JP5902810B2 - 成形研磨粒子を含むパーソナルケア組成物 - Google Patents

成形研磨粒子を含むパーソナルケア組成物 Download PDF

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Description

特有の形状及び形態を有する成形研磨粒子を含むパーソナルケア組成物が開示される。
パーソナルケア組成物には、多種多様な目的のため粒子材料が普通に含まれる。そうした粒子の1つの機能は、洗浄効果を提供することである。この目的のために多くの粒子が一般的に使用され、そうした粒子は、炭酸塩、粘土、シリカ、ケイ酸塩、頁岩灰、パーライト、及びケイ砂のような無機物質、又はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルシルセスキオキサン、ナイロン、ポリアクリレートのような有機物質、及び同様のものを含み、これらは粉末又はビーズとして供給される場合が多い。
従来の材料に関連する問題は、洗浄有効性のためには基材をいくらかすり磨くことが望ましいが、皮膚などのケラチン性組織は、過度な研磨材粒子による損傷を受けやすいことである。更に、そのような粒子は、パーソナルケア組成物にとって望ましくない使用感を有する場合が多い。例えば、洗顔料を選択する消費者は、ザラザラした又は粗い感触がする組成物を避ける場合がある。反対に、研磨力の低い粒子は、組成物の使用後に汚れ又はメークアップが皮膚に残留することから明らかなように、不十分な洗浄能力をもたらし得る。配合者は、表面損傷を引き起こしかつ感触特性は不十分であり得るが、良好に磨き落とすことができる過度の研磨材粒子と、より良好な感触特性を有するが洗浄有効性が減少するより弱い粒子のどちらかを選択しなければならないことが多い。
剥離効果又はマイクロクリスタルピーリングによる効果を有するパーソナルケア組成物に関しても同様の問題が存在する。好適な粒子を選択するためには、望ましくない感触か又は限定された有効性を選択する必要がある場合が多い。
かかる問題への対応として、上記に示した問題並びにパーソナルケア組成物の処方に関する他の問題を解決することができる、新規な研磨材粒子の必要性が存在する。
ケラチン性組織を洗浄するためのパーソナルケア組成物は、10μm〜1000μm、50μm〜500μm、75μm〜350μm、又は100μm〜250μmの平均円相当径、0.10〜0.50又は0.35〜0.45の平均円形度、0.40〜0.90、0.70〜0.90、又は0.45〜0.85の平均ソリディティ、0.05〜0.30又は0.05〜0.15の平均粗度、10〜250kg/m3、50〜150kg/m3、60〜120kg/m3、又は70〜100kg/m3の充填密度、49033.2kPa〜490332.5kPa(5〜50kg/mm2)又は147100kPa〜245166kPa(15〜25kg/mm2)の硬度、から選択される2つ以上のパラメータを有する研磨材粒子を含み得る。パーソナルケア組成物は、前記組成物の約1重量%〜10重量%の洗浄性界面活性剤と、皮膚科学的に許容可能な担体と、を含む。
油相と水相とを有するエマルションの形態のパーソナルケア組成物はまた、上記の研磨材粒子を更に含んでもよい。
パーソナルケア組成物は、皮膚科学的に許容可能な担体及び、糖アミン、ビタミン、油調整剤、フィトステロール(photosterols)、ヘキサミジン化合物、引き締め剤、抗しわ活性物質、抗萎縮活性物質、フラボノイド類、N−アシルアミノ酸化合物、レチノイド、ペプチド、紫外線活性物質、光安定剤、抗セルライト剤、剥離活性物質、抗にきび活性物質、抗酸化剤、ラジカルスカベンジャー、コンディショニング剤、抗炎症剤、日焼け活性物質、皮膚美白剤、制汗活性物質、感覚剤、抗ふけ剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される活性物質又は作用剤に加えて、上記の研磨材粒子を含んでもよい。
凸閉包を示す粒子の図である。 面積を有する粒子の図である。 内接させた円板を有する図2Aの粒子の図である。 A(0.8)を示す図2Aの粒子の図である。 粒子の図である。 図3Aに示される粒子の端部の拡大図である。 酸化ポリエチレン粒子を示す電子顕微鏡画像である。 研磨材粒子Aを示す電子顕微鏡画像である。 研磨材粒子Bを示す電子顕微鏡画像である。
特に指定がない限り、本明細書において使用する全ての百分率及び比率は、組成物全体の重量によるものであるものとする。特に指示がない限り、全ての測定は周囲条件で実施されるものと理解され、「周囲条件」とは、約25℃、約101.3kPa(1気圧)、及び相対湿度約50%における条件を意味する。全ての数範囲はより狭い範囲を包含し、表現された上方及び下方範囲の限界値は、明示されていない範囲を更に作り出すように組み合わせることができる。
本発明の組成物は、本明細書に記載の構成成分を含み、それらから本質的になり、又はそれらからなることができる。本明細書で使用するとき、「から本質的になる」とは、組成物又は構成成分は追加成分を包含してもよいが、それら追加成分が特許請求される組成物又は方法の基本的及び新規な特徴を実質的に変化させない場合に限ることを意味する。
用語「パーソナルケア組成物」とは、哺乳類のケラチン性組織上に局所適用するのに適した組成物を意味する。
組成物に関連して使用される用語「塗布する」又は「塗布」は、本発明の組成物を表皮などのケラチン性組織上に塗布する又は拡げることを意味する。
用語「ケラチン性組織」は、哺乳類(例えば、ヒト、イヌ、ネコなど)の最外保護外皮として配置されるケラチン含有層を指し、皮膚、唇、毛髪、足の爪、指の爪、角皮、ひづめなどが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「皮膚科学的に許容可能な」は、記載される組成物又は構成成分が、過度の毒性、不適応性、不安定性、アレルギー反応等がなく、ヒトの皮膚組織と接触して使用するのに好適であることを意味する。
用語「安全かつ有効な量」は、有益な利益を有意に誘導するのに十分な化合物及び組成物の量を意味する。
組成物に関連して使用される用語「リーブオン」は、ケラチン性組織に塗布されてその上に留まることが意図される組成物を意味する。こうしたリーブオン組成物は、皮膚に塗布され、その後(数分以内に)洗う、すすぐ、ふき取るなどのいずれかによって除去される組成物とは区別される。リーブオン組成物は、シャンプー、洗顔料、手用洗剤、ボディーソープ、又は体用洗剤などのリンスオフ用途を除く。リーブオン組成物は、クレンジング界面活性剤又は洗浄性界面活性剤を実質的に含まなくてもよい。例えば、「リーブオン組成物」は、ケラチン性組織上に少なくとも15分間つけたままにしておくことができる。例えば、リーブオン組成物は、1%未満の洗浄性界面活性剤、0.5%未満の洗浄性界面活性剤、又は0%の洗浄性界面活性剤を含んでもよい。しかしながら、該組成物は、皮膚に局所的に塗布されたときに有意なクレンジング効果を提供することが意図されていない乳化界面活性剤又は他の処理用界面活性剤を含有してもよい。
用語「誘導体」は、関連化合物のエステル、エーテル、アミド、ヒドロキシ、及び/又は塩の構造類似体を意味する。
用語「構造化する」又は「構造化」は、粘度を高める、収率を高める、濃化する、凝固する、又はパーソナルケア組成物に固体構造又は結晶構造をもたらすことを意味する。
用語「可溶性」は、25℃及び101.3kPa(1気圧)において少なくとも約0.1gの溶質が100mLの溶媒に溶解することを意味する。
研磨粒子
研磨材粒子は、種々の物質又は物質の混合物で作製されてもよい。好適な物質としては、炭酸塩由来の塩、リン酸塩由来の塩、ピロリン酸塩由来の塩、シリカ又はアルミナ由来の塩、ヒドロキシアパタイト、珪藻土、酸性白土、タルク等の有機又は無機塩研磨剤、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミドを含むポリマー研磨剤、又はセルロース、リグノセルロース、若しくはくるみの殻などの殻、アップルシード、オリーブストーン、アプリコットシード、穀粒、木、竹、及び植物由来の天然研磨剤が挙げられる。
選択された実施形態では、研磨材粒子は、ホモポリマー及びコポリマーの両方を含むように、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミド及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー材料から作製される。他の実施形態では、研磨材粒子は、セルロース、リグノセルロース又はくるみの殻などの殻、アップルシード、アップルシード、オリーブストーン、穀粒、木、竹及び植物、並びにこれらの混合物に由来する天然研磨剤から作製されてもよい。
以下に詳細に記載されるような明確な粒子パラメータを特徴とする研磨材粒子に上記材料を縮小するために、剪断加工方法又は粒化法を用いることができる。粒子の成形方法としては、凝集、印刷、彫刻等が挙げられる。他の成形プロセスとしては、熱可塑性又は凝固マトリックス内に研摩材を充填材として混ぜ入れることが挙げられる。他の縮小技術としては、ミリング、グラインド加工、切削などが挙げられる。
研磨材粒子を形成するための1つの技術は、研摩材自体を発泡させるか、又はマトリックス内に分散した研摩材を泡立てることによって行われる。得られるフォームは、以下に記載される明確な粒子パラメータを有する研磨材粒子に縮小される。フォーム形成方法及びフォーム構造物は、典型的には、ガス膨張法により(例えば、研磨剤前駆体内にガス又は溶媒を注入し、圧力低下により膨張させることによる)、及び/又は温度上昇により(例えば、押し出しフォーム形成法、又は、ポリウレタンフォーム形成方法のように系内発生したガスと、それに続く研磨剤前駆体の硬化)得られる。あるいは、フォーム構造物は、エマルション法と、それに続く硬化及び乾燥工程によっても入手可能である。フォームは、独立気泡構造又は連続気泡構造のいずれかを有し得る。改善された洗浄効果は、連続気泡型フォームから作られた研磨材粒子で得ることができると考えられている。
特定の実施形態では、好適な研磨材粒子は、100kg/m3超過、あるいは、500kg/m3の密度を有するフォームから作製することができる。他の実施形態では、より良好な洗浄効果は、500、250、100、75、又は50kg/m3未満でかつ5、10、25、又は50kg/m3を超えるフォーム密度で得ることができる。
フォームは、フォームを粒子に縮小するのに都合がよいだけの十分な脆弱性(即ち、応力を受けた際に、フォームは変形する傾向をほとんど示さず、むしろ破断して粒子となる)を有するのが望ましくあり得る。好適なフォームは、検出可能な相転移(例えば、ガラス転移又は融解温度)を有さなくてもよく、あるいは、使用温度より有意に高い相転移温度を有していてもよい。好適な相転移温度は、研磨材粒子を含有する組成物の使用温度を少なくとも20℃又は40℃上回ってもよい。
フォームは、フォームをグラインド加工又はミリングすることによって本明細書の研磨材粒子へと縮小されてもよい。他の好適な手段としては、ホイールの表面がパターンを彫刻されているか、又は研磨性サンドペーパーなどにより被覆されて、発泡体が本明細書中の研磨洗浄粒子を形成するのを促進する、ダストコレクター付きの高速摩減ホイールなどの摩減ツールの使用が挙げられる。特定の実施形態では、縮小方法によって得られる研磨材粒子は、残留気泡構造を有さない単一粒子である。
粒子は、本明細書で説明されるような標的サイズ及び標的形状にフォーム構造物をグラインド加工することによって製造されてもよい。フォーム気泡サイズは、特定の粒子を得るための要因であり得る。例えば、大きな粒径が所望の場合には、大きな気泡サイズを有するフォームを使用してもよく、逆もまた同様である。加えて、フォーム構造物を粒子に縮小すると同時に最適な粒子形状を保持するためには、標的粒径をフォームの気泡サイズの寸法より過度に小さくしないないことが推奨される。例えば、一実施形態における標的粒径は、フォーム気泡サイズの約半分を下回らない。
フォームは何段階かで粒子に縮小されてもよい。例えば、最初に、手動で切り刻む若しくは切断することにより、又は砕塊機、例えばS Howes,Inc.(Silver Creek,NY)のモデル2036などの機械的な器具を用いて、フォームを寸法数cmの片に破砕することができる。第2段階では、プロペラ又は歯付きディスク分散器を使用して塊を攪拌することができる。第3段階では、高剪断ミキサー(IKA Works,Inc.(Wilmington,NC)製の、Ultra Turraxローターステーター式ミキサーなど)を使用して、粒径を縮小することができる。第2及び第3段階は、担体中に分散したフォームを使用して行われてもよい。
研磨材粒子の形成で使用するのに好適なフォームは、スチレンフォームである。スチレンフォームは、スチレンモノマー単位、及び、任意に他のコモノマーを含むポリマーで形成され得る。特定の実施形態では、研磨材粒子は、スチレン−コ−ジビニルベンゼンの共有結合架橋コポリマーを含む。「スチレン−コ−ジビニルベンゼンの共有結合架橋コポリマー」とは、本明細書において、共重合して共有結合架橋網目構造を形成するビニルベンゼン構造から全て誘導される単官能基及び二官能基モノマー単位などの多官能基モノマー単位を含むコポリマーを意味する。他の好適なジビニルベンゼン架橋スチレンポリマーとしては、スチレン及びジビニルベンゼン並びにアルキルビニルベンゼン、並びに、例えば、エチルスチレン、又はアクリル酸若しくはメタクリル酸のアルキルエステルなどの少なくとも1つの追加のモノマー単位、及びこれらの混合物のコポリマーを含む。
コポリマーの主要なモノマー構成成分は、スチレン、ジビニルベンゼンの様々な構造異性体(オルト、メタ、パラ置換)及びエチル、並びにビニルベンゼンの様々な構造異性体(オルト、メタ、パラ置換)である。後者は、供給源に依存して様々な量で存在するジビニルベンゼンの製造の副生成物である。ジビニルベンゼンは、それぞれの重合性ビニル基を異なる成長ポリマー鎖の中に組み込むことにより、網目構造中で共有結合架橋をもたらす。等部のスチレン:DVB 55(Dow Chemical Co.から市販されている55:45の重量比のジビニルベンゼン及びエチルビニルベンゼンの混合物)を含む配合物に対しては、3の単官能基モノマー毎にほぼ1の二官能基モノマーが存在する。あるいは、スチレン又はジビニルベンゼン型の化学構造を担持する化学構造をベースとするモノマーも、単独で調製して、又は、スチレン若しくはジビニルベンゼンと共重合して、研磨性粒子とすることができる。
スチレン−コ−ジビニルベンゼンの好適な共有結合架橋コポリマーは、約20%又は40%〜約60%又は80%のスチレンと、残余の55:45の重量比のジビニルベンゼン及びエチルスチレン(DVB 55としてDow Chemical Co.から市販)とを含む。
スチレン−コ−ジビニルベンゼンポリマーの共有結合架橋コポリマーは、当業者に周知の任意の好適な手段によって得ることができる。フォームを作製するための好適な製造ルートは、モノマー混合物中の水の水/油高内相エマルション(HIPE)を形成し、国特許第6,369,121号(特に水/油高内相エマルションの作製並びにそこで使用する装置に関する項)に記載されるように系内で重合することである。この実施形態では、上記水/油高内相エマルションは、高内相エマルションを連続的に一回通しで作製するための方法により得られ、この方法は、a)第1の相を準備する工程;b)上記第1の相と実質的に不混和性であり、かつ上記第1の相と上記第2の相との比が2:1〜250:1である第2の相を準備する工程;c)少なくとも1つのセグメントを有する第1のスタティックミキサーを用いて、上記第1の相及び第2の相を1回通しで処理して上記第1の相を上記第2の相中で乳化するのに充分な剪断を与え、平均粒径と共に内部相の大きさ分布を有する上記高内相エマルション(HIPE)を作り出す工程を含む。上記方法は、上記処理済HIPEの一部を上記スタティックミキサーの上記出口から再循環し、上記入口の中に導入し、そこで上記処理済HIPEを第1の相及び第2の相により処理する工程を更に含む。
第1の相は、フリーラジカル開始剤を含む水相であり得る。本明細書でのフリーラジカル開始剤は、任意の従来の水溶性フリーラジカル開始剤であることができる。これらとしては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム及び過硫酸アンモニウム、過酸化水素、過酢酸ナトリウム、過炭酸ナトリウムなどのような過酸素化合物が挙げられる。従来のレドックス開始剤系も使用可能である。このような系は、前出の過酸素化合物と、重亜硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸又は第一鉄塩などの還元剤とを組み合わせることにより形成される。フリーラジカル開始剤は、好ましくは、重合性モノマーの全モル数基準で約20モルパーセントまで油相中に存在する。開始剤は、重合性モノマーの全モル数基準で約0.001〜10モルパーセントの量で油相中に存在してもよい。
第2の相は油相であり得る。油相は、重合性モノマーを約80重量%〜約98重量%含んでもよく、また、油相に可溶性であり、かつ安定した油中水型エマルションを形成するのに適した乳化剤を約2重量%〜約20重量%含んでもよい。本明細書での使用に好適な乳化剤は、低及び中間内部相エマルション中での使用に適用可能な任意の数の従来の乳化剤を含むことができる。好適な乳化剤は非イオン性物質を含み、広範囲のHLB値を有することができる。いくつかの典型的な乳化剤の例としては、ラウリン酸ソルビタン(例えば、SPAN(登録商標)20)、パルミチン酸ソルビタン(例えば、SPAN(登録商標)40)、ステアリン酸ソルビタン(例えば、SPAN(登録商標)60及びSPAN(登録商標)65)、モノオレイン酸ソルビタン(例えば、SPAN(登録商標)80)、三オレイン酸ソルビタン(例えば、SPAN(登録商標)85)、セスキオレイン酸ソルビタン(例えば、EMSORB(登録商標)2502)、及びイソステアリン酸ソルビタン(例えば、CRILL(登録商標)6)などのソルビタンエステル;ポリグリセロールエステル及びエーテル(例えば、TRIODAN(登録商標)20);ポリオキシエチレン(2)オレイルエーテル、ポリエトキシル化オレイルアルコール(例えば、BRIJ(登録商標)92及びSIMUSOL(登録商標)92)などのポリオキシエチレン脂肪酸、エステル及びエーテル;オレイン酸のモノ−、ジ−、及びトリリン酸エステルなどのモノ−、ジ−、及びトリリン酸エステル(例えば、HOSTAPHAT KO3OON)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサステアレートなどのポリオキシエチレンソルビトールエステル(例えば、TLAS(登録商標)G−1050)、エチレングリコール脂肪酸エステル、グリセロールモノ−イソステアレート(例えば、IMWITOR 780K)、グリセロール及び脂肪族アルコールのエーテル(例えば、CREMOPHOR WO/A)、多価アルコールのエステル、合成第一級アルコールエチレンオキシド濃縮物(例えば、SYNPERONIC A2)、脂肪酸のモノ及びジグリセリド(例えば、ATMOS(登録商標)300)、並びに同様のものが挙げられる。他の好ましい乳化剤としては、モノオレエート、モノミリステート、モノパルミテート、及びモノイソステアレートの酸から誘導されるジグリセロールエステルが挙げられる。
本明細書での好ましいHIPEに対しては、乳化剤としては、分岐C16〜C24脂肪酸のソルビタンモノエステル、ココナツ脂肪酸から誘導されるソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノミリステート、及びソルビタンモノエステルなどの線状不飽和C16〜C22脂肪酸、及び線状飽和C16〜C24脂肪酸;分岐C16〜C24脂肪酸、線状不飽和C16〜C22脂肪酸のジグリセロールモノエステル、又はココナツ脂肪酸のジグリセロールモノオレエート(即ち、C18:l脂肪酸のジグリセロールモノエステル)、ジグリセロールモノミリステート、ジグリセロールモノイソステアレート、及びジグリセロールモノエステルなどの線状飽和C12〜C14脂肪酸;分岐C16〜C24アルコールのジグリセロールモノ脂肪族エーテル(例えば、ガーベットアルコール)、線状不飽和C16〜C22アルコール、及び線状飽和C12〜C14アルコール(例えば、ココナツ脂肪アルコール)、並びにこれらの乳化剤の混合物が挙げられる。他の乳化剤としては、米国特許第5,287,207号に記載されているポリグリセロールエステル乳化剤、及び米国特許第5,500,451号に記載されているポリグリセロールエーテル乳化剤が挙げられる。別の好適な乳化剤は米国特許第6,444,716号に記載されている。このような乳化剤は、ヒドロカルビル置換コハク酸又はその無水物又はその反応的な等価物と、ポリオール(又はポリオールのブレンド)、ポリアミン(又はポリアミンのブレンド)、アルカノールアミン(又はアルカノールアミンのブレンド)、又は2つ以上のポリオール、ポリアミン及びアルカノールアミンのブレンドとを反応させることにより作製される組成物を含む。実質的な炭素−炭素不飽和結合が存在しないことによって、これらは実質的に酸化に安定である。
製造されたHIPEエマルションは、フリーラジカル重合を開始するために加熱されてもよく(例えば、少なくとも約65℃、約80℃、又は約95℃まで)、また、モノマーのほぼ全て(少なくとも約99%)がポリマーに変換されるまで硬化されてもよい。混合温度から高温まで上昇する緩やかな温度勾配、例えば30分かけて約95℃まで上昇する温度勾配も実施可能である。得られたフォームは、上述した技術に従って縮小される。
別の実施形態では、研磨材粒子はポリウレタンフォームから作製されてもよい。ポリウレタンフォームは、触媒の存在下でのジイソシアネートモノマーとポリオールとの反応生成物であり得る。ジイソシアネートモノマーは脂肪族及び/又は芳香族であり得る。ポリウレタンフォームは、ジイソシアネートモノマー及びポリオールの種類を変化させることによって、及びこうした特性を変更するために他の物質を添加することによって、様々な密度及び硬度を有して作製されることができる。ポリウレタンフォームの安定性及びポリウレタンフォームのその他の特性を改良するために、他の添加剤が使用され得る。
ジイソシアネートの選択は、光への曝露の際のポリウレタンの安定性に影響を及ぼす。芳香族ジイソシアネートから作製されたポリウレタンフォームは、光への曝露で黄変するが、一方、脂肪族ジイソシアネートから作製されたものは、色安定性である。芳香族ジイソシアネートを含有するポリウレタンフォームの変色のために、ポリウレタンフォームの作製では脂肪族ジイソシアネートを使用してもよい。しかしながら、脂肪族ジイソシアネートモノマーと芳香族ジイソシアネートモノマーとを混合し、かつ芳香族ジイソシアネートモノマーの濃度をジイソシアネートの60重量%、50重量%、又は40重量%より低く保つことによって、研磨粒子として使用するための、色安定性を有するポリウレタンフォームを得ることができる。
好適な芳香族ジイソシアネートモノマーとしては、トルエンジイソシアネート(TDI)、メチレンジアニリンジイソシアネート(MDI)、ポリマー形態のMDA、ポリマー形態のTDI、及びこれらの混合物が挙げられる。好適な脂肪族ジイソシアネートモノマーとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPI)、リジン又はリジンエステルジイソシアネート(LDI)、先のトリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。
好適なポリオールの例としては、ヒマシ油及び/又は大豆油(硫酸化油を含む、エトキシル化又はプロポキシル化油を含む);グルコース、スクロース、デキストロース、ラクトース、フルクトース、デンプン、セルロースのような糖及び多糖;グリコール、グリセロール、エリスリトール、スレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、マンニトール、ソルビトール、ズルシトール、イジトール、イソマルト、マルチトール、ラクチトール、ポリグリシトール、及びトリメチロールプロパンのような糖アルコールが挙げられる。他の有用なポリオールは、先のポリオール(トルエンジアニリンからの誘導体を含む)と、ジエタノールアミン及びプロピレンオキシド(非包括的例としては、「スクロース」プロポキシレート)との反応によって形成される。
使用される他の好適なポリオールは、エチレングリコール及びポリエチレングリコールジオールのようなポリマー誘導体、プロピレングリコール及びポリプロピレングリコールジオールのようなポリマー誘導体、テトラメチレングリコール及びポリテトラメチレングリコールのようなポリマー誘導体などの脂肪族又は芳香族グリコールである。
ポリエステルポリオールも好適なポリオールであり、ポリエステルポリオールは、酸(アジピン酸、コハク酸、ドデカンジオン酸、アゼライン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸)とアルコール(エチレングリコール、1,2プロピレングリコール、1,4ブタンジオール、2−CH3−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン)との反応から得られる。非包括的例は、ポリエチレンジオールアジぺート、ポリプロピレンジオールアジぺート、ポリブタンジオールアジぺートである。
その他の好適なポリオールは、ポリエチレンテレフタレート及びコポリマー誘導体、例えばポリエチレンテレフタレートグリコール、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオールと反応したジメチルカーボネートから誘導されたポリオール、例えばヘキサンジオール、マンニッヒポリオール及びアミン末端ポリオール及びポリカプロラクトンポリオール並びにこれらの混合物である。ポリウレタンフォームの適切な化学的及び機械的特性を得るためには、先のアルコールの混合物が望ましいことがある。
特定の実施形態では、ポリオールは、エチレングリコール、グリセロール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリカプロラクトンジオール、ポリ(エチレンアジぺート)ジオール、ポリ(ヘキサメチレンアジぺート)ジオール、ヒマシ油、大豆油、糖及び多糖、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。
ポリオールの選択は、ポリウレタンフォームの生分解性及び硬度に影響を及ぼし得る。例えば、生分解性フォームの製造を達成するために、エチレングリコール系ポリオール若しくはカプロラクトン系ポリオール、及び/又はアジぺート系ポリオールのような開裂可能なエステル若しくは無水カルボン酸官能基を含有するポリオールのような親水性ポリオールが望ましくあり得、必要に応じて、糖及び糖アルコール誘導体、ヒマシ油、並びにこれらの混合物のような天然ポリオールと混合されてもよい。特定の実施形態では、生分解性ポリウレタンフォームは、ポリカプロラクトンジオール、ポリエチレングリコール、ポリ(エチレンアジぺート)ジオール、ポリ(ヘキサメチレンアジぺート)ジオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される、400〜4000の分子量を有するポリオールを使用してもよい。更に、フォーム形成プロセス中に生理活性又は生分解性物質を添加することによっても、十分な生分解性を有するポリウレタンを得ることができる。例示的な添加物としては、リグニン、糖蜜、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリラクチド、ポリカプロラクトン、又はアミノ酸が挙げられる。
