JPH05119252A - カメラの距離測定および迅速自動焦点合せ方法および装置 - Google Patents

カメラの距離測定および迅速自動焦点合せ方法および装置

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JPH05119252A
JPH05119252A JP3258297A JP25829791A JPH05119252A JP H05119252 A JPH05119252 A JP H05119252A JP 3258297 A JP3258297 A JP 3258297A JP 25829791 A JP25829791 A JP 25829791A JP H05119252 A JPH05119252 A JP H05119252A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] カメラからの被写体の距離を決定し、カメラ
の迅速な自動焦点合せを行い、カメラにより生じたぶれ
を生じた画像から合焦画像を得るための、信号処理技術
に基く装置および方法の提供。 [構成] 被写体の少なくとも2つのイメージが1組の
カメラ・パラメータに対する異なる値で記録され、2つ
の正規化イメージを得る。カメラ・パラメータおよび正
規化イメージの値は、被写体の合焦イメージに対する2
つの式を等しくすることにより得られる式に代入され
る。この結果として得る式を解いて被写体の距離に対す
る1組の解を得る。被写体の第3のイメージが1組のカ
メラ・パラメータに対する新しい値で記録される。第3
のイメージおよびカメラ・パラメータに対する新しい値
と一致する距離の解を決定して被写体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラによる被写体の
受動的測距、即ち赤外線、音波、レーザあるいは他の種
類のビームを被写体に向けて送出する如き能動的方法を
使用せず、周囲の光のみを使用するカメラからの被写体
の距離を決定するための信号処理手法に基く装置および
方法に関する。本発明はまた、カメラの迅速な自動焦点
合せ、イメージを得る受動的方法に関する。本発明は、
一般に、線形変位不変系(linear shift−
invariant system)、即ち入力信号に
ついて畳み込み演算を行う系における系パラメータの推
定および信号の復元に関する。
【従来の技術】カメラ・システムからの被写体の距離の
測定は、ロボット視認、機械視認、自動的な車両運行、
および迅速なカメラ・システムの自動焦点の分野におけ
る用例がある。カメラ・システムからの被写体の距離を
決定するための多くの方法および装置が公知である。本
発明と関連する諸方法の検討は、同じ発明者による下記
の2つの特許出願において見出すことができる。即ち、
(i)1987年11月27日出願の係属中の米国特許
出願第126,407号、および(ii)1989年6
月29日出願の係属中の米国特許出願第07/3739
96号である。全ての公知の従来技術(例えば、本発明
者出願の米国特許出願第126407号(1987年1
1月27日出願)および同第07/373996号(1
989年6月24日出願)、およびFUJIに譲渡され
た日本国特公昭和第62/284314号(1987
年)、およびCANNONに譲渡された日本国特開昭第
63/127217号(1988年5月31日公開))
においては、多くの共通した重要な欠点がある。関連す
る従来技術においては、距離を決定する方法は全て、2
つ以上の記録されたイメージのフーリェ変換を計算し
て、これら2つのフーリェ変換の比を計算することに基
くものである。記録されたイメージの2次元フーリェ変
換を計算することは計算的に非常に広範囲にわたるもの
である。この計算は、複雑でありかつ高価なハードウエ
アを要する。従来技術の方法の別の欠点は、これらの方
法が小さな被写体の距離の決定には使用できないことで
ある。これらの方法は、大きな被写体の距離の決定には
使用することができる。これは、被写体のイメージのフ
ーリェ係数の信頼のおける計算は被写体のイメージが大
きいことを要求する故である。ある被写体の距離の決定
は、自動焦点合せの方法における、また被写体のぶれを
生じたイメージから合焦したイメージを得る方法におけ
る不可欠なステップである。従って、上記の諸欠点はま
た、自動焦点合せの従来技術およびぶれを生じたイメー
ジから改善された焦点イメージを得るための方法に対し
ても妥当する。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、被写
体の少なくとも2つの画像を記録して処理することによ
りカメラ・システムからの被写体の距離を測定する方法
にある。ぼけを避け鮮明さを増すため2つ以上の画像を
用いることもできる。本発明の別の目的は、3つ以上の
イメージを取って処理することにより、カメラの迅速な
自動焦点合せを行う方法にある。本発明の他の目的は、
ぶれのあるイメージから改善された合焦イメージを得る
方法にある。本発明の更に他の目的は、系のパラメータ
を推定して線形変位不変系即ち畳み込み演算を行う系と
してモデル化することができる計器における入力信号を
復元する方法にある。
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、(i)
イメージを形成する光学系と、(ii)イメージを記録
するイメージ検出器と、(iii)光がカメラに進入す
るカメラの開口と、(iv)カメラ・システムに進入す
る光のスペクトル成分を制御する光フィルタとを含むカ
メラ・システムからなる。光学系は、第1の主要面と第
2の主要面とを特徴とする。この第2の主要面は、第1
の主要面よりもイメージ検出器に近い。このカメラ・シ
ステムは、1組のカメラ・パラメータを特徴としてお
り、これらパラメータは下記を含む。即ち、 (i)第2の主要面とイメージ検出器との間の距離 (ii)カメラの口径 (iii)光学系の焦点長さ、および (iv)光フィルタの分光透過率特性。 本発明はまた、カメラのパラメータ値を所要の値に設定
するカメラ・コントローラと、イメージ正規化装置とを
含む。イメージ正規化装置は、各々がカメラのパラメー
タ値の異なる設定で記録された被写体の異なるイメージ
を標準的なフォーマットに変換するため使用される。こ
の標準的フォーマットは、このフォーマットにおいて表
わされる被写体のイメージがカメラの点拡がり関数によ
る被写体の標準的な合焦イメージを畳み込み演算結果と
して表現することができる如きものである。この標準的
フォーマットで表わされるイメージは、正規化イメージ
とも呼ばれる。本装置は更に、正規化されたイメージの
導関数を計算する計算装置と、数式を解く装置と、設定
交差装置とを含む。この数式解装置は、正規化イメージ
の異なる導関数値およびカメラ・パラメータ値を式に代
入し、カメラからの被写体の距離に対する1組の解を得
るため結果として得る式を解くことができる。前記の設
定交差装置は、カメラからの被写体の距離に対する2組
の解を得て、この2組の解を交差して被写体の距離に対
する一般解を見出すため使用される。迅速な自動焦点合
せ装置においては、焦点パラメータ決定装置が、被写体
の距離を決定する装置に付加的に含まれる。この焦点パ
ラメータ決定装置は、カメラ・パラメータがこのように
決定される値に設定される時、被写体が合焦されるよう
に合焦される被写体の距離に基いてカメラ・パラメータ
に対する値を決定するため使用される。カメラからの被
写体の距離を決定する方法は、下記のステップを含んで
いる。即ち、カメラのパラメータは、カメラ・コントロ
ーラにより5組のカメラ・パラメータに設定される。次
いで、被写体の第1のイメージが記録される。次に、カ
メラ・パラメータが、カメラ・コントローラにより第2
の組のカメラ・パラメータ値に設定され、被写体の第2
のイメージが記録される。第1のイメージは、第1の正
規化イメージを得るため予め処理される。この第1の正
規化イメージは、第1の組のカメラ・パラメータ値を特
徴とするカメラの第1の点拡がり関数による被写体の合
焦イメージの畳み込みと等しい如きものである。第2の
イメージは、第1のイメージに似た方法で予め処理され
て第2の正規化イメージを得る。第1の正規化イメージ
の1組の導関数を計算して、第1の組のイメージ導関数
を得る。同様に、第2の正規化イメージの1組の導関数
が計算されて、第2の組のイメージ導関数を得る。前記
第1の組のカメラ・パラメータ値、第2の組のカメラ・
パラメータ値、第1の組のイメージ導関数および第2の
組のイメージ導関数の諸値は、全て予め定めた数式に代
