JP7399954B2 - ウイルス及び真菌により引き起こされる皮膚障害及び爪障害の局所治療用の低刺激性組成物 - Google Patents

ウイルス及び真菌により引き起こされる皮膚障害及び爪障害の局所治療用の低刺激性組成物 Download PDF

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Description

本発明は、哺乳動物における、特にヒトにおける、ウイルス及び真菌により引き起こされる皮膚障害及び爪障害の、罹患領域への製剤の局所投与による治療用の、リンゴ酸、乳酸及びグリコール酸、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択されるアルファヒドロキシ酸と、水溶性亜鉛塩、例えば硫酸亜鉛と、サリチル酸メチルとを含む組成物;並びに該製剤と、該製剤を収容する容器に接続されたアプリケーターとを備えたキット;並びに該製剤を使用して対象における障害を治療する方法に関する。
皮膚疣贅は、一般に、典型的にはヒトの手又は足における小さく粗い生長物である。皮膚疣贅は、ウイルス感染によって、特に多種のヒトパペローマウイルス(HPV)のうちの1種によって引き起こされる。他人から疣贅を獲得することがあり得、そのため、皮膚疣贅は伝染性であり、通常、壊れた皮膚の領域において体に入る。疣贅の種類の範囲は特定されており、形状及び罹患部位、並びに含まれるヒトパペローマウイルスの種類において多様である。
尋常性疣贅は、顕微鏡下で特徴的な外観を有する。それらは、角質層の肥厚(角質増殖)、有棘層の肥厚(表皮肥厚)、顆粒層の肥厚、表皮突起の延長、及び真皮表皮接合部での太い血管を呈する。扁平疣贅及び足底疣贅を含むほとんどの疣贅は、いくつかの種類の皮膚異常、例えば角質増殖性の表面を提示する。
疣贅の治療は、典型的には、疼痛があり、遷延し、瘢痕を引き起こしうる。現在存在する疣贅の治療は、疣贅が生長している皮膚の外層を主に壊すものである。これは、患者にとって、特に子どもにおいて、疼痛と不快との両方がありうる。今日一般的に使用されている化学調製品は、サリチル酸、トリクロロ酢酸又はギ酸等の酸を多種の濃度において含有しており、強力に腐食性である。皮膚には、これらの塗布によって強く負荷がかかり、炎症という結果になることが多い。
Sharquieら、「Topical zinc sulphate solution for treatment of viral warts」、SaudiMedical Journal 2007年、28(9)、1418~21頁は、扁平疣贅の治療における局所用の硫酸亜鉛溶液の効能及び安全性を記載している。Sharquieらは、10%の局所用の硫酸亜鉛が、扁平疣贅の治療について、有効であり高価ではない新しい療法であると結論づけている。しかしながら、局所用の硫酸亜鉛溶液は、おそらくは薬剤の貫入を妨げる厚い角質増殖性の表面に起因して、尋常性疣贅を有する患者においては有効でないと見出されている。
Khattarら、「Topical zinc oxide vs. salicylic acid-lactic acid combination in the treatment of warts」、International Journal of Dermatology 2007年、46(4)、427~30頁は、20%の酸化亜鉛軟膏で治療した疣贅の治癒率を、15%のサリチル酸と15%の乳酸との組み合わせで治療した疣贅の治癒率と比較している。患者は、3か月間又は治癒するまでのいずれか先に来たほうで追跡された。「Discussion」という見出しの下、Khattarらは、疣贅の治療において、20%の酸化亜鉛軟膏は有望であるように思え、15%のサリチル酸を15%の乳酸と組み合わせた軟膏に匹敵すると述べている。「Conclusion」という見出しの下、Khattarらは、酸化亜鉛は塗布しやすく、疼痛がなく、したがって子どもの治療のために有望でありうると見出している。
足指爪又は手指爪の真菌感染症は、爪床を侵す真菌の病原菌によって引き起こされる。爪の真菌感染症はまた、爪真菌症及び爪白癬とも称される。爪の真菌感染症は、手指爪又は足指爪を肥厚させ脱色させる。治療は、原因となる有機体、例えば紅色白癬菌(trichohopytum rubrum)を根絶することを目標とし、爪の健康な外観を促進する。爪真菌症の治療での主要な難題は、真菌を保護して、それらが皮膚内で生存することを可能にする、厚い爪甲である。