堅い分子構造を有する低分子量ポリオールを使用すると、ポリウレタンフォームの全体の硬度が増加する。特定の実施形態では、硬質ポリウレタンフォームを作製するのに有用なポリオールは、2000未満、1500未満、又は1000未満の平均分子量(Mw)を有し得る。好適なポリオールとしては、スクロース、エチレングリコール、グリセロール、ポリエチレングリコール(Mw<400)、及びこれらの混合物が挙げられる。加えて、ポリウレタンフォームの硬度を増加させるために、アルコール(又はアミン)官能基含有量が高いポリオールの使用が好ましくあり得るmg KOH/gポリオールのOH価によって定義されるポリオールの官能性は、150、200、又は300超過であり得る。組成物がpH 4未満及びpH 9超で製剤化される場合、加水分解安定性はポリウレタンフォームの好ましい特性である。加水分解安定性をもたらす好適なポリオールはポリカーボネートである。
ポリウレタンフォームは、主に独立気泡フォームで、又は主に連続気泡フォームで形成されてもよい。一実施形態では、フォームは連続気泡構造を有する。得られるフォームは、上述した技術に従って縮小される。
別の実施形態では、研磨材粒子はメラミンフォームから作製されてもよい。好適なメラミンフォームは、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂フォームである。好適なメラミン−ホルムアルデヒド樹脂フォームは、商標名Basotect(登録商標)でBASFから市販されている。
メラミンフォームは、メラミンとホルムアルデヒド、又はその前駆体の反応物を、発泡剤、触媒、及び乳化剤とブレンドし、得られる混合物を成形型の中に射出し、発泡及び硬化を引き起こすために電磁波による加熱又は照射などの適切な手段を介してこの反応混合物に熱を発生させることによって、調製することができる。前駆体を作製するためのメラミンとホルムアルデヒドとのモル比(即ち、メラミン:ホルムアルデヒド)は、約1:1.5〜約1:4又は約1:2〜約1:3.5であり得る。通常は、ホルムアルデヒドの水溶液であるホルマリンをホルムアルデヒドとして使用する。
メラミンフォームを形成するために他のモノマーを含ませてもよい。かかるモノマーとしては、アセトアルデヒド、トリメチロールアセトアルデヒド、アクロレイン、ベンズアルデヒド、フルフロール、グリオキサール、フタルアルデヒド、テレフタルアルデヒドなどのアルデヒド;メチロールメラミンなどのC1〜5アルキル置換メラミン;メチルメチロールメラミン及びメチルブチロールメラミン;尿素;ウレタン;炭酸アミド類;ジシアンジアミド;グアニジン;スルフリルアミド類;スルホン酸アミド類;脂肪族アミン類;フェノール類;並びにそれらの誘導体が挙げられる。発泡剤は、ペンタン、トリクロロフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタンなどであってもよい。触媒としてはギ酸が一般的に使用され、乳化剤としては、スルホン酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤が使用されてもよい。メラミンフォームは、上述した技術に従って縮小されてもよいメラミンフォームの形成に関する更なる説明は、米国特許出願公開第2010/0081604号、同第2010/0081605号、及び同第2010/0081606号に提供されている。
研磨材粒子は特有の形状を有する。研磨性クリーニング粒子の形状は、様々な方法で定義される。研磨材粒子は、次の明確な粒子パラメータのうちの1つ以上を有し得る。粒子パラメータには、形状因子、先端半径円形度、平均粒径、ソリディティ、粗度、充填密度、及び硬度が含まれる。近年の分析技術により、典型的には10,000個を超える粒子(しかしながら、約50,000個の粒子又は約100,000個の粒子を超えるようなより大きなサンプリングサイズが想定される)のような多数の粒子の粒子形状の高精度同時測定が可能である。このことによって、特徴的な性能を持つ平均の粒子集団形状の正確な調整及び/又は選択が可能となる。粒子形状の測定分析の多くは、Occhio Nano 500粒子特性評価計器上で、その付属のソフトウエア、Callistroバージョン25(Occhio s.a.Liege,Belgium)を使用して行うことができる。この装置を使用して、メーカーの指示、及び次の装置設定の選択により粒子試料の準備、分散、画像化及び分析を行う:要求ホワイトレベル(white)=180、真空時間=5000ms、沈降時間=5000ms、自動しきい、粒子数計数値/分析値=8000〜500000、レプリカ/試料の最小数=3、レンズ設定1x/1.5x。
粒径−研磨剤粒子は、円相当径ECD(ASTM F1877−05セクション11.3.2)とも呼ばれる、それらの面積相当直径(ISO 9276−6:2008(E)7項)によって定義されるサイズを有する。粒子集団の平均ECDは、少なくとも10,000個の粒子の粒子集団の各粒子(ECDが10マイクロメートル未満の粒子を除く)の個別のECDの平均として計算される。しかしながら、約50,000個の粒子又は約100,000個の粒子を超えるようなより大きなサンプリングサイズが想定される。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。研磨材粒子は、10μm、50μm、75μm、又は100μmから、1000μm、500μm、350μm、又は250μmまでの平均ECDを有する。特定の実施形態では、研磨材粒子は約100μm〜約250μmの平均ECDを有する。
円形度−研磨材粒子は非回転(non-rolling)であってもよい。非回転とは、研磨材粒子が、標的表面(例えば、皮膚)にわたって回転するというよりは、該表面にわたって滑るように動くことを意味する。この非回転特性は、改善された洗浄有効性及び剥離利益を促進すると考えられている。円形度は、定量的な二次元の像分析形状記述であり、ISO 9276−6:2008(E)8.2項に従って測定され、ソフトウエアCallistroバージョン25付きのOcchio Nano 500粒子キャラクタリゼーション装置(Occhio s.a.Liege,Belgium)を用いて行われる。円形度は好ましいメソ形状記述子であり、Occhio Nano 500又はMalvern Morphologi G3などの形状分析装置において広く利用可能である。円形度は、粒子の形状と完全な球との間の差であるとして文献ではときには説明される。
円形度の値は0から1の範囲にあり、円形度1は二次元像で測定して完全に球状の粒子又は円板粒子を記述する。円形度は次の式によって計算される:
Figure 0005902810
(式中、Aは、2D記述子である投影面積であり、Pは、粒子の周囲の長さである)。
研磨材粒子は、約0.10、0.15、0.20、0.30、又は0.35から、約0.50、0.45、又は0.40までの平均円形度を有し得る。特定の実施形態では、研磨材粒子は約0.35〜約0.45の平均円形度を有する。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。「平均円形度」という用語は、少なくとも約10,000個の粒子の集団から取り出した各粒子(ECDが10マイクロメートル未満の粒子を除く)の円形度値の平均を意味する。しかしながら、約50,000個の粒子又は約100,000個の粒子を超えるようなより大きなサンプリングサイズが想定される。
ソリディティ−研磨材粒子は定義されたソリディティを有し得る。ソリディティは、定量的な二次元の像分析形状記述であり、ISO 9276−6:2008(E)8.2項に従って定量され、ソフトウエアCallistroバージョン25付きのOcchio Nano 500粒子キャラクタリゼーション装置(Occhio s.a.Liege,Belgium)を用いて行われる。研磨材粒子は、凹状の湾曲を有する少なくとも1つの端部又は表面を有し得る。ソリディティは、粒子/粒子集団の全体の凹性を記述する、メソ形状パラメータである。硬度の値は、0〜1の範囲であり、硬度数1は、次式として文献で測定されるときの、非凹状粒子を説明する:
硬度=A/Ac
[式中、Aは粒子の面積であり、Acは、粒子を取り囲む凸閉包(包絡線)の面積(即ち、粒子の周囲の仮想弾性バンドによって画定される成形される面積)である]。図1は、凸閉包(4)を示す粒子(2)を図示している。
ソリディティは、文献及び一部の装置ソフトウエアにおいて「凸性(Convexity)」呼ばれる場合もある。しかしながら、凸性はISO 9276−6において、凸性=Pc/P(式中、Pは粒子の外周部の長さであり、PCは、粒子を取り囲む凸閉包(包絡線)の外周部の長さである)と定義されている。ソリディティ及び凸性は同様のメソ形状記述子であるが、本明細書では、Occhio Nano 500によって上で示されたソリディティ測定(即ち、ソリディティ=A/Ac)を用いる。
研磨材粒子は、0.40、0.50、0.60、0.70、又は0.75から、0.90、又は0.85までの平均ソリディティを有する。特定の実施形態では、研磨材粒子は約0.75〜約0.85、又は0.90の平均ソリディティを有する。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。「平均ソリディティ」という用語は、少なくとも約10,000個の粒子の集団から取り出した各粒子(ECDが10マイクロメートル未満の粒子を除く)のソリディティ値の平均を意味する。しかしながら、約50,000個の粒子又は約100,000個の粒子を超えるようなより大きなサンプリングサイズが想定される。
粗度−粗度は、定量的な二次元の像分析形状記述であり、ISO 9276−6:2008(E)8.2項に従って定量され、ソフトウエアCallistroバージョン25付きのOcchio Nano 500粒子キャラクタリゼーション装置(Occhio s.a.Liege,Belgium)を用いて行われる。粗度は、二次元測定において、粒子のコア表面積の外側の等価の有効表面積を定義し、0〜1の範囲である。粗度0は、コア粒子質量の周辺部に有効な質量がない粒子を記述する。粗度は次のように計算される:
Figure 0005902810
(式中、Aは粒子の面積であり、A(Oγ)は、「粒子のコア」と見なされるものの表面積である)。A−A(Oγ)は、「粒子の周辺部の有用面積」を表し、粗度は、その有用面積の、粒子面積全体に対する分数で表される。Oγは、調整可能許容係数と呼ばれ、典型的には、0.8に設定されるため、粗度の定義は、Rgγ=(A−A(0.8)/Aである。A(0.8)を計算するためには、粒子の端部のそれぞれの点における粒子輪郭内で最大量の円板を内接させる。サイズ、例えば、内接させた円板(円)の面積は、円板の直径によって定義されるが、一方で、その直径の値は、0.8×Dmax〜Dmaxの範囲である(Dmaxは、粒子に内接する最大の円板の直径の値である)。粒子A(0.8)のコア面積は、全ての内接させた円板の投影に対応する面積により定義される。図2A〜図2Cは、粒子から粗度を計算する方法を示す。図2Aは、面積(A)を有する粒子を示す。図2Bは、内接させた円板(円)を有する同じ粒子を示し、様々な直径(D)は、最大直径(Dmax)を有する円板、最大直径の90%の直径(0.9×Dmax)を有する円板、及び最大直径の80%の直径(0.8×Dmax)を有する2つの円板を含む。図2Cは、最大直径の円板の少なくとも80%の直径を有する全ての内接させた円板の投影に対応するA(0.8)面積を有する粒子を示す。
非球状粒子は、コアの周辺部で利用可能な顕著な質量の材料を有するべきであることから、粗度は研磨剤粒子で有用である。この周辺の質量はクリーニング性能及び粒子の転がりの防止にも有用である。
研磨性クリーニング粒子は、0.05、0.10、又は0.15から、約0.30、0.28、0.25、0.20、又は0.15までの平均粗度を有する。特定の実施形態では、研磨材粒子は、約0.05〜約0.15の平均粗度を有する。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。「平均粗度」という用語は、少なくとも約10,000個の粒子の集団から取り出した各粒子(ECDが10マイクロメートル未満の粒子を除く)の粗度値の平均を意味する。しかしながら、約50,000個の粒子又は約100,000個の粒子を超えるようなより大きなサンプリングサイズが想定される。
形状因子−研磨材粒子は非球状である。主観的には、非球状とは、球体と異なる形状を有することを意味する。より主観的には、非球状とは、約0.75、0.60、又は約0.50未満の形状因子(FF)を有することを意味する。形状因子(FF)は、ASTM F1877−05(June 2009)の第11.3.6章で、
FF=(4×π×表面積)/(外周)2
(式中、「表面積」は、粒子の表面積(μm2単位)を意味し、「外周」は長軸を含む粒子の断面の周りの距離(μm単位)を意味する)により定義されている不規則な表面トポロジー(例えば,表面粗さ)を特に強調する、所与の粒子が球体の規則的な形状からどのぐらい異なるかを定義する寸法の指示子である。
端部の先端半径−特定の実施形態の研磨材粒子は、鋭い端部を有する。図3Aは、端部(12)を有する研磨材粒子(10)を示す。破線の円によって画定される領域が図3Bで拡大されている。粒子端部(12)の鋭さは、端部の先端半径(r)を有する端部によって定義される。端部の先端半径(r)は、端部先端の湾曲に一致する仮想円(14)の半径により定義される。研磨材粒子は、約8μm、約5μm、又は約3μmを下回る端部の先端半径を有してもよい。
充填密度−研磨性クリーニング粒子は所定の充填密度を有し得る。充填密度は、粒径及び粒子形状などのクリーニング性能に影響を及ぼすことも知られている、研磨材粒子の固有の情報を組み込んでいる。充填密度はまた、粒子の原材料の密度を更に考慮に入れているので、重量効率的な情報も含んでいる。充填密度が高すぎる研磨材粒子は、低いクリーニング性能を有し得る一方で、充填密度が低すぎる研磨材粒子は、機械的な表皮剥離による洗浄目的にとって不十分な固有の脆性を有し得る。研磨材粒子は、10、50、60、又は70kg/m3から、250、150、120、又は100kg/m3までの範囲の充填密度を有し得る。特定の実施形態では、研磨材粒子は、約70kg/m3〜約100kg/m3の充填密度を有する。
充填密度は次の通りに計算する。10分の1グラム(0.1g+/−0.001g)の乾燥粒子を、20mLの正確な計量目盛付きのPyrex(登録商標)容積測定用シリンダー(Sigma−Aldrichから入手可能)に入れる。シリンダーを密封し(例えば、栓又はフィルムにより)、引き続いてVortexミキサー(例えば、モデルL−46 Power Mix(Labinco DNTE SP−016))を用いて、2500rpm(最大速度)で30秒間振盪する。振動後、粒子の容積を測定する。容積が5〜15mLの場合には、これをkg/m3で表される充填密度に適宜変換する。0.1gの容積が5mL未満である場合には、10分の2グラム(0.2g+/−0.001g)の乾燥粒子を使用して、きれいなシリンダー中で試験を再び行う。0.2gの容積が5mL未満である場合には、2分の1グラム(0.5g+/−0.001g)の乾燥粒子を使用して、きれいなシリンダー中で試験を再び行う。0.5gの容積が5mL未満である場合には、1グラム(1.0g+/−0.001g)の乾燥粒子を使用して、きれいなシリンダー中で試験を再び行い、3〜15mLの容積を充填密度であるkg/m3に返還する。
硬度−研磨材粒子は、良好な表面安全性及び/又は肌触り許容性を提供しながら、良好な洗浄/クレンジング性能を提供するのに十分なだけ硬くなければならない。本発明の研磨材粒子は、ビッカース硬度HVに従って、29420kPa、39227kPa、49033.2kPa、98067kPa、又は147099.8kPa(3、4、5、10、又は15kg/mm2)から、490332.5kPa、245166.2kPa、196133kPa、又は147099.8kPa(50、25、20、又は15kg/mm2)までの硬度を有し得る。特定の実施形態では、研磨材粒子は、約147099.8kPa〜約245166.2kPa(15〜約25kg/mm2)の硬度を有する。
硬度は次のように計算されるビッカース硬度HVは、標準的な方法ISO 14577−1、ISO 14577−2、ISO 14577−3に従い、23℃で測定される。ビッカース硬度は、少なくとも2mm厚の原材料の中実ブロックで測定される。換言すれば、硬度は、粒子に縮小する(例えば、切断、グラインド加工、ミリング)前の前駆体物質を測るものである。ビッカース硬度のマイクロ圧入測定を、CSM Instruments SA(Peseux,Switzerland)により作製される、マイクロ硬度計(MHT)を使用し、次の全般的設定を用いることによって実施する。制御モード=変位、連続的;最大変位=200μm;接近速度=20nm/秒;ゼロ点判定=接触時;接触時の熱ドリフトを測定するための保持期間=60秒;荷重印加時間=30秒;データロギングの頻度=少なくとも毎秒;最大荷重の保持時間=30秒;荷重除去時間=30秒;圧子先端の形状/材料=ビッカースピラミッド形状/ダイアモンドチップ。
ISO 14577の指示に従い、試験表面は、最大圧子貫入深さの5%未満の粗さ(Ra)値を有し、平坦かつ平滑でなければならない。200μmの最大深さに関して、これは10μm未満のRa値に等しい。ISO 14577に従い、試験材料のブロックを新しい鋭利なミクロトーム又は外科用メスの刃により、切断し、研削、研磨することを含み得る任意の好適な手段によって、このような表面を調製してもよく、又は溶融材料を平坦かつ平滑なキャスト型上にキャストし、試験に先立って充分に固化させることにより、調製してもよい。
あるいは、本発明の硬度における研磨性クリーニング粒子を、モース硬度スケールで適宜表してもよい。研磨性クリーニング粒子は、0.5〜3.5又は1〜3のモース硬度を有し得る。モース硬度スケールは、既知の硬さの化合物と比較して化合物の硬さを測定するための国際的に認定されたスケールである。Encyclopedia of Chemical Technology,Kirk−Othmer,4 th Edition Vol 1,page 18又はLide,D.R(ed)CRC Handbook of Chemistry and Physics,73 rd edition,Boca Raton,Fla.:The Rubber Company,1992〜1993を参照のこと。既知のモース硬度の材料を含む多数のモース試験キットが市販されている。形状粒子のモース測定は誤った結果をもたらすので、選択されたモース硬度の研磨性材料を測定及び選択するためには、モース硬度測定を非賦型粒子、例えば球状又は顆粒状の形の研磨性材料により行うことが推奨される。
パーソナルケア組成物
パーソナルケア組成物は、上述の研磨材粒子又は該粒子の組み合わせを含んでもよい。パーソナルケア組成物は、組成物の0.1重量%、0.3重量%、0.5重量%、又は1重量%から、20重量%、10重量%、7重量%、又は4重量%までの上記研磨材粒子を含んでもよい。
パーソナルケア組成物は、スキンケア製品、制汗剤製品、防臭剤製品、化粧品、又はヘアケア製品であり得る。パーソナルケア組成物は、例えば、保湿剤、コンディショナー、老化防止化合物、皮膚美白剤、日焼け止め剤、サンレスタナー、髭剃り製剤、口紅、ファンデーション、マスカラ、アフターシェーブローション、及びこれらの組み合わせとして使用され得る。特定の実施形態では、組成物は、顔、首、手、腕、及び一般的に露出したその他の身体部位に適用される。
パーソナルケア組成物は、多種多様な形態を含み得る。非限定的な例としては、単純な溶液(例えば、水性又は油性)、分散液、及びエマルションが挙げられる。パーソナルケア組成物は実質的に無水であってもよい。「実質的に無水」とは、組成物が約1%、0.5%以下、又は0%の水を含むことを意味する。パーソナルケア組成物は、流体又は固体(ゲル、スティック、流動性固体、非晶質物)であり得る。特定の実施形態では、パーソナルケア組成物はエマルションの形態である。エマルションは、一般に、連続水相(例えば水中油型及び水中油中水型)、又は連続油相(例えば油中水型及び油中水中油型)を有するものとして分類され得る。
特定の実施形態では、パーソナルケア組成物は、約5NTUから、約3000NTU未満、1000NTU未満、500NTU未満、又は100NTU未満の濁度を有する。
選択された実施形態では、パーソナルケア組成物は、少なくとも1つの不連続で視覚的に区別可能な第1の相と、少なくとも1つの不連続で視覚的に区別可能な第2の相とを含む形態であり得る。こうした選択された実施形態を目的として、「視覚的に区別可能な」とは、相を、分離した領域として人間の目で別々に見ることができる(即ち、粒子のエマルション又は分散液ではない)ことを意味する。一実施形態では、少なくとも1つの相は、透明な相内に安定したパターン、例えば、連続線又は不連続線、らせん幾何学形状、湾曲幾何学形状、又は他の幾何学形状を形成し、ここで「内」とは、1つの相が他の相によって実質的に取り囲まれており、容器の側面と接触しないことを意味する。あるいは、相は曲線パターンを形成してもよく、その場合、両方の相は容器の側面と交互に接触し、各相の幅は、透明な容器の側面を通して見ると実質的に一定であるが、互いに異なっていてもよい。あるいは、相は霜降り状のパターンを形成してもよく、その場合、相は、透明な容器の側面と交互に接触し、各相の幅は、透明な容器の側面を通して見ると、組成物にわたり変化していてもよい。一実施形態では、第1の相は、透明、クリア、又は半透明であり、第2の相は、乳白色又は色の付いた非水相のいずれかである。別の代替実施形態では、少なくとも1つの水相は、非水相内にパターンを形成する。組成物は、任意に、3つ以上の視覚的に区別可能な安定した層を含んでもよいことが認識される。不連続で視覚的に区別可能な複数相組成物は、米国特許出願公開第2007/0297996号、同第2004/0057920号、及び同第2004/0219119号に記載されている。
キャリア
パーソナルケア組成物は担体を含んでいてもよい。担体は、各種安定性、審美性、及び/又はパーソナルケア組成物中に存在する他の物質との適合性で選択され得る。
好適な担体としては、水及び/又は水溶性溶媒が挙げられるパーソナルケア組成物は、約1重量%〜約95重量%の水及び/又は水等価溶媒を含んでもよい。組成物は、約1%、3%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%から、約90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、又は5%までの水及び/又は水等価溶媒を含んでもよい。「水等価溶媒」は、物質を可溶化する水と同様の能力を有する化合物を指す。好適な水等価溶媒としては、一価アルコール、二価アルコール、多価アルコール、グリセロール、グリコール、ポリエチレングリコールのようなポリアルキレングリコール、及びこれらの混合物が挙げられる。特に好適な溶媒としては、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノールなどの低級脂肪族アルコール類;1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオール、デカンジオールなどのジオール類;グリセリン;水、及びこれらの混合物が挙げられる。特定の実施形態では、パーソナルケア組成物は、水、ジオール類、グリセリン、及びこれらの組み合わせを含む。
好適な担体としては、油も挙げられる。パーソナルケア組成物は、約1重量%〜約95重量%の1種以上の油を含んでもよい。組成物は、約1%、3%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、又は90%から、約90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、又は5%までの1種以上の油を含んでもよい。油は、水又は水等価溶媒に適さない物質を可溶化、分散、又は担持するために使用され得る。好適な油としては、シリコーン、炭化水素、エステル、脂肪アミド、エーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。油は室温で流体であってもよい。しかしながら、パーソナルケア製品のある種の形態(即ち、固体又は半固体のスティック)は、流体でない油を必要とし得る。油は、揮発性又は不揮発性であってもよい。「不揮発性」とは、25℃、101.3kPa(1気圧)において約26.6Pa(0.2mm Hg)以下の蒸気圧を示す物質、及び/又は1気圧で少なくとも約300℃の沸点を有する物質を意味する。「揮発性」とは、物質が20℃において少なくとも約26.6Pa(0.2水銀柱mm)の蒸気圧を示すことを意味する。揮発性油は、重くてベトベトしたフィルムが望ましくない場合に、より軽い感触をもたらすために使用され得る。
好適な油には揮発性油が挙げられる。特定の実施形態では、揮発性油は、25℃で約4.9999e−7m2/s(0.5)〜約4.9999e−6m2/s(5センチストーク)の粘度を有し得る。揮発性油は、皮膚に塗布した後にスキンケア組成物がより急速に乾燥するのを促進するために使用され得る。不揮発性油もまた、本組成物中で使用するのに適している。不揮発性油は、皮膚の軟化特性及び保護特性のために使用される場合が多い。不揮発性油は、好ましくは、約4.9999e−6m2/s(5cst)〜約0.8000m2/s(800,000cst)(又はそれ以上)、あるいは、約(20cst)1.9999e−5m2/s〜約0.2000m2/s(200,000cst)の範囲の粘度を有し得る。
好適なシリコーン油としては、ポリシロキサンが挙げられる。ポリシロキサン(Polylsiloxanes)は、25℃で約4.9999e−7m2/s(0.5)〜約1m2/s(1,000,000センチストーク)の粘度を有してもよい。そのようなポリシロキサンは、次の一般化学式:
3SiO[R2SiO]xSiR3
(式中、Rは、独立して、水素又はC1〜30直鎖若しくは分枝鎖の、飽和若しくは不飽和のアルキル、フェニル、若しくはアリール、トリアルキルシロキシから選択され、xは、0〜約10,000の整数であり、所望の分子量を得るために選択される)で表すことができる。特定の実施形態では、Rは、水素、メチル、又はエチルである。市販のポリシロキサンとしては、ジメチコンとしても既知である、ポリジメチルシロキサンが挙げられ、その例としては、Shin−Etsuから販売されるDM−Fluidシリーズ、Momentive Performance Materials Inc.から販売されるVicasil(登録商標)シリーズ、及びDow Corning Corporationから販売されるDow Corning(登録商標)200シリーズが挙げられる。好適なポリジメチルシロキサンの具体例としては、6.5000e−7m2/s(0.65)、1.5000e−6m2/s(1.5)、4.9999e−5m2/s(50)、9.9999e−5m2/s(100)、0.0003m2/s(350)、0.0100m2/s(10,000)、0.0125m2/s(12,500)0.1000m2/s(100,000)、及び0.3000m2/s(300,000センチストーク)の粘度を有する、Dow Corning(登録商標)200 fluids(Xiameter(登録商標)PMX−200 Silicone Fluidsとしても販売されている)が挙げられる。
好適なジメチコンとしては、化学式:
3SiO[R2SiO]x[RR’SiO]ySiR3
(式中、R及びR’は、それぞれ独立して、水素又はC1〜30直鎖若しくは分枝鎖の、飽和若しくは不飽和のアルキル、アリール、若しくはトリアルキルシロキシであり、x及びyは、それぞれ、1〜1,000,000の整数であり、所望の分子量を得るために選択される)で表されるものが挙げられる。好適なシリコーンとしては、フェニルジメチコン(Botanigenics,Inc.のBotansil(商標)PD−151)、ジフェニルジメチコン(Shin−Etsu社のKF−53及びKF−54)、フェニルトリメチコン(Dow Corning社の556コスメチック・グレード液)、又はトリメチルシロキシフェニルジメチコン(Wacker−Belsil社のPDM−20、PDM−200、又はPDM−1000)が挙げられる。他の例としては、少なくともR’が脂肪族アルキル(例えば、C12〜22)であるアルキルジメチコンが挙げられる。好適なアルキルジメチコンは、R’がC16直鎖であり、Rがメチルである、セチルジメチコンである。セチルジメチコンは、Dow Corning社からs 2502 Cosmetic Fluidとして、又はEvonik Goldschmidt GmbHからAbil Wax 9801又は9814として入手可能である。
