JPH0229325Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229325Y2 JPH0229325Y2 JP1914986U JP1914986U JPH0229325Y2 JP H0229325 Y2 JPH0229325 Y2 JP H0229325Y2 JP 1914986 U JP1914986 U JP 1914986U JP 1914986 U JP1914986 U JP 1914986U JP H0229325 Y2 JPH0229325 Y2 JP H0229325Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- flow path
- bearing
- concave
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、配管に取付けて流体を制御するバタ
フライバルブの弁体に関する。
フライバルブの弁体に関する。
(従来の技術とその問題点)
バタフライバルブの弁体は、第5図に示されて
いるように、弁体11の中心に貫通形成した軸受
孔12に弁軸を挿通させるか、又は第6図に示さ
れているように、弁体21の回転軸線両端部に形
成した軸受部22,22に弁軸の端部を各挿着さ
せて(スプリツト型)、弁箱に装着されているも
のである。
いるように、弁体11の中心に貫通形成した軸受
孔12に弁軸を挿通させるか、又は第6図に示さ
れているように、弁体21の回転軸線両端部に形
成した軸受部22,22に弁軸の端部を各挿着さ
せて(スプリツト型)、弁箱に装着されているも
のである。
しかしながら、前者の場合は、弁体11の中央
部が軸線方向全長に亘つて急激に厚肉となつてい
るため、これが弁体表面の流路を遮る形となつて
流路確保が不十分となると共に、該肉厚部の流路
方向後方でキヤビテーシヨンが発生しやすくな
り、流体の流動抵抗が大きくなる等の欠点があつ
た。一方、後者の場合は、弁体両端部の軸受部2
2,22間が凹んで比較的薄肉となつているた
め、この部分だけ流路が確保されて前者よりは流
動性が向上するものの、軸受部22が急激に厚肉
となつているために、第6図ロに矢印で示されて
いるように、該部の後方にキヤビテーシヨンが発
生しやすく、流体の流動抵抗が大きくなり、弁体
の異常振動や騒音を発生させ、又、捩じり加圧も
加わつて弁軸と軸受部の磨損の原因ともなつてい
た。
部が軸線方向全長に亘つて急激に厚肉となつてい
るため、これが弁体表面の流路を遮る形となつて
流路確保が不十分となると共に、該肉厚部の流路
方向後方でキヤビテーシヨンが発生しやすくな
り、流体の流動抵抗が大きくなる等の欠点があつ
た。一方、後者の場合は、弁体両端部の軸受部2
2,22間が凹んで比較的薄肉となつているた
め、この部分だけ流路が確保されて前者よりは流
動性が向上するものの、軸受部22が急激に厚肉
となつているために、第6図ロに矢印で示されて
いるように、該部の後方にキヤビテーシヨンが発
生しやすく、流体の流動抵抗が大きくなり、弁体
の異常振動や騒音を発生させ、又、捩じり加圧も
加わつて弁軸と軸受部の磨損の原因ともなつてい
た。
そこで、本考案は、上記スプリツト型の弁体を
改良することによつて、流路を広く確保できると
共にキヤビテーシヨンが発生しにくくかつ流体の
流動抵抗を最小限に押さえることができるバタフ
ライバルブの弁体を提供することを目的とする。
改良することによつて、流路を広く確保できると
共にキヤビテーシヨンが発生しにくくかつ流体の
流動抵抗を最小限に押さえることができるバタフ
ライバルブの弁体を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段)
上記目的を達成するため本考案は、弁体の回転
軸線両端部に形成された軸受部から前記軸線と直
交方向の弁体周縁部に向かつて弁体を漸次肉薄に
形成し、両軸受部間の弁体中間部に弁体の両周縁
部に亘る凹流路面を形成してバタフライバルブの
弁体となしたことを特徴とする。
軸線両端部に形成された軸受部から前記軸線と直
交方向の弁体周縁部に向かつて弁体を漸次肉薄に
形成し、両軸受部間の弁体中間部に弁体の両周縁
部に亘る凹流路面を形成してバタフライバルブの
弁体となしたことを特徴とする。
この際、上記凹流路面の幅は弁体の周縁部ほど
拡開さているのが好ましい。
拡開さているのが好ましい。
(実施例)
次に、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
る。
第1図は本考案の弁体を示しており、弁体1
は、その回転軸線の上下両端部に弁軸の端部を軸
支する軸受部1a,1bが形成され、該軸受部1
a,1bから回転軸線と直交方向の弁体周縁部に
向かつて弁体の肉厚が漸次薄くなるように形成さ
れて、弁体表面が該直交方向に流線形或いは直線
乃至直線に近い曲線形、またはこれらの結合した
連続線断面形を有した弁面部1cとしてあり、該
軸受部1a,1b間の弁体中間部は、上記弁面部
1c,1cによつて比較的薄肉状態でかつほぼ等
