JPH02295779A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、記録計やプリンタなどの記録紙上にペンや
記録ヘッドにより記録を行なう記録装置に関する。

（従来の技術） 従来、記録計のような記録装置では、チャートスピード
、測定レンジなどをスイッチや切換ダイヤルなどで設定
するようになっている。また、近年のマイクロプロセッ
サ内蔵のプログラマブル記録計では、記録条件も日付、
時刻、工業単位、警報設定など多種多様に渡り、かつ複
雑化してきており、個別のスイッチで対応することは困
難となり、キーボード操作によって設定することが一般
的になってきている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このようなキーボードにより記録条件を
設定する記録計では、個別のスイッチにより記録条件を
設定する場合と比較して操作手順という要素が加わり、
初心者には記録条件の設定操作が分かりづらいという問
題点があった。

また、プリンタにおいても、各種パーソナルコンピュー
タへの対応、フォント選択、モードの選択などの設定が
あるが、従来はディジスイッチやＲＯＭカートリッジの
着脱などにより対応していたが、これもマニュアルを見
なければ適切な設定が出来ない問題点があった。

この発明はこのような従来の問題点に鑑みて成されたも
ので、初心者でも記録条件の設定、変更が容易に行なえ
る記録装置を提供することを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） この発明の記録装置は、記録紙を少なくとも一方向に送
る記録紙送り機構と、記録紙の送り方向と直交する方向
に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジ上に搭載
され、記録紙上に記録を行なう記録機構と、前記キャリ
ッジ上に搭載され、記録紙上の記録条件マークを読み取
る読取りヘッドと、前記読取りヘッドで読み取った記録
条件マークに従うて記録装置に対して記録条件を設定す
る記録条件設定手段とを備えたものである。

（作用） この発明の記録装置では、通常の記録動作では記録紙送
り機構により記録紙を送り出しながら、それと直交する
方向に往復移動するキャリッジ上の記録機構により記録
紙上に入力に応じた記録を連続的に行なう。

そして、記録条件の設定、あるいは必要な変更が生じた
時には記録紙上にあらかじめ決められているフォーマッ
トで記載されている記録条件設定用記録紙を使用し、記
録条件をマークの塗り潰しにより設定し、この記録条件
設定用記録紙を記録紙送り機構に取り付け、キャリッジ
上の読取りヘッドにより読み取らせるようにする。

のオペレータの操作により、記録装置側では記録ヘッド
が記録条件マークから読み取った記録条件を記録条件設
定手段によって新たに設定することができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。

第１図はこの発明の一実施例としての記録計の機構図で
あり、この実施例の記録計は記録紙１を一方向に送るス
ブロケット付きドラム２と、このドラム２を回転させる
ためのギア機構３と、チャートモータ４と、記録紙１の
送り方向と直交する方向に往復移動するキャリッジ５と
、キャリッジ５を移動させるための繰り糸６と、ブーリ
７と、キャリッジモータ８と、キャリッジ５に搭載され
た記録ヘッド９と、読取りヘッド１０と、通常の記録モ
ードと記録条件設定モードとを切り換える切換スイッチ
１１とを備えている。

読取りヘッド１０は反射型のフォトインタラブタであり
、記録紙１上の読取り対象スポットが黒であるか白であ
るかを反射率の差によって１または０として読み取るこ
とができるセンサで構成されている。

第２図はこの記録計の電気回路構成を示すものであり、
この記録計の全体的な動きを制御するＣＰＵ１２と、こ
のＣＰＵ１２の演算プログラムを内蔵するＲＯＭＩ　３
と、入出力データを記憶するＲＡＭ１４と、アナログ信
号をディジタル信号に変換して入力とするＡ／Ｄ変換器
１５と、記録紙１を送り出すためのギア機構３を介して
ドラム２を回転駆動するチャートモータ４の回転制御を
行なう紙送りモータドライバ１６と、キャリッジモータ
８の回転制御を行なうキャリッジモータドライバ１７と
を備えている。