環状シリコーンは、組成物中で使用することができるシリコーン油の一種である。かかるシリコーンは、一般式:
Figure 0005902810
(式中、Rは、独立して、水素又はC1〜30直鎖若しくは分枝鎖の、飽和若しくは不飽和のアルキル、フェニル若しくはアリール、トリアルキルシロキシから選択され、n=3〜8及びこれらの混合物である)を有する。通常、nが4、5、及び/又は6であるシクロメチコンの混合物が用いられる。市販のシクロメチコンとしては、Dow Corning UP−1001 Ultra Pure Fluid(即ち、n=4)、Dow Corning XIAMETER(登録商標)PMX−0245(即ち、n=5)、Dow Corning XIAMETER(登録商標)PMX−0245(即ち、n=6)、Dow Corning 245 fluid(即ち、n=4及び5)、及びDow Corning 345 fluid(即ち、n=4、5、及び6)が挙げられる。
パーソナルケア組成物で使用するのに適した他のシリコーン油としては、次の一般式を有するポリマーが挙げられる:
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a
[式中、Gは、水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8アルキル、好ましくはメチルであり、aは0〜3の数であり、bは0又は1、好ましくは1であり、nは0〜1,999(あるいは、49〜499)の数であり、mは1〜2,000(あるいは、1〜10)の整数であり、nとmの合計は、1〜2,000(あるいは、50〜500)の数であり、R1は、一般式(CH2qL(式中、qは1〜8の値を有する整数であり、Lは次の群から選択される:
−N(R2)CH2−CH2−N(R22
−N(R22
−N(R23-
−N(R2)CH2−CH2−NR22-
(式中、R2は、水素、フェニル若しくはアリール、又は飽和炭化水素ラジカル、好ましくは約C1〜約C20のアルキルラジカルであり、A-はハロゲン化物イオンである))に一致する一価のラジカルである。]例示的なシリコーンポリマーは、次式で示されるトリメチルシリルアモジメチコンである。
Figure 0005902810
別の例示的なシリコーンポリマーは、一般式:
Figure 0005902810
(式中、R3は、C1〜C18の一価の炭化水素ラジカル、好ましくはメチルのようなアルキル又はアルケニルであり、R4は炭化水素であり、好ましくはC1〜C18アルキレン又はC10〜C18アルキレンオキシであり、より好ましくはC1〜C8アルキレンオキシであり、Q-はハロゲン化物イオンであり、好ましくは塩化物であり、rは2〜20、好ましくは2〜8の平均統計値であり、sは20〜200、好ましくは20〜50の平均統計値である)で表される。このクラスの好適なポリマーは、UCARE SILICONE ALE 56(商標)として既知であり、Union Carbide社より入手可能である。他の好適なシリコーン材料は、米国特許出願公開第2007/0039103 A1号に開示されている。
好適な炭化水素油としては、直鎖又は分枝鎖のアルカン及びアルケンが挙げられる。鎖長は、揮発性等の所望の機能特徴に基づき選択されてもよい。好適な炭化水素油は、5〜20個の炭素原子、あるいは、8〜16個の炭素原子を有してもよい。好適な炭化水素としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン、並びに米国特許第3,439,088号及び同第3,818,105号に開示されているC8〜20イソパラフィンが挙げられる。好適な炭化水素としては、Permethyl Corporationより商標名Permethyl(登録商標)で入手可能なイソオクタン、イソドデカン、イソヘキサデカン、イソエイコサンが挙げられる。好適な炭化水素油は約20個を超える炭素原子を有し得る。かかる炭化水素油の例としては、C24〜28オレフィン、C30〜45オレフィン、C20〜40イソパラフィン、水添ポリイソブテン、ポリイソブテン、ポリデセン、水添ポリデセン、鉱油、ペンタヒドロスクアレン、スクアレン、スクアラン、及びこれらの混合物が挙げられる。
他の好適な油としては、エステルが挙げられる。好適なエステルは、典型的には、少なくとも10個の炭素原子を含んでいる。これらのエステルとしては、脂肪酸又はアルコールに由来するヒドロカルビル鎖とのエステル(例えば、モノエステル、多価アルコールエステル、及びジ−及びトリ−カルボン酸エステル)が挙げられる。このエステルのヒドロカルビルラジカルは、アミド及びアルコキシ部分(例えば、エトキシ又はエーテル結合等)のような他の適合性のある官能基を含むか、又はこのヒドロカルビルラジカルをこうした官能基へ共有結合させてよい。例示的なエステルとしては、限定されるものではないが、イソステアリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、パルミチン酸イソヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸イソデシル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸デシル、イソステアリン酸イソプロピル、アジピン酸ジヘキシルデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ステアリン酸オレイル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オレイル、酢酸ラウリル、プロピオン酸セチル、及びアジピン酸オレイルが挙げられる。他の好適なエステルは、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010の「Esters」の機能カテゴリに更に記載されている。
パーソナルケア組成物で使用するのに適した他のエステルとしては、一般式:R’COOR(式中、R’及びRは、直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和のアルキル、アリールであり、R’及びRの炭素原子の合計は少なくとも10である)のカルボン酸エステルが挙げられる。好適なモノエステルは、C12〜15安息香酸アルキルなどの安息香酸アルキルである。
パーソナルケア組成物で使用するのに適した他のエステルとしては、C4〜C8ジカルボン酸のエステルのようなカルボン酸のジ−及びトリ−アルキル及びアルケニルエステル(例えば、コハク酸、グルタル酸、及びアジピン酸のC1〜C22のエステル、好ましくはC1〜C6のエステル)が挙げられる。カルボン酸のジ−及びトリ−アルキル及びアルケニルエステルの具体的な非限定例としては、ステアリン酸イソセチルステアリル(stearyol)、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジブチル、及びクエン酸トリステアリルが挙げられる。
パーソナルケア組成物で使用するのに適した他のエステルとしては、多価アルコールエステルとして知られるものが挙げられる。こうした多価アルコールエステルとしては、エチレングリコールモノ及びジ脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ及びジ脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノ及びジ脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ及びジ脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールモノオレエート、ポリプロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシル化プロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ及びジ脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ脂肪酸エステル、エトキシル化モノステアリン酸グリセリル、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、並びにポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルのようなアルキレングリコールエステルが挙げられる。
パーソナルケア組成物で使用するのに適した更に他のエステルとしては、モノ−、ジ−、及びトリ−グリセリドなどであるが、これらに限定されないグリセリドが挙げられる。グリセリドは、本明細書に記載の組成物に使用する場合、C10〜C22カルボン酸のような長鎖カルボン酸及びグリセロールのモノ−、ジ−及びトリ−エステルであり得る。様々なこうした種類の物質は、植物油脂及び動物油脂、例えば、ヒマシ油、ベニバナ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油、ゴマ油、甘扁桃油、杏仁油、カメリナ油、菜種油、タマヌシード油(tamanu seed oil)、亜麻仁油、ココナッツ油、ラノリン油、ダイズ油、及び同様のものから得ることができる。合成油には、トリオレイン及びトリステアリングリセリルジラウレートが挙げられるが、これらに限定されない。他の脂肪酸のグリセリルエステルとしては、変性された天然油脂である脂肪酸モノ−、ジ−、及びトリ−グリセリド、例えば、ステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル(diglyceryl diiosostearate)、イソステアリン酸ポリグリセリル−3、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、リシノール酸ポリグリセリル−6、ジオレイン酸グリセリル、テトライソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、ジステアリン酸ジグリセリル、リノール酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、PEGヒマシ油、オレイン酸PEGグリセリル、ステアリン酸PEGグリセリル、牛脂脂肪酸PEGグリセリル、及び同様のものが挙げられる。
その他の好適な油としては、脂肪アミドが挙げられる。脂肪アミドとしては、25℃で液体であり、水に不溶性である、アミド官能基を有する化合物が挙げられる。特定の実施形態では、脂肪アミドは一般式:
Figure 0005902810
[式中、R1は、任意に、は、1〜30個の炭素原子(あるいは、1〜22個の炭素原子)を含む官能化されていてもよい、脂肪族、脂環式又は環式、飽和又は不飽和の一価炭化水素ラジカルであり、R2、R3、及びR4は、同一でも異なっていてもよく、水素、又は任意に、1〜30個の炭素原子、好ましくは1〜22個の炭素原子を含む官能化されていてもよい、脂肪族、脂環式又は環式、飽和又は不飽和の一価炭化水素ラジカルであり、rは0又は1であり、qは0〜2の整数であり、pは0又は1である]を有し得る。特定の脂肪アミドとしては、N−アセチル−N−ブチルアミノプロピオネート、イソプロピルN−ラウロイルサルコシナート、及びN,N,−ジエチルトルアミドが挙げられる。他の好適な脂肪アミドは、米国特許第6,872,401号に開示されている。
他の好適な油としては、エーテルが挙げられる。好適なエーテルとしては、多価アルコールの飽和及び不飽和脂肪エーテル、並びにそれらのアルコキシル化誘導体が挙げられる。例示のエーテルとしては、ポリプロピレングリコールのC4〜20アルキルエーテル、及びジ−C8〜30アルキルエーテルが挙げられる。これらの物質の好適な例としては、PPG−14ブチルエーテル、PPG−15ステアリルエーテル、ジオクチルエーテル、ドデシルオクチルエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。
乳化剤
パーソナルケア組成物は、乳化剤を含んでもよい。乳化剤は、組成物が乳液の形態である時、又は不混和性物質が混合されている場合、特に好適である。スキンケア組成物は、約0.05%、0.1%、0.2%、0.3%、0.5%、又は1%〜約20%、10%、5%、3%、2%、又は1%の乳化剤を含んでもよい。乳化剤は、非イオン性、アニオン性、又はカチオン性であり得る。乳化剤の非限定的な例は、米国特許第3,755,560号、米国特許第4,421,769号、及びM.C.Publishing Co.から発行されているMcCutcheon’s,Emulsifiers and Detergents,2010 Annual Ed.に開示されている。他の好適な乳化剤は更に、「界面活性剤−乳化剤」の機能分類下のPersonal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2006に記載されている。
好適な乳化型エーテル及びエステルとしては以下のものが挙げられる。
ポリグリコールのエーテル及び脂肪族アルコールのエーテル、例えば、飽和又は不飽和C12〜30アルコール(例えば、オレイルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又はベヘニルアルコール)、及びn個のオキシアルキレン基(ここで、nは1〜200、あるいは、2〜30の整数である)(例えば、1〜20個のオキシエチレン基)を含むポリグリコールなどのエーテル。特定例としては、INCI名がステアレス−n、ベヘネス−n、又はオレス−nである化合物が挙げられる。好適な例としては、INCI名:ステアレス−8、ステアレス−10、ステアレス−16、ステアレス−20、セテス−10、ラウレス−4、ラウレス−3、トリデセス−6、セテアレス−5、オレス−10、及びベネス−10を有する化合物が挙げられる。
ポリグリコールのエステル及び脂肪酸のエステル、例えば、飽和又は不飽和C12〜30脂肪酸(例えば、オレイン酸、セチル酸、ステアリン酸)、及びn個のオキシアルキレン基(ここで、nは1〜200、あるいは、1〜50の整数である)(例えば、1〜20個のオキシエチレン基)を含むポリグリコールなどのエステル。特定例としては、INCI名がステアリン酸PEG−n又はオレイン酸PEG−nである化合物が挙げられる。好適な例としては、ポリエチレングリコール−8モノステアレート、ポリエチレングリコール−10、又はポリエチレングリコール−12ジステアレートが挙げられる。
ポリグリコールのエーテル及びグリコシル化された脂肪族アルコールのエーテル、例えば、1〜10個のグリコシル基を有するC12〜30アルコール、及びn個のオキシアルキレン基(ここで、nは1〜200の整数である)(例えば、1〜20個のオキシエチレン基)を含むポリグリコールなどのエーテル。好適な例としては、ポリオキシエチレン化された(20OE)ジステアリン酸メチルグルコースが挙げられる。
ポリグリコールのエステル及びグリコシル化された脂肪酸のエステル、例えば、1〜10個のグリコシル基を有するC12〜30脂肪酸、及びn個のオキシアルキレン基(ここで、nは1〜200の整数である)(例えば、1〜20個のオキシエチレン基)を含むポリグリコールなどのエステル。
12〜30アルコールのエーテル及びグリセロール又はポリグリセロールのエーテル。好適な例としては、ChimexのChimexane NLなどのポリグリセリル−3セチルエーテルが挙げられる。
12〜30脂肪酸のエステル及びグリセロール又はポリグリセロールのエステル、例えば、1〜10個のグリセロール基を含むエステルなど。特定例としては、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、グリセロール並びにパルミチン酸及びステアリン酸のエステル、並びにグリセリルモノ及びジベヘネートが挙げられる。
オキシアルキレン変性C12〜30アルコールのエーテル、及びグリセロール又はポリグリセロールのエーテル。
12〜30脂肪族アルコールのエーテル、及びスクロース又はグルコースのエーテル。好適な例としては、INCI名がC12〜18アルキルグルコシド、C12〜20アルキルグルコシド(例えば、Seppic社のMontanov L)、セテアリルグルコシド(例えば、Seppic社よりMontanov 68の参照名で販売されているセテアリルアルコールとの混合物)、ミリスチルグルコシド(例えば、Seppic社よりMontanov 14の参照名で販売されているミリスチルアルコールとの混合物)、又はセテアリルグルコシド(例えば、Evonik Goldschmidt社のTegocare CG 90)が挙げられる。
スクロースのエステル及びC12〜30脂肪酸のエステル。特定例としては、ジステアリン酸スクロース又はトリステアリン酸スクロース、スクロースココエート、ジラウリン酸スクロース、ジステアリン酸スクロース、ヘキサエルカ酸スクロース、ヘキサパルミチン酸スクロース、ラウリン酸スクロース、スクロースモルチエレレート(sucrose mortierellate)、ミリスチン酸スクロース、オレイン酸スクロース、パルミチン酸スクロース、ペンタエルカ酸スクロース、ポリベヘン酸スクロース、ポリ綿実脂肪酸スクロース、ポリラウリン酸スクロース、ポリリノール酸スクロース、ポリオレイン酸スクロース、ポリパーム脂肪酸スクロース、ポリダイズ油脂肪酸スクロース、ポリステアリン酸スクロース、リシノレイン酸スクロース、ステアリン酸スクロース、テトライソステアリン酸スクロース、及びトリラウリン酸スクロースが挙げられる。好適な例としては、ステアリン酸のエステル(モノ−及びポリエステル)と、Croda社より Crodesta Fl 10として販売されているスクロースのエステルとの混合物が挙げられる。
ペンタエリスリトールのエステル及びC12〜30脂肪酸のエステル。特定例としては、テトラステアリン酸ペンタエリスリトールが挙げられる。
ソルビトールのエステル及び/又はソルビタンのエステル並びにC12〜30脂肪酸のエステル。特定例としては、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、又はラウリン酸ソルビタン、例えばUniqema社のSpan 20が挙げられる。
ソルビトールのエーテル及び/又はソルビタンのエーテル並びにアルコキシル化ソルビタンのエーテル。好適な例としては、Nikko Chemical社のソルベス−8蜜蝋又はソルベス−20蜜蝋が挙げられる。
ポリグリコールのエーテル及びコレステロールのエーテル。特定例としては、コレス−10(Nihon Emulsion CompanyのEmalex CS−10など)、コレス−15(Nihon Emulsion CompanyのEmalex CS−15など)、又はコレス−20(Nihon Emulsion CompanyのEmalex CS−20など)が挙げられる。
12〜30脂肪酸のエステル及びソルビトールのアルコキシル化エーテルのエステル。好適な例としては、ポリソルベート−60、ポリソルベート−61、ソルベス−3イソステアレート、ポリオキシエチレン化モノステアリン酸ソルビタン4OE、及びポリオキシエチレン化トリステアリン酸ソルビタン20OEが挙げられる。
直鎖又は分枝鎖タイプのシリコーン乳化剤もまた、使用され得る。特に有用なポリエーテル修飾シリコーンとしては、Shin EtsuからのKF−6011、KF−6012、KF−6013、KF−6015、KF−6015、KF−6017、KF−6043、KF−6028、及びKF−6038が挙げられる。また、特に有用なのは、Shin EtsuからのKF−6100、KF−6104、及びKF−6105を含むポリグリセロール化直鎖又は分岐鎖シロキサン乳化剤である。例示的な物質としては、次の化粧品原料の国際命名法(International Nomenclature of Cosmetic Ingredients:INCI)の名称を有する物質が挙げられる:ビス−ブチルジメチコンポリグリセリル−3;ビス−PEG/PPG−14/14ジメチコン;ビス−ブチルジメチコンポリグリセリル−3;ビス−イソブチルPEG/PPG−10/7ジメチコンコポリマー;ビス−PEG/PPG−18/6ジメチコン;ビス−PEG/PPG−20/20ジメチコン;ビス−PEG/PPG−16/16 PEG/PPG−16/16ジメチコン;ビス(PPG−7ウンテセネス−21−ジメチコン;セチルジメチコンPEG−7アセテート;セチルPEG−8ジメチコン;セチルPEG/PPG−15/16ブチルエーテルジメチコン;セチルPEG/PPG−15/15ブチルエーテルジメチコン;セチルPEG/PPG−7/3ジメチコン;セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン;ジメチコンPEG−15アセテート;ジメチコンPEG−7ココエート;ジメチコンPEG−7ホスフェート;ジメチコンPEG−IOホスフェート;ジメチコンPEG/PPG−7/4ホスフェート;ジメチコンPEG/PPG−12/4ホスフェート;ジメチコンPEG−7ウンデシレネート;ラウリルジメチコンPEG−IOホスフェート;イソポリグリセリル−3ジメチコン;イソポリグリセリル−3ジメチコノール;イソステアリルカルボキシルデシルPEG−8ジメチコン;ラウリルメチコンPEG−10ホスフェート;ラウリルPEG−8ジメチコン;ラウリルPEG−10メチルエーテルジメチコン;ラウリルPEG/PPG−18/18メチコーン;PEG−6メチルエーテルジメチコン;PEG−7メチルエーテルジメチコン;PEG−9メチルエーテルジメチコン;PEG−10メチルエーテルジメチコン;PEG−11メチルエーテルジメチコン;PEG−11メチルエーテルジメチコン;PEG−32メチルエーテルジメチコン;PEG−PEG/PPG−28/21アセテートジメチコン;PEG/PPG−22/22ブチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−23/23ブチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−24/18ブチルエーテルジメチコン;PEG/PPG−3/10ジメチコン;PEG/PPG−4/12ジメチコン;PEG/PPG−6/11ジメチコン;PEG/PPG−8/14ジメチコン;PEG/PPG−12/16ジメチコン;PEG/PPG−12/18ジメチコン;PEG/PPG−14/4ジメチコン;PEG/PPG−15/5ジメチコン;PEG/PPG−15/15ジメチコン;PEG/PPG−16/2ジメチコン;PEG/PPG−16/8ジメチコン;PEG/PPG−17/18ジメチコン;PEG/PPG−18/12ジメチコン;PEG/PPG−19/19ジメチコン;PEG/PPG−20/6ジメチコン;PEG/PPG−20/15ジメチコン;PEG/PPG−20/20ジメチコン;PEG/PPG−20/29ジメチコン;PEG/PPG−22/23ジメチコン;PEG/PPG−22/24ジメチコン;PEG/PPG−25/25ジメチコン;PEG/PPG−27/27ジメチコン;PEG/PPG−30/10ジメチコン;PEG/PPG−10/3オレイルエーテルジメチコン;PEG−8トリシロキサン;ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン;PPG−12ブチルエーテルジメチコン;シリコーン・クオタニウム−17;TEA−ジメチコンPEG−7ホスフェート;及びこれらの混合物。
乳化剤としては、乳化シリコーンエラストマーも挙げられる。好適な乳化シリコーンエラストマーとしては、少なくとも1つのポリアルキルエーテル又はポリグリセロール化単位が挙げられ得る。これら架橋エラストマーはまた、共修飾されて、アルキル置換基を含み得る。好適な形成方法は、米国特許第5,236,986号、同第5,412,004号、同第5,837,793号、及び同第5,811,487号に記載されている。本発明の少なくとも1つの実施形態で用いることができるポリオキシアルキレン化(Polyoxyalylenated)乳化性シリコーンエラストマーとしては、KSG−21、KSG−20、KSG−30、KSG−31、KSG−32、KSG−33;KSG−210(ジメチコン中に分散したジメチコン/PEG−10/15架橋ポリマー);KSG−310(PEG−15ラウリルジメチコン架橋ポリマー);KSG−320(イソドデカン中に分散したPEG−15ラウリルジメチコン架橋ポリマー);KSG−330(トリエチルヘキサノイン中に分散したPEG−15ラウリルジメチコン架橋ポリマー)、KSG−340(PEG−10ラウリルジメチコン架橋ポリマー及びPEG−15ラウリルジメチコン架橋ポリマー)の名前でShin−Etsu Silicones社から販売されているものが挙げられる。他の乳化性シリコーンエラストマーは、Dow Corning(商標)により供給されており、例えば、PEG−12ジメチコン架橋ポリマー(DC 9010及び9011)が挙げられる。Dow Corning社より販売されている他の好適なシリコーン乳化剤としては、DC9010及びDC9011が挙げられる。
ポリグリセロール化乳化性シリコーンエラストマーは、PCT国際公開特許WO 2004/024798に開示されている。こうしたエラストマーとしては、KSG−710(ジメチコン中に分散したジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマー)などのShin−Etsu社のKSGシリーズ;又は、Shin−Etsu社からKSG−810、KSG−820、KSG−830、又はKSG−840として入手可能な、イソドデカン、ジメチコン、トリエチルヘキサノインなどの様々な溶媒中に分散したラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマーが挙げられる。
別の好適な架橋シリコーンエラストマー乳化剤は、ジメチコン/PEG−10/15架橋ポリマーであり、これは、そのエラストマーの主鎖により優れた審美性をもたらすだけでなく、優れた乳化特性も提供する。架橋オルガノシロキサン乳化剤の更なる例としては、限定されるものではないが、ジメチコン/ジメチコンPEG/PPG 15架橋ポリマー;ジメチコンPEG−10架橋ポリマー;ジメチコンPEG−10/15架橋ポリマー;ジメチコンPEG−15架橋ポリマー;ジメチコンポリグリセリン−3架橋ポリマー;ジメチコンPPG−20架橋ポリマー;ラウリルジメチコンPEG−15架橋ポリマー;ラウリルジメチコンポリグリセリン−3架橋ポリマー;PEG−8ジメチコンポリソルベート−20架橋ポリマー;PEG−10ジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマー;PEG−10ラウリルジメチコン架橋ポリマー;PEG−15/ラウリルジメチコン架橋ポリマー;PEG−15ラウリルポリジメチルシロキシエチル架橋ポリマー;及びこれらの混合物が挙げられる。
シリコーンエラストマーは、溶媒で予め膨潤した状態で供給されてもよいことを認識されたい。予め膨潤した状態の膨潤エラストマーでは、乳化剤の使用に関して列挙された重量百分率(即ち、約0.05%〜約20%、約0.1%〜約10%、約0.5%〜約5%、又は約1%〜約3%の乳化剤)は、エラストマー単独のものである(即ち、溶媒の重量を除く)。
構造化剤
パーソナルケア組成物は構造化剤を含んでもよい。構造化剤は、スキンケア組成物の粘度を高める、濃化する、凝固するために、又はスキンケア組成物に固体構造若しくは結晶構造をもたらすために使用され得る。構造化剤を使用して研磨材粒子を懸濁又は分散させてもよい。構造剤は典型的には、溶解性、分散性、又は相適合性に基づきグループ化される。水性又は水構造剤の例としては、高分子剤、天然又は合成ゴム、多糖類等が挙げられる。一実施形態では、組成物は、組成物の重量で約0.0001%、0.001%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、2%、3%、5%〜約25%、20%、10%、7%、5%、4%、又は2%の1つ以上の構造剤を含んでもよい。
