JP2805980B2 - レコーダ - Google Patents

レコーダ

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JP2805980B2
JP2805980B2 JP2141182A JP14118290A JP2805980B2 JP 2805980 B2 JP2805980 B2 JP 2805980B2 JP 2141182 A JP2141182 A JP 2141182A JP 14118290 A JP14118290 A JP 14118290A JP 2805980 B2 JP2805980 B2 JP 2805980B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、レコーダに関するものであり、詳しくは、
記録機構の改良に関するものである。
<従来の技術> レコーダの一種に、円周方向に沿って時間目盛が設け
られた円形チャートの半径方向に沿ってアナログ入力信
号の大きさを記録するように構成されたものがある。
第8図は従来のこのようなレコーダの一例を示す構成
説明図である。第8図の装置では、アームの長さの異な
る4本のペンP1〜P4が支点が一致するようにして配置さ
れている。円形チャート1には円周方向に沿って一定の
間隔で複数の時間目盛2が設けられている。この時間目
盛2は、4本のペンP1〜P4の内、最もアームの短いペン
P1の軌跡に対応するように設けられている。
このような構成において、円形チャート1は1回転あ
たり1時間から4000時間以上に及ぶ広い範囲の設定速度
で回転駆動される。一方、各ペンP1〜P4はそれぞれのア
ナログ入力信号の大きさに応じて円形チャート1のほぼ
半径方向に沿って変位し、円形チャート1上にアナログ
入力信号の大きさを記録する。
このように構成されるレコーダによれば、円形チャー
ト1上には常に記録結果全体が現れているので、長期間
に渡るアナログ入力信号の変化の状態などが一目で把握
できるという利点があり、比較的変動の緩かな測定結果
の記録手段として各種の分野で広く用いられている。
<発明が解決しようとする課題> しかし、このような従来のレコーダでは、以下のよう
な問題がある。
記録ペンの数が増えるのに従って駆動要素が増加し、
部品点数も増え、小形化が困難になる。
複数の記録ペンを設けるのにあたって、各記録ペンの
アームの長さを異ならせて記録ペン相互間のギャップを
確保しなければならない。この結果、各記録ペンにより
記録される円弧の軌跡の半径はアームに応じたものにな
り、チャート上の記録結果の時間の同期(位相)をとる
ことは不可能である。このために、複数の記録結果に基
づいて相互間の時間関係を加味しながら信号解析を行う
ことは困難である。
円形チャートの交換にあたっては、各記録ペンを円形
チャートからアップさせて邪魔にならない位置に移動さ
せなければならず、作業に相当の時間を要する。
記録ペンによる記録が円弧書きのため、円弧に沿った
目盛がリニアにならない。
円形チャートを回転駆動するための機構が必要であ
る。
記録軌跡の読み取りにあたって、複数の記録ペンが常
に円形チャート上に位置しているので邪魔になることが
ある。
時間分解能を高めるために円形チャートの回転速度を
高めても1回転分しか記録できず、記録時間が制限され
てしまう。
本発明は、このような点に着目したものであり、その
目的は、円弧書きを行う記録ペンに起因する不都合およ
び円形チャートを用いることに起因する不都合を解決し
たレコーダを提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明のうち請求項1記載のレコーダは、 チャートと、記録ヘッドが取り付けられたキャリッジ
をチャート上で少なくともX方向またはY方向に移動さ
せるキャリッジ移動手段と、少なくともアナログ入力信
号の大きさに基づいてチャート上の記録位置を演算する
記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッジをチャー
トの記録領域外の休止位置に停止させ、記録時にはキャ
リッジを記録位置演算手段で演算された所定の記録位置
に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に駆動して記
録を行わせる記録制御手段を具備したレコーダにおい
て、 チャートとして無地のチャートを用い、 この無地のチャートに円形チャートとしての目盛パタ
ーンを描いてから記録を行うことを特徴とする。
請求項2記載のレコーダは、 チャートと、記録ヘッドが取り付けられたキャリッジ
をチャート上で少なくともX方向またはY方向に移動さ
