JPH0229570A - 冷蔵庫等の製氷装置 - Google Patents

冷蔵庫等の製氷装置

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JPH0229570A
JPH0229570A JP17864188A JP17864188A JPH0229570A JP H0229570 A JPH0229570 A JP H0229570A JP 17864188 A JP17864188 A JP 17864188A JP 17864188 A JP17864188 A JP 17864188A JP H0229570 A JPH0229570 A JP H0229570A
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JP
Japan
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ice
water
ice making
temperature
making
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JP17864188A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ohashi
大橋 祥記
Kenji Onishi
賢二 大西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫の冷凍室等に配置され、特に透明な氷を
生成可能とする製氷装置に関するものである。
従来の技術 従来より家庭用の冷蔵庫等で行なわれている製氷方法に
ついて第9図に従い説明する。
1は冷蔵庫本体で外箱2、内箱3、及び前記外箱2、内
箱3間に充填された断熱材4により構成されている。6
は冷蔵庫本体1の内部を上下に区画する区画壁であシ、
上部に冷凍室6、下部に冷蔵室7を区画形成している。
8は前記冷凍室6の背面に備えた冷凍サイクルの冷却器
であり、9は前記冷却器8で冷却した冷気を前記冷凍室
6及び冷蔵室γ内に強制通風するだめの送風機である。
また1oは前記冷凍室e内の一画に設けた製氷室であシ
、11は前記送風機9の吐出側と前記製氷室1oとを連
通させる通風路である。そして12は製氷皿であり前記
製氷室1o内に載置される。
かかる構成において、製氷皿12内に水を満たして製氷
室1o内に載置すると、冷却器8で冷却された冷気が送
風機9の強制通風作用により、通風路11を介して前記
製氷室1o内に送り込まれて前記製氷皿12内の水を全
周より冷却凍結させて氷を生成するものである。
しかしながら、このような氷の生成方法であると、氷が
生成される際の製氷皿12内の水の凍結が、製氷皿12
と水との接触面及び冷気と水との接触面から中央部に進
行していくため、水中に溶解している気体成分やカルキ
等の不純物が氷の中央部に封じ込められて、結果的に中
央部が白濁した不透明な、また味も良くない氷となり、
例えばウィスキー等の飲料用をはじめとして官能的に適
したものではなかった。
そのため、透明で味の良い氷を所望するニーズは過去よ
り有シ、それを生成するための装置として例えば実開昭
55−35438号公報で公知であり、この方法は第1
0図及び第11図に示す様なものであった。以下第10
図及び第11図に従いその基本的な内容について説明す
る。尚、従来例第6図と共通する部分については同一の
符号を付しその説明を省略する。即ち、13は内部に断
熱材14を挿入した区画壁で上部に冷凍室6、下部に冷
蔵室7を区画形成している。15は前記冷凍室e内の一
画に設けた製氷室であシ、通風路11により送風機9Ω
吐出側と連通している。16は前記製氷室16内に載置
した製氷装置であシ、上面を開口した容器17と、前記
容器17の開口部を上端として内面に重ねた製氷皿18
とよ構成る。
また、19は前記製氷皿17の底面に設けた貫通孔であ
