JPH02290941A - 非蒸発型ゲッター材料 - Google Patents

非蒸発型ゲッター材料

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JPH02290941A
JPH02290941A JP1250728A JP25072889A JPH02290941A JP H02290941 A JPH02290941 A JP H02290941A JP 1250728 A JP1250728 A JP 1250728A JP 25072889 A JP25072889 A JP 25072889A JP H02290941 A JPH02290941 A JP H02290941A
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JP
Japan
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weight
getter material
hydrogen
alloy
rare earth
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Pending
Application number
JP1250728A
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English (en)
Inventor
Mineo Muraki
峰男 村木
Hideo Suzuki
鈴木 日出夫
Kiyohiko Nohara
清彦 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、真空管、電子管、放電管、真空断熱材をはじ
めとする、高真空を保持する必要のある真空容器内に発
生するガスを除去するために用いる非蒸発型ゲッター材
科に関するものである。
〔従来の技術1 高真空を必要とする真空管、電子管等の各種管球や,真
空断熱容器などでは、真空を保持する目的で、容器内で
発生するガスを吸収する蒸発望または非蒸発型のゲッタ
ー材料が数多く使われている。
非蒸発型のゲッター材料は、予備排気された真空中でゲ
ッター材料を高周波加熱等で溶解・蒸発させることによ
り2;壁に金属蒸着膜を生成し、この蒸着膜がH2.0
2.N2.CO、co2、ト120等のガスを吸収して
、真空保持の働きをするものである。
非蒸発型のゲッター材料は、十分な吸収速度が得られる
よう、粉末状あるいは粉末成形品で用いられ、真空中で
蒸発させることなく加熱することにより反応性を付与(
活性化処理と呼ぶ)した後、同様のガス吸収性を発揮す
る。
一般に非蒸発型ゲッター材料としては、従来からZr.
Ti.Hf.Nb.Ta.Th.およびVなどの金属単
体が知られている。
非蒸発型ゲッター材料は通常,物理吸着および化学吸着
を効果的に行うため、反応表面積を多《とれるように1
00μm程度の粉末状で用いられ、そのため粉砕性がゲ
ッター材料の具備すべき特性の一つである.しかし、こ
れらの単体金属では延性が大きすぎて、容易に粉砕でき
ないという欠点がある. また、通常、ゲッター能を保有させるために表面の酸イ
ヒ物等を分解するための活性化処理を施し、活性な表面
を作る.しかし,これらの単体金属は非常に安定な酸化
物を表面に形成しており、活性な表面を作るのは真空中
で高温に加熱する必要があり、容易でない。
そこで前述した単体金属の代替として,合金ののゲッタ
ー材料が開発された.例えば,特公昭46−398 1
 1に開示されている84重量%Zr−16重量%Aj
2合金、特公昭62−1292に開示されているZr−
V−Fe合金が知られている。
一般に真空容器内に発生するガスの種頽は多くの場合水
素が主であり、水素ガスの熱伝導性が大きいことにより
、真空断熱の場合には大きな問題となる.また.tll
電に際しても水素は有害であることが知られている.し
たがって、多くの場合,ゲッター材料は、水素に対する
吸収能力が大きいことが要求される. しかし,前記のゲッター材料の水素吸収能力は,高温に
なるに従って低下し、ゲッター材料が使用される温度は
、真空断熱をはじめとして、高温度となることがしばし
ばあり、従来のゲッター材料では、高温での水素吸収能
力が低いことに問題を残していた. また、安価なガス吸収材として特開昭60−1 556
4 1に、Feを60〜82原子%、希土類元素lO〜
30原子%、B.AI2.Si(7)少なくとも1種を
4〜28原子%含有した水素吸藏合金が開示されている
.しかし、これは水素の貯蔵を目的としたものであり,
さらに水素の解離圧が大きく、低圧下では水素の吸収を
行うことができず、他のガス種との反応性も低く、ゲッ
ター材料としては使用不可能である. また,特開昭55−128557に水素貯蔵を目的とし
て、希土類、Fe.Niの化合物が開示されている。し
かし、C a C u 5型の構造を持っLaN i 
5合金を基本とするものであり,水素を放出しやすく、
ゲッター材としては使用できない。
[発明が解決しようとする課題1 本発明は,上記従来技術の欠点を解決し、粉砕性が良好
で、高温、低圧下で有効に水素を吸収する安値な非蒸発
型ゲッター材料を提供しようとするものである. 〔課題を解決するための千段] 本発明は上記課題を解決するために,開発されたもので
、Feを5〜50重量%含み、残部が実質的にR金属(
但しR金属はLa.Ce.Pr.Nd.Smより選ばれ
たlli以上の金属)からなることを特徴とする非蒸発
型ゲッター材料である. また上記材料成分としてさらにNiを1〜15重量%含
有させると粉砕性が著しく向上する。
さらに、これらのうちR金属が2種以上の金属で、それ
ぞれの含有量が70重量%以下であるものがより好適で
ある。
〔作用j 本発明者らは、希土類金属が安定な水素化物を生成する
ことから、これを高温でも有効に水素を吸収するゲッタ
ー材料として用いる研究を行っていた。しかしながら、
希土類単体金属および希土類金属同士の合金は、展延性
に富み、十分なガス吸収速度を有する粉末状への加工が
困難である.そこで、希土類金属を基とする多元系合金
について、多《の試験を行った結果、溶解・粉砕による
製造が容易でありガス吸収特性にも優れた合金を見出し
たものである。
以下、本発明について詳しく説明する。
まず、本発明の基礎になった実験結果について説明する
L a 2 6. 5重量%、C e 4 9. 8重