多糖類及びゴムは、好適な水相増粘剤として用いることができる。そのような多糖類及びゴムの例としては、寒天、アガロース、アルカリゲネスレータス菌が産生する多糖類、アルギン、アルギン酸、アカシアガム、アミロペクチン、キチン、デキストラン、カッシアガム、セルロースガム、ゼラチン、ジェランガム、ヒアルロン酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ペクチン、スクレロチウムガム、キサンタンガム、ペクチン、トレハロース(trehelose)、ゼラチン、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、カルシウムカラギーナン、カルニチン、カラギーナン、グアーガム、グアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウム、ヒアルロン酸(hyaluroinic acid)、ヒドロキシプロピルキトサン、ヒドロキシプロピルグアー、カラヤゴム、ケルプ、イナゴマメゴム、豆ゴム、アルギン酸カリウム、カラギーナンカリウム、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシメチルデキストランナトリウム、カラギーナンナトリウム、トラガカントガム、及びこれらの混合物などの天然由来の物質が挙げられる。好適な多糖類としては、セチルアルコール及びヒドロキシエチルセルロースのエーテルであるセチルヒドロキシエチルセルロースなどのアルキルヒドロキシアルキルセルロースエーテルが挙げられる。この物質は、Ashland Aqualon Functional Ingredients社より商標名Natrosol(登録商標)Plus CSで販売されている。他の有用な多糖類としては、3単位毎に(1〜6)結合グルコースを有する(1〜3)結合グルコース単位の直鎖を含むスクレログルカンが挙げられ、この市販例は、M.M.P.,Inc.から販売されるClearogel(商標)CS11である。
ポリマー構造剤の好適なクラスとしては、カルボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、スルホン酸化ポリマー、高分子量ポリアルキルグリコール又はポリグリセリン、これらのコポリマー、これらの疎水的に修飾された誘導体、及びこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。
カルボン酸ポリマーはカルボマーを含む。こうしたカルボン酸ポリマーは、アクリル酸、置換アクリル酸、並びにこれらのアクリル酸及び置換アクリル酸の塩及びエステルから誘導される1つ以上のモノマーを含有する架橋化合物であり、架橋剤は2つ以上の炭素−炭素二重結合を含有し、多価アルコールから誘導される。好適な物質としては、Carbopol(登録商標)900シリーズ(例えば、Noveon、Inc.のCarbopol(登録商標)945、Carbopol(登録商標)940、Carbopol(登録商標)950、Carbopol(登録商標)954、Carbopol(登録商標)980、Carbopol(登録商標)951及びCarbopol(登録商標)981)並びにCarbopol(登録商標)Ultrezシリーズ(例えば、Carbopol(登録商標)Ultrez 10ポリマー、Carbopol(登録商標)Ultrez 20ポリマー、及びCarbopol(登録商標)Ultrez 21ポリマー)が挙げられる。他の好適なカルボン酸ポリマー剤としては、C10〜30アルキルアクリレートと、1つ以上のアクリル酸モノマー、メタクリル酸モノマー、又はこれらの短鎖のうちの1つ(即ち、C1〜4アルコール)のエステルとのコポリマーが挙げられ、この場合、架橋剤はスクロース又はペンタエリスリトールのアリルエーテルである。これらのコポリマーは、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレート架橋ポリマーとして知られ、Carbopol(登録商標)1342、Carbopol(登録商標)1382、PEMULEN(商標)TR−1、及びPEMULEN(商標)TR−2としてNoveon,Inc.から市販されている。
スルホン化ポリマーとしては、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(即ち、AMPS又はアクリロイルジメチルタウリン酸)及びその塩を含有するポリマー及びコポリマーが挙げられる。例示的なAMPS構造化剤としては、SIMULGEL(登録商標)EG及びSIMULGEL(登録商標)EPGとして入手可能なアクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウムコポリマー、又はSIMULGEL(登録商標)NS、SIMULGEL(登録商標)FL、及びSIMULGEL(登録商標)I−NS 100として入手可能なアクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウムコポリマー(全てSeppic Corporation(Fairfield,N.J.)から入手可能である)が挙げられる。別の好適なスルホン化ポリマーは、Seppic Corporation(Fairfield,N.J.)からSimulgel(登録商標)800として入手可能なポリアクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムである。他の好適なスルホン化ポリマーとしては、Rohm and Haas Company,Inc.よりAcudyne(商標)SCPとして入手可能なアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/アクリル酸コポリマー、Seppic社よりSimulgel(登録商標)600として入手可能なアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、Clariant International Ltd.よりAristoflex(登録商標)BLVとして入手可能なアンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/ベヘネス−25メタクリレート架橋ポリマー、Clariant International Ltd.よりAristoflex(登録商標)TACとして入手可能なアンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/カルボキシエチルアクリレート架橋ポリマー、Clariant International Ltd.よりAristoflex(登録商標)AVCとして入手可能なアンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/ビニルピロリドンコポリマー、Toho Chemical Industry Co.,Ltd.よりSUpolymer G−1として入手可能なジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム架橋ポリマー、Seppic社よりSepinov(商標)P88として入手可能なアクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸/ジメチルアクリルアミド架橋ポリマー、及びClariant International,Ltd.よりAristoflex(登録商標)AVSとして入手可能なアクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/VP架橋ポリマーが挙げられる。更なるスルホン化構造化剤は、米国特許出願公開第2007/0140993号(アクリロイルジメチルタウリン酸又はその塩のコポリマーの形態のゲル化剤として特定される)及び米国特許出願公開第2006/0147396 A1号(「少なくとも1つのスルホ官能性モノマーを含有するポリマー」として特定される)に記載されている。
アクリルアミドポリマー及びコポリマーとしては、Seppic Corporation(Fairfield,N.J.)からのSEPIGEL(登録商標)305が挙げられ、これは、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010によって「ポリアクリルアミド及びイソパラフィン及びラウレス−7」と表記される。他のポリアクリルアミドポリマーとしては、アクリルアミド及び置換アクリルアミドと、アクリル酸及び置換アクリル酸との多元ブロックコポリマーが挙げられる。これらの多元ブロックコポリマーの市販例としては、Lipo Chemicals,Inc.(Patterson,N.J.)からのHYPAN(登録商標)SR150H、SS500V、SS500 W、SSSA100Hが挙げられる。
高分子量ポリアルキルグリコール又はポリグリセリンを構造化剤として使用してもよい。好適な物質としては、重合度がnであるポリエチレングリコール(PEG)誘導体及びポリプロピレングリコール(PPG)誘導体が挙げられる。nは50〜200,000であり得る。他の好適な物質は、繰り返し部分の数が約15〜約200、又は約20〜約100である繰り返しグリセリン部分を有するポリグリセリンである。好適なポリグリセリンの例としては、INCI名がポリグリセリン−20、ポリグリセリン−40などであるものが挙げられる。
油構造化剤の例としては、シリコーン系物質及び有機系物質が挙げられる。油構造化剤の好適な範囲は、0.01%、0.05%、0.1% 0.5%、1%、2.5%、5%、又は10%から、約30%、25%、20%、15%、10%、又は5%までである。好適な油相構造化剤は、シリコーン系、例えば、シリコーンエラストマー、シリコーンガム、シリコーンワックス、油相の粘度をシリコーンが高めることができるような重合度のある直鎖シリコーンであり得る。シリコーン構造化剤の例としては、限定されるものではないが、シリコーンエラストマー、シリコーンガム、及びシリコーンワックスが挙げられる。
本発明の組成物での使用に好適なシリコーンエラストマーとしては、白金金属触媒の存在下、SiH含有ジオルガノシロキサンと末端オレフィン不飽和を有するオルガノポリシロキサン又はα−ωジエン炭化水素を反応させることによる付加反応硬化によって形成されるものが挙げられる。またこのようなエラストマーは、他の反応方法、例えば、ヒドロキシル末端ジオルガノポリシロキサンとSiH含有ジオルガノポリシロキサン又はα−ωジエンの間の脱水素反応による、オルガノスズ化合物の存在下での縮合硬化オルガノポリシロキサン組成物;又はヒドロキシル末端ジオルガノポリシロキサンと加水分解性オルガノシロキサンとの間の縮合反応を用いた、オルガノスズ化合物又はチタン酸エステルの存在下での縮合硬化オルガノポリシロキサン組成物;オルガノ過酸化物触媒の存在下で熱硬化する過酸化物硬化オルガノポリシロキサン組成物などによっても形成することができる。本発明において有用な架橋オルガノポリシロキサンエラストマー、及びそれらの製造方法は、米国特許第4,970,252号、同第5,760,116号、及び同第5,654,362号、同第6,524,598号、並びに,同第696,049号に更に記載されている。シリコーンエラストマーを本発明の組成物へ配合することは、それらが本組成物に優れた「感触」を提供し、化粧料製剤において非常に安定しており、かつ比較的安価である点から特に望ましい。
好適なシリコーンエラストマーは、粉末形態であってもよく、又は揮発性若しくは不揮発性シリコーン等の溶媒、又は炭化水素若しくはエステル等のシリコーン相溶性ビヒクル中で分散又は可溶化されてもよい。シリコーンエラストマー粉末の例としては、ビニルジメチコン/メチコンシレスキオキサン架橋ポリマー、例えば、Shin−Etsu社から入手可能なKSP−100、KSP−101、KSP−102、KSP−103、KSP−104、KSP−105など、フルオロアルキル基を含有するハイブリッドシリコーン粉末、例えば、フルオロ−シリコーンエラストマーであるShin−Etsu社から入手可能なKSP−200など、及びフェニル基を含有するハイブリッドシリコーン粉末、例えば、フェニル置換シリコーンエラストマーであるShin−Etsu社から入手可能なKSP−300など;並びにDow Corning社から入手可能なDC 9506が挙げられる。
シリコーン相溶性ビヒクル中に分散されたシリコーンエラストマーの例としては、様々な提供者、例えば、Dow Corning Corporation(商標名DC9040又はDC9041として)、Momentive(商標名SFE839として)又はShin−Etsu Silicones(商標名KSG−15、16、18として)によって供給されているジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマーが挙げられる。KSG−15は、INCI名シクロペンタシロキサン(及び)ジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマーを有する。KSG−18は、INCI名ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(及び)ジメチコン/フェニルビニルジメチコン架橋ポリマーを有する。またシリコーンエラストマーは、Grant Industries社から商標名Gransilとして購入することもできる。他の好適なシリコーンエラストマーは、Shin Etsu社より商標名KSG−31、KSG−32、KSG−41、KSG−42、KSG−43、及びKSG−44として供給されいるラウリルジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマーなどの長鎖アルキル置換を有する。
シリコーンゴムは、別の油相構造剤である。シリコーンガムは、典型的には、25℃で約0.5000m2/s(500,000)〜100m2/s(100百万cst)、約0.6000m2/s(600,000)〜20m2/s(20百万)、約0.6000m2/s(600,000)〜12m2/s(12百万cst)の範囲の粘度を有する。本組成物で使用されるシリコーンガムとしては、限定されるものではないが、一般式:
Figure 0005902810
[式中、R1〜R10は、それぞれ独立して、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、アリール、又、はアラルキルであり;Xは、H、OH、又はC1〜30アルキル又はビニルであり;x、y、又はzは0であってもよい(但し、(x+y+z)≧1)]のものが挙げられる。
このようなシリコーンガムは、Wacker−Chemie社又はDow Corning社などの様々なシリコーン製造業者から純粋形態で購入することができる。このようなシリコーンガムとしては、Wacker−Belsil社より商標名CM3092、Wacker−Belsil 1000、又はWacker−Belsil DM 3096として販売されているものが挙げられる。XがOHであるシリコーンガム(ジメチコノールともいう)もまた、Dow Corning Corporationより商標名1−1254 Fluid、2−9023 Fluid、及び2−9026 Fluidとして入手可能である。シリコーンガムはまた、揮発性又は不揮発性シリコーンなどのシリコーン相溶性ビヒクル中の溶液又は分散液の形態で購入することもできる。このような混合物の例は、Barnet Silicones社より商標名HL−88として購入することができる(INCI名はジメチコン)。別の例は、Dow Corning Corporationより商標名1401 Fluid、1403 Fluid、及び1501 Fluidとして入手可能な、ジメチコノールと揮発性又は不揮発性シリコーンとの混合物である。
別の種類の油相構造剤としては、シリコーンワックスが挙げられる。シリコーンワックスは、アルキルシリコーンワックスと称されてもよく、それらは、室温で半固体又は固体である。用語「アルキルシリコーンワックス」は、シロキサンに半固体特性又は固体特性を付与する置換長鎖アルキル(例えばC16〜30など)を有するポリジメチルシロキサンを意味する。このようなシリコーンワックスの例としてはステアリルジメチコンが挙げられ、それらはEvonik Goldschmidt GmbHより商標名Abil Wax 9800として、又はDow Corning社から商標名2503として購入することができる。別の例はビス−ステアリルジメチコン(これはGransil Industries社より商標名Gransil A−18として購入可能である)、ベヘニルジメチコン、又はベヘンオキシジメチコンである。
他の好適な構造化剤としては、ポリアミド及びポリシリコーン−ポリアミドコポリマーが挙げられる。好適なポリシリコーン−ポリアミドコポリマーは、米国特許出願公開第2004/0170586号に開示されている。そのようなコポリマーの具体例は、Dow Corning社より商標名Dow Corning 2−8178で入手可能なナイロン611/ジメチコンコポリマーである。更に好適なのは、Arizona Chemical社よりUniclear(商標)及びSylvaclear(登録商標)で入手可能なもののようなポリアミド、例えば、Sylvaclear(登録商標)A200V又はA2614V(INCI名:エチレンジアミン/水素化ダイマージリノレエートコポリマー/ビス−ジ−C14〜18アルキルアミド);Sylvaclear(登録商標)AF1900V及びSylvaclear(登録商標)PA1200V(INCI名:Polyamide−3);Sylvaclear(登録商標)C75V(INCI名:ビス−ステアリルエチルエチレンジアミン/ネオペンチルグリコール/ステアリル水素化ダイマージリノレエートコポリマー);Sylvaclear(登録商標)PE400V(INCI名:Polyamide−6);Sylvaclear(登録商標)WF 1500V(INCI名:Polyamide−4);又はUniclear(商標)100 VG(INCI名:エチレンジアミン/ステアリルダイマージリノレートコポリマー;又はエチレンジアミン/ステアリルダイマージタレートコポリマー)である。
他の油相構造化剤としては、動物性、植物性、又はミネラルワックスなどの、1つ以上の天然又は合成ワックスを挙げることができる。一般的にそのようなワックスは、約25℃〜125℃の範囲、あるいは約30℃〜約100℃の範囲の融点を有する。好適なワックスの非限定的な例としては、シリコーンワックス、脂肪族エステル、例えば、セチルエステル及び/又はステアリルエステル、アカシア、蜜蝋、セレシン、フラワーワックス、柑橘系ワックス、カルナバワックス、ホホバワックス、日本ろう、ポリエチレン、マイクロクリスタリン、米糠、ラノリンワックス、ミンク、モンタン、ヤマモモ、オウリキュリー(ouricury)、オゾケライト、パーム核ワックス、パラフィン、アボカドワックス、リンゴワックス、シェラックワックス、サルビアワックス、ビール粕ワックス、キャンデリラ、ブドウワックス、それらのポリアルキレングリコール誘導体(例えば、PEG6−20蜜蝋、又はPEG−12カルナウバワックス)、並びに前記ワックスのうちいずれかの混合物が挙げられる。一実施形態では、ワックスはポリエチレンワックスであり、あるいは120℃未満、あるいは95℃未満、あるいは85℃未満の融点を有するポリエチレンワックスである。
好適なシリコーンワックスの非限定的例は、米国特許第5,413,781号、及び同第5,725,845号に開示されており、更には、アルキルメチルポリシロキサン、C10〜C60アルキルジメチコン、及びこれらの混合物も包含する。あるいは、シリコーンワックスはC16〜C28アルキルジメチコンワックスであってよい。その他の好適なシリコーンワックスとしては、ステアロキシジメチコン、ベヘノキシジメチコン、ステアリルジメチコン、セテアリルジメチコン、セチルジメチコン、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
他の構造化剤は、天然又は合成モンモリロナイト鉱物、例えば、ヘクトライト、ベントナイト、及びその鉱物を第四級アンモニウム化合物(例えば、ステアラルコニウムベントナイト及びステアラルコニウムヘクトライト)と反応させることにより得られる、その第四級化誘導体である。
他の構造化剤は、シリカ、シリケート、シリル化シリカ、及びそのアルカリ金属又はアルカリ土類金属の誘導体である。一般に、これらのシリカ及びシリケートは粒子状の形態で見られ、シリカ、シリル化シリカ、ケイ酸マグネシウムアルミニウムなどが挙げられる。
任意のパーソナルケア成分
パーソナルケア組成物は、有効な及び/又は消費者が望む製品を提供するために、1つ以上の任意構成成分を含んでもよい。例えば、組成物は、他の活性物質又は作用剤を含むことができる。例えば、好適な任意の活性剤及び作用剤としては、糖アミン、ビタミン、油調整剤、フィトステロール(photosterols)、ヘキサミジン化合物、引き締め剤、抗しわ活性物質、抗萎縮活性物質、フラボノイド類、N−アシルアミノ酸化合物、レチノイド、ペプチド、粒子状物質、紫外線活性物質、光安定剤、抗セルライト剤、剥離活性物質、抗にきび活性物質、抗酸化剤、ラジカルスカベンジャー、コンディショニング剤、抗炎症剤、日焼け活性物質、皮膚美白剤、植物抽出物、抗菌活性物質、抗真菌活性物質、抗菌性活性物質、制汗活性物質、感覚剤、保存剤、抗ふけ剤、直接付着ポリマー、洗浄性界面活性剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される活性物質又は作用剤を挙げることができる。好適な任意構成成分については以下に詳述する。
1.糖アミン
本発明の組成物は、アミノ糖としても知られる糖アミンを含むことができる。本発明において有用な糖アミン化合物としては、PCT国際公開特許WO 02/076423及び米国特許第6,159,485号に記載されているものを挙げることができる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約10重量%、7、5重量%、又は2重量%までの1つ以上の糖アミンを含み得る。
糖アミンは、合成又は天然由来であることができ、及び純粋化合物又は化合物の混合物(例えば、自然源からの抽出物又は合成物質の混合物)として用いることができる。例えば、グルコサミンは、一般に多くの甲殻類の中に見出されており、真菌源由来であることもできる。本明細書で使用するとき、「糖アミン」としては、その異性体及び互変異性体、並びにその塩(例えば、HCl塩)が含まれ、Sigma Chemical Co.から市販されている。
本明細書で有用な糖アミンの例としては、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、マンノサミン、N−アセチルマンノサミン、ガラクトサミン、N−アセチルガラクトサミン、これらの異性体(例えば立体異性体)、及びこれらの塩(例えばHCl塩)が挙げられる。本明細書に用いるのに好ましいものは、グルコサミン、特にD−グルコサミン及びN−アセチルグルコサミンであり、特にN−アセチル−D−グルコサミンである。
2.ビタミン
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約10重量%、7、5重量%、又は2重量%までの1種以上のビタミンを含み得る。「ビタミン」とは、ビタミン、プロビタミン、並びにそれらの塩、異性体及び誘導体を意味する。好適なビタミンの非限定的な例としては、ビタミンB化合物(B1化合物、B2化合物、B3化合物、B5化合物、例えばパンテノール又は「プロB5」、パントテン酸、パントテニル;B6化合物、例えばピロキシジン、ピリドキサル、ピリドキサミン;カルニチン、チアミン、リボフラビン);ビタミンA化合物並びにビタミンAの天然及び/又は合成類似物、例えばレチノイド、レチノール、酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル、レチノイン酸、レチンアルデヒド、プロピオン酸レチニル、カロチノイド(プロビタミンA)、及びビタミンAの生物活性を有するその他の化合物;ビタミンD化合物、ビタミンK化合物、ビタミンE化合物、又はソルビン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、その他のトコフェロール及びトコフェロール化合物のエステルを含むトコフェロール;ビタミンC化合物、例えばアスコルビン酸塩、脂肪酸のアスコルビルエステル、並びにアスコルビン酸誘導体、例えば、リン酸アスコルビルマグネシウム及びリン酸アスコルビルナトリウムなどのリン酸アスコルビル、アスコルビルグルコシド、並びにソルビン酸アスコルビル;並びに飽和及び/又は不飽和脂肪酸等のビタミンF化合物が挙げられる。
特定の実施形態では、パーソナルケア組成物はビタミンB3化合物を含む。ビタミンB3化合物は、米国特許第5,939,082号に記載されているように、皮膚の状態を調節するのに特に有用である。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約50重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までのビタミンB3化合物を含んでもよい。
本明細書で使用するとき、「ビタミンB3化合物」とは、次式を有する化合物を意味する:
Figure 0005902810
式中、Rは、−CONH2(即ち、ナイアシンアミド)、−COOH(即ち、ニコチン酸)又は−CH2OH(即ち、ニコチニルアルコール)、これらの誘導体、及びこれらの任意の塩類である。
前述のビタミンB3化合物の代表的な誘導体には、非血管拡張性のニコチン酸エステル(例えば、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸ミリスチル)、ニコチニルアミノ酸、カルボン酸のニコチニルアルコールエステル、ニコチン酸N−オキシド及びナイアシンアミドN−オキシドを含む、ニコチン酸エステルが挙げられる。
3.油調整剤
パーソナルケア組成物は、皮膚の油、皮脂の生成を調節するため、又は油性肌の容貌を改善するために、1種以上の油調整剤を含んでもよい。好適な油調整剤の例としては、サリチル酸、デヒドロ酢酸、過酸化ベンゾイル、ビタミンB3化合物、それらの異性体、エステル、塩、並びに誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。デヒドロ酢酸としては、次式を有する物質:
Figure 0005902810
又はその皮膚科学的に許容可能な塩、誘導体、若しくは互変異性体が挙げられる。デヒドロ酢酸の学名は、3−アセチル−6−メチル−2H−ピラン−2,4,(3H)−ジオンであり、Lonza社から購入することができる。
皮膚科学的に許容可能な塩類としては、ナトリウム及びカリウムのようなアルカリ金属塩類;カルシウム及びマグネシウムのようなアルカリ土類金属塩類;非毒性重金属塩類;アンモニウム塩類;並びにトリメチルアンモニウム及びトリエチルアンモニウムのようなトリアルキルアンモニウム塩類を挙げることができる。特定の実施形態では、デヒドロ酢酸のナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩を使用してもよい。デヒドロ酢酸ナトリウムは、Tri−K Industries,Inc.よりTristat SDHAとして入手可能である。デヒドロ酢酸の誘導体類としては、CH3基が個別に又は組み合わされてアミド類、エステル類、アミノ基類、アルキル類、及びアルコールエステル類によって置換されたあらゆる化合物が挙げられるが、これらに限定されない。デヒドロ酢酸の互変異性体は、互いに容易に変化でき、そのため通常は平衡状態で存在する、デヒドロ酢酸の異性体である。したがって、デヒドロ酢酸の互変異性体は、化学式C884を有すると記載することができ、一般に上記式を有する。
他の油調整剤としては、油及び皮脂を吸着することができる物質が挙げられる。好適な油吸着物質としては、デンプン、ケイ酸カルシウム、ポリエチレン、ナイロン、窒化硼素、雲母、例えばベントナイト、モンモリロナイト(montmarrillonite)及びカオリンなどの粘土、ゼオライト、シクロデキストリン、ヒュームドシリカ、例えば天然、合成、及び半合成セルロースを包含するポリマー粉末などの合成粘度、フルオロカーボン樹脂、ポリプロピレン、酢酸セルロースの変性デンプン、粒状架橋疎水性アクリレート又はメタクリレートコポリマー、並びにそれらの混合物が挙げられる。
