JPH02293329A - レピッドクロサイトの製造方法 - Google Patents
レピッドクロサイトの製造方法Info
- Publication number
- JPH02293329A JPH02293329A JP1112430A JP11243089A JPH02293329A JP H02293329 A JPH02293329 A JP H02293329A JP 1112430 A JP1112430 A JP 1112430A JP 11243089 A JP11243089 A JP 11243089A JP H02293329 A JPH02293329 A JP H02293329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- alkali
- ferrous chloride
- added
- crocite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 56
- 239000003513 alkali Substances 0.000 claims abstract description 24
- 229960002089 ferrous chloride Drugs 0.000 claims abstract description 15
- NMCUIPGRVMDVDB-UHFFFAOYSA-L iron dichloride Chemical compound Cl[Fe]Cl NMCUIPGRVMDVDB-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims abstract description 15
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000003518 caustics Substances 0.000 claims abstract description 5
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 24
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 abstract description 13
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 12
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 12
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 8
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 4
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 2
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 2
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- AEIXRCIKZIZYPM-UHFFFAOYSA-M hydroxy(oxo)iron Chemical compound [O][Fe]O AEIXRCIKZIZYPM-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 description 2
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010899 nucleation Methods 0.000 description 2
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 2
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 229910052598 goethite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009776 industrial production Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910021506 iron(II) hydroxide Inorganic materials 0.000 description 1
- SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N iron(II,III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]O[Fe]=O SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NCNCGGDMXMBVIA-UHFFFAOYSA-L iron(ii) hydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[Fe+2] NCNCGGDMXMBVIA-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- 230000006911 nucleation Effects 0.000 description 1