せるキャリッジ移動手段と、少なくともアナログ入力信
号の大きさに基づいてチャート上の記録位置を演算する
記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッジをチャー
トの記録領域外の休止位置に停止させ、記録時にはキャ
リッジを記録位置演算手段で演算された所定の記録位置
に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に駆動して記
録を行わせる記録制御手段を具備したレコーダにおい
て、 操作対象の測定データと測定回路から出力される操作
対象に関連した測定データの偏差を検出して偏差に対す
る調節制御演算を施して操作対象に対する操作信号を生
成して各操作対象に出力する調節制御演算部を設け、 設定値と測定値とをチャートの同一時間軸上に記録す
ることを特徴とする。
請求項3記載のレコーダは、 チャートと、記録ヘッドが取り付けられたキャリッジ
をチャート上で少なくともX方向またはY方向に移動さ
せるキャリッジ移動手段と、少なくともアナログ入力信
号の大きさに基づいてチャート上の記録位置を演算する
記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッジをチャー
トの記録領域外の休止位置に停止させ、記録時にはキャ
リッジを記録位置演算手段で演算された所定の記録位置
に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に駆動して記
録を行わせる記録制御手段を具備したレコーダにおい
て、 チャートとして送り方向に沿って時間目盛が設けられ
たストリップチャートを用い、 キャリッジ移動手段としてキャリッジをX,Y方向に移
動させるものを用い、 記録位置演算手段として時間信号およびアナログ入力
信号の大きさに基づいてストリップチャート上の記録位
置を演算するものを用いることを特徴とする。
請求項4記載のレコーダは、 チャートと、記録ヘッドが取り付けられたキャリッジ
をチャート上で少なくともX方向またはY方向に移動さ
せるキャリッジ移動手段と、少なくともアナログ入力信
号の大きさに基づいてチャート上の記録位置を演算する
記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッジをチャー
トの記録領域外の休止位置に停止させ、記録時にはキャ
リッジを記録位置演算手段で演算された所定の記録位置
に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に駆動して記
録を行わせる記録制御手段を具備したレコーダにおい
て、 チャートとして送り方向に沿って時間目盛が設けられ
たストリップチャートを用い、 キャリッジ移動手段としてキャリッジをストリップチ
ャートの送り方向と直交する方向に移動させるものを用
い、 記録位置演算手段としてアナログ入力信号の大きさに
基づいてストリップチャート上の記録位置を演算するも
のを用いることを特徴とする。
そして請求項5記載のレコーダは、 チャートと、記録ヘッドが取り付けられたキャリッジ
をチャート上で少なくともX方向またはY方向に移動さ
せるキャリッジ移動手段と、少なくともアナログ入力信
号の大きさに基づいてチャート上の記録位置を演算する
記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッジをチャー
トの記録領域外の休止位置に停止させ、記録時にはキャ
リッジを記録位置演算手段で演算された所定の記録位置
に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に駆動して記
録を行わせる記録制御手段を具備したレコーダにおい
て、 チャートとして送り方向に沿って時間目盛が設けられ
たストリップチャートまたは円周方向に沿って時間目盛
が設けられた円形チャートを選択的に用い、 記録位置演算手段として時間信号およびアナログ入力
信号の大きさに基づいて円形チャート上の記録位置を演
算する第1の演算手段と少なくともアナログ入力信号の
大きさに基づいてストリップチャート上の記録位置を演
算する第2の演算手段とが使用するチャートに応じて選
択できるように構成されたものを用いることを特徴とす
る。
<作用> まず各請求項に記載された発明に共通する基本作用と
して、記録ヘッドが取り付けられたキャリッジは、非記
録時はチャートの記録領域外に休止していて、記録時に
は少なくともアナログ入力信号の大きさに基づく記録位
置演算結果に従ってキャリッジ移動機構により選択的に
チャート上の記録位置に移動させられる。そして、記録
ヘッドは、キャリッジが所定の記録位置に到達した時点