Sharquieら、「Topical zinc sulphate solution for treatment of viral warts」、SaudiMedical Journal 2007年、28(9)、1418~21頁 Khattarら、「Topical zinc oxide vs. salicylic acid-lactic acid combination in the treatment of warts」、International Journal of Dermatology 2007年、46(4)、427~30頁
本発明の目的は、疣贅及び爪真菌を除去するための、代替的であり疼痛が少ないが有効である治療を提供することである。疼痛の低減は、子どもでの使用に特に重要である。
本発明によれば、上記の目的は、乳酸、リンゴ酸及びグリコール酸からなる群から選択される1種又は複数のアルファヒドロキシ酸と、水溶性亜鉛塩と、サリチル酸メチルとを含む組成物によって達成された。
一態様では、本発明は、したがって、総量50~80質量%の、乳酸、リンゴ酸及びグリコール酸からなる群から選択される1種又は複数のアルファヒドロキシ酸と、0.1~10質量%のサリチル酸メチルとを、Znとして計算して、製剤の0.2~4質量%の量の水溶性亜鉛塩と一緒に含む、組成物に関する。
本発明によれば、上記の構成成分の組み合わせが、該構成成分の量の上記範囲内で、低刺激性で有効な疣贅除去組成物を形成することが見出された。本発明の組成物は、腐食性の酸、例えばギ酸の使用を避け、疼痛のある凍結技術の使用も避ける。
本発明の組成物の、組み合わされた効能と低刺激性とが、アルファヒドロキシ酸、Znイオンと、サリチル酸メチルとの組み合わせに由来し、これが、予期せぬことに、混合物の生物学的利用能を増強し、疼痛及び刺激作用を誘起することなく、疣贅、及び爪甲の下の真菌を除去することが確信される。
なおも一態様では、本発明は、疣贅を治療する方法であって、罹患皮膚の領域に本発明の組成物を局所塗布する、方法に関する。本発明の方法に伴う疼痛は低減されるので、該方法は、子どもでの使用に特に好適である。
本発明の組成物は、ヒトパペローマウイルスによって引き起こされる疣贅の治療において有効である。
真菌は、酸に感応性であると知られ、本発明の組成物はまた、足指爪又は手指爪の真菌感染症の治療にも有用である。
更なる態様では、本発明は、したがって、足指爪又は手指爪の真菌感染症を治療する方法であって、本発明の組成物を罹患爪の領域に局所塗布する、方法に関する。
別の態様では、本発明は、本発明の組成物を収容する容器に取り付けられたアプリケーター、例えばペンアプリケーターであって、疣贅、又は爪における真菌等の他の生体感染症の治療のために、罹患皮膚又は爪の領域への組成物の局所投与のために使用されうる、アプリケーターに関する。
本発明の組成物がまた、足の皮膚における真菌感染症の治療においても有効となることが確信される。
更なる態様及び利点が、発明を実施するための形態及び添付の特許請求の範囲から明らかになろう。
本発明に従って使用されるアルファヒドロキシ酸は、先行技術の疣贅除去製剤において使用される腐食性の酸の、より低刺激性な代替物を提供するものであることが、本発明者らによって見出された。
本発明によれば、亜鉛イオンが、本発明の組成物中で使用されるアルファヒドロキシ酸を、より耐性があるように、且つ皮膚への刺激作用をより少ないようにし、そのため、本発明の組成物を更により低刺激性にし、更には本発明の製剤中で使用されるアルファヒドロキシ酸の、より高い濃度を可能にすることが、驚くべきことに見出された。
亜鉛は、抗ウイルス効果を有すると知られている。本発明の1種又は複数のアルファヒドロキシ酸が、おそらくは皮膚内への亜鉛の貫入を促進すること等によって、亜鉛の抗ウイルス効果を強めることになると確信される。このような増強された亜鉛の貫入効果は、皮膚又は爪におけるウイルス感染症の治療に対する本発明の組成物の有効性を改善することができた。この関連で特に好ましいアルファヒドロキシ酸は、グリコール酸である。