る。尚、前記製氷装置16を前記製氷室内に載置した際
には、前記製氷装置16の前面を除く外周が前記区画壁
13の断熱材14で囲われる様構成している。
かかる構成において、製氷装置16内に水を注水すると
、製氷皿18の底面に設けた貫通孔19より容器17内
の下部空間に先ず水が満たされ、続いて製氷皿18も満
水状態となる。そして、このように水を満たした製氷装
置16を製氷室15内に載置すると、送風機9の強制通
風作用による冷気が通風路11を介して製氷室16内に
送シ込まれ製氷装置16の上面より冷却を行なう。ここ
で、製氷装置16の外周は区画壁13の断熱材14で囲
われているため外周からの冷却作用は弱く、概ね製氷装
置16の上方から下方への一方向に凍結が進行していく
。即ち容器17の上部に重ねた製氷皿18内の水から徐
々に凍結していく。そして、この凍結速度を適度に遅く
してやれば氷の生成進行とともに水中に溶解していた気
体成分や、含有される不純物を氷結晶外に析出して下方
の水中に排出されていくが、この時、製氷皿18の底面
には貫通孔19を設けて下部の容器17内に満たされた
水と連通ずるように構成しているため、製氷皿18内の
凍結進行により排出された気体成分や不純物は貫通孔1
9を介して大部分が下部の容器17内の水中に拡散、排
出されることになる。
このため上部の製氷皿18内に生成された氷は、気泡に
よる白濁や不純物の少ない透明度が高くて味の良い氷と
なる。但し、製氷皿18の下部の容器17内の水が最終
的に凍結して生成された氷は、当初満水にした水中に含
まれる気体成分や不純物が濃縮されているため気泡の発
生の多く白濁した味の悪い氷となる。即ち、上下層は質
の異なる氷が生成されることになり、使用する際には上
下層の氷を分離離氷して、上層の製氷皿18内の透明度
が高く味の良い良質の氷のみを飲用等に供しようとする
ものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この様な構成であっても次の様な問題点
があった。
(1)製氷皿18と容器17が生成された上下層の氷で
氷結しているため、実際には両者を分離。
離氷することが相当な力を要し容易でない。
(2)製氷皿18の下層の容器17内に生成された白濁
氷を分離して処分する手間を要し使い勝手が悪い。
(3)下層の白濁氷を廃棄せずに、或いは廃棄不十分な
状態で新たに注水し製氷した場合は上層の製氷皿18内
に生成された氷も質や透明度が著しく低下するため、使
用に際して相当な注意が要求される。
(4)離氷のため製氷装置16ごと着脱可能にする必要
があるため、製氷装置16の外周の断熱や冷気漏洩に対
する構造が完全な形では実現出来ず、上方から下方に向
けての完全は一方向凍結になシにくい。このため外周部
からの凍結進行も一部含まれて、水中の気体成分による
気泡や不純物をその分水中に取り込んで透明度や味を落
とす要因になる。
(@ 製氷皿18の底面の貫通孔19を介して下部の容
器17内に気体成分、発生した気泡、不純物等を排出す
るが、貫通孔19の開口面積(孔径、孔数によって決ま
る)が小さければそれらの不純物等を排出しにくく上記
(4)項のように透明度や味を落とす結果となる。又、
逆に貫通孔19の開口面積が大きければ不純物等は排出
され易く透明度や味も向上するが、製氷皿18内に出来
た氷と容器1了内に出来た氷の結合面積が大きくなって
両者の分離離氷が一層困難になってしまうということで
、透明度や味の氷の質と、離水性の使い勝手とを半ば犠
牲にしながら中間的なレベルに設定せざるを得ない。
本発明は上述した問題を解消するものであり、離氷性や
使い勝手を損なわず、且つ容易に透明度が高く味の良い
氷を生成する製氷装置を提供することを目的とじている
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の冷蔵庫等の製氷装置
は、冷却室の一画に備えた排水口付の貯水槽の内面に底
面を開口した製氷枠を懸垂して設置するとともに、貯水