入される。この式は、第1の式を第2の式と等しくさせ
ることにより予め定められ、この第1の式は第1の組の
カメラ・パラメータおよび第1の組のイメージ導関数に
照らして被写体の合焦イメージを与え、第2の式も、被
写体の合焦イメージを与えるが、第2の組のカメラ・パ
ラメータおよび第2の組のイメージ導関数に照らして与
える。予め定めた式への代入後、結果として得る式は、
カメラからの被写体の距離である唯1つの未知の値を含
む。次に、この式を解いて前記距離に対する第1の組の
解を得る。この組は、典型的に2つの項を含む。距離に
対する第1の組の解を得る際に、フーリェ変換が計算さ
れない。比較すれば、従来技術は、複雑で広範囲な演算
であるフーリェ変換の計算を含む。このため、本発明の
方法は、従来技術に勝る大きな利点を有する。次に、カ
メラ・パラメータは、カメラ・コントローラにより第3
の組のカメラ・パラメータに設定され、第3のイメージ
がカメラ内部で形成される。この第3のイメージが記録
される。次いで、第3のイメージおよび第3の組のカメ
ラ・パラメータ値と一致する第1の組の解の項が決定さ
れて、カメラからの被写体の距離を得る。この一致の検
査は、多くの方法で行うことができる。例えば、距離に
対する第2の組の解を得るため第2および第3のイメー
ジを使用することができ、次いで第1の組の解および第
2の組の解を交差させることができ,被写体の距離を与
える共通解を得る。迅速な自動焦点合せの方法において
は、第1に、合焦される被写体の距離が上記方法により
決定される。次に、被写体の距離およびイメージ合焦式
に基いて、新しい組のカメラ・パラメータ値が決定され
る。このカメラ・パラメータは、カメラ・コントローラ
により新しい組のカメラ・パラメータ値に設定され、こ
れにより被写体の自動焦点合せを行う。異なるカメラ設
定により記録されたぶれを有するイメージから被写体の
改善された合焦イメージを決定する方法は、下記の如く
要約することができる。第1に、被写体の距離は、先に
述べた方法を用いて決定される。この距離に基いて、被
写体の記録されたイメージの1つと対応する点拡がり関
数のモーメントのパラメータが決定される。次いで、こ
のイメージおよびその導関数が逆畳み込み式に代入され
て被写体の改善された合焦イメージを得る。 (利点)本発明の重要な利点は、従来技術がフーリェ変
換の計算を伴うが、本発明はフーリェ変換の計算を伴わ
ないことである。フーリェ変換の計算は、計算に非常に
経費がかかる。この演算は遅く、高価なハードウエアを
必要とする。従って、本発明の装置は、従来技術の装置
よりも安価、簡単かつ高速である。本発明の別の重要な
利点は、非常に小さな被写体の距離の決定に使用できる
ことである。この能力は、従来技術には欠けている。本
発明においては、計算がイメージの導関数に基く故に、
小さな被写体の距離の決定が可能である。被写体のイメ
ージの導関数は、被写体のイメージが比較的小さい時で
も計算可能である。このような能力の従来技術における
欠如は、従来技術の方法がフーリェ変換の計算に基くと
いう事実の故である。被写体のイメージのフーリェ変換
の信頼し得る計算は、被写体が比較的大きいことを必要
とする。本発明は、同じ発明者による先発明(1989
年6月29日出願の係属中の米国特許出願第07/37
3996号)の多くの重要な特徴を共有している。例え
ば、本発明は、カメラの点拡がり関数の形態により制限
を受けない。本発明は、線形変位不変系(即ち、畳み込
み演算を行う系)としてモデル化可能などんなカメラ・
システムにも適用し得る。従って、本発明は、著しい光
収差および回折によるイメージの歪みの存在する場合で
さえ適用し得る。特に、本発明は、ガウス型および円筒
型点拡がり関数に限定されることなく適用し得る。本発
明においては、前記点拡がり関数は、完全に関連するカ
メラのパラメータに関して特徴付けられ、これにより回
折効果およびレンズの収差を説明する。本発明はまた汎
用性を持ち、従って一時に唯1つのカメラ・パラメータ
を変化させるのではなく多くのカメラ・パラメータが同
時に変化し得る。更に、本発明は、どんな数のシステム
・パラメータでも評価しかつ入力信号を評価するための
どんな線形変位不変系にも距離の決定方法を般化する。
本発明の更に他の利点は、以下において本発明が関連す
る当業者には明らかになるであろう。本発明の目的を更
に理解するために、添付図面に関して以降の望ましい実
施態様の記述を参照されたい。
【実施例】図1は、望ましい実施態様のカメラ・システ
ムを示している。これは、光フィルタLFと、鏡口絞り
ASと、光学系OSと、イメージ検出器IDとを含む。
光フィルタLFは、カメラに進入する光のスペクトル成
分を制御する。例えば、赤のフィルタは、赤の光のみを
通し、他の全ての波長を阻止する。カメラに入る光の量
は、鏡口絞りASにより制御される。望ましい実施態様
においては、この鏡口絞りの鏡口は円形である。従っ
て、光の量は、鏡口絞りの鏡口の直径を変化させること
により制御される。鏡口絞りの鏡口はまた、カメラの絞
りとも呼ばれる。望ましい実施態様においては、光学系
OSはレンズからなっている。この光学系OSは、イメ
ージ検出器IDにおける情景のイメージを形成する。イ
メージ検出器IDに形成されたイメージは、カメラ・シ
ステムの出力を形成する電子的なヒデオ信号へ変換され
る。このカメラは、1組のカメラ・パラメータにより特
徴付けられる。カメラ・パラメータ(図2参照)は、
(i)光学系の第2の主平面P2とイメージ検出器ID
との間の距離s、(ii)カメラの鏡口の直径Dと、
(iii) 光学系の焦点距離fと、(iv)光フィル
タLFの分光透過率λである。カメラ・パラメータの値
s、fおよびDは、それぞれ3つのコントローラ、即
ち、イメージ検出器位置コントローラ、焦点距離コント
ローラおよび鏡口コントローラによって制御される。こ
れらコントローラは、カメラ・パラメータ値s.f、D
を所要の値に設定するため使用することができる。この
3つのコントローラが一緒になってカメラのコントロー
ラを構成する。カメラ・システムの別の実施態様は、先
に述べた望ましい実施態様の小さな修正によって得られ
る。この修正された実施態様においては、カメラ・パラ
メータを変化させる手段を提供する1つのカメラ・シス
テムを使用する代わりに、多数のカメラが使用される。
これら多数のカメラは、各個のカメラのカメラ・パラメ
ータ値が、他の全てのカメラと比較して、少なくとも1
つのカメラ・パラメータにおいて異なるようになってい
る。即ち、多数のカメラの内2つのカメラは、全てのカ
メラ・パラメータに対して同じカメラ・パラメータ値を
持たない。この装置においては、個々のカメラのどのカ
メラ・パラメータを変化させる必要がない。各カメラの
全てのカメラ・パラメータを固定することができ、これ
によりカメラ・システムにおいて可動部分の必要を回避
する。従って、本装置は堅牢にすることができる。各カ
メラは、カメラ・パラメータの1組の値と対応する1つ
のイメージを取得する際に使用される。個々のカメラ
は、ビーム・スプリット装置の助けにより共通の鏡口を
介して情景を視認する。上記の相違を除いて、この別の
実施態様は、前記の望ましい実施態様と類似している。
図3は、異なるカメラ・パラメータ値を持つ2つのカメ
ラが銀面のハーフミラーと完全ミラーからなるビーム・
スプリッタを介して情景を視認する。図4のaおよびb
は、本発明の望ましい実施態様の装置を示している。こ
れらの図においては、情景からカメラに対する入力は、
情景の合焦イメージf(x,y)および情景の幾何学的
形状r(x,y)である。合焦イメージf(x,y)
は、(x,y)により指定された情景の特定の方向から
受取る光の量を示す。幾何学的形状r(x,y)は、
(x,y)により指定された方向に沿ってカメラからの
被写体の距離を示す。1組のカメラ・パラメータ{λ、
s、f、D}の値は、カメラ・コントローラによって設
定される。カメラの出力は、記録されたイメージg
(x,y)である。図4aにおいて、1組のカメラ・パ
ラメータ{λ、s、f、D}の3つの異なる値ea1
{λ、s、f、D}、ea2={λ、s
、D}、ea3={λ、s、f、D}と
対応するカメラの出力は、それぞれg(x,y)、g
(x,y)、g(x,y)により示される。本装置
はまた、イメージ正規化装置を含んでいる。このイメー
ジ正規化装置は、1組のカメラ・パラメータ{λ、s、
f、D}に対する異なる値で記録された異なるイメージ
を標準的なフォーマットへ変換するため使用される。こ
の変換プロセスは、イメージの正規化と呼ばれる。この
イメージ正規化は、正規化後の被写体のイメージが、対
