JPH02291675A - 充電式電気機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は防水型の電気かみそり、電動歯ぶらしなどの充
電式電気機器に関するものである。

？従来の技術］ 一般に、防水型の電気かみそり、電動歯ぶらしなどの小
型の充電式電気機器には、密封構造を有するハウジング
内に、ニッケルーカドミウム電池よりなる蓄電池が内蔵
されており、適宜充電を行なうことにより電池を交換す
ることなく繰り返し使用できるようになっている．とこ
ろで、この種の蓄電池において、逆充電、急速充電時に
おける過充電、極低温下での充電などを行なうと、充放
電反応によって蓄電池内部に多量のガス（０■ガスおよ
びＨ２ガス）が発生する．この充放電反応は、いわゆる
水の電気分解反応であり、Ｈ２ガスおよびｏ２ガスが２
：１の割合で発生する。

上記ガス生成反応は通常の充電状態では起きないが、前
述したような誤った充電方法にて蓄電池を充電するとガ
ス生成反応によるガスが大量に発生して蓄電池の内部ガ
ス圧が異常に上昇し、蓄電池が破裂する危険がある。そ
こで、蓄電池には内部ガス圧が異常高圧になったときに
解放される安全弁が設けられており、多量に発生したガ
スを適宜外部に放出するようにして内部ガス圧が一定以
上にならないようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述の従来例にあっては、密封構造を有
するハウジング内に安全弁を有する蓄電池およびモータ
、スイッチ、配線などの電子部品を収納して防水型とし
ているが、蓄電池の安全弁が作動して蓄電池内で発生し
たガスがガス抜き孔から放出されると、ハウジング内に
爆発性のガス（Ｔ｛２ガスの爆発濃度範囲は４〜７５％
）が充満し、モータの整流子で発生する火花〈アーク）
がガスに引火して爆発する危険があった。また、ガスの
放出時に、ガス抜き孔から蓄電池の電解液（アルカリ液
）が漏れた場合には、ハウジング内の電気部品が腐食さ
れて故障の原因となるという問題があった． 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、蓄電池の急速充電時などにおいて蓄
電池の内部ガス圧が異常高圧になったときに解放される
安全弁を介して放出される爆発性のガスがハウジング内
に拡散するのを防止し、ガスによる爆発あるいは電解液
による電気部品の腐食を防止するとともに、ソケット部
で発生する火花による爆発の危険を防止することにある
。

［課題を解決するための手段］ 本発明の充電式電気機器は、内部ガス圧が異常に高圧に
なったときに解放される安全弁が設けられた蓄電池を密
封構造を有するハウジング内に収納し、ハウジングの一
壁面に充電用アダプタを着脱自在に接続するソケット部
を設け、上記ソケット部に蓄電池と充電用アダプタとを
電気的に接触接続する接続部材を設けた充電式電気機器
であって、前記安全弁のガス抜き孔から放出されるガス
をハウジング外に排出する通気手段を設け、上記通気手
段のガス排出用開札をハウジングのソケット部が形成さ
れた壁面以外の側面に形成したものである。

［作　用］ 本発明は上述のように構成されており、安全弁が設けら
れた蓄電池を密封構造を有するハウジング内に収納し、
ハウジングの一壁面に充電用アダプタを着脱自在に接続
するソケット部を設け、上記ソケット部に蓄電池と充電
用アダプタとを電気的に接触接続する接続部材を設けた
充電式電気機器であって、前記安全弁のガス抜き孔から
放出されるガスをハウジング外に排出する通気手段を設
けているので、蓄電池の急速充電時などにおいて蓄電池
の内部ガス圧が異常高圧になったときに解放される安全
弁を介して放出される爆発性のガスがハウジング内に拡
散するのを防止し、モータなどにより発生する火花がガ
スに引火することによる爆発や、電解液による電気部品
の腐食を防止することができる． また、上記通気手段のガス排出用開孔をハウジングのソ
ケット部が形成された壁面以外の側面に形成したので、
ソケット部で発生する火花がガスに引火する危険性がな
いようになっている。

［実施例］ 第１図は本発明に係る電気かみそりの外観斜視図であり
、ｌは一端にかみそり刃部２を有し、他端に充電アダプ
タ８が接続されるソケット部３を有するハウジングであ
り、ハウジング１内には蓄電池６および蓄電池６から給
電されるかみそり刃駆動用モータ５が収納されている。