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000006722 reduction reaction Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 238000010189 synthetic method Methods 0.000 description 1
- 229910006299 γ-FeOOH Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01G—COMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
- C01G49/00—Compounds of iron
- C01G49/02—Oxides; Hydroxides
- C01G49/06—Ferric oxide [Fe2O3]
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Compounds Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明はレビッドクロサイトの製造に係り、より詳細に
はオーディオ、ビデオ用の磁気記録媒体用磁性酸化鉄粉
末を製造する際に、出発物質として好適なレビッドクロ
サイトの製造方法に関するものである. 【従来の技術J 一般にオーディオ,ビデオ用の磁気記録媒体用磁性酸化
鉄粉末はレビッドクロサイトを出発原料とする場合、こ
れに焼成、還元及び酸化等の処理を順次施して針状γ−
Fearsを得、或いはその粒子表面にコバルト変成処
理によりコバルト被着したCo−γ−Fezesを得る
ことにより製造される。
はオーディオ、ビデオ用の磁気記録媒体用磁性酸化鉄粉
末を製造する際に、出発物質として好適なレビッドクロ
サイトの製造方法に関するものである. 【従来の技術J 一般にオーディオ,ビデオ用の磁気記録媒体用磁性酸化
鉄粉末はレビッドクロサイトを出発原料とする場合、こ
れに焼成、還元及び酸化等の処理を順次施して針状γ−
Fearsを得、或いはその粒子表面にコバルト変成処
理によりコバルト被着したCo−γ−Fezesを得る
ことにより製造される。
得られた磁性扮の磁気特性は上記出発物質の性状に依存
するため磁気記録媒体に好適な磁性粉を得るには、優れ
た性状の出発物質を使用する必要がある. 出発物質であるレビッドクロサイトの特性の中でも粒度
及び粒度分布は最終製品である磁性酸化鉄粉末の粒度、
粒度分布、磁気特性に密接に関係し,レピッドクロサイ
トの粒度、粒度分布の向上は磁性酸化鉄粉末の磁気特性
向上のために非常に重要である。
するため磁気記録媒体に好適な磁性粉を得るには、優れ
た性状の出発物質を使用する必要がある. 出発物質であるレビッドクロサイトの特性の中でも粒度
及び粒度分布は最終製品である磁性酸化鉄粉末の粒度、
粒度分布、磁気特性に密接に関係し,レピッドクロサイ
トの粒度、粒度分布の向上は磁性酸化鉄粉末の磁気特性
向上のために非常に重要である。
ところで、上記出発物質であるレビッドクロサイトは、
通常以下の様な合成方法で製造されている。
通常以下の様な合成方法で製造されている。
まず、塩化第一鉄水溶液に苛性アルカリ又はアンモニア
等のアルカリ水溶液を塩化第一鉄を水酸化第一鉄にする
のに要する理論量より少なく加えて中和する。次いでこ
れを酸素含有ガスで酸化してシード反応により種結晶を
つくる。このときの反応温度はlO〜25℃とする。シ
ード反応が終了に近づくと、反応懸濁液のpH値が低下
し、反応が終るとpH値は3.2〜3.8となる。
等のアルカリ水溶液を塩化第一鉄を水酸化第一鉄にする
のに要する理論量より少なく加えて中和する。次いでこ
れを酸素含有ガスで酸化してシード反応により種結晶を
つくる。このときの反応温度はlO〜25℃とする。シ
ード反応が終了に近づくと、反応懸濁液のpH値が低下
し、反応が終るとpH値は3.2〜3.8となる。
その後30〜50℃に昇温し、酸素含有ガスを吹込むと
共に、pH値が3.0〜4.0となるようにアルカリ水
溶液を添加して成長反応を行なう。この成長反応が終了
に近づ《と、pH値が上昇する。pH値が5.5となっ
た時点で成長反応の終了とし、針状のレピッドクロサイ
トを得る。
共に、pH値が3.0〜4.0となるようにアルカリ水
溶液を添加して成長反応を行なう。この成長反応が終了
に近づ《と、pH値が上昇する。pH値が5.5となっ
た時点で成長反応の終了とし、針状のレピッドクロサイ
トを得る。
上記の反応における時間とpHの関係を第2図に示す。
この反応には、次の2つのメカニズムが考えられている
。
。
(11 Fe”・+ ( o o − 1 p 8
L。u).−9−!−グリーツウユト一−→7−Fe0
0H 上記fl)の反応では、Fe”+とFei *からなる
グリーンラストを経由してγ−FeOOHになる反応で
、(2)の反応はグリーンラストを経由せず、Fe’
”が酸素等の酸化剤で直接p%*に酸化された後、γ−
Fe00Hになる反応である。(1)と(2)の反応で
はその反応速度が+1+の方法が(2)の方法に比べて
著しく速いことが知られている。このため生成したγ−
Fe00Hの粒度分布を良くするために、先づ(11の
速い反応をした後、(2)の遅い反応で、均一な粒子成
長を行なうことにより粒度分布の良いγ−Fe00Hを