応するカメラ・パラメータ値により特徴付けられるカメ
ラの点拡がり関数で被写体の標準的な合焦イメージの畳
み込み演算を行った結果として表現することができる。
例えば、図4aにおいて、イメージg(x,y)、g
(x,y)およびg(x,y)が1組のカメラ・パ
ラメータ{λ、s、f、D}に対する異なる値ea1
a2、ea3で記録される。カメラの点拡がり関数
は、h(x,y;e,r)により表わされ、ここで
(x,y)は被写体のイメージにおける1つの位置を表
わし、e={λ、s、f、D}は1組のカメラ・パラ
メータ値を表わし、rは(x,y)により指定された
方向に沿った被写体の距離を表わす。合焦イメージf
(x,y)と対応する標準的即ち正規化合焦イメージf
(x,y)は、下式として定義することができる。即
ち、
【数1】
【数2】 直観的に、f(x,y)は、(x,y)で示される方
向からカメラの鏡口に入射する全光の一部を示す。正規
化後の3つのイメージg(x,y)、g(x,y)
およびg(x,y)は、それぞれgn1(x,y)、
n2(x,y)およびgn3(x,y)により示され
る。従って、イメージ正規化演算の定義に従って、
【数3】
【数4】
【数5】 但し、*は畳み込み演算を示す。この畳み込み演算は、
式(3)を用いて下記の事例の如く展開形態で定義する
ことができる。即ち、
【数6】 本装置はまた、正規化イメージの種々の導関数を計算す
るための導関数計算装置を含む。例えば、gn1(x,
y)の導関数のあるものは、
【数7】 本装置は更に、下記の形態の式を解くことができる式解
明装置を含む。即ち、
【数8】 但し、ω,i,k−i(h,ea1,r)およびω
,i,k−i(h,ea2,r)は、重みパラメー
タの表現を表わし、
【数9】
【数10】 式(8)において、イメージ点(x,y)と対応する被
写体の距離rを除く全ての量は既知である。従って、
この式を解いて、rに対する1組の解を得る。典型的
には、rに対する1組の解は2つの要素を含む。本装
置は、2組と交差してこの両方の組に共通な要素を見出
す組交差装置(図4b参照)を含む。例えば、もしr
g1={r11,r12}およびrg2={r21,r
22}が2つの組であり、r12=r22であるなら
ば、この組交差装置は、{r12}を与えるためra1
およびra2を交差させることができる。即ち、
【数11】 迅速自動焦点合せ装置(図4aおよび図4b参照)は、
被写体の距離を決定するための装置に似ている。主な相
違は、自動焦点合せ装置が図4bに示した焦点パラメー
タ決定装置である別の構成要素を有することである。こ
の焦点パラメータ決定装置は、入力として合焦される被
写体の距離を取り、出力として被写体を合焦させるため
の1組のカメラ・パラメータ{λ、s、f、D}に対す
る1組の値{λ、s、f、D}を与える。カメ
ラのカメラ・パラメータは、被写体がカメラ内部で合焦
されるように{λ、s、f、D}にセットされ
る。被写体の合焦イメージをそのぶれを生じたイメージ
から得る装置(図4aおよび図4b)もまた被写体の距
離を決定する装置に似ている。唯一の相違は、この合焦
イメージ取得装置が合焦イメージ決定装置と呼ばれる別
の構成要素を有することである。この構成要素は、入力
として被写体のぶれを生じたイメージの種々の導関数、
カメラ・パラメータ値および被写体の距離を取り、これ
らの入力量を逆畳み込み演算式に代入して、出力として
被写体の合焦イメージを提供する。本発明の装置の各構
成要素は、アナログおよびディジタル電子回路を用いて
特殊目的として構成することができる。特に、イメージ
正規化装置、導関数計算装置、式解明装置および組交差
装置を実現するため、マイクロプロセッサの如きディジ
タル・コンピュータを使用することができる。焦点パラ
メータ決定装置および合焦イメージ決定装置もまた、デ
ィジタル・コンピュータを用いて実現することができ
る。図5は、ディジタル・イメージ処理コンピュータが
本発明の装置を構成するため用いられた事例を示してい
る。本発明の装置について記述したが、次に本発明の方
法について記述する。図4aおよび図4bは、本発明の
方法の理解にも役立つ。カメラからの被写体の距離を決
定するため、1組のカメラ・パラメータe={λ、
s、f、D}がカメラ・コントローラにより第1の組の
カメラ・パラメータ値ea1={λ、s、f、D
}にセットされる。即ち、カメラ・コントローラは、
λ=λ、s=s、f=fおよびD=Dとなるよ
うにカメラのセッティングをセットする。次いで、被写
体の第1のイメージg(x, y)がカメラ内部で形
成され、このイメージが記録される。この組のカメラ・
パラメータeが変更され、カメラ・コントローラによ
り第2の組のカメラ・パラメータ値ea2{λ
、f、D}にセットされる、即ち、カメラ・コ
ントローラが、λ=λ、s=s、f=fおよびD
=Dとなるようにカメラのセッティングを変更する。
この第2の組のカメラ・パラメータ値ea2は、少なく
とも1つの要素における第1の組のカメラ・パラメータ
値と異なるように、即ち、ea1≠ea2、即ち、(λ
≠λ)、または(s≠ s)または(f≠f
)または(D≠D)となるようにする。次いで、
被写体の第2のイメージg(x,y)カメラ内部に形
成され、イメージが記録される。第1のイメージg
(x,y)は、第1の正規化イメージgn1(x,y)
を得るように予め処理される。この第1の正規化イメー
ジは、第1の組のカメラ・パラメータ値ea1(および
被写体の距離r)により特徴付けられる第1の点拡が
り関数h(x,y;ea1,r)による標準的な合
焦イメージf(x,y)の畳み込み演算と等しいよう
にする。即ち、
【数12】 第1のイメージg(x,y)の第1の正規化イメージ
n1(x,y)への変換は、イメージ正規化装置を用
いて行われる。この変換プロセスは、イメージ正規化と
呼ばれる。このイメージ正規化プロセスは、カメラのイ
メージ検出器におけるセンサ要素の応答に対する補正、
カメラの不均一な光の透過に対する補正、倍率の変更に
対する補正、および明るさの変更に対する補正の如き多
くの操作を含み得る。これらの操作は、従来技術におい
て公知であり、従って本文では詳細を尽くさない。例え
ば、イメージ正規化操作の詳細な記述は、同じ発明者に
より出願された係属中の米国特許出願(1989年6月
29日出願の米国特許出願第07/373996号)に
見出すことができる。第2のイメージg(x,y)は
また、第2の正規化イメージgn2(x,y)を得るた
め第1のイメージg(x,y)のそれと似た方法で予
め処理される。従って、第2の正規化イメージg
n2(x,y)は、第2の組のカメラ・パラメータ値e
a2(および被写体の距離r)により特徴付けられる
第2の点拡がり関数h(x,y;ea2,r)による
標準的な合焦イメージf(x,y)の畳み込みに等し
いようになる。即ち、
【数13】 第2のイメージg(x,y)の第2の正規化イメージ
n2(x,y)への変換は、イメージ正規化装置を用
いて行われる。第1の正規化イメージの1組の導関数g
n1(x,y)を計算して、第1の組のイメージの導関
数を得る。
【数14】
【数15】 同様に、第2の正規化イメージの1組の導関数g
n2(x,y)を計算して、第2の組のイメージ導関数
を得る。
【数16】 らば、
【数17】 第1および第2の組のイメージ導関数ηおよびη
計算は、導関数計算装置を用いて行われる。第1の組の
カメラ・パラメータ値ea1、第2の組のカメラ・パラ
メータ値ea2、第1の組のイメージ導関数ηおよび
第2の組のイメージ導関数ηの諸値は全て、式(8)
に代入される(図4a参照)。式(8)の性格について
は、以下に説明する。
【数18】 を、第1の組のイメージ導関数ηと対応する第1の組
の重みパラメータと定義し、
【数19】 を、第2の組のイメージ導関数ηと対応する第2の組
の重みパラメータと定義する。例えば、もしN=2なら
ば、
【数20】 および
【数21】 ージ導関数ηの各項をその対応する重みパラメータで
乗じて、第1の組の重みイメージ導関数
【数22】 を得ることができる。同様に、第2の組のイメージ導関
数ηの各項をその対応する重みパラメータで乗じて、
第2の組の重み導関数
【数23】 を得ることができる。第1の組の重み導関数Wの全て
の要素を加算して第1の式を得、これは式(8)の左項
に等しい。同様に、第2の組の重み導関数Wの全ての
要素を加算して第2の式を得、これは式(8)の右項に
等しい。従って、式(8)は、まさに第1の式を第2の
式と等化することにより得ることができる。重みパラメ
ータは、第1の式が第1の組のカメラ・パラメータ値e
a1および第1の組のイメージ導関数ηの項に表わさ