一実施形態では、パーソナルケア組成物は、組成物の約0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の油調整剤を含んでもよい。
4.フィトステロール
パーソナルケア組成物はフィトステロールを含んでもよい。例えば、β−シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、Δ5−アベナステロール、ルペノール、α−スピナステロール、スチグマステロール、それらの誘導体、類似体、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される1種以上のフィトステロールを含んでもよい。特定の実施形態では、フィトステロールは、β−シトステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、スチグマステロール、それらの誘導体、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。選択された実施形態では、フィトステロールはスチグマステロールである。
フィトステロールは合成又は天然由来であることができ、本質的に純粋な化合物として又は化合物の混合物(例えば自然由来の抽出物)として使用することができる。フィトステロールは、一般的に植物油及び脂肪の不鹸化部分に存在し、遊離ステロール、アセチル化誘導体、ステロールエステル、エトキシル化若しくはグリコシド誘導体として利用可能である。より好ましくは、フィトステロールは遊離ステロールである。本明細書で使用するとき、「フィトステロール」にはその異性体及び互変異性体が含まれ、これらはAldrich Chemical Company、Sigma Chemical Company、及びCognisから市販されている。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上のフィトステロールを含んでいてもよい。
5.ヘキサミジン化合物
パーソナルケア組成物は、ヘキサミジン化合物、その塩、及び誘導体を含んでもよい。本明細書で使用するとき、「ヘキサミジン化合物」とは、式:
Figure 0005902810
式中、R1及びR2は任意であるか、又は有機酸(例えば、スルホン酸など)である。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上のヘキサミン化合物を含んでもよい。
本明細書で使用するとき、ヘキサミジン誘導体は、有機酸及び鉱酸(例えばスルホン酸、カルボン酸等)を含むヘキサミジン化合物の任意の異性体及び互変異性体を含むが、これらに限定されない。選択された実施形態では、ヘキサミジン化合物は、Laboratoires Serobiologiques社からEleastab(登録商標)HP100として市販されているヘキサミジンジイセチオネートを含む。
6.引き締め剤
パーソナルケア組成物は引き締め剤を含んでいてもよい。引き締め剤は、ケラチン性組織、典型的には皮膚に対する引き締め効果を有することができる化合物である。好適な引き締め剤は、植物性タンパク質又は動物性タンパク質、及びそれらの加水分解物、例えば、トウモロコシ、ライムギ、コムギ、そば粉、ごま、スペルトコムギ、エンドウ豆、豆、レンティル、ダイズ及びルピナス;天然由来の多糖類、例えば、(i)ポリホロシド類(polyholosides)、例えば特に、コメ、トウモロコシ、ジャガイモ、カッサバ、エンドウ豆、コムギ、オートムギなどに由来するデンプンの形態、又はカラゲナン類、アルギン酸塩、寒天、ゲラン類、セルロースポリマー類、及びペクチン類の形態、有利な形態としてはゲル微粒子の水性分散液、並びに(ii)セラック樹脂、サンダラックガム、ダマール樹脂類、エレミガム類、コーパル樹脂類、及びセルロース化合物、並びにこれらの混合物からなるラテックス;フィロケイ酸塩、特にラポナイト類(laponites)などの混合ケイ酸塩;シリカ/アルミナコロイド粒子などの無機充填剤のコロイド粒子、例えば、W.R.Grace & Co.より商標名LUDOX(登録商標)で販売されているものなど;ポリウレタンラテックス又はアクリルラテックス/シリコーンラテックスなどの合成ポリマー、特に、米国特許出願公開第2002/0131948号に記載されているもの、例えば、プロピルチオ(ポリアクリル酸メチル)、プロピルチオ(ポリメタクリル酸メチル)及びプロピルチオ(ポリメタクリル酸)グラフト化ポリジメチルシロキサン、プロピル−チオ(ポリイソブチルメタクリレート)及びプロピルチオ(ポリ−メタクリル酸)グラフト化ポリジメチルシロキサン(3M社から商標名VS 80、VS 70及びL021で入手可能);並びにこれらの混合物から選択され得る。
パーソナルケア組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1つ以上の引き締め剤を含んでもよい。
7.抗しわ活性物質/抗萎縮活性物質
本発明の組成物は、1つ以上の抗しわ活性物質又は抗萎縮活性物質を含むことができる。本発明の組成物で使用するのに好適な例示的な抗しわ/抗萎縮活性物質としては、ジアルカノイルヒドロキシプロリン化合物、ヒドロキシ酸(例えば、グリコール酸、乳酸、ラクトビオン酸)、ケト酸(例えば、ピルビン酸)、フィチン酸、リゾホスファチジン酸、スチルベン、ケイ皮酸エステル、レスベラトロル、キネチン、ゼアチン、ジメチルアミノエタノール、天然由来のペプチド(例えば、ダイズペプチド)、及び糖酸の塩(例えば、Mnグルコネート、Znグルコネート)が挙げられる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の抗しわ/抗萎縮化合物を含んでもよい。
本発明の好適なジアルカノイルヒドロキシプロリン化合物は、次の化学式に一致するものを挙げることができる:
Figure 0005902810
(式中、R1はH、X、C1〜C20直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、
Xは、金属(Na、K、Li、Mg、Ca)又はアミン(DEA、TEA)であり、
2はC1〜C20直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、
3はC1〜C20直鎖又は分枝鎖のアルキルである)。
好適な誘導体としては、エステル、例えば脂肪酸エステルが挙げられるが、これらに限定されない。脂肪酸エステルとしては、トリパルミトイルヒドロキシプロリン及びジパルミチルアセチルヒドロキシプロリンが挙げられるが、これらに限定されない。特に有用な化合物は、ジパルミトイルヒドロキシプロリンである。本明細書で使用するとき、ジパルミトイルヒドロキシプロリンは、そのようなものの任意の異性体及び互変異性体を含み、商標名Sepilift DPHP(登録商標)でSeppic,Inc.から市販されている。ジパルミトイルヒドロキシプロリンの更なる記述は、PCT国際公開特許WO 93/23028に見られる。好ましくは、ジパルミトイルヒドロキシプロリンは、米国特許第7,285,570号に論じられているようなジパルミトイルヒドロキシプロリンのトリエタノールアミン塩である。
8.フラボノイド
本発明の組成物はフラボノイド化合物を含むことができる。フラボノイドは、米国特許第5,686,082号及び同第5,686,367号に広く開示されている。特に本発明での使用に好適なフラボノイドの例は、1種以上のフラボン、1種以上のイソフラボン、1種以上のクマリン、1種以上のクロモン、1種以上のジクマロール、1種以上のクロマノン、1種以上のクロマノール、その異性体(例えばシス/トランス異性体)、及びそれらの混合物である。
例示的なフラボノイドとしては、フラボン及びイソフラボン、特にダイゼイン(7,4’−ジヒドロキシイソフラボン)、ゲニステイン(5,7,4’−トリヒドロキシイソフラボン)、エクオール(7,4’−ジヒドロキシイソフラバン)、5,7−ジヒドロキシ−4’−メトキシイソフラボン、ダイズイソフラボン(ダイズから抽出される混合物)及びそのような混合物の他の植物起源(例えばムラサキツメクサ)、並びにそれらの混合物である。他の例示的な物質としては、ヘスペリチン、ヘスペリジン、及びそれらの混合物等のフラバノンが挙げられる。本明細書において有用なフラボノイド化合物は、多数の販売元、例えば、Indofine Chemical Company,Inc.、Steraloids,Inc.、及びAldrich Chemical Company,Inc.から市販されている。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上のフラボノイド化合物を含んでもよい。
9.N−アシルアミノ酸化合物
本発明の局所適用組成物は、1種以上のN−アシルアミノ酸化合物を含むことができる。アミノ酸は、当該技術分野において既知のいかなるアミノ酸の1つでもあることができる。本発明のN−アシルアミノ酸化合物は式:
Figure 0005902810
式中、Rは、水素、アルキル(置換又は非置換、分枝鎖又は直鎖)、又はアルキルと芳香族基との組み合わせであり得る。当該技術分野において既知のアミノ酸の可能な側鎖のリストは、Stryer,Biochemistry,1981,published by W.H.Freeman and Companyに記載されている。R1は、C1〜C30、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状、置換又は非置換のアルキル;置換又は非置換の芳香族基;又はそれらの混合物であることができる。
N−アシルアミノ酸化合物は、N−アシルフェニルアラニン、N−アシルチロシン、それらの異性体、それらの塩、及びそれらの誘導体からなる群から選択されてもよい。アミノ酸は、D異性体又はL異性体、あるいはそれらの混合物であることができる。N−アシルフェニルアラニンは次式に相当する。
Figure 0005902810
式中、R1は、C1〜C30、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状、置換又は非置換のアルキル;置換又は非置換の芳香族基;又はそれらの混合物であることができる。
N−アシルチロシンは次式に相当する。
Figure 0005902810
式中、R1は、C1〜C30、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状、置換又は非置換のアルキル;置換又は非置換の芳香族基;又はそれらの混合物であることができる。
局所用の皮膚色調を均一化する化粧品剤として特に有用なのは、N−ウンデシレノイル−L−フェニルアラニンである。この薬剤は、広い分類のN−アシルフェニルアラニン誘導体に属し、そのアシル基はC11モノ不飽和脂肪酸部分、及びアミノ酸はフェニルアラニンのL−異性体である。N−ウンデシレノイル−L−フェニルアラニンは次式に相当する。
Figure 0005902810
本明細書で使用されるN−ウンデシレノイル−L−フェニルアラニンは、SEPPICから商標名Sepiwhite(登録商標)で市販されている。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上のN−アシルアミノ酸を含んでもよい。
10.レチノイド
パーソナルケア組成物は、1種以上のレチノイドを含んでもよい。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上のレチノイドを含んでもよい。組成物に用いられる最適な濃度は、選択された特定のレチノイドによって異なるが、それはそれらの有効性が大幅に異なり得るためである。
本発明で使用するとき、「レチノイド」は、皮膚内でビタミンAの生物学的活性を有するビタミンA又はレチノール様化合物の全ての天然及び/又は合成類縁体、並びにこれらの化合物の幾何異性体及び立体異性体を含む。レチノイドは、レチノール、レチノールエステル(例えばレチニルパルミテート、レチニルアセテート、レチニルプロピオネートを含むレチノールのC2〜C22アルキルエステル)、レチナール、及び/若しくはレチノイン酸(−トランスレチノイン酸及び/若しくは13−シス−レチノイン酸の全てを含む)、又はそれらの混合物から選択され得る。好適なレチノイドは、米国特許第4,677,120号、同第4,885,311号、同第5,049,584号、同第5,124,356号、及び再発行34,075に記載されているものである。他の好適なレチノイドは、レチノイン酸トコフェリル[レチノイン酸のトコフェロールエステル(トランス−若しくはシス−)、アダパレン{6−[3−(1−アダマンチル)−4−メトキシフェニル]−2−ナフトエ酸}、及びタザロテン(エチル6−[2−(4,4−ジメチルチオクロマン−6−イル)−エチニル]ニコチネート)を含んでもよい。好適なレチノイドには、レチノール、パルミチン酸レチニル、レチニルアセテート、レチニルプロピオネート、レチナール、及びこれらの組み合わせが含まれる。選択された実施形態では、レチニルプロピオネートは、約0.1%〜約0.3%の量で使用されてもよい。
11.ペプチド
パーソナルケア組成物はペプチドを含んでもよい。好適なペプチドとしては、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、及びヘキサペプチド、並びにその誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、本組成物は、約1×10-7重量%〜約20重量%、約1×10-6重量%〜約10重量%、又は約1×10-5重量%〜約5重量%のペプチドを含む。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、3重量%までの1種以上のペプチドを含んでもよい。
本明細書で使用するとき、「ペプチド」とは、10個以下のアミノ酸を含むペプチド、及びこれらの誘導体、異性体、金属イオン(例えば、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウムなど)など他の種との錯体を意味する。ペプチドは、天然起源ペプチド及び合成ペプチドの両方を指す。また、本明細書で有用なのは、ペプチドが含まれている天然由来の組成物及び市販されている組成物である。ペプチドは、少なくとも1つの塩基性アミノ酸(例えば、ヒスチジン、リジン、アルギニン)を含有していてもよい。例えば、好適なペプチドは、ジペプチドカルノシン(β−ala−his)、トリペプチドgly−his−lys、トリペプチドhis−gly−gly、トリペプチドgly−gly−his、トリペプチドgly−his−gly、テトラペプチドgly−gln−pro−arg、ペンタペプチドlys−thr−thr−lys−ser、ペプチド類の親油性誘導体、及び前前述の金属錯体(例えば、トリペプチドhis−gly−glyの銅錯体(イアミン(Iamin)としても既知))である。他の好適なペプチドとしては、ペプチドCK(arg−lys−arg)、ペプチドCK+(ac−arg−lys−arg−NH2)、及びペプチドE(arg−ser−arg−lys)が挙げられる。市販のトリペプチド誘導体含有組成物は、Biopeptide CL(登録商標)(Sederma,France)であり、これはパルミトイル−gly−his−lysを100ppm含有し、市販されている。市販のペンタペプチド誘導体含有組成物は、Matrixyl(登録商標)(Sederma,France)であり、これはパルミトイル−lys−thr−thr−lys−serを100ppm含有している。好適なペプチドは、米国特許出願公開第2007/0020220 A1号に記載されているように、パルミトイル(plamitoyl)−lys−thrなどのC末端アミノ酸がトレオニンであるジペプチド系分子である。
本明細書において有用なペプチド誘導体としては、パルミトイル誘導体などの親油性誘導体が挙げられる。一実施形態では、ペプチドは、パルミトイル−lys−thr−thr−lys−ser、パルミトイル−gly−his−lys、及びその誘導体、並びにこれらの組み合わせから選択される。
12.粒子状物質
本発明の組成物は、本明細書に開示されている研磨材粒子でない1つ以上の追加の粒子材料を含むことができる。本発明において有用な粒子状物質の非限定的な例としては、着色顔料及び非着色顔料、干渉顔料、無機粉末、有機粉末、複合粉末、蛍光増白剤粒子、並びにこれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、1重量%、又は2重量%から、約50重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの微粒子を含んでもよい。組成物中で使用される顔料、着色剤、又は充填粉末に関する具体的な制限はない。
本明細書において有用な微粒子物質としては、オキシ塩化ビスマス、セリサイト、雲母、硫酸バリウム若しくは他の物質で処理された雲母、ゼオライト、カオリン、シリカ、窒化ホウ素、ラウロイルリジン、ナイロン、ポリエチレン、タルク、スチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン/アクリル酸コポリマー、ポリウレタン、酸化アルミニウム、シリコーン樹脂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酢酸セルロース、PTFE、ポリメタクリル酸メチル、デンプン、アルミニウムデンプンオクテニルコハク酸塩等の加工デンプン、絹、ガラス、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。微粒子の好適な市販の例としては、ポリメチルシルセスキオキサン樹脂微小球から選択されるポリマー粒子(例えば、Momentive Performance Materials Inc.より商標名Tospearl(登録商標)で販売されている物質など)、ポリメチルメタクリレート微小球(例えば、SEPPIC社のMicropearl M305)、架橋ポリジメチルシロキサンの球状粒子(特に、Dow Corning社よりDow Corning 9506 Cosmetic Powerで販売されているものなど)、ポリアミド球状粒子、及び更に具体的にはナイロン12(例えば、Atochem社のOrgasol(登録商標)2002ラインなど)、ポリスチレン微小球(例えば、Dyno Particles社よりDynospheres(登録商標)の名称で販売されているものなど)、エチレンアクリレートコポリマー(Kobo社よりEA209の名称で販売されている)、PTFE、ポリプロピレン、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム(aluminum starch ocetenylsuccinate)(例えば、AkzoNobel社よりDry−Flo(登録商標)の名称で販売されているものなど)、ポリエチレン微小球(例えば、Equistar社よりMicrothene(登録商標)FN510−00の名称で、及びPresperse,Inc.よりMicropolyの名称で販売されているものなど)、シリコーン樹脂、ポリメチルシルセスキオキサンシリコーンポリマー、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好適な粒子状物質としては、約0.1〜約75マイクロメートル又は約0.2〜約30マイクロメートルの平均一次粒径を有する球状粉末が挙げられる。
他の好適な粒子状物質としては干渉顔料が挙げられる。干渉顔料は、本明細書の記載においては、厚さが制御された2つ以上の層を有する薄い板状の層状粒子として定義され、層は異なる屈折率を有し、これによって、板状粒子の異なる層からの典型的には2つの、ただし時折それ以上の光反射の干渉によって特有の反射色が生じる。干渉顔料の最も一般的な例は、約50〜300nmの、TiO2、Fe2O3、シリカ、酸化スズ、及び/又はCr2O3のフィルムと共に層化された雲母である。このような顔料は真珠光沢がある場合が多い。パール顔料は、顔料粒子の透明性、及び雲母小板の屈折率の大きな差、並びに、例えば、二酸化チタンコーティングが原因となって、光を反射、屈折、及び透過させる。有用な干渉顔料は、例えば、Rona社(Timiron(商標)及びDichrona(商標))、Presperse社(Flonac(商標))、Englehard社(Duochrome(商標))、Kobo社(KTZ Interfine及びKTZ Interval)、BASF社(Reflecks(商標))及びEckart社(Prestigeシリーズ)などの様々な供給業者から市販されている。好適な干渉顔料は、個々の粒子の最長方向の平均直径が約75マイクロメートル未満、又は約50マイクロメートルである小粒子径を有し得る。
他の粒子状物質は、パーソナルケア組成物に色を提供することができる顔料を含む。好適な顔料としては、無機顔料、有機顔料、及びこれらの組み合わせが挙げられる。このような有用な無機顔料の例としては、酸化鉄、フェロシアン化第二鉄アンモニウム、マンガンバイオレット、群青、及び酸化クロムが挙げられる。有機顔料としては、天然着色剤、及び合成モノマー及びポリマー着色剤が挙げられる。一例は、フタロシアニンブルー及び緑色顔料である。レーキ、主に食品、医薬品及び化粧品用(FD&C)又は医薬品及び化粧品用(D&C)のレーキ、並びにこれらのブレンドもまた有用である。カプセル化された可溶性又は不溶性染料及び他の着色剤も、同様に有用である。本発明において有用な無機白色又は非着色顔料(例えばTiO2、ZnO、又はZrO2)は、多くの供給元から市販されている。好適な微粒子物質の1つの例は、U.S.Cosmetics社から入手可能な物質(TRONOX TiO2シリーズ、SAT−T CR837、ルチルTiO2)を含む。好適な顔料としては、米国特許第5,997,887号に開示されるような、二酸化チタンの帯電した分散体である。
着色又は非着色顔料は、約10nm、15nm、又は20nmから、約100,000nm、5,000nm、又は1000nmまでの平均一次粒径を有し得る。異なる粒径を有する同じか又は異なる顔料の混合物もまた本明細書で有用である(例えば、約100nm〜約400nmの一次粒径を有するTiO2と、約10nm〜約50nmの一次粒径を有するTiO2とを組み合わせる)。
粒子状物質は、追加の色安定性及び/又は処方の容易さを備えるように表面処理されてもよい。好適なコーティング材の非限定的な例としては、シリコーン、レシチン、アミノ酸、金属石鹸、ポリエチレン、及びコラーゲンが挙げられる。これら表面処理は疎水性又は親水性であってもよい。特に有用な顔料の疎水性処理としては、米国特許第5,143,722号に開示されるもののようなポリシロキサン処理が挙げられる。
13.紫外線活性物質
本発明の組成物は、任意に紫外線活性物質を含み得る。本明細書で使用するとき、「紫外線活性物質」とは、日焼け止め剤及び物理的日焼け防止剤の両方を包含する。好適な紫外線活性物質は、有機又は無機であってよい。好適な紫外線活性物質は、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010の中の「日焼け止め剤」の機能カテゴリに列挙されている。
好適な紫外線活性物質としては、ジベンゾイルメタン誘導体、例えば、2−メチルジベンゾイルメタン、4−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−tert−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメタン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,4’−ジイソプロピルジベンゾイルメタン、4,4’−ジメトキシジベンゾイルメタン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(即ち、ブチルメトキシジベンゾイルメタン又はアボベンゾン)(PARSOL(登録商標)1789としてDSM社より市販)、2−メチル−5−イソプロピル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル−5−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、及び2,6−ジメチル−4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンなどが挙げられる。他の好適な紫外線活性物質としては、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート(PARSOL(登録商標)MCXとしてDSM社より市販)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾフェノン(benzonphenone)−3(即ち、オキシベンゾン(oxybeznone))、オクチルジメチル−p−アミノ安息香酸、ジガロイルトリオレエート、2,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、エチル−4−(ビス(ヒドロキシ−プロピル))アミノ安息香酸、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−サリチラート、グリセリル−p−アミノ安息香酸、3,3,5−トリ−メチルシクロヘキシルサリチル酸エステル、アントラニル酸メチル、p−ジメチル−アミノ安息香酸又はアミノ安息香酸、2−エチルヘキシル−p−ジメチル−アミノ−ベンゾエート、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸、2−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−スルホンベンゾオキサゾイン酸、オクトクリレン、酸化亜鉛、二酸化チタン、及びこれら化合物の混合物が挙げられる。
本発明の組成物において有用な、特に好適な紫外線活性物質は、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ−フェノン、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸、オクトクリレン、酸化亜鉛、二酸化チタン、及びこれらの混合物が挙げられる。
他の好適な紫外線活性物質としては、4−メチルベンジリデンカンファー(PARSOL(登録商標)5000としてDSM社より又はEusolex 6300としてMerck社より市販)、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(即ち、ビスオクトリゾール(bisoctrizole)、Tinosorb(登録商標)MとしてBASF社より市販)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェノールトリアジン(即ち、ベモトリジノール(bemotrizinol)、Tinosorb(登録商標)SとしてBASF社より市販)、フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸ジナトリウム(即ち、ビスジスリゾールナトリウム(Bisdisulizole disodium)、Neo Heliopan(登録商標)APとしてSymrise社より市販)、エチルヘキシルトリアゾン(Ethylhexyl triazone)(Uvinul(登録商標)T 150としてBASF社より市販)、ドロメトリゾール−トリシロキサン(Drometrizole trisiloxane)(Mexoryl XLとしてL’Orealより販売)、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム(即ち、ベンゾフェノン−9、Uvinul(登録商標)DS 49としてBASF社より市販)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(Diethylamino Hydroxybenzoyl Hexyl Benzoate)(Uvinul(登録商標)A PlusとしてBASF社より市販)、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン(即ち、イスコトリジノール(Iscotrizinol)、Uvasorb(登録商標)HEBとして3V Sigma社より市販)、ポリシリコーン−15(即ち、DSM社より市販のPARSOL(登録商標)SLX)、及びイソアミルp−メトキシシンナメート(即ち、アミロキサート(amiloxate)、Neo Heliopan(登録商標)E 1000としてSymrise社より市販)が挙げられる。