厚か中央部が若干厚肉となつた流路方向の弁体両
周縁部に亘る凹流路面1dとして形成されてお
り、該凹流路面1dは両周縁部に近づくに従つて
漸次幅が拡開するように形成されている。
は、その回転軸線の上下両端部に弁軸の端部を軸
支する軸受部1a,1bが形成され、該軸受部1
a,1bから回転軸線と直交方向の弁体周縁部に
向かつて弁体の肉厚が漸次薄くなるように形成さ
れて、弁体表面が該直交方向に流線形或いは直線
乃至直線に近い曲線形、またはこれらの結合した
連続線断面形を有した弁面部1cとしてあり、該
軸受部1a,1b間の弁体中間部は、上記弁面部
1c,1cによつて比較的薄肉状態でかつほぼ等
厚か中央部が若干厚肉となつた流路方向の弁体両
周縁部に亘る凹流路面1dとして形成されてお
り、該凹流路面1dは両周縁部に近づくに従つて
漸次幅が拡開するように形成されている。
上記弁体1は、第2図、第3図に略示されてい
るように、弁軸2,2を介して弁箱3に装着され
る。弁体1を全開した時には、弁体中間部の凹流
路面1dが流路方向全長に亘つて形成されている
ので、十分な流路が確保でき、かつ軸受部1a,
1bから流路方向の弁体周縁に亘る弁面部1cが
流動抵抗の少ない連続面となつており、かつ中間
部の凹流路面1dが流動方向を乱さないための流
路案内となつているので、流体はほとんど流動抵
抗を受けず、キヤビテーシヨンを発生させること
もなく、図の矢印線の如く円滑に流動する。
るように、弁軸2,2を介して弁箱3に装着され
る。弁体1を全開した時には、弁体中間部の凹流
路面1dが流路方向全長に亘つて形成されている
ので、十分な流路が確保でき、かつ軸受部1a,
1bから流路方向の弁体周縁に亘る弁面部1cが
流動抵抗の少ない連続面となつており、かつ中間
部の凹流路面1dが流動方向を乱さないための流
路案内となつているので、流体はほとんど流動抵
抗を受けず、キヤビテーシヨンを発生させること
もなく、図の矢印線の如く円滑に流動する。
なお、上記実施例では、流体が十分円滑に凹流
路面に案内されるように、凹流路面1dをその幅
が弁体の周縁部に近づくに従い拡開するように形
成したが、流路を狭めないのであれば、流路に沿
つた直線状等適宜形状に形成することができる。
路面に案内されるように、凹流路面1dをその幅
が弁体の周縁部に近づくに従い拡開するように形
成したが、流路を狭めないのであれば、流路に沿
つた直線状等適宜形状に形成することができる。
一方、弁体1は金属製等でもよいが、広範な用
途に対応するために、FRP製とすることが望ま
しく、特に高ガラスコンテント(含量)とするこ
とが強度上好ましい。本考案の上記構成によれ
ば、従来の軸受部が急激に厚肉なボス部となつて
いてSMCを層状にプレスした際に合成樹脂リツ
チ部分が生じないような均一化ができにくかつた
のに対し、SMCを全体に層状に仕込みやすく、
各部位のガラスコンテントのばらつきを極めて少
なくすることができる。
途に対応するために、FRP製とすることが望ま
しく、特に高ガラスコンテント(含量)とするこ
とが強度上好ましい。本考案の上記構成によれ
ば、従来の軸受部が急激に厚肉なボス部となつて
いてSMCを層状にプレスした際に合成樹脂リツ
チ部分が生じないような均一化ができにくかつた
のに対し、SMCを全体に層状に仕込みやすく、
各部位のガラスコンテントのばらつきを極めて少
なくすることができる。
又、弁体をチヨツプドストランド系のSMCを
層状にプレスして成形した場合、弁体の開閉時に
軸周方向の強い捩じり応力を受ける軸受部周囲に
剥離現象が起こる可能性がある。これを解決する
ためには、第4図に示されているように弁体を構
成するのが望ましい。
層状にプレスして成形した場合、弁体の開閉時に
軸周方向の強い捩じり応力を受ける軸受部周囲に
剥離現象が起こる可能性がある。これを解決する
ためには、第4図に示されているように弁体を構
成するのが望ましい。
即ち、弁軸金型を用いて弁体1の軸受部1aを
形成する際に、該軸受部の弁軸周囲部分に軸周方
向にガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維をSMC
ロービング4として適層に巻層し、この上に前記
SMCを層状に積層して全体をプレス成形した構
成とすれば、全体が一体化すると共に、軸受部1
aはロービング4によつて一層強化されたものと
なり、しかも軸周方向に巻層されているために弁
体の開閉に伴つて受ける捩じり応力はロービング
の繊維方向に吸収され、SMC層に剥離を生じさ
せない。
形成する際に、該軸受部の弁軸周囲部分に軸周方
向にガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維をSMC
ロービング4として適層に巻層し、この上に前記
SMCを層状に積層して全体をプレス成形した構
成とすれば、全体が一体化すると共に、軸受部1
aはロービング4によつて一層強化されたものと
なり、しかも軸周方向に巻層されているために弁
体の開閉に伴つて受ける捩じり応力はロービング
の繊維方向に吸収され、SMC層に剥離を生じさ