れた被写体の合焦イメージと等しくなるように定義され
る。即ち、重みパラメータω,i,k−iは、
【数24】 となるように定義される。同様に、重みパラメータ
ω,i,k−iは、第2の式が第2の組のカメラ・パ
ラメータ値ea2および第2の組のイメージ導関数η
の項に表わされた被写体の合焦イメージと等しくなるよ
うに定義される。即ち、重みパラメータω,i,k−
iは、
【数25】 となるように定義される。式(12)から、g
n1(x,y)が、合焦イメージf(x,y)による
第1の点拡がり関数h(x,y;ea1,r)の畳み
込みと等しいことを想起すれば、式(24)は実際に逆
畳み込み式であることが判るであろう。gn1(x,
y)と対応するぶれを生じたイメージの逆畳み込みによ
り、合焦イメージf(x,y)を復元する。同様なこ
とが、式(13)および(25)にも妥当する。この逆
畳み込み式は、従来技術においては知られていない。こ
の式は、最初に得られたもので、同じ発明者により19
90年7月3日出願された別の米国特許出願「畳み込み
により劣化したイメージおよび信号を回復するための方
法および装置」に開示されている。同出願においては、
重みパラメータω,i,k−iおよびω,i,k−
iの定義のための手順もまた記載されている。重みパラ
メータω,i,k−iの各々は、第1の組のモーメン
ト・パラメータMに関して下式として表現することが
できる。即ち、
【数26】 但し、
【数27】 第1の組のモーメント・パラメータMは、点拡がり関
数h(x,y;ea1,r)を特徴とする。この第1
の点拡がり関数は、カメラ・パラメータが第1の組のカ
メラ・パラメータ値に等しく、即ち、e=ea1とな
るようにセットされる時、カメラの点拡がり関数とな
る。同様に、重みパラメータω,i,k−iの各々
は、第2の組のモーメント・パラメータMに関して下
式として表現することができる。即ち、
【数28】 但し、
【数29】 第2の組のモーメント・パラメータMは、第2の点拡
がり関数h(x,y;ea2,r)を特徴とする。こ
の第2の点拡がり関数は、カメラ・パラメータが第2の
組のカメラ・パラメータ値に等しく、即ち、e=e
a2となるようにセットされる時、カメラの点拡がり関
数となる。第1の組のモーメント・パラメータMに関
して重みパラメータω,i,k−iに対する代数式を
得る方法が、同じ発明者により1990年7月30日出
願された前掲の米国特許出願において記載されている。
同じ方法を用いて、第2の組のモーメント・パラメータ
に関する重みパラメータω,i,k−iに対する
代数式を得る。従って、重みパラメータω,i,k−
iに対する代数式は、ω,i,k−i(M)として
短い式形態で表わすことができる。同様に、重みパラメ
ータω,i,k−iに対する代数式はω,i,k−
i(M)として短い形態で示すことができる。例え
ば、N=2として、下記の代数式がω,i,k−iお
よびω,i,k−iに対して得ることができる。即
ち、
【数30】 しかし、式(26)、(27)によれば、第1の組のモ
ーメント・パラメータMはそれ自体点拡がり関数h、
第1の組のカメラ・パラメータ値ea1およびカメラか
らの被写体の距離rの形成により決定される。従っ
て、代数式ω,i,k−i(M)は、重みパラメー
タω,i,k−iが点拡がり関数h、第1の組のカメ
ラ・パラメータ値ea1およびカメラからの被写体の距
離rに関して表わすことができることを更に明瞭に示
すためω,i,k−i(h,ea1,r)により表
わすことができる。同様な理由のため、代数式ω
i,k−i(M)は、ω,i,k−i(h,
a2,r)により表わすことができる。要約すれ
ば、式(8)は、カメラからの被写体の距離rである
唯一の未知の式を含む式を得るように式化される。この
式を解いて、第1の組の解rg1を得る。典型的には、
g1は2つの要素を含み、従って、下式として表わす
ことができる。即ち、
【数31】 従来技術とは対照的に、フーリェ変換を計算することな
く第1の組の解rg1が得られたことに注意されたい。
このことは、本発明の重要な利点を構成する。被写体の
距離に対する一義的な解を得るためには、別の情報が必
要である。本発明の方法においては、ea3=ea1
よびea3=ea2(即ち、カメラ・パラメータの少な
くとも1つが異なる)となって、カメラ内部の被写体の
イメージを形成し、第3のイメージg(x,y)を記
録するように、カメラを第3の組のカメラ・パラメータ
値ea3={λ、s、f、D}にセットするこ
とにより別の情報が得られる。第1の組の解rg1の項
の内、僅かに1つの項が第3の組のカメラ・パラメータ
値ea3および第3のイメージg(x,y)と一致す
ることになる。ea3およびg(x,y)と一致する
この項が、カメラからの被写体の距離を得るように決定
される。ea3およびg(x,y)を持つ1つの解の
一貫性を調べる多くの方法がある。1つの方法は、第3
のイメージg(x,y)および第2のイメージg
(x,y)を使用して、カメラからの被写体の距離に
対する第2の組の解rg2を決定する。g(x,y)
およびg(x,y)を用いterg2を決定する方法
は、第1のイメージg(x,y)および第2のイメー
ジg(x,y)を用いて第1の組の解rg1を決定す
る先に述べた方法と非常によく似ている。この第2の組
の解rg1は、典型的には2つの要素を含むことにな
る。要素rg2の1つは要素rg1でもある。この要素
は、組rg1およびrg2の交差を行うことにより決定
される。この共通要素は、カメラからの被写体の距離に
対する一義的な解を与える。このように、カメラからの
被写体の距離rを決定することができる。原理におい
ては、被写体の距離を決定するためには被写体の3つの
イメージを用いて処理することが充分である。しかし、
距離の更に厳密な測定は、被写体のイメージの幾つかの
個々のトリプレットを処理することにより得ることがで
きる。イメージの個々のトリプレットを処理して、1つ
の独立した距離の測定を行う。距離の独立した全ての測
定の加重平均が、厳密な距離の測定をもたらす。一般
に、上記の方法で測定された被写体の距離は、加重平均
を用いて距離のより厳密な評価を行うことにより、他の
独立的な距離の評価(同じ方法あるいは異なる方法によ
り得られる)と組合わせることができる。カメラからの
被写体の距離を決定する上記の方法は、視野における全
ての被写体の距離を得ると同時に、カメラの視野におけ
る全ての被写体に対して適用し得る。例えば、カメラの
視野は、多くの小さな部分視野に分割することができ、
各部分視野においては、この部分視野における被写体の
距離を決定することができる。カメラの視野を多くの部
分視野に分割することは、イメージ検出器に形成される
イメージを各部分イメージが1つの部分視野と対応する
多くの小さな部分イメージに分割することと対応する。
図6は、この概念を示している。各部分イメージは、他
の部分イメージと並行して処理することができ、対応す
る部分視野における被写体の距離を決定する。このよう
に、カメラの視野における全ての被写体の距離は、僅か
に3つのイメージから同時に決定することができる。こ
の方法は、1つの情景における全ての被写体の位置を最
小限の計算により非常に迅速に標定することが要求され
るロボットの視野において重要な用途を有する。カメラ
の小さな部分視野における1つの情景における被写体の
点の距離(即ち、深度)を表わす数字列は、情景の深度
マップと呼ばれる。従って、本発明の方法は、有効な方
法で情景の深度マップを取得する上で有効である。本発
明はまた、カメラの迅速な自動焦点合せの方法を含む
(図4aおよび図4b参照)。この方法においては、カ
メラからの被写体の距離rを決定するための上記の方
法を用いて合焦される被写体の距離が最初に決定され
る。距離rおよびイメージの合焦式に基いて、所要の
被写体の焦点合せと対応する1組のカメラ・パラメータ
値eaf={λ、s、f、D}が決定される。
イメージの合焦式の一例は、カメラの焦点距離を被写体
の距離およびその合焦イメージの距離と関連付ける公知
のレンズ式1/f=1/u+1/v(図2参照)であ
る。このイメージの合焦式と1組のカメラ・パラメータ
afとの間の関係は、後に説明する式(58)により
与えられる。カメラは、カメラ・パラメータがeaf
より決定される値に等しくなるように調整される。これ
が自動焦点合せを達成する。被写体の合焦イメージをそ
のぶれを生じたイメージから得る方法(図4aおよび図
4b参照)において、被写体の距離rは、上記の方法
を用いることにより決定される。次に、この距離情報を
用いて重みパラメータω,i,k−iを計算する。第 代入されて被写体の合焦イメージを得る。あるいはま