14.光安定剤
好適な光安定剤は、米国特許第7,713,519号に開示されているα−シアノジフェニルアクリレートである。α−シアノジフェニルアクリレートは次の一般式を有し得る。
Figure 0005902810
式中、R1及びR2の一方又は両方は、独立して、直鎖又は分枝鎖C1〜30アルコキシラジカルであり、アルコキシラジカルでないR1又はR2はいずれも水素であり、R3は直鎖又は分枝鎖C1〜30アルキルである。あるいは、R1及びR2の一方又は両方は、独立して、C1〜8アルコキシラジカルであり、アルコキシラジカルでないR1又はR2はいずれも水素であり、R3は直鎖又は分枝鎖C2〜20アルキルである。あるいは、R1及びR2の一方又は両方は、独立して、メトキシであり、メトキシでないR1又はR2はいずれも水素であり、R3は直鎖又は分枝鎖C2〜20アルキルである。
好適なα−シアノジフェニルアクリレートは、エチルヘキシルメトキシクリレン、又は2−エチルヘキシル2−シアノ−3−(4−メトキシフェニル)−3−フェニルプロペノエートであり、ここで、R1はメトキシであり、R2は水素であり、R3は2−エチルヘキシルである。この物質は、Hallstar Companyより商標名Solastay(登録商標)S1で入手可能である。
別の好適な光安定剤としては、米国特許第5,993,789号、同第6,113,931号、同第6,126,925号、及び同第6,284,916号に開示されるようなナフタレンジカルボン酸のジエステル又はポリエステルが挙げられる。ナフタレンジカルボン酸の好適なジエステル又はポリエステルは次の式:
Figure 0005902810
(式中、各R1は、独立して、1〜22個の炭素原子を有するアルキル基、若しくは式:HO−R2−OHを有するジオール、又は式:HO−R3−(−O−R2−)m−OHを有するポリグリコールであり、R2及びR3は同一であるか又は異なり、それぞれ1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アルキレン基であり、m及びnはそれぞれ1〜約100、1〜約10、又は2〜約7である)を有し得る。ナフタレンジカルボン酸の好適なジエステルは、Corapan(登録商標)TQとしてSymrise社から入手可能なジエチルヘキシル2,6−ナフタレートである。
別の好適な光安定剤は、4−ヒドロキシベンジリデンマロナート誘導体又は4−ヒドロキシシンナマート誘導体である。好適な物質は式:
Figure 0005902810
(式中、Aは、紫外線放射を吸収する発色団基であり、1つの2価の基又は2つの1価の基を含み、少なくとも1つの基がカルボニル(C=O)官能基を有し、R’は水素、直鎖若しくは分枝鎖C1〜C8アルキル基、又は直鎖若しくは分枝鎖C1〜C8アルコキシラジカルであり、R”は直鎖又は分枝鎖C1〜C8アルキル基である)を有し得る。例示的な化合物としては、エチル−α−シアノ−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナメート、エチル−α−アセチル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナメート、イソ−プロピル−α−アセチル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナメート、イソ−アミル−α−アセチル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナメート、2−エチルヘキシル−α−アセチル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナメート、ジエチル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンジリデンマロネート、ジ−(2−エチルヘキシル)−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンジリデンマロネート、ジイソアミル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンジリデンマロネート、ジドデシル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンジリデンマロネート、ジパルミトイル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンジリデンマロネート、及びジ−イソプロピル−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシベンジリデンマロネートが挙げられる。特に好適な化合物は、EMD Chemicals,Inc.から商標名Oxynex(登録商標)STで入手可能なジエチルヘキシルシリンジリデンマロネート(INCI名)であり、次式を有する。
Figure 0005902810
追加の好適な4−ヒドロキシベンジリデンマロナート誘導体又は4−ヒドロキシシンナマート誘導体は、米国特許第7,357,919号及び米国特許出願公開第2003/0108492A1号及び同第2003/0157035A号に開示されている。
別の好適な光安定剤は、2−ピロリジノン−4−カルボキシエステル化合物である。好適な2−ピロリジノン−4−カルボキシエステル化合物は次の式:
Figure 0005902810
(式中、R1は、直鎖又は分枝C1〜C20アルキル基であり、R2は、C5〜C6環、フェニルラジカル、ベンジルラジカル、又はフェネチルラジカルを含み得る直鎖又は分枝鎖C1〜C20アルキルラジカルである)を有し得る。R1及びR2の例示的なラジカルとしては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、ドデシル、ヘキサデシル、シクロヘキシル、及びメチルシクロヘキシルラジカルが挙げられる。2−ピロリジノン−4−カルボキシエステル化合物の特定例は、米国特許出願公開第2010/0183529号に提供されている。
他の好適な光安定剤としては:
・米国特許出願公開第2008/0145324号に記載されているような2つのアミノベンゾエート又はアミノベンズアミド基で置換されたケイ素含有S−トリアジン;
・米国特許出願公開第2004/00579912号、同第2004/00579914号、同第200/00579916号、及び同第2004/062726号に記載されているようなフルオレン誘導体;
・商標名Tinogard(登録商標)QでCiba社より販売されているトリス(テトラメチルヒドロキシピペリジノール)シトレートなどの、米国特許出願公開第2005/0220727号に記載されているようなピペリジノール塩;及び
・米国特許出願公開第2008/0019930号に記載されているようなアリールアルキルアミド及びエステル。
他の好適な光安定剤は、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010の「Light Stabilizers」の機能カテゴリに列挙されている。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までの1種以上の好適な光安定剤を含んでもよい。特定の実施形態では、パーソナルケア組成物は、少なくとも1種の光安定剤(photostabilzer)と、少なくとも1種の紫外線活性物質とを含んでもよい。特定の実施形態では、紫外線活性物質はジベンゾイルメタン誘導体である。特定の実施形態では、紫外線活性物質は4,4’−t−ブチルメトキシジベンゾイル−メタン(即ち、アボベンゾン)である。
15.抗セルライト剤
本発明の組成物はまた、抗セルライト剤を含んでもよい。好適な剤としては、限定されるものではないが、キサンチン化合物(例えば、カフェイン、テオフィリン、テオブロミン、アミノフィリン、クロロエチルテオフィリン、ジフィリン、エタミフィリン、プロキシフィリン、及び同様のもの);紅茶、コーヒー、ガラナ、マテ、コーラの木(Cola nitida)の抽出物;セイヨウキズタ(Hedera helix)、ウサギギク(Arnica montana L)、ローズマリー(Rosmarinus officinalis N)、マリーゴールド(of marigold)(Calendula officinalis)、セージ(Salvia officinalis L)、朝鮮人参(Panax ginseng)、セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)、ナギイカダ(of butcher's broom)(Ruscus aculeatus L)、シモツケ(Filipendula ulmaria L)、オルソシホン(Orthosiphon stamincus benth)、カバノキ(Betula alba)、セクロピア、及びアルガンツリーの抽出物;イチョウ、トクサ、エスシン、カンズー、クリサンテルムインジクム、ジオスゲニン若しくは純粋ジオスゲニン又はヘコゲニン及びこれらの化合物に富むヤマノイモ属植物、バロタ、グイオア、ダバリア、ターミナリア、バリングトニア、トレマ、アンチロビア、ダイダイ(Citrus aurantium);並びに、Caobromine(登録商標)の名前でSolabia社より市販されているもののようなカカオ豆殻(Theobroma cacao)の抽出物が挙げられる。
一実施形態では、パーソナルケア組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の抗セルライト剤を含んでもよい。
16.剥離活性物質
本発明の組成物に剥離活性物質を添加してもよい。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の剥離活性物質を含んでもよい。
好適な剥離活性物質としては、β−ヒドロキシ酸、例えば、(カプリロイルサリチル酸としても知られる5−n−(オクタノイル)サリチル酸を含む)サリチル酸及びその誘導体、並びにα−ヒドロキシ酸、例えば、グリコール酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、又はマンデル酸;8−ヘキサデセン−l,16−ジカルボン酸又は9−オクタデセン二酸;尿素;ゲンチシン酸;オリゴフコース;ケイ皮酸;エンジュ抽出物;及びレスベラトロルが挙げられる。
他の好適な剥離活性物質としては、落屑又は角質デスモソームの劣化に関与する酵素に作用を及ぼす化合物、例えばグリコシダーゼ、角質層キモトリプシン酵素(SCCE)、又は他のプロテアーゼ(トリプシン、キモトリプシン−様酵素)が挙げられる。好適な物質としては、アミノスルホン化合物、例えば、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−l−プロパンスルホン酸(HEPES);2−オキソチアゾリジン−4−カルボン酸(プロシステイン)及びその化合物;グリシン型のα−アミノ酸化合物(米国特許出願公開第2002/0041889号に記載されているもの、及びBASF社より商標名TRILON(登録商標)Mで販売されているナトリウムメチルグリシンジアセテート);蜂蜜;並びに糖化合物、例えばO−オクタノイル−6−D−マルトース及びN−アセチルグルコサミンが挙げられる。
1つの剥離系は、米国特許第5,652,228号に記載されるようにサリチル酸及び双極性イオン界面活性剤を含む。別の剥離系は、米国特許第5,681,852号に記載されるようにスルフヒドリル化合物及び双極性イオン界面活性剤を含有する。
17.抗にきび活性物質
本発明の組成物は1種以上の抗にきび活性物質を含み得る。好適な抗にきび活性物質としては、限定されるものではないが、レゾルシノール、イオウ、サリチル酸、レチノイン酸及びその誘導体などのレチノイド、含硫アミノ酸並びにその誘導体及び塩(例えば、N−アセチル−L−システインなどのN−アセチル誘導体)、並びにリポ酸が挙げられる。他の好適な抗にきび活性物質は、(i)抗生物質及び抗菌剤、例えば、過酸化ベンゾイル、オクトピロックス、テトラサイクリン、2,4,4’トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロブアニリド,アゼライン酸及びその誘導体、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、酢酸エチル、クリンダマイシン及びメクロサイクリン;(ii)フラボノイド等のセボスタット;及び(iii)スキムノールサルフェート及びその誘導体、デオキシコール酸塩及びコール酸塩等の胆汁酸塩、から選択されてもよい。好適な抗にきび活性物質の更なる例は、米国特許第5,607,980号に記載されている。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の抗ニキビ化合物を含んでもよい。
18.抗酸化剤/ラジカルスカベンジャー(Racial Scavengers)
本発明の組成物は、抗酸化剤/ラジカルスカベンジャーを含むことができる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の抗酸化剤/ラジカルスカベンジャーを含んでもよい。
好適な抗酸化剤は、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010の「Antioxidants」の機能カテゴリに列挙されている。
好適な抗酸化剤としては、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)及びブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)が挙げられる。BHTは次の一般式で表すことができる:
Figure 0005902810
(式中、XはOH又はSHであり、
Yは、H、OH、OR5、COOR5、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、芳香族、ヘテロ芳香族、カルボキシアミド、スルホンアミド、カルバメート、尿素、及びトリアルキルシリルからなる群から選択され、
1、R2、R3、R4は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、芳香族、ヘテロ芳香族、OR5、カルボキシアミド、スルホンアミド、ホルミル、アシル、カルボキシル、カルボキシレート、カルバメート、尿素、トリアルキルシリル、ヒドロキシル、及び水素からなる群から選択され、
5は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキル、芳香族、ヘテロ芳香族、トリアルキルシリル、アシル、及び水素からなる群から選択される)。
他の抗酸化剤/ラジカルスカベンジャー、例えば、アスコルビン酸(ビタミンC)、トコフェロール(ビタミンE)、ソルビン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、トコフェロールの他のエステル類、6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸(商標名Trolox(登録商標)で市販されている)、アミン(例えば、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、アミノ−グアニジン)、ノルジヒドログアイアレチン酸、ビオフラボノイド、アミノ酸、シリマリン、ソルビン酸及びその塩、リポ酸、オリーブ抽出物、緑茶抽出物、白茶抽出物、紅茶抽出物、マツ樹皮からのプロアントシアニジン等のポリフェノール、カロチノイド、テトラヒドロクルクミン等のクルクミン化合物、OCTA(L−2−オキソ−4−チアゾリジンカルボン酸)、グルタチオン、及びブドウの皮/種子抽出物等が使用されてもよい。好適な抗酸化剤/ラジカルスカベンジャーは、酢酸トコフェロールなどのトコフェロールのエステル類から選択され得る。
一実施形態では、本組成物はソルビン酸トコフェロールを含む。本明細書で使用するとき、「ソルビン酸トコフェロール」は、トコフェロールのソルビン酸エステルを指し、その詳細は発行された米国特許第5,922,758号に見出すことができる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約50重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までのソルビン酸トコフェロールを含んでもよい。
19.コンディショニング剤
本発明のパーソナルケア組成物は、ケラチン性組織に塗布することができる、例えば、湿潤剤、保湿剤、閉塞剤、及び皮膚軟化剤から選択されるコンディショニング剤を、安全かつ有効な量で含有することができる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約50重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までの1種以上のコンディショニング剤を含んでもよい。
湿潤剤はコンディショニング剤の1つの群である。湿潤剤は、多価アルコール、水溶性アルコキシル化非イオン性ポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。本明細書において有用な多価アルコールとしては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、エトキシル化グルコース、1、2−ヘキサンジオール、ヘキサントリオール、ジプロピレングリコール、エリスリトール、トレハロース、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、麦芽糖、グルコース、フルクトース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカーボネート、グルコサミン、シクロデキストリン、及びこれらの混合物が挙げられる。
他のコンディショニング剤としては、CTFA名称がPEG−200、PEG−400、PEG−600、PEG−1000、及びこれらの混合物のような、約1000までの分子量を有するポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのような水溶性アルコキシル化非イオン性ポリマーを含む。
他のコンディショニング剤としては、限定されるものではないが、グアニジン、尿素、グリコール酸、グリコール酸塩(例えば、アンモニウム及び四級アルキルアンモニウム)、サリチル酸、乳酸、乳酸塩(例えば、アンモニウム及び四級アルキルアンモニウム)、様々な形態のいずれかのアロエベラ(例えば、アロエベラジェル)、ポリエチレングリコール、糖類(例えば、メリビオース)、セルロース、デキストリン、デンプン、糖及びデンプンの誘導体(例えば、アルコキシル化グルコース、フコース)、ラクタミドモノエタノールアミン、アセタミドモノエタノールアミン、パンテノール、アラントイン、アミロース、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ベータグルカン、グリコーゲン、アルグロニック酸(alguronic acid)、ガラクトアラビナン、並びにこれらの混合物が挙げられる。
他のコンディショニング剤は、次の物質を含む多糖類を含有する抽出物である:TriMoist KMF(Mibelle AG Biochemistry)、Fucogel(登録商標)及びGlycofilm(登録商標)(Solabia Group)、Aquaxyl(商標)(Seppic社)、Pheohydrane P(Barnet Products Corporation)、Aesthigel(Barnet Products Corporation)、Pentacare HP(Pentapharm社)、及びHyalurosmooth(Laboratoires Serobiologiques社)。
更に本明細書において有用なものは、米国特許第4,976,953号に記載されているプロポキシル化グリセロールである。更に有用なものは、糖類及び関連物質の様々なC1〜C30モノエステル及びポリエステルである。これらエステルは、糖又はポリオール部分及び1つ以上のカルボン酸部分に由来する。他の好適なコンディショニング剤は、米国特許第5,750,122号、同第5,674,478号、同第4,529,586号、同第4,507,280号、同第4,663,158号、同第4,197,865号、同第4,217,914号、同第4,381,919号、及び同第4,422、853号に記載されている。
20.抗炎症剤
ステロイド系抗炎症剤としては、ハイドロコルチゾンなどのコルチコステロイドを挙げることができるが、これに限定されない。更に、非ステロイド系抗炎症剤が本明細書において有用であり得る。この群に包含される種々の化合物は、当業者に周知である。本発明の組成物において有用であり得る具体的な非ステロイド系抗炎症剤としては、サリチラート、フルフェナム酸、エトフェナメート、アスピリン、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書において有用な追加の抗炎症剤としては、アラントイン及びカンゾウ(植物属/種グリシルリザグラブラ)科の化合物、例えば、グリシルレチン酸、グリシルリジン酸、及びそれらの誘導体(例えば、塩及びエステル)が挙げられる。
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約50重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までの1種以上の抗炎症剤を含んでもよい。
21.日焼け活性物質
本発明の組成物は日焼け活性物質を含み得る。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約50重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までの日焼け活性物質を含んでもよい。好適な日焼け活性物質はジヒドロキシアセトンである。
22.皮膚美白剤
本発明の組成物は皮膚美白剤を含み得る。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約50重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、又は5重量%までの1種以上の皮膚美白剤を含んでもよい。好適な皮膚美白剤としては、アスコルビン酸グルコシド、コ−ジ酸、ヒドロキノンアルブチン、及びトラネキサム酸などの当該技術分野において既知ものが挙げられる。本明細書に用いるのに好適な他の皮膚美白物質としては、Acitwhite(登録商標)(Cognis社)、Emblica(登録商標)(Rona社)、Azeloglicina(Sinerga社)、及び抽出物(例えば、クワ抽出物)を挙げることができる。例示的な皮膚美白剤はアスコルビン酸グルコシドである。他の皮膚美白活性物質としては、フロロジン及びフロロジン(Phlorgine)BG(カラフトコンブの抽出物)、デオキシアルブチン、ジラウリン酸スクロース、バクチオール、ピレノイン、雑穀、アラトン二酸、ケイ皮酸、フェルラ酸、アクロマキシル、メチルニコチンアミド、油溶性カンゾウ抽出物、葉酸、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、L−トリプトファン、チアミンHCl、ヘキシルレゾルシノール、リピダミレッドヴァイン(lipidami red vine)、ドラゴシン、ゲンチシン酸メチル、イノシトール、1,2−ヘキサンジオール及び1,2−オクタンジオール(Symrise社よりSymdiol 68として入手可能)、ラミナイン、これらの塩、これらの誘導体、これらの前駆体、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。好適な皮膚美白剤は、米国特許出願公開第2010/0189669 A1に更に開示されている。
23.植物抽出物
パーソナルケア組成物は植物抽出物を含み得る。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.0005重量% 0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、3重量%までの1種以上の植物抽出物を含んでもよい。好適な植物抽出物としては、花、果物、野菜などの植物(ハーブ、根、花、果物、種子)からの抽出物、例えば、酵母発酵抽出物、褐藻類抽出物、サーマス・サーモフィルス(thermus thermophilis)発酵抽出物、ナガミノアマナズナ種子油、インド乳香(boswellia serrata)抽出物、オリーブ抽出物、シロイスナズナ(bodopsis Thaliana)抽出物、フサアカシア抽出物、ギンヨウカエデ(サトウカエデ)、アシドフォルス(acidopholus)、ショウブ属(acorus)、トチノキ属(aesculus)、アルカリゲネス属(Alicaligenes polysaccharides)、アガリクス(agaricus)、アガーベ(agave)、アグリモニア(agrimonia)、藻類、アロエ、柑橘、アブラナ属(brassica)、桂皮、オレンジ、リンゴ、ブルーベリー、クランベリー、モモ、セイヨウナシ、レモン、ライム、エンドウ、海草、カフェイン、緑茶、カミツレ、ウィローバーク(willowbark)、クワ、ケシ、及び同様のものが挙げられる。更なる具体例としては、限定されるものではないが、カンゾウ(Glycyrrhiza Glabra)、ブラックウィロー(Salix Nigra)、マクロシクスティス・ピリフェラ(Macrocycstis Pyrifera)、リンゴ(Pyrus Malus)、ユキノシタ(Saxifraga Sarmentosa)、ブドウ(Vilis Vinifera)、クロミクワ(Morus Nigra)、コガネバナ(Scutellaria Baicalensis)、ローマカミツレ(Anthemis Nobilis)、クラリセージ(Salvia Sclarea)、ローズマリー(Rosmarinus Officianalis)、レモン(Citrus Medica Limonum)、イチョウ、オタネニンジン(Panax Ginseng)、メナモミメナモミ(Siegesbeckia Orientalis)、フルクタス・ヌメ(Fructus Mume)、アスコフィラムノドサム(Ascophyllum Nodosum)、ビフィズス菌発酵エキス(Bifida Ferment lysate)、ツルマメ(Glycine Soja)抽出物、テンサイ(Beta Vulgaris)、ハベルレアロドペンシス(Haberlea Rhodopensis)、イタドリ(Polygonum Cuspidatum)、甜橙(Citrus Aurantium Dulcis)、ブドウのビニフェラ種(Vitis Vinifera)、イワヒバ(Selaginella Tamariscina)、ホップ(Humulus Lupulus)、陳皮(Citrus Reticulata Peel)、ザクロ(Punica Granatum)、アスパラゴプシス(Asparagopsis)、ウコン(Curcuma Longa)、ミズガシワ(Menyanthes Trifoliata)、ヒマワリ(Helianthus Annuus)、オオムギ(Hordeum Vulgare)、キュウリ(Cucumis Sativus)、ツノマタゴケ(Evernia Prunastri)、エベルニア・フルフラセア(Evernia Furfuracea)、ミツイシコンブ(Laminaria Angustata)、ラミナリアクロウストニ(Laminaria Cloustoni)、ラミナリアディギタータ(Laminaria Digitata)、ラミナリアディギタータ(Laminaria Digitata)、ラミナリアヒペルボレア(Laminaria Hyperborea)、マコンブ(Laminaria Japonica)、長昆布(Laminaria Longissima)、リシリコンブ(Laminaria Ochotensis)、ラミナリアオクロロイカ(Laminaria Ochroleuca)、カラフトコンブ(Laminaria Saccharina)、及びこそれらの混合物が挙げられる。他の好適な活性物質は、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010の「Biological Products」の機能カテゴリに列挙されている。
