JPH02295064A - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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JPH02295064A
JPH02295064A JP1114159A JP11415989A JPH02295064A JP H02295064 A JPH02295064 A JP H02295064A JP 1114159 A JP1114159 A JP 1114159A JP 11415989 A JP11415989 A JP 11415989A JP H02295064 A JPH02295064 A JP H02295064A
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JP
Japan
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polyaniline
absorption
secondary battery
ratio
solution
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Application number
JP1114159A
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English (en)
Inventor
Okitoshi Kimura
興利 木村
Keiji Taniguchi
圭司 谷口
Toshiyuki Kahata
加播 利幸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ポリアニリンを電極活物質として使用した二
次電池に関する。
[従来技術] ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフエニレン、ポリ
アニリン等を代表とする、高分子材料は[ポリピロール
: A.P.Dinz.J.CheIIl.Soc.,
Chem.Commun.,1975,635、ポリチ
オフエン:特開昭56−47421、ポリフエニレン:
 Electrochem.,Acta,27,Gl 
(1982) 、ポリアニリン:F.Diaz.J  
Electroanal.  Chem.  LL1.
1524(1980)コ不純物をドーピングすることに
より絶縁体または半導体から金属なみの電気伝導度を持
つようになることが知られているとともに、このドーピ
ングが可逆であること、色変化を伴うことなとから表示
素子、二次電池、電磁シールド材、各種センサー等への
応用が盛んに研究されている。
中でもこれら素子へのポリマーの応用において材料の化
学的安定性が優れているポリアニリンが最近注目を集め
ている。該ポリアニリンを合成する場合、水系電解液に
アニリンを溶解し、その電解液を不活性な電極材料(p
t等)を陰極、陽極に用い電解液としてH2 SO4、
HCI,HCl04、HBF4等のプロトン酸を電解質
として酸性水溶液中で電界をかける電解重合法(特開昭
62 − 96525.J.EIectroanal 
+.Chem,IBI..419(1.984)、27
回電池討論会、講演予稿集P  201)が用いられる
あるいは上述したような酸中にアニリンを溶解した液を
調製し、これに(NH4 ) 2 S 2 06、KC
r207等の酸化剤を加え、単量体を酸化することによ
り、実施される化学重合法、いずれかにより実施される
のが一般的である。
しかしながら該ポリアニリンを非水系二次電池電極活物
質として使用するに際しては種々の問題点が多く、ポリ
アセチレンに代表されるような他の導電性高分子と異な
り、酸化還元過程においてアミンーイミンの構造変化を
伴うため、合成したポリアニリンに種々の後処理を加え
て電子材料として好適な状態に近づけたのち使用する試
みがなされている(特開昭82− 149724、62
−10863 、62−108[i1)。このような中
で本発明者らは酸化還元過程において構造変化をともな
うポリアニリンの構造に着目し、ボリアニリンを二次電
池電極材料として用いた場合の電極特性を向上させるべ
くボリアニリンの後処理を行いその構造と電池特性の関
係を研究した結果、電極活物質として使用するポリアニ
リンのIRスペク1・ルにおいてIBIOcm−1に存
