JPH02286983A - 圧力制御弁および該圧力制御弁を用いる油圧式動力伝達制御装置 - Google Patents

圧力制御弁および該圧力制御弁を用いる油圧式動力伝達制御装置

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JPH02286983A
JPH02286983A JP1110458A JP11045889A JPH02286983A JP H02286983 A JPH02286983 A JP H02286983A JP 1110458 A JP1110458 A JP 1110458A JP 11045889 A JP11045889 A JP 11045889A JP H02286983 A JPH02286983 A JP H02286983A
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control valve
pressure control
hydraulic
pressure
valve body
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JP1110458A
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Koji Shibahata
康二 芝端
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は圧力制御弁および該圧力制御弁を用いる油圧
式動力伝達制御装置に関する。
(先行技術) 近年の車両においては、前後あるいは左右の駆動車輪の
駆動力配分比を制御し、その走行性能の向上が図られる
。この種の車両は、本出願人が先に提出した特願昭63
−7845号明細書等に記載されているように、エンジ
ン動力を左右の駆動車輪へ分配する終減速機構に各駆動
車輪へ伝達する駆動力を調節可能な伝達容量可変型の2
つの油圧クラッチを設け、これら油圧クラッチをそれぞ
れ個別に電磁式の圧力制御弁に接続し、これら圧力制御
弁によってそれぞれ個別に各油圧クラッチへ供給する油
圧を変えて駆動力配分比を制御している。
(発明が解決しようとする課B) しかしながら、上述した先願明細書に記載された車両に
あフては、左右の油圧クラッチにはそれぞれ別個の圧力
制御弁から個別に油圧を供給するため各油圧クラッチに
供給される油圧は各圧力制御弁の個別的な特性の影響を
避けられず、各油圧クラッチへ供給される油圧を所望の
制御特性に従って正確に対比制御することが困難であっ
た。
すなわち、一般に、圧力制御弁は構成部品の製造に寸法
公差等が許容されるため複数の圧力制御弁について完全
に同一の特性を得ることは不可能で、個々の特性が許容
範囲内で若干相違する。この結果、上述のような油圧の
比率制御を求められる車両では、例えば左右の油圧クラ
ッチに同一の油圧を供給して配分比を1にすべき直進走
行時等においても左右のクラッチに供給される油圧が圧
力差を生じやすく、駆動力配分比の制御の精度向上を阻
害する一因になっていた。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数の
流体機器に供給する流体圧力を1つの弁体の変位で個別
的かつ連続的に調圧できる圧力制御弁をt是供すること
を目的とし、また、この圧力制御弁を用いて複数の動力
伝達系の動力伝達制御を正確かつ容易に行なえるように
した油圧式動力伝達制御装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この発明の圧力制御弁は、流体が流入する入口、流体を
排出する排出口および制御圧力を出力する複数の出口が
形成された本体内に弁体を中立位置に付勢して該中立位
置からの変位可能に収容し、前記各出口と前記入口との
間にそれぞれ前記弁体の変位に応じて開度が変化する可
変絞りを介設するとともに、前記各出口と前記排出口と
の間にそれぞれ背圧発生用絞りを介設し、前記弁体を付
勢力を調節可能な操作器で付勢して駆動することを特徴
とするが要旨であり、 また、この発明の油圧式動力伝達制御装置は、上記発明
の圧力制御弁を備え、該圧力制御弁の複数の出口をそれ
