JPH0229117Y2 - - Google Patents

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JPH0229117Y2
JPH0229117Y2 JP2306485U JP2306485U JPH0229117Y2 JP H0229117 Y2 JPH0229117 Y2 JP H0229117Y2 JP 2306485 U JP2306485 U JP 2306485U JP 2306485 U JP2306485 U JP 2306485U JP H0229117 Y2 JPH0229117 Y2 JP H0229117Y2
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JP
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tire
tires
clamp
stacked
stabilizer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タイヤの荷役作業に使用されるフオ
ークリフトのタイヤクランプ装置に関する。
(従来の技術) 一般に、フオークリフトによるタイヤの運搬
は、第6図に示すように段積みされたタイヤTの
下段部分を左右のクランプアーム5によつて両側
からクランプした状態で行うのが普通であり、そ
のときタイヤの上段部分は図示の如く単に乗つた
ままである。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、工場の出入口やコンテナーの出入口等
のように天井の高さに制限がある場合は、タイヤ
の段積み高さが自づと制約されるものであり、実
際の積み付け能力が発揮できない。とくに、コン
テナーへの積み込み時においては、図示のように
コンテナーCの出入口C1がコンテナーC内の天
井よりも低くなつていることから、コンテナーC
内の上部にタイヤ1個分位の空間を残した状態で
積込まれているのが実状である。従つて、タイヤ
の積込み効率が悪く、しかも輸送中において振動
に原因してタイヤがコンテナ内で踊り、その段積
み姿勢が崩れて輸送先でのタイヤの荷下し作業を
困難化するものであつた。また、フオークリフト
による通常の運搬時においても、クランプアーム
によつてクランプされていない上段部分が振動に
より荷崩れを生起する不具合があつた。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、タイヤを
上方から押え込んだ状態でクランプすることので
きるタイヤクランプ装置を提供することを、その
解決すべき技術的課題とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、マストに
沿つて昇降されるリフトブラケツトの前面に開閉
可能に取付けられた左右一対のクランプアームを
備えたタイヤクランプ装置において、段積みされ
た最上段のタイヤ周縁上部を押え込むための、前
記クランプアームの上方に配置された左右一対の
スタビライザと、それらスタビライザを開閉及び
昇降させる手段とを備え、前記クランプアームに
は最下段のタイヤ及びそれより適数個上段のタイ
ヤの周縁下部を受承する受片を上下複数段に形成
した構成としたものである。
(作用) タイヤ押え込み用のスタビライザはクランプア
ームによるタイヤのクランプ作用に先行して作動
される。すなわち、左右のスタビライザが段積み
されたタイヤの上方両側となるようにフオークリ
フトの位置を定めるとともに、左右のクランプア
ームをタイヤの両側面に軽く当てた状態におい
て、スタビライザの開閉及び昇降手段を作動し、
左右のスタビライザを互いに閉じ方向(接近方
向)に移動させ、かつ下降させることにより、最
上段のタイヤ周縁上部を下向きに押圧する。この
とき、クランプアームに設けた上下の受片が最下
段のタイヤとそれより上段のタイヤの周縁下部を
受承する。このようにしてスタビライザによる押
圧作用によりタイヤの段積み高さを低くしたの
ち、クランプアームによりタイヤの下段部分をク
ランプしてタイヤを運搬する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて具体的に
説明する。
図中1はフオークリフトのマスト2に沿つて昇
降されるリフトブラケツトであり、該リフトブラ
ケツト1に取付けられたクランプベース3の前面
の上部と下部とには断面溝形をなすレールホルダ
ー4が2本ずつ横向きに固着されている。
リフトブラケツト1の前方に配設された左右一
対のクランプアーム5は、前端側には丈が大き
く、かつ、内面が適宜湾曲面とされたタイヤクラ
ンプ部6を有するとともに、基部側の上下部には
それぞれ横向きに延在するレール部7を備えてお