で選択的に駆動されてチャート上に記録を行う。
加えて、請求項1記載の発明によれば、無地のチャー
トを用い、円形チャートの目盛パターンを描いてから記
録を行うので、チャートの位置決め条件を緩和できる。
請求項2記載の発明によれば、調節制御演算部を設
け、設定値と測定値をチャートの同一時間軸上に記録で
きるので、長時間に及ぶ調節制御対象の制御推移の状況
をも一目で的確に把握できる。
請求項3記載の発明によれば、チャートとして送り方
向に沿って時間目盛が設けられたストリップチャートを
用い、キャリッジを時間信号およびアナログ入力信号の
大きさに基づく記録位置演算結果に応じてX,Y方向に移
動させながら記録するので、円形チャートを用いた場合
のような記録時間の制限を緩和できる。
請求項4記載の発明によれば、チャートとして送り方
向に沿って時間目盛が設けられたストリップチャートを
用い、キャリッジをアナログ入力信号の大きさに基づく
記録位置演算結果に応じてストリップチャートの送り方
向と直交させながら記録するので、円形チャートを用い
た場合のような記録時間の制限を緩和できるとともに、
時間信号に基づく記録座標位置演算が不要になる。
請求項5記載の発明によれば、用途に応じて円形チャ
ートとストリップチャートとを使い分けることができ
る。
<実施例> 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明を適用するレコーダの構成例を示す構
成ブロック図である。円形チャート3は回転しない平坦
なチャートベッド上に取り付けられている。円形チャー
ト3上には、X軸アーム4およびY軸アーム5が配置さ
れている。X軸アーム4にはY軸アーム5が摺動可能に
取り付けられていて、Y軸アーム5にはアップダウン可
能な記録ペンなどの複数の記録要素6を含む記録ヘッド
が取り付けられたキャリッジ7が摺動可能に取り付けら
れている。Y軸アーム5はX軸駆動機構8によりX軸方
向に移動させられ、キャリッジ7はY軸駆動機構9によ
りY軸方向に移動させられる。入力端子10に加えられる
複数のアナログ入力信号は例えば各測定チャンネル毎に
A/D変換器が設けられた測定回路11を介して記録位置演
算回路12に加えられる。この記録位置演算回路12には入
力端子13から時間信号も加えられていて、時間信号およ
びアナログ入力信号の大きさに基づいて円形チャート3
上の記録位置を演算する。記録位置の演算結果は記録制
御回路14に加えられる。この記録制御回路14は、非記録
時にはキャリッジ7を円形チャート3の記録領域外の休
止位置に停止させ、記録時にはキャリッジ7を記録位置
演算回路12で演算された所定の記録位置に移動させると
ともに記録ヘッドの記録要素6を測定チャンネルに応じ
て選択的に駆動して記録を行わせるように制御する。
第2図は第1図の具体例を示す外観図であり、第1図
と同一部分には同一符号を付けている。15はX軸駆動機
構8を構成するモータであり、Y軸アーム5をX軸アー
ム4に沿って往復移動させる。16はY軸駆動機構9を構
成するモータであり、キャリッジ7をY軸アーム5に沿
って往復移動させる。
このように構成される装置の動作を説明する。
ここで、例えば円形チャート3は最大半径が100mmで
記録分解能を0.1mmとし、各アナログ入力信号は100ms毎
にサンプリングされて24時間で1回転する円形チャート
3に30分毎に過去30分間の測定データの記録を間欠的に
行うものとする。このような条件において、円形チャー
ト3の最大半径の円周の全長は約630mmになることから
分解能で換算すると約6300ステップになり、30分間の測
定データの記録を約130ステップで行う。この場合、1
ステップ当りの測定データの数は140個近くになる。
記録位置演算回路12は、測定回路11から加えられるア
ナログ入力信号の測定データを時間データとともに逐次
内部のメモリに一時的に格納する。そして、各ステップ
毎に測定期間内の140個近い測定データから最大値,最
小値,平均値などを求めてそれらの値を円形チャート3
上にX,Y座標で表される記録位置データに変換し、内部
のメモリに格納する。そして、例えば最大値/最小値記
録モードが設定されている場合には各ステップ毎に記録
データとして最大値データと最小値データを記録制御回
路14に出力し、平均値記録モードが設定されている場合
には各ステップ毎に記録データとして平均値データを記
録制御回路14に出力する。なお、これらの記録データの
出力にあたっては、記録結果の連続性を保つために、初
めに前回の最終記録データを出力し、その後に設定され
ている記録モードに応じたデータを出力する。そして、
最終記録データは次回の記録開始データとして格納して