槽及び排水口の外壁にヒータを、また貯水槽の外壁の一
部に温度センサを密着させて設ける。そして排水口には
排水装置及び排水管を連結させた構成に対して、温度セ
ンサが第1の所定温度に上昇した時点より第1の所定時
間をカウントして排水装置を作動させる製氷運転を行な
うが、第1の所定時間より短かい第2の所定時間の経過
時に、温度センサが第2の所定温度以下であれば製氷運
転を解除する製氷制御装置を備えるものである。
作  用 本発明は上記した構成によって、貯水槽に製氷枠を設置
して水を注水すると、貯水槽内で製氷枠が水に浸漬した
形で満水になる。この時注水による貯水槽外壁の温度上
昇を温度センサが検知して第1の所定温度に上昇した時
点より時間積算を始めて製氷運転を開始する。同時に並
行して貯水槽内の水は水中の気体成分や不純物を排出し
ながら上面より凍結してゆくが、ここで貯水槽の外壁に
密着させたヒータの加熱作用で貯水槽の内壁と製氷枠の
外壁との氷結を防止すると同時に、排水管の外壁に密着
させたヒータの加熱作用で排水管の凍結を予防する。次
に氷の厚さが適当な厚さになるのに予め定めた第1の所
定時間を経過すると排水装置が作動する。この時、貯水
槽の内壁と製氷枠との間はヒータの加熱作用で氷結して
いないため製氷枠の上下で気圧の均衡がとれて、製氷枠
下部に残った気体成分や不純物の濃度が高くなった水が
排水装置、排水管を通じて排水される。このため貯水槽
内には、製氷枠内に成長した透明度及び純度の高い氷の
みが残される。
一方、製氷運転の開始後、第2の所定時間が経過した時
点で温度センサが第2の所定温度以下であれば、貯水槽
内には水が注水されていないと判断して、その時点で製
氷運転を解除するものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の冷蔵庫等の製氷装置について
第1図から第8図に従い説明する。尚、従来と同一構成
については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する
20は内部に断熱材21を収めた区画壁であり、上部に
冷凍室6、下部に冷蔵室7を区画形成している。22は
前記冷凍室6内の一画に設けた製氷室であシ、通風路1
1により送風機9の吐出側と連通している。23は前記
断熱材21に埋設されて上面を開口した貯水槽であシ、
底面に排水口24が設けられている。25aは前記貯水
槽23の開口部を上端として貯水槽23′内に懸垂して
設置した着脱自在の製氷枠であシ、底面を貫通して開口
した複数の小区画25aとこの小区画25aを仕切る仕
切枠26bより構成されている。26aは前記貯水槽2
3の外壁及び前記排水口24の外壁に密着させたヒータ
であシ、26bは前記貯水槽23の底面外壁に密着させ
た温度センサーである。
又、27は前記排水口24に連結した排水装置(以下排
水弁と称する)であり、電気的に弁を開放して排水を行
なう構成のものである。即ち、28はプランジャー、2
9はゴム系のダイヤフラムで外周部に入水口3o、中心
部に出水口31が形成されておシ、前記出水口31の上
端口を前記プランジャー28の先端面で封止する構成と
なっている。また32は前記プランジャー28を前記出
水口31の上端口に圧接するためのスプリング、33は
前記プランジャー28を電磁作用で吸引するだめの電磁
コイルである。そして、34は入口管、36は出口管、
36は前記入口管34と前記貯水槽23の排水口24を
連結する連結管である。また、37は前記連結管36内
で入水経路に設けた異物除去用のフィルターである。一
方、38は前記排水弁27の出口管36に連結された排
水管であり、前記区画壁2oの断熱材21及び本体1の
断熱材4内を貫通して本体1の底部に設けた機械室39
内に連通している。そして40は蒸発装置であシ、冷凍
サイクルの圧縮機41から配管された高温高圧の加熱管
42を密着させた加熱板43と、前記加熱板43上に載