在する吸収(吸収a)ピークl・ツプの吸収強度と15
00cm−’に存在する吸収(吸収b)のピークトップ
の吸収強度の比がA (b) / A (a)≧3.0
0である構造のボリアニリンを電極活物質として使用す
ることにより電池特性が改善されることを見出した。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、ポリアニリンを電極活物質とする非水系二次
電池のエネルギー容量を向上させることを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意研究を行っ
た結果、すでに述べたように特定波数におけるポリアニ
リンのIR吸収強度の比か一定の関係となるポリアニリ
ンを使用することが有効であることを見出し、本発明に
至った。
すなわち、本発明は、ボリアニリンを少なくとも一方の
電極活物質として用いる非水系二次電池において、該ポ
リアニリンのIRスペク1・ルのlBlocm−1に存
在する吸収(吸収a)のピーク]・ツプの吸収強度と、
1500cm−1に存在する吸収(吸収b)のピークト
ップの吸収強度の比A(b)/ A (a)がA (b
) / A (a)≧3,00てある構造のポリアニリ
ンを使用する非水系二次電池である。
本発明者が考えるボリアニリン非水二次電池とは、概念
的に説明すると、 Is                      l
AIAの構造を活物質の放電状態とし、この構造IAが
外部回路からのエネルギーの供給をうけて、部分的に2
8構造へと変化する際に、4級化する窒素原子上にアニ
オンがドーピングされ、エネルギーをたくわえるものと
して考えられる。したがって本非水系二次電池用電極活
物質としてポリアニリンを用い電池を構成する場合、I
Aあるいは2S,あるいは]Aと28の両構造を分子鎖
中に持つポリアニリンを使用することが好ましいと考え
られる。
米、ペンシルバニア大学、マクダイアミド博士によると
、合成条件により異なるか、合成時のポリアニリンはI
Aと2Sの両構造を分子鎖中に持つ、中間的構造であり
、2Sの構造が40〜60%、アニオンが分子鎖中の全
窒素原子に対して60mo1%以下の割合で含まれてい
ることが示されている。前述したごとく、本発明者が考
えるポリアニリン非水系二次電池においてはIAあるい
は2SあるいはIAと28の両構造を分子中に持つボリ
アニリンを使用することが好ましいので合成直後のポリ
アニリンを本発明の二次電池に使用することは理論上可
能である。
しかしながら、合成したボリアニリンを直接非水電解液
中で電池性能を評価すると脱ドーピング操作を行ったも
のと比較して、電池特性が若干おとるとともに不安定で
ある。これはボリアニリンの後処理にかかわる問題であ
り、aS一synLhのボリアニリンの洗浄が不完全で
ボリアニリン内に過剰の酸がふくまれているためや、洗
浄過多でポリアニリン中より必要以上にドパンl・成分
がぬけてゆき、分子鎖中に2A構造の部分ができてしま
い。非プロティック(非水系)な溶媒中では1A構造に
なることかできないためと考えられる。
これらのことは合成時(酸化状態)のボリアニリンと還
元状態のポリアニリンの構造の差に起因すると考えられ
、ボリアニリンに安定した電池性能を期待する場合、合
成時のポリアニリンに脱ドーピング操作を施し、IA構
造に近付けた後、非水電解液中に持ち込むことが確実な
方法である。
還元状態のボリアニリンを非水系二次電池の電極活物質
として考える研究例は従来公知であり、例えば中島、川
越、喜多、松永らは第27回電池討論会、予稿集、P1
93で]A状態のポリアニリンを非水系でドーピングを
行う実験を行っている。また小川、喜多、川越、松永ら
はP 197でボリアニリン二次電池を示している。
中島らは、また特開昭[i2− 149724において
も、ボリアニリンに対し還元処理及び/又はアルコル処
理を施すことを特徴とするポリアニリンの製造法を開示
している。さらに特開昭6L−10863においてはポ
リアニリンを電気化学的に還元し、ついでアルカリ処理
して、非水系に用いることか開示されている。しかしな
がらこれらの公知技術はポリアニリンを還元すると、な
ぜ、電極特性が向上するかについてはふれていない。
本発明者らによれば、■RスペクトルよりA (b)/
 A (a)の比が3.00以上のポリアニリンを使用
すると電池性能に優れるポリアニリン二次電池が得られ
るわけであるが、吸収(b)とはベンゼノイド構造、吸