おく。また、記録位置演算回路12から必要に応じて文字
記号パターンを記録するための記録データを出力させる
こともできる。
記録制御回路14は、このようにして記録位置演算回路
12から加えられる記録データに従ってキャリッジ7を移
動させるとともに記録要素6のアップダウンを制御す
る。第3図は最大値/最小値記録モードが設定されてい
る場合の記録要素6の軌跡例図である。T0,T1,…は1回
の記録動作により記録される期間を表し、S0n-1,S0n,S
11…は記録期間における記録ステップを表している。HP
は円形チャート3の記録領域外に設けられている非記録
時におけるキャリッジ7の休止位置である。記録制御回
路14は各ステップ毎に最小値データと最大値データを円
形チャート3上のX,Yの座標データとしてX軸駆動機構
8およびY軸駆動機構9に出力する。ステップ0n-1では
前回のステップS0n-2以降の測定データの最小値データP
1と最大値データP2が入力されてこれらを直線で繋ぐ線
分記録を行い、ステップS0nでは前回ステップS0n-1以降
の測定データの最小値データP3と最大値データP4が入力
されてこれらを直線で繋ぐ線分記録を行う。なお、ステ
ップS0n-1で記録される最大値データP2とステップS0n
記録される最小値データP3の間も直線で繋ぐようにす
る。ステップS0nで最大値データP4を記録することによ
り期間T0の記録は完了して記録要素6はアップされ、キ
ャリッジ7は休止位置HPに戻って次の期間T1の記録指令
を待機する。設定された一定時間が経過した後期間T1
記録指令が加えられることにより、キャリッジ7は再び
ステップS0nの最大値データP4の位置に移動させられ、
ステップS11以降の記録を実行する。このようにしてス
テップS1nで最大値データP12を記録することにより期間
T1の記録は完了して記録要素6はアップされ、キャリッ
ジ7は休止位置HPに戻って次の期間T2の記録指令を待機
する。以下同様な動作を間欠的に繰返して従来の円形チ
ャートの1回転分に相当する記録を完了する。
ここで、円形チャート3上における記録ステップの間
隔は記録要素6の記録幅よりも狭くなるように設定され
るので、隣接するステップの最大値データと最小値デー
タを繋ぐ線分による記録結果は実用上無視できる。
このような構成によれば、以下のような効果が得られ
る。
複数の記録要素は共通のキャリッジに取り付けられて
いるので、従来の複数の記録ペン型に比べて部品点数が
削減でき、小形化が図れる。
記録位置データがX,Yの座標データとして与えられる
ので、複数チャンネルの記録結果相互間に位相差が生じ
ることはなく、時間関係を意識することなく複数の記録
結果に基づいて信号解析を行うことができる。
円形チャートの交換時にはキャリッジを円形チャート
の記録領域外に移動させればよく、簡単に交換が行え
る。
記録位置データがX,Yの座標データとして与えられる
ので、従来のような円弧書きによる不都合はなく、目盛
がリニアになる。
記録位置データがX,Yの座標データとして与えられる
ので、円形チャートを回転駆動するための機構が不要に
なり、構造が簡単になる。
記録軌跡の読み取りにあたって、キャリッジは非記録
時では円形チャートの記録領域外の休止位置に停止して
いることから、記録軌跡の全貌をキャリッジなどに邪魔
されることなく読み取ることができる。
なお、第3図では、キャリッジを各ステップ毎に最小
値から最大値に移動させて隣りのステップに移動する場
合には最大値から最小値に移動させているが、各ステッ
プ毎に最小値から最大値に移動させて隣りのステップに
移動する場合には最小値から最大値に移動させてよい
し、隣りのステップに移動する場合には最大値から最大
値または最小値から最小値に移動させてもよい。
また、上記実施例ではキャリッジに複数の記録要素を
設けておき、測定チャンネルに対応した記録要素を選択
的にアップダウン駆動して記録を行わせる例を示した
が、レコーダケースの一部に複数の記録要素の格納部を
設けておき、記録にあたっては測定チャンネルに応じた
記録要素をキャリッジが交換するようにしてもよい。こ
のような構成によれば、記録ヘッドの形状を大きくする
ことなく多色(多ペン)化が実現できる。
また、このように構成されるレコーダに調節制御演算
部を組み込み、操作対象に対する操作信号を生成すると
ともに、設定値と操作対象に関連した測定値とを同一時
間軸上に多色記録することもできる。第4図は調節制御
演算部を組み込んだ装置の一実施例の要部のブロック図
である。図において、調節制御演算部17は設定回路18に
より設定される図示しない操作対象の設定データと測定
回路11から出力される操作対象に関連した測定データの
偏差を検出して偏差に対する比例演算,比例積分演算,
