JPH0229100Y2 - - Google Patents

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JPH0229100Y2
JPH0229100Y2 JP1985180301U JP18030185U JPH0229100Y2 JP H0229100 Y2 JPH0229100 Y2 JP H0229100Y2 JP 1985180301 U JP1985180301 U JP 1985180301U JP 18030185 U JP18030185 U JP 18030185U JP H0229100 Y2 JPH0229100 Y2 JP H0229100Y2
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hub
flange
support shaft
winding
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として小型電子部品を収納する
キヤリアテープ等のテープ体を巻回する組立て式
オープンリールに関する。
従来の技術 従来、テープ体を巻回するオープンリールは、
構成部品であるハブ、フランジ共に全てプラスチ
ツクあるいは金属で構成されており、材料、成
形、組立て工数等の面で高価につく欠点があつ
た。
そこで、ハブはプラスチツクで、フランジを厚
紙で構成した安価なオープンリールが提案されて
いる。これは、第3図(A図:左側面分解斜視
図、B図:右側面分解斜視図)に示すように、有
底筒体の中心にスプール軸の嵌入孔43を有する
支軸部42と、外周面にテープ体の先端を挿入す
るスリツト44とを形成したプラスチツク製のハ
ブ41の両側面に、円形板体の中心に上記ハブ4
1の嵌入孔43と同形の孔52を穿設した厚紙製
のフランジ51を、両面接着剤61あるいは熱融
着(ホツトメルト)等の手段により接合したもの
である。
また、上記オープンリールは、主として小型電
子部品を収納するキヤリアテープの巻回リールと
して用いられるもので、第4図に示すように、前
面及び上面を開放した溝形の箱体71に、箱体側
板の内側に設けた板ばね72により一方向から押
圧支持して複数巻並設収納され、順次出し入れし
て使用される。
従来の問題点 前記した従来のオープンリールは、ハブとフラ
ンジの接合に両面接着剤あるいは熱融着等の手段
を用いるため、ハブとフランジが位置ずれや剥離
することがあり、また、使用時は箱体にばねで押
圧支持して複数巻並設収納されているため、構成
部品、特に厚紙製のフランジが出し入れで曲折し
再使用できない等の欠点があつた。
考案の目的 この考案は、従来の欠点を解消するために改良
を施したものであり、プラスチツク製のハブと厚
紙製のフランジからなるオープンリールを嵌合手
段により組立てる方式とすることによつて、接着
剤等を一切用いることなく簡易迅速に組立てら
れ、しかもフランジが位置ずれや剥離することが
なく、また、構成部品が損傷した場合において
も、容易に分解して部品交換し再使用することの
できる組立て式オープンリールを提案するもので
ある。
考案の構成 この考案は、プラスチツク製のハブの両側面に
厚紙製のフランジを取付けてなるオープンリール
において、上記ハブを巻胴部と支軸部の2分割嵌
合構造とし、ハブ巻胴部は有底筒体で構成すると
共に、底板の中心に回り止め形状のハブ支軸嵌合
孔を設け、該嵌合孔の同心円周上の複数箇所に窓
孔を穿つて同一方向に舌状のフランジ係止爪を突
設して臨ましめ、ハブ支軸部は上記ハブ巻胴部の
ハブ支軸嵌合孔を貫通してフランジの厚み寸法分
外側面に突出する長さで、かつ外側面に位置する
先端部に抜け止め凸条を有する回り止め断面形状
のフランジ支軸と、該支軸の他方の外端面に軸心
と直角に円板状の鍔と、中心にスプール軸の嵌入
孔とを設けてなり、上記ハブ巻胴部開口面とハブ
支軸部鍔面との間に、中央部をハブ支軸部の鍔が
嵌没する凹部となした一方のフランジを貫通挾着
し、ハブ巻胴部を貫通して外側面に突出した上記
ハブ支軸部のフランジ支軸に、同心円周上の複数
箇所を巻胴部のフランジ係止爪が嵌没係合する窓
孔付きの凹部となした他方のフランジを外嵌する
と共に、フランジ係止爪にて該フランジを止着す
る構造となした組立て式オープンリールを要旨と
する。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の組立て式オープンリール
で、A図は左側面分解斜視図、B図は右側面分解
斜視図、第2図は同組立て状態の縦断面図であ
る。
1はプラスチツク製有底筒体のハブ巻胴部で、
2はハブ巻胴部1の底板中心に設けた回り止め形
状、例えば放射状に回り止め片を突設したスプー
ル軸の外形を倣う形状のハブ支軸嵌合孔、3はハ
ブ支軸嵌合孔2の同心円周上の複数箇所に穿つた
窓孔、4は窓孔3に同一方向に突設して臨ましめ
た舌状のフランジ係止爪、5はハブ巻胴部1の外
周面に設けたテープ体の先端を挿入するスリツト
である。
11はプラスチツク製のハブ支軸部で、12は
上記ハブ巻胴部1のハブ支軸嵌合孔2を貫通して
フランジの厚み寸法分外側面に突出する長さで、
かつ上記回り止め断面形状のフランジ支軸、13
はハブ巻胴部1の外側面に位置し、ハブ支軸嵌合
孔2と係合するフランジ支軸12先端部に設けた
抜け止め凸条、14はフランジ支軸12の他方の
外端面に軸心と直角に設けた円板状の鍔、15は
ハブ支軸部11の中心に設けたスプール軸の嵌入
孔である。
21,31は厚紙製円形板体のフランジで、2
2,32はフランジ21,31の中心に穿設した
上記ハブ巻胴部1のハブ支軸嵌合孔2と円形の
孔、23はフランジ21中心の孔22に同心して
設けた上記ハブ支軸部11の鍔14が嵌没する凹
部、33はフランジ31中心の孔32の同心円周
上の複数箇所に上記ハブ巻胴部1のフランジ係止
爪4に対応して設けたフランジ係止爪4が嵌没係