置した蒸発皿44より構成されている。また46は前記
排水管38の出口に連結して前記蒸発皿44の内部に水
を導くだめの導水管である。46は前記冷凍室θ内の温
度を検知して、前記送風機6、圧縮機41の運転・停止
の制御を行なわせるだめの温度センサである。
次に、電気回路及び制御回路について説明する。
前記送風機9と圧縮機41は両者並列に接続された後、
リレー接点47を介して電源に接続されている。また、
前記ヒータ26aはリレー接点48を介して電源に接続
されている。そして前記排水弁27の電磁コイ/l/3
3はリレー接点49を介して電源に接続されている。次
に、6oは冷凍室温度制御装置であシ、温度センサ46
、抵抗R1゜R2,R3、コンパレータ51を備えた比
較回路と、トランジスタ52、リレーコイ/1153を
備えており、前記コンパレータ51の出力はトランジス
タ62のベースに接続されている。又、トランジスタ6
2のコレクタには前記リレー接点47を開閉さす吸引用
のりレーコイ/1153が接続されている。
54は製氷制御装置であシ、温度センサ2eb、抵抗R
4,R6,R6、コンパレータ56を備えた比較回路と
、同じく温度センサ2eb、抵抗R4と抵抗R7,R8
、コンパレータ56を備えた比較回路と、タイマー57
、AND回路58、インバータ59、トランジスタ60
,61、リレーコイル62.63を備えておシ、前記コ
ンパレータ56の出力は前記タイマー67のセット端子
に、前記コンパレータ66の出カバインバータ59 、
AND回路58を介してタイマー67のリレット端子に
接続されている。ここで前記タイマー67は、−度Hi
gh(以下″H”と呼ぶ)の信号が入力されると第1の
所定時間t (以下単に時間t1 と呼間t2の間だけ
出力″H”の状態を維持してその後はLow(以下″L
”と呼ぶ)の信号を出力する出力端子aと、−度″H”
信号が入力されると前記した時間11+12の間″H”
信号を出力し、その後はL”信号を出力する出力端子す
と、−度”撰”信号が入力されると第2の所定時間t3
(以下単に時間t3と呼ぶ)の経過後にH”信号を出力
する出力端子Cとで構成されている。そして、前記タイ
マー67の出力端子aは、前記トランジスタ61のベー
、スに接続されており、前記トランジスタ61のコレク
タには前記リレー接点49を開閉さすリレーコイル63
が接続されている。また、前記タイマー67の出力端子
すは前記トランジスタ6oのベースに接続されており、
前記トランジスタ6oのコレクタには前記リレー接侭4
8を開閉さすリレーコイ/L’62が接続されている。
更に、前記タイマー67の出力端子Cは、前記AND回
路58のもう一方の入力に接続されかかる構成において
、冷凍室6の温度が所定値よりも高い場合は、温度セン
サ46の抵抗値RTH1が小さくなってコンパレータ5
1の出力がH”となっているため、トランジスタ62が
ONしてリレーコイル61が導通する。そして、リレー
接点47が閉成して圧縮機41が運転されて冷却器8が
冷却作用を行なう。これと同時に送風機9が運転され、
冷却器8で冷却された冷気が冷凍室6、冷蔵室7に強制
通風されるほか、吐出ダクト11を介して製氷室22内
にも強制通風されて冷却作用を行なう。その後、冷凍室
6が所定温度にまで冷却されれば、温度センサ46の抵
抗値RTH2が大きくなり、コンパレータ61の出力は
”L”となる。このためトランジスタ62は0FFI、
て、リレーコイ/1z52への導通が遮断され、リレー
接慨47が開放して圧縮機41、送風機9は停止する。
以後、この作用を繰り返して通常の冷却作用が行なわれ
る。
この状態において、使用者が透明な氷をつくろうとして
貯水槽23内に水を注水していくと、排水弁27のプラ
ンジャー28は通常時落下してダイヤフラム29の出水
口31を封止しているため、水は貯水槽23内に満たさ
れていき、製氷枠26の底面の開口部を介して各小区画
25a内の所定水位まで浸水する。この状態は第5図の
特性図上での水の注水時4、即ちA点であシ、状態図で