収(a)とはキノイド構造に帰属される吸収である。す
なわち、A  (b)/ A (a)はポリアニリンに
含まれるペンゼノイド構造(1A)とキノイド構造(2
A)の比を表わしており、ポリアニリン中に含まれるキ
ノイド構造(2A)の割合が少ないほど電極活物質とし
て好ましい特性を発現することを発見した。電池討論会
において、中島、川越、喜多、松永らは、キノイド構造
をもたないIA状態にあるポリアニリンのIR−スペク
トルを示している。
これによるとA  (b)/ A (a)は約2.3で
ある。
しかし本発明者らの研究においてはA (b)/A(a
)の比はポリアニリンの構造がIA構造に近づくにした
がい、大きくなり、6以上にはなることが確認されてい
る(実施例1)2.3ではまだキノイド成分がポリアニ
リン中に含まれていると考えられ、非水系二次電池の電
極として使用するには、前述した理由により好ましくな
いと考えられる。本発明によればA  (b)/ A 
(a)の比は3.00以上であることが必要であり、好
ましくは4.00以上さらに好ましくは4.30以上で
あることが望ましい。3.00以下であると分子鎖中に
キノイド構造(2A)の部分が増大、十分なエネルギー
容量が確保できないとともに非水溶媒に対するボリアニ
リン溶解性も3.00以上である場合に比較して上昇す
るため、好ましくない。
これはIA構造より2A構造の方が基本的に有機溶媒に
対する溶解性が高いためである。
ここで請求の範囲にある1610cm”と1500cm
−’とは1610cm−1付近、1500cm−’付近
として解釈されるべきものであり、ポリアニリンの分子
鎖中のキノイド構造ペンゼノイド構造の割合により通常
1610±25CI1−1、およびl500±25cm
−’に吸収が現われる。吸収(a)および吸収(b)の
強度比の算出は化学同人出版、機器分析のてびき1、P
LOに示される方法により求めた。またIR測定するべ
きポリアニリンは後述する脱酸および/あるいは還元処
理をほどこしたものであり、基本的にドーパント成分を
含まないポリアニリンに対しての測定値である。
ポリアニリンの合成は前述したごとく一般的に化学重合
法、電解重合法が用いることができるが、本発明の概念
は合成法により制限をうけるものではない。
合成した酸化状態ポリアニリンの還元法としては■酸化
状態ポリアニリンにアルカリ処理を施したのち、還元処
理を施す方法、■酸化状態ポリアニリンをアルカリ処理
せず、直接還元処理を施す方法が考えられる。■におい
てアルカリ処理とは、酸化状態ポリアニリンよりドーパ
ントである酸成分を取りのぞくことを目的とし、具体的
にはNH4 0HやKOHSNaOH,Ca (OH)
2等のアルカリ金属の水酸化物を含む溶液中あるいは、
ピリジン、キノリン、シクロヘキシルアミン、エチルア
ミンz9の有機塩基そのもの、あるいは溶液中に酸化状
態ポリアニリンを浸漬することにより実施される。用い
られる液媒体としては、水を用いても良いが、非水溶媒
あるいは非水溶媒と水との混合液を用いることが、ポリ
アニリンからの水分除去や処理速度の点から好ましい。
用いる非水溶媒としては、アルカリ金属に関してはM 
e O H ,EtOH等のアルコールが好ましいが、
アルカリ成分が混和できるものであれば、これに限るも
のではない。有機塩基の場合、液体であればそのもので
も使用できるが、有機塩基と混和するものが好ましい。
しかし、特に制限があるものではない。また、アルカリ
処理時間はアルカリの種類、濃度により適宜決定する必
要がある。
このようなアルカリ処理を酸化状態ポリアニリンに施す
ことにより、次のステップである還元処理系内に酸成分
(不純物)が混入するのを防ぐことができる。還元処理
とは具体的にはH2、ヒドラジン、フェニルヒドラジン
、塩化チタン(m)等の還元剤を含む溶液中にあるいは
還元剤そのものにポリアニリンを浸漬することにより実
施される。ここでいう還元状態とはペンゼノイド構造の
ことであり、還元処理においては、すべてペンゼノイド
構造にすることを目標としている。したがって、酸化状
態のポリアニリンを還元状態にできる還元剤であれば上
述した還元剤に限るものではない。用いる液溶媒として
は水を用いることもできるが、ポリアニリンからの水分
の除去や処理速度の点で有機溶媒を用いることが好まし
<、MeOH,E t OH等のアルコールを用いるこ
とができるが、還元剤と混和することが可能で還元剤と
反応しないものであれば特に制限はない。還元剤の濃度
