JPH0229470Y2 - - Google Patents

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JPH0229470Y2
JPH0229470Y2 JP5387484U JP5387484U JPH0229470Y2 JP H0229470 Y2 JPH0229470 Y2 JP H0229470Y2 JP 5387484 U JP5387484 U JP 5387484U JP 5387484 U JP5387484 U JP 5387484U JP H0229470 Y2 JPH0229470 Y2 JP H0229470Y2
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JP
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banknote
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discrimination
banknotes
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JP5387484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は紙幣入出金機等に使用される紙幣鑑
別部の鑑別機能診断装置に関する。
(b) 考案の背景 紙幣入出金機等においては、入金された紙幣の
金種や真贋を判定するため、紙幣鑑別部が内蔵さ
れている。この紙幣鑑別部は、搬送されてくる紙
幣の印刷パターンをセンサによつて読み取り、読
み取られた印刷パターンが本物の紙幣の印刷パタ
ーンに一致するか否かで真贋を判定する装置であ
る。紙幣鑑別部が正常に動作しなければ真札を正
確に読み取ることができず入金を受け付けること
ができなくなつたり、贋札を真札と判定して金融
事故の原因となるため日頃のメンテナンスが必要
である。
(c) 考案が解決しようとする課題 しかし従来、紙幣入出金機の紙幣鑑別部の機能
を検査する場合、確認済の真札や贋札を係員が装
置に投入して入金を受け付けるか否かで判断して
いた。しかしこの方式では、係員の作業が必要と
なり、複数台の装置がある場合等には係員の負担
が増大するという問題を生じている。
また、特開昭58−1121475号公報に記載されて
るような検査装置も提案されているが、この装置
は生産出荷時の検査を行う装置であつて、紙幣入
出金装置とは別体に構成され、もし仮に金融機関
でこの装置を使用しようとすれば係員がこの装置
を各紙幣入出金装置の前に設置しなければならず
却つて手間がかかる欠点があつた。また、鑑別部
は時間の経過に伴い機能低下する可能性がある
が、上記の装置ではこの鑑別部の機能チエツクを
行うことができない問題がある。
すなわち、従来の装置では、係員による手間が
かかるなど、非常に煩雑な検査手順が必要である
とともに、時間の経過に伴う機能低下等の鑑別機
能判定を正確にできない欠点があつた。
この考案の目的は上記実情に鑑み、紙幣入出金
機の内部に格納しておいた基準紙幣を鑑別部に搬
送して、予め記憶してなる基準パターンと基準紙
幣の読み取りパターンとを比較することにより鑑
別機能をチエツクすることによつて、運用開始時
における鑑別部の自己診断を実現することのでき
る、紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置を提供する
ことにある。
(d) 課題を解決するための手段 この考案は、紙幣類のパターンを読み取つて真
偽判別等を行う紙幣類鑑別部を備える紙幣類処理
装置において、 基準紙幣類を、装置内の所定の格納場所に格納
して設けるとともに、 この基準紙幣類の読み取りパターン基準パター
ンとして記憶する基準パターン記憶手段を設け、 自己診断モード時に、 前記基準紙幣類を格納場所から前記紙幣類鑑別
部に搬送し、紙幣類鑑別部に基準紙幣類のパター
ンを読み取らせたのち前記格納場所に搬送する基
準紙幣類搬送手段と、 前記紙幣類鑑別部が読み取つた基準紙幣類のパ
ターンと前記基準パターンとを比較し、その比較
結果で前記紙幣類鑑別部の鑑別機能が正常である
かどうかを判定する判定手段と、 を設けたことを特徴とする。
(e) 作用 この考案の紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置に
は、基準紙幣類が内蔵されており、この基準紙幣
の読み取りパターンが基準パターンとして記憶さ
