、射出光束を略平行とするアフォーカルレンズ群
25、絞り26、ズーミング中固定のマスターレンズ群
27を配する。上記変倍撮影レンズ系21を通過した光
束は、光学的ローパスフィルター28を通し、撮像体2
9上の結像点30に被写体像を形成する。自動焦点検出
装置31の構成は以下の如くである。前記アフォーカル
レンズ群25と絞り26の中間に焦点検出用光束をとり
出す為に、光軸に対して45°の傾きで配置された分割
用金反射ミラー32、前記変倍撮影レンズ系の異なる領
域からの光束をとりこみ少なくとも2つの像を生成する
為のAF結像レンズ33a、33b、該AF結像レンズ
に対応して光学像を光電変換する少なくとも2つ以上の
センサーアレイ34a、34bを有する。
【0012】35は分割用金反射ミラー32とセンサー
アレイ34a、34bの中間に配置されセンサーアレイ
34a、34bの赤外光感度を補正除去する為の赤外カ
ットフィルターであり、36はAF結像レンズ33a、
33bの前後いずれかにあって、相関像をとり込む際
に、2像を分離する為の視野マスク37である。
アレイ34a、34bの中間に配置されセンサーアレイ
34a、34bの赤外光感度を補正除去する為の赤外カ
ットフィルターであり、36はAF結像レンズ33a、
33bの前後いずれかにあって、相関像をとり込む際
に、2像を分離する為の視野マスク37である。
【0013】かかる構成において、合焦状態では一対の
結像レンズ33a、33bとそれに対応したセンサーア
レイ34a、34bに生成された被写体像は同一の像が
得られ、センサーアレイ34a、34b上の対応する各
セル上の像のA/D変換値は等しくなり、差の絶対値の
総和が最小となる。
結像レンズ33a、33bとそれに対応したセンサーア
レイ34a、34bに生成された被写体像は同一の像が
得られ、センサーアレイ34a、34b上の対応する各
セル上の像のA/D変換値は等しくなり、差の絶対値の
総和が最小となる。
【0014】一方、前ピン、後ピン等のディフォーカス
状態では、被写体像がボケた状態で、光軸をはさんで2
つのセンサーアレイ上で反対方向に横ズレして生成され
る。したがって対応する各セルのA/D変換値の差の絶
対値の総和は最小とはならない。
状態では、被写体像がボケた状態で、光軸をはさんで2
つのセンサーアレイ上で反対方向に横ズレして生成され
る。したがって対応する各セルのA/D変換値の差の絶
対値の総和は最小とはならない。
【0015】図2に示したTTL方式パッシブタイプの
ズレ検出では、その焦点検出精度は一対のAF結像レン
ズ間の基線長と、該AF結像レンズの焦点距離の積に比
例して向上する。言い換えるならば、撮影レンズ系の異
なる領域を通過するAF光束を離せば離すほど焦点検出
精度はあがり、又AF結像レンズの焦点距離を長くし
て、被写体像の横ズレ 倍率を上げるほど精度は良くな
る。
ズレ検出では、その焦点検出精度は一対のAF結像レン
ズ間の基線長と、該AF結像レンズの焦点距離の積に比
例して向上する。言い換えるならば、撮影レンズ系の異
なる領域を通過するAF光束を離せば離すほど焦点検出
精度はあがり、又AF結像レンズの焦点距離を長くし
て、被写体像の横ズレ 倍率を上げるほど精度は良くな
る。
【0016】しかしながら基線長とAF結像レンズの焦
点距離を大きくすることは、共に装置の大型化を招く
為、望ましくない。又AF光束分岐用の金反射ミラーに
よって撮影光学系の明るさも減じられるので問題とな
る。
点距離を大きくすることは、共に装置の大型化を招く
為、望ましくない。又AF光束分岐用の金反射ミラーに
よって撮影光学系の明るさも減じられるので問題とな
る。
【0017】特に前述のTV信号利用AFとの対比で
は、リヤフォーカシングズーム光学系が採用しにくいこ
とや、本来ビデオカメラや電子スチルビデオカメラ用と
しては高集積度の撮像素子を有しながらもAF検出用に
別センサーを必要とするなど、構成上劣る点がいくつか
ある。
は、リヤフォーカシングズーム光学系が採用しにくいこ
とや、本来ビデオカメラや電子スチルビデオカメラ用と
しては高集積度の撮像素子を有しながらもAF検出用に
別センサーを必要とするなど、構成上劣る点がいくつか
ある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点の
欠点を改良する為に、本来の撮像用の素子をAF(焦点
検出)センサーとして兼用し、撮影レンズ系の異なる領
域を通過するAF光束を時分割にて取り出し、2像のズ
レの相関により合焦、非合焦を判断する特に静止画に適
した焦点位置検出装置の提供を課題とするものである。
欠点を改良する為に、本来の撮像用の素子をAF(焦点
検出)センサーとして兼用し、撮影レンズ系の異なる領