としては10〜70%が好ましく中でもヒドラジン20
%〜60%溶液が好適に採用できる。処理法■は電解重
合、化学重合どちらの方法によって合成されたポリアニ
リンにも応用可能であるが一般的には粉末状として得ら
れる化学重合ポリアニリンの処理に向いていると考えら
れる。電解重合ポリアニリンは電極上に析出して合成さ
れるため、電気化学的に還元処理を施し、よりペンゼノ
イド構造に近づけたのち、ヒドラジン等による化学還元
を施すことが可能であり、最初から電気的に還元構造に
近づけているため、後の化学還元処理の時間が短くてす
む利点を有している。
これに対し、電解重合したポリアニリンにアルカリ処理
を加え、脱酸処理をおこなったボリアニリンは分子鎖内
にキノイド構造を保持したまま保持したままであるので
、後の還元処理に時間がかかるという欠点を持ち、前者
の方法に比べ還元処理に5倍以上の時間を必要とする。
しかし前述したごとく、前者の電気化学処理が酸溶液中
でおこなわれるのに対し、後者はアルカリ溶液中で処理
するため、後の還元系内に酸成分(不純物)が混入する
可能性は後者の方法の方が少ない。
■の方法において用いられる還元処理は■とまったく同
様なものである。この方法によると酸化状態ポリアニリ
ンを直接還元剤により還元することになるため■の方法
に比べ簡便であるがアルカリ処理しないため、還元系内
に酸成分が混入することをさけられない。酸化状態にあ
るポリアニリンを完全な還元構造にするためには、理想
的には電解質成分(酸成分も含む)のなるべく少ない(
濃度の低い)雰囲気で還元することが必要である。した
がって■の処理法において、この現象を極力防ぐために
は還元するポリアニリンに対して、還元溶液の体積を大
きくとることか好ましい。これにより電解質成分の液中
における濃度を下げることができ、還元がよりスムーズ
に進行する。還元溶液のポリアニリンに対する体積とし
ては大きければ大きい程好ましい。他の方法としては還
元溶液を途中で交換する方法を取ることができる。これ
は■の方法でのアルカリによる脱酸処理と同じ効果があ
ると考えられ、これにより新しい還元液中での電解質成
分の濃度をさげることができる。
■の処理法も基本的に電解重合、化学重合どちらの方法
により合成したボリアニリンでも応用可能である。
以上■、■方法を最適に用いることにより、A (+)
) / A (a)の比の大きいボリアニリンを得るこ
とが可能である。
次に本発明のボリアニリンを電極として用いた電池につ
いて説明する。
本発明の電池は、基本的には正極、負極および電解液よ
り構成され、電極間にセパレータを設けることもできる
。電解液は、溶媒および電解質により構成されるが、固
体電解質を用いることも可能である。
本発明の電池は、アニオンまたはカチオンによってドー
プされて,エネルギーを貯え、脱ドープによって外部回
路を通してエネルギーを放出するものである。また、本
発明の電池においては、このドープー脱ドープが可逆的
に行われるので、二次電池として使用することかできる
本発明では少くとも正極に本発明方法により還元処理さ
れたポリアニリンを用いるものである。
高分子電極のドーパントとしては、例えば以下の陰イオ
ンまたは陽イオンを例示することができ陽イオンをドー
プした導電性高分子錯体はn型の材料を、陰イオンをド
ープした導電性高分子錯体はp型の材料を与える。p型
材料は正極に、n型材料は負極に用いることができるが
、ポリアニリンもまたアニオンのドーピングで安定なβ
型の材料となるため正極に適している。
(1)陰イオン・pp5−  SbF6AsF6−  
SbC1a−のよう なVa族の元素のハロゲン化物ア ニオン;BF4−のようなHa族 の元素のハロゲン化物アニオン C104のような過塩素酸アニオ ンなと。
(2)陽イオン:Li”  Na”K+のようなアルカ
リ金属イオン、(R4N) [R:炭素数1〜20の炭化水素基コ など。
上記のドーパントを与える化合物の具体例としては、L
iPF6、LiSbF6、 LiAsF6、LiC104、NaC104、KI、K
 P F 6 、K S b F 6 、K A s 
F &、KC104、[(n−Bu)4N] +ASF
6[(n−Bu)4N  コ    ・ C 1 0 
4LiAICl4、LiBF+などが例示され、これら
は電池の電解質として用いられる。
この中で本発明の電池として好ましいものはLiBF4
、LiSbF6である。