作っている。
L。u).−9−!−グリーツウユト一−→7−Fe0
0H 上記fl)の反応では、Fe”+とFei *からなる
グリーンラストを経由してγ−FeOOHになる反応で
、(2)の反応はグリーンラストを経由せず、Fe’
”が酸素等の酸化剤で直接p%*に酸化された後、γ−
Fe00Hになる反応である。(1)と(2)の反応で
はその反応速度が+1+の方法が(2)の方法に比べて
著しく速いことが知られている。このため生成したγ−
Fe00Hの粒度分布を良くするために、先づ(11の
速い反応をした後、(2)の遅い反応で、均一な粒子成
長を行なうことにより粒度分布の良いγ−Fe00Hを
作っている。
[発明が解決しようとする課題]
従来,上述したような好適な出発物質を得るためには,
核の生成反応後、成長反応という操作を連続に実施する
ことにより得られている。ところが、成長反応は粒子の
均一な成長を行なわせるため、アルカリの添加量を制御
して反応するため、通常第2図に示すように長い時間を
要する。このような長時間要する反応は工業的な生産の
場合コスト的に不利である。
核の生成反応後、成長反応という操作を連続に実施する
ことにより得られている。ところが、成長反応は粒子の
均一な成長を行なわせるため、アルカリの添加量を制御
して反応するため、通常第2図に示すように長い時間を
要する。このような長時間要する反応は工業的な生産の
場合コスト的に不利である。
本発明は粒子の成長反応を行なわずに短時間で従来と遜
色のない粒度、粒度分布のレビッドクロサイトを得るこ
とを目的とする。
色のない粒度、粒度分布のレビッドクロサイトを得るこ
とを目的とする。
本発明者は前記目的を達成するため鋭意研究した結果、
レビッドクロサイトの成長反応を行なわずに、前記fl
l式の速い反応を特定の条件下で3回以上に分けて行な
うことにより、従来と同様のレビッドクロサイトが短時
間で得られることを見出した。
レビッドクロサイトの成長反応を行なわずに、前記fl
l式の速い反応を特定の条件下で3回以上に分けて行な
うことにより、従来と同様のレビッドクロサイトが短時
間で得られることを見出した。
即ち、本発明は塩化第一鉄水溶液に苛性アルカリ、アン
モニア等のアルカリを添加し、#素含有ガスを吹込んで
レビッドクロサイトを製造する方法において、該アルカ
リの添加を3回以上に分け、夫々の添加量を溶液中に存
在する塩化第一鉄の中和に必要な理論量の40〜60%
として前の反応の終了後次の添加を行ない、アルカリの
添加の合計量を初めの塩化第一鉄の中和に必要な理論量
の90%以上とし、各反応の温度を20℃以下、pl+
を6.2〜7.6とすることを特徴とするレビッドクロ
サイトの製造方法である. 以下本発明を詳しく説明する。
モニア等のアルカリを添加し、#素含有ガスを吹込んで
レビッドクロサイトを製造する方法において、該アルカ
リの添加を3回以上に分け、夫々の添加量を溶液中に存
在する塩化第一鉄の中和に必要な理論量の40〜60%
として前の反応の終了後次の添加を行ない、アルカリの
添加の合計量を初めの塩化第一鉄の中和に必要な理論量
の90%以上とし、各反応の温度を20℃以下、pl+
を6.2〜7.6とすることを特徴とするレビッドクロ
サイトの製造方法である. 以下本発明を詳しく説明する。
塩化第一鉄水溶液に添加するアルカリ及び酸素含有ガス
の吹込みを3回以上に分けて行なう。そして各段階での
アルカリの添加量は添加前に存在する塩化第一鉄を中和
するに必要な理論量の40〜60%とする。理論量はO
H/Fe”のモル比が2である。40%より少ないと中
和後のFe2+が多くなり、全体の反応を90%以上と
するためには中和回数が多くなり、経済的に不利である
。また60%より多くすると反応液の粘度が著し《上昇
し、反応が不均一になるため、得られるレビッドクロサ
イトの粒度分布が悪くなる。そして撹拌による反応速度
の促進効果が著しく損なわれる。添加の回数もレビッド
クロサイトの粒度分布をよ《するため3回以上とするこ
とが望ましい。
の吹込みを3回以上に分けて行なう。そして各段階での
アルカリの添加量は添加前に存在する塩化第一鉄を中和
するに必要な理論量の40〜60%とする。理論量はO
H/Fe”のモル比が2である。40%より少ないと中
和後のFe2+が多くなり、全体の反応を90%以上と
するためには中和回数が多くなり、経済的に不利である
。また60%より多くすると反応液の粘度が著し《上昇
し、反応が不均一になるため、得られるレビッドクロサ
イトの粒度分布が悪くなる。そして撹拌による反応速度
の促進効果が著しく損なわれる。添加の回数もレビッド
クロサイトの粒度分布をよ《するため3回以上とするこ
とが望ましい。
各反応における温度は20℃以下とする, 20℃を越
えるとゲータイトやマグネタイトが混入してくる。また
pHは6.2〜7.6の範囲で実質的に反応させる。こ
の点は従来と大きく異なる点であり、pHが6.2未満
だと反応が遅くなる。また7.6を越えるとアルカリが
過剰であり、反応率が60%以内に収まらない。
えるとゲータイトやマグネタイトが混入してくる。また
pHは6.2〜7.6の範囲で実質的に反応させる。こ
の点は従来と大きく異なる点であり、pHが6.2未満
だと反応が遅くなる。また7.6を越えるとアルカリが
過剰であり、反応率が60%以内に収まらない。
各段階でのアルカリの添加は前の反応が終了したら速や
かに行なう。この添加時期は遅くても製品特性上は問題