示せば第6図のようになる。この時、水の注水により貯
水槽23の底面外壁に密着させた温度センサ26bの温
度は水温を検知して急激に上昇する。
そして、予め定めである第1の所定温度T1にまで上昇
すると、温度センサ26bの抵抗値RTH2は小さくな
って、コンパレータ56の出力がH”となる。このため
、タイマー67は直ちに時間積算を開始して同時に出力
端子すはH”信号を出力する。このためトランジスタ6
0はONして、リレーコイル62に通電され、リレー接
点48が閉成してヒータ26aに通電される。ここで、
製氷室22には冷却器8で冷却された冷気が送風機9に
よってダクト11を介して送シ込まれている・ため、製
氷枠26の上面より各小区画2Sa内の水の製氷作用が
行なわれる。但しこの時、貯水槽23の外周は断熱材2
1で密接して囲われているため外周からの冷却作用はほ
とんどなく、また前述したヒータ26aの加熱作用によ
り、貯水槽23の外周が暖められているために、製氷作
用は製氷枠26の上方から下方への一方向に進行してい
く。
このだめ凍結速度を適度に遅くしてやれば(例えば5m
/h程度)氷の生成進行とともに水中に溶解していた気
体成分や、含有される不純物を氷結晶外に析出して下方
の水中に排出していくが、製氷枠26の各小区画25a
の底面が貫通して開口しているため、析出された気体成
分の拡散や、不純物の沈降を妨害する妨害壁がなく、円
滑に貯水槽23の下部水中へ排出される。また、妨害壁
がないため氷の成長による凍結進行面の近傍での気体成
分の水中濃度が高まシにくく、そのため気泡も発生しに
くい。こうして時間経過によって順次生成されていく氷
は透明度が非常に高く、不純物の少ない味の良い氷とな
シ、タイマー57の積算開始から時間t1 を経過する
第6図特性図上の8点では既に必要とする適当な厚み(
例えば25ff)の氷が生成されている。即ち状態図で
示せば第7図のように上部の製氷枠26の部分に透明度
が高く不純物の少ない氷が、その下部には純度の低下し
た水が共存した状態となっている。一方、前述した製氷
作用中にはヒータ26aの加熱作用により、貯水槽23
の内壁と製氷枠25の外壁との間隙には完全には氷結が
進まず、水膜で製氷枠25の外周が覆われている状態と
なっている。又、排水口24も加熱されて内部の凍結が
予防されて排水に備えた状態となっている。この様な状
態で時間t1が経過すると同時に、タイマー57の出力
端子aの出力信号がH”になシ、トランジスタ61がO
Nする。そしてリレーコイ/L’63に通電されてリレ
ー接点49が閉成する。このだめ排水弁27の電磁コイ
JV33に通電されることになり、プランジャー28が
引き上げられる。ここで、貯水槽23の内壁と製氷枠2
6の外壁との間隙は完全には氷結しておらず、気圧の均
衡がとれて貯水槽23内の残水は排水口24、連結管3
6、入口管34、入水口30.出水口31、出口管36
を経て排出管38に導かれ、導水管46を介して機械室
39内の蒸発装置4oの蒸発皿44内に排水される。そ
の後、蒸発皿44内に排水された水は圧縮機41からの
高圧の高温冷媒ガスが流れる加熱管42を密着させた加
熱板43の加熱作用によって蒸発される。こうして、貯
水槽23内の残水がすべて排水された後、即ち排水開始
から時間t2が経過すると、タイマー57の出力端子a
、bともに′L”信号に切替わる。このため、トランジ
スタ60.61はそれぞれOFFし、リレーコイル59
.60の通電も遮断されて、リレー接点48゜49がそ
れぞれ開放する。そして、ヒータ26aの通電が遮断さ
れて加熱作用を終了し、排水弁27の電磁コイル33の
通電が遮断されてプランジャー28が落下して次の注水
に備える。このような状態は第5図の特性図上の0点に
示され、又、状態図で示せば第8図のように貯水槽23
内には製氷枠25内に生成された透明度及び純度の嵩い
氷のみが残された状態となっている。この時点において
製氷作用は終了するが、一連の製氷作用は水の注水検知