ぞれ動力源から分岐した複数の動力伝達系に介設された
伝達容量可変型油圧クラッチと接続し、これら油圧クラ
ッチへ供給する油圧を前記圧力制御弁で調節して前記各
動力伝達系の伝達動力を制御することが要旨である。
(上記手段による作用) この発明にかかる圧力制御弁によれば、弁体は操作器に
より付勢されて該操作器の付勢力に応じ変位し、各可変
絞りは弁体の変位に応じて開度が変化して各背圧発生用
絞りを通過する流体流量も変化し、この各背圧発生用絞
りを通過する流体流量に応じた圧力が各出口から制御圧
力として出力される。このため、各出口から出力される
制御圧力を1つの弁体の変位で規定でき、これら制御圧
力を相関させる比率制御等を正確に行なうことができる
また、この発明にかかる油圧式動力伝達制御装置によれ
ば、動力源から分岐した複数の動力伝達系にそれぞれ介
設された油圧クラッチに上記圧力制御弁から油圧を供給
して各油圧クラッチの伝達容量を変えるため、各動力伝
達系の伝達動力の制御特に相互に関連させた比率制御等
を容易かつ正確に行なうことができる。
(実施例) 以下この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図から第3図はこの発明にかかる圧力制御弁と油圧
式動力伝達制御装置との一実施例を表し、第1図が車両
の動力伝達系の骨組図、第2図が回路図、第3図が圧力
制御弁の模式断面図である。
第1図において、11はエンジン、12はエンジン11
と一体に組み付けられたトランスミッションであり、ト
ランスミッション12は出力軸がフロントディファレン
シャル13Fに連結されている。フロントディファレン
シャル13Fは左右の前輪14FL、14FRおよび方
向変換用のギア機構15と連結され、トランスミッショ
ン12の出力軸はフロントディファレンシャル13Fお
よびギア機構15を介しプロペラシャフトの前端と連結
されている。フロベラシャフト16は後端がリアディフ
ァレンシャル13Rと連結され、リアディファレンシャ
ル13Rは左右の後輪14RL、14RRに連結してい
る。
リアディファレンシャル13Rは、ケース17の外周部
にドリブンギア17aが固設され、ケース17の左右両
側部にそれぞれ出力軸18L。
18Rが回転自在に挿通し、これら出力軸18L、18
Rとケース17との間にそれぞれ可変容量型の油圧多板
クラッチ19L、19Rが介設されている。油圧多板ク
ラッチ19L、19Rは、それぞれ、ケース17の内壁
にスプライン等で結合された複数のプレート20L、2
0Rと出力軸18L、18Rの外周にスプライン等で結
合された複数のプレート21L、21Rとを軸方向に交
互に配置して成り、これらプレート20L21L、20
R,21Rが油室22L、22R内の油圧に応じた力で
摩擦接触して動力を伝達する。これら油圧多板クラッチ
19L、19Rは油室22L、22Rが後述する油圧回
路23に接続されて該油圧回路23から車両の状態に応
じた油圧が導入される。
このリアディファレンシャル13Rは、ドリブンギア1
7aがプロペラシャフト16の後端部に固設されたドラ
イブギア16aと噛合し、各出力軸18L、18Rがア
クスル等を介して左右の後輪14RL、14RRに連結
されている。なお、上述の油圧多板クラッチ19L、1
9R等については、本出願人が先に提出した特願昭62
−248670号公報等に詳細に記載されているため、
説明を割愛する。
油圧回路23は、第2図に示すように、作動油圧を貯留
するリザーバタンク24、このリザーバタンク24内の
作動油を加圧して吐出する可変容量型のポンプ25およ
び圧力制御弁26を有する。ポンプ25は回転軸がエン
ジン11のクランク軸に連結されてクランク軸により駆
動され、吐出量調節部25aがコントローラ27と接続
されている。このポンプ25は、コントローラ27から
出力される信号に応じて吐出量が変化する。
なお、言うまでも無いが、ポンプ25は可変容量型のポ
ンプに限らず、定量吐出型のポンプを流量制御弁と組み
合せても構成でき、特に本実施例のような車両にあって
は、クランク軸で駆動されるポンプと流量制御弁との組
み合せ、あるいは、回転速度を制御可能なモータと該モ
ータにより駆動されるポンプとの組み合せが適する。
圧力制御弁26は、第3図に詳示するように、バルブハ