れている。紙幣鑑別部はたとえば毎日運用開始前
に機能検査を行うが、この機能検査を自己診断と
して行うことができる。
すなわち、自己診断モード(このモードは係員
が設定してもよく、タイマ等で自動的に設定され
るようにしてもよい。)時に基準紙幣類を繰り出
して紙幣鑑別部に搬送する。この通過によつて紙
幣鑑別部はこの基準紙幣類のパターンを読み取
る。読み取つたパターンと基準パターンとの比較
結果に基づいて鑑別機能を判定する。判定基準と
しては、一致すれば(または誤差が一定範囲内で
あれば)紙幣鑑別部の機能は正常であると判定す
る等の基準が考えられる。このような動作をする
ことにより、係員がわざわざ紙幣を投入しなくて
も自らの動作で鑑別機能を診断することができ
る。
(f) 実施例 第1図はこの考案を適用した紙幣入出金機の概
略構成を示している。
1は投入/出金口、2は鑑別部、3は入金時に
正常に鑑別した紙幣を一時ストアしておく鑑別札
一時ストア部、4は鑑別不能を判定した入金紙幣
を一時ストアしておく鑑別不能札一時ストア部、
5は鑑別部2の鑑別機能チエツクに使用する基準
紙幣19を格納しておく格納部であり、収納・繰
り出し手段18でこの格納部5から基準紙幣19
が搬送路側に繰り出され、また搬送路から格納部
5に戻される。6〜8は万円,千円,五千円の各
金種の紙幣を保管或いは出金するためカートリツ
ジ、9は回収箱である。投入/出金口1、鑑別札
一時ストア部3、鑑別不能札一時ストア部4、カ
ートリツジ6〜8は紙幣を出し入れする入出金機
構を備えている。鑑別部2は紙幣の真偽および金
種を判定する。S1〜S3は紙幣のパターンを読
み取る鑑別部センサである。10〜17は装置各
部に紙幣を搬送するために紙幣を搬送路において
振り分けるフラツパであり、それぞれソレノイド
(図示せず)の駆動で動作する。紙幣の搬送は搬
送ベルトからなる公知の搬送装置で行われる。
搬送路は入金と出金との両方に対する紙幣搬送
を行うことができるように設けられている。入金
時に投入/出金口1より繰り出された紙幣はまず
鑑別部2に搬送された後、鑑別部2の鑑別結果に
応じて鑑別札一時ストア部3または鑑別不能札一
時ストア部4にストアされるよう搬送される。入
金を正常に終了したときには、鑑別札一時ストア
部3の正常札は再び鑑別部2を通過するよう搬送
され、鑑別部2で判定された金種に応じてカート
リツジ6〜8に振り分けられて所定のカートリツ
ジに収納される。鑑別不能札は投入/出金口1に
搬送されて顧客に返却される。出金時にはこれは
異なる搬送路を通じて紙幣の出金が行われる。即
ち、出金額に応じて各カートリツジから紙幣を繰
り出し、鑑別部2で鑑別した後、正常札を投入/
出金口1に出金するとともに、鑑別不能札を回収
箱9に回収する。但し、カートリツジ8は五千円
札の入金にのみ使用される。
第2図は制御部要部の概略構成を示している。
制御部はCPU20,ROM21,RAM22から
なるマイクロコンピユータシステムで構成されて
いる。鑑別部センサS1〜S3は光学的或いは磁
気的に紙幣を読み取るセンサで構成されていて、
これらのセンサで紙幣から読み取つた透過光量や
磁気量はレベル変換部24を通してセンサ出力に
応じたレベル値に変換される。レベル変換部24
の変換出力は入出力制御部23を介してCPU2
0に与えられる。25は鑑別部2の鑑別機能異常
やジヤム等に対する異常処理を行う異常時処理部
であり、鑑別機能が異常であるときにはこの異常
時処理部25の鑑別部異常表示部によつてその異
常が表示される。第3図はRAM22の要部構成
を示している。エリア22Aには基準紙幣19の
基準パターンが格納されている。エリア22Bは
鑑別部センサS1〜S3によつて紙幣され読み取
つた紙幣のパターンを記憶する。
上記紙幣入出金機における鑑別機能診断装置は
格納部5の基準紙幣19を鑑別部2に搬送、通過
させて鑑別部センサS1〜S3の検査を行う構成
にある。
次にこの鑑別機能診断装置による診断処理につ
き第4図のフローチヤートを参照して説明する。
この診断処理は機器始動時において係員が診断
モードにセツトしたとき行われる。まず、ステツ
プn1(以下、ステツプniを単にniという。)にて格
納部5から基準紙幣19を繰り出す。繰り出され
た基準紙幣19は鑑別部2に搬送され、それを通
過するにしたがつて鑑別部センサS1〜S3よつ
て基準紙幣のパターンが読み取られるn2。n2で
読み取つたパターンはエリア22Bに格納され
る。続いてパターンデータをリードしn3、エリ
ア22Aとエリア22Bのパターンを比較する
n4。この比較において基準紙幣19から読み取