電池の電解液の溶媒としては、非プロン1・性溶媒で比
誘電率の大きい極性非プロント性溶媒といわれるものか
好ましい。具体的には、例えばケ1・ン類、二1・リル
類、エステル(ラクトン)類、エーテル類、カーボネー
1・類、ニトロ化合物、スルホラン系化合物等、あるい
はこれらの混合溶媒を用いることができるが、これらの
うちでもニトリル類、カーボネー1・類、スルホラン系
化合物、ラク1・ン類が好ましい。この代表例としては
アセトニトリル、ブロピオニトリル、プチ口ニトリル、
バレロニトリル、ペンゾニトリル、エチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、γ−プチロラクトン、ス
ルホラン、3−メチルスルホラン、テトラヒド口フラン
、2−メチルテl・ラヒドロフラン等を挙げることがで
きる。より具体的にはプロピレンカーボネートをベース
にDME,スルホラン、THEこれらの誘導体を添加す
ることにより調整されたものが性能に優れ、またこれら
にポリマーを加え、ペースト状にして加工性を高めるこ
ともできる。
本発明の電池における負極には、上述した高分子物質の
他に、L 1 % Z n −. C u % A g
 z]9 AI、Al−Li二元合金、Li−Al −Mg,Li
−Al−Mn三元合金、ウッド合金なとの金属および合
金を用いることもてきる。この中で本発明の電池に好ま
しい負極は、L i −A 1合金であり、L i −
A 1を基準とするLiA I −Mg, L i 一
A 1−Mnの三元合金か好ましくは用いられる。
この場合、メタルそのものか活物質と集電機能を有する
場合、集電祠料であるNi,AIな七を密希して用いる
場合、あるいは集電体を用いて活物質は電解液中のカチ
オンの析出により倶給する場合などがある。
セパレータとしては、電解質溶液のイオン移動に対して
低抵抗であり、かつ、溶液保持性に優れたものが用いら
れる。例えば、ガラス繊維フィルタ・ポリエステル、テ
フロン、ポリフロン、ポリプロピレン等の高分子ボアフ
ィルタ、不織布;あるいはガラス繊維とこれらの高分子
からなる不織布等を用いることができる。
また、これら電解液、セパレー夕に代わる構成要素とし
て固体電解質を用いることもできる。
例えば、無機系では、AgC 1,AgB r,AgI
,Li1などの金属ハロゲン化物、RbAg+ Is、
RbAg4I4 CNなどが挙げられる。また、有機系
では、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキザ
イド、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリロニトリルな
どをポリマーマトリクスとして先に述べた電解質塩をポ
リマーマトリクス中に溶解せしめた複合体、あるいはこ
れらの架橋体、低分子量ポリエチレンオキサイド、ポリ
エチレンイミン、クラウンエーテルなどのイオン解離基
をボリマー主鎖にグラフl・化した高分子電解質が挙げ
られる。
[実施例] 以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明゛する
ポリアニリンの合成 ■化学合成 5.9N  H 2 S O 4 −aQ 450ml
にアニリン20.4gを溶解させ、5℃以下に冷却した
。これに5.9N  H2 SO4 −aq  50m
lにII.5gの過硫酸アンモニウムを溶解させた液を
滴下I7た。
滴下終了後、2時間5゜C以下で撹拌し、濾過、水、メ
タノールの順で充分洗浄、乾燥して、5gのポリアニリ
ンを得た。
■電解合成 1.5N  H2 S04 −aqに0.5Mのアニリ
ンを加え、重合液を調製した。作用極にSnO2ガラス
、対極に白金、参照極にSCEを用い、0.8VvsS
 C Eの定電位でSnO2上に重合を行なった。得ら
れたポリアニリン電極は、水、アセトニトリルの順で充
分洗浄し、還元処理後、後述する電解液と負極の組合せ
(実施例1)において電池試験を行なった。
実施例] 化学合成したポリアニリン0,2gをよく粉砕し、20
Vol%ビドラジン]水和物メタノール溶液50■1中
に加え、1日撹拌後、濾取、洗浄再び20Vol%ヒド
ラジン1水和物メタノール溶液50mに加え1週間撹拌
した。ボリアニリンを濾取、洗浄乾燥後のIRスペクト
ルを第1図に示す。
A (b) / A (a) 一0.9であった。
このポリアニリンにグラファイ1・を重量比で10:1
で混合、30kg/am2の圧力てベレツ1・状に成形