せない。
(考案の効果)
以上のように、本考案によれば、軸受部から流
路方向の弁体周縁部に亘つて漸次肉厚を薄くした
弁面部と流路方向の弁体両縁に亘つて連続する凹
流路面を有して弁体が構成されるので、弁体を全
開にしても、流路が十分に確保でき、流動抵抗を
最小限におさえることができ、弁体付近の流れが
スムーズになるのでキヤビテーシヨンが発生しに
くく、弁体が異常振動したり騒音を発生したりす
るおそれがなくなる。
路方向の弁体周縁部に亘つて漸次肉厚を薄くした
弁面部と流路方向の弁体両縁に亘つて連続する凹
流路面を有して弁体が構成されるので、弁体を全
開にしても、流路が十分に確保でき、流動抵抗を
最小限におさえることができ、弁体付近の流れが
スムーズになるのでキヤビテーシヨンが発生しに
くく、弁体が異常振動したり騒音を発生したりす
るおそれがなくなる。
さらに、上記弁面部は弁体の補強を兼ねること
にもなり、弁軸付近に補強を必要とするFRP製
の弁体等においては高強度の弁体が得られ、弁軸
受部分の摩損防止ともなる。
にもなり、弁軸付近に補強を必要とするFRP製
の弁体等においては高強度の弁体が得られ、弁軸
受部分の摩損防止ともなる。
第1図は本考案に係る弁体の一例であり、イは
正面図、ロはその上面図、ハは中央縦断面図、ニ
は中央横断面図、第2図、第3図は共に第1図の
弁体を装着したバタフライバルブにおける流体の
流動状態略図、第4図は本考案に係る弁体の別の
一例であり、イはその上面図、ロはその縦断面
図、第5図、第6図は従来の弁体であり、いずれ
もイは正面図、ロは上面図、ハは縦断面図であ
る。 1……弁体、1a,1b……軸受部、1c……
弁面部、1d……凹流路面、2……弁軸、3……
弁箱、4……ロービング。
正面図、ロはその上面図、ハは中央縦断面図、ニ
は中央横断面図、第2図、第3図は共に第1図の
弁体を装着したバタフライバルブにおける流体の
流動状態略図、第4図は本考案に係る弁体の別の
一例であり、イはその上面図、ロはその縦断面
図、第5図、第6図は従来の弁体であり、いずれ
もイは正面図、ロは上面図、ハは縦断面図であ
る。 1……弁体、1a,1b……軸受部、1c……
弁面部、1d……凹流路面、2……弁軸、3……
弁箱、4……ロービング。
Claims (1)
- 弁体の回転軸線両端部に形成された軸受部から
前記軸線と直交方向の弁体周縁部に向かつて弁体
を漸次肉薄に形成し、両軸受部間の弁体中間部に
弁体の両周縁部に亘る凹流路面を形成してなるバ
タフライバルブの弁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1914986U JPH0229325Y2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1914986U JPH0229325Y2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62131166U JPS62131166U (ja) | 1987-08-19 |
JPH0229325Y2 true JPH0229325Y2 (ja) | 1990-08-07 |
Family
ID=30813485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1914986U Expired JPH0229325Y2 (ja) | 1986-02-13 | 1986-02-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0229325Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2507168Y2 (ja) * | 1989-10-24 | 1996-08-14 | 株式会社 巴技術研究所 | 中心型バタフライ弁の弁体 |
JP4933082B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2012-05-16 | 愛三工業株式会社 | バタフライ弁 |
JP4739128B2 (ja) * | 2006-06-28 | 2011-08-03 | 愛三工業株式会社 | 吸気制御弁 |
JP2011190874A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Sekisui Chem Co Ltd | バタフライ弁用弁箱およびその製造方法 |
TWI794389B (zh) * | 2018-01-10 | 2023-03-01 | 日商旭有機材股份有限公司 | 蝶形閥 |
-
1986
- 1986-02-13 JP JP1914986U patent/JPH0229325Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62131166U (ja) | 1987-08-19 |
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