JPH02294370A - 防食用Zn入り塗布充填材 - Google Patents

防食用Zn入り塗布充填材

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JPH02294370A
JPH02294370A JP11556589A JP11556589A JPH02294370A JP H02294370 A JPH02294370 A JP H02294370A JP 11556589 A JP11556589 A JP 11556589A JP 11556589 A JP11556589 A JP 11556589A JP H02294370 A JPH02294370 A JP H02294370A
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corrosion
solvent
zinc powder
adhesive
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JP11556589A
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Yoshiyuki Hirakata
平方 義之
Hiroshi Yamaguchi
洋 山口
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄鋼等の亜鉛より卑な金属からなる被防食体に
塗布したり、被防食体の合せ目やすきま部に充填するな
どして被防食体の防食用に用いる防食用Zn入り塗布充
填材に関する.〔従来の技術〕 通常鉄鋼等の防食を図るためには大気防食環境下では、
塗装が主として用いられる.そして環境が厳しい場合や
長期間の寿命が要求される場合などでは重塗装と称して
高級な塗料を塗り重ねる事が多い.しかし配管架台の地
際わ部やフランジ継手部のボルトナットに代表されるよ
うな面積が比較的小さく、前処理もしにくい部位では、
重塗装は行なわれることは少なく、般塗゛装ですまされ
ることが多かった.また自動車のフードのヘミング部や
部材のボルトによる取付部のように鋼材と鋼材が合さる
部位には,焼付塗料がまわらないのでわずかなすきまを
埋めるためシーラーと称されるアクリル樹脂やシリコン
樹脂が注入されることが多かった.〔発明が解決しよう
とする問題点〕 腐食が問題となったり、塗料寿命が短かすぎる問題があ
っても,対象面積が小さかったり、ケレンがけや脱脂,
ほこりとりなどの前処理が十分できないため重塗装がさ
れない場合は,防食上の問題点は大きい. また被防食体同士の合せ部などにシーラーを用いてもこ
れにひび割れ部やはがれ部が生じるとそこに水が入って
腐食を起す. 本発明は、形状が複雑で個々の面積が比較的小さいなど
のために、十分な防食対策がとれず腐食を起しているよ
うな対象物に簡便で信頼性のある防食皮膜を形成し得る
防食用の塗布充填材を提供することを目的とする. r問題点を解決するための手段〕 本発明は粒程が70〜150μ鵬の大きさの粒子が80
%以上、望ましくは95%以上である亜鉛粉と、酸を含
有していない粘着剤と溶剤とからなり、溶剤を除き亜鉛
粉80〜95−t%,粘着剤固形分5〜20wt%の比
率で混合されてなる防食用Zn入り塗布充填材、あるい
はこのようなものにおいて、溶剤10〜30wt%、粘
着剤固形分と亜鉛粉の合計量90〜70wt%、あるい
は溶剤45〜65wt%、粘着剤固形分と亜鉛粉の合計
量55〜35wt%の比率で混合してなる防食用Zn入
り塗布充填材により前記課題を達成したものである. 〔作 用〕 このような本発明によれば、まず粘着剤を用いることに
より、多少前処理が不十分になった被防食体にも安定し
た密着力をもつ被膜を形成させ,またこの被膜に長期間
経過後も弾力性をもたせてクラックやはくりを起すこと
を防止する.また亜鉛粉を高濃度に添加することにより
又亜鉛粉の大きさを調整することにより,亜鉛粉同士を
接触させて導電性を持たせる.そして導電性を持たせた
皮膜では、万一被防食体まで水などの腐食媒が進入して
もZnと被防食体との間にガルパニックセルが形成され
るのでZ nが犠牲陽極として優先腐食し被防食体の腐
食を防止する. 本発明において、亜釦粉の粒径を70〜150μmのも
のを80%以上、望ましくは95%以上としたのは,粒
径が70μ一未満ことに40μ−未満のZn粒子の場合
は乾燥膜としたときの皿釦粒子間の接触による電気を通
す経路が途絶えやすくなり、電気の導通性が十分でなく
,一方150μ鳳を越えるものは大粒すぎて施工面のざ
らつきがひどくなりまた混合も困難となる傾向があるか
らであり、70〜150μ鳳の粒子が80%未満である
と上記不具合を生じやすく,95%以上となるように篩
分けなどをすることが望ましい.また粘着剤中に各種の
酸が存在するとZnと粘着剤が反応して導電性が失われ
る.そして具体的な粘着剤としては合成ゴムと天然ゴム
を混合したもの、酸性のない特殊アクリル系樹脂などを
ベースの樹脂とし、溶剤としてトルエンを用いたものな
どが挙げられる. 本防食用材料は施工時には溶剤が加わったものであり,
溶剤の凰によって後記のように施工性も変わってくる.
しかし、施工後にはこの溶剤は揮発し.Zn粉末と粘着
剤をなす樹脂および一部安定化剤などの添加剤が固形分
として残る(以下,樹脂とその他の固形分を合せて粘着
剤固形分と称す).そして、本発明の防食用材料による
皮膜の密着性や導電性はこのZn粉末と粘着剤固形分の
比率により左右され、Zn粉末が80wt%未満では導
電性が安定して得らjLず、95wt%を越えると被防
食体への密着性がおちる。
また、本防食用材料を合せ目やすきま部などに用いるコ
ーキング材として用いる場合やへらぬりをする場合は,
ある程度の粘度が必要なので、トルエンなどからなる溶
剤は10〜30wt%とすることが望ましい.すなわち
、lowL%未満では固くなりすぎ、30wt%超では