本発明の組成物において、サリチル酸メチルは、アルファヒドロキシ酸と亜鉛との皮膚内への透過を更に促進すると確信される。
亜鉛イオンはまた、サリチル酸メチルにも同様の効果を有し、そのため、また、本発明の組成物中で使用されるサリチル酸メチルを、より耐性にし、皮膚への刺激作用をより少なくするように思われる。
亜鉛の濃度の本発明の範囲(0.2~4)内で、用量-応答関係があるように思われる。亜鉛の好ましい範囲は0.2~3質量%であり、より典型的には0.5~3質量%である。
本発明は、強い腐食性の酸を欠く、疣贅及び爪真菌症の治療用の組成物を達成することを可能にする。
グリコール酸は、その剥離能力に応じて皮膚科治療において使用される。グリコール酸は、表皮の上層と反応し、死んだ皮膚細胞を一緒に保持する脂質の結合性を弱める。このことは、角質層が剥離されて、それにより、生きた皮膚細胞を曝露することを可能にする。アルファヒドロキシ酸はまた、デスモソーム及びトノフィラメントの数を低減する。剥離能力に起因して使用されうる他の酸は、乳酸及びリンゴ酸である。但し、本発明によれば、グリコール酸が一般に好ましい。
グリコール酸等の剥離剤が、亜鉛イオンの溶解度を増強して、ウイルス感染した角質層の除去を加速させうることが確信される。この目的では、グリコール酸の、より高い濃度が好ましい。
その最も汎用的な実施形態では、本発明の組成物は、水溶性亜鉛塩、例えば硫酸亜鉛; サリチル酸メチル; 及びグリコール酸、乳酸及びリンゴ酸、並びにこれらの組み合わせから選択されるアルファヒドロキシ酸を含有する。
本発明の製剤の亜鉛イオンは、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、グリコール酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、オレイン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、プロピオン酸亜鉛、サリチル酸亜鉛、乳酸亜鉛、コセス硫酸亜鉛、クエン酸亜鉛、アスコルビン酸亜鉛及びグルタミン酸亜鉛からなる群から選択される亜鉛塩から発生させることができる。特に硫酸亜鉛が好ましい。
サリチル酸メチルは、透過性増強剤であると考えられる。この増強剤は、溶媒として作用し、角質層の脂質ドメインと相互作用してそれを改質するので、亜鉛イオンと酸との透過性を更に高めることができるであろう。アルファヒドロキシ酸とサリチル酸メチルとの本発明の組み合わせは、したがって、活性混合物用の強力な透過性増強剤として役立ちうるであろう。
その上、サリチル酸メチルは、心地よい香りを有し、本発明の製剤の好適性を高めるであろう。
サリチル酸メチルは、好ましくは、組成物の0.2~10質量%の範囲内の量で、より典型的には0.5~10質量%の量で使用される。
しかしながら、サリチル酸メチルは、典型的には、例えば単にグリコール酸と硫酸亜鉛とを含む組成物には可溶でないであろう。したがって、可溶化剤が、サリチル酸メチルを溶解するのに必要となりうる。そのため、本発明による組成物は、好ましくは、サリチル酸メチル用の可溶化剤を含む。種々の可溶化剤、例えばエトキシル化脂肪アルコール、例えばオレス-20を、本発明の製剤中でサリチル酸メチルを可溶化させるのに使用することができる。
オレス-20の場合には、可溶化剤の、きわめて狭い、釣鐘状の濃度が、サリチル酸メチルが溶解した透明な溶液を作り出すことが発見された。可溶化剤の好適な量は、サリチル酸メチルの量の約2倍である。したがって、0.1~10質量%のサリチル酸メチルの本発明の範囲について、対応する好ましい可溶化剤の量は0.2~20質量%であり、0.2~10質量%のサリチル酸メチルの好ましい範囲について、対応する好ましい可溶化剤の量は0.4~20質量%である、などである。特に好ましい可溶化剤は、オレス-20である。
サリチル酸メチルを含む本発明の組成物が、サリチル酸メチルを欠く組成物と比べて、皮膚上に、より深い効果を提示したことが発見された。より深い効果はまた、活性剤の、増強された透過性に起因して、爪床上でも起こるであろう。