また、記録ヘッド９を制御するヘッドドライバ１８と、
読取りヘッド１０からの読取り信号に対するセンサＩ／
Ｆ１９とを備えている。

読取りヘッド１０が読み取る記録条件設定用記録紙２０
は第３図に示すように記録紙１と同様の仕様であり、こ
の記録条件設定用記録紙２０上に必要な記録条件のすべ
ての項目とそれに対応した設定内容のマーク欄が予め印
刷されている。

次に、上記の実施例の記録計の動作について説明する。

ＣＰＵ１２はモード切換スイッチ１１の状態を読取り、
それが通常の記録モード側にあれば通常の記録を行ない
、記録条件設定モードであれば記録条件の読み込み動作
を行なう。

通常の記録モード 通常の記録モードであれば、チャートモータ４を紙送り
モータドライバ１６により回転させて、その回転をギア
機構３を介してスブロケット付きドラム２に伝達し、ド
ラム２を回転させて記録紙１を一定の速度で送り出す。

そして、この記録紙１の送り動作と同期してキャリッジ
モータ８をキャリッジモータドライバ１７により回転さ
せ、その回転動作をブーリ７とプーり７に巻き付けられ
た繰り糸６により記録紙１の送り方向と直交する方向の
往復動作に変換してキャリッジ５を往復動作させ、キャ
リッジ５に搭載された記録ヘッド９により記録紙１上に
信号波形などの記録を行なっていく。

記録条件設定モード 記録条件の新たな設定や変更の必要が生じた場合には、
予め記録条件設定用記録紙２０に設定したい条件をマー
クした後にこの記録条件設定用記録紙２０を記録計にセ
ットする。

この記録条件設定用記録紙２０は第３図に示すようにす
べての設定項目について設定内容を選択してマークでき
る欄が設けられている。なお、この第３図では記録計の
１つの入力チャンネルに関する設定欄が示されているが
、チャートスピードなどの記録計の各チャンネルで共通
の項目については図示されていない。そこで、各チャン
ネル共通の項目についてはこの記録紙２０の別の箇所に
第４図に示すようなフォーマットで印刷されているもの
とする。

なお、第３図において２１は１チャンネルごとの基準位
置マークを示し、２２は当該マークシ一ト部分に記録条
件がマークされているかどうかを識別するためのチェッ
クマーク、２３は１チャンネル分の記録条件設定が完了
することを示すエンドマークである。

このようにして必要事項をマークした記録条件設定用記
録紙２０を記録計にセットした後、モード切換スイッチ
１１を記録条件設定モード側に切り換えると、記録条件
設定動作をＣＰＵ１２が開始する。そして、記録条件設
定動作は次のような手順で行われる。

まず、キャリッジモータ８を駆動してプーり７、繰り糸
６を介して、読取りヘッド１０が記録条件設定用記録紙
２０の基準位置マーク２１を検出できるＸ方向の位置に
くるようにキャリッジ５を移動させる。

続いて、チャートモータ４を駆動して読取りヘッド１０
が記録条件設定用記録紙２００基準位置マーク２１を検
出するまで記録条件設定用記録紙２０を移動させる。尚
、この時、例えば３００１１１以上も記録紙２０を移動
させても基準位置マークが検出できないならば、エラー
表示、アラーム出しなどによりオペレータに知らせるよ
うにしてもよい。

次にはキャリッジモータ８を駆動してブーリ７、繰り糸
６を介してキャリッジ５を記録紙２０の幅方向に左から
右に移動させながら、読取りヘッド１０により記録紙２
０上のマークを１行分読み取る。この時の読取りヘッド
１０からの出力は第５図のようになり、白か黒かでマー
クの有無を判断することができる。

さらに続いて、キャリッジモータ８を駆動してプーリ７
、繰り糸６を介してキャリヅジ５を左端に戻し、またチ
ャートモータ４を駆動してギア機構３およびドラム２を
介して記録条件設定用記録紙２０をさらに１行分送り出
す。そして、新たに送り出されてきた１行分について、
同様にマークの有無を判断し、以下、１行分ずつ記録紙
２０を送り出してはマークの読み込みを読取りヘッド５
により繰り返し行なう。