量%、Pr5.4重量%.Ndl7.6重量%を含有す
る希土類混合合金(ミッシュメタル)と電解鉄を、Fe
が0〜100重量%になるように混合し、アーク溶解に
よりLa−Ce−Pr−Nd−Fe合金を作製し、Ar
雰囲気中で機械粉砕してゲッター材料とした。
上記希土類一鉄、擬2元系のゲッター材料の水素吸収特
性を第1図に示す。測定雰囲気はH2.l X 1 0
−2Tarr、354℃、活性化処理条件はl X I
 O−”Torr、360℃X2hrである。材料は5
3〜104μmの粒径の粉末を用いている。
但し、図中▲で示される点は、通常の機械粉砕ができな
いため、約5mm径の塊状で試験を行った結果である。
Feが5重量%以下になると合金の機械粉砕が困難とな
り、また、Feが50重量%を越えると急瀧に水素吸収
能力が低下する。
第2図に前記と同様の方法で製造したLa18.6重量
%−C e 3 4. 9重量%−P r 3. 8重
量%−Ndl2.3重量%−Fe30.4重量%からな
る試料の水素吸収能力の温度依存性を実線で示す。水素
圧力は1. O X I O−2Torr、活性化処理
条件はI X 1 0−6Torrで360゜CX2h
rである.試料は53〜104μmの粒径の粉末を用い
た.4 0 0 ’C付近の高温でもほとんど水素吸収
能力の低下がない。
図中の点線は、比較のために従来の非蒸発型ゲッター材
料であるZ r − V 2 4. 6重量%一Fe5
.4重量%合金粉末を、同様の方法で作成し同条件で測
定した結果で、400゜Cでは水素吸収能力が室温の約
%に低下している。
水素吸収能力の温度依存性を測定した上記本発明および
従来の合金粉末の354゜C、水素圧力1. O X 
I O−2Torrにおける水素ガス吸収速度を第3図
に示す。図中,実線は本発明、点線は従来例のゲッター
材料である。
本発明のゲッター材料は従来の材料と同様に1時間内外
で飽和量の90%程度まで吸収可能であり、しかも吸収
速度が大きく、ゲッター材料の使用期間が半年〜数年で
あることを考えると十分な吸収速度を示していることが
わかる. さらに、本発明者らは、粉砕性を向上させる目的で種々
検討した結果、さらにNiを添加することにより、水素
吸収能力を低下させずに粉砕性を大幅に向上できること
を知見した。
本発明は、上記実験の結果を基礎として得られたもので
、安定な水素化物を形成するR金属をベースとして、粉
砕性を付与するためにFe.あるいはさらにNiを添加
し,同時に高温における水素吸収能力を高めたものであ
る。
Feは5〜50重量%含有させる.これによって,好適
な形状の粉末に粉砕することができ、同時に水素吸収能
力も高くなる。5重量%未満では粉末に粉砕することが
困難であり、50重量%を越えると水素吸収能力が急激
に低下する。
Niは1〜15重量%含有させる.これによってより容
易に、好適な形状の粉末に粉砕することができる.また
粉砕時に合金粉末が自然発火するのを抑える効果がある
。1重量%未満では、その効果が少なく、15重量%を
越えると水素吸収能力が急激に低下する。
R金属は安定な水素化物を形成するLa、Ce.Pr.
Nd.Smを、単独で含有させても2種以上含有させて
もよく、2種以上含有させ、かつ、いずれの金属の含有
量も70重量%を越えない範囲である場合がより好適で
ある。
これは、それぞれのR金属が鉄あるいはNiとの金属間
化合物を生成するに際して、それぞれ異なる中間化合物
を生成するため、R金属の混合物と鉄あるいはNiとの
合金を生成するに際して微細な多相組織を生じ、その粒
界.格子欠陥を通してのガス拡散が促進され、十分なガ
ス吸収が得られるようになるからである。R金属が単独
の金属であるか、あるいは2種以上でもいずれかのR金
属の割合が70重量%を越えると、この効果が低下する
〔実施例1 電解鉄、金属La、金属Ce、金属Pr、金属Ndおよ
び金属Smを用い、第1表に示した組成になるように混
合し、アーク溶解によりR−Fe合金あるいはR−Fe
−Ni合金を作成し、Ar雰囲気中で機械粉砕し、53
〜104μmの粉末を用い、I X 1 0−6Tor
rで360℃X2h活性化したのち、354℃、I X
 l O−2Torrにて飽和水素吸収量を測定した. 飽和水素吸収量および粉砕性を第1表に示した。
[発明の効果1 本発明の非蒸発型ゲックー材料を用いることにより、ゲ
ッター温度が上昇するような雰囲気下、たとえば、真空
断熱、放電管、真空管等においても有効に真空の保持を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるFe含何量と飽和水素吸収川と
の関係を示すグラフ、第2図は本発明および従来例にお
ける吸収温度と飽和水素吸収量との関係を示すグラフ,
第3図は本発明と従来例における吸収時間と水素吸収遣
との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Feを5〜50重量%含み、残部が実質的にR金属
    (但しR金属はLa、Ce、Pr、Nd、Smより選ば
    れた1種以上の金属)からなることを特徴とする非蒸発
    型ゲッター材料。 2 さらにNiを1〜15重量%含むことを特徴とする
    請求項1記載の非蒸発型ゲッター材料。 3 R金属が2種以上の金属で、それぞれの含有量が7
    0重量%以下である請求項1または2記載の非蒸発型ゲ
    ッター材料。
JP1250728A 1989-01-30 1989-09-28 非蒸発型ゲッター材料 Pending JPH02290941A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1777189 1989-01-30
JP1-17771 1989-01-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02290941A true JPH02290941A (ja) 1990-11-30

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ID=11952981

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JP1250728A Pending JPH02290941A (ja) 1989-01-30 1989-09-28 非蒸発型ゲッター材料

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