JPH02295929A - 外用水虫治療用薬剤 - Google Patents

外用水虫治療用薬剤

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JPH02295929A
JPH02295929A JP11506789A JP11506789A JPH02295929A JP H02295929 A JPH02295929 A JP H02295929A JP 11506789 A JP11506789 A JP 11506789A JP 11506789 A JP11506789 A JP 11506789A JP H02295929 A JPH02295929 A JP H02295929A
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skin
foot
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salicylic acid
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JP11506789A
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Kunihiko Fujii
邦彦 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、白盲菌によって惹起される汗庖状白廚、所謂
水虫(以下単に「水虫」という)を治療するための外用
の水虫治療用薬剤に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、水虫には多くの場合酸性の水溶性外用薬液や
軟膏を塗布して治療されており、軽症の場合には食酢等
でも治療効果が認められることが知られている。
しかし、このような治療効果も一般的に乾燥性の水虫に
対して生じ、湿潤性水虫に対しては余り著しい効果が顕
れないことが多い。
これは、現在湿潤性水虫に対する治療においても、上記
のような乾燥性水虫に対すると同様な治療剤を用い、患
部への薬剤塗布後に風を送って乾燥させたり、タルク等
を塗布して水分を吸収乾燥させたりする方法が採用され
ている結果である。
〔発明が解決しようとする課題〕
即ち、このような従来の外用薬液型又は軟膏型の水虫治
療用薬剤は、湿潤性水虫の治療においては好ましくない
水分を当然のことながら含有しており、このため−時的
にではあるが、治療の都度患部に湿気を与え、体温の下
で培地の様な状態と成り、好ましい治療効果が上がらな
いばかりでなく、その治療方法も大変煩わしいものであ
った。
また、乾燥性水虫に対しては薬効が割合い高いとされる
軟膏型の水虫治療用薬剤においても、上記の如く乾燥性
に欠けるため患部の皮膚脱落性が促進されず、完治まで
に多くの日時と根気が必要に成るという問題を有するも
のであった。
元来、水虫に対する第一の治療条件は、患部から湿気を
排除することにある。しかし、従来の薬液型又は軟膏型
の水虫治療用薬剤は、上記の如く逆に患部に湿気を与え
てしまうため、湿潤性水虫においては勿論乾燥性水虫に
対する場合でも一様には薬効を生じ難い。然も、水虫の
中でも湿潤性水虫は人体において発生繁殖し易いばかり
でなく、その患部が足の指間部や手掌、足蹴等常時湿潤
な環境下におかれる部位に多発するため、更に薬効が顕
れ難いものであった。
このようなことから、水虫に対しては、それが湿潤性水
虫であっても、また乾燥性水虫であっても酸性の性質を
有し、然も水分の吸収性に優れ、患部を乾燥させると共
に、患部に対する消毒、殺菌作用を為し、皮膚浸透性に
優れ、患部の皮膚脱落を促進するような性質のものが理
想的な水虫治療用の薬剤である、と解される。
本願発明者は、医師・医学博士としての多年の臨床外科
及び皮膚科治療の経験及び研究の結果、有機性殺菌消毒
剤としてのアルコール、特に高純度エタノール、及び無
機性殺菌消毒剤としての濃ヨードチンキが水虫患部に対
する皮膚消毒及び皮膚浸透性に優れると共に、患部皮膚
を壊死脱落させて水虫治療を促進する著しい作用を奏す
ることに着目し、これに白唐菌等糸状菌によって惹起さ
れる寄生性皮膚疾患に対する薬効を有するサルチル酸を
配合して製剤化することにより、外用の水虫治療剤とし
て優れた治療効果が得られることを発見したものである
而して、本発明は治療を要する患部に対し、(1)  
皮膚消毒性 (2)皮膚殺菌性 (3)皮膚浸透性 (4)皮膚乾燥性 (5)皮膚脱落性 に優れ、かつ湿潤性水虫及び乾燥性水虫の何れに対して
も優れた治療効果を有する薬液型の外用水虫治療用薬剤
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る外用水虫治療
用薬剤は、高純度エタノール、濃ヨードチンキ及びサル
チル酸を主成分とし、所望によりこれに少量のメントー
ルを添加混合したものである。また、本発明に係る水虫
治療用薬剤の上記成分の配合比率は、エタノール略68
.8%、ヨードチンキ略22.9%及びサルチル酸略7
.3%であることが望ましい。
〔作用〕
元来、アルコールは細菌や真菌の細胞膜に対する透過性