読取りヘッド５が１チャンネル分のマークシ一トについ
てそのエンドマーク２３を検出した時には、今までに読
み取った情報をＣＰＵ１２が解釈し、それが適切な設定
であれば記録計の内部の設定条件を読み取った設定条件
に変更し、さらに読み取ったチャンネルのマークシ一ト
の左端に記録ヘッド９により“ＯＫ”と印字させ、読み
取った設定条件が適切なものではない時には“ＮＧ”と
印字させるようにする。

このようにして、記録計の記録条件を新たに設定したり
変更したりする必要が生じた場合には、マークシ一ト形
式で記録条件コードが印刷されている記録条件設定用記
録紙を用いて、必要な記録条件をマークの塗り潰しによ
って記入し、この記録条件設定用記録紙を記録計にセッ
トし、記録条件設定モードに切り換えて読取りヘッドを
用いて記録紙から記録条件情報を読み取るようにしてす
ることにより、初心者のオペレータであっても複雑な手
順を経ることなく記録条件を容易に設定することができ
るようになる。

尚、この発明は上記の実施例に限定されることはなく、
特に記録条件設定用記録紙については第６図（ａ）〜（
ｃ）に示すように記録ヘッド９にＣＰＵ１２の制御の下
で記録条件設定モードにした時に自動的にマークシ一ト
が通常の記録紙１の上に印字されるようにし、このマー
クシ一トにオペレータが記入するようにしたり、あるい
は通常の記録紙１の裏面にマークシ一トを印刷しておい
たり、さらには通常の記録紙１の最初の部分に予めマー
クシ一トを印刷しておき、記録条件の設定が必要になっ
た時にはこのマークシート部分に記入するようにしても
よい。

さらに、読取りヘッドについても、第７図（ａ）（ｂ）
に示すように通常の記録計において予め記録紙検出用に
設けられている記録紙検出ヘッド２５を利用し、これに
より記録条件設定マークを読み取るようにしてもよい。

また、第８図に示すように記録計に設けられているイン
ク切れ検出ヘッド２６があれば、これをマーク読み取り
用に兼用させることも可能である。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、記録条件設定用記録紙
上に記入されているマークを読取りヘッドによって読取
り、記録条件設定を自動的に行うようにしているため、
記録条件の新たな設定や変更の必要が生じた場合にはオ
ペレータがこの記録条件設定用記録紙上のマークの必要
な箇所を塗り潰し、新たな記録条件が記入された記録紙
を記録装置にセットし、記録条件設定モードに切り換え
るだけで読取りヘッドが新たな記録条件を読みとって自
動的に新たな記録条件に設定することができ、オペレー
タが記録条件の設定操作に不慣れであってもキーボード
操作のような難しい手順を必要としないために容易に正
しい記録条件を設定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の機構図、第２図は上記の
実施例の回路ブロック図、第３図は上記の実施例で使用
する記録条件設定用記録紙の説明図、第４図は上記の実
施例で使用する記録条件設定用記録紙のチャートスピー
ド設定マーク部分を示す説明図、第５図（ａ），（ｂ）
は上記の実施例における記録条件設定マークの読取り動
作を説明する説明図、第６図（ａ）〜（Ｃ）それぞれは
上記の実施例に使用することのできる記録条件設定用記
録紙の他の例を示す説明図、第７図（ａ），（ｂ）はこ
の発明の他の実施例の説明図、第８図はこの発明のさら
に他の実施例の説明図である。 １０・・・読取りヘッド １１・・・モード切換スイッチ ２０・・・記録条件設定用記録紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録紙を少なくとも一方向に送る記録紙送り機構と、記
   録紙の送り方向と直交する方向に往復移動するキャリッ
   ジと、前記キャリッジ上に搭載され、記録紙上に記録を
   行なう記録機構と、前記キャリッジ上に搭載され、記録
   紙上の記録条件マークを読み取る読取りヘッドと、前記
   読取りヘッドで読み取った記録条件マークに従って記録
   装置に対して記録条件を設定する記録条件設定手段とを
   備えて成る記録装置。