比例微分積分演算,ファジー演算などの調節制御演算を
施して操作対象に対する操作信号を生成して各操作対象
に出力する。一方、設定回路18の設定データは測定回路
11の測定データとともにマルチプレクサ19を介して記録
位置演算回路12に加えられる。これにより、設定値と測
定値とを円形チャート3の同一時間軸上に多色記録する
ことができる。
また、このように構成されるレコーダにプログラム信
号発生部を組み込み、設定値と測定値とを同一時間軸上
に多色記録することもできる。第5図はプログラム信号
発生部20を組み込んだ装置の一実施例の要部のブロック
図である。図において、プログラム信号発生部20は図示
しない制御対象の温度プロフィールを制御プログラムに
従って制御する機能を有している。一方、プログラム信
号発生部20の出力データは測定回路11の測定データとと
もにマルチプレクサ19を介して記録位置演算回路12に加
えられる。このように構成することにより、例えば制御
開始に先行して予め制御プログラムによる温度プロフィ
ールに従ってキャリッジを高速移動させて温度プロフィ
ールを第6図に示すように記録させた後、制御された温
度測定結果を異なる色で記録させることができる。これ
によれば、設定ミスを防止でき、設定値と測定値の関係
を正確に把握できる。なお、設定値と測定値を時分割で
記録してもよい。
また、第7図に示すように、温度プロフィールととも
に設定の上限値や下限値も記録させるようにしてもよ
い。これにより、測定値がこれら上下限値を越えた場合
に目視観測でき、さらに必要に応じてアラーム信号を発
生させることもできる。
また、円形チャートの一部にキャリッジの移動方向に
対する印刷目盛との相対位置を設定するための複数の位
置決めマークを設けるとともにキャリッジにこれらマー
クを読み取るセンサを設けておき、記録開始に先行して
これらマークを読み取ることにより円形チャート装填時
の時間軸のずれを補正しながら記録位置を演算すること
もできる。これによれば、円形チャートの装填位置精度
を緩和できる。
また、円形チャートの回転が不要になることから、円
形チャート3として第8図に示すようにロールチャート
21に円形チャートパターンが予め印刷されたものを用い
ることもできる。ロールチャート21の位置決めにあたっ
ては、ロールチャート21に位置決めマークや切欠を設け
ておき、このマークや切欠をレコーダ側に設けた位置決
めセンサ22で検出するようにすればよい。これによれ
ば、1枚分の記録が終了した時点でロールチャート21を
円形チャート1枚分送ればよく、従来のような円形チャ
ートの交換作業が大幅に削減できる。なお、記録後のロ
ールチャートは巻き取るようにしてもよいし、2点鎖線
で示すように垂れ流すようにしてもよい。
また、第8図において、無地のロールチャートを用
い、円形チャートとしての目盛パターンを描いてから記
録を行うようにしてもよい。このように構成すれば、ロ
ールチャートの位置決め条件が緩和できる。
ところで、記録済の円形チャートの保存にあたって
は、第9図に示すように円形チャート3の中心の穴23を
利用して棒24に差込むことが行われている。第8図のよ
うなロールチャート21を用いた場合には、このような保
存形態に馴染みにくい。このような問題に対しては、印
刷された円形チャート3部分が容易に切り離せるように
円形チャート3の外周部分に予めミシン目を設けておく
ことにより解決できる。
第10図は本発明の他の実施例の構成説明図であり、第
8図と同一部分には同一符号を付けている。第10図の実
施例はペン交換型であり、ドア25にキャリッジ7をX,Y
方向に移動させて記録を行うX軸アーム4,Y軸アーム5
などの記録機構が取り付けられるとともに、ペン格納部
26を取り付けられている。このような構成によれば、ド
ア25を開いた状態ではロールチャート21の表面は全面が
開放されることになり、ロールチャート21の装填作業が
容易になるとともに、内器の保守作業や操作パネル27の
操作などもやりやすくなる。このような構成は、従来の
ような円形チャートを用いる場合にも有効である。
ところで、上記実施例ではチャート3として円周方向
に沿って時間目盛が記入された円形チャートを用いる例
を説明したが、この場合には前述のように記録時間分解
能を高めるために円形チャートの回転速度を高めても1
回転分しか記録できず記録時間が制限されてしまう。
このような問題点は、チャート3として第11図に示す
ように送り方向に沿って一定間隔で複数の時間目盛28が
設けられたストリップチャートを用いることによって解
決できる。
この場合、キャリッジ7を移動させる機構は円形チャ
ートを用いる装置の構成をそのまま転用できる。そし