に優れ、殺菌作用を有するものであり、またヨードチン
キは、その成分中に含有されるヨウ素による細菌や真菌
に対する強い殺菌作用を有するものである。然も、この
ヨウ素はアルコールによる上記組織への浸透性が増大さ
れた状態にあり、作用持続性に優れると共に、患部の皮
膚組織を腐食又は壊死させながら深部組織へ浸透する作
用を為し、患部皮膚に対する優れた脱落作用を呈する。
本発明に係る外用水虫治療用薬剤においては、特に高純
度のエタノールを用いており、抗真菌作用に極めて優れ
ている。
また、サルチル酸は局部刺激作用に優れ、角質軟化性を
有すると共に、抗真菌作用により白同菌等の糸状菌に対
する強い殺菌作用を有するものである。
而して、本発明に係る外用水虫治療用薬剤によれば、湿
潤性水虫に対しては勿論乾燥性水虫に対してもエタノー
ル及びヨードチンキにより患部皮膚の消毒作用を為すと
共に、白宕菌の代謝系酵素に対する抑制作用及び酸化作
用を為し、早期に患部の水分を排除乾燥させて深部組織
へ浸透し、サルチル酸の相乗作用により患部皮膚の内部
から白唐菌を殺菌し、患部皮膚を脱落させて水虫を完治
する。
また、メントールにより患部のかゆみ止め作用を為すと
共に、清涼感を与える効果がある。
〔実施例〕
以下、本発明に係る外用水虫治療用薬剤に関する好適な
実施例を説明する。
本発明に係る外用水虫治療用薬剤は、所謂薬液型の混合
製剤に該当するものであり、その主成分として日本薬局
方所載の高純度のエタノール(純度95.1%〜95.
6%)を有機性殺菌消毒剤とし、また濃ヨードチンキ(
70W/V%のエタノールにヨウ素6g、  ヨウ化カ
リウム4gを加えて全1ttoOmとしたもの)を無機
性殺菌剤として用い、これに寄生性皮膚疾患に対する治
療効果の顕著なサルチル酸を配合し、かゆみ止め及び香
料として少量のメントールを添加混合して成るものであ
る。本則において、上記の如くエタノールは、患部皮膚
に対する優れた消毒作用を為すと共に、患部の皮膚組織
下への浸透作用を促進し、またヨードチンキにより白唐
菌に対する殺菌及び患部皮膚の壊死脱落作用を為し、更
にサルチル酸により白唐菌に対する相乗的な殺菌作用を
為すものであり、かつメントールは患部のかゆみ止め作
用を奏するものであり、これらの組み合わせ配合により
得られる相乗効果により水虫に対する顕著な治療効果が
得られるものである。
本発明に係る外用水虫治療用薬剤において、上記各配合
成分は、 高純度エタノール   略68.8% 濃ヨードチンキ    略22.9% サルチル酸       略7.3% メントール      略0.9% の割合で混合するものであり、更に具体的には、例えば
、本則成分中、 高純度エタノール   15. OrnR濃ヨードチン
キ      5.〇− サルチル酸       1.6g メントール      0.2g を配合した場合に白廚菌に対する殺菌作用、即ち水虫に
対する治療効果が顕著である。
本願発明者は、本則を用いた水虫の治療に際し、治療開
始時に患部皮膚又は小水泡を採取し、顕微鏡にて白唐菌
の存在を鏡開すると共に、治療経過に応じて同様の鏡開
を繰り返しながら完治まで短期間で治療をしたものであ
る。
尚、治療に際しての鏡面方法は、ニスニスZoo■によ
り小水泡、膿水泡、落屑表皮を検出薬(ジメチールオキ
シド400 l11r/ad、水酸化ナトリウム150
■/−)を使用して鏡開し、白官菌の長い菌緯を検認し
た。
また、各患者に対する臨床症状は、「鏡面結果」、「掻
痒」、「小水泡J、r!il水泡」、「落屑」、「ビラ
ン状態」、「湿潤性」、「職裂」。
及び「表皮剥離」についての各変化を鏡開又は視U2検
知し、その「改善度」及び薬剤としての「有用度」を診
断したものである。
本発明に係る外用水虫治療用薬剤によれば、治療開始2
日目から患部皮膚に薬効変化が顕れ、多くの場合以下の
治療例の如く、3週目乃至4週目までに好ましい治療効
果が得られ、鏡開の結果でも白廚苗の存在が認められな
くなった。
以下に示す各臨床治療例は、神奈川県内所在の診療所、
医院、病院において十数年間にわたり施療されたものの
一例である。
〔治療例〕その− 外来A氏 男性(56歳) (a)  治療開始時の所見 「フロリードS他」を塗布する方法による治療歴があり
、初診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプラス
、皮膚所見は「高度」である。
(b)  治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 治療2日目に症状変化が顕れ、2週目の鏡開において白
唐菌の存在は認めらず、4週目以降症状が消滅した。皮
膚所見なし。
〔治療例〕その二 外来8氏 男性(54歳) (a)  治療開始時の所見 「トリコマイシンS他」を塗布する方法による治療歴が
あり、初診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプ
ラス、皮膚所見は「高度」である。
fb)  治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 〔治療例〕その三 外来0氏 男性(38歳) (a)  治療開始時の所見 市販治療剤を多数塗布する方法による治療歴があり、初