り、そして該レール部7が前記レールホルダー4
にローラ(図示しない)を介して左右方向に摺動
可能に支持されている。クランプアーム5を開閉
作動する2本のクランプシリンダ8は上下のレー
ルホルダー4間の空間部に横向きに配設されると
ともに、一端がリフトブラケツト1に連結され、
他端がクランプアーム5に連結されている。ま
た、タイヤクランプ部6の内面下部には、段積み
されたタイヤTの最下段のタイヤと、それより1
段上のタイヤの周縁下部を受承するための上下2
段の受片9,10が設けられており、該受片9,
10はたとえば図示の如き丸棒から形成され、溶
接によつて固着されている。
左右のクランプアーム5の上方には、段積みさ
れたタイヤTの最上段のタイヤ周縁上部を押え込
むための左右一対のスタビライザ11が配設され
ている。スタビライザ11は左右のクランプアー
ム5におけるタイヤクランプ部6の背面に形成さ
れた断面溝形のガイド14に上下動可能に挿入さ
れる前後2本の支柱部12と、該支柱部12の上
端に固着されたタイヤ押圧部13とからなり、該
タイヤ押圧部13はタイヤ上面から突出すること
なく該タイヤTの周縁上部に係合し得るように内
側に向けてほぼくの字状に曲設されるとともに、
その曲設内端部が湾曲されている。また、左右の
スタビライザ11を上下動させる左右2本の昇降
シリンダ15は、前後の支柱部12間に縦向きに
配置されるとともに、前記ガイド14に形成され
た空間部14a内に収容されており、そしてシリ
ンダ本体の端部がスタビライザ11のタイヤ押圧
部13に連結され、ピストンロツドの端部がクラ
ンプアーム5側に連結されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
以下その作用を説明する。
床上に段積みされたタイヤTをクランプする場
合は、段積みタイヤTが左右のクランプアーム5
間の中央となるようにフオークリフトの位置を定
めた状態において、まず左右のクランプシリンダ
8を作動させることにより、左右のクランプアー
ム5をレールホルダー4に沿つてタイヤT側に向
けて接近させ、タイヤクランプ部6をタイヤTに
軽く当てる。このとき、タイヤクランプ部6の下
側の受片9が最下段のタイヤTの周縁下部に当接
され、上側の受片10がそれより1段上のタイヤ
Tの周縁下部に当接される。一方、クランプアー
ム5の移動により左右のスタビライザ11も同様
に移動されるので、該スタビライザ11のタイヤ
押圧部13がタイヤTの周縁上部の真上まで移動
した時点で一旦停止する。
つづいて、左右の昇降シリンダ15を作動させ
ることにより、スタビライザ11をそれぞれ下降
させてタイヤ押圧部13を最上段のタイヤTの周
縁上部に係合するとともに、これを押え込むと、
圧縮力を受けた段積みタイヤTはその段積み高さ
が縮小されることとなる。この場合、上記圧縮力
が800Kg/cm2位であれば、段積みタイヤTが9本
のとき約1本分縮小することが可能であるため、
従来よりも1本多い10段積みとすることができ、
このことは工場やコンテナー等のように天井の低
い場所を通行するときに有効となる。
斯くして、スタビライザ11による押圧作用後
は、再度左右のクランプシリンダ8を作動させて
クランプアーム5のタイヤクランプ部6によりタ
イヤTの下段部をクランプする。そして、その状
態でクランプ装置全体をリフトブラケツト1と共
に適当高さまで上昇させてから運搬するが、この
場合タイヤTは左右方向のみならず上下方向から
もクランプされているので、荷崩れを生ずること
なく安定姿勢で運搬される(第4図参照)。
なお、タイヤTの運搬後はクランプシリンダ8
によりクランプアーム5及びスタビライザ11を
共に開く方向へ移動させることによつてタイヤT
のクランプならびに押え込みを解放することがで
きる。
しかして、前述したタイヤのクランプ時におい
て、上下2段の受片9,10はタイヤTの圧縮に
よる段積み高さを縮小する上で効果的に作用する
ものである。すなわち、スタビライザ11による
タイヤTの押え込みならびにクランプアーム5に
よるクランプ時において、第5図に示す如く仮に
1本の受片9のみによつて最下段のタイヤTを受
承したときは、該最下段のタイヤTに上方から大
きい押圧力が作用し、該タイヤTの変形が下方へ
大きく膨出する形で現われ、タイヤの全高Hを十
分に縮小するに至らないという結果を招くことと
なる。しかるに、上下2段で受承する構成とした
ときは、上側の受片10が最下段より上の1段上
のタイヤTを受承することにより、最下段のタイ
ヤTに作用する上方からの押圧力を軽減し得るの
で、その結果、第4図に示すように最下段のタイ
ヤTの下方への膨出量が減少し、受片が1個の場
合に比較してタイヤTの全高H1を縮小すること
が可能となるものである。
なお、本実施例ではスタビライザ11をクラン