て、記録位置演算回路としては、例えば第12図に示すよ
うにストリップチャートの時間軸方向に沿って一定の区
間T0,T1,…毎に始点および終点を演算して両点間を直線
的に線分記録する場合には時間信号およびアナログ入力
信号の大きさに基づいてストリップチャート上の記録位
置を演算するものを用いる。第12図において、区間T0
線分記録にあたっては始点位置をP0とし終点位置をP1
してそれぞれのX,Y座標位置が演算される。そして、記
録要素をチャートに対してアップさせた状態でキャリッ
ジを休止位置HPから始点位置P0まで移動させて記録要素
をダウンさせ、終点位置P1までキャリッジを移動させ
る。これにより、チャート上には始点位置P0から終点位
置P1までの直線記録が行われる。終点位置P1までキャリ
ッジを移動させたら再び記録要素をアップさせてキャリ
ッジを給紙位置HPまで移動させる。以下同様に、区間T1
の線分記録は始点位置をP1とし終点位置をP2として行わ
れ、区間T2の線分記録は始点位置をP2とし終点位置をP3
として行われる。
ストリップチャートへの記録は、チャートを時間軸方
向に沿って所定の時間分解能に従って移動させながら行
うこともできる。この場合には、キャリッジはアナログ
入力信号の大きさに基づいてチャートの送り方向と直交
する振幅方向に移動させればよく、時間信号に基づく座
標位置演算は省略できる。このときの記録形態は線分記
録であってもよいし、ドット記録であってもよい。
また、記録位置演算回路12として、第13図に示すよう
に時間信号およびアナログ入力信号の大きさに基づいて
円形チャート上の記録位置を演算する第1の演算回路29
と少なくともアナログ入力信号の大きさに基づいてスト
リップチャート上の記録位置を演算する第2の演算回路
30とが連動駆動される切換スイッチ31,32で選択できる
ように構成されたものを用いることにより、円形チャー
トとストリップチャートのいずれのチャートも使用でき
るレコーダが実現できる。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、円弧書きを行
う記録ペンに起因する不都合および円形チャートを用い
ることに起因する不都合を解決したレコーダが実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するレコーダの構成例を示す構成
ブロック図、第2図は第1図の具体例を示す外観図、第
3図は第1図の記録動作の説明図、第4図,第5図およ
び第13図はそれぞれ本発明の他の実施例の要部を示すブ
ロック図、第6図および第7図はそれぞれ他の記録動作
の説明図、第8図は本発明の他の実施例を示す外観図、
第9図は円形チャートの保管状態の説明図、第10図も本
発明の他の実施例を示す外観図、第11図はストリップチ
ャートの一例を示す説明図、第12図はストリップチャー
トへの記録動作説明図、第14図は従来のレコーダの一例
を示す外観図である。 3……円形チャート、4……X軸アーム、5……Y軸ア
ーム、6……記録要素、7……キャリッジ、8……X軸
駆動機構、9……Y軸駆動機構、10……アナログ入力信
号入力端子、11……測定回路、12……記録位置演算回
路、13……時間信号入力端子、14……記録制御回路、17
……調節制御演算部、18……設定回路、19……マルチプ
レクサ、20……プログラム信号発生部、29……第1演算
回路、30……第2演算回路、31,32……切換スイッチ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャートと、記録ヘッドが取り付けられた
    キャリッジをチャート上で少なくともX方向またはY方
    向に移動させるキャリッジ移動手段と、少なくともアナ
    ログ入力信号の大きさに基づいてチャート上の記録位置
    を演算する記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッ
    ジをチャートの記録領域外の休止位置に停止させ、記録
    時にはキャリッジを記録位置演算手段で演算された所定
    の記録位置に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に
    駆動して記録を行わせる記録制御手段を具備したレコー
    ダにおいて、 チャートとして無地のチャートを用い、 この無地のチャートに円形チャートとしての目盛パター
    ンを描いてから記録を行うことを特徴とするレコーダ。
  2. 【請求項2】チャートと、記録ヘッドが取り付けられた
    キャリッジをチャート上で少なくともX方向またはY方
    向に移動させるキャリッジ移動手段と、少なくともアナ