ないが、全体の時間が長《なるので経済上不利である。
かに行なう。この添加時期は遅くても製品特性上は問題
ないが、全体の時間が長《なるので経済上不利である。
全体の反応終了後の反応率はレビツドクロサイトの収量
を高める意味から90%以上とすることが望ましい。
を高める意味から90%以上とすることが望ましい。
第1図に本発明による反応時間とpHとの関係の代表例
を示す。図は3回に分けてアルカリを添加した場合を示
す。1回目の反応の終了はpHの変化割合が0.07/
分以下になった時点を目安とするのがよく、そこで2回
目のアルカリの添加、酸素含有ガスの吹込みを開始し、
以下同様に3回目の反応を行なう。反応時間は添加回数
が進むに従って短くなる。
を示す。図は3回に分けてアルカリを添加した場合を示
す。1回目の反応の終了はpHの変化割合が0.07/
分以下になった時点を目安とするのがよく、そこで2回
目のアルカリの添加、酸素含有ガスの吹込みを開始し、
以下同様に3回目の反応を行なう。反応時間は添加回数
が進むに従って短くなる。
【作用]
本発明の方法は前記した(1)式の反応を繰り返すもの
で、各反応の時間は短かい。本発明において、最終的に
得られたレビッドクロサイトの粒径、粒度分布が従来の
成長反応を設けたものと大差がないところから、第2回
目以降の反応で生成したレビッドクロサイトは大部分初
めに生成した粒子の成長に預かっているものと思われる
。
で、各反応の時間は短かい。本発明において、最終的に
得られたレビッドクロサイトの粒径、粒度分布が従来の
成長反応を設けたものと大差がないところから、第2回
目以降の反応で生成したレビッドクロサイトは大部分初
めに生成した粒子の成長に預かっているものと思われる
。
実施例
0.93 1lot/ kgの濃度である塩化第一鉄水
溶液を102kg$備し、窒素雰囲気下で撹拌しながら
、104 a+olの水酸化ナトリウムを水に溶解して
131kgとしたアルカリ水溶液を添加した(アルカリ
は理論量の55%)。この混合水溶液を17℃の温度に
保ちながら、78β/akinの速度で空気を吹込み酸
化させた。pttの低下速度がQ,077winになっ
たところで、47 molの水酸化ナトリウムを水に溶
解して59kgとしたアルカリ水溶液を添加して、反応
を続けた(残存する塩化第一鉄に対する理論量の55%
)。更に、pHの低下速度が0.07/minになった
ところに、21 molの水酸化ナトリウムを溶かした
アルカリ水溶液27kgを添加した(同様に理論量の5
5%)。その後、puの低下速度が0.07/winに
なったところに、5 molの水酸化ナトリウムを溶解
したアルカリ水溶液6kgを添加(同様に理論咀の55
%)して、pHの低下速度が0.07/winになった
ところで,空気の吹込みを中正して、この反応を終了し
た(合計のアルカリ量は理論量の96%)。生成したレ
ビッドクロサイトの比表面積は64. lrn”/ g
であった。このレビッドクロサイトは粒度分布も良く磁
気記録用磁性粉原料としては好適なものであり、これら
全反応に要した時間は2時間58分であった。
溶液を102kg$備し、窒素雰囲気下で撹拌しながら
、104 a+olの水酸化ナトリウムを水に溶解して
131kgとしたアルカリ水溶液を添加した(アルカリ
は理論量の55%)。この混合水溶液を17℃の温度に
保ちながら、78β/akinの速度で空気を吹込み酸
化させた。pttの低下速度がQ,077winになっ
たところで、47 molの水酸化ナトリウムを水に溶
解して59kgとしたアルカリ水溶液を添加して、反応
を続けた(残存する塩化第一鉄に対する理論量の55%
)。更に、pHの低下速度が0.07/minになった
ところに、21 molの水酸化ナトリウムを溶かした
アルカリ水溶液27kgを添加した(同様に理論量の5
5%)。その後、puの低下速度が0.07/winに
なったところに、5 molの水酸化ナトリウムを溶解
したアルカリ水溶液6kgを添加(同様に理論咀の55
%)して、pHの低下速度が0.07/winになった
ところで,空気の吹込みを中正して、この反応を終了し
た(合計のアルカリ量は理論量の96%)。生成したレ
ビッドクロサイトの比表面積は64. lrn”/ g
であった。このレビッドクロサイトは粒度分布も良く磁
気記録用磁性粉原料としては好適なものであり、これら
全反応に要した時間は2時間58分であった。
比較例
先ず、第一段のアルカリ添加の反応は,実施例と同様に
した。その後、反応温度を40”Cまで加温し、この温
度を保ちながら、70 molの苛性アルカリを水に溶
解して91.6kgにしたアルカリ水溶液をpH 3.
8になるように、空気を13. 5 12 / win
の速度で吹込みながら連続的に添加した。この反応を続
けていくとpHがしだいに上がりはじめ、pl{5.5
になったところで、この反応は終了とした。生成したレ
ビッドクロサイトの比表面積は63.9rn”/ gで
あったが、全反応に要した時間は、6時間5分であった
. 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る方法を使うことによ
り、粒度分布もよく、粒子形状も良いレビッドクロサイ
トが従来の方法の約半分の時間で製造することができ、
工業的には非常に有利である。
した。その後、反応温度を40”Cまで加温し、この温
度を保ちながら、70 molの苛性アルカリを水に溶
解して91.6kgにしたアルカリ水溶液をpH 3.