24.抗微生物活性物質、抗菌活性物質、及び抗真菌活性物質
パーソナルケア組成物は、抗菌活性物質又は抗真菌活性物質を含み得る。安全かつ有効な量の抗菌活性物質又は抗真菌活性物質を本発明の組成物に添加することができる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の抗微生物、抗菌及び/又は抗真菌活性物質を含んでもよい。
本明細書において有用な好適な活性物質としては、過酸化ベンゾイル、3−ヒドロキシ安息香酸、グリコール酸、乳酸、4−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、フィチン酸、リポ酸、アゼライン酸、アラキドン酸、過酸化ベンゾイル、テトラサイクリン、イブプロフェン、ナプロキセン、ヒドロコルチゾン、アセトミノフェン、レゾルシノール、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、塩酸リドカイン、硫酸ネオサイシン、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
好適な抗菌活性物質としては、コールタール、イオウ、ホイットフィールド(whitfield)の軟膏、カステラーニ(castellani)塗布剤、塩化アルミニウム、ゲンチアナバイオレット、オクトピロックス(ピロクトンオラミン)、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、3,4,4’−トリクロロカルバニリド(トリクロカルバン)、シクロピロックスオラミン、ウンデシレン酸及びその金属塩、過マンガン酸カリウム、硫化セレン、チオ硫酸ナトリウム、プロピレングリコール、ビターオレンジオイル、尿素調製物、グリセオフルビン、8−ヒドロキシキノリンシロキノール、チオベンダゾール、チオカルバメート、ハロプロジン、ポリエン、ヒドロキシピリドン、モルホリン、ベンジルアミン、アリルアミン(例えば、テルビナフィン)、茶木油、クローブリーフ油、コリアンダー、パルマローサ、ベルベリン、タイムレッド、シナモン油、ケイ皮アルデヒド、シトロネル酸、ヒノキトール(hinokitol)、イヒチオールペール、エチルヘキシルグリセリン、ヘキサミジンジイセチオネート、アゼライン酸、リチカーゼ(lyticase)、ヨードプロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアザリノンのようなイソチアザリノン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
アゾール抗菌剤を使用してもよく、ベンゾイミダゾールのようなイミダゾール、ベンゾチアゾール、ビフォナゾール、硝酸ブタコナゾール、クリンバゾール、クロトリマゾール、クロコナゾール、エベルコナゾール、エコナゾール、エルビオール、フェンチコナゾール、フルコナゾール、フルチマゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ラノコナゾール、メトロニダゾール、ミコナゾール、ネチコナゾール、オモコナゾール、硝酸オキシコナゾール、セルタコナゾール、硝酸サルコナゾール、チオコナゾール、チアゾール、並びにテルコナゾール及びイトラコナゾールのようなトリアゾール、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
硫化セレンを抗微生物剤として使用してもよい。硫化セレンは、一般に、セレン1モル及びイオウ2モルを有する化合物とみなされるが、一般式:Sexy(式中、x+y=8)に一致する環状構造であってもよい。前方レーザー光散乱装置(例えば、Malvern 3600装置)で測定した硫化セレンの平均粒径は、典型的には15μm未満、あるいは10μm未満である。硫化セレン化合物は、例えば、米国特許第2,694,668号、同第3,152,046号、同第4,089,945号、及び同第4,885,107号に記載されている。
他の好適な活性物質は、the Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010の「Cosmetic Biocides」の機能カテゴリに列挙されている。
25.制汗活性物質
制汗活性物質もまた本発明の組成物に含まれてもよい。好適な制汗活性物質としては、収斂性金属塩、特に無機及び有機アルミニウム塩、ジルコニウム塩、及び亜鉛塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。例示的な活性物質としては、アルミニウム含有物質及び/又はジルコニウム含有物質若しくは塩、例えば、ハロゲン化アルミニウム、アルミニウムクロロハイドレート、アルミニウムヒドロキシハライド、ジルコニウムオキシハライド、ジルコニルヒドロキシハライド、及びこれらの混合物などが挙げられる。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3%までの1種以上の制汗化合物を含んでもよい。
26.感覚剤(sensate)
パーソナルケア組成物は温感剤及び/又は冷感剤を含んでもよい。感覚剤は、熱感又は清涼感をユーザーにもたらすが、皮膚温度の変化を生じさせても又は生じさせなくてもよい。感覚は即時的であっても又は遅延的であってもよいが、一般にスキンケア組成物の塗布後5分以内に感知可能である。一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の感覚剤を含んでもよい。温感剤及び/又は冷感剤の任意の混合物を使用してもよい。
好適な温感剤としては、バニリルアルコールn−ブチルエーテル、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−アミノエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、バニリルアルコールメチルエーテル及びバニリルアルコールエチルエーテルなどのバニリルアルコール誘導体;並びに、バニリルアルコールイソアミルエーテルモノホスフェート、バニリルアルコールn−ブチルエーテルモノホスフェート、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテルモノホスフェートなどの前記バニリルアルコール誘導体を含むホスフェート誘導体が挙げられる。他の好適な温感剤としては、エチルアルコール、ナイアシン、ジャンブ(jambu)、ニコチン酸、ジンゲロン、バニリルアルコールn−ブチルエーテル、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−アミノエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、ジンジェロール、サリチル酸メチル、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カサプサイチン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、トウガラシチンキ剤、オレオレジンジンジャーアルコール抽出物、ユーカリ油、カプサイシン、ケイ皮アルデヒド、クロロホルム、エーテル、イソ−アミルアルコール、ベンジルアルコール、アリルイソチオシアネート、酢酸エチル、グリセリン、リモネン、メントール、4−ヒドロキシ−4−メチル−シクロヘキサン−2−オン−1、及びこれらの混合物が挙げられる。更に好適な温感剤としては、カラシナ種子、生妻、セイヨウワサビ、潅木性トウガラシ(chillies)、ハラペノ(jalapeno)、コショウ、トウガラシ(capsicum)、クローブ、カッシア、及びこれらの混合物の液体抽出物、ヒドロ−アルコール抽出物、精油、オレオレジン、凝固物、又は留出物が挙げられる。
好適な冷感剤としては、メントール、イソプレゴール、3−(1−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、6−イソプロピル−9−メチル−1,4−ジオキサスピロ−(4,5)−デカン−2−メタノール、コハク酸メンチル、コハク酸メンチルのアルカリ土類塩、トリメチルシクロヘキサノール、N−エチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミド及び米国特許第4,136,163号及び同第4,230,688号に記載されているような他のカルボキサミド、3−(1−メントキシ)−2−メチル−プロパン−1,2−ジオール、ハッカ油、ペパーミント油、冬緑油、メントン、メントングリセリンケタール及び米国特許第5,266,592号に記載されているような他のグリセロールケタール、メンチルラクテート、2−(5’−メチル−2−(メチルエチル)シクロヘキシルオキシ)エタン−1−オール、3−(5’−メチル−2’−(メチルエチル)シクロヘキシルオキシ)プロパン−1−オール、4−(5’−メチル−2’−(メチルエチル)シクロヘキシルオキシ)ブタン−1−オール、及びスペアミントが挙げられる。他の冷感剤としては、p−メンタ−3−イルn−ブチルスルホキシド、n−ブチル1−イソブチルシクロヘキシルスルホキシド、n−ヘキシル1−イソブチルシクロヘキシルスルホキシド、n−ブチル1−イソアミルシクロヘキシルスルホキシド、及びn−ヘキシル1,2−ジエチルシクロヘキシルスルホキシド、並びに米国特許第4,032,661号に記載されているようなその他の環状スルホキシド類及びスルホン類が挙げられる。
27.保存料
一実施形態では、本組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約10重量%、7重量%、5重量%、2重量%、又は1重量%までの1種以上の保存剤を含んでもよい。安息香酸、ベンジルアルコール、ベンジルヘミホルマール、ベンジルパラベン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ジアゾリジニル尿素、安息香酸ナトリウム、安息香酸カルシウム、プロピオン酸カルシウムカプリリルグリコール、ビグアニド誘導体、フェノキシエタノール、カプタン、二酢酸クロルヘキシジン、二グルコン酸クロルヘキシジン、二塩酸クロルヘキシジン、クロロアセトアミド、クロロブタノール、p−クロロ−m−クレゾール、クロロフェン、クロロチモール、クロロキシレノール、m−クレゾール、o−クレゾール、DEDMヒダントイン、DEDMヒダントインジラウレート、デヒドロ酢酸、ジアゾリジニル尿素、二イセチオン酸ジブロモプロパミジン、DMDMヒダントイン、カプリル酸グリセリル、ソルビン酸カリウム、サリチル酸、ヘキサミジン、カプリロイルグリシン、1,2ヘキサンジオール、ウンデシレノイルグリシン、エチルヘキシルグリセリン、カプリロヒドロオキサム酸、メチルプロパンジオール、ヒノキチオール、ヒノキチオールナトリウム、フェニルエチルアルコール、レブリン酸、p−アニス酸、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、ヒドロキシメチルグリシネートナトリウム、ヨードプロピニルブチルカルバメート、メチルメチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリンオン、ピロクトンオラミン、桂皮油、ローズマリー抽出物、Biopein(登録商標)(Bio−Botanica社から入手可能)、Naticide(登録商標)(Sinerga社から入手可能)、及びこれらの組み合わせなどをはじめとする種々の保存剤が好適である。一実施形態では、本組成物はパラベン及び/又はホルムアルデヒドを含まない。
28.フケ防止活性物質
本発明のパーソナルケア組成物はまた、抗ふけ剤を含有していてもよい。一実施形態では、パーソナルケア組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、4重量%、3重量%、又は2重量%までの1種以上の抗ふけ剤を含んでもよい。抗ふけ粒子の好適な非限定例には、ピリジンチオン塩、アゾール、硫化セレン、粒子状イオウ、及びこれらの混合物が挙げられる。特定の実施形態では、ピリジンチオン抗ふけ粒子、特に1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン塩を使用してもよい。好適なピリジンチオン塩としては、亜鉛、スズ、カドミウム、マグネシウム、アルミニウム、及びジルコニウムなどの重金属から形成されるものが挙げられる。特に、亜鉛又は1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオンの亜鉛塩(「ジンクピリジンチオン」又は「ZPT」として既知である)を使用してもよい。1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン塩は血小板状粒子の形態であってもよく、その場合、粒子の平均サイズは約20μまで、約5μまで、又は約2.5μまでである。ナトリウムなどの他の陽イオンから形成された塩もやはり好適でありうる。ピリジンチオン抗ふけ剤は、例えば、米国特許第2,809,971号、同第3,236,733号、同第3,753,196号、同第3,761,418号、同第4,345,080号、同第4,323,683号、同第4,379,753号、及び同第4,470,982号に記載されている。ZPTを本明細書の組成物でフケ防止微粒子として使用すると、毛髪の成長又は再生の刺激若しくは調節又はその両方が行われるか、又は脱毛が低減若しくは阻害されるか、又は毛髪がより濃く若しくは豊かに見える可能性があると想到される。
29.直接付着ポリマー
パーソナルケア組成物は1種以上の直接付着ポリマーを含み得る。これらポリマーは、ケラチン性組織上への他の成分の付着/持続を増進させるために使用され得る。これらポリマーはまた、耐擦性及び撥水性を改善することができる。一実施形態では、組成物は、組成物の約0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.5重量%、又は1重量%から、約30重量%、25重量%、20重量%、10重量%、7重量%、5重量%、又は3重量%までの1種以上の直接付着ポリマーを含んでもよい。
本発明の組成物に用いるのに好適なカチオン性ポリマーは、第四級アンモニウムのようなカチオン性窒素含有部分又はカチオン性プロトン化アミノ部分を含有する。カチオン性プロトン化アミンは、組成物の特定の化学種及び選択されたpHに依存して、第一級、第二級又は第三級アミン(好ましくは第二級又は第三級)であることができる。カチオン性ポリマーに関連して、いかなるアニオン性対イオンも使用することができるが、該ポリマーが、水、組成物、又は組成物のコアセルベート相に可溶性であり、また、該対イオンが、組成物の必須成分と物理的及び化学的に適合性があり、さもなければ製品の性能、安定性、又は審美性を過度に損なわないことを条件とする。このような対イオンの非限定例としては、ハロゲン化物(例えば、塩化物、フッ化物、臭化物、ヨウ化物)、サルフェート及びメチルサルフェートが挙げられる。
好適なカチオン性ポリマーの非限定的例としては、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル及びジアルキルアクリルアミド、アルキル及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン又はビニルピロリドンのような、水溶性スペーサーモノマーと、カチオン性プロトン化アミン又は第四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーとのコポリマーが挙げられる。
本明細書の組成物のカチオン性ポリマーに包含される適したカチオン性プロトン化アミノ及び第四級アンモニウムモノマーとしては、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメタクリレート、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム塩、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル第四級アンモニウム塩で置換されたビニル化合物、及びピリジニウム、イミダゾリウム、及び例えばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリドン塩のような第四級ピロリドンのような環状カチオン性窒素含有環を有するビニル第四級アンモニウムモノマーが挙げられる。
本組成物に用いる他の好適なカチオン性ポリマーとしては、1−ビニル−2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩(例えば、塩化物)のコポリマー(INCI名:ポリクオタニウム−16)、1−ビニル−2−ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー(INCI名:ポリクオタニウム−11)、カチオン性ジアリル第四級アンモニウム含有ポリマー、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー、アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(INCI名:それぞれ、リクオタニウム−6及びポリクオタニウム−7)、アクリル酸の両性コポリマー、例えば、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマー(INCI名:ポリクオタニウム−22)、アクリル酸とジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びアクリルアミドとのターポリマー(INCI名:ポリクオタニウム−39)、並びにアクリル酸とメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びメチルアクリレートとのターポリマー(INCI名:ポリクオタニウム−47)が挙げられる。好ましいカチオン性置換モノマーは、カチオン性置換ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド、及びこれらの組合せである。これら好ましいモノマーは次式に一致する:
Figure 0005902810
(式中、R1は、水素、メチル、又はエチルであり、R2、R3、及びR4のそれぞれは、独立して、水素、又は約1〜約8個の炭素原子を有する短鎖アルキルであり、nは、約1〜約8の値を有する整数であり、Xは対イオンである)。R2、R3、及びR4に結合する窒素はプロトン化アミン(第一級、第二級、又は第三級)であってもよいが、好ましくは第四級アンモニウムであり、その際、各R2、R3、及びR4はアルキル基であり、その非限定例はポリメタクリルアミドプロピル(polymethyacrylamidopropyl)塩化トリモニウムであり、Rhone−Poulenc社より商標名Polycare 133で入手可能である。
本組成物に用いるのに好適な他のカチオン性ポリマーとしては、カチオン性セルロース誘導体及びカチオン性デンプン誘導体のような多糖類ポリマーが挙げられる。好適なカチオン性多糖類ポリマーには、以下の式に合致するものが挙げられ:
Figure 0005902810
(式中、Aは、デンプン又はセルロース無水グルコース残基のような無水グルコース残基であり、Rは、アルキレンオキシアルキレン、ポリオキシアルキレン、又はヒドロキシアルキレン基、あるいはその組み合わせであり、R1、R2、及びR3は、独立して、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキル、又はアルコキシアリール基であり、各基が約18個までの炭素原子を含有しており、Xは本明細書において上記したようなアニオン性対イオンである)。
好適なカチオン性セルロースポリマーは、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩であり、INCI名で「ポリクオタニウム10」と呼ばれ、これらポリマーは、ポリマーLR、JR、及びKGシリーズでAmerchol Corp.(Edison,N.J.,USA)から入手可能である。カチオン性セルロースの他の好適な種類としては、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー状第四級アンモニウム塩であり、INCI名で「ポリクオタニウム24」と呼ばれるものが挙げられる。こうした物質は商標名ポリマーLM−200でAmerchol Corp.から入手可能である。
その他の好適なカチオン性ポリマーには、グアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウムのようなカチオン性グアーガム誘導体が挙げられ、その具体例としては、Rhone−Poulenc Incorporatedより市販されているJaguarシリーズ、及びAqualon Division of Hercules,Inc.より市販されているN−Hanceシリーズが挙げられる。その他の好適なカチオン性ポリマーには、第四級窒素含有セルロースエーテルが挙げられ、そのいくつかの例は米国特許第3,962,418号に記載されている。その他の好適なカチオン性ポリマーとしては、エーテル化セルロース、グアー、及びデンプンのコポリマーが挙げられ、そのいくつかの例が、米国特許第3,958,581号に記載されている。
本明細書の組成物は非イオン性ポリマーを含み得る。例えば、約1000を超える分子量を有するポリアルキレングリコールを使用することができる。次の一般式を有するものを包含し得る:
H(OCH2CRH)n−OH
(式中、Rは、H、メチル、及びこれらの混合物からなる群から選択され、nは、分子の分子量が1000Daを超えるように選択された値である)。好ましいポリエチレングリコールポリマーとしては、PEG−2M(Polyox WSR(登録商標)N−10としても知られ、Dow Chemical Co.から入手可能であり、PEG−2,000としても知られる);PEG−5M(Polyox WSR(登録商標)N−35及びPolyox WSR(登録商標)N−80としても知られ、Dow社から入手可能であり、PEG−5,000及びPolyethylene Glycol 300,000としても知られる);PEG−7M(Polyox WSR(登録商標)N−750としても知られ、Dow社から入手可能である);PEG−9M(Polyox WSR(登録商標)N−3333としても知られ、Dow社から入手可能である);及び、PEG−14 M(Polyox WSR(登録商標)N−3000としても知られ、Dow社から入手可能である)を挙げることができる。
好適な市販の直接付着ポリマーとしては、Cognis社から入手可能なCosmedia DC(水素化二量体ジリノレイル/ジメチルカーボネートコポリマー);Polycrylene(オクチルドデカノール又はシアノジフェニルプロペノイル基のいずれかで末端キャップされたアジピン酸とネオペンチルとのコポリマー)が挙げられる。Polycrylenは、INCI名はポリエステル−8であり、Hallstar Coから入手可能であり;Dow Corning FA 4001 CM Silicone Acrylate及びDow Corning FA 4002 ID Silicone Acrylate(それぞれシクロペンタシロキサン又はイソドデカンに溶解させた状態にある、アクリル酸、メタクリル酸、又はそれらの単純エステルのうちの1種類からなる1種類以上のモノマーとポリトリメチルシロキシメタクリレートのコポリマー);全てInternational Specialty Productsから入手可能な、Ganex P−904(ポリ(ブチル化ビニルピロリドン))、Ganex V−216(ビニルピロリドンとヘキサデセンとのコポリマー)、Ganex V−220(ビニルピロリドンとエイコセンとのコポリマー)、及びGanex WP−660(ビニルピロリドンと1−トリアコンタンとのコポリマー);Phospholipid GmbHから入手可能なPhospholipon 90H(水素化レシチン);National Starch and Chemical Companyから入手可能なDermacryl AQF(アクリレートのコポリマー);Vertellus Performance Materials,Inc.から入手可能なStantiv OMA−2(オクタデセンと無水マレイン酸とのコポリマー);National Starch and Chemical Companyから入手可能なDermacryl−79(アクリル酸、メタクリル酸、又はそれらの単純エステルのうちの1種類からなる1種類以上のモノマーとオクチルアクリルアミドとのコポリマー);International Specialty Products社から入手可能なAllianz OPT(メタクリル酸とメチルメタクリレートとブチルアクリレートとセチル−エイコシニルメタクリレートとのコポリマー);並びにNoveon社から入手可能なAvalure UR 450(PPG−17と、イソホロンジイソシアネートと、ジメチロールプロピオン酸とのコポリマー)。
他の好適なポリマーは、米国特許出願公開第2006/0134045 A1号の段落50に開示されている。
30.洗浄性界面活性剤
形態及び機能に応じて、パーソナルケア組成物は1種以上の洗浄性界面活性剤を含んでもよい。特定の実施形態では、パーソナルケア組成物は、クレンジング界面活性剤又は洗浄性界面活性剤を実質的に含まなくてもよいリーブオン製品の形態であり得る。例えば、リーブオン組成物は、1%未満のクレンジング界面活性剤、0.5%未満のクレンジング界面活性剤、又は0%のクレンジング界面活性剤を含んでもよい。
存在する場合、組成物にクリーニング性能を提供するために洗浄性界面活性剤成分を含むことができる。洗浄性界面活性剤成分は次に、アニオン性洗浄性界面活性剤、双極性若しくは両性洗浄性界面活性剤、又はそれらの組み合わせを含み得る。このような界面活性剤は、本明細書に記載される必須成分と物理的及び化学的に適合すべきであるか、又はさもなければ過度に製品の安定性、審美性、若しくは性能を損なうべきではない。
本明細書の組成物に用いられる好適なアニオン性洗浄性界面活性剤成分には、ヘアケア又は他のパーソナルケアクレンジング組成物に用いるために既知のものが挙げられる。組成物中のアニオン性界面活性剤成分を含む場合、その濃度は、好ましくは、望ましい洗浄及び起泡性能をもたらすのに十分であり得、該濃度は一般に、組成物の約1重量%、2.5重量%、5重量%、7.5重量%、10重量%、12.5重量%、又は15重量%から、約50重量%、40重量%、30重量%、25重量%、20重量%、又は10重量%までの範囲であり得る。
本組成物に用いるのに適した好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェートである。これらの物質は、それぞれ式ROSO3M及びRO(C24O)xSO3Mを有し、式中、Rは炭素原子数が約8〜約18個のアルキル又はアルケニルであり、xは1〜10の値を有する整数であり、Mはアンモニウムのようなカチオン、トリエタノールアミンのようなアルカノールアミン、ナトリウム及びカリウムのような一価金属、並びにマグネシウム及びカルシウムのような多価金属カチオンである。