による自動開始及び自動終了となっておち手間がかから
ないほか、例えば製氷開始スイッチを使用者が押して製
氷を開始する例では、使用者が注水後、製氷スイッチを
押し忘れた場合に排水使用が行なわれず貯水槽23内の
水が最後まですべて凍結してしまう不都合が考えられる
が、注水による自動製氷開始であるためその心配も不要
となる。そして製氷作用の終了後は、ヒータ26aの加
熱作用によって形成された貯水槽23の内壁と製氷枠2
6の外壁との間隙の水膜部は排水作用で水が抜は製氷枠
26の外周に空隙が形成される。このため、使用者は簡
単に製氷枠26を貯水槽23より取シ外すことが出来、
製氷枠25をひねる簡単な離氷動作を行なうだけで、力
も要さず使い勝手よく離氷が行なえる。また、製氷枠2
5に付着した氷はすべてが透明度及び純度の高い氷で、
飲用9食用に適さない白濁した純度の低い氷は含まれな
いため、離氷時にこれを分離、廃棄する必要もない。更
に、−回毎に貯水槽23内の残水はすべて排水されてし
まうために、次に製氷作用を行なう際に、残水・残氷に
注意を払う必要がなく製氷枠26を設置して注水するだ
けの簡単な動作で使い勝手よく安定した製氷が繰返せる
一方、前記した動作については、例えば外気温度の高い
夏期に、冷蔵庫の扉を頻繁に開閉して冷凍室6内の温度
が相当上昇してしまっている最中に冷却器8の降霜のタ
イミングが合致した時などには、貯水槽23内に注水さ
れておらず、使用者に製氷をする意志もないのに温度セ
ンサ26bの温度が製氷運転自動開始の温度T1 まで
上昇してしまう事が有シ得る。しかしながら、このよう
な場合であっても、製氷運転開始より比較的短い時間t
3が経過した時点で、タイマー67の出力端子Cの出力
がH”となj9.AND回路68に入力される。そして
、貯水槽23内に注水されていれば、温度センサ26b
の温度は概ね0℃をやや下回った温度(例えば−1〜−
2℃)にほぼ安定するのに対して、注水されていない場
合は、−時的に温度センサ26bの温度は上昇していて
も、すぐに冷却されて第2の所定温度T2(例えば−7
℃)以下になっている。このため、コンパレータ56の
出力はL”となっておシ、インバータ69によって′H
”に変換されるためAND回路68の入力は相方ともに
′H”となる。そして、AND回路6日の出力はH”と
なるためタイマー67のリセット端子に信号が送られて
タイマー67の内容をリセットし、その時点で製氷制御
を解除して無駄な製氷運転を行なわせない。こうして、
夏に注水された時のみ製氷運転を自動的に終了まで行な
わせることが出来る。
発明の効果 以上の様に本発明によると次のような効果が得られる。
(1)製氷開始後、適当な時間で排水装置を作動させて
、氷の生成進行によって析出された気体成分や不純物を
含んだ残水を排水してしまうことと、製氷枠のみを脱着
し、貯水槽は固定して外周を断熱材で密着包囲すること
で上方から下方への一方向の凍結作用が行なわれて気体
成分や不純物が封じ込められないことにより、製氷枠内
に生成された氷は非常に透明度が高く不純物の少ない味
の良い氷となる。
(2温度センサにより貯水槽内への注水を検知して製氷
作用の自動開始を行ない、又タイマーによる自動終了を
行なわせるので使用者の手間がかからない。また、注水
されると必ず製氷作用を自動的に開始するので、製氷ス
イッチを押して製氷を開始させる例のようにスイッチの
押し忘れて排水作用が行なわれず貯水槽内の水がすべて
凍結してしまうという不都合がない。
(3)貯水槽内への注水による製氷自動開始となるが、
注水による以外の理由で、冷却室内温度が大きく上昇し
てしまった場合などに、温度センサが昇温を検知して製
氷運転を一旦開始しても、開始所定時間経過時に温度セ
ンサの温度が所定温度以下にまで冷却されていれば、注
水されていないと見なして製氷制御を解除して無駄な製
氷運転を行なわせないようにすることが出来る。
(4)製氷枠の底面が貫通して開口しているため、氷の