診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプラス、皮
膚所見は「高度」である。
(b)  治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 治療2日目に症状変化が顕れ、3週目の鏡面において白
唐菌の存在は認めらず、4週目以降症状が消滅した。皮
膚所見なし。
治療2日目に症状変化が顕れ、1週目の鏡面において白
瑠菌の存在は認めらず、4週目以降症状が消滅した。皮
膚所見なし。
〔治療例〕その四 外来り氏 男性(26歳) (al  治療開始時の所見 「フロリードS」を塗布する方法による治療歴があり、
初診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプラス、
皮膚所見は「中程度」である。
(bl  治療法 1日3回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 〔治療例〕その五 外来8氏 男性(23歳) (a)  治療開始時の所見 過去治療歴不詳。初診時皮膚所見は「高度」で、鏡菌結
果はプラスである。
世) 治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 治療2日目に症状変化が顕れ、2週目の鏡菌において白
盲菌の存在は認めらず、4週目以降症状が皮膚所見「微
弱j程度まで改善された。
治療4日目に症状変化が顕れ、4週日以降の鏡菌におい
て白廚菌の存在は認めらず、症状が消滅した。皮膚所見
なし。
〔治療例〕その六 外来F氏 男性(20歳) (a)  治療開始時の所見 過去治療歴不詳。初診時皮膚所見は「高度」で鏡面結果
はプラスである。
(bl  治療法 1日3回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 〔治療例〕その七 外来6氏 女性(56歳) (a)  治療開始時の所見 「フロリードS他」を時々塗布する程度の治療歴があり
、初診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプラス
、皮膚所見は「中程度」である。
(bl  治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 治療1週目に症状変化が顕れ、2週目の鏡面において白
磨菌の存在は認められず、4菌目以降症状が皮膚所見「
微弱」程度まで改善された。
治療2日目に症状変化が顕れ、3週目の鏡面において白
宕菌の存在は認めらず、4菌目以降症状が消滅した。皮
膚所見なし。
〔治療例〕その八 外来H氏 女性(45歳) (al  治療開始時の所見 「フロリードS他」を時々塗布する程度の治療歴があり
、初診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプラス
、皮膚所見は「高度」である。
(b)  治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 〔治療例〕その九 外来1氏 女性(41歳) (a)  治療開始時の所見 「フロリードS他」を時々塗布する程度の治療歴があり
、初診時「治療効果」が認められず、鏡面結果はプラス
、皮膚所見は「中程度」である。
(b)  治療法 1日2回患部へ塗布 (C)  臨床症状の変化 治療2日目に症状変化が顕れ、1週目の鏡面において白
面菌の存在は認めらず、4菌目以降症状が消滅した。皮
膚所見なし。
治療2日目に症状変化が顕れ、2週目の鏡面において白
酊菌の存在は認めらず、4菌目以降症状が「微弱」程度
まで改善された。
〔治療例〕その十 外来3氏 女性(21歳) (al  治療開始時の所見 治療歴不詳。初診時皮膚所見「中程度」で、鏡面結果は
プラスである。
(bl  治療法 1日2回患部へ塗布 (C1臨床症状の変化 〔発明の効果〕 本発明に係る外用水虫治療用薬剤は、以上のように構成
したものであるから、水虫の治療に際しては患部に適当
量、例えば綿棒等にて一日2〜3回塗布するだけで、湿
潤性水虫は勿論乾燥性水虫に対しても優れた治療効果を
得ることができる。
また、薬剤自体の製法が簡単であるばかりでなく、製品
価格も安価であり、常温下において長期保管が可能であ
る等の特徴を有するものであり、本発明の実施によって
得られる効果は極めて大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高純度エタノール、濃ヨードチンキ及びサルチル
    酸を主成分とし、これに少量のメントールを添加配合し
    て成ることを特徴とする外用水虫治療用薬剤。
  2. (2)主成分としての高純度エタノールが略68.8%
    、濃ヨードチンキが略22.9%、同じくサルチル酸が
    略7.3%含有されて成ることを特徴とする請求項1記
    載の外用水虫治療用薬剤。
JP11506789A 1989-05-10 1989-05-10 外用水虫治療用薬剤 Pending JPH02295929A (ja)

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