やわらかすぎる傾向となる.さらに、本防食用材料を刷
毛ぬりする場合などでは粘度を下げるため、トルエンな
どからなる溶剤を45〜65wt%とすると扱いやすい
. 本防食用材料を混合するには通常の回転羽根をもった撹
拌機を用いればよいが,その他ロールを用いる方法など
を用いてもよい. 亜鉛粉は特に限定しないが,不動態皮膜を生じにくい純
亜鉛粉で、塊状か球状なものが比表面積が小さくて望ま
しい。
なお、本防食用材料を施工する前に被防食体の少なくと
も一部は金属面を露出させ,犠牲防食作用を発揮できる
ようにする. 以下に,実施例を示す. 実施例1 溶剤を含むゴム系粘着剤(コニシ株式会社製KH16)
と70〜150μに篩分けにより粒度調整した純亜鉛の
7トマイズ粉と必要により添加したトルエンとを第1表
に示した割合で回転羽根をもった撹拌機で混合した.各
々の組成物を鋼板にぬりつけ乾燥膜にテスターをあてそ
の導電性を測定し,また鋼板への粘着性を確認した.(
以下余白) 第1表において、粘着性可とはへらで伸ばして押しつけ
ればなんとか鋼板に粘着固定できる程度を表し、不可と
はこれもできないことを示す. 実施例2 40μ膳以下の亜鉛粉A,40〜70μ票の亜鉛粉B,
70〜tSOμ亀の亜鉛粉C,150μ1以上の亜鈴粉
Dとからなる各種の亜鉛粉を第2表に示す比率で組合せ
、実施例1の本発明例2の組成比の混合物を作製した.
そして、各々の組成物を鋼板にぬりつけ乾燥膜にテスタ
ーを当てその導電性を測定した. 実施例3 酸を含まない特殊なアクリル系の粘着剤(コニシ株式会
社製K H−16)および変性シリコン系粘着剤(コニ
シ株式会社製ボンド変性シリコンコーク)を実施例1の
本発明例2の溶剤、粘着剤の代わりに用いた.特殊アク
リル系のものは乾燥膜は導電性をもち良好であったが、
変性シリコン系粘着剤を用いたものは安定化剤として用
いている酢酸と亜鉛が反応してしまい導電性が得られな
かった. 実施例4 第1図,第2図に示すように5c■角、厚み3醜閣の鋼
板3の中央に10諷量φの穴を開け、この2枚を0.3
鳳継の鋼板製スペーサ−6をはさませて重ね合せ.M8
のボルトナットで締め付けた.第1図の本発明の実施例
に相当するケースでは、六角のボルト形状にあらかじめ
成形されているプラスチックケース1の中に実施例1の
本発明例2の防食材料3をつめボルト頭に被せた.また
,ボルト4はあらかじめ上記防食材の中にしずめこみボ
ルトに本発明防食材を付着させ,そのままナット5で締
め付けた。さらに残りの露出部については上記防食材2
をへらでぬりつけて防食皮膜を形成した。
一方、第2図の比較例に相当する実施ケースでは、六角
のボルト形状にあらかじめ成形されたプラスチックケー
ス1の中に変性シリコン樹脂シーラー7をつめ、ボルト
頭に被せた.そして残りの露出部については,汎用のジ
ンクロ塗膜8を塗装した. 上記2種類の本発明品の実施例と比較品の実施例とを2
50時間の塩水噴霧試験に供した.その結果本発明例の
場合では赤錆は生じなかったが、比較例の場合にはプラ
スチックケースと鋼板との間に一部点錆、鋼板の合せ部
から重度の赤錆,1l1板面にふくれ、ナット部に点錆
がB察された. 実施例5 70IX15(!lの大きさの鋼板に本発明例として実
施例1の本発明例3に記載した防食材を刷毛でぬり乾燥
後クロスカットを入れた.また比較例として日本道路公
団仕様l4に準じて下塗りエポキシ塗料、中塗りポリウ
レタン塗料、上塗りポリウレタン塗料を塗り重ねる重防
食塗装を実施しさらにスクラッチを入れた. 上記2枚の試料を450H rの塩水噴霧試験に供した
.結果は本発明例の場合は全く赤錯は生じなかったが、
比較例の場合はクロスカッl・部にふくれ点錆が生じた
. 【発明の効果〕 以上の説明からわかるように、本発明によれば安定した
防食性能を有する防食被膜が簡便に得られる.なお本発
明の防食材料を用いた防食被膜の色調は灰色であるので
,他の色調を得たい場合は亜鉛の上に塗装することが推
奨されている市販の塗料をスプレーするなどすればよい
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る防食材料の使用例を説明する断面
図である. 第2図は比較例としての従来の防食材料の使用例を説明
する断面図である. 1・・・プラスチック力バー 2・・・防食材料 3・・・鋼板 4・・・ボル1− 6・・・スペーサー 7・・・シリコン樹脂シーラー 8・・・ジンクロ塗膜 5・・・ナット 特許出願人 三井金属鉱業株式会社 fト (」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒径が70〜150μmの大きさの粒子が80%以
    上である亜鉛粉と、酸を含有していない粘着剤と、溶剤
    とからなり、溶剤を除き亜鉛粉80〜95wt%、粘着
    剤固形分5〜20wt%の比率で混合されてなる防食用
    Zn入り塗布充填材。 2、溶剤10〜30wt%、粘着剤固形分と亜鉛粉の合
    計量90〜70wt%の比率で混合してなる請求項1記
    載の防食用Zn入り塗布充填材。 3、溶剤45〜65wt%、粘着剤固形分と亜鉛粉の合
    計量55〜35wt%の比率で混合してなる請求項1記
    載の防食用Zn入り塗布充填材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5985957A (en) * 1996-07-19 1999-11-16 Togo Seisakusyo Corporation Method of corrosion prevention and corrosion preventive material suitable for use therein
JP2006282856A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 防食材

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