域を通過するAF光束を時分割にて取り出し、2像のズ
レの相関により合焦、非合焦を判断する特に静止画に適
した焦点位置検出装置の提供を課題とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】撮影レンズ系からの結像
光を光電変換する撮像素子を有した装置において、前記
撮影レンズ系の異なる複数領域を通過する光束を時分割
に選択して前記撮像素子にとりこむ光分割手段と、前記
撮像素子から得られる時分割の映像データ群を比較して
相関を評価する相関値計算手段と、その相関値から合焦
を判定する合焦判定手段を有することを特徴とする。
光を光電変換する撮像素子を有した装置において、前記
撮影レンズ系の異なる複数領域を通過する光束を時分割
に選択して前記撮像素子にとりこむ光分割手段と、前記
撮像素子から得られる時分割の映像データ群を比較して
相関を評価する相関値計算手段と、その相関値から合焦
を判定する合焦判定手段を有することを特徴とする。
【0020】
【実施例】以下、図1に示す本発明に係る実施例に沿っ
て説明する。
て説明する。
【0021】図1において、物体側より順に、ズーミン
グ中固定の正レンズ群1、変倍の為に光軸上移動可能な
バリエータレンズ群2、絞り3、ズーミング中固定であ
り、射出光束を略平行とする正レンズ群4、コンペンセ
ータ機能とフォーカス機能を兼ねそなえ、光軸上移動可
能なフォーカシングレンズ群5、光学的ローパスフィル
ター6、固体撮像素子の如き撮像体7を配する。
グ中固定の正レンズ群1、変倍の為に光軸上移動可能な
バリエータレンズ群2、絞り3、ズーミング中固定であ
り、射出光束を略平行とする正レンズ群4、コンペンセ
ータ機能とフォーカス機能を兼ねそなえ、光軸上移動可
能なフォーカシングレンズ群5、光学的ローパスフィル
ター6、固体撮像素子の如き撮像体7を配する。
【0022】又絞り3近傍には、撮影レンズ系の異なる
領域からの光束をとり出す為の光分割手段8を配置す
る。この光分割手段8は瞬時に切りかわる開口部8aと
8bを有した2枚の遮光板を具えており、AF光束が開
口部8aを透過可能な状態では開口部8bは遮光されて
おり、逆の場合は開口部8bが透過で開口8a部8aが
遮光されている。
領域からの光束をとり出す為の光分割手段8を配置す
る。この光分割手段8は瞬時に切りかわる開口部8aと
8bを有した2枚の遮光板を具えており、AF光束が開
口部8aを透過可能な状態では開口部8bは遮光されて
おり、逆の場合は開口部8bが透過で開口8a部8aが
遮光されている。
【0023】尚、光分割手段8はマイクロコンピュータ
等のCPU10により制御される。
等のCPU10により制御される。
【0024】撮像素子7からのデータ群はフレームメモ
リー11を介して、相関値演算手段12、合焦判定手段
13にとりこまれる。
リー11を介して、相関値演算手段12、合焦判定手段
13にとりこまれる。
【0025】合焦判定時は、CPU10はフォーカス検
出駆動手段14を介して、駆動を停止する。又CPU1
0はズーム位置検出回路15からの焦点距離情報、又は
合焦状態から検出エリア可変手段16により、ウィンド
ウの大きさを変更する。
出駆動手段14を介して、駆動を停止する。又CPU1
0はズーム位置検出回路15からの焦点距離情報、又は
合焦状態から検出エリア可変手段16により、ウィンド
ウの大きさを変更する。
【0026】図3は光学挙動を示すもので、(A)
(B)は合焦の場合を、(C)(D)は非合焦の場合の
光路を表わす。図(A)(B)の場合は、それぞれ開口
8aと8bを通った光束は像面上の同じ位置に同じ光分
布を形成する。しかしながら、(C)(D)の場合は、
開口8aを光束が通過するときと開口8bを光束が通過
するときとでボケた光分布を形成する位置が像面上でズ
レている。
(B)は合焦の場合を、(C)(D)は非合焦の場合の
光路を表わす。図(A)(B)の場合は、それぞれ開口
8aと8bを通った光束は像面上の同じ位置に同じ光分
布を形成する。しかしながら、(C)(D)の場合は、
開口8aを光束が通過するときと開口8bを光束が通過
するときとでボケた光分布を形成する位置が像面上でズ
レている。
【0027】図1へ戻り、合焦時、開口部8aを通過し
て撮像体7上に結像する像を各セル毎にA/D変換して
その値をフレームメモリ11にストアする。この時、A
Fに使用するセル範囲としては有効撮像領域全体である
必要はなく、その一部のウィンドウ部(図1の9)で良
く、合焦、非合焦によって、又は撮影レンスの画角によ
って切り換えても良い。但し、時分割してAFデータを
取り込む際には、そのウィンドウ範囲は共通でなくては
ならない。上記データ群の蓄積が終了した時点でCPU
10を介して、開口部8aを遮蔽し、開口部8bを設定