ウジング28に形成された収容孔29にスプール30が
摺動自在に収容され、ハウジング28のスプール30の
摺動方向両側にソレノイド31L、31Rが固設されて
いる。ハウジング28には、収容孔29の周壁に突条2
9aによって隔別される2つの条溝29b、29cが形
成され、突条29aの左右の縁部がスプール30の後述
する突条との間でそれぞれ可変絞り32゛L32Rを構
成する。また、ハウジング28には、突条29aの内周
端に開口する流入路33、各条(g29b、29cの周
面に開口する分岐路34L、34R,これら分岐路34
L、34Rが合流する流出路35および分岐路34L、
34Rから分岐する出力路36L、36Rが形成され、
流入路33がポンプ25の吐出ポートに、流出路35が
リザーバタンク24に、出力路36L。
36Rがそれぞれ前述の油圧多板クラッチ19L、19
Rの油室22L、22Rに連絡されている。分岐路34
L、34Rにはそれぞれ出力路36L、36Rと流出路
35との間すなわち出力路38L、36Rより下流に固
定絞り37L。
37Rが設けられ、これら固定絞り37L。
37Rによる背圧がそれぞれ出力路36L38Rに導入
される。
スプール30は、条溝30aによって隔別される2つの
突条30b、30cを形成され、突条30bの条溝30
a側肩部が前述したハウジング28の突条29aの条溝
29b側肩部との間で可変絞り32Lを、同様に、突条
30cの条溝30a側肩部がハウジング28の突条29
aの条溝29C側肩部との間で可変絞り32Rを構成し
ている。これら可変絞り32L、32Rはそれぞれ流入
路面積がスプール30の変位に対し略逆特性で変化する
。また、スプール30は、左右両端面にソレノイド31
L、31Rとの間でスプリング38L、38Rが縮装さ
れ、これらスプリング38L、38Rによって図示の中
立位置に付勢されている。なお、スプール30の中立位
置においては可変絞り32L、32Rの流路面積が等し
い。
ソレノイド31L、31Rは、コントローラ27に結線
され、それぞれがコントローラ27から通電される電流
値に応じた付勢力で逆方向からスプール30を付勢する
。コントローラ27は、エンジン11の出力トルクを検
出するトルクセンサ39および操向ハンドルの操舵を検
出する操舵セン40等が結線され、エンジン!!の出力
トルクに応じた信号をポンプ25の吐出量調節部25a
に出力してポンプ25の吐出量を出力トルクに対して略
比例的に制御し、また、後に詳述するように、操向ハン
ドルの操舵に応じた電流を各ソレノイド31L、31R
に通電して旋回内側の油圧多板クラッチ19L、19R
の油室22L。
22Rの油圧を外側の油圧多板クラッチ19L。
19Rの油室22L、22Rの油圧より小さくする。
次に、この実施例の作用を説明する。
この実施例にあっては、ポンプ25がエンジン11によ
り駆動されて圧油を吐出し、このポンプ25の吐出量を
エンジン11の出力トルクに応じ該出力トルクが大きい
領域で多くなるように調節して圧力制御弁26に送出す
る。そして、車両の旋回時等において、圧力制御弁26
は、コントローラ27から操向ハンドルの操舵角度ある
いは操舵力等に応じた値の電流が操舵方向に応じソレノ
イド31L、31Rの一方に通電され、ソレノイド31
L、31Rが通電される電流に応じた付勢力でスプール
30を付勢し、スプール30がソレノイド31L、31
Rの付勢力に応じた変位を生じる。このため、例えば車
両の右方向旋回時においては、圧力制御弁26は、左方
の可変絞り32Lの流路面積が増大して右方の可変絞り
32Rの流路面積が減少し、左方の分岐路34Lの固定
絞り37Lを通過する圧油流量が増大して固定絞り37
Lの背圧も増大し、逆に右方の分岐路34Rの固定絞り
37Rを通過する圧油流量が減少して固定絞り37Rの
背圧も減少し、出力路36Lから左方の油圧多板クラッ
チ19Lの油室22Lに供給する油圧を増大させ、出力
路36Rから油圧多板クラッチ19Rの油室22Rに供
給する油圧を減少させる。したがって、車両は、旋回内
側の油圧多板クラッチ19Rの締結力が減少してタイト
コーナブレーキング現象の発生が防止される。左右の後
輪14RL、14RRの駆動力配分比が変化し、また同
様、車両の左方向旋回時にあっては上述の右方向旋回時
と左右を逆にして制御が行なわれる。