プアーム5と一体的に開閉作動する構成とした
が、この方式に変えて、たとえばスタビライザ1
1をマスト2に沿つて昇降及び開閉可能に組付け
たときは、スタビライザ8の開閉作動とクランプ
アーム5の開閉作動とを独立して行なわせること
が可能であり、このような構成としたときは、ス
タビライザ11により段積みタイヤTの最上段の
タイヤ周縁上部を押え込んだもとで、クランプア
ーム5によりタイヤTをクランプして運搬するこ
とができる。
また、本実施例ではスタビライザ押え込み用の
昇降シリンダ15を、左右のクランプアーム5に
それぞれ配置する方式としたが、この方式に変え
てマスト2間に1本の昇降シリンダを配置すると
ともに、該昇降シリンダのピストンロツドを、ス
タビライザ11を開閉移動可能に支持する連結部
材を介してスタビライザ11と連結する構成に変
更することも可能である。さらには、クランプア
ーム5に形成される上側の受片10は、最下段よ
り1段上のタイヤを受承する構成としたが、これ
をたとえば2段上のタイヤを受承するようにして
も差支えなく、また受片9,10の形状も丸棒に
限定するものではない。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案はフオークリフトの
タイヤクランプ装置において、クランプアームの
上方に一対のスタビライザを設けて、段積みされ
た最上段のタイヤの周縁上部を押え込んだ状態で
クランプするようにしたことにより、運搬中にお
ける段積みタイヤの姿勢を安定に保持して荷崩れ
を防止し得るものであり、また、段積みタイヤを
圧縮してその高さを低くした状態で運搬できるた
め、工場やコンテナーの出入口等のように天井高
さに制限がある場所を通過する場合に有効であ
る。すなわち、スタビライザを有しないクランプ
装置の場合には、タイヤの段積み高さを工場やコ
ンテナーの出入口等のような天井の低い部分に合
わせなければならないが、本考案の装置によれば
スタビライザによる圧縮によつて実際の高さより
低くできることから、タイヤの段積み本数の増加
が可能となつて、運搬効率が向上されるものであ
り、とくにコンテナーへの積み付け時には、その
出入口高さを上回る段積み高さのタイヤを積み込
むことが可能となつて、積み付け効率が向上され
るものである。
また、本考案にあつては、クランプアームに下
部のタイヤ受承用の受片を上下2段に形成し、最
下段のタイヤとそれより上段のタイヤとをそれぞ
れ受承する構成としたことにより、最下段のタイ
ヤが下方へ膨出することを可及的に減少し得るの
で、段積みされたタイヤの縮小化を図る上できわ
めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における実施例のタイヤクラン
プ装置を示す斜視図、第2図は側面図、第3図は
一部切断平面図、第4図は段積みタイヤのクラン
プ態様を示す正面図、第5図は受片を1個とした
場合のクランプ態様を例示する説明図、第6図は
従来例を示す概略側面図である。 1……リフトブラケツト、2……マスト、5…
…クランプアーム、8……クランプシリンダ、9
……下側の受片、10……上側の受片、11……
スタビライザ、12……支柱部、13……タイヤ
押圧部、14……ガイド、15……昇降シリン
ダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マストに沿つて昇降されるリフトブラケツトの
    前面に開閉可能に取付けられた左右一対のクラン
    プアームを備えたタイヤクランプ装置であつて、
    段積みされた最上段のタイヤ周縁上部を押え込む
    ための、前記クランプアームの上方に配置された
    左右一対のスタビライザと、それらスタビライザ
    を開閉及び昇降させる手段とを備え、前記クラン
    プアームには最下段のタイヤ及びそれより適数個
    上段のタイヤの周縁下部を受承する受片を上下複
    数段に形成してなるフオークリフトにおけるタイ
    ヤクランプ装置。
JP2306485U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0229117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2306485U JPH0229117Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JP2306485U JPH0229117Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JPS61139995U JPS61139995U (ja) 1986-08-29
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