一定の好ましい実施形態では、2~5質量%の量のサリチル酸メチルは、Znに基づいて1.0質量%~2.5質量%の量の硫酸亜鉛(ZnSO7H2O)を含む製剤中に、4質量%~10質量%の量のオレス-20及び55~65質量%のグリコール酸と共に可溶化されうる。
本発明の組成物は、組成物と、その局所塗布用の装置、即ちアプリケーターとを備えたキットとして提供されうる。好適なアプリケーターは当業者には既知であり、例えば綿スワブ、綿棒、スパチュラ、スポンジアプリケーター、ブラシなどである。
アプリケーターは、組成物を収容する容器に取り付けることができ、その容器中に収容されている組成物をアプリケーターに供給することができる。好適なアプリケーターは当業者には既知であり、例えばペン様アプリケーター、計量分配ペン及び局所用定量ディスペンサーである。したがって、本発明の組成物は、例えば、疣贅の治療のための、ペンの先端部から罹患皮膚領域への組成物の局所投与用のペンアプリケーター中に、簡便に供給できる。その先端部から本発明の組成物が、罹患領域に塗布される、こうしたアプリケーターの先端部は、例えばフェルト、ブラシ又は回転ボールとすることができる。
本発明の組成物を、足における真菌感染症を治療するために、例えば足の皮膚の噴霧によって塗布することもまた考えられる。したがって、本発明の組成物は、エアロゾルを計量分配するためのディスペンサー中に収容されて供給されることができるであろう。
以下の実施例は、本発明の原理を説明するために含ませたものであり、特許請求している範囲を制限するものと理解されることは意図していない。量、成分、混合及び塗布の技術における変動が挙げられるがこれらに限定されない変更が、本明細書に記載されている原理及び概念から逸脱することなく行われてよいことは、当業者には明らかであろう。
本明細書で使用する全ての化学物質は、ベンダーから得たものとして使用する。
(実施例1)
実施例1の製剤を、以下のTable 1(表1)に特定する成分を混合して製造した。次いで、この混合物を、透明な溶液が得られるまで水浴で加熱した。種々の製剤の外観を2時間後及び4日後に直接目視で調べた。その読み取りをTable 1(表1)に含ませる。
Figure 0007399954000001
これらの実験から、オレス-20の、きわめて狭く釣鐘状の濃度が透明な溶液を生成することを発見した。より小さい亜鉛の濃度の変動は、溶解度を変化させなかった。
(実施例2)
アルファヒドロキシ酸とサリチル酸メチルとの組み合わせによる、仮定した皮膚透過性の上昇を確認するために、客観的な測定プロトコルを用いた。測定を、DermaLab(登録商標)Combo(Cortex Technology社、ハズソン、デンマーク)で実施した。皮膚の色の測定はアクティブ色検出チップに基づき、照明は白色LEDによって付与し、紅斑の測定値は皮膚の発赤(ヘモグロビン)に相当する。測定の標的領域は直径7mmである。代理マーカーであるエタノール中0.4%ニコチン酸メチルを使用することにより、皮膚に透過したときの皮膚の発赤を引き起こさせた。発赤の増大は、より多量のニコチン酸メチルが皮膚に透過し、そのため取り込み量が増大したことを意味する。Znイオン、酸及びサリチル酸メチルの本発明の活性錯体の取り込み量がこの方法では測定できないので、ニコチン酸メチルを代理マーカーとして使用した。そのため、Table 2(表2)中の製剤は、本発明の製剤ではない。
Figure 0007399954000002
Table 2(表2)中の製剤を、Table 2(表2)の上部に記載する成分を混合して製造した。次いで、この混合物を、透明な溶液が得られるまで水浴で加熱した。種々の製剤の外観を1時間後及び1か月後に目視で調べた。その読み取りをTable 2(表2)の下部に含ませる。
製剤2A、2B及び2Cを、Table 2(表2)に示す種々の製剤2μLを局所投与した後に、無傷の皮膚において評価した。50分後、ニコチン酸メチル(0.4%)2μLを、製剤2A、2B及び2Cと同じスポットに投与した。色-発赤(紅斑)を、DermaLab(登録商標)Comboによって種々の時点で測定し、結果をTable 2(表2)の下部に示す。発赤の増加は、サリチル酸メチルとオレス-20との両方を含有する製剤で最大であり、最大差は、製剤2Aで4.6、2Bで3.1、2Cで2.8であった。