なお、車両の直進時においては、圧力制御弁26はスプ
ール30が中立位置にあって可変絞り32L、32Rの
開度が等しく、油圧多板クラッチ19L、19Rの締結
力(伝達トルク)も等しい。そして、以下に述べるよう
に、油圧多板クラッチ19L、19Rの締結力はポンプ
25の吐出量に基き決定される。
さらに、ポンプ25の吐出量はエンジン11の出力トル
クに応じて変化し、圧力制御弁26は、ポンプ25の吐
出量すなわち流入路33に流入する油量に応じて各分岐
路34L、34Rの固定絞り37L、37Rを通過する
流量も変化し、ポンプ25の吐出量が増大すると各出力
路36L。
36Rから油圧多板クラッチ19L、19Rの各油室2
2L、22Rに供給される油圧も増大する。このため、
エンジン11の出力トルクが大きい場合に、油圧多板ク
ラッチ19L、19Rがすべりを生じることを防止して
後輪14RL。
14RRに大きな駆動力を伝達できる。
上述したように、圧力制御弁は、ソレノイド31L、3
1Rが操向ハンドルの操舵角度等に応じた電流が通電さ
れて該電流値に応じた付勢力を生じ、スプール30がソ
レノイド31L、31Rにより付勢されて付勢力に応じ
た変位を生じ、このスプール30の変位により可変絞り
32L。
32Rの開度が略逆特性で変化して固定絞り37L、3
7Rを通過する油量が変化し、これら固定絞り37L、
37Hの背圧を出力路36L。
36Rから油圧多板クラッチ19L、19Rの各油室2
2L、22Rへ出力する。すなわち、圧力制御弁26は
、スプール30がソレノイド31L、31Rの付勢力に
応じた変位を生じて各可変絞り32L、32Rの開度比
を変え、このスプール30変位で出力路36L、36R
から油圧多板クラッチ19L、19Rの油室22L。
22Rへ出力される油圧の比率を規定する。したがって
、油圧多板クラッチ19L、19Rの2つの油室22L
、22Hの油圧を1つの圧力制御弁26のみで相互に関
連させて容易かつ正確に調圧することができる。特に、
この圧力制御弁26は、流入路33に流入する油量を変
えることで油圧多板クラッチ19L、19Rの油室22
L。
22Rへ供給する油圧を一体に増減できるため、各油室
22L、22Rの油圧の比率を値との双方を調節でき、
油圧回路23のより簡素化が図れる。そして、この車両
にあっては、各油圧多板クラッチ19L、19Rの油室
22L、22Rの油圧を上述の圧力制御弁26によって
調圧するため、他の制御弁を要すること無く2つの油圧
多板クラッチ19L、19Ftの油室22L、22Rの
油圧を調圧して左右の後輪14RL、14RRの駆動力
配分比の制御を行なうことができ、部品点数の削減と製
造コストの低減とが図れ、また、各油室22L、22R
の油圧が正確に規定されて直進走行時等において油室2
2L、22Rの油圧を同一に維持でき制御精度の向上が
図れる。
第4図には、この発明の他の実施例を示す。なお、この
実施例および以下に述べる実施例では前述した実施例を
同一の部分についての図示と説明を省略する。
この実施例にあっては、圧力制御弁26はハウジング2
8内のスプール30の両側にぞれぞれスプール30の端
面を画壁として反動室41L。
41Rが画成され、これら反動室41L、41Rがそれ
ぞれ減衰用絞り42L、42Rを有する連絡路43L、
43Rを介し出力路36L、36Rに連絡されている。
この実施例の圧力制御弁26は、出力路36L、36R
の油圧がそれぞれ反動室41L。
41Rに導入され、これら反動室41L、41Rの油圧
がスプール30の両端面に作用してスプール30が中立
位置に付勢されるため、ソレノイド31L、31Rの付
勢力のみに依存する特性を得られ、より高精度の制御を
行なうことができる。
第5図には、この発明のまた他の実施例を示す。
この実施例にあっては、車両の動力伝達系のプロペラシ
ャフト16に油圧式の変速装置44が介設され、この変
速装置44に油圧回路23から油圧を供給して後輪14
RL、14RRへの伝達動力を変速する。変速装置44
は、入出力軸45゜46間に直結用クラッチ47と増速
機構48とが並列的に設けられ、人力軸45がフロント
ディファレンシャル13Fに、出力軸46がリアディフ
ァレンシャル13Rに連結されている。増速機構48は
、入力軸45に固設されたフロントインターナルギア4