た、式(25)も使用することができる。図7は、N=
2、g(x,y)=gn1(x,y)、ωi,j=ω
1,i,jおよびf(x,y)=f(x,y)による
逆畳み込みのための式(24)の構成を示している。 (近軸幾何光学)カメラの点拡がり関数に対する多くの
モデルが存在する。本発明の方法は、全てのモデルに対
して適用し得る。本発明の方法を例示するため、近軸幾
何光学から得た点拡がり関数のモデルを考察する。従来
技術において、近軸幾何光学によれば、カメラの点拡が
り関数が面積がAに等しい領域内1/Aに等しいゼロで
ない定数値を持ち、この領域の外側では点拡がり関数の
値がゼロに等しいことが公知である。この領域の形状
は、倍率を除いてカメラの鏡口の形状と同じである。近
軸幾何光学の原理に基くカメラの点拡がり関数の論議
は、下記の論文に見出すことができる。即ち、同じ発明
者による論文「単純な被写体の非合焦イメージからの距
離の決定」(TR89.07.20、Computer
Vision Laboratory、 Dept.
of Electrical Engineerin
g, State University of Ne
w York, Stony Brook, NY11
794−2350、1989年7月20日発行)。本発
明の望ましい実施態様においては、カメラの鏡口の形状
は円形である。従って、点拡がり関数は、円形領域内で
はゼロでない定数値を持ち、円形領域害ではゼロの値を
持つ。図8は、この場合の点拡がり関数を示している。
この円形領域は「ぶれ円」とも呼ばれる。この場合の点
拡がり関数は、このぶれ円の中心において円形状の対称
をなす。もしカメラが第1の組のカメラ・パラメータ値
a1={λ、s、f、D}にセットされ、r
が被写体の距離であるとすれば、従来技術においては
ぶれ付勢Δが下式として、縮小単位で表わすことがで
きることが知られる。
【数32】 もしΔ’が絶対単位で表わされるぶれ円の半径である
ならば、ΔとΔ’間の関係は、
【数33】 例えば、同じ発明者による技術論文「非合焦光学系の点
拡がり関数における深度情報について」参照(TR9
0.02.07、Computer VisionLa
boratory,Dept.of Electric
al Engineering, State Uni
versity of New York,Stony
Brook,NY 11794−2350、1990
年2月7日発行)。この場合、第1の点拡がり関数h
(x,y;ea1,r)は下式により与えられる(図
8参照)。即ち、
【数34】 上記の式において、直接カメラ・パラメータea1の組
および被写体の距離rに関してh(x,y;ea1
)に対する更に明瞭な式を得るため式(32)から
Δ1を代入することができる。第1の点拡がり関数h
(x,y;ea1,r)の(m,n)番目のモーメン
トは、h1,m,nにより表わされ、下式の如くに定義
される。即ち、
【数35】 h(x,y;ea1,r)の全ての奇数モーメントは
ゼロであることが判る。即ち、
【数36】 実際に、円形対称関数の全ての奇数モーメントがゼロで
ある(x+yが一定のままである時、h(x,y)
が定数ならば、関数h(x,y)が円形対称となる)こ
とが容易に示される。点拡がり関数h(x,y;
a1,r)の偶数モーメントは、下式となることが
判る。即ち、
【数37】 但し、pおよびqは整数である。従って、
【数38】 を得る。同様に、カメラが第2の組のカメラ・パラメー
タ値ea2={λ、s、f、D}にセットさ
れ、対応するぶれ円がΔにより表わされると、
【数39】 を得る。上記の値を式(30)に代入して、
【数40】 を得る。式(40)の結果を式(24)および式(2
5)に代入し、N=2をセットすると、
【数41】
【数42】 を得る。式(32)を用いると、合焦イメージはカメラ
・パラメータ値ea1、ea2の組および被写体の距離
に関して下式の如く直接表わすことができる。即
ち、
【数43】
【数44】 式(43)および(44)の右項を等しくすると、
【数45】 上式は、式(8)と同じ形態を有する。上式において、
被写体の距離rは唯一の未知の値である。従って、式
(45)は、1つの未知の式を構成する。この式は、被
写体の距離rに対する第1の組の解rg1を得るため
解くことができる。式(45)を解く1つの方法を以下
に述べる。式(32)から、
【数46】 を得る。同様に、ea2で指定される第2のカメラのセ
ッティングのためには、
【数47】 を得る。式(45)の右項を式(46)の右項に等しく
して簡単にすると、
【数48】 但し、
【数49】 αおよびβの値は、カメラ・パラメータ値ea1および
a2の組から直接計算することができる。従って、式
(45)は、下記の如く書くことができる。即ち、
【数50】 上式は、Δにおける2次方程式であり、これは下記の
形態に書くことができる。即ち、
【数51】 但し、
【数52】
【数53】
【数54】 下記の如く得ることができる。即ち、
【数55】 Δに対する各解と対応して、距離rに対する1つの
解が式(45)から得ることができる。即ち、
【数56】
【数57】 第1の組の解は、下式により与えられる。即ち、
【数58】 被写体の距離rに対する一義的な解を見出すため、第
3のイメージg(x,y)を用いて、先に述べたよう
に第2の組の解rg1={r11,r22}を見出す。
g1およびrg2の双方に共通である要素は、カメラ
からの被写体の距離に対する実際の解である。自動焦点
合せの方法において、最初に距離rを決定する上記の
方法を用いて合焦される被写体の距離を決定する。距離
およびイメージの合焦式に基いて、1組のカメラ・
パラメータ値eaf={λ、s、f、D}が決
定され、これは所要の被写体の合焦と対応する。イメー
ジ合焦式の一例は、周知のレンズ式1/f=1/u+1
/v(図2参照)であり、これがカメラの焦点距離を目
的の位置およびその合焦されるイメージと関連付ける。
このイメージ合焦式と1組のカメラ・パラメータeaf
間の関係は、対応するぶれ円の半径がゼロと等しくなる
ことを要求することにより指定することができる。もし
Δがeafにより指定されるカメラのセッティングと
対応するぶれ円の半径を示し、かつrが被写体の距離
であるならば、eafは下記の如くΔに対する式にお
いてΔ=0をセットすることにより容易に決定するこ
とができる。即ち、
【数59】 実際には、カメラ・パラメータのfおよびsは共に
自由パラメータである。これらのパラメータの1つの値
を最初に固定し、次いで式(58)を他のパラメータに
ついて解く。次に、カメラ・パラメータがeafで決定
される値と等しくなるようにカメラを調整する。このこ
とが、自動焦点合せを達成する。被写体の合焦イメージ
をそのぶれを生じたイメージから得る方法において、先
に述べた方法を用いて被写体の距離rを最初に決定す
る。距離rが決定された後、式(43)あるいは式
(44)を用いて被写体の合焦イメージが計算される。
合焦イメージを計算するこの方法は、実際には、式(4
0)を用いて重みパラ 計算して結果として得る値を式(25)(または式(2
6))により与えられる逆畳み込み式に代入する。 (本方法の一般化)先に述べた距離の決定方法において
は、距離rは点拡がり関数が依存する他のカメラ・パ
ラメータs,f,D,λと共にパラメータの1つに過ぎ
ないことが判る。数学的な観点から、rを含むこれら
全てのパラメータは式(8)において同じ役割を演じ
る。これらのいずれかと関連する特殊性はない。従っ
て、点拡がり関数が依存する他のパラメータを見出すた
め上記の方法に非常によく似た方法を用いることができ
る。例えば、カメラ・システムの焦点距離fを決定する
ため、距離rを与えて前のようにfについて式(8)
を解く。未知の1つのパラメータを決定する上記の方法
は、1つ以上の未知の値を偏差する方法を得るように拡
張することができる。この場合、2つ以上のイメージを
必要とする。一般に、未知数nが含まれるとすると、
(n+1)個のイメージが必要となる。例えば、r
よびfの2つのパラメータを決定する必要があれば、そ
れぞれea1、ea2およびea3と共に3つの画像g
(x,y)、g(x,y)およびg(x,y)を
用いる。ここで、
【数60】
【数61】
【数62】 3つのイメージに対して式(8)と似た下記の2つの式
を書くことができる。即ち、
【数63】
【数64】 式(62)、(63)を同時に解いて、2つの未知数
f,rを得る。式を解くために先の場合と似た方法を
用いることができる。上記の2つの式は、未知数r
よびfが3つの全ての画像に対して同じ状態を維持する