充電アダプタ８は商用電源を降圧整流した直流電源を出
力するもので、ソケット部３に着脱自在に装着され、フ
ローテイング充電することもできるようになっている。

７は充電中を表示する表示窓である。第２図および第３
図は各部の構成を示す図であり、１０は一端に側方開口
１１を有し、他端に下方開口１２を有する筒状体よりな
るハウジング本体であり、このハウジング本体１０の側
方開口１１にかみそり刃部２が覆着され、下方開口１２
に底Ｍ１３がそれぞれ０リング２０、８７を介して覆着
されることにより密封構造のハウジング１が形成される
ようになっている。１４ａ、１４ｂはハウジング本休１
０の外側面に嵌着されるすべり止め用サイド力バーであ
り、一方のサイド力バー１４ａの上部にロツク釦１６を
有するスイッチハンドル１５が摺動自在に取着されてお
り、このスイッチハンドル１５の裏面に収設された磁石
（図示せず）とハウジング１内に配設されたリードスイ
ッチ１７とで電源スイッチ１８が構成される。ハウジン
グ本休１の側方開口１１にビス２１にてＯリング２０を
介して覆着されるかみそり刃部２は、モータ５が下面の
凹部に嵌着されるモータ取付台２２と、一周面に透孔２
３ａを有し、モータ取付台２２に回転自在に装着される
水洗リング２３と、外刃取付用ねじ溝２４を有しモータ
取付台２２にビス２５にて取着される外刃取付台２６と
、基台２７の上面に内刃２８が突設された内刃ブロック
２９と、ドーム状面に多数の毛導入孔が穿設された外刃
３０を具備し筒状基台３１の下端外周面にねじ部３２が
設けられた外刃ブロック３３と、キャップホルダ３４お
よびキャップ力バー３５よりなるかみそり刃カバー３６
とで構成されており、モータ５の回転軸５ａをブッシン
グ３７を介装してモータ取付台２２の上面に突出させ、
回転軸５ａに嵌着される駆動軸３８を介して内刃ブロッ
ク２つを回転駆動するようになっている。すなわち、実
施例にあっては、水洗リング２３の透孔２３ａと外刃取
付台２６の透孔２６ａとを一致させてかみそり刃部２を
水中に入れることにより、髭溜め３９内に水を導入し、
電源スイッチ１８をオンにして内刃ブロック２９を回転
させることにより、髭溜め３９内の髭くずを洗い流すよ
うになっているので、モータ５および蓄電池６が収納さ
れているハウジング１内と髭溜め３９とを水密的にしゃ
断する必要があり、モータ５の回転軸５ａにブッシング
３７を介装して回転軸５ａ部を水密構造としているわけ
である．電池ブロック４０は、蓄電池６の陽ｆｉ６　ａ
に接続される陽極端子金具７５、陰極６ｂに接続される
陰極端子金具７６、モータ接続金具４３ａ、４３ｂおよ
びスイッチ接続金具４４が装着される電池ホルダ４５の
凹部４６に蓄電池６を陽極６ａが下方になるように収納
して形成される。ところで、蓄電池６の陽極６ａには陰
極となる筒状ケース６０の開口を閉塞する封口板６１に
設けられたガス突出孔６２、弁体６３および陽極端子板
６４の突極部６５に穿設されたガス抜き孔６６とで横成
される安全弁６７が設けられている。７０は蓄電池６の
陽極側端部に覆着されるコップ状キャップであり、安全
弁６７のガス抜き孔６６を囲みガス抜き孔６６から放出
されるガスがハウジング１内に拡散するのを防止する拡
散防止手段となる。

このキャップ７０は弾性材にて形成され開口縁が延出さ
れて蓄電池６を保持する筒状の電池保持部７１が形成さ
れており、電池保持部７１の内周面に突設された環状の
凸条７２が蓄電池６の端部周面に形成された環状の凹溝
７３に嵌合することにより、蓄電池６を保持すると同時
に蓄電池６から放出されるガスがハウジング１内に拡散
しないようにキャップ７０内に密閉するようになってい
る。

７４は陽極端子金具７５をキャップ７０内に導入する切
り込みであり、この切り込み７４を介して導入された陽
極端子金具７５はキャップ７０の内底面に配設され、蓄
電池６の陽極６ａに接続される。７７は陽極端子金具７
５の導入部分からガスが漏れるのを防止するシール材で
ある。このキャップ７０内とハウジング１外とは通気パ
イブ８２にて形成される通気路８０にて連通しており、
キャップ７０内に閉じ込められたガスは通気路８０を介
してハウジング１外へ排出されるようになっている． ハウジング本体１０の下方開口１２を閉塞する底Ｍ１３
には第４図に示すような充電回路Ｃを構成するダイオー
ドＤ、抵抗Ｒおよび充電表示用発光ダイオードＬＤが実
装されたプリント基板８３が取着されており、底蓋１３
下面の凹所８９内に突設される充電用給電ピン８１ａ、
８ｌｂの基部がプリント基板８３にはんだ付けにて固定
されている．８４は給電ビン８１ａ、８ｌｂを水密的に
底蓋１３に装着するための０リングである。

ここに、実施例では、ハウジング本体１０の側面に設け
た開口１０１にパッキン１０２を嵌め込み、このパッキ
ン１０２およびキャップ７０を貫通するように通気パイ
ブ８２を貫挿して通気手段を形成しており、キャップ７
０内に放出されたガスは矢印Ｂで示すように通気パイブ
８２、サイド力バー１４ａとハウジング本体１０との間
の間隙１０３よりなる通気路８０およびサイド力バー１
４ａ（ハウジング１のソケット部３が設けられていない
壁面）に設けられたガス抜き用開孔１０４を介して側方
に排出されるようにしている。図中、８５、８６は配線
リードである。このようにして電池ブロック４０が装着
された底蓋１３は０リング８７を介してハウジング本体
１０の下方開口１２にビス８８により覆着される。