した。これを正極とし、負極としてLl1電解質として
L i B F < 3.5mol/ 5t ,プロピ
レンカーホネー1・、ジメトキシエタン−7・3を用い
、正負極間電圧3.8Vから 2.5■で充放電試験を
行った。得られたエネルギー容量は125Ah/(kg
活物質)であった。
実施例2 化学合成したポリアニリン0,2gをよく粉砕し、Na
OHの0.5N  MeOH溶液に加え、3時間撹拌し
た。濾過、M e O Hで洗浄後、得られたポリアニ
リンをヒドラジン水和物の20Vol%のメタノール溶
液中で3時間撹拌した。濾過、M e O Hで洗浄、
減圧下60℃で30分乾燥後、得られたポリアニリンは
A (b) / A (a) = 3.55(第2図)
であった。このポリアニリンにグラファイトを重量比で
10=1で混合し、30kg/cm2の圧力でペレット
状に成形した。これを正極とし、電極としてLi電解液
として3.5mol/i、プロピレンカーホネー1・:
ジメl・キシエタン−7:3を用い、正負極間電圧3.
8Vから2.5Vで充放電試験を行った。得られたエネ
ルギー容量は】旧Ah/(kg活物質)であった。
比較例1 化学重合ボリアニリン0.2gをよく粉砕し、ヒドラジ
ン1水和物の20vol%メタノール溶液中で30分間
撹拌した。濾過、洗浄、乾燥後、A (b)/A(a)
 =2.3  (第4図)であった。実施例1と同様に
電池試験を行ったところ、エネルギー容量に63Δh 
/ k gであった。
比較例2 ヒドラジンによる還元を水中で行った以外は比較例]と
同様に操作した。得られたポリアニリンのA(b) /
A(a) −2.1であり、エネルギ容瓜は4 9 A
 h / k gであった。
実施例3 電解合成したポリアニリンを作用極として0.2N  
H2SO4水溶液中SCEに対して0■から−0.4V
までゆっくりと印加し、十分脱ドーピンクをさせた。ポ
リアニリンの色は黄緑色であった。このポリアニリンを
水、ついてメタノールで洗浄後、フェニルヒドラジンの
20vol%メタノール溶液中に30分間浸漬させた。
得られたボリアニリンのIRスペクトルを第3図に示す
。A (b) / A (a) −4.3  (第4図
)であった。実施例1と同様に電池試験を行ったところ
エネルギー容量は] l. O A h / k gて
あった。
実施例4 化学合成したポリアニリンをよく粉砕し、2Nアンモニ
ア水溶液で3時間撹拌した。濾過、水洗ついてメタノー
ルで洗浄後、ヒドラジン水和物20mol%メタノール
溶液中に加え、6日間撹拌した。濾取、洗浄、乾燥後、
A(b)/A(a) =’4.6  (第5図)、実施
例]と同様に電池試験を行ったところtlAh/kgて
あった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の構成により、エネルギー
容量の大きい非水系二次電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の電池に用いたボリアニリンのIRス
ペク1・ル、第2図は実施例2の同IRスペク1・ル、
第3図は比較例1の同IRスペク1・ル、第4図は実施
例3の同IRスペク1・ル、第5図は実施例4の同IR
スペク1・ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリアニリンを少なくとも一方の電極活物質として用
    いる非水系二次電池において、該ポリアニリンのIRス
    ペクトルの1610cm^−^1に存在する吸収(吸収
    a)のピークトップの吸収強度と、1500cm^−^
    1に存在する吸収(吸収b)のピークトップの吸収強度
    の比A(b)/A(a)がA(b)/A(a)≧3.0
    0である構造のポリアニリンを使用することを特徴とす
    る非水系二次電池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021513A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 日東電工株式会社 蓄電デバイス用正極および蓄電デバイス
JP2018026341A (ja) * 2016-07-29 2018-02-15 日東電工株式会社 蓄電デバイス用正極および蓄電デバイス

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