生成進行によって析出された気体成分の下方への拡散や
不純物の下方への沈降に対して妨害物となるものがなく
、白濁の要因となる気泡の発生が起こシにくく、不純物
も排出され易くなり、−層透1明度や氷の純度が高くな
る。
(g)貯水槽の外壁と排水口の外壁を適度に加熱するこ
とによって排水時の気圧均衡をとり、排水経路の凍結予
防をするため、不要な残水は確実に排水され、使用者が
必要とする透明度と純度の高い氷のみが製氷枠内に残る
。そして貯水槽外壁の加熱作用により製氷枠は容易に貯
水槽より取シ外せ、簡単に離氷が出来る。また不要な氷
を分離廃棄する手間がいらず、毎回の製氷作用時に貯水
槽内の残氷の有無の確認、廃棄等の手間も不要で、使い
勝手よく安定した製氷が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す冷蔵庫等の製氷装置の
要部拡大断面図、第2図は同第1図の製氷装置の製氷枠
の拡大斜視図、第3図は同第1図の製氷装置を備えた冷
蔵庫の縦断面図、第4図は同第3図の冷蔵庫の電気回路
及び制御回路図、第5図は同第1図の製氷装置で製氷し
た際の特性図、第6図は同第1図の製氷装置に水を満た
した状態図、第7図は同第6図の状態よ)製氷が進行し
た状態図、第8図は同第7図の状態で排水した後の状態
図、第9図は従来例を示す製氷装置を備えた冷蔵庫の要
部断面図、第10図は従来例を改善した例を示す製氷装
置を備えた冷蔵庫の要部断面図、第11図は同第10図
の製氷装置の製氷皿の拡大斜視図である。 6・・・・・・冷凍室(冷却室)、21・・・・・・断
熱材、23・・・・・・貯水槽、24・・・・・・排水
口、26・・・・・・製氷枠、26a・・・・・・ヒー
タ、26b・・・・・・温度センサ、27・・・・・・
排水弁(排水装置)、38・・・・・・排水管、54・
・・・・・製氷制御装置。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名21
−!l’r  l!Itfi 23−  貯水覆 24−myK口 品b・−温度センサ 乙・・−排水弁(静水表1〕 第10図 どl−−一 3−一− 4−m− 25−・− δ−−・− &込−・ W′K  熱 材 貯水槽 排水口 製氷枠 ご−タ 湿度でンサ 摂水弁(浄水枝2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 冷却室の一画に備えた上面を開口された貯水槽と、前記
    貯水槽の開口部より内部に懸垂して設置した底面を開口
    された着脱自在の製氷枠と、前記貯水槽の外壁を包囲す
    る断熱材と、前記貯水槽の底面に設けた排水口と、前記
    貯水槽と前記排水口の外壁に密着させたヒータと、前記
    貯水槽の外壁の一部に密着させた温度センサと、前記排
    水口に連結した排水装置と、前記排水装置に連結した排
    水管と、前記温度センサの温度が第1の所定温度に上昇
    した時点より第1の所定時間をカウントして前記排水装
    置を作動させる製氷運転を行なうが、前記第1の所定時
    間より短かい第2の所定時間の経過時に、前記温度セン
    サの温度が第2の所定温度以下であれば前記製氷運転を
    解除する製氷制御装置とより成る冷蔵庫等の製氷装置。
JP17864188A 1988-07-18 1988-07-18 冷蔵庫等の製氷装置 Pending JPH0229570A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004245484A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004245484A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

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