する。そして開口部8bを通過して撮像体7上に結像す
る像を同じく、各セル毎に取り込む。合焦時には、時分
割して得られるデータ群は同一となる為、各セル毎にス
トアされた旧データをai、新データをbiとすれば、そ
の差の絶対値の総和はゼロとなる。つまり
て撮像体7上に結像する像を各セル毎にA/D変換して
その値をフレームメモリ11にストアする。この時、A
Fに使用するセル範囲としては有効撮像領域全体である
必要はなく、その一部のウィンドウ部(図1の9)で良
く、合焦、非合焦によって、又は撮影レンスの画角によ
って切り換えても良い。但し、時分割してAFデータを
取り込む際には、そのウィンドウ範囲は共通でなくては
ならない。上記データ群の蓄積が終了した時点でCPU
10を介して、開口部8aを遮蔽し、開口部8bを設定
する。そして開口部8bを通過して撮像体7上に結像す
る像を同じく、各セル毎に取り込む。合焦時には、時分
割して得られるデータ群は同一となる為、各セル毎にス
トアされた旧データをai、新データをbiとすれば、そ
の差の絶対値の総和はゼロとなる。つまり
【0028】
【外1】 を評価関数として求め、この評価関数が最小となる様に
フォーカスレンズを移動させれば良い。この時、フォー
カスレンズを移動させる指針としては、得られたデータ
群の一方を固定して、他方を1セルづつ演算上シフトし
ながら上記評価関数を相関値演算手段12により計算
し、何セル分ずらすと最小値を得るかによって知ること
ができ、同時に前ピン、後ピンも判断できる。
フォーカスレンズを移動させれば良い。この時、フォー
カスレンズを移動させる指針としては、得られたデータ
群の一方を固定して、他方を1セルづつ演算上シフトし
ながら上記評価関数を相関値演算手段12により計算
し、何セル分ずらすと最小値を得るかによって知ること
ができ、同時に前ピン、後ピンも判断できる。
【0029】上記、撮像体7上でのズレ量が検知できれ
ば、ズーム情報から、合焦にいたるフォーカスレンズの
移動量を演算して求めることができる。
ば、ズーム情報から、合焦にいたるフォーカスレンズの
移動量を演算して求めることができる。
【0030】以上が焦点検出の一動作であるが、フォー
カスレンズ移動後もさらに同一の動作を反復し、その相
関値か合焦判定手段13より目標内におさまるまで続行
すれば良い。
カスレンズ移動後もさらに同一の動作を反復し、その相
関値か合焦判定手段13より目標内におさまるまで続行
すれば良い。
【0031】ビデオカメラの場合には、1フィールド内
に上記1回の動作をする必要があり、時分割のデータを
取り込むのに、かなりの高速性を要する。電子スチルカ
メラにあっては、レリーズタイムラグが許容できる範囲
内で、数回の動作が終了できれば良い。
に上記1回の動作をする必要があり、時分割のデータを
取り込むのに、かなりの高速性を要する。電子スチルカ
メラにあっては、レリーズタイムラグが許容できる範囲
内で、数回の動作が終了できれば良い。
【0032】図1に示した光分割手段は、絞り近傍に配
置し、撮影レンズ系の開放F値の範囲内で開口部をそれ
ぞれ極力離し、基線長を大きく確保している。又、その
光軸上の位置は、絞り近傍に限ることなく撮影レンズ最
終面以降等であっても良い。又光分割手段は絞りの一部
に形成されていても良く、高速応答性を達成する為に電
気光学的な物性素子で構成されていても良い。
置し、撮影レンズ系の開放F値の範囲内で開口部をそれ
ぞれ極力離し、基線長を大きく確保している。又、その
光軸上の位置は、絞り近傍に限ることなく撮影レンズ最
終面以降等であっても良い。又光分割手段は絞りの一部
に形成されていても良く、高速応答性を達成する為に電
気光学的な物性素子で構成されていても良い。
【0033】本実施例はリヤフォーカシングズームレン
ズへ適用した場合について述べたが、通常の前玉フォー
カシングズームレンズであってもなんら問題はない。
ズへ適用した場合について述べたが、通常の前玉フォー
カシングズームレンズであってもなんら問題はない。
【0034】
【発明の効果】ボケ検知方式に対するズレ検知方式の利
点である高速応答性を得る為に、従来は別のAF光学系
を必要とし装置の大型化が避けえなかったが、本発明に
従えば本来撮像用に用いる撮像体をAFセンサとして兼
用し、時分割に得られる映像データの相関に求めること
によりプレディクションが可能となる。したがって従来
の撮影光学系に対しては、時分割にAF光束をとりこむ
光分割手段のみが構成として付け加わるのみで、簡易で
小型化できる。AF用の開口部の大きさが不変な場合、
撮像体上での明るさは撮像体の蓄積時間でコントロール
するのが良い。
点である高速応答性を得る為に、従来は別のAF光学系
を必要とし装置の大型化が避けえなかったが、本発明に