グリコール酸とサリチル酸メチルとオレス-20とを含む製剤は、サリチル酸メチルとオレス-20とを欠く製剤と比べて、皮膚透過性について利点を有することが結論づけられた。
(実施例3)
実施例3の製剤を、Table 3(表3)の上部に記載する成分を混合して製造した。次いで、この混合物を、透明な溶液が得られるまで水浴で加熱した。種々の製剤の外観を1時間後に目視で調べた。その読み取りをTable 3(表3)の下部に含ませる。製剤3B、3D及び3Eは、比較例のみである。3Cのみが本発明のものである。
Figure 0007399954000003
製剤3B、3C、3D及び3Eを、無傷の皮膚における閉塞研究によって評価し、ここで、該製剤40μLをパッチ(Finn-chambers)に付け、次いで脇下に6時間貼付した。パッチを外した後(2分後)及び48時間後に、皮膚への影響を直接、目視で、5段階スケールに従って評価し、(-)は皮膚に対する目視可能な影響がないことを意味し、(+)は皮膚に対する目視可能な影響が小さいこと、(++++)は皮膚に大きい跡があることを示す。結果をTable 3(表3)の下部に提示する。
紅斑及び経表皮水分喪失量(TEWL)の測定を、DermaLab(登録商標)Combo(Cortex Technology社、ハズソン、デンマーク)で実施した。皮膚の色の測定は、アクティブ色検出チップに基づき、照明を白色LEDによって付与し、紅斑の測定値は発赤(ヘモグロビン)に相当する。TEWLは、水に対する皮膚バリア機能の測定値であり、円筒形の拡散チャンバ(直径10mm)中に搭載した湿度/温度センサーの2つの組み合わせを備えたオープンチャンバで作製される。プローブの皮膚上への塗布後、TEWL値を平衡までコンピュータに記録する。この値を、更なる計算のために使用する。種々の時点についての紅斑値及びTEWL値をTable 3(表3)で報告する。
サリチル酸メチルを含有してグリコール酸を含有しない比較例混合物(3B)が、読み取りにおいて影響を一切及ぼさなかったこと、及びグリコール酸を含有してサリチル酸メチルを含有しない比較例製剤(3D)が、小さい影響を引き起こしただけであることが結論づけられた。驚くべきことに、硫酸亜鉛とグリコール酸とサリチル酸メチルとを含有する本発明の混合物(3C)は、硫酸亜鉛を欠く比較例混合物(3E)と比べ、はるかに小さい、目視可能な、測定された影響をもたらすことがわかった。この結果は、サリチル酸メチルとグリコール酸とを含有する本発明の製剤が、亜鉛イオンの皮膚透過について利点を有し、そのため、亜鉛を欠く製剤と比べ、より低刺激性の製剤を生成することを示している。本発明の製剤3Cが新規な低刺激性で有効な疣贅の治療剤であることを、驚くべきことに発見した。
(実施例4A)
疣贅への効果
本発明は、副作用の報告が一切なく、疣贅を消失させるのに有効であることが証明された。
足、足指及び/又は手に疣贅を有する個体を、組成物5Bで首尾よく治療した。疣贅の除去までの治療は、数日から4週間までと多様であった。より古い、より深い疣贅は、一般に、より長い治療期間を要したが、新しい疣贅は、わずか短期間の治療後に消失した。
(実施例4B)
爪真菌症への効果
女性(59歳)-長く続く、足の爪の黄色化及び肥厚。爪真菌に対する確立した医薬製品でのいくつかの治療が不成功。本発明の製剤5Bでの治療2か月以内で首尾よく改善し、正常な外観の爪となり、非感染爪床を達成した。
(実施例5)
実施例5の製剤を、Table 5(表4)中の成分を混合して製造した。次いで、この混合物を、透明な溶液が得られるまで水浴で加熱した。種々の製剤の外観を、1時間後に目視で調べた。その読み取りをTable 5(表4)に含ませる。
Figure 0007399954000004
本発明の製剤5B及び比較例製剤5Dを、(2人の患者における)無傷の皮膚における閉塞研究によって評価し、ここで、該製剤40μLをパッチ(Finn-chambers)に付け、次いで脇下に8時間貼付した。パッチを外した後(15分後)及び48時間後に、皮膚への影響を直接、目視で、5段階スケールに従って評価し、(-)は皮膚に対する目視可能な影響がないことを意味し、(+)は皮膚に対する目視可能な影響が小さいこと、(++++)は皮膚に大きい跡があることを示す。結果をTable 5(表4)に提示する。