9、出力軸46に固設されたリアインターナルギア50
、フロントインターナルギア49に噛合した大ピニオン
ギア51、この大ピニオンギア51と連結軸52で一体
に連結されリアインターナルギア50に噛合した小ビニ
オンギア53、連結軸52を支持したキャリア54およ
びキャリア54を車体13に拘束可能な増速用クラッチ
55を有する。直結用クラッチ47は油室に油圧が導入
されて締結する周知の油圧式多板クラッチから成り、同
様に、増速用クラッチ55も油圧の油圧で締結する油圧
式多板クラッチから構成される。この変速装置44は、
本出願人が先に提出した特願昭63−7845号明細書
に詳細に記載されているように、直結用クラッチ47の
締結で入出力軸45.46間を直結し、増速用クラッチ
55の締結で増速機構48を介し入出力軸45.46間
を連結して入力軸45の動力を増速しで出力軸46に伝
達する。
上述の直結用クラッチ47の油室および増速用クラッチ
55の油圧は油圧回路23に連絡されている。油圧回路
23はポンプ25の吐出ボートに前述の圧力制御弁26
と並列に4ボ一ト3位置の電磁式の方向切換弁56が設
けられている。方向切換弁56は、インレットボートが
ポンプ25にドレンボートがリザーバタンク24に、2
つのアウトレットボートがそれぞれ直結用クラッチ47
の油室と増速用クラッチ55の油室とに連絡され、また
、ソレノイド56aがコントローラ27に結線され、コ
ントローラ27により制御されて作動する。この方向切
換弁56は第1の切換位置(I)でポンプ25と直結用
クラッチ47の油室との間およびリザーバタンク24と
増速用クラッチ55の油室との間を連通し、第2の切換
位置(11)で各クラッチ47.55の油室をリザーバ
タンク24に連通し、第3の切換位置(Ill >でポ
ンプ25と増速用クラッチ55の油室との間およびリザ
ーバタンク24と直結用クラッチ55の油室との間を連
通ずる。
この実施例では、ポンプ25と圧力制御弁26との間の
油圧を方向切換弁56によって直結用クラッチ47の油
室と増速用クラッチ55の油室とに選択的に導くため、
圧力制御弁26で規定される高い油圧を各クラッチ47
.55の油室へ導くことができ、変速装置44について
別個の油圧源が不要となる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる圧力制御弁によ
れば、1つの弁体が操作器の付勢力に応じた変位を生じ
、複数の出口から出力される制御圧力を弁体の変位に対
してそれぞれ異なる特性に調圧できるため、各制御圧力
の比率制御等を部品数を増加させること無く容易かつ正
確に行なうことができる。
また、上記圧力制御弁を用いる油圧式動力伝達制御装置
によれば、圧力制御弁から制御圧力を動力伝達系の油圧
クラッチに供給するため、各動力伝達系の伝達動力の配
分比制御等を容易かつ正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの発明の一実施例を示し、第1図
が車両の動力伝達系の骨組図、第2図が回路図、第3図
が圧力制御弁の模式断面図である。第4図はこの発明の
他の実施例の圧力制御井の模式断面図、第5図はこの発
明のまた他の実施例の車両の動力伝達系を示す図である
。 11・・・エンジン(動力源) 13F、13R・・・ディファレンシャル(動力伝達系
) 14FL、14RL、14FR,14RR・・・(前後
輪) 19L、19R・・・油圧多板クラッチ23・・・・・
・油圧回路 25・・・・・・ポンプ 26・・・・・・圧力制御弁 28・・・・・・バルブハウジング(本体)30・・・
・・・スプール(弁体) 31L、31R・・・ソレノイド 32・・・・・・可変絞り 33・・・・・・流入路(入口) 35・・・・・・流出路(排出口) 36L、36R・・・出力路(出口) 37L、37R・・・固定絞り 41L、41R・・・反動室 44・・・・・・変速装置 特許

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体が流入する入口、流体を排出する排出口およ
    び制御圧力を出力する複数の出口が形成された本体内に
    弁体を中立位置に付勢して該中立位置からの変位可能に
    収容し、前記各出口と前記入口との間にそれぞれ前記弁
