JPH02290474A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は吸収式冷凍機に関する． 〔従来の技術〕 蒸発器、吸収器を長手方尚に２分割し、溶液の散布順序
，冷水、冷却水の通水順序を考慮したものに例えば特開
昭５９　−　４９４６５号がある。

〔発明が解決しようとするｍＶ） 吸収器から送り出す息化リチウム水溶液（以下溶液）の
濃度を１〜２％を薄くするために，蒸発器、吸収器を多
段（主として２分割）化し、冷水、冷却水の通水順序を
，向流になるように構成６，最終的に全体の小形化，お
よび高効率化を達成する吸収式冷凍機において，それぞ
れの蒸発器内部は、それぞれ独立した飽和圧力であるこ
とが条件である．しかし、冷媒液量は、それぞれの蒸発
器に過不足なく存在することが必要であるため、例えば
、一方の蒸発器内部に，多量の冷媒液が存在する運転状
態になった場合、ある一定の液斌以上になったら、連通
管，あるいは連通穴から、もう片方の蒸発器に、それぞ
れの蒸発器の内部圧力は独立させた状態で，冷媒液のみ
を供給させる必要がある． 本発明の目的は、２つ以上の蒸発器の冷媒址をバランス
させ、圧力はそれぞれの蒸発器毎に独立させた状態で、
冷媒液のみの移動を可能とする吸収式冷凍機を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、各々の蒸発器の仕切板最下
部に、冷媒液が通過できる連通穴を設け．その蒸発圧力
の低い側に、連通穴を囲う形で上部のみ開放したダクト
を構成し，低圧側と高圧側の冷媒を、液シールし、圧力
は、連通しないような構造としたものである． 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図により説明
する．まず，第１図に蒸発器，吸収器を２分割（断面方
向での）した実施例を示す。この２分割の構造によると
、蒸発器（低温部）を吸収器が包み込む構造となってお
り，放熱ロスがほとんどなくなり、全体の効率向上と、
保温不要による原価低減の両面で効果を出している。冷
水１５は、本実施例においては、２（２段）バスとなっ
ており、冷却水１６の流れ順序と対向流になるように構
成されている。再生器２から戻ってきた高濃度の溶液は
、まず冷却水の出口側の吸収器５内にスプレーされ、冷
水入口側の蒸発器３からの冷媒蒸気１７を吸収する．冷
凍能力は，この時の冷媒蒸気１７の吸収量に比例する．
また吸収液の吸収能力は，溶液が高濃度なほど、温度が
低いほど大きくなるので、吸収器５においては冷却水温
度が高いため器内温度は高いが，高濃度なため、また、
蒸発器３が冷水の入口側に構成されているために蒸発器
温度，圧力が高く、吸収器５は冷媒蒸気１７を吸収しや
すく、吸収能力は向上する。吸収塁５で、蒸発器３から
の冷媒蒸気１７を吸収し薄くなった溶液は、さらに，冷
却水入口側の吸収器６にスプレーされる．薄くなるもの
の，この部分の冷却水温度は低いために、トータルとし
ての吸収能力は減少しない。

この様にして効率の改善がはかれる。ここで各各の蒸発
器３，４は完全に仕切られているので、内部の圧力は、
冷水の出口温度と、伝熱管の性能、伝熱面積，処理熱量
により、独立して決まる．蒸発器３，４の処理熱斌を５
０％，５０％の分担とし、伝熱面積、伝熱管性能を同一
，冷水の人口温度１３℃、出口温度を６℃と仮定すると
、蒸発器３から蒸発器４に流入する冷水温度は，約９．
５℃となる。蒸発器３，４内の温度は、それぞれの冷水
１５の出口温度により異なり、蒸発器４は約４℃、蒸発
器３は約７．５℃となり、圧力も，それぞれの温度の飽
和圧力となり、蒸発器４内部は６　．　１　＋ｍＨｇａ
ｂｓ，蒸発器３内部は７．８ｍｍ程度になる。一方各々
の蒸発器３，４の冷媒量は常時同一ではなく、過不足が
発生するので、多址の冷媒を保有している蒸発器３ある
いは４から，不足している蒸発器４あるいは３へ、冷媒
を供給する。

この場合に、それぞれの器内圧は、連通されずに，独立
している．蒸発器３と吸収器５は対になり、蒸発器４と
吸収器６の対とは，仕切板１２にて、完全に分割されて
いる。蒸発器３，４の仕切板１２の下部には、冷媒液が
移動できる様に，切欠１３が設けてあり、さらに冷水出
口側の蒸発器４側に、切欠１３を囲むように上部のみ開
放されたダクト１４が取付けてある。図中の寸法ｈは蒸
発Ｗ！３と蒸発器４の差圧分（前記の例によると７．８
−６．１＝１．７ｍ＋＋Ｈｇ＝２３＋＋ｎＡｇ）の高さ
を確保しておく．切欠の高さｈｚは極力小さくとる．い
ま運転中、凝縮器１からの凝縮冷媒は蒸発器３に戻され
るので、蒸発器３側の液面が上昇するが、ダクト１４の
高さｈを越えないと、冷媒は蒸発器４側に流入しない．
この高さは，それぞれの蒸発器３，４の差圧に等しいた
め、蒸発器３の圧力は、蒸発器３から蒸発器４へ流入す
る冷媒液により、液シールされ、各々の蒸発器３，４は
、独立した圧力状態に確保されることになる。図中の寸
法ｈ２は冷媒蒸気が各々の蒸発器３，４を連通させない
ための余裕である． 〔発明の効果〕 以上、本発明によれば、次の効果が得られる．すなわち
、吸収式冷凍機の小形化、高効率化のために、蒸発器、
吸収器の多段化を採用する際、各々の分割された蒸発鼎
，吸収器内部の圧力は、独立させたままの状態で、冷媒
量のアンバランスを解消することができるため、極めて
有効である．又、楕造が単純で安価で目的を達成でき、
製作上の精度も必要としないので、信頼性が高い．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の多段吸収式冷凍機の系統図
、第２図は要部の詳細断面図である６１・・・凝縮器、
２・・・再生器、３，４・・・蒸発器、５，６・・・吸
収器、７・・・熱交換器，８，９・・・溶液ポンプ，１
０．１１・・・冷媒ポンプ、１２・・・蒸発器仕切板、
１３・・・切欠、１４・・・ダクト、１５・・・冷水、
１６・・・ノ３゛“τη入 ／４・・−ク゛クト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多段に構成された蒸発器と吸収器、および凝縮器、
   低温再生器、高温再生器、熱交換器、溶液ポンプ、冷媒
   ポンプから成る吸収式冷凍機において、各段の蒸発器を
   分割する仕切板の下部に切欠を設け、その切欠を囲むよ
   うに一方の蒸発器に上部を開放したダクトを設けること
   を特徴とする吸収式冷凍機。 ２、蒸発器及び吸収器をそれぞれ２分割したものである
   ことを特徴とする吸収式冷凍機。 ３、２分割した蒸発器を中央に配置し、その外側に吸収
   器を配置したものであることを特徴とする吸収式冷凍機
   。