紅斑及びTEWLの測定を、上に記載したDermaLab(商標登録)Comboで実施した。種々の時点についての紅斑値及びTEWL値をTable 5(表4)で報告する。
驚くべきことに、硫酸亜鉛を含有する本発明の製剤5Bと、硫酸亜鉛等の水溶性亜鉛塩を欠く比較例製剤5Dとの間の、測定された、目視可能な読み取りにおいて、予測不能な大きい差であることが発見された。
亜鉛イオンの驚くような効果が、3C対3E、及び5B対5Dからそれぞれ見ることができる。また、実施例5で使用した亜鉛の、より高い割合2.3%が、実施例3で使用した、より低い濃度1.1%よりも大きい効果をもたらしたことがわかる。

Claims (14)

  1. 総量50~80質量%の、乳酸、リンゴ酸及びグリコール酸、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択されるアルファヒドロキシ酸と、0.1~10質量%のサリチル酸メチルと、Znとして計算して、製剤の0.2~4質量%の量の水溶性亜鉛塩とを含む、局所用組成物。
  2. 前記サリチル酸メチルを製剤に可溶化させるのに有効な量の可溶化剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記可溶化剤が、エトキシル化脂肪アルコールである、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記アルファヒドロキシ酸の総量が、50~70質量%の範囲内である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. サリチル酸メチルの量が、0.2~10質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記アルファヒドロキシ酸が、グリコール酸である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記水溶性亜鉛塩が、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、グリコール酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、オレイン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、プロピオン酸亜鉛、サリチル酸亜鉛、乳酸亜鉛、コセス硫酸亜鉛、クエン酸亜鉛、アスコルビン酸亜鉛及びグルタミン酸亜鉛からなる群から選択される1種又は複数である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記水溶性亜鉛塩が、硫酸亜鉛である、請求項7に記載の組成物。
  9. それぞれ、亜鉛の量が1.0~2.5質量%であり、グリコール酸の量が55~65質量%であり、サリチル酸メチルの量が2~5質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物と、当該組成物を収容する容器と、前記組成物の局所塗布用のアプリケーターとを備えた、キット。
  11. フェルト先端部、ブラシ先端部又は回転ボール先端部を備えたアプリケーターが取り付けられた容器に収容して使用するための請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物であって、前記容器から、前記組成物が前記アプリケーターの先端部に送達されうる、組成物。
  12. 疣贅の治療のためにペンの先端部から罹患皮膚領域へ局所投与するためのペンに含まれて使用するための、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 対象の罹患皮膚領域に塗布して疣贅を治療するための請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 罹患爪の領域に局所塗布して足指爪又は手指爪の真菌感染症を治療するための請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
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