合する窓孔34付きの凹部である。
なお、厚紙製のフランジはくり返し使用してい
る間にリールどうしの接触等で紙粉が出る可能性
があるので、小型電子部品の中でも特に塵埃によ
り機能障害を起しやすい精密電子部品を収納した
キヤリアテープを巻回する場合は、厚紙製のフラ
ンジに紙粉の発生を防止する樹脂コーテイングあ
るいはラミネート等を施すのが好ましい。
上記したハブ巻胴部1とハブ支軸部11及びフ
ランジ21,31から構成されるこの考案のオー
プンリールは、以下のように組立てられる。
すなわち、一方のフランジ21は孔22をハブ
支軸部11のフランジ支軸12で貫通してハブ支
軸部11に外嵌し、他方のフランジ31は窓孔3
4をハブ巻胴部1のフランジ係止爪4に嵌合して
摺動し、孔32をハブ支軸嵌合孔2と一致させて
ハブ巻胴部1に係止し、上記フランジ21を外嵌
したハブ支軸部11のフランジ支軸12をフラン
ジ31を係止したハブ巻胴部1のハブ支軸嵌合孔
2に挿通し、フランジ支軸12先端の抜け止め凸
条13をハブ支軸嵌合孔2の外側面に係合してハ
ブの巻胴部1と支軸部11を嵌合一体化すること
により、フランジ21はハブ巻胴部1開口面とハ
ブ支軸部11の鍔14面との間に挾着され、フラ
ンジ31はハブ巻胴部1のフランジ係止爪4で係
止されると共に、ハブ支軸部11のフランジ支軸
12で抜け止めされ、ハブとフランジが一体かつ
面一に組立てられる。
考案の作用効果 この考案の組立て式オープンリールは、プラス
チツク製のハブと厚紙製のフランジを嵌合手段に
より組立てるものであり、接着剤等を一切用いな
いので、リールの組立てが簡易迅速に行なえ作業
能率がよく、しかもハブとフランジの位置ずれや
剥離の問題もなくなる効果を有し、従来の接着剤
等により組立てるリールに比べ信頼性が高いもの
である。また、この考案のリールは分解が容易で
構成部品の交換が可能であるから、リールを損傷
しても損傷部品を交換して再使用することができ
る利点もある。さらに、この考案のリールはハブ
とフランジが面一に組立てられるから、使用時に
箱体に押圧支持して複数巻並設収納しても、並設
したリールと干渉することなく順次円滑に出し入
れできる等、極めて有用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の組立て式オープンリール
で、A図は左側面分解斜視図、B図は右側面分解
斜視図、第2図は同組立て状態の縦断面図、第3
図は従来のオープンリールで、A図は左側面分解
斜視図、B図は右側面分解斜視図、第4図は収納
状態の斜視図である。 1……ハブ巻胴部、2……ハブ支軸嵌合孔、
3,34……窓孔、4……フランジ係止爪、5…
…スリツト、11……ハブ支軸部、12……フラ
ンジ支軸、13……抜け止め凸条、14……鍔、
15……スプール軸嵌入孔、21,31……フラ
ンジ、22,32……孔、23,33……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツク製のハブの両側面に厚紙製のフラ
    ンジを取付けてなるオープンリールにおいて、上
    記ハブを巻胴部と支軸部の2分割嵌合構造とし、
    ハブ巻胴部は有底筒体で構成すると共に、底板の
    中心に回り止め形状のハブ支軸嵌合孔を設け、該
    嵌合孔の同心円周上の複数箇所に窓孔を穿つて同
    一方向に舌状のフランジ係止爪を突設して臨まし
    め、ハブ支軸部は上記ハブ巻胴部のハブ支軸嵌合
    孔を貫通してフランジの厚み寸法分外側面に突出
    する長さで、かつ外側面に位置する先端部に抜け
    止め凸条を有する回り止め断面形状のフランジ支
    軸と、該支軸の他方の外端面に軸心と直角に円板
    状の鍔と、中心にスプール軸の嵌入孔とを設けて
    なり、上記ハブ巻胴部開口面とハブ支軸部鍔面と
    の間に、中央部をハブ支軸部の鍔が嵌没する凹部
    となした一方のフランジを貫通挾着し、ハブ巻胴
    部を貫通して外側面に突出した上記ハブ支軸部の
    フランジ支軸に、同心円周上の複数箇所を巻胴部
    のフランジ係止爪が嵌没係合する窓孔付きの凹部
    となした他方のフランジを外嵌すると共に、フラ
    ンジ係止爪にて該フランジを止着する構造となし
    たことを特徴とする組立て式オープンリール。
JP1985180301U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0229100Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985180301U JPH0229100Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6289261U JPS6289261U (ja) 1987-06-08
JPH0229100Y2 true JPH0229100Y2 (ja) 1990-08-03

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412071A (en) * 1977-06-24 1979-01-29 Amp Inc Storing reel assembled member and hub member constructed by pair of said assembled members
JPS5823086B2 (ja) * 1976-12-23 1983-05-13 株式会社日立製作所 スタンド型ヘア−ドライヤ−

Family Cites Families (1)

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JPS6289261U (ja) 1987-06-08

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