つたパターンが予め記憶している基準パターンに
一致したときは正常に鑑別部センサS1〜S3が
動作しており、鑑別機能が正常であると判断して
基準紙幣19を格納部5側に搬送して回収する
n5。読み取つたパターンと基準パターンとが一
致しないときはn4、鑑別部センサS1〜S3が
正常に動作しておらず、鑑別機能が異常であると
判断し、その異常を表示して基準紙幣19を格納
部5に回収するn6,n5。
上記の動作から明らかなように、予め格納部5
に格納している基準紙幣19を繰り出して鑑別部
2の鑑別機能をチエツクするので、運用開始時等
における自己診断が可能となり、また係員が基準
紙幣を投入/出金口1より投入する手間を省き、
鑑別部センサの検査を簡略化することができる。
上記n4がこの考案の判判定手段に対応する。
(g) 考案の効果 以上のようにこの考案によれば、診断時に基準
紙幣類を格納場所から紙幣類鑑別部に搬送し、そ
の鑑別部で読み取つたパターンと予め記憶してい
る基準パターンとを比較して鑑別機能をチエツク
するので、紙幣入出金機の内部で自動的に鑑別機
能を診断することができ、これにより係員が紙幣
を投入口に投入するといつた手間を省いて鑑別機
能の診断を簡略化でき、且つ紙幣入出金機の鑑別
部の運転開始時における自己診断を実現すること
ができる。また、基準紙幣類の読み取りパターン
を予め基準パターン記憶手段に記憶しており、自
己診断時にこの基準パターンと基準紙幣類の読み
取りパターンとの比較を行つて鑑別機能の判定を
行うため、常に正常な鑑別機能判定が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した紙幣入出金機の概
略構成図、第2図は同紙幣入出金機の制御部要部
のブロツク図、第3図はRAM22の要部構成
図、第4図は同紙幣入出金機における鑑別機能の
自己診断処理の具体的動作を示すフローチヤート
である。 2−鑑別部、5−格納部、19−基準紙幣、S
1〜S3−鑑別部センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 紙幣類のパターンを読み取つて真偽判別等を行
    う紙幣類鑑別部を備える紙幣類処理装置におい
    て、 装置内の所定の格納場所に格納配置した基準紙
    幣類と、 この基準紙幣類の読み取りパターンを基準パタ
    ーンとして予め記憶する基準パターン記憶手段
    と、 自己診断モード時に、 前記基準紙幣類を格納場所から前記紙幣類鑑別
    部に搬送し、紙幣類鑑別部の基準紙幣類のパター
    ンを読み取らせたのち前記格納場所に搬送する基
    準紙幣類搬送手段と、 前記紙幣類鑑別部が読み取つた基準紙幣類のパ
    ターンと前記基準パターンとを比較し、その比較
    結果で前記紙幣類鑑別部の鑑別機能が正常である
    かどうかを判定する判定手段と、 を設けてなる紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置。
JP5387484U 1984-04-10 1984-04-10 紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置 Granted JPS60166074U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5387484U JPS60166074U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5387484U JPS60166074U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60166074U JPS60166074U (ja) 1985-11-05
JPH0229470Y2 true JPH0229470Y2 (ja) 1990-08-08

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ID=30575138

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JP5387484U Granted JPS60166074U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 紙幣類鑑別部の鑑別機能診断装置

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