    ログ入力信号の大きさに基づいてチャート上の記録位置
    を演算する記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッ
    ジをチャートの記録領域外の休止位置に停止させ、記録
    時にはキャリッジを記録位置演算手段で演算された所定
    の記録位置に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に
    駆動して記録を行わせる記録制御手段を具備したレコー
    ダにおいて、 操作対象の測定データと測定回路から出力される操作対
    象に関連した測定データの偏差を検出して偏差に対する
    調節制御演算を施して操作対象に対する操作信号を生成
    して各操作対象に出力する調節制御演算部を設け、 設定値と測定値とをチャートの同一時間軸上に記録する
    ことを特徴とするレコーダ。
  3. 【請求項3】チャートと、記録ヘッドが取り付けられた
    キャリッジをチャート上で少なくともX方向またはY方
    向に移動させるキャリッジ移動手段と、少なくともアナ
    ログ入力信号の大きさに基づいてチャート上の記録位置
    を演算する記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッ
    ジをチャートの記録領域外の休止位置に停止させ、記録
    時にはキャリッジを記録位置演算手段で演算された所定
    の記録位置に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に
    駆動して記録を行わせる記録制御手段を具備したレコー
    ダにおいて、 チャートとして送り方向に沿って時間目盛が設けられた
    ストリップチャートを用い、 キャリッジ移動手段としてキャリッジをX,Y方向に移動
    させるものを用い、 記録位置演算手段として時間信号およびアナログ入力信
    号の大きさに基づいてストリップチャート上の記録位置
    を演算するものを用いることを特徴とするレコーダ。
  4. 【請求項4】チャートと、記録ヘッドが取り付けられた
    キャリッジをチャート上で少なくともX方向またはY方
    向に移動させるキャリッジ移動手段と、少なくともアナ
    ログ入力信号の大きさに基づいてチャート上の記録位置
    を演算する記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッ
    ジをチャートの記録領域外の休止位置に停止させ、記録
    時にはキャリッジを記録位置演算手段で演算された所定
    の記録位置に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に
    駆動して記録を行わせる記録制御手段を具備したレコー
    ダにおいて、 チャートとして送り方向に沿って時間目盛が設けられた
    ストリップチャートを用い、 キャリッジ移動手段としてキャリッジをストリップチャ
    ートの送り方向と直交する方向に移動させるものを用
    い、 記録位置演算手段としてアナログ入力信号の大きさに基
    づいてストリップチャート上の記録位置を演算するもの
    を用いることを特徴とするレコーダ。
  5. 【請求項5】チャートと、記録ヘッドが取り付けられた
    キャリッジをチャート上で少なくともX方向またはY方
    向に移動させるキャリッジ移動手段と、少なくともアナ
    ログ入力信号の大きさに基づいてチャート上の記録位置
    を演算する記録位置演算手段と、非記録時にはキャリッ
    ジをチャートの記録領域外の休止位置に停止させ、記録
    時にはキャリッジを記録位置演算手段で演算された所定
    の記録位置に移動させるとともに記録ヘッドを選択的に
    駆動して記録を行わせる記録制御手段を具備したレコー
    ダにおいて、 チャートとして送り方向に沿って時間目盛が設けられた
    ストリップチャートまたは円周方向に沿って時間目盛が
    設けられた円形チャートを選択的に用い、 記録位置演算手段として時間信号およびアナログ入力信
    号の大きさに基づいて円形チャート上の記録位置を演算
    する第1の演算手段と少なくともアナログ入力信号の大
    きさに基づいてストリップチャート上の記録位置を演算
    する第2の演算手段とが使用するチャートに応じて選択
    できるように構成されたものを用いることを特徴とする
    レコーダ。
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