しかして、実施例にあってはハウジング１内のキャッ７
７０にて囲まれた部分以外が外部と水密的にしゃ断され
、キャップ７０にて囲まれた部分を通気バイブ８２、間
隙１０３よりなる通気路８０およびガス抜き用開孔１０
４を介してハウジング１外と連通させたものであり、蓄
電池６の安全弁６７が作動してガス抜き孔６６から蓄電
池６内で発生したガスが放出された場合にあっても、ハ
ウジング１内のモータ５などが配設されている部分にガ
スが拡散することがなく、モータ５の火花がガスに引火
して爆発するおそれがないとともに、モータ５、電源ス
イッチ１８などの電気部分がガスおよびガスと一緒に放
出される電解液によって腐食されることがない。

また、ハウジング１の一壁面に充電用アダプタを着脱自
在に接続するソケット部３が設けられ、上記ソケット部
３には、蓄電池６と充電用アダプタとを電気的に接触接
続する接続部材が設けられていおり、このソケット部３
で火花が発生し易いが、ガス抜き用開孔１０４をハウジ
ング１のソケット部３が形成されていない壁面に設けて
いるので、ソケット部３で発生する火花がガス抜き用開
孔１０４を介して排出されるガスに引火して爆発する危
険を防止することができる。

第５図は他の実施例を示すもので、キャップ７０″内と
ハウジング１′外とを連通させる通気パイブ８２を給電
ビン８１ａ、８１ｂと一体化せずにハウジング１′の下
面に設けたものであり、通気パイブ８２はプリント基板
８３に貫装固定され、ハウジング１′の下面に穿設した
透孔１０５内に突出するようになっており、給電ビン８
１ａ、８ｌｂを突出させるための開口１０６を塞ぐパッ
キン１０７を貫通させることにより、通気パイプ８２が
水蜜構造でハウジング１′外に導出されるようになって
いる．実施例にあってはキャップ７０″は絶縁チューブ
９４にて蓄電池６の端部に覆着されており、キャップ７
０″の接続筒９３の内径と通気パイプ８２の外径とを同
一にするために通気パイプ８２にはスリーブ１０８が外
挿されている。

なお、上述の各実施例において、蓄電池６の筒状ケース
６０の外周面に絶縁被覆が施されている場合すなわち陽
極６ａの近傍に陰＆６ｂと導通する金属部分が露出して
いない場合には、キャップ７０あるいは７０’、７０″
を導電性の弾性材にて形成することによって陽極端子金
具７５あるいは７５′を省略することができる。

［発明の効果］ 本発明は上述のように構成されており、安全弁が設けら
れた蓄電池を密封構造を有するハウジング内に収納し、
ハウジングの一壁面に充電用アダプタを着脱自在に接続
するソケット部を設け、上記ソケット部に蓄電池と充電
用アダプタとを電気的に接触接続する接続部材を設けた
充電式電気機器であって、前記安全弁のガス抜き孔から
放出されるガスをハウジング外に排出する通気手段を設
けているので、蓄電池の急速充電時などにおいてＭ電池
の内部ガス圧が異常高圧になったときに解放される安全
弁を介して放出される爆発性のガスがハウジング内に拡
散するのを防止し、モータなどにより発生する火花がガ
スに引火することによる爆発や、電解液による電気部品
の腐食を防止することができるという効果がある。

また、上記通気手段のガス排出用開孔をハウジングのソ
ケット部が形成された壁面以外の側面に形成したので、
ソケット部で発生する火花がガスに引火する危険性がな
いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の外観斜視図、第２図は同上の
一部破断した正面図、第３図は同上の要部断面図、第４
図は充電回路を示す図、第５図は他の実施例の要部断面
図である。 １はハウジング、５はモータ、６は蓄電池、６６はガス
抜き孔、６７は安全弁、７ｏはキャップ、８２は通気パ
イプ、１０３は間隙、１０４はガス抜き用開孔である。 代理人　弁理士　　石　田　長　七 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部ガス圧が異常に高圧になったときに解放され
   る安全弁が設けられた蓄電池を密封構造を有するハウジ
   ング内に収納し、ハウジングの一壁面に充電用アダプタ
   を着脱自在に接続するソケット部を設け、上記ソケット
   部に蓄電池と充電用アダプタとを電気的に接触接続する
   接続部材を設けた充電式電気機器であって、前記安全弁
   のガス抜き孔から放出されるガスをハウジング外に排出
   する通気手段を設け、上記通気手段のガス排出用開孔を
   ハウジングのソケット部が形成された壁面以外の側面に
   形成したことを特徴とする充電式電気機器。