    体の変位に応じて開度が変化する可変絞りを介設すると
    ともに、前記各出口と前記排出口との間にそれぞれ背圧
    発生用絞りを介設し、前記弁体を付勢力を調節可能な操
    作器で付勢して駆動することを特徴とする圧力制御弁。
  2. (2)前記入口に流入する流体の流量を調節する流量調
    節手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の圧力
    制御弁。
  3. (3)前記入口に流入する流体の流量を調節する流量調
    節手段を備え、前記弁体の中立位置で前記各可変絞りは
    同一開度を有することを特徴とする請求項1に記載の圧
    力制御弁。
  4. (4)前記可変絞りは前記弁体の変位に対する開度変化
    特性が互いに異ることを特徴とする請求項1に記載の圧
    力制御弁。
  5. (5)前記本体は2つの出口を備え、前記弁体は変位方
    向両端に上記2つの出口の制御圧力が印加されて該制御
    圧力で前記中立位置に付勢されることを特徴とする請求
    項1に記載の圧力制御弁。
  6. (6)前記背圧発生用絞りは流路面積が不変の固定絞り
    から成ることを特徴とする請求項1に記載の圧力制御弁
  7. (7)前記操作器は通電される電流値に応じた付勢力を
    発生する電磁作動器から成ることを特徴とする請求項1
    に記載の圧力制御弁。
  8. (8)請求項1に記載の圧力制御弁を用いる油圧式動力
    伝達制御装置にあって、 前記圧力制御弁の複数の出口を動力源から分岐した複数
    の動力伝達系に介設された伝達容量可変型油圧クラッチ
    と接続し、これら油圧クラッチへ供給する油圧を前記圧
    力制御弁で調節して前記各動力伝達系の伝達動力を制御
    することを特徴とする油圧式動力伝達制御装置。
  9. (9)前記動力伝達系は車載エンジンから左右の駆動車
    輪へ駆動力を伝達する車両の駆動力伝達系であり、前記
    油圧クラッチは前記駆動力伝達系にそれぞれ駆動力を調
    節可能に介設され、前記圧力制御弁は操作器の付勢力の
    調節で前記各油圧クラッチへ供給する油圧を変えて前記
    左右の駆動車輪の駆動力配分比を調節することを特徴と
    する請求項8に記載の油圧式動力伝達制御装置。
  10. (10)前記圧力制御弁は作動器の付勢力が車両の状態
    に応じ制御され、前記左右の駆動車輪の駆動力配分比が
    車両の状態に応じた値に設定されることを特徴とする請
    求項8に記載の油圧式動力伝達装置。
  11. (11)前記車両の駆動力伝達系は前後輪間に油圧の作
    用で変速比が変化する変速機構を有し、該変速機構を制
    御弁を介して前記圧力制御弁の入口に連絡したことを特
    徴とする請求項9に記載の油圧式動力伝達制御装置。
JP1110458A 1989-04-28 1989-04-28 圧力制御弁および該圧力制御弁を用いる油圧式動力伝達制御装置 Pending JPH02286983A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4897702B2 (ja) * 2004-12-22 2012-03-14 ボルグワーナー トルクトランスファー システムズ エービー 全輪駆動のトルク配分(vectoring)システム
JP2014206227A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 本田技研工業株式会社 四輪駆動車の駆動力配分装置
WO2018046076A1 (de) * 2016-09-06 2018-03-15 Gkn Automotive Ltd. System zur hydraulischen ansteuerung einer achsan-triebseinheit eines kraftfahrzeugs sowie hydraulisches steuerventil und verfahren zu deren ansteuerung

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