特定の実施形態では、アルキル及びアルキルエーテルサルフェートの両方で、Rは約8〜約18個の炭素原子、約10〜約16個の炭素原子、又は約12〜約14個の炭素原子を有する。典型的には、アルキルエーテルサルフェートは、エチレンオキシドと、約8〜24個の炭素原子を有する一価アルコールとの縮合生成物として製造される。アルコールは合成品又は脂肪(例えばココヤシ油、パーム核油、タロー)から誘導することができる。ココヤシ油又はパーム核油から誘導させたラウリルアルコール及び直鎖アルコールが好ましい。そのようなアルコールを、約0〜約10モル、約2〜約5モル、又は約3のモル比のエチレンオキシドと反応させ、例えばアルコール1モルにつき平均3モルのエチレンオキシドを有する得られた分子種の混合物を硫酸化し中和する。
他の好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、式[R1−SO3−M](式中、R1は、約8〜約24個、好ましくは約10〜約18個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和脂肪族炭化水素ラジカルであり、Mは、本明細書に上述されるカチオンである)に従った有機硫酸反応生成物の水溶性塩である。
更に他の好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、イセチオン酸でエステル化し、水酸化ナトリウムで中和された脂肪酸の反応生成物(例えば、脂肪酸はココヤシ油又はパーム核油から誘導されたもの)、脂肪酸が例えばココヤシ油又はパーム核油から誘導されたメチルタウリドの脂肪酸アミドのナトリウム又はカリウム塩である。他の同様なアニオン性界面活性剤は、米国特許第2,486,921号、同第2,486,922号、及び同第2,396,278号に記載されている。
本組成物に用いるのに好適な他のアニオン性洗浄性界面活性剤はコハク酸塩であり、その例としては、N−オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸ジアンモニウム、N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホコハク酸四ナトリウム、スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル、スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル、及びスルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステルが挙げられる。
他の適切なアニオン性洗浄性界面活性剤としては、約10〜約24個の炭素原子を有するオレフィンスルホネートが挙げられる。真性アルケンスルホネート、及びある割合のヒドロキシ−アルカンスルホネートに加えて、オレフィンスルホネートには、少量の他の物質、例えばアルケンジスルホネートなどを、反応条件、反応物質の比率、オレフィンストックにおける出発物質のオレフィン及び不純物の性質、並びにスルホン化プロセス中の副反応に応じて含有させることができる。このようなα−オレフィンスルホネート混合物の非限定例は、米国特許第3,332,880号に記載されている。
パーソナルケア組成物で使用するのに適したアニオン性界面活性剤の別の種類は、β−アルキルオキシアルカンスルホン酸塩である。これらの界面活性剤は、次の式に従うものである。
Figure 0005902810
式中、R1は約6〜約20個の炭素原子を有する直鎖アルキル基であり、R2は約1〜約3個の炭素原子、好ましくは1個の炭素原子を有する低級アルキル基であり、Mは前記に記載したような水溶性のカチオンである。
本組成物での使用に適したアニオン性洗浄性界面活性剤としては、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリルモノグリセリド硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ココイル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書の組成物での使用に好適な両性又は双極性洗浄性界面活性剤には、毛髪ケア又は他のパーソナルケア洗浄での使用に既知のものが挙げられる。本組成物に用いるのに好適な両性洗浄性界面活性剤は、該技術分野において周知であり、脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができる脂肪族二級及び三級アミンの誘導体として広く記述される界面活性剤が挙げられるが、その際、脂肪族置換基の1つは約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つはカルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネートなどのアニオン性基を含有する。本発明に用いるのに好ましい両性洗浄性界面活性剤には、ココアンホアセテート、ココアンホジアセテート、ラウロアンホアセテート、ラウロアンホジアセテート及びこれらの混合物が挙げられる。好適な双極性又は両性界面活性剤の非限定的な例は、米国特許第5,104,646号及び同第5,106,609号に記載されている。
本組成物に用いるのに好適な双極性洗浄性界面活性剤は当該技術分野において周知であり、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム、及びスルホニウム化合物の誘導体として広く記述される界面活性剤が挙げられ、脂肪族ラジカルは直鎖又は分枝鎖であることができ、脂肪族置換基の1つは約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つはカルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスホネートのようなアニオン性基を含有する。ベタインなどの双極イオン性物質が好ましい。
好適な任意の界面活性剤としては、非イオン性及びカチオン性の界面活性剤が挙げられる。毛髪ケア又はパーソナルケア製品において用いられる当該技術分野において既知のあらゆるこのような界面活性剤を、任意の追加の界面活性剤が同様に組成物の必須成分に化学的及び物理的に適合性があるか、又はさもなければ、製品性能、審美性、若しくは安定性を過度に損なわないならば、用いてよい。本組成物に用いるのに適した他のアニオン性、双極性、両性、又は任意の追加の界面活性剤の非限定的な例は、McCutcheon’s,Emulsifiers and Detergents,2010 Annual Ed.(M.C.Publishing Co.出版)、並びに米国特許第3,929,678号、同第2,658,072号、同第2,438,091号、及び同第2,528,378号に記載されている。
また、所与の製品型に従来使用される成分のような、あらゆる他の好適な任意構成要素も、本発明のパーソナルケア組成物に含まれることができる。The Personal Care Product Council’s International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,Thirteenth Edition,2010は、本明細書の組成物に添加することができる幅広い種類の非限定的な機能材料について記述している。このような機能材料の種類の例としては、限定されるものではないが、研磨剤、吸収剤、香水、抗ニキビ剤、抗固化剤、消泡剤、抗微生物剤(例えば、ヨードプロピルブチルカーバメート)、抗真菌薬、抗酸化剤、結合剤、緩衝剤、充填剤、キレート剤、着色剤、化粧用収斂剤、化粧用殺生物剤、変性剤、収斂剤、外用鎮痛薬、フィルム形成剤、乳白剤、pH調整剤、植物誘導体、植物抽出物、植物組織抽出物、植物種子抽出物、植物油、植物、植物抽出物、保存剤、推進剤、還元剤、皮脂コントロール剤、金属イオン封鎖剤、美白剤、皮膚−コンディショニング剤(例えば、湿潤剤及び閉鎖剤)、並びに皮膚保護剤が挙げられる。他の好適な任意のパーソナルケア成分としては、米国特許出願第2010/0112100号の段落513〜839に列挙されている物質が挙げられる。
改善された有効性を示す試験
研磨材粒子を含むパーソナルケア組成物の有効性を、従来の粒子を含有するパーソナルケア組成物及び粒子を含有しないパーソナルケア組成物と比較することができる。実施例を以下に提供する。
Figure 0005902810
*1 スチレンとDVB 55(DVB 55はジビニルベンゼンとエチルビニルベンゼンとの55:45重量比の混合物、Dow Chemical Co.より市販)の重量比がおよそ50:50である発泡されて縮小された架橋スチレン−コ−ジビニルベンゼンコポリマーであり、次の粒子パラメータを有する:平均ECD=118マイクロメートル、平均粗度=0.11、平均円形度=0.40、平均ソリディティ=0.80。
*2 スチレンとDVB 55(DVB 55はジビニルベンゼンとエチルビニルベンゼンとの55:45重量比の混合物、Dow Chemical Co.より市販)の重量比がおよそ50:50である発泡されて縮小された架橋スチレン−コ−ジビニルベンゼンコポリマーであり、次の粒子パラメータを有する:平均ECD=218マイクロメートル、平均粗度=0.11、平均円形度=0.40、平均ソリディティ=0.82。
*3 Allied Signal Inc.(Morristown,NJ)より入手可能なAsensa(登録商標)SC 240。供給元によって報告された平均粒径は125マイクロメータ。
図4は、実施例2の酸化ポリエチレン粒子を示す電子顕微鏡画像である。図5は、実施例3の研磨材粒子Aを示す電子顕微鏡画像である。図6は、実施例4の研磨材粒子Bを示す電子顕微鏡画像である。
実施例1〜4の洗浄有効性は、次の方法に従って試験することができる。被験者の手首と肘の間の手の前腕の4つの4cm×3cmの部位に印をつける。メークアップ(即ち、エリザベスアーデンフローレスフィニッシュスポンジオンクリーム−ウォームベージュ)を4つの部位のそれぞれに塗布する。スポンジを適度な圧力でメークアップにわたって3回滑らせることによってメークアップスポンジに1回分を取って、各部位に対してメークアップを塗布する。メークアップが部位から外に出ないようにしながら、メークアップのついたスポンジを試験部位にわたって(適度な圧力で)3回滑らせる。メークアップを5分間乾燥させる。1つの部位を代表的な製剤で洗浄する。代表的なクレンザー製品約0.50cm3を試験部位に塗布する。この部位内のクレンザーを、人差指と中指を一緒に用いて円を描くように上下に動かして15秒間こする。人差指と中指を一緒に用いて円を描くように上下に動かしてこすりながら、この部位を流水下で10秒間すすぐ。メークアップ残留物を除去しないように注意しながら、この部位をペーパータオルで軽くたたく。部位を5分間乾燥させる。メークアップリムーバー(例えば、Lancome Bi−Facilメークアップリムーバー)1000uLを染み込ませた清潔な丸いコットン(例えば、Johnson & Johnson社のJohnson’s Pure Cotton Cosmentic Rounds)を使用して、試験部位のメークアップ残留物を除去する。メークアップリムーバーが染み込んだパッドを中指に巻き付け、人差指と薬指でこれをしっかり保持しながら、このパッドで試験部位を2回拭う。パッドを180°回転させ、最初に2回拭った方向に対して垂直な方向に試験部位を2回拭う。コットン上に収集した残留メークアップの色値を、クロマメーター(例えば、Minolta Chromameter CR−200)を使用して分析する。測定は、残留メークアップが収集されたコットンの中心で実施される。各コットンに関して色値の3つの測定値L*、a*、及びb*を得る。デルタE(即ち、総合色差)を計算する。実施例1〜4のデルタEが下の表に報告されている。感覚的感触データは、実施例の肌ざわりの主観的評価である。
Figure 0005902810
高いデルタE値は、製品による皮膚上の残留物がより多いことを示し、低いデルタE値は、メークアップ残留物が少ないことを示す。試験結果は、本明細書に記載される研磨材粒子を有するパーソナルケア組成物は、許容可能な感触特性をもたらすと同時に、良好な洗浄有効性を提供することを実証している。
例示的なパーソナルケア組成物
以下の処方は、好適なパーソナルケア組成物の、限定を意図しない、データの裏付けのない実施例である。必要に応じ、成分はINCI名にて参照される。主題発明の特定の実施形態を記載してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、主題発明の様々な変更や修正が可能であることが当業者には明らかであろう。実施例1〜12は、研磨材粒子によってもたらされる改善された剥離及び/又はマイクロクリスタルピーリング利益を有するスキンケア組成物である。
Figure 0005902810
Figure 0005902810
1.シクロペンタシロキサン中12.5%ジメチコンクロスポリマー。Dow Corningから入手可能。
2.シクロペンタシロキサン中ジメチコン架橋ポリマー。Dow Corningから入手可能。
3.例えば、Tospearl 145A又はTospearl 2000。GE東芝シリコーン社から入手可能
4.PFM(250〜500μm)着色ビーズ。Kobo社から入手。
5.ジメチコン中25%ジメチコンPEG−10/15クロスポリマー。信越化学工業株式会社から入手可能
6.鉱油中PEG−15/ラウリルジメチコン架橋ポリマー。Shin−Etsu社から入手。
7.Jeenate 3Hポリエチレンワックス。Jeen社から入手可能。
8.ステアリルジメチコン。Dow Corningから入手可能。
9.ビス−PEG/PPG−14/14ジメチコン。Degussaから入手可能
10.PEG−10ジメチコン。信越化学工業株式会社から入手可能
11.疎水変性TiO2被覆雲母。Kobo社から入手。
12.ジメチコン/ジメチコノール配合物。Dow Corning社から入手。
13.ポリメチルシルセスキオキサン。General Electric社から入手。
14.雲母及び酸化鉄。Eckart社から入手。
15.ポリエチレン粉末。Equistar社から入手可能。
16.ジオレオイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート混合物。Degussa Care & Surface Specialties(Hopewell,VA)から入手可能。
17.担体中ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド。Sanyo Performance Chemicals(JP)から入手可能。
18.ヘキサミジンジイセチオネート。Laboratoires Serobiologiques社から入手可能。
19.DMDM Hydrantoinとヨードプロピニルブチルカルバメートとの配合物。Lonza,Inc.から入手可能。
20.Ajinomoto U.S.A.,Inc.,(Paramus NJ)から入手可能。
21.TiO2と水、グリセリン、ポリアクリレート、及びメチルパラベン。Kobo Products社から入手可能。
22.ポリアクリルアミド、C13〜14イソパラフィン、及びラウレス−7の配合物。Seppic社から入手。
23.前述の「改善された有効性を示す試験」に記載の通り
実施例1、好適な容器の中で相Aの成分を組み合わせる。別の好適な容器で、相Bの成分を組み合わせる。各相が温度に達して均質となるまで、それぞれを好適なミキサー(例えば、アンカーブレード、プロペラブレード)を用いて混合しながら75〜80℃まで加熱する。相Aを混合し続けながら、相Bを相Aに徐々に加える。バッチが均一になるまで混合し続ける。生成物をUltra−Turraxホモジナイザー(IKA、Inc)又は同等物で均質化し、生成物を75〜80℃で好適な容器に流し込む。容器を室温で静置して少なくとも12時間保管する。
実施例2〜4、7〜10、及び12では、相Aの成分を好適な容器の中で組み合わせ、好適なミキサーを使用して均質になるまで混合する(必要に応じて加熱しながら)。相Bの成分を別の容器の中で組み合わせ、好適なミキサーを使用して均質になるまで混合する(必要に応じて加熱しながら)。相Aを混合し続けながら、相Bを相Aに徐々に加える。バッチが均一になるまで引き続き混合する(必要に応じて加熱しながら)。生成物をUltra−Turraxホモジナイザー(IKA、Inc)又は同等物で均質化し、生成物を好適な容器に流し込む。
実施例5〜6及び11では、成分を好適な容器の中で組み合わせ、均一になるまで混合する(必要に応じて加熱しながら)。全成分を溶解させるため、組成物を温める。組成物が均一になったら、この生成物を好適な容器に注ぎ込む。
実施例13及び14はボディクレンジング組成物として使用されてもよい。
Figure 0005902810
実施例15〜18は洗顔組成物として使用してもよい。
Figure 0005902810
* 供給元の使用指示書に従い、塩基をアクリレートコポリマーの活性化に使用する。
** 配合物を低pHに調整するために、酸を使用することができる。
1.Carbopol Aqua SF−1(登録商標)(Noveon(商標),Inc.)
2.Carbopol Ultrez 21(登録商標)(Noveon(商標),Inc.)
3.Miranol(登録商標)Ultra L32(Rhodia)
4.Glucamate LT(登録商標)(Chemron)
5.Crothix(登録商標)(Croda)
実施例15〜18では、Carbopol(登録商標)を処方の脱イオン化遊離水に添加する。カチオン性界面活性剤及びベタイン界面活性剤を除いて全部の界面活性剤を添加する。pHが6未満の場合には、中和剤(典型的には、塩基、例えばトリエタノールアミン、水酸化ナトリウム)を添加して、6超のpHに調整する。必要ならば、穏やかに加熱して、粘度を低下させ、空気同伴の最少化を援助する。ベタイン及び/又はカチオン性界面活性剤を添加する。コンディショニング剤、追加のレオロジー変性剤、真珠光沢化剤、カプセル化材料、剥離剤、防腐剤、染料、芳香剤、研磨性粒子及び他の所望の成分を添加する。最後に、所望ならば、pHを酸(即ち、クエン酸)により低下させ、塩化ナトリウムを添加することにより粘度を増加する。
パーソナルケア組成物の使用方法
本発明のパーソナルケア組成物は、多くのケラチン性組織の状態を改善又は調整するのに有用であり得る。パーソナルケア組成物の使用方法に関連して用いるとき、「調整する」とは、皮膚外観及び/又はケラチン性組織の感触の劣化が全くかほとんどない状態で外観及び/又は感触を維持することを意味し、「改善する」とは、ケラチン性組織の外観及び/又は感触に好ましい変化の影響を与えることを意味する。ケラチン性組織の外観及び/又は感触の利益は、即時的又は長期にわたる利益であってもよい。
調整又は改善され得るケラチン性組織の状態としては、限定されるものではないが、ケラチン性組織の厚化(例えば、皮膚の表皮及び/若しくは真皮並びに/又は、皮下層、並びに該当する場合には爪及びまつげなどの毛幹のケラチン層の生成)、哺乳動物の皮膚の萎縮、柔軟化及び/又は平滑化、かゆみ、目の下の隈及び/又は腫脹した目もとの外観、血色の悪さ、たるみ(例えば、グリケーション)、日焼け、落屑、剥離、及び/又は代謝回転の増大、哺乳類の皮膚の毛穴サイズ、脂ぎっている及び/又はてかてかしている外観、症後色素沈着過度などの色素沈着過度、哺乳類の皮膚のクモ状血管及び/又は赤いしみ、小じわ及びしわ、乾燥(例えば、荒れ、鱗屑、粉状の剥がれ)、セルライト、並びににきびが挙げられる。
調整又は改善され得るケラチン性組織の状態としては、ケラチン性組織の老化による目視及び触知できる程認知可能な全ての外面への現れ、並びにあらゆるマクロ又はミクロ的現象などであるが、これらに限定されない皮膚老化の兆候が挙げられる。これらの兆候は、次のものが挙げられるが、これらに限定されないプロセスによって生じ得る:しわ及び粗くて深いしわ、小じわ、皮膚の線、裂け目、こぶ、大きな毛穴、不均一さ又は粗さ等の組織断絶の発達;皮膚弾力性の低下;変色(目の下のくまを包含する);しみ;血色の悪さ;加齢しみ及びソバカス等の色素沈着異常を起こした皮膚領域;角化症;異常分化;超角質化;弾力線維症;コラーゲン破壊、並びに角質層、真皮、表皮、脈管系(例えば、毛細血管拡張症又はクモ状血管)及び皮下組織(例えば、脂質及び/又は筋肉)、特に皮膚に最も近いものにおけるその他の組織構造の変化。
本発明のパーソナルケア組成物は、損傷を受けたケラチン性組織を改善又は調製するのに有用であり得る。「損傷を受けたケラチン組織」とは、例えば物理的な及び/又は化学的な刺激に曝された後で不快感、炎症、好ましくない又は不整な外観等を示すケラチン組織を意味する。損傷を受けたケラチン組織の非限定的な例としては、やけど(例えば、日焼け、風焼け、熱傷)、発疹(例えば、おむつかぶれ、髭剃りかぶれ、及びアレルゲン誘導性発疹)、変色(例えば、退色、染色、又は色素沈着異常)、切れ目や切り傷(例えば、髭剃りによる損傷)、並びに乾燥した皮膚、ひび割れた皮膚、又は荒れた皮膚(例えば、風、寒さ、及び/又は低湿度ヘの曝露による)が挙げられる。損傷の非限定的な例としては、放射線、風、低湿度、アレルゲン、汚染源、化学的な及び自然の刺激、体液、体外排泄物、過剰な水分、細菌、真菌、等が挙げられる。
ケラチン組織の状態の調整及び改善は、安全かつ有効な量の本発明の組成物をケラチン組織に局所塗布することを伴う。塗布される組成物の量、塗布頻度、及び使用期間は、所与の組成物の活性物質及びその他の構成成分、並びに所望の調整レベルにより大きく変わる。
特定の実施形態では、本組成物は、ケラチン性組織、より具体的には皮膚に、長期にわたって塗布される。「長期にわたる局所適用」とは、被術者の生存期間中のある期間にわたる組成物の日常的又は周期的な塗布を意味する。好適な期間としては、少なくとも約1週間、少なくとも約1か月、少なくとも約3か月、少なくとも約6か月、及び少なくとも約1年が挙げられる。典型的には、適用はこのような長期間にわたって1日当たり約1回程度であり得るが、適用の度合いは1週間当たり約1回から1日当たり約3回又はそれ以上まで変動させることができる。
本発明の組成物は、皮膚の外観及び/又は感触に関する効果を提供するために広範囲の量を使用することができる。通常1回の塗布で塗布される本発明の組成物の量は、ケラチン性組織、より具体的には皮膚の1cm2当たりmg単位の組成物である。好適な塗布量は、約0.1mg/cm2〜約20mg/cm2又は約0.5mg/cm2〜約10mg/cm2である。
組成物を使用することができる好適なケラチン性組織は、顔、毛髪、及び/又は爪の外側部分の任意の部位である。例えば、パーソナルケア組成物は、顔、唇、目の下の領域、瞼、頭皮、首、胴体、腕、手、脚、指の爪、足指の爪、頭毛、まつげ、眉毛などに塗布され得る。一実施形態では、パーソナルケア組成物は、額、眼窩周囲、頬、口の周囲、顎、及び鼻の皮膚表面のうちの1つ以上を指す「顔の皮膚表面」に塗布される。
リーブオンの形態の場合、パーソナルケア組成物はケラチン性組織上に少なくとも約15分間、少なくとも約30分間、少なくとも約1時間、又は数時間(例えば、12時間以上)にわたって付着したままとすることができる。
本発明の組成物の適用は、例えば、手のひら及び/又は指、用具、例えば、コットンボール、綿棒、パッドなどを用いて行うことができる。
本組成物は、ボトル、ジャー、チューブ、サッシェ、パウチ、容器、パウチ、容器、ボトル、バイアル瓶、アンプル、コンパクトなどから分配することができ、あるいは拭き取り用品などの送達形態の内部に、一体型として含有させることができる。本組成物の塗布は、手の平及び/又は指を用いて行ってもよい。塗布は、綿球、綿棒、パッド、ブラシ、点眼びん、パフ、スポンジ、棒、拭き取り用品、フォーム、不織布基材、マスク、回転塗布式塗布器、スティック式塗布器、ペン型塗布器、スプレー式塗布器、アトマイザー、かみそりなどの装置又は用具の補助により行ってもよい。活性物質は、2つの基材に挟まれる、破壊可能なパウチに含有させてもよい。
試験方法
1.濁度(NTU)−製造業者から提供された手順に従って調整されたHach 2100P濁度計を使用して、濁度(NTU:Nephelometric Turbidity Units(比濁度計濁度単位)で測定)を測定した。サンプルバイアルに代表的なサンプルを15mL入れ蓋をし、操作指示書に従って洗浄する。必要な場合、真空を適用するか又は超音波浴を使用することによって、サンプルを脱気してあらゆる気泡を除去する(手順に関する説明書を参照のこと)。自動範囲選択により、濁度を測定する。
2.粘度−粘度は、T−Cバースピンドルを用い、ブルックフィールド粘度計によって測定される(ヘリオパス設定5rpm、25℃)。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
相互参照されるか又は関連する全ての特許又は特許出願を含む、本願に引用される全ての文書を、特に除外すること又は限定することを明言しないかぎりにおいて、その全容にわたって本願に援用するものである。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (7)

  1. ケラチン性組織を洗浄するためのパーソナルケア組成物であって、
    a)次のi)〜iv)のパラメータを有する研磨材粒子と、
    i)100μm〜250μmの平均円相当径
    ii)0.35〜0.45の平均円形度
    iii)0.75〜0.85の平均ソリディティ、および
    iv)0.05〜0.15の平均粗度
    b)前記組成物の1重量%〜10重量%の洗浄性界面活性剤と、
    c)皮膚科学的に許容可能な担体と、
    を含むパーソナルケア組成物。
  2. 前記組成物の1重量%〜95重量%の水を更に含む、請求項1に記載のパーソナルケア組成物。
  3. 前記組成物の1重量%〜95重量%の油を更に含む、請求項1に記載のパーソナルケア組成物。
  4. 前記油が、直鎖シリコーン、環状シリコーン、パラフィン系炭化水素、脂肪族エステル、炭化水素油、カチオン性シリコーン流体、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項3に記載のパーソナルケア組成物。
  5. 多糖類、ガム類、カルボン酸ポリマー、スルホン酸化ポリマー、アクリルアミドポリマー、ポリアルキルグリコール、ポリグリセリン、シリコーンエラストマー、シリコーンガム、シリコーンワックス、ポリアミド、ポリシリコーン−ポリアミドコポリマー、天然及び合成ワックス、天然又は合成モンモリロナイト鉱物、シリカ、シリケート、これらの誘導体、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される構造化剤を更に含む、請求項1に記載のパーソナルケア組成物。
  6. 糖アミン、ビタミン、油調整剤、フィトステロール(photosterols)、ヘキサミジン化合物、引き締め剤、抗しわ活性物質、抗萎縮活性物質、フラボノイド類、N−アシルアミノ酸化合物、レチノイド、ペプチド、紫外線活性物質、光安定剤、抗セルライト剤、剥離活性物質、抗にきび活性物質、抗酸化剤、ラジカルスカベンジャー、コンディショニング剤、抗炎症剤、日焼け活性物質、皮膚美白剤、制汗活性物質、感覚剤、抗ふけ剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される活性物質又は作用剤を更に含む請求項1に記載のパーソナルケア組成物。
  7. 前記活性物質又は作用剤が、グルコサミン、グルコサミン誘導体、デヒドロ酢酸の塩、サリチル酸、ヘキサミジンジイセチオネート、ジアルカノイルヒドロキシプロリンの塩、N−アシルフェニルアラニン、ジペプチド、ペンタペプチド、二酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、ブチル化ヒドロキシトルエン、ジヒドロキシアセトン、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項6に記載のパーソナルケア組成物。
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