8になるように、空気を13. 5 12 / win
の速度で吹込みながら連続的に添加した。この反応を続
けていくとpHがしだいに上がりはじめ、pl{5.5
になったところで、この反応は終了とした。生成したレ
ビッドクロサイトの比表面積は63.9rn”/ gで
あったが、全反応に要した時間は、6時間5分であった
. 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る方法を使うことによ
り、粒度分布もよく、粒子形状も良いレビッドクロサイ
トが従来の方法の約半分の時間で製造することができ、
工業的には非常に有利である。
第1図は本発明による場合の反応時間とpHの関係を示
すグラフ,第2図は従来法の反応時間とpllの関係を
示すグラフである。
すグラフ,第2図は従来法の反応時間とpllの関係を
示すグラフである。
Claims (1)
- 塩化第一鉄水溶液に苛性アルカリ、アンモニア等のアル
カリを添加し、酸素含有ガスを吹込んでレビッドクロサ
イトを製造する方法において、該アルカリの添加を3回
以上に分け、夫々の添加量を溶液中に存在する塩化第一
鉄の中和に必要な理論量の40〜60%として前の反応
の終了後次の添加を行ない、アルカリの添加の合計量を
初めの塩化第一鉄の中和に必要な理論量の90%以上と
し、各反応の温度を20℃以下、pHを6.2〜7.6
とすることを特徴とするレビッドクロサイトの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112430A JPH02293329A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | レピッドクロサイトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112430A JPH02293329A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | レピッドクロサイトの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02293329A true JPH02293329A (ja) | 1990-12-04 |
Family
ID=14586444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1112430A Pending JPH02293329A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | レピッドクロサイトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02293329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009100767A1 (en) * | 2008-02-15 | 2009-08-20 | Rockwood Italia Spa | Process for producing red iron oxide |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP1112430A patent/JPH02293329A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009100767A1 (en) * | 2008-02-15 | 2009-08-20 | Rockwood Italia Spa | Process for producing red iron oxide |
US8206681B2 (en) | 2008-02-15 | 2012-06-26 | Rockwood Italia Spa | Process for producing red iron oxide |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4729846A (en) | Method for manufacturing lepidocrocite | |
US4597958A (en) | Method of producing hydrated iron oxide | |
JPH02293329A (ja) | レピッドクロサイトの製造方法 | |
KR100270077B1 (ko) | 레피도크로사이트의 제조방법 | |
JPS6021307A (ja) | 強磁性金属粉末の製造方法 | |
JPH10226520A (ja) | 水和酸化鉄及び強磁性酸化鉄の製造方法 | |
JPS5891039A (ja) | 磁気記録材料用針状α−FeOOHの製造方法 | |
JP2000302445A (ja) | 紡錘状ゲータイト粒子粉末、紡錘状ヘマタイト粒子粉末、及び鉄を主成分とする紡錘状金属磁性粒子粉末、並びにそれらの製造法 | |
JP2931182B2 (ja) | 針状γ−FeOOHの製造方法 | |
US4748017A (en) | Method for manufacturing lepidocrocite | |
JPS6265934A (ja) | レピツドクロサイトの製造方法 | |
JPS61141627A (ja) | 針状α−FeOOH製造方法 | |
KR960010092B1 (ko) | 레피도 크로사이트의 제조방법 | |
JPH02267123A (ja) | レピッドクロサイトの製造方法 | |
JPH02175806A (ja) | 磁気記録用金属磁性粉末の製造方法 | |
JPH05310431A (ja) | α−オキシ水酸化鉄およびこれを用いた磁気記録用磁性金属粉末の製造方法 | |
JPH02279525A (ja) | レピッドクロサイトの製造方法 | |
KR910009210B1 (ko) | 레피도크로사이트의 제조방법 | |
JPH02263720A (ja) | β―オキシ水酸化鉄の製造方法 | |
JPH09188520A (ja) | 紡錘状ゲーサイトの製造方法 | |
JPS61174119A (ja) | α−オキシ水酸化鉄の製造方法 | |
JPS63170222A (ja) | レピツドクロサイトの製造方法 | |
JPS62119116A (ja) | レピツドクロサイトの製造方法 | |
JPH0624984B2 (ja) | レピツドクロサイトの製造方法 | |
JPS5951494B2 (ja) | β−オキシ水酸化鉄の製造法 |