従えば本来撮像用に用いる撮像体をAFセンサとして兼
用し、時分割に得られる映像データの相関に求めること
によりプレディクションが可能となる。したがって従来
の撮影光学系に対しては、時分割にAF光束をとりこむ
光分割手段のみが構成として付け加わるのみで、簡易で
小型化できる。AF用の開口部の大きさが不変な場合、
撮像体上での明るさは撮像体の蓄積時間でコントロール
するのが良い。
【図1】本発明に係る実施例の斜視図。
【図2】従来例に示す斜視図。
【図3】光学作用の説明図。
1 前玉レンズ 2 バリエータ 3 絞り 4 アフォーカルレンズ 5 フォーカス兼コンペンセータ 6 ローパスフィルター 7 撮像体 8 光分割手段 9 AF用ウィンドウ部
Claims (2)
- 【請求項1】 撮影レンズ系からの結像光を光電変換す
る撮像素子を有した装置において、前記撮影レンズ系の
異なる複数領域を通過する光束を時分割に選択して前記
撮像素子にとりこむ光分割手段と、前記撮像素子から得
られる時分割の映像データ群を比較して相関を評価する
相関値演算手段と、その相関値から合焦を判定する合焦
判定手段を有したことを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項2】 前記映像データ群をとりこむ前記撮像素
子上の検出エリアを、前記撮影レンズ系の焦点距離状
態、被写体の明るさ状態、又は前記撮像素子上の合焦状
態に応じて、可変とすることを特徴とする請求項1の焦
点検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22778594A JPH0894923A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 焦点検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22778594A JPH0894923A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 焦点検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894923A true JPH0894923A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16866352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22778594A Withdrawn JPH0894923A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0894923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0846972A2 (en) * | 1996-12-09 | 1998-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Focus detecting device and camera utilizing the same |
EP0854373A1 (en) * | 1996-12-17 | 1998-07-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Focus detecting device |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP22778594A patent/JPH0894923A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0846972A2 (en) * | 1996-12-09 | 1998-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Focus detecting device and camera utilizing the same |
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US6473126B1 (en) | 1996-12-09 | 2002-10-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Focusing information detecting device, focus detecting device and camera utilizing the same |
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