ことを示唆する。しかし、このことは、その値の変化が
既知である限り該当する必要はない。例えば、焦点距離
を3つのイメージに対してf+δ、f+δおよびf
+δする。ここで値δ、δ、δの変化は全て既
知である。従って、
【数65】
【数66】 上記の2つの式は、僅かに2つの未知数(fおよび
)を含み、従って前のように解くことができる。も
し1つ以上の解が得られるならば、スプリアス解を取除
くため別のイメージを使用することができ、一義的な解
を得ることができる。未知のパラメータを決定した後、
合焦イメージを得るため逆畳み込み式(24)を使用す
ることができる。カメラは、線形変位不変系としてモデ
ル化が可能なより大きな計器クラスの特定例である。異
なるカメラ・パラメータ値による1組のイメージを用い
る未知のカメラ・パラメータを決定する方法を、全ての
線形変位不変系に一般化することができる。線形変位不
変系の入力信号および出力信号は多次元信号でよい。一
般的な線形変位不変系は、ちょうどカメラが1組のカメ
ラ・パラメータで特徴付けられるように1組の系パラメ
ータにより特徴付けられる。線形変位不変系の1組の出
力信号が、系のパラメータの異なる値に対して得られ
る。式(8)と似た1つの式を方式化するように1対の
出力信号を使用することができる。少なくとも未知の系
のパラメータと同数の式を異なる対の出力信号に対して
方式化する。結果として得る式は、全ての未知の系のパ
ラメータを決定するため解くことができる。従って、線
形変位不変系に対する入力信号を得るため式(24)と
似た逆畳み込み式を用いることができる。本発明者と同
じ発明者により、1990年7月3日出願された別の米
国特許出願「畳み込みで劣化した信号を復元するための
方法および装置」において関連した逆畳み込み式が開示
される。本文に概要を示した一般的方法は、広範囲の計
器において使用可能である。カメラ・システムは、この
方法の用途が詳細に提示された計器の一例に過ぎない。
本発明については、主としてロボットの視野、自動車の
自動ナビゲーション、立体写真システムの一部としての
被写体の近似距離の測定、等のような機械の視認用途の
関係に集中している。また、本発明を小さな改変を行っ
た後に使用できる他の用途もある。例えば、3次元の試
料の改善された合焦イメージを得る際にテレビジョン顕
微鏡検査において有効である。別の用途は、写真の撮影
が2つ以上のカメラのセッティングに対して1つの磁気
ディスク上に直接イメージ信号を記憶した後、所要の被
写界深度を持つ写真を得るためこのイメージ信号をカメ
ラ特性に関してコンピュータで処理することを含む完全
に電子的なカメラである。方法、装置および用途の記述
は多くの仕様を含むが、これらは本発明の範囲に対する
限定と見做すべきでなく、本発明の望ましい実施態様の
例示と見做すべきである。本文に開示された本発明の更
なる変更および拡張は、当業者に想着されるものであ
り、全てのかかる変更は、頭書の特許請求の範囲に相等
内容として規定される如き本発明の範囲および趣旨内に
含まれるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】焦点長さコントローラ、イメージ検出器位置コ
ントローラ、カメラ口径コントローラ、およびカメラに
入る光のスペクトル成分を制御するフィルタを示す望ま
しい実施例のカメラ・システムのブロック図である。
【図2】カメラ・システムの望ましい実施例におけるカ
メラ・パラメータおよびイメージ形成プロセスを示す図
である。
【図3】異なるカメラ・パラメータ値と共通の口径にお
ける情景を視認するためのビーム・スプリット装置とを
持つ2つのカメラを有する別のカメラの実施例を示すブ
ロック図である。
【図4】aは、カメラからの被写体の距離を測定する本
発明の装置を示す概略図である。bは、aの続きの図
で、2組の解像度を交差させることにより被写体の距離
に対する一義的な解像度を得る方法、および迅速な自動
焦点合せを行い、被写体の合焦イメージをそのぶれたイ
メージから得る方法を示す図である。
【図5】ディジタル・イメージ処理コンピュータが本発
明の装置の構成において使用された実施例を示す図であ
る。
【図6】多くの小さな部分視野に分割されたカメラの視
野と、イメージが分割された対応する部分イメージとを
示す図である。
【図7】被写体の合焦イメージをそのぶれたイメージか
ら得る新しい逆畳み込み式の構成を示す図である。
【図8】円形口径を持つ非合焦状態のカメラの点拡がり
関数(即ち、インパルス・レスポンス関数)を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 415 9287−5L H04N 5/232 A 9187−5C (72)発明者 ムラリダラ・スバラオ アメリカ合衆国ニユーヨーク州11776− 2927,ポート・ジエフアーソン・ステーシ ヨン,ユニバーシテイ・ドライブ 23

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1組のカメラ・パラメータを特徴とする
    カメラから被写体の距離を決定する方法において、
    (a)前記カメラ・パラメータを第1の組のカメラ・パ
    ラメータ値にセットして、前記カメラ内部に前記被写体
    のイメージを形成し、第1のイメージを記録し、(b)
    前記カメラ・パラメータを第2の組のカメラ・パラメー
    タ値にセットして、前記カメラ内部に前記被写体のイメ
    ージを形成し、第2のイメージを記録し、(c)前記第
    1のイメージを予め処理して第1の正規化イメージを得
    て、該第1の正規化イメージが、前記第1の組のカメラ
    ・パラメータ値を特徴とする前記カメラの第1の点拡が
    り関数による前記被写体の合焦イメージの畳み込みに等
    しくなるようにし、(d)前記第2のイメージを予め処
    理して第2の正規化イメージを得て、該第2の正規化イ
    メージが、前記第2の組のカメラ・パラメータ値を特徴
    とする前記カメラの第2の点拡がり関数の畳み込みと等
    しくなるようにし、(e)前記第1の正規化イメージの
    1組の導関数を計算して第1の組のイメージ導関数を
    得、(f)前記第2の正規化イメージの1組の導関数を
    計算して第2の組のイメージ導関数を得、(g)前記第
    1の組のカメラ・パラメータ値、前記第2の組のカメラ
    ・パラメータ値、前記第1の組のイメージ導関数および
    前記第2の組のイメージ導関数を、前記第1の組のカメ
    ラ・パラメータ値および前記第1の組のイメージ導関数
    に関して前記合焦イメージに対する第1の式を前記第2
    の組のカメラ・パラメータ値および前記第2の組のイメ
    ージ導関数に関して表現された前記合焦イメージに対す
    る第2の式に等しくすることにより得る式に代入するこ
    とにより、前記被写体の距離が唯一の未知の変数である
    式を得、(h)ステップ(g)で得た式を解いて前記被
    写体の距離に対する第1の組の解を得、これにより距離
    を求める解においてフーリェ変換を計算することなく、
    (i)前記カメラ・パラメータ値を第3の組のカメラ・
    パラメータ値にセットして、前記カメラ内部の前記被写
    体のイメージを形成し、第3のイメージを記録し、
    (j)ステップ(h)において得た距離に対して、前記
    第3の組のカメラ・パラメータ値および前記第3のイメ
    ージと一致する前記第1の組の解の項を決定して、カメ
    ラ・システムからの前記被写体の距離を得ることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 前記カメラが、イメージを記録するイメ
    ージ検出器と、光が進入するカメラ鏡口と、第1の主要
    面と第2の主要面を特徴とする光学系とを含み、前記第
    2の主要面が、前記第1の主要面よりも前記イメージ検
    出器および光フィルタに対して近いことを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記組のカメラ・パラメータが、(a)
    前記第2の主要面と前記イメージ検出器間の距離、
    (b)前記カメラ鏡口の直径、(c)前記光学系の焦点
    距離、および(d)前記光フィルタの分光透過特性の少
    なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(c)および(d)におけ
    る処理操作が、(a)前記イメージ検出器のセンサ応答
    特性の補正、(b)前記光学系の不均一な光透過率の補
    正、(c)前記第1のイメージおよび前記第2のイメー
    ジの拡大の正規化、(d)前記第1のイメージおよび前
    記第2のイメージの明るさの正規化、および(e)ノイ
    ズ効果を低減するノイズ濾過、の少なくとも1つの操作
    を含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(g)における前記第1の
    式が、前記第1の組のイメージ導関数の各項を重みパラ
    メータにより乗じて第1の組の加重イメージ導関数を
    得、前記第1の組の加重イメージ導関数の全ての項を加
    算する結果であることを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(g)における前記第2の
    式が、前記第2の組のイメージ導関数の各項を重みパラ
    メータにより乗じて第2の組の加重イメージ導関数を
    得、前記第2の組の加重イメージ導関数の全ての項を加
    算する結果であることを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記各重みパラメータが、前記第1の点
    拡がり関数(ステップ(c)における)を共に特徴とす
    る第1の組のモーメント・パラメータに依存することを
    特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記各重みパラメータが、前記第2の点
    拡がり関数(ステップ(d)における)を共に特徴とす
    る第2の組のモーメント・パラメータに依存することを
    特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の点拡がり関数が対称的であ
    り、従って、前記第1の組のモーメント・パラメータに
    おける全ての奇数モーメント・パラメータが全てゼロで
    あることを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の点拡がり関数が、倍率を除
    いて、前記カメラ鏡口と同じ形状を持つ領域の内側にお
    いてはゼロでない定数値を持ち、前記領域の外側ではゼ
    ロの値を有することを特徴とする請求項10記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記カメラ鏡口が円形状を有し、従っ
    て前記第1の点拡がり関数が、円形領域の内側ではゼロ
    でない値を持ち、また該円形領域の外側ではゼロの値を
    持つことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ステップ(j)が、(l)前記第
    3のイメージを予め処理して、前記第3の組のカメラ・
    パラメータ値を特徴とする前記カメラの第3の点拡がり
    関数の畳み込みと等しい第3の正規化イメージを得、
    (m)前記第3の正規化イメージの1組の導関数を計算
    して第3の組のイメージ導関数を得、(n)前記第2の
    組のカメラ・パラメータ値と、前記第3の組のカメラ・
    パラメータ値と、前記第2の組のイメージ導関数と、前
    記第3の組のイメージ導関数の諸値を、前記第2の式を
    前記第3の組のカメラ・パラメータ値および前記第3の
    組のイメージ導関数に関して表現された前記合焦イメー
    ジに対する第3の式に等しくすることにより得られる式
    に代入することにより、前記被写体の距離が唯一の未知
    の変数である式を得、(o)ステップ(n)において得
    た式を解いて、前記被写体の距離に対する第2の組の解
    を得、(p)前記第1の組の解と前記第2の組の解とを
    交差させて、前記カメラからの被写体の距離を与える共
    通解を得ることを含むことを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 1組のカメラ・パラメータを特徴とす
    る前記カメラを被写体に対して自動焦点合せを行う方法
    において、(a)前記カメラ・パラメータを第1の組の
    カメラ・パラメータ値にセットして、前記カメラ内部に
    前記被写体のイメージを形成し、第1のイメージを記録
    し、(b)前記カメラ・パラメータを第2の組のカメラ
    ・パラメータ値にセットして、前記カメラ内部に前記被
    写体のイメージを形成し、第2のイメージを記録し、
    (c)前記第1のイメージを予め処理して第1の正規化
    イメージを得て、該第1の正規化イメージが、前記第1
    の組のカメラ・パラメータ値を特徴とする前記カメラの
    第1の点拡がり関数による前記被写体の合焦イメージの
    畳み込みと等しくなるようにし、(d)前記第2のイメ
    ージを予め処理して第2の正規化イメージを得て、該第
    2の正規化イメージが、前記第2の組のカメラ・パラメ
    ータ値を特徴とする前記カメラの第2の点拡がり関数の
    畳み込みと等しくなるようにし、(e)前記第1の正規
    化イメージの1組の導関数を計算して第1の組のイメー
    ジ導関数を得、(f)前記第2の正規化イメージの1組
    の導関数を計算して第2の組のイメージ導関数を得、
    (g)前記第1の組のカメラ・パラメータ値、前記第2
    の組のカメラ・パラメータ値、前記第1の組のイメージ
    導関数および前記第2の組のイメージ導関数を、前記第
    1の組のカメラ・パラメータ値および前記第1の組のイ
    メージ導関数に関して前記合焦イメージに対する第1の
    式を前記第2の組のカメラ・パラメータ値および前記第
    2の組のイメージ導関数に関して表現された前記合焦イ
    メージに対する第2の式に等しくすることにより得る式
    に代入することにより、前記被写体の距離が唯一の未知
    の変数である式を得、(h)ステップ(g)で得た式を
    解いて前記被写体の距離に対する第1の組の解を得、こ
    れにより距離を求める解においてフーリェ変換を計算す
    ることなく、(i)前記カメラ・パラメータ値を第3の
    組のカメラ・パラメータ値にセットして、前記カメラ内
    部の前記被写体のイメージを形成し、第3のイメージを
    記録し、(j)ステップ(h)において得た距離に対し
    て、前記第3の組のカメラ・パラメータ値および前記第
    3のイメージと一致する前記第1の組の解の項を決定し
    て、カメラ・システムからの前記被写体の距離を得、
    (k)ステップ(j)で決定された前記被写体の距離に
    基いて前記被写体の焦点合せを行うための新しい1組の
    カメラ・パラメータ値を計算して、該新しい組のカメラ
    ・パラメータ値に前記組のカメラ・パラメータをセット
    することにより、前記カメラの前記被写体に対する自動
    焦点合せを行うことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 前記カメラが、イメージを記録するイ
    メージ検出器と、光が進入するカメラの鏡口と、第1の
    主要面と第2の主要面とを特徴とする光学系とを含み、
    該第2の主要面は、前記第1の主要面よりも前記イメー
    ジ検出器および光フィルタに対して近いことを特徴とす
    る請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記組のカメラ・パラメータが、
    (a)前記第2の主要面と前記イメージ検出器間の距
    離、(b)前記カメラ鏡口の直径、(c)前記光学系の
    焦点距離、および(d)前記光フィルタの分光透過特性
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項14記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 ステップ(c)および(d)における
    処理操作が、(a)前記イメージ検出器のセンサ応答特
    性の補正、(b)前記光学系の不均一な光透過率の補
    正、(c)前記第1のイメージおよび前記第2のイメー
    ジの拡大の正規化、(d)前記第1のイメージおよび前
    記第2のイメージの明るさの正規化、および(e)ノイ
    ズ効果を低減するノイズ濾過、の少なくとも1つの操作
    を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ステップ(g)における前記第1
    の式が、前記第1の組のイメージ導関数の各項を重みパ
    ラメータにより乗じて、第1の組の加重イメージ導関数
    を得、該第1の組の加重イメージ導関数の全ての項を加
    算する結果であることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 前記ステップ(g)における前記第2
    の式が、前記第2の組のイメージ導関数の各項を重みパ
    ラメータにより乗じて、第2の組の加重イメージ導関数
    を得、該第2の組の加重イメージ導関数の全ての項を加
    算する結果であることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記各重みパラメータが、前記第1の
    点拡がり関数(ステップ(c)における)を共に特徴と
    する第1の組のモーメント・パラメータに依存すること
    を特徴とする請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記各重みパラメータが、前記第2の
    点拡がり関数(ステップ(d)における)を共に特徴と
    する第2の組のモーメント・パラメータに依存すること
    を特徴とする請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の点拡がり関数が対称的であ
    り、従って、前記第1の組のモーメント・パラメータに
    おける全ての奇数モーメント・パラメータが全てゼロで
    あることを特徴とする請求項19記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の点拡がり関数が、倍率を除
    いて、前記カメラ鏡口と同じ形状を持つ領域の内側にお
    いてはゼロでない定数値を持ち、前記領域の外側ではゼ
    ロの値を有することを特徴とする請求項22記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 前記カメラ鏡口が円形状を有し、従っ
    て前記第1の点拡がり関数が、円形領域の内側ではゼロ
    でない値を持ち、また該円形領域の外側ではゼロの値を
    持つことを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ステップ(j)が、(l)前記第
    3のイメージを予め処理して、前記第3の組のカメラ・
    パラメータ値を特徴とする前記カメラの第3の点拡がり
    関数の畳み込みと等しい第3の正規化イメージを得、
    (m)前記第3の正規化イメージの1組の導関数を計算
    して第3の組のイメージ導関数を得、(n)前記第2の
    組のカメラ・パラメータ値と、前記第3の組のカメラ・
    パラメータ値と、前記第2の組のイメージ導関数と、前
    記第3の組のイメージ導関数の諸値を、前記第2の式を
    前記第3の組のカメラ・パラメータ値および前記第3の
    組のイメージ導関数に関して表現された前記合焦イメー
    ジに対する第3の式に等しくすることにより得られる式
    に代入することにより、前記被写体の距離が唯一の未知
    の変数である式を得、(o)ステップ(n)において得
    た式を解いて、前記被写体の距離に対する第2の組の解
    を得、(p)前記第1の組の解と前記第2の組の解とを
    交差させて、前記カメラからの被写体の距離を与える共
    通解を得ることを含むことを特徴とする請求項13記載
    の方法。
  25. 【請求項25】 被写体の合焦イメージを1組のカメラ
    ・パラメータを特徴とするカメラの内部に形成される該
    被写体のぶれを生じたイメージから得る方法において、
    (a)前記カメラ・パラメータを第1の組のカメラ・パ
    ラメータ値にセットして、前記カメラ内部に前記被写体
    のイメージを形成し、第1のイメージを記録し、(b)
    前記カメラ・パラメータを第2の組のカメラ・パラメー
    タ値にセットして、前記カメラ内部に前記被写体のイメ
    ージを形成し、第2のイメージを記録し、(c)前記第
    1のイメージを予め処理して第1の正規化イメージを得
    て、該第1の正規化イメージが、前記第1の組のカメラ
    ・パラメータ値を特徴とする前記カメラの第1の点拡が
    り関数による前記被写体の合焦イメージの畳み込みと等
    しくなるようにし、(d)前記第2のイメージを予め処
    理して第2の正規化イメージを得て、該第2の正規化イ
    メージが、前記第2の組のカメラ・パラメータ値を特徴
    とする前記カメラの第2の点拡がり関数の畳み込みと等
    しくなるようにし、(e)前記第1の正規化イメージの
    1組の導関数を計算して第1の組のイメージ導関数を
    得、(f)前記第2の正規化イメージの1組の導関数を
    計算して第2の組のイメージ導関数を得、(g)前記第
    1の組のカメラ・パラメータ値、前記第2の組のカメラ
    ・パラメータ値、前記第1の組のイメージ導関数および
    前記第2の組のイメージ導関数を、前記第1の組のカメ
    ラ・パラメータ値および前記第1の組のイメージ導関数
    に関する前記合焦イメージに対する第1の式を前記第2
    の組のカメラ・パラメータ値および前記第2の組のイメ
    ージ導関数に関して表現された前記合焦イメージに対す
    る第2の式に等しくすることにより得る式に代入するこ
    とにより、前記被写体の距離が唯一の未知の変数である
    式を得、(h)ステップ(g)で得た式を解いて前記被
    写体の距離に対する第1の組の解を得、これにより距離
    を求める解においてフーリェ変換を計算することなく、
    (i)前記カメラ・パラメータ値を第3の組のカメラ・
    パラメータ値にセットして、前記カメラ内部に前記被写
    体のイメージを形成し、第3のイメージを記録し、
    (j)ステップ(h)において得た距離に対して、前記
    第3の組のカメラ・パラメータ値および前記第3のイメ
    ージと一致する前記第1の組の解の項を決定して、カメ
    ラ・システムからの前記被写体の距離を得、(k)前記
    第1の組のカメラ・パラメータ値、前記第1の組のイメ
    ージ導関数およびステップ(j)で決定された前記カメ
    ラからの前記被写体の距離の諸値を、前記第1の式に代
    入して前記被写体の合焦イメージを得ることを含むこと
    を特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 カメラからの被写体の距離を決定する
    装置であって、1組のカメラ・パラメータを特徴とする
    カメラと、該組のカメラ・パラメータを所要の値にセッ
    トするカメラ・コントローラと、前記組のカメラ・パラ
    メータに対する異なる値により記録される異なるイメー
    ジを正規化するイメージ正規化装置と、正規化されたイ
    メージの導関数を計算する導関数計算装置と、正規化さ
    れたイメージの異なる導関数の値とカメラ・パラメータ
    値を式に代入して、カメラ・システムからの前記被写体
    の距離について解くことができる式解明装置と、距離に
    対する2組の解を交差させて前記共通解を決定する組交
    差装置とを含むことを特徴とする装置。
  27. 【請求項27】 前記被写体が、前記組のカメラ・パラ
    メータを焦点パラメータ決定装置により決定される値に
    セットすることにより合焦されるように、前記カメラか
    らの前記被写体の距離に基く前記組のカメラ・パラメー
    タに対する値を決定する焦点パラメータ決定装置を更に
    設けることを特徴とする請求項26記載の装置。
  28. 【請求項28】 入力として前記被写体のぶれを生じた
    イメージの1組の導関数、前記組のカメラ・パラメータ
    の値および前記カメラからの前記被写体の距離を取り、
    フーリェ変換を計算することなく逆畳み込み式を用い
    て、出力として前記被写体の合焦イメージを与える合焦
    イメージ決定装置を更に設けることを特徴